JP2014142727A - 自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【課題】災害救援動作を長期間継続することを目的とする。
【解決手段】災害救援動作中に蓄電池4からの電源供給を保持する自己保持スイッチ16と、一定期間商品の提供が行われない場合に自己保持スイッチ16による電源供給を停止させる制御回路17とを設けることにより、蓄電池4からの電源供給を自動的に停止させ、災害救援動作を長期間継続することが可能となる。
【選択図】図2
【解決手段】災害救援動作中に蓄電池4からの電源供給を保持する自己保持スイッチ16と、一定期間商品の提供が行われない場合に自己保持スイッチ16による電源供給を停止させる制御回路17とを設けることにより、蓄電池4からの電源供給を自動的に停止させ、災害救援動作を長期間継続することが可能となる。
【選択図】図2
Description
本発明は、災害救援機能を備える自動販売機の電源供給を制御する電源回路に関する。
近年の自動販売機には、災害時に無償で商品を提供する災害救援機能を備えるものが見受けられる。
災害救援モードに移行時は、通常、停電している場合が多いのでバッテリ動作させていた。すなわち、自動販売機に蓄電池を内蔵し、災害救援動作時には、マニュアル操作で災害救援動作に必要な回路への電源供給を、商用電源から蓄電池に切り換えていた。
災害救援モードに移行時は、通常、停電している場合が多いのでバッテリ動作させていた。すなわち、自動販売機に蓄電池を内蔵し、災害救援動作時には、マニュアル操作で災害救援動作に必要な回路への電源供給を、商用電源から蓄電池に切り換えていた。
電源の切り替えは、外部からの操作によりスイッチを切り替えて、商用電源に繋がる電源配線、あるいは蓄電池に繋がる電源配線を選択し、必要な内部機器に電源供給を行っていた。通常の動作モードの時は、スイッチは商用電源に繋がる電源配線を選択しており、災害救援モードの時は、外部からスイッチを操作することにより蓄電池に繋がる電源配線を選択し、蓄電池からの電源供給で、商品の提供を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の自動販売機の電源回路では、外部からのマニュアル操作により災害救援モードに切り替えるのと同時に蓄電池から電源供給に切り替える構造であるため、災害救援動作時に商品の提供動作がない場合であっても、外部からのマニュアル操作により災害救援モードを解除しない限り、蓄電池からの電源供給が継続されていた。そのため、不必要に蓄電池が電力を消費し続けてしまうため、商品の提供が必要な際には蓄電池の残容量が少なくなり、蓄電池からの電源供給が行えないという問題点があった。
上記問題点を解決するために、本発明の自動販売機の電源回路は、災害救援動作を長期間継続することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の自動販売機は、電池と、前記電池からの電気を供給する電池電源ラインと、商用電源からの電気を供給する通常電源ラインと、前記電池電源ラインと前記通常電源ラインの何れかの電気を出力する電源切替装置と、外部からの操作により前記電池電源ラインを前記電源切替装置に接続する電池電源接続手段と、前記電池電源ラインからの電気が供給されると自己保持信号を出力し、所定の時間が経過すると前記自己保持信号の出力を停止する制御回路と、前記電池電源接続手段は、前記制御回路が前記自己保持信号を出力している間には前記電池電源ラインと前記電源切替装置の接続を維持することを特徴とする。
また、前記商用電源から出力される交流電気を入力して前記通常電源ラインを介して前記電池電源接続手段に第1の直流電気を出力するAC/DCコンバータを備え、前記電池は前記電池電源ラインに第2の直流電気を供給し、前記電源切替装置は、前記第1の直流電気または前記第2の直流電気の内の電圧の高い方の直流電気を選択して出力しても良い。
また、前記電源切替装置は、2つのダイオードが並列に配置され、出力が共通接続される構成であっても良い。
また、前記通常電源ラインに商用電源から出力される第1の交流電気を供給し、前記電池から出力される直流電気を入力して前記電池電源ラインを介して前記電池電源接続手段に第2の交流電気を出力するDC/ACインバータを備え、前記電源切替装置は、通常動作時には前記第1の交流電気を選択し、前記電池電源接続手段により前記電池電源ラインが前記電源切替装置に接続されると前記第2の交流電気を選択して出力しても良い。
