JP2014143975A - 苗移植機 - Google Patents

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JP2014143975A JP2013015694A JP2013015694A JP2014143975A JP 2014143975 A JP2014143975 A JP 2014143975A JP 2013015694 A JP2013015694 A JP 2013015694A JP 2013015694 A JP2013015694 A JP 2013015694A JP 2014143975 A JP2014143975 A JP 2014143975A
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Yasuhito Nakanishi
康仁 中西
Daisuke Imaizumi
大介 今泉
Manabu Takahashi
学 高橋
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Abstract

【課題】
肥料の種類や作業条件にかかわらず、施肥肥料の搬送が各条に円滑且つ確実に行われると共に、残留肥料の排出が能率的に行え、さらに詰まりが生じにくい施肥装置を備える苗移植機を提供する。
【解決手段】
走行車体5の後側に圃場に苗植付部13を昇降可能に設け、走行車体5の後側上部に肥料を収容する施肥ホッパ14と、施肥ホッパ14から肥料を繰出す繰出装置15と、繰出装置15から繰出される肥料を圃場に供給する施肥ホース16からなる施肥装置17を設けた苗移植機において、 繰出装置15の近傍位置には、施肥ホッパ14内に残留する肥料を排出する取出口18を設け、取出口18を上側に左右方向に長い取出ホッパ19を設け、取出ホッパ19の傾斜底面20の最下端部の排出口21に排出ホース22を連結する構成とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、多条植えの苗植付部を走行車体の後側に装着した苗移植機において、植付圃場に肥料の供給を行う施肥装置に関するものであり、肥料の供給の安定化や残留肥料の取り出しを速やかに行えるものである。
多条植形態の苗移植機において、走行車体の後部に搭載する施肥装置から肥料を所定量ずつ繰出して、苗植付する圃場に施肥する技術や、施肥ホースにブロワーからの搬送風を通して肥料の搬送を補助したり、施肥装置の残留肥料を機外へ取り出すときは、この取出用の排出ホースにブロワーによる搬送風を通して、取出搬送を補助する技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特開2008−220250号公報
施肥装置の肥料供給作動や、残留肥料の取出排出作用では、肥料の種類や作業条件等によっては、肥料の搬送作用が行われ難い部分が生じることがあり、搬送詰まりが発生することがあり、施肥作業性を低下させル問題がある。
このため、施肥装置から肥料を排出するときは、ブロアによる起風を肥料搬送用のダクトに通して、各ダクト内の肥料搬送を安定させることが考えられるが、一個所のブロワから複数条分の施肥ホースや、排出ダクト等に分岐送風する形態では、搬送風圧に強弱差が生じると共に、風圧の低下等が生じるので、部分的に搬送詰りを生じ易く、肥料の詰まりが生じ、施肥ムラにより作物の生育が不安定になると共に、詰まりを除去する際のメンテナンスに長い時間を要する問題がある。
また、施肥ホッパ内に残った肥料を取り出す作業時には、排出ダクトの排出口に肥料袋を置くが、この肥料袋の接地位置が苗移植機の横側位置に限定されると、苗移植機の停止位置によっては、肥料袋が設置できず、苗移植機を移動させねばならなくなる問題がある。
請求項1に記載の発明は、走行車体5の後側に圃場に苗植付部13を昇降可能に設け、該走行車体5の後側上部に肥料を収容する施肥ホッパ14と、該施肥ホッパ14から肥料を繰出す繰出装置15と、該繰出装置15から繰出される肥料を圃場に供給する施肥ホース16からなる施肥装置17を設けた苗移植機において、前記繰出装置15の近傍位置には、前記施肥ホッパ14内に残留する肥料を排出する取出口18を設け、該取出口18を上側に左右方向に長い取出ホッパ19を設け、該取出ホッパ19の傾斜底面20の最下端部の排出口21に排出ホース22を連結したことを特徴とする苗移植機とした。
