JP2014145152A - サッシ枠 - Google Patents

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靖彦 吉井
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Abstract

【課題】枠本体に取り付けられるカバーについて、強度に優れた構造とすることができるサッシ枠を提供する。
【解決手段】パネル体を支持するためのサッシ枠10に関する。パネル体が取り付けられるパネル取付部を有する枠本体と、枠本体の見付け方向X両側の室内側面21を覆う一対の側面カバー30と、枠本体の見込み方向室内側の前面23を覆う前面カバー70と、を備える。側面カバー30は、見込み方向Yに開口して設けられた差込溝31を有する。枠本体は、差込溝31に差し込まれる差込突出部25を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ガラス板等のパネル体を支持するために用いられるサッシ枠に関する。
近年、カーテンウォールの方立、無目等のサッシ枠について、アルミニウム等の金属製の押出成形品を枠本体として用い、枠本体の室内側に露出する部位に集成材等からなる木製カバーを取り付ける構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、サッシ枠として必要な強度を金属製の枠本体により確保しつつ、木製カバーの木の質感により意匠性に優れた構造が得られる。
特開2005−61110号
ところで、サッシ枠の意匠性を向上させるうえでは、カーテンウォールを室内側からみたときのサッシ枠の幅である見付け長さを抑え、サッシ枠をスリム化したい。このためには、枠本体に取り付けられる木製カバーについて、その見付け長さを抑えつつ、必要な強度を確保できる構造が求められる。
本発明は、こうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、枠本体に取り付けられるカバーについて、強度に優れた構造とすることができるサッシ枠を提供することにある。
本発明のある態様はサッシ枠に関する。このサッシ枠は、パネル体を支持するために用いられるサッシ枠であって、パネル体が取り付けられるパネル取付部を有する枠本体と、枠本体の見付け方向両側の室内側面を覆う一対の側面カバーと、枠本体の見込み方向室内側の前面を覆う前面カバーと、を備え、側面カバーは、見込み方向に窪んで設けられた差込溝を有し、枠本体は、差込溝に差し込まれる差込突出部を有する。
また、前面カバーは、枠本体に対する位置を保持可能な第1の位置と、枠本体から取り外し可能な第2の位置との間で、枠本体に対して長手方向に移動可能に設けられていることが好ましい。
また、前面カバーは、第2の位置にあるときに、枠本体に対して見付け方向の一方に移動することにより取り外し可能であり、第1の位置にあるときに、枠本体に対して見付け方向の他方に付勢されて設けられていることが好ましい。
また、側面カバーは、その背面から突出して設けられた背面突出部を更に有し、側面カバーの背面突出部を枠本体の前面との間に挟むように配置され、枠本体に対して固定される受け部材を更に備えることが好ましい。
また、側面カバーは、差込溝内に配置された弾性体からなる弾性部材を更に有し、差込溝内の弾性部材に対して差込突出部が接触するまで差し込まれていることが好ましい。
また、側面カバーは、差込突出部が差し込まれた第1差込溝と、見込み方向に窪んで設けられた第2差込溝と、枠本体に対する側面カバーの見付け方向の位置を少なくとも保持する位置保持部材を更に有し、位置保持部材は、第2差込溝内に差し込まれた差込部を有することが好ましい。
本発明のある態様によれば、枠本体に取り付けられる側面カバーについて、強度に優れた構造とすることができる。