また、前記通常電源ラインに商用電源から出力される第1の交流電気を供給し、前記電池から出力される直流電気を入力して前記電池電源ラインを介して前記電池電源接続手段に第2の交流電気を出力するDC/ACインバータを備え、前記電源切替装置は、通常動作時には前記第1の交流電気を選択し、前記電池電源接続手段により前記電池電源ラインが前記電源切替装置に接続されると前記第2の交流電気を選択して出力しても良い。
また、前記制御回路は、商品が提供されてからの商品提供無し時間を測定し、商品提供無し時間が予め設定した時間に達すると前記自己保持信号の出力を停止しても良い。
また、前記制御回路は、自己保持信号を出力してからの信号出力経過時間を測定し、信号出力経過時間が予め設定した時間に達すると前記自己保持信号の出力を停止しても良い。
また、前記制御回路は、自己保持信号を出力してからの信号出力経過時間を測定し、信号出力経過時間が予め設定した時間に達すると前記自己保持信号の出力を停止しても良い。
以上のように、外部からの操作により電池からの電源ラインを接続する電池電源接続手段と、所定の時間が経過すると電池からの電源ラインの接続を解除する制御回路とを設けることにより、電池からの電源供給を自動的に停止させ、災害救援動作を長期間継続することが可能となる。
本発明の自動販売機は、外部動作により電池から電源供給させる電池電源接続手段と、商品の提供が所定の時間なかった場合に電池電源接続手段による電源供給を切断する制御回路とを備えることを特徴とする。
このような構成により、電池からの電気を供給する災害救援動作時において、所定の時間が経過した場合に、電池からの電源供給を制御回路により自動的に停止することができるため、電池の消耗を抑制し、災害救援動作を長期間継続することが可能となる。
以下、図面を用い、電池の例として蓄電池を用いる場合において、蓄電池からの電源供給を制御する構成について説明する。
(実施の形態1)
まず、図1〜図3を用いて、実施の形態1の自動販売機の構成について説明する。
(実施の形態1)
まず、図1〜図3を用いて、実施の形態1の自動販売機の構成について説明する。
図1は実施の形態1の自動販売機の電源回路の構成を例示する概念図、図2は実施の形態1の自動販売機の電源回路における電源を停止する構成を説明する図、図3は実施の形態1の自動販売機の電源回路における電源を停止する工程を説明するフロー図である。
自動販売機3は、商品を所定の温度に保持する温度調整回路6,照明7,商品の排出等に用いる各種モータ8やソレノイド,様々な機器の制御を行うマイクロコンピュータ等のコントローラ9、および、これらの機器に電源を供給する電源回路2等から構成される。また、各機器は、異なる電源が供給されるいくつかのグループに分けられ、電源回路2はそれに対応する電気を生成して各機器に供給する。災害救援動作時には、電源回路2に内蔵される蓄電池4(電池の一例)から電源の供給を受け、各機器の内、商品の無償提供に必要な機器に必要な電気を供給する。図1では、電源回路2から、100Vの交流電流10,24Vの直流電流15,8Vの直流電流23が供給される構成を例示する。ここでは、DC/DCコンバータ22が直流電流15を入力して直流電流23を出力する。また、この例では、温度調整回路6,照明7は100Vの交流電流10で動作し、モータ8やソレノイドは24Vの直流電流15で動作し、コントローラ9は8Vの直流電流23で動作し、モータ8やソレノイド,コントローラ9が災害救援動作時に動作する。
実施の形態1における電源回路2は、蓄電池4と、電源切替装置1と、電源の供給を切り換える電池電源接続手段50と、制御回路17とを備えることが基本構造である。電源回路2は商用電源5と接続され、交流電流10が入力される。交流電流10はAC/DCコンバータ11で直流電流12に変換され通常電源ライン52に出力される。電源回路2には蓄電池4が内蔵され、商用電源5から電源が供給される間には、蓄電池4は充電される。蓄電池4は直流電流14を電池電源ライン51に供給し、災害救援用スイッチ13および自己保持スイッチ16を備えた電池電源接続手段50を介して直流電流14を電源切替装置1に出力する。また、電源切替装置1は直流電流12および直流電流14が入力され、電圧のより高い直流電流が選択されて、基本直流電気である直流電流15として出力される。