請求項2に記載の発明は、前記苗植付部13に肥料収容用の肥料袋23を受ける袋受台24を着脱可能に設け、前記排出ホース22の始端部に肥料を搬送する搬送風を発生させるブロワー25を設け、前記排出ホース22の終端部を肥料袋23に臨ませて設けたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機とした。
請求項3に記載の発明は、前記施肥ホース16の先端部の施肥口部27の内周面に、螺旋状の噴風案内溝28を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の苗移植機とした。
請求項4に記載の発明は、前記施肥ホース16の先端部の施肥口部27内に、回転駆動可能の螺旋軸29を設けて、該螺旋軸29の回転により施肥ホース16内を移動する肥料を圃場に案内することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の苗移植機とした。
請求項1に記載の発明は、複数の取出口18の下方に左右横方向に長い取出ダクト19を設け、この取出ダクト19の傾斜底面20の最下端部の排出ホース22を連結する排出口21を設けたことにより、簡単な構成によって、複数施肥条分の残留肥料を一箇所にまとめて迅速に取り出すことができるので、残留肥料の回収作業を能率的に行うことができる。
特に、前記各取出口18の下方に取出ダクト19を設け、この取出ダクト19の最下部に排出口21、排出ホース22を設けるものであるから、前記繰出装置15による繰出施肥作用行程とは別に、施肥ホッパ4内等の残留肥料を自重で落下、流下させて、この間におけるブロワー搬送風による送風機構等を不要として、簡潔的な構成とすることができ、残留肥料の取出排出の詰りを少なくし、メンテナンスを行い易くすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、残留肥料を取り出すときは、この残留肥料を収容する袋受台24を苗植付部13後端部の苗タンク9部上に載置し、この袋受台24上に肥料袋23を支持する。
これにより、苗タンク9の後側部は広く空いた状態となるので、袋受台24の取付や、肥料袋23の支持の邪魔になるものがなくなるので、袋受台24や肥料袋23の着脱や着脱操作を簡単且つ容易に行うことができる。
また、この袋受台24の肥料袋23内に臨ませた排出ホース22は、ブロワー25が発生させた搬送風を通風させる配置構成としているので、この排出口21と袋受台24の肥料袋23との前後高低差には殆んど関係なく、ブロワー25による送風によって迅速に残留肥料の排出を行うことができる。
そして、このような苗植付及び施肥作業後の残留肥料の取出時には、苗タンク9上の袋受台24によって、肥料袋23を支持するものであるから、この肥料袋23を苗植付部13の昇降に伴って昇降移動することができ、運搬することができるので、作業者の労力が軽減される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の効果に加えて、施肥ホース16の施肥口部27や、排出ホース22の排出口部30の内周面に螺旋状の噴風案内溝28を形成したことにより、施肥ホース16内や排出ホース22内を送風する搬送風の流れを渦状にすることができるので、肥料の搬送を能率よく行え、施肥精度が向上すると共に、残留肥料の排出作業を能率よく行える。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1項に記載の発明の効果に加えて、施肥ホース16の先端施肥口部27で螺旋軸29を回転させることにより、施肥ホース16内を移動する肥料を、螺旋軸29の回転によって土壌抵抗等にかかわらず強制的に圃場に供給することができるので、肥料が確実に圃場に供給され、作物の生育が良好になる。
また、苗の植付作業中に施肥ホース16の施肥口部27が圃場に接近したり、土中に埋没することがあっても、螺旋軸29の回転によって肥料や泥土が内部に詰まることを防止できるので、円滑且つ的確に施肥が行われ、作物の生育がいっそう安定する。
