JP2014142327A - センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】接続信頼性及び生産性に優れたセンサを提供すること。
【解決手段】センサ(温度センサ1)は、センサ素子(感温素子2)と、複数の電極線(信号線31)と、複数のリード線4と、複数の電極線と複数のリード線4とをそれぞれ接続する複数の接続部材5と、電極線、リード線4及び接続部材5を内側に配置した保護チューブ6と、接続部材5の少なくとも一部とリード線4の一部とを保護チューブ6内において保持する保持部材7であって、複数の接続部材5を互いに絶縁する隔壁部71を備えると共に複数のリード挿通孔72を形成してなる保持部材7とを有する。複数の接続部材5は、他の少なくとも一つの接続部材5と対向する方向にリード線4よりも突出した対向突出部51をそれぞれ設けてなる。対向突出部51が隔壁部71に圧接すると共に、リード線4がリード挿通孔72における隔壁部71と反対側の内壁面に圧接している。
【選択図】図1

Description

本発明は、センサ素子を有するセンサに関する。
例えば、自動車エンジン等の内燃機関の排気系等に配置され、排気ガス等の温度を測定する温度センサがある。温度センサは、感温素子に接続された一対の信号線と一対のリード線とを接続する一対の接続部材を有する(特許文献1)。接続部材の一部とリード線の一部は、セラミック等の絶縁体によって、保護チューブ内において固定されている。これにより、温度センサに車両等の振動が伝わった際、接続部材が保護チューブ内において振動することを防いでいる。
特開2002−221451号公報
しかしながら、上記絶縁体によって接続部材とリード線とを固定するには、一対の接続部材及びリード線を所定の位置に位置決めしておき、その周囲にセラミック接着剤を充填し、さらにこれを乾燥、硬化させることとなり、製造工程が煩雑となりやすい。
そこで、予め成形された絶縁材からなる保持部材によって、一対の接続部材及びリード線を保護チューブ内において保持することも考えられる。しかし、保持部材に対する一対の接続部材及びリード線の保持のさせ方によっては、保護チューブ内における接続部材の振動を充分に抑制することができない場合がある。この場合、信号線と接続部材との接続部に負荷がかかり、接続信頼性を低下させる要因となり得る。
このような課題は、温度センサに限らず、センサ素子を備えた種々のセンサにおいて生じ得る。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、接続信頼性及び生産性に優れたセンサを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、特定の物理量を感知するセンサ素子と、
該センサ素子に直接又は間接的に接続された複数の電極線と、
上記センサ素子と反対側において上記複数の電極線と電気的に接続されると共に導体線を絶縁被覆材によって被覆してなる複数のリード線と、
上記複数の電極線と上記複数のリード線とをそれぞれ接続する複数の接続部材と、
上記電極線、上記リード線及び上記接続部材を内側に配置した保護チューブと、
上記接続部材の少なくとも一部と上記リード線の一部とを上記保護チューブ内において保持する保持部材であって、上記複数の接続部材を互いに絶縁する隔壁部を備えると共に上記リード線を挿通する複数のリード挿通孔を形成してなる上記保持部材とを有し、
上記複数の接続部材は、他の少なくとも一つの接続部材と対向する方向に上記リード線よりも突出した対向突出部を、それぞれ設けてなり、
上記接続部材の上記対向突出部が上記隔壁部に圧接すると共に、上記リード線が上記リード挿通孔における上記隔壁部と反対側の内壁面に圧接していることを特徴とするセンサにある。
上記センサにおいて、上記接続部材は、上記対向突出部を設けてなる。そして、上記対向突出部が上記隔壁部に圧接すると共に、上記リード線が上記リード挿通孔における上記隔壁部と反対側の内壁面に圧接している。それゆえ、複数の上記接続部材及びリード線は、上記保持部材に対して安定して保持されることとなる。