実施の形態1における自動販売機は、蓄電池4と電源切替装置1との間に災害救援用スイッチ13および自己保持スイッチ16を備えた電池電源接続手段50を備え、自己保持スイッチ16の導通/非導通を制御する制御回路17を備えることを特徴とする。この制御回路17は、コントローラ9の指示に従って動作する。蓄電池4の出力側には災害救援用スイッチ13が設けられ、災害救援動作の際には、外部操作により、一時的に蓄電池4から直流電流14が電源切替装置1に出力される。災害救援用スイッチ13は直流電流14の出力と共に通電信号20を出力する。通電信号20は制御回路17に入力され、制御回路17は通電信号20が入力されると自己保持信号21を出力する。自己保持信号21は自己保持スイッチ16に入力され、災害救援用スイッチ13が非導通になった後も、自己保持スイッチ16を介して蓄電池4から直流電流14を電源切替装置1に出力する。さらに、制御回路17は災害救援動作時の商品の提供状況の有無を検出し、一定時間商品の提供がなかった場合は自己保持スイッチ16を非導通にし、蓄電池4からの電源供給を自動的に遮断する。
このように、蓄電池4の電源の消耗を抑制することにより、災害救援動作を継続することが長期間可能となる。また、商用電源5の通常電源ライン52にAC/DCコンバータ11を備えて交流電流10を直流電流12に変換し、電池電源ライン51の直流電流14と通常電源ライン52の直流電流12の内の電圧の高い方の直流電気を出力する電源切替装置1を用いている。災害時等で停電となった場合は通常電源ライン52に直流電流12が供給されず、この時に災害救援動作状態となった場合は電池電源ライン51に直流電流14が供給され電圧が高くなるので、電源切替装置1は直流電流14を基本直流電気である直流電流15として出力することになり、蓄電池4からの直流電流14と商用電源5からの直流電流12を、容易に選択することが可能となる。また、災害救援動作時であっても、停電が解除され商用電源が回復し直流電流12の方が直流電流14より電圧が高い場合は蓄電池4からの電源供給を自動的に遮断して蓄電池4の消耗を防ぐことができ、そのことからも、災害救援動作を長期間継続することが可能となる。
また、前記電源切替装置1は、入力が直流電流12と直流電流14となる2つのダイオードが並列に配置され、出力が共通接続されるワイヤードオアの回路構成とすることができる。ダイオードを用いた容易な回路構成で、直流電流14および直流電流12の電圧の高い方の直流電流を直流電流15として出力することができる。2つのダイオードの入力の内、電圧の低い方の直流電流が入力されるダイオードは、他方のダイオードの出力側の電圧との電位差により、順方向に電流が流れない。そのため、直流電流14の方が電圧が低い場合には直流電流14が接続されたダイオードに電流が流れず、蓄電池4の電力は消費されない。なお、電源切替装置1としてダイオードを用いたワイヤードオア回路の代わりに、FET等のトランジスタを用いたワイヤードオア回路やその他の電圧比較回路を用いてもよい。
以下、災害救援用スイッチ13,自己保持スイッチ16および制御回路17の構成と動作について詳細に説明する。
図2に示すように、商用電源5はAC/DCコンバータ11を介して電源切替装置1の一方の入力端子に接続される。蓄電池4は並列配置される災害救援用スイッチ13および自己保持スイッチ16を介して電源切替装置1の他方の入力端子に接続される。災害救援用スイッチ13は蓄電池4と電源切替装置1の他方の入力端子との間に直列接続される。自己保持スイッチ16は災害救援用スイッチ13と並列に、災害救援用スイッチ13をバイパスするように接続され、災害救援用スイッチ13が非導通の場合に、自己保持スイッチ16を導通させることにより、蓄電池4と電源切替装置1を接続できる構成である。電源切替装置1の出力端子は制御回路17およびDC/DCコンバータや各種機器と接続される。災害救援モードに移行するために外部操作がなされて、災害救援用スイッチ13が導通状態になると、災害救援用スイッチ13から通電信号20が制御回路17に入力される。通電信号20が入力されると、制御回路17は自己保持信号21を自己保持スイッチ16に出力する。また、制御回路17はタイマー18と自己保持停止回路19とを備えている。タイマー18は商品提供無し時間を測定し、自己保持停止回路19は商品提供無し時間があらかじめ定めた所定の時間に達すると、自己保持信号21の出力を停止し、自己保持スイッチ16を非導通にし、蓄電池4と電源切替装置1の導通を切断する。