防波板を備える苗移植機の側面図 防波板を備える苗移植機の平面図 施肥装置部の正面図 施肥装置の繰出装置部の側面図 別実施例を示す苗移植機の側面図 別実施例を示す苗移植機の平面図 別実施例を示す苗移植機の施肥装置部の正面図 施肥ホース先端施肥口部の側面図 別実施例を示す施肥ホース先端施肥口部の側面図 代掻ロータ部の配置平面図
本発明に示す苗移植機は、前輪1、後輪2、運転席3、及びステアリングハンドル4を配置する乗用車体5の後側に、苗植フレーム6の底部を支持して圃場を滑走しながら均平するフロート7と、後傾斜のタンク面8に供給されたマット苗を繰出す苗タンク9と、この苗タンク9の後傾斜下端部の苗取口10に繰出された苗を植付爪11で分離保持して前記フロート7で均平した圃場に植え付ける植付装置12とからなる多条植形態の苗植付部13を昇降可能に連結すると共に、前記車体5の後端部には、施肥用の肥料を収容する施肥ホッパ14、この施肥ホッパ14の肥料を繰出す繰出装置15等からなり、この繰出された肥料を施肥ホース16を経て前記苗植付部13で植え付けされる圃場に施肥する施肥装置17を装着して、苗移植機を構成としている。
前記車体5の中央部には、エンジン31を搭載し、この上側を覆うエンジンカバー32の上側に運転席3を設け、この運転席3、及びエンジンカバー32と、前方のステアリングポスト34、及びステアリングハンドル4との間に、センタフロア35を設けて、車体5の苗植走行運転を行うことができる。サイドフロア36は、これらセンタフロア35、エンジンカバー32、及びステアリングポスト34等の左右両側部に位置して、前後方向に長く形成されて、後端部には後輪上側部を覆うフェンダ部37を介して、運転席3後側部のリヤフロア39に連接して形成し、運転作業者がこらら各フロア35、36、39面を踏み歩いて前後に移動して、苗タンク9に対する苗供給を行うことができる。
前記エンジン31からの連動構成は、前方配置の油圧無段変速装置40をベルト伝動し、この油圧無段変速装置40の主変速操作によってフロントミッションケース41の副変速伝動機構を伝動して、フロントアクスルハウジング42の左右外側部に軸装される前輪1を伝動駆動し、後側へ取出す後輪連動軸43を介してリヤアクスルハウジング44の左右外側部に軸装される後輪2を伝動駆動し、又、この後輪連動軸43の他にPTO軸45を取出して苗植付部13や、施肥装置17等を伝動駆動することができる。
車体5の前端部には、サイドフロア36の外側部に補助苗載棚38を設け、前記苗タンク9に補給するための補助マット苗を搭載して、このマット苗を運搬しながら苗タンク9のタンク面8に補給して苗植作業を継続することができる。
前記苗植付部13は、マット苗をタンク面8に受けて、このタンク面8の後傾斜面に沿って繰出すもので、このタンク面8には多数枚のマット苗を並列させて繰出できるように多条植形態に形成し、一条植幅相当の横方向間隔に亘って左右往復移動するように、苗植フレーム6のリードカム46(図10参照)等の横送連動機構によって駆動される。各タンク面8の下端部には、苗タンク9が左右横端部へ移動する毎に間歇的に駆動される繰出ベルト47を設け、この繰出ベルト47によって植付爪11によって分離される毎のマット苗層を、苗取口10を形成する苗受ガイド48上面に繰出すことができる。
前記苗タンク9の傾斜後下端部の苗受ガイド48の苗取口10には、ダブルクランク機構形態の植付装置13の植付爪11が、側面視略楕円形状の植付軌跡線Dを描いて作動するように設けられて、各苗取口10に繰出されるマット苗から複数本宛ての植付苗を分離保持して、下方の各フロート7で均平された圃場に植付ける。
前記フロート7は、苗の植付走行幅の中央部に配置されるセンタフロート7と、この左右両側方に配置されるサイドフロート7,7とから構成されるが、このうちのセンタフロート7の上下迎角揺動によって、土壌耕盤が深くなるとリフトシリンダ49を伸長させてリフトリンク50を上昇回動して、フロート7を有した苗植付部13を上昇し、土壌耕盤が浅くなると逆に下降させて、植付装置12による苗植付深さを略一定に維持するように昇降制御する形態である。