すなわち、上記リード線と反対側における上記接続部材の一端は、上記電極線の一端に接続され、該電極線に固定されることとなる。そして上述のごとく、上記対向突出部と上記リード線とが互いに反対方向へ上記保持部材に圧接している。これにより、上記接続部材及び上記リード線を、上記電極線との固定を含めた三点支持にて上記保持部材に固定することができる。それゆえ、上記接続部材及びリード線を上記保持部材に安定して固定することができる。
その結果、上記保護チューブ内における上記接続部材の振動を抑制することができ、電極線と接続部材との接続信頼性を向上させることができる。
また、上記保持部材による上記接続部材及びリード線の保持は、複数箇所における圧接によるものであるため、特に製造工程が複雑となるものでもない。そのため、センサの生産性を向上させることができる。
以上のごとく、本発明によれば、接続信頼性及び生産性に優れたセンサを提供することができる。
実施例1における、温度センサの断面図。 実施例1における、接続部材付近の温度センサの部分断面図。 実施例1における、保持部材の断面図。 実施例1における、先端側から見た保持部材の平面図。 実施例1における、リード線に連結された接続部材の正面図。 実施例1における、リード線の正面図。 実施例1における、保持部材にリード線及び接続部材を挿通した状態の正面説明図。 実施例1における、保持部材に挿通したリード線及び接続部材を、軸方向に平行にした状態の正面説明図。 実施例1における、保持部材に保持された接続部材に、信号線を接続した状態の正面説明図。 実施例2における、保持部材の断面図。 実施例2における、先端側から見た保持部材の平面図。 実施例3における、リード線の正面図。 実施例4における、温度センサの断面図。 実施例4における、金属管内に保持された信号線等の断面図。 実施例5における、ガスセンサの断面図。 実施例5における、先端側から見た保持部材の平面図。 実施例5における、基端側から見たガスセンサ素子と信号端子及びヒータ端子との接続部の平面図。 実施例6における、ガスセンサの断面図。 実施例6における、先端側から見た保持部材の平面図。 実施例7における、先端側から見た保持部材の平面図。 実施例7における、感温素子の説明図。
上記特定の物理量としては、たとえば、温度、ガス濃度等がある。したがって、上記センサ素子としては、たとえば、感温素子、ガスセンサ素子等とし、上記センサとして、温度センサ、ガスセンサ等とすることができる。ガスセンサとしては、たとえば、酸素センサ、A/Fセンサ(空燃比センサ)、NOxセンサ等がある。
また、電極線は、センサ素子に直接又は間接的に接続されており、電極線とセンサ素子との間に別部材が介在していてもよい。また、電極線とセンサ素子とは、必ずしも電気的に接続されていなくてもよい。例えば、後述するガスセンサにおいて、電極線がヒータに電気的かつ物理的に接続され、ヒータがセンサ素子に固定されている構成としてもよい。
上記センサは温度センサであって、上記センサ素子は、温度を感知する感温素子であり、上記電極線は、上記感温素子に接続された信号線であるものとすることができる。この場合には、接続信頼性及び生産性に優れた温度センサを提供することができる。
上記温度センサは、例えば、車両等の排気系に配置して用いることができる。
また、上記感温素子は、例えば温度によって抵抗値が変化するサーミスタ素子とすることができる。
また、上記接続部材は、例えば金属板を曲げ加工して形成したものを用いることができる。そして、上記接続部材は、上記リード線の一端をかしめることにより、リード線と接続することができる。また、上記接続部材と上記信号線との接続は、かしめ又は溶接等によって行うことができる。
上記温度センサとしては、
上記感温素子と、
該感温素子に接続された一対の上記信号線を長手方向の両端に露出させた状態で内蔵したシースピンと、
上記一対の信号線と電気的に接続された一対の上記リード線と、
上記一対の信号線と上記一対のリード線とをそれぞれ接続する一対の上記接続部材と、
上記一対のシースピン、上記一対のリード線及び上記一対の接続部材を内側に配置した上記保護チューブと、