図2に示すように、商用電源5はAC/DCコンバータ11を介して電源切替装置1の一方の入力端子に接続される。蓄電池4は並列配置される災害救援用スイッチ13および自己保持スイッチ16を介して電源切替装置1の他方の入力端子に接続される。災害救援用スイッチ13は蓄電池4と電源切替装置1の他方の入力端子との間に直列接続される。自己保持スイッチ16は災害救援用スイッチ13と並列に、災害救援用スイッチ13をバイパスするように接続され、災害救援用スイッチ13が非導通の場合に、自己保持スイッチ16を導通させることにより、蓄電池4と電源切替装置1を接続できる構成である。電源切替装置1の出力端子は制御回路17およびDC/DCコンバータや各種機器と接続される。災害救援モードに移行するために外部操作がなされて、災害救援用スイッチ13が導通状態になると、災害救援用スイッチ13から通電信号20が制御回路17に入力される。通電信号20が入力されると、制御回路17は自己保持信号21を自己保持スイッチ16に出力する。また、制御回路17はタイマー18と自己保持停止回路19とを備えている。タイマー18は商品提供無し時間を測定し、自己保持停止回路19は商品提供無し時間があらかじめ定めた所定の時間に達すると、自己保持信号21の出力を停止し、自己保持スイッチ16を非導通にし、蓄電池4と電源切替装置1の導通を切断する。
このような回路構成の電源回路において、通常動作時には災害救援用スイッチ13が非導通となっており、蓄電池4からの電源供給は遮断され、商用電源5から各機器等に電源が供給されている(図3のステップ1)。
停電時に災害救援モードに移行する際には、図2(b)に示すように、外部からの操作により、災害救援用スイッチ13を導通させて蓄電池4から各機器等に電源供給させる(図3のステップ2)。災害救援用スイッチ13が導通状態になると、災害救援用スイッチ13から制御回路17に導通信号20が出力される。導通信号20が入力されると、制御回路17は自己保持信号21を自己保持スイッチ16に出力する。図2(c)に示すように、自己保持信号21が入力されると、自己保持スイッチ16は導通状態になり、自己保持スイッチ16を介して蓄電池4から各機器等に電源供給される(図3のステップ3)。自己保持スイッチ16は導通状態になった後、災害救援用スイッチ13は非導通状態に戻る(図3のステップ4)。すなわち、災害救援用スイッチ13は一時的に導通状態になるとすぐに非導通状態に戻る構造であり、再度外部からの操作により導通状態にできる待機状態となる。そして、災害救援用スイッチ13が非導通状態になったとしても、自己保持スイッチ16を介して蓄電池4から各機器等に電源供給される。
この状態で、制御回路17は所定の時間以上商品の提供動作が発生していないかどうかを検出する(図3のステップ5)。所定の時間以上商品の提供動作が発生していない場合には、制御回路17は自己保持信号21の出力を停止することにより、自己保持スイッチ16を非導通状態にして蓄電池4からの電源供給を遮断する(図3のステップ6)。具体的には、自己保持スイッチ16が導通している状態において、タイマー18が商品を提供してからの時間を測定する。次に商品が提供されるとタイマー18をリセットし、その商品が提供されてからの時間を算出する。この商品が提供されてからの経過時間を商品提供無し時間と称する。
商品提供無し時間があらかじめ定めた所定の時間に達した場合、すなわち、商品が提供された後、次の商品が所定の時間提供されない場合、自己保持停止回路19からの自己保持信号21の出力が停止される。自己保持信号21の出力が停止されると、自己保持スイッチ16が非導通状態になり、蓄電池4からの電源供給が遮断される。そのため、その後、停電が続く間、各機器への電源供給が停止し、自動販売機は動作しない。この状態で、必要に応じて外部操作により災害救援用スイッチ13を導通状態にすると、再び災害救援モードに移行し、蓄電池4からの電源供給により、商品の提供が可能となる。以降、上記動作を繰り返す。なお、一時的に災害救援用スイッチ13により蓄電池4から電源供給させる時間は、少なくとも自己保持スイッチ16により蓄電池4から電源供給させ始めるまでに必要な時間であればよい。
このように、災害救援用スイッチ13の他に、制御回路17で自動制御することができる自己保持スイッチ16を設け、災害救援動作中には自己保持スイッチ16を介して蓄電池4から各機器に電源供給させることにより、外部からの操作を行うことなく、制御回路17によって自己保持スイッチ16を非導通にして蓄電池4からの電源供給を自動的に遮断することができる。そのため、不必要な蓄電池4の消費を抑制し、災害救援動作を長期継続することが可能となる。さらに、一時的に災害救援用スイッチ13を導通状態にした後、非導通状態で災害救援用スイッチ13を待機させる構成とすることにより、自動的に蓄電池4の電源供給を遮断した後、外部操作により再び災害救援モードに移行することが可能となる。