前記苗植付部13は、リフトシリンダ49によって昇降される平行リンク形態のリフトリンク50を介して、車体5の後端のリヤフレーム51に連結されて、苗植圃場の状態に応じて昇降可能に設けられるが、この苗植フレーム6の幅方向の中央部がリフトリンク50後端部のヒッチリンク52に対してローリング軸53回りに回動自在に設けられ、左右方向の圃場の変化に応じてローリングし、又はローリング制御可能に構成される。
また、前記苗植付部13の各フロート7の前側には、フロート7で均平する圃場を予め砕土掻均する代掻ロータ54を設け、苗植付部13と略一体的に昇降しながら、代掻作用を行うことができる。
前記車体5の後端部のリヤフレーム51に、リフトリンク50を昇降回動するように連結するが、前記運転席3後側部リヤフレーム51上端部に、前記リヤフロア39を敷設し、このリヤフロア39の上側に施肥ホッパ14、繰出装置15、ブロワー55、ブロワダクト56、及び施肥ホース16等から構成される施肥装置17を装着し、前記PTO軸45から伝動して、前記植付装置12で苗植付される近傍位置の圃場に施肥する形態である。
前記施肥装置17の繰出装置15は、図1から図4で示すように、回転周面に肥料を嵌合させて繰出す繰出穴60を形成した繰出ロール61を、横方向の繰出ロール軸62の周りに回転させて、繰出ケース57の内部に設けたもので、上側の施肥ホッパ14に供給した肥料を、この繰出ロール61の回転によって繰出ケース57の下側の繰出口58へ繰出すことができる。
このような施肥ホッパ14は、苗植付部13、及び苗タンク9の横幅と略同程に横幅広く形成されて、内部には各繰出ケース57毎、または適宜幅毎に仕切壁を形成している。前記各繰出ケース57下端の繰出口58を上側にのぞませる施肥ホース16、及びブロワダクト56が、各繰出ケース57の横並び方向に沿って設けられて、このブロワダクト56は、各繰出ケース57の繰出口58から繰出される肥料を受けて搬送する施肥ホース16の始端部に開口連通して、このブロワダクト56から各施肥ホース16に分岐送風しながら、施肥ホース16内に繰出された肥料を苗植付部13のフロート7側へ噴風搬送することにより、施肥することができる形態である。
前記各繰出装置15上部のホッパ口部64には肥料を供給、停止する施肥シャッター63を設け、このホッパ口64の後側部に形成の残留肥料取出用の取出口18には、開閉操作可能の取出シャッター65を設けている。
ここにおいて、前記繰出装置15の近傍位置には、前記施肥ホッパ14内に残留する残留肥料を機外へ取出すための取出口18を設け、各取出口18を上側にのぞませて前記各繰出装置15の並び方向に沿って横幅広く形成の取出ホッパ19を設け、この取出ホッパ19の傾斜底面20の最下端部の排出口21に排出ホース22を連結して、残留肥料を機外へ取出可能に設ける。
苗移植機によって苗植作業を行うときは、施肥ホッパ14に粉粒状形態の肥料を供給収容させておき、苗植付部13の植付装置12が、苗タンク9から繰出した苗を苗取口10で分離保持して、フロート7で均平した圃場に植付ける。この植付装置12で植付けた植付苗の近くの圃場に、前記施肥装置17によって肥料を繰出しながら施肥する。
この苗植作業後等に、施肥ホッパ14や繰出装置15内部等に残留肥料があるときは、前記取出口18を開くことによって、この残留肥料を各取出口18から取出ダクト19へ流下排出させて、この取出ダクト19底部の傾斜底面20を排出口21へ流下させて、排出ホース22へ排出させて機外へ取出す。
前記繰出装置15においては、繰出ロール61を内装する各繰出ケース57の後側上部に取出口18を設け、繰出ロール61の回転によって繰出された後に、上部の施肥ホッパ14や、繰出室上部のホッパ口64等に残留した肥料を、このホッパ口64の後側部の形成の取出口18から、取出シャッター65を開くことによって、繰出装置15の外部へ取出すもので、各取出口18の下部には、横方向に長く形成した取出ダクト19を構成する。各取出口18をのぞませる取出ダクト19の底部には、中央部に形成の排出口21に向けて漏斗状の下り傾斜に形成されて、各取出口18から取り出される残留肥料を受けて、傾斜底面20を流下させて、排出口21から排出ホース22へ排出させる。