上記接続部材の少なくとも一部と上記リード線の一部とを上記保護チューブ内において保持する上記保持部材であって、上記一対の接続部材を互いに絶縁する上記隔壁部を備えると共に上記リード線を挿通する一対の上記リード挿通孔を形成してなる上記保持部材とを有し、
上記一対の接続部材は、互いに対向する方向に上記リード線よりも突出した上記対向突出部を、それぞれ設けてなり、
上記接続部材の上記対向突出部が上記隔壁部に圧接すると共に、上記リード線が上記リード挿通孔における上記隔壁部と反対側の内壁面に圧接していることを特徴とするセンサとすることができる。
換言すると、上記温度センサは、
温度を感知する感温素子と、
該感温素子に接続された一対の信号線を長手方向の両端に露出させた状態で内蔵したシースピンと、
上記感温素子と反対側において上記一対の信号線と電気的に接続されると共に導体線を絶縁被覆材によって被覆してなる一対のリード線と、
上記一対の信号線と上記一対のリード線とをそれぞれ接続する一対の接続部材と、
上記シースピン、上記リード線及び上記接続部材を内側に配置した保護チューブと、
上記接続部材の少なくとも一部と上記リード線の一部とを上記保護チューブ内において保持する保持部材であって、上記一対の接続部材を互いに絶縁する隔壁部を備えると共に上記リード線を挿通する一対のリード挿通孔を形成してなる上記保持部材とを有し、
上記一対の接続部材は、互いに対向する方向に上記リード線よりも突出した対向突出部を、それぞれ設けてなり、
上記接続部材の上記対向突出部が上記隔壁部に圧接すると共に、上記リード線が上記リード挿通孔における上記隔壁部と反対側の内壁面に圧接していることを特徴とする温度センサとすることができる。
また、上記接続部材は、上記リード線の上記導体線を固定する固定部を有し、該固定部は、上記対向突出部よりも上記電極線に近い側に形成されていることが好ましい。この場合には、上記固定部に負荷がかかり難く、上記リード線と上記接続部材との接続信頼性を確保することができる。すなわち、上述のごとく、上記対向突出部は上記隔壁部に圧接するため、上記対向突出部には、リード線の軸方向に直交する方向への力が作用することとなる。また、リード線にも同様に、対向突出部に作用する力と反対方向への力が作用する。それゆえ、上記固定部が上記対向突出部と同等の軸方向位置に形成されていると、上記固定部には大きな力が作用しやすい。そして、上述のリード線及び対向突出部と保持部材との間の圧接力が過大に作用したとき、上記固定部が大きく変形して、その接続信頼性が低下することも考えられる。そこで、上記固定部を、上記対向突出部よりも上記シースピンに近い側へずらすことにより、上記固定部へ作用する力を軽減し、リード線と接続部材との接続信頼性を確保することができる。
なお、上記固定部は、例えば、かしめ、溶接等によって形成することができる。
また、上記シースピンはセラミックからなる絶縁材によって上記一対の信号線を保持していることが好ましい。この場合には、上記信号線が上記保護チューブ内において安定して配置されることとなり、上記信号線の一端と接続する上記接続部材を、より安定して、上記保護チューブ内に固定することができる。
また、上記リード線の上記絶縁被覆材は、上記リード挿通孔に配された部分において弾性変形していることが好ましい。この場合には、上記リード線が、上記保持部材のリード挿通孔の内壁面に対して、充分に追従しつつ圧接した状態とすることができる。それゆえ、より安定して、上記接続部材及びリード線を上記保持部材に保持させることができる。
また、上記リード挿通孔の上記内壁面のうち上記隔壁部から径方向において最も遠い部分と上記隔壁部との径方向の距離をAとし、上記リード線の直径をBとし、上記対向突出部の突出量をHとしたとき、A−B<Hが成り立つことが好ましい。この場合には、上記接続部材の上記対向突出部と上記リード線とを、確実に、上記保持部材に圧接させることができる。したがって、上述の三点支持の状態を、確実に形成することができる。