(実施の形態2)
次に図3,図4を用いて、実施の形態2の自動販売機の構成について説明する。
(実施の形態2)
次に図3,図4を用いて、実施の形態2の自動販売機の構成について説明する。
図4は実施の形態2の自動販売機の電源回路の構成を例示する概念図である。
図4に示すように、実施の形態2における自動販売機の電源回路30は、商用電源31からの電気を供給する通常電源ライン62と、蓄電池33と、蓄電池33からDC/ACインバータ35と電池電源接続手段60を介して電気を供給する電池電源ライン61を備える。さらに、電源切替装置41を備えており、商用電源31からの電源供給がされる通常動作時は通常電源ライン62からの交流電流を選択し、災害救援動作時は電池電源ライン61からの交流電流を選択する。また、電池電源接続手段60は、外部からの操作される災害救援用スイッチ37と自己保持スイッチ32を備え、出力が電源切替装置41に接続されて、自己保持スイッチ32が導通状態の時は蓄電池33からの電池電源ライン61と電源切替装置41の接続を維持する。また、実施の形態1と同様に制御回路17を備え、災害救援用スイッチ37が前記電池電源ライン62と前記電源切替装置41を接続した時に通電信号20を受信し、自己保持信号21を自己保持スイッチ32に出力して蓄電池33から電源供給をさせる。また、電源切替装置41は通電信号20を受信すると、電池電源ライン61からの交流電流を選択して出力する。選択された交流電流はAC/DCコンバータ38およびAC/DCコンバータ39に入力し、それぞれ直流電流が生成され、モータ34やソレノイド,コントローラ36等の、災害救援動作に必要な機器を動作させる。
図4に示すように、実施の形態2における自動販売機の電源回路30は、商用電源31からの電気を供給する通常電源ライン62と、蓄電池33と、蓄電池33からDC/ACインバータ35と電池電源接続手段60を介して電気を供給する電池電源ライン61を備える。さらに、電源切替装置41を備えており、商用電源31からの電源供給がされる通常動作時は通常電源ライン62からの交流電流を選択し、災害救援動作時は電池電源ライン61からの交流電流を選択する。また、電池電源接続手段60は、外部からの操作される災害救援用スイッチ37と自己保持スイッチ32を備え、出力が電源切替装置41に接続されて、自己保持スイッチ32が導通状態の時は蓄電池33からの電池電源ライン61と電源切替装置41の接続を維持する。また、実施の形態1と同様に制御回路17を備え、災害救援用スイッチ37が前記電池電源ライン62と前記電源切替装置41を接続した時に通電信号20を受信し、自己保持信号21を自己保持スイッチ32に出力して蓄電池33から電源供給をさせる。また、電源切替装置41は通電信号20を受信すると、電池電源ライン61からの交流電流を選択して出力する。選択された交流電流はAC/DCコンバータ38およびAC/DCコンバータ39に入力し、それぞれ直流電流が生成され、モータ34やソレノイド,コントローラ36等の、災害救援動作に必要な機器を動作させる。
このような回路構成の電源回路30において、通常動作時には電源切替装置41が商用電源31側からの交流電流を選択しており、蓄電池33からの電源供給は遮断され、商用電源31から各機器等に電源供給されている(図3のステップ1)。停電時に災害救援モードに移行する際には、外部からの操作により災害救援用スイッチ37が前記電池電源ライン61と前記電源切替装置41を接続し蓄電池33から各機器等に電源供給させる(図3のステップ2)。災害救援用スイッチ37が導通状態になるのと並行して制御回路17および電源切替装41に導通信号20が出力される。制御回路17は、導通信号20が入力されると自己保持信号21を自己保持スイッチ32に出力し、電源切替装置41は通電信号20が入力されると出力を電池電源ライン61からの交流電流に切り替える。自己保持信号21が出力されると、電池電源接続手段60は前記電池電源ライン61と前記電源切替装置41との接続を維持し、電池電源接続手段60と電源切替装置41を介して蓄電池33から各機器等に電源供給される(図3のステップ3)。
この時、災害救援用スイッチ37は蓄電池33との接続が非導通の状態に戻っている(図3のステップ4)。