図1から図3で示す実施例では、この排出ホース22を可撓性ホースとして、リヤフロア39の下側部から運転席3横側のサイドフロア36側端部のサイドステップ66下側部に案内して、このサイドステップ66の下側に配置の肥料袋を保持させて取出し、袋詰めすることができる。
また、主として図5から図7に基づいて、前記苗タンク9の上側部に肥料収容用の肥料袋23を受ける袋受台24を着脱可能に設けると共に、前記取出ホッパ19の排出口21を連結してブロワー25による送風力で排出搬送する排出ホース22の排出口26を前記袋受台24上の肥料袋23にのぞませて、前記施肥ホッパ14における残留肥料の排出を受けて収容する。
前記のように施肥ホッパ14や繰出装置15の一部に残留した残留肥料を機外へ取出すときは、苗タンク9のタンク面10上に袋受台24を取付けて、この袋受台24に肥料袋23を支持させて、排出ホース22の排出口26を臨ませる。
前記各取出口18から取出ダクト19を経て流下された残留肥料は、排出口21から排出ホース22へ流下して、ブロワー25から送風によって排出搬送され、袋詰めされる。又、苗植作業を行うときは、前記苗タンク9上の袋受台24を取外して、通常の苗植作業時のように苗タンク9のタンク面10にマット苗を供給して苗植作用を行う態勢とする。このとき、排出ホース22は取外すか、又は排出口26を収納位置へ移動させておき、ブロワ25は回転停止させておく。
また、前記苗移植機15においては、残留料を取出す排出ホース22を、後方の苗植付部13側へ向けて、この苗タンク9の後側上部に取付支持させる袋受台24に、肥料袋23を搭載して、この肥料袋23に排出ホース22の排出口26をのぞませて、残留肥料を収容させる形態とすることができる。
この形態では、前記排出ホース22の始端部にブロワー25の噴出口を連通して、このブロワー25の風圧力で、取出ダクト19の排出口21から排出ホース22へ取出された肥料を、苗タンク9上部の肥料袋23側へ速かに搬送する。苗植付部13、乃至苗タンク9部が、リフトシリンダ49によって上昇された姿勢位置にあっても、このブロワー25の送風力によって円滑で、的確な袋詰搬送を行わせることができる。
前記苗タンク9の上側部に沿って載置する袋受台24は、略苗タンク9のタンク面8と平行状に支持させるもので、後端下り傾斜の下端部には、苗取口10の苗受ガイド48に沿わせて上方に向けて適宜高さの袋受縁67を形成し、この袋受台24の上面に沿って載せた肥料袋23の底部を、後方下部に滑落させないように支持する。
このような袋受台24は左右いずれの位置の苗タンク9の上面に支持させるもよく、この袋受台24を左右へ移動可能に支持させて、支持位置を移動自在に構成することもできる。又、袋受台24の設定位置を固定具によって固定するもよいが、単に苗タンク9の上側部に着脱自由に載置する形態とすることもできる。
また、前記袋受台24を苗タンク9幅の略中央部位置に載せる場合は、前記取出ダクト19は幅の略中央部位置の排出口21に連結する排出ホース22を通すためのホース穴68を苗タンク9に形成しておき、排出ホース22ができるだけ後側の袋受台24上部に直行する形態に連結して、肥料の排出搬送抵抗を少くするように構成することができる。
前記のように、施肥ホース16によって搬送される肥料は、各フロート7によって均平された跡の圃場に噴出施肥されるが、このフロート7の均平部跡には、作溝器70を有して適宜深さの作溝作用が行われ、この作溝部の上側に施肥ホース16の先端施肥口部27をのぞませている。この施肥口部27はフロート7に対して取付ブラケット等で取付支持されて、フロート7と一体的に上下揺動し、均平される圃場や、作溝部に対する高さ位置を常時一定に維持するように、又は調節可能に構成されている。
ここにおいて、主として図8のように、前記施肥ホース16先端の施肥口部27の内周面に、螺旋状の噴風案内溝28を形成する。
前記繰出装置15から繰出された肥料は、各施肥ホース16内を風送案内されて、前記フロート7によって均平される苗植付圃場に噴出されて施肥される。この施肥ホース16の先端部の施肥口部27には、螺旋状の噴風案内溝28が形成されていて、肥料がこの噴風案内溝28に沿って渦流形態に案内されて、噴出施肥される。
また、前記排出ホース22の先端部の排出口部31に螺旋状の噴風案内溝28を形成する形態では、残留肥料の取出排出がこの噴風案内溝28により渦流形態に案内されて、肥料袋23内へ勢よく投入される。