本発明の一実施形態に係るサッシ枠が用いられるカーテンウォールの構成を示す正面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 本発明の一実施形態に係るサッシ枠の一部の構成を拡大して示す平面断面図である。 本発明の一実施形態に係る枠本体、受け部材、前面カバーの構成を拡大して示す平面断面図である。 本発明の一実施形態に係る枠本体から受け部材、前面カバーを取り外した状態を示す平面断面図である。 (a)〜(e)は第2位置保持部材と受け部材との位置関係について説明するための説明図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るサッシ枠10が用いられるカーテンウォール1の構成を示す正面図であり、図2は、図1のA−A線断面図であり、図3は、図1のB−B線断面図である。
カーテンウォール1は、図1に示すように、複数の縦枠3、横枠4を格子状に枠組みして構成された枠体2と、枠体2の開口部に取り付けられたパネル体5と、を備える。縦枠3、横枠4は、パネル体5を支持するためのサッシ枠として用いられる。縦枠3は、図2に示すように、建物の上下方向に沿って設けられ、建物の柱、梁、床等の躯体6に対して、図示しないアングル部材等を用いて固定される。横枠4は、図3に示すように、隣り合う縦枠3間に架け渡され、縦枠3に対して固定される。横枠4は、その室内面に、例えば、集成材等の木製材料からなる横枠カバー7が取り付けられる。パネル体5は、図示のような単層ガラス板の他に、複層ガラス板等から構成される。
本実施形態に係るサッシ枠10は、枠体2の縦枠3に適用されている。以下の説明においては、カーテンウォール1を室内側から見たときにサッシ枠10の幅となる方向を見付け方向Xとし、カーテンウォール1のパネル体5がなす面に対する法線方向を見込み方向Yとして説明する。
サッシ枠10は、図3に示すように、枠本体11と、一対の側面カバー30と、受け部材50と、前面カバー70と、を備える。枠本体11、受け部材50は、例えば、アルミニウム等の金属材料から構成され、金属材料を押出成形等して得られる。側面カバー30及び前面カバー70は、例えば、集成材等の木製材料から構成される。
枠本体11は、パネル取付部15と、幅狭部18と、幅広部19とを有する。建物の躯体6に対しては枠本体11が固定される。
パネル取付部15は、パネル体5が取付けられる。枠本体11に対するパネル体5の取付構造は特に限定するものではなく、公知の取付構造が適用されていてもよい。本実施形態において、パネル取付部15は、枠本体11の見付け方向Xに窪んだ溝から構成され、見付け方向Xの両側に2つ設けられる。パネル体5は、パネル取付部15内にその周端部5aが配置される。パネル体5の両面側にはバックアップ材、シーリング材等の弾性体16が配置される。パネル体5は、パネル取付部15に対して押縁17を取り付けることにより、パネル取付部15内で弾性体16により挟まれた状態で保持される。
幅狭部18は、枠本体11の見込み方向Yの室内側に設けられ、一対の側面カバー30及び前面カバー70により覆われている。幅広部19は、幅狭部18に対して見込み方向Yの室外側に設けられる。幅広部19は、その見付け方向Xの長さである見付け長さが、幅狭部18の見付け長さより長く設けられる。幅広部19は、本実施形態において、その見付け方向Xの両側面19aが、側面カバー30及び前面カバー70の見付け方向Xの側面に対して略面一に設けられる。幅広部19の両側面19aは、側面カバー30等の側面に対して見付け方向Xの外側に設けられてもよい。
これにより、カーテンウォール1の室外側からサッシ枠10を見たときに、幅広部19の側面19aから外側に側面カバー30等が突き出して見えなくなる。建物の同フロア内でサッシ枠10に側面カバー30等を取り付ける部屋と取り付けない部屋とがある場合でも、カーテンウォール1の室外側からサッシ枠10を見たときに統一した印象が与えられる。
枠本体11は、本実施形態において、その見付け方向Xに二つに分割した一対の分割枠11A、11Bから構成される。一対の分割枠11A、11Bは、見付け方向Xの相対位置をずらしたうえで、図示しないねじ等により接続可能に構成される。枠本体11は、その見付け長さを変更可能に構成されることになる。枠本体11は単一の部材から構成されてもよい。
図4は、サッシ枠10の一部の構成を拡大して示す平面断面図である。枠本体11は、図4に示すように、差込突出部25と、係止部26とを更に有する。差込突出部25は、枠本体11の見付け方向X両側の室内側面21より外側において、見込み方向Yの室内側に突出して設けられる。係止部26は、枠本体11の前面23において、見込み方向Yの室内側に突出して設けられる。