すなわち、災害救援用スイッチ37は一時的に導通状態になるとすぐに非導通状態に戻る構造であり、再度外部からの操作により導通状態にできる待機状態となる。そして、災害救援用スイッチ37が非導通状態になったとしても、自己保持スイッチ32を介して蓄電池33から各機器等に電源供給される。
すなわち、災害救援用スイッチ37は一時的に導通状態になるとすぐに非導通状態に戻る構造であり、再度外部からの操作により導通状態にできる待機状態となる。そして、災害救援用スイッチ37が非導通状態になったとしても、自己保持スイッチ32を介して蓄電池33から各機器等に電源供給される。
この状態で、制御回路17は所定の時間以上商品の提供動作が発生していないかどうかを検出する(図3のステップ5)。所定の時間以上商品の提供動作が発生していない場合には、制御回路17は自己保持信号21の出力を停止することにより、電池電源接続手段60は蓄電池33からの電源供給を遮断する(図3のステップ6)。具体的には、電池電源接続手段60が蓄電池33からの電源供給の出力を維持している状態において、タイマー18(図2参照)が商品を提供してからの時間を測定する。次に商品が提供されるとタイマー18(図2参照)をリセットし、その商品が提供されてからの時間を測定する。この商品が提供されてからの経過時間を商品提供無し時間と称する。
商品提供無し時間があらかじめ定めた所定の時間以上の場合、すなわち、商品が提供された後、所定の時間経過しても次の商品が提供されない場合、自己保持停止回路19(図2参照)からの自己保持信号21の出力が停止される。自己保持信号21の出力が停止されると、電池電源接続手段60は蓄電池33からの電源供給を遮断する。そのため、その後、停電が続く間、各機器への電源供給が停止し、自動販売機は動作しない。この状態で、外部操作により災害救援用スイッチ37を入れると、再び災害救援モードに移行し、蓄電池33からの電源供給により、商品の提供が可能となる。以降、上記動作を繰り返す。なお、一時的に災害救援用スイッチ37により蓄電池33から電源供給させる時間は、少なくとも自己保持スイッチ32により蓄電池33から電源供給させ始めるまでに必要な時間であり、上述のあらかじめ定められた所定の商品提供動作間時間より短い時間にするとよい。
このように、災害救援用スイッチ37の他に、制御回路17で蓄電池33からの自己保持信号21により電源供給の接続を自動制御することができる自己保持スイッチ32を備えた電池電源接続手段60を設け、災害救援動作中には電池電源接続手段60を介して蓄電池33から各機器に電源供給させることにより、外部からの操作を行うことなく、制御回路17によって蓄電池33からの電源供給を自動的に遮断することができる。そのため、不必要な蓄電池33の消費を抑制し、災害救援動作を長期間継続することが可能となる。さらに、自動的に蓄電池33の電源供給を遮断した後、停電が続いている場合であっても、外部操作により災害救援用スイッチ37を導通することで再び災害救援モードに移行することが可能となる。
なお、上記各実施の形態では、制御回路が自己保持信号の出力を停止するまでの時間は、商品が提供されてからの経過時間である商品提供無し時間としていたが、制御回路が自己保持信号を出力してからの信号出力経過時間であってもよい。この場合、災害救援動作を一定時間毎に停止することで蓄電池の消耗を防ぐことができる。
また、上記の各実施の形態では、直流電池として蓄電池4,33を用いた場合を述べたが、これに限るものではなく、乾電池などの一次電池であってもよい。
また、電池電源接続手段50,60に設けた災害救援用スイッチ13,37は、外部からの操作により一時的に導通状態になるとすぐに非導通状態に戻る構造であればよく、自動販売機の機体等に設けた押しボタンスイッチの他、例えば、無線による受信信号により電池電源ラインと電源切替装置との接続、切断を制御するライン接続制御回路であってもよい。
また、電池電源接続手段50,60に設けた災害救援用スイッチ13,37は、外部からの操作により一時的に導通状態になるとすぐに非導通状態に戻る構造であればよく、自動販売機の機体等に設けた押しボタンスイッチの他、例えば、無線による受信信号により電池電源ラインと電源切替装置との接続、切断を制御するライン接続制御回路であってもよい。
1 電源切替装置
2 電源回路
3 自動販売機
4 蓄電池
5 商用電源
6 温度調整回路
7 照明
8 モータ
9 コントローラ
10 交流電流
11 AC/DCコンバータ
12 直流電流
13 災害救援用スイッチ
14 直流電流
15 直流電流
16 自己保持スイッチ
17 制御回路
18 タイマー
19 自己保持停止回路
20 通電信号