そして、主として図9のように、前記施肥ホース16先端部の施肥口部27内に、回転駆動可能の螺旋軸29を設けて、この螺旋軸29の回転により施肥ホース16を搬送される肥料を圃場へ施肥案内する。
前記繰出装置15から繰出された肥料は、各施肥ホース16内を風送案内されて、前記フロート7によって均平される苗植付圃場に噴出されて施肥される。この施肥ホース16の先端部の施肥口部27内には、螺旋軸29が駆動回転されていて、噴出搬送されてきた肥料を螺旋軸29の回転によって圃場側へ押し込んで土壌抵抗等に抗して確実に施肥する。
次に、主として図10に基づいて、前記代掻ロータ54の左右外側端部には、欠球皿形状形態のディスク75をロータ軸76の外側端部に一体的、又は回転自在に取付けて、代掻作業時の泥流波が外側へ伝播するのを防止して、隣接植付苗条を乱さないようにするものである。
また、このようなディスク75に代えて、後側内側へ円弧状に湾曲させた防波板77を苗植フレーム6部に設けて、この防波板77を圃場に作用させて作業走行に伴い前方へ移動推進することにより、代掻ロータ54によって発生する泥流波を後側内側へ案内して、隣接植付苗条側への伝播を軽減することができる。
前記防波板77は、前記代掻ロータ54の後方外側位置に対向する苗タンク9の苗受ガイド48の外側端部に、ブラケット78を介して取付けている。苗植付部13を苗植姿勢位置に下降すると、防波板77が苗植圃場上に接近して、高く波立つ泥流波に切り込み、この泥水を受けて後側内側へ案内して、外方への泥波伝播を規制する。
1 前輪
2 後輪
3 運転席
4 ステアリングハンドル
5 車体
6 苗植フレーム
7 フロート
8 タンク面
9 苗タンク
10 苗取口
11 植付爪
12 植付装置
13 苗植付部
14 施肥ホッパ
15 繰出装置
16 施肥ホース
17 施肥装置
18 取出口
19 取出ダクト
20 傾斜底面
21 排出口
22 排出ホース
23 肥料袋
24 袋受台
25 ブロワー
26 排出口
27 施肥口部
28 噴風案内溝
29 螺旋軸
30 排出口部

Claims (4)

  1. 走行車体(5)の後側に圃場に苗植付部(13)を昇降可能に設け、該走行車体(5)の後側上部に肥料を収容する施肥ホッパ(14)と、該施肥ホッパ(14)から肥料を繰出す繰出装置(15)と、該繰出装置(15)から繰出される肥料を圃場に供給する施肥ホース(16)からなる施肥装置(17)を設けた苗移植機において、
    前記繰出装置(15)の近傍位置には、前記施肥ホッパ(14)内に残留する肥料を排出する取出口(18)を設け、該取出口(18)を上側に左右方向に長い取出ホッパ(19)を設け、該取出ホッパ(19)の傾斜底面(20)の最下端部の排出口(21)に排出ホース(22)を連結したことを特徴とする苗移植機。
  2. 前記苗植付部(13)に肥料収容用の肥料袋(23)を受ける袋受台(24)を着脱可能に設け、前記排出ホース(22)の始端部に肥料を搬送する搬送風を発生させるブロワー(25)を設け、前記排出ホース(22)の終端部を肥料袋(23)に臨ませて設けたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  3. 前記施肥ホース(16)の先端部の施肥口部(27)の内周面に、螺旋状の噴風案内溝(28)を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の苗移植機。
  4. 前記施肥ホース(16)の先端部の施肥口部(27)内に、回転駆動可能の螺旋軸(29)を設けて、該螺旋軸(29)の回転により施肥ホース(16)内を移動する肥料を圃場に案内することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の苗移植機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019170260A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 株式会社クボタ 圃場作業機

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