一対の側面カバー30は、枠本体11の見付け方向X両側の室内側面21を外側から覆うように配置される。前面カバー70は、枠本体11の見込み方向Y室内側の前面23を外側から覆うように配置される。一対の側面カバー30及び前面カバー70は略コ字状に配置されることになる。
側面カバー30は、室外側差込溝31と、室内側差込溝33と、弾性部材35と、第1位置保持部材37と、を有する。室外側差込溝31は、側面カバー30の室外側端部30aにおいて、見込み方向Yの室内側に窪んで設けられる。室内側差込溝33は、側面カバー30の室内側端部30bにおいて、見込み方向Yの室外側に窪んで設けられる。各差込溝31、33は、側面カバー30の外面に凹みが形成されることにより、その側面カバー30に対して一体に設けられる。室外側差込溝31内には、枠本体11の差込突出部25が差し込まれる。
弾性部材35は、室外側差込溝31内に側面カバー30の長手方向に沿って連続的又は断続的に配置される。弾性部材35は、発泡性シリコンゴム等の弾性体からなる。枠本体11の差込突出部25は、弾性部材35に対して接触するまで差し込まれ、その接触により弾性部材35が弾性変形した状態で保持される。
第1位置保持部材37は、基部37aと、表面突出部37bと、背面突出部37cと、当接部37dと、を有する。第1位置保持部材37は、アルミニウム等の金属材料を押出成形等することにより各部位が一体成形される。
基部37aは、見込み方向Yに延びた平板状に設けられ、側面カバー30の背面30cに対してねじ等の固定具38により固定される。表面突出部37bは、基部37aから見付け方向Xの外側に突出して設けられ、その先端部に見込み方向Yの室外側に突出した差込部37eが設けられる。差込部37eは、側面カバー30の室内側差込溝33内に差し込まれる。
背面突出部37cは、枠本体11の前面23より見込み方向Yの室内側にまで延びるように、基部37aの背面から突出して設けられる。背面突出部37cは、その先端部に室外側に突出した係合部37fが設けられる。係合部37fは、枠本体11の係止部26に対して見付け方向Xの内側に配置される。当接部37dは、背面突出部37cより見込み方向Yの室外側において、基部37aの背面から突出して設けられる。
以上の構成の側面カバー30によれば、側面カバー30の室外側端部30aが枠本体11に対して見付け方向Xに変位したとき、室外側差込溝31の内壁面に差込突出部25が係合し、枠本体11に対する側面カバー30の見付け方向Xの位置が保持される。このような位置保持を可能とするため、側面カバー30に対して別部材を取り付ける必要がない。特に、差込突出部25と室外側差込溝31との間に隙間32があっても、室外側差込溝31内の弾性部材35の弾性復元力により、枠本体11に対する側面カバー30の見付け方向Xの位置がより強固に保持される。
また、側面カバー30の室内側端部30bが枠本体11に対して見付け方向Xの外側に変位したとき、第1位置保持部材37の係合部37fが枠本体11の係止部26に対して内側から係合する。一方、見付け方向Xの内側に変位したとき、枠本体11の室内側面21に第1位置保持部材37の当接部37dが接触する。このように、第1位置保持部材37は、枠本体11に対する側面カバー30の見付け方向Xの位置を保持するものとして設けられ、そのための構成は本実施形態のものに限定されない。
また、側面カバー30に反り、捻れ等の面外方向の変形が生じたとき、室外側差込溝31の内壁面に差込突出部25が係合するとともに、室内側差込溝33の内壁面に第1位置保持部材37の差込部37eが係合し、その変形が拘束される。
図5は、枠本体11、受け部材50、前面カバー70の構成を拡大して示す平面断面図である。図5においては、側面カバー30の一部を二点鎖線で示している。図6は、図5の枠本体11から受け部材50、前面カバー70を取り外した状態を示す平面断面図である。
受け部材50は、図5、図6に示すように、基部51と、間隔保持部52と、押さえ部53と、係合突部54と、を有する。基部51は、見付け方向Xに延びた平板状に設けられる。基部51は、枠本体11と前面カバー70との間に配置される。基部51は、見付け方向Xに貫通した雌ねじ孔51aが形成される。枠本体11の前面23には見込み方向Yに貫通した雌ねじ孔24が形成される。本実施形態においては、分割枠11A、11Bの見付け長さの変動に対応するため、分割枠11A、11Bの一方に雌ねじ孔24が、他方に貫通孔27が、それぞれ施工現場での加工により形成される。