21 自己保持信号
22 DC/DCコンバータ
23 直流電流
30 電源回路
31 商用電源
32 自己保持スイッチ
33 蓄電池
34 モータ
35 DC/ACインバータ
36 コントローラ
37 災害救援用スイッチ
38 AC/DCコンバータ
39 AC/DCコンバータ
41 電源切替装置
50 電池電源接続手段
51 電池電源ライン
52 通常電源ライン
60 電池電源接続手段
61 電池電源ライン
62 通常電源ライン
2 電源回路
3 自動販売機
4 蓄電池
5 商用電源
6 温度調整回路
7 照明
8 モータ
9 コントローラ
10 交流電流
11 AC/DCコンバータ
12 直流電流
13 災害救援用スイッチ
14 直流電流
15 直流電流
16 自己保持スイッチ
17 制御回路
18 タイマー
19 自己保持停止回路
20 通電信号
21 自己保持信号
22 DC/DCコンバータ
23 直流電流
30 電源回路
31 商用電源
32 自己保持スイッチ
33 蓄電池
34 モータ
35 DC/ACインバータ
36 コントローラ
37 災害救援用スイッチ
38 AC/DCコンバータ
39 AC/DCコンバータ
41 電源切替装置
50 電池電源接続手段
51 電池電源ライン
52 通常電源ライン
60 電池電源接続手段
61 電池電源ライン
62 通常電源ライン
Claims (6)
- 電池と、
前記電池からの電気を供給する電池電源ラインと、
商用電源からの電気を供給する通常電源ラインと、
前記電池電源ラインと前記通常電源ラインの何れかの電気を出力する電源切替装置と、
外部からの操作により前記電池電源ラインを前記電源切替装置に接続する電池電源接続手段と、
前記電池電源ラインからの電気が供給されると自己保持信号を出力し、所定の時間が経過すると前記自己保持信号の出力を停止する制御回路と、
前記電池電源接続手段は、前記制御回路が前記自己保持信号を出力している間には前記電池電源ラインと前記電源切替装置の接続を維持する
ことを特徴とする自動販売機。 - 前記商用電源から出力される交流電気を入力して前記通常電源ラインを介して前記電池電源接続手段に第1の直流電気を出力するAC/DCコンバータを備え、
前記電池は前記電池電源ラインに第2の直流電気を供給し、
前記電源切替装置は、前記第1の直流電気または前記第2の直流電気の内の電圧の高い方の直流電気を選択して出力する
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。 - 前記電源切替装置は、2つのダイオードが並列に配置され、出力が共通接続されることを特徴とする請求項2記載の自動販売機。
- 前記通常電源ラインに商用電源から出力される第1の交流電気を供給し、
前記電池から出力される直流電気を入力して前記電池電源ラインを介して前記電池電源接続手段に第2の交流電気を出力するDC/ACインバータを備え、
前記電源切替装置は、通常動作時には前記第1の交流電気を選択し、前記電池電源接続手段により前記電池電源ラインが前記電源切替装置に接続されると前記第2の交流電気を選択して出力する
ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。 - 前記制御回路は、商品が提供されてからの商品提供無し時間を測定し、商品提供無し時間が予め設定した時間に達すると前記自己保持信号の出力を停止する
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の自動販売機。 - 前記制御回路は、自己保持信号を出力してからの信号出力経過時間を測定し、信号出力経過時間が予め設定した時間に達すると前記自己保持信号の出力を停止する
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の自動販売機。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015023765A (ja) * | 2013-07-23 | 2015-02-02 | パナソニック株式会社 | 電気機器 |
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- 2013-01-23 JP JP2013009691A patent/JP2014142727A/ja active Pending
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