なお、上記リード線の直径Bは、上記リード挿通孔に挿通された部分ではなく、それ以外の一般部において測定される直径である。つまり、上記リード線に外力が作用していない状態における上記リード線の直径である。換言すると、上記接続部材及びリード線を上記保持部材に組み付ける前の状態における、上記リード線の直径であるとも言える。
また、上記対向突出部は、上記リード線側の端縁がテーパ形状に形成されていることが好ましい。この場合には、上記保持部材への上記リード線及び上記接続部材の装着作業性を向上させることができる。すなわち、上記接続部材を取り付けた上記リード線を上記保持部材に装着する際、通常は、リード線側から上記リード挿通孔に挿通することとなる。このとき、上記対向突出部は、リード線よりも突出しているため、保持部材における隔壁部の端部に接触することがある。そこで、対向突出部におけるリード線側の端縁がテーパ形状に形成されていることにより、対向突出部が隔壁部に引っ掛かることなく、上記隔壁部に沿いながら保持部材の内側へ導入されることとなる。
(実施例1)
上記温度センサの実施例につき、図1〜図9を用いて説明する。
本例の温度センサ1は、図1に示すごとく、特定の物理量を感知するセンサ素子としての感温素子2と、該感温素子2に接続された複数の電極線としての信号線31とを有する。すなわち、温度センサ1は、温度を感知する感温素子2と、該感温素子2に接続された一対の信号線31を長手方向の両端に露出させた状態で内蔵したシースピン3とを有する。一対の信号線31には、導体線41を絶縁被覆材42によって被覆してなる一対のリード線4(図6)が、感温素子2と反対側において電気的に接続されている。
一対の信号線31と一対のリード線4とは、一対の接続部材5によってそれぞれ接続されている。シースピン3、リード線4及び接続部材5は、保護チューブ6の内側に配置されている。接続部材5の一部とリード線4の一部とは、保持部材7によって、保護チューブ6内において保持されている。図2〜図4に示すごとく、保持部材7は、一対の接続部材5を互いに絶縁する隔壁部71を備えると共にリード線4を挿通する一対のリード挿通孔72を形成してなる。
図2に示すごとく、一対の接続部材5は、互いに対向する方向にリード線4よりも突出した対向突出部51を、それぞれ設けてなる。そして、接続部材5の対向突出部51が隔壁部71に圧接すると共に、リード線4がリード挿通孔72における隔壁部71と反対側の内壁面に圧接している。
図1に示すごとく、シースピン3はセラミックからなる絶縁材32によって一対の信号線31を保持している。すなわち、シースピン3は、金属製の筒状体33の内側に一対の信号線31を挿通してなり、筒状体33と信号線31との間に絶縁材32が充填されている。シースピン3は、上述のごとく、保護チューブ6の内側に配置されているが、保護チューブ6から先端側へ突出している。そして、シースピン3の先端に、感温素子2が接続されている。感温素子2は、温度によって抵抗値が変化するサーミスタ素子からなる。なお、本明細書においては、感温素子2を設けた側を先端側といい、その反対側を基端側という。
感温素子2は、その先端側から素子カバー12によって覆われている。素子カバー12は、シースピン3の先端部にその外周側から溶接されている。また、保護チューブ6の先端部には、リブ13が配設されており、リブ13にシースピン3が保持されている。また、保護チューブ6の外周には、温度センサ1を車両の排気管等の被測定箇所に取り付けるためのニップル14が配設されている。
また、保護チューブ6内において、保持部材7の基端側には、円筒状の金属製のスペーサ15が配設されている。スペーサ15は、保護チューブ6によってかしめられて固定され、保持部材7が基端側へずれることを防ぐよう構成されている。また、スペーサ15の基端側には、保護チューブ6と一対のリード線4との間の隙間を塞ぐゴムブッシュ16が配置されている。ゴムブッシュ16は、保護チューブ6によってかしめられている。