基部51の雌ねじ孔51aと枠本体11の雌ねじ孔24にはねじ55がねじ込まれ、受け部材50が枠本体11に対して固定される。本実施形態において、ねじ55は分割枠11A、11Bの一方の雌ねじ孔24と他方の貫通孔27とを貫通する。受け部材50は、枠本体11の前面23に間隔保持部52が接触することにより枠本体11との間隔が保持される。基部51の室外側には、ねじ55の頭部からなる突起部56が形成される。突起部56は、ねじ55を用いることなく、予め基部51に形成されていてもよい。
押さえ部53は、基部51から室外側に向けて突出して設けられる。押さえ部53は、見付け方向Xに間隔を開けて設けられる。押さえ部53は、受け部材50が枠本体11に対して固定されたときに、側面カバー30の背面突出部37cを枠本体11の前面23に向けて押さえつける。受け部材50は、一対の側面カバー30それぞれの背面突出部37cを、枠本体11の前面23との間に挟むように配置されることになる。なお、受け部材50が側面カバー30を押さえつけることにより、図4に示すように、側面カバー30の室外側差込溝31内の弾性部材35が、枠本体11の差込突出部25と接触して弾性変形した状態で保持される。
図5に戻り、係合突部54は、基部51から室内側に向けて突出して設けられる。係合突部54は、見付け方向Xに間隔を空けて二つ設けられており、それらの先端部が見付け方向Xの同じ向きに突出して略L字状に形成されている。一方の係合突部54と基部51とにより見付け方向Xに窪んだ嵌合溝部57が形成される。
以上の構成の受け部材50によれば、側面カバー30が枠本体11に対して見込み方向Yに変位したとき、側面カバー30の背面突出部37cが、受け部材50の押さえ部53や枠本体11の前面23に対して係合する。これにより、枠本体11に対する側面カバー30の見込み方向Yの位置が保持されるように、枠本体11に対して側面カバー30が取り付けられる。特に、一つの受け部材50を枠本体11に対して固定することにより、一対の側面カバー30をまとめて枠本体11に対して取り付けることができ、施工性に優れる。
前面カバー70は、その背面70aに取り付けられた第2位置保持部材71を有する。第2位置保持部材71は、基部73と、背面突出部75と、付勢部材77と、を有する。基部73は、前面カバー70の背面70aに対してねじ等の固定具74により固定され、見付け方向Xに延びた平板状に設けられる。
背面突出部75は、基部73の背面から室内側に向けて突出して設けられる。背面突出部75は、見付け方向Xに間隔を開けて設けられた第1背面突出部75Aと、第2背面突出部75Bとを含む。第1背面突出部75Aは、その見付け方向Xの外側面において、見込み方向Yに間隔を空けて設けられた一対の取付溝78と、その先端部から見付け方向Xに突出した突部79とが設けられる。第2背面突出部75Bは、その先端部から見付け方向Xに突出した嵌合突部81と、その先端部から嵌合突部81と反対側の見付け方向Xに突出した移動規制部82とが設けられる。
図7は、第2位置保持部材71と受け部材50との位置関係について説明するための説明図であり、(a)、(d)はその平面断面図であり、(b)、(c)、(e)は見込み方向Yの室外側から第2位置保持部材71を見た正面図である。図7(a)、(d)はそれぞれ図7(b)、(e)に対応している。図7(b)、(c)、(e)では受け部材50の係合突部54と突起部56との位置について二点鎖線で示している。
嵌合突部81は、受け部材50の嵌合溝部57内に、枠本体11の長手方向にスライド可能に嵌合される。嵌合溝部57内で嵌合突部81をスライドさせることにより、前面カバー70が枠本体11の長手方向に移動する。前面カバー70を長手方向の一方に移動させたとき、その移動は、受け部材50の突起部56に対して第2位置保持部材71の移動規制部82が係合することにより規制される。この移動は、第2位置保持部材71以外に、床面や他のサッシ枠と係合することにより規制されてもよい。