保持部材7は、セラミックからなり、図3、図4に示すごとく、全体形状が略円柱形状を有している。そして、保持部材7は、一対のリード挿通孔72を軸方向に貫通形成してなる。また、保持部材7には、軸方向の先端側に、リード挿通孔72よりも大きい一対の凹状部73が形成されている。そして、各凹状部73に、各リード挿通孔72が連通している。凹状部73は、軸方向から見たときに一対のリード挿通孔72を隔てる隔壁部71と、保持部材7の全周にわたって形成された外周壁部74とによって囲まれた2つの空間として形成されている。
図4に示すごとく、軸方向から見たとき、リード挿通孔72は、隔壁部71の主面に接している。つまり、図3に示すごとく、リード挿通孔72の内壁面は、その一部において隔壁部71の主面と連続している。
また、図5に示すごとく、接続部材5は、金属板を曲げ加工して形成してなる。そして、接続部材5は、リード線4の導体線41を固定する固定部53を有する。固定部53は、対向突出部51よりもシースピン3に近い側、すなわち対向突出部51よりも先端部52側に形成されている。本例において、固定部53はリード線4の導体線41をかしめたかしめ部である。すなわち、接続部材5は、リード線4の一端に露出した導体線41をかしめることにより、リード線4と連結している。
接続部材5は、リード線4に近い側の端部(基端部)において、対向突出部51を形成してなる。対向突出部51は、リード線4よりも長手方向と直交する方向に突出している。対向突出部51は、接続部材5の長手方向において、リード線4側の端部(基端部)に形成されている。また、対向突出部51は、リード線4側の端縁(基端部)がテーパ形状に形成されている。本例においては、対向突出部51は略台形状に突出しており、その先端側と基端側がテーパ形状に形成されている。
図2に示すごとく、保持部材7に保持された状態において、一対の接続部材5は、互いに向き合う方向へ、対向突出部51を突出している。そして、対向突出部51は、保持部材7の隔壁部71に圧接している。すなわち、一対の接続部材5の対向突出部51によって、隔壁部71が両面から挟持された状態となっている。
また、図6に示すごとく、リード線4は、導体線41を、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、FEP(四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体)等の樹脂からなる絶縁被覆材42によって被覆してなる。図2に示すごとく、保持部材7のリード挿通孔72に配された部分において、リード線4の絶縁被覆材42は弾性変形している。つまり、リード線4の一部は、保持部材7のリード挿通孔72の内壁面の一部に圧接しており、この圧接力によって絶縁被覆材42が弾性変形している。
図3、図4に示すごとく、リード挿通孔72の内壁面のうち隔壁部71から径方向において最も遠い部分と隔壁部71との径方向の距離をAとし、図5、図6に示すごとく、リード線4の直径をBとし、図5に示すごとく、対向突出部51の突出量をHとしたとき、A−B<Hが成り立つ。本例においては、距離Aはリード挿通孔72の直径と同等である。また、直径Bは、リード挿通孔72に配置された部分ではなく、それ以外の一般部において測定される直径である。つまり、リード線4に外力が作用していない状態におけるリード線4の直径が上記直径Bである。換言すると、接続部材5及びリード線4を保持部材7に組み付ける前の状態における、リード線4の直径であるとも言える。また、上述のように、対向突出部51の突出量Hは、(A−B)よりも大きく設定するが、Hと(A−B)との差は、リード線4の絶縁被覆材42の厚みCよりも小さいことが好ましい。つまり、H<(A−B)+Cであることが好ましい。
温度センサ1を組当てる際には、図7に示すごとく、予め連結したリード線4と接続部材5とを、保持部材7に挿通する。すなわち、一対のリード線4を、保持部材7の先端側から、それぞれ一対の凹状部73及び一対のリード挿通孔72に挿通する。そして、リード線4の一部と接続部材5の一部とが、それぞれリード挿通孔72と凹状部73とに配置される。このとき、リード線4の直径Bと接続部材5の対向突出部51の突出量Hとの合計(B+H)が、上記距離Aよりも大きいため、リード線4と接続部材5とは、保持部材7の軸方向に対して斜めの状態となる。そして、一対の接続部材5は、先端部52同士の間隔が互いに広がるような状態となっている。