嵌合突部81は、その長手方向長さが移動規制部82より長くなるように設けられ、移動規制部82より長手方向に突出した突出片81aが形成される。突出片81aは、移動規制部82により前面カバー70の移動が規制された移動規制位置にあるとき、受け部材50の一方の係合突部54と突起部56との間に配置される。枠本体11に対して前面カバー70が見付け方向X、見込み方向Yに変位したとき、第2位置保持部材71の嵌合突部81や突出片81aが受け部材50の嵌合溝部57や突起部56に係合する。これにより、見付け方向X及び見込み方向Yの位置が保持されるように、枠本体11に対して前面カバー70が取り付けられることになる。
一方、前面カバー70は、図7(c)に示すように、移動が規制される方向とは反対側の長手方向の他方に移動させたとき、枠本体11から取り外し可能に構成されれている。具体的には、前面カバー70を移動規制位置から長手方向に移動させて、受け部材50の係合突部54と突起部56との間から、嵌合突部81の突出片81aを抜き出す。これにより、図7(d)、(e)に示すように、前面カバー70を見付け方向Xに移動させたとき、受け部材50の嵌合溝部57内から第2位置保持部材71の嵌合突部81を抜き出す見付け方向Xの移動が許容される。前面カバー70は、見付け方向Xに移動させた後、室内側に向けて移動させることにより枠本体11から取り外される。
以上のように、前面カバー70は、枠本体11に対する位置が保持される移動規制位置と、枠本体11から取り外し可能な取外位置との間で、枠本体11に対して長手方向に移動可能に構成されており、いわゆるケンドン式に枠本体11に対して取り付けられている。
図5、図6に戻り、付勢部材77は、第2位置保持部材71の第1背面突出部75Aに対して取り付けられる平板状の取付部77aと、取付部77aに対して見付け方向Xの外側に設けられた中空状の本体部77bと、を有する。取付部77aは、第1背面突出部75Aの一対の取付溝78内に嵌め合わされることにより、第2位置保持部材71に対して取り付けられる。付勢部材77は、シリコンゴム等の弾性材料から構成される。
付勢部材77は、前面カバー70が移動規制位置にあるときに、所定の方向に前面カバー70を付勢する。ここでいう所定の方向とは、嵌合溝部57の窪んでいる方向をいい、嵌合溝部57からの嵌合突部81の抜き出しが防止される。本実施形態においては、側面カバー30の背面30cと第2位置保持部材71の第2背面突出部75Bとの間で本体部77bが圧縮変形することにより、所定の方向に前面カバー70が付勢されている。前面カバー70を付勢する手段については特に限定せず、例えば、スプリングばね、板ばね等が用いられてもよい。
以上の構成の付勢部材77により、第2位置保持部材71の嵌合突部81と受け部材50の嵌合溝部57や突起部56との間に隙間があっても、付勢部材77の付勢により、枠本体11に対する前面カバー70の見付け方向Xの位置が強固に保持される。また、外力等により前面カバー70が移動規制位置から取外位置まで移動したときでも、前面カバー70が枠本体11から取り外れるのを防止できる。
本実施形態に係るサッシ枠10によれば、側面カバー30の室外側差込溝31に対して、枠本体11の差込突出部25が差し込まれているため、側面カバー30の日射等による反り、捻れ等の面外方向の変形が差込突出部25により拘束され、側面カバー30について強度に優れた構造となる。よって、側面カバー30の見付け方向Xの長さを抑えつつも強度を確保できる。
また、前面カバー70が枠本体11に対していわゆるケンドン式に取り付けられているため、前面カバー70の取付作業時の作業性に優れているうえ、前面カバー70が枠本体11から取り外れにくい。
また、側面カバー30及び前面カバー70は、枠本体11に対して、ねじ、接着等により拘束された状態で固定されていない。このため、地震等によりカーテンウォール1が面内方向に変形したときでも、枠本体11の変形に対して各カバー30、70の変形が抑えられ、各カバー30、70の破壊を防止できる。また、各カバー30、70について木製材料を用いたときでも、各カバー30、70の長手方向の伸縮変形による破壊を防止できる。また、各カバー30、70の表面にねじが露出しない構造となっており、意匠性に優れている。また、木製材料の各カバー30、70が腐ったときでも、金属製の枠本体11を残してカバー30、70のみを簡単に交換できる。
また、分割枠11A、11Bの見付け長さに変動が生じたときでも、一対の側面カバー30が前面カバー70に対して固定されていないため、前面カバー70に対して側面カバー30が見付け方向Xにずれることによりその変動を吸収できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎない。また、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
上述の実施形態係るサッシ枠10は、枠体2の縦枠3に適用された場合を例示したが、枠体2の横枠4に適用されていてもよい。また、枠本体11は幅広部19が設けられていなくともよい。また、側面カバー30の背面突出部37cは第1位置保持部材37に設けられている場合を例示したが、側面カバー30の背面に第1位置保持部材37とは別に設けられていてもよい。また、側面カバー30をねじにより枠本体11に対して固定し、枠本体11に対する側面カバー30の取り付けのため受け部材50を用いなくともよい。このときは、前面カバー70を枠本体11に対して公知の取り付け方法により取り付けてもよい。
10:サッシ枠、11:枠本体、15:パネル取付部、21:室内側面、23:前面、25:差込突出部、30:側面カバー、31:室外側差込溝、33:室内側差込溝、35:弾性部材、37:第1位置保持部材、37c:背面突出部、37e:差込部、50:受け部材、70:前面カバー、77:付勢部材

Claims (6)

  1. パネル体を支持するためのサッシ枠であって、
    前記パネル体が取り付けられるパネル取付部を有する枠本体と、
    前記枠本体の見付け方向両側の室内側面を覆う一対の側面カバーと、
    前記枠本体の見込み方向室内側の前面を覆う前面カバーと、を備え、
    前記側面カバーは、見込み方向に窪んで設けられた差込溝を有し、
    前記枠本体は、前記差込溝に差し込まれる差込突出部を有することを特徴とするサッシ枠。
  2. 前記前面カバーは、前記枠本体に対する位置を保持可能な第1の位置と、前記枠本体から取り外し可能な第2の位置との間で、前記枠本体に対して長手方向に移動可能に設けられている請求項1記載のサッシ枠。
  3. 前記前面カバーは、前記第2の位置にあるときに、前記枠本体に対して見付け方向の一方に移動することにより取り外し可能であり、前記第1の位置にあるときに、前記枠本体に対して見付け方向の他方に付勢されて設けられている請求項2記載のサッシ枠。
  4. 前記側面カバーは、その背面から突出して設けられた背面突出部を更に有し、
    前記側面カバーの背面突出部を前記枠本体の前面との間に挟むように配置され、当該枠本体に対して固定される受け部材を更に備える請求項1から3のいずれかに記載のサッシ枠。
  5. 前記側面カバーは、前記差込溝内に配置された弾性体からなる弾性部材を更に有し、
    前記差込溝内の前記弾性部材に対して前記差込突出部が接触するまで差し込まれている請求項1から4のいずれかに記載のサッシ枠。
  6. 前記側面カバーは、前記差込突出部が差し込まれた第1差込溝と、見込み方向に窪んで設けられた第2差込溝と、前記枠本体に対する当該側面カバーの見付け方向の位置を少なくとも保持する位置保持部材を更に有し、
    前記位置保持部材は、前記第2差込溝内に差し込まれた差込部を有する請求項1から5のいずれかに記載のサッシ枠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018091060A (ja) * 2016-12-05 2018-06-14 株式会社Lixil 建具カバー材の建具への取付構造及び建具カバー材の施工方法
JP2018091059A (ja) * 2016-12-05 2018-06-14 株式会社Lixil 建具カバー材及び建具カバー材の取付方法
JP2021121714A (ja) * 2020-01-31 2021-08-26 Ykk Ap株式会社 カーテンウォールユニット

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