この状態から、一対の接続部材5の先端部52を、互いに近付ける方向(矢印F)へ移動させる。このとき、一対の接続部材5の対向突出部51が、保持部材7の隔壁部71に当接する。そして、このまま互いの先端部52を近付けるように、一対の接続部材5の姿勢を変化させると、隔壁部71と対向突出部51との当接部を支点として、接続部材5とリード線4とが回動する。そして、図8に示すごとく、一対の接続部材5と一対のリード線4とは、軸方向に平行な状態となる。また、このとき、接続部材5の対向突出部51は隔壁部71に圧接され、リード線4は隔壁部71と反対側におけるリード挿通孔72の内壁面に圧接する。そして、リード線4の絶縁被覆材42は圧縮変形した状態となる。
このような状態を保持しつつ、シースピン3の一対の信号線31を、図9に示すごとく、一対の接続部材5の先端部52にそれぞれ溶接する。なお、接続部材5と信号線31との接続は、かしめによって行うこともできる。信号線31は、ステンレス鋼からなる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記温度センサ1において、接続部材5は、対向突出部51を設けてなる。そして、対向突出部51が隔壁部71に圧接すると共に、リード線4がリード挿通孔72における隔壁部71と反対側の内壁面に圧接している。それゆえ、一対の接続部材5及びリード線4は、保持部材7に対して安定して保持されることとなる。
すなわち、リード線4と反対側における接続部材5の一端は、信号線31の一端に接続され、信号線31に固定されることとなる。そして上述のごとく、対向突出部51とリード線4とが、互いに反対方向へ保持部材7に圧接している。これにより、接続部材5及びリード線4を、信号線31との固定を含めた三点支持にて保持部材7に固定することができる。それゆえ、接続部材5及びリード線4を保持部材7に安定して固定することができる。
その結果、保護チューブ6内における接続部材5の振動を抑制することができ、信号線31と接続部材5との接続信頼性を向上させることができる。
また、保持部材7による接続部材5及びリード線4の保持は、複数箇所における圧接によるものであるため、特に製造工程が複雑となるものでもない。そのため、温度センサ1の生産性を向上させることができる。
また、保持部材7に保持された状態において、リード線4の絶縁被覆材42はリード挿通孔72に配置された部分において弾性変形している。これにより、リード線4が、保持部材7のリード挿通孔72の内壁面に対して、充分に追従しつつ圧接した状態とすることができる。それゆえ、より安定して、接続部材5及びリード線4を保持部材7に保持させることができる。
また、上記距離Aと上記直径Bと上記突出量Hとの間に、A−B<Hが成り立つため、接続部材5の対向突出部51とリード線4とを、確実に、保持部材7に圧接させることができる。したがって、上述の三点支持の状態を、確実に形成することができる。
また、対向突出部51は、リード線4側の端縁(基端部)がテーパ形状に形成されているため、保持部材7へのリード線4及び接続部材5の装着作業性を向上させることができる。すなわち、接続部材5を取り付けたリード線4を保持部材7に装着する際、図7に示すごとく、リード線4側からリード挿通孔72に挿通することとなる。このとき、対向突出部51が、保持部材7における隔壁部71の端部に接触することがある。そこで、対向突出部51におけるリード線4側の端縁がテーパ形状に形成されていることにより、対向突出部51が隔壁部71に引っ掛かることなく、隔壁部71に沿いながら凹状部73へ導入されることとなる。
また、接続部材5に設けた固定部53は、対向突出部51よりも先端部52側に形成されているため、固定部53に負荷がかかり難く、リード線4と接続部材5との接続信頼性を確保することができる。すなわち、対向突出部51にはリード線4の軸方向に直交する方向への力が作用し、リード線4にも対向突出部51に作用する力と反対方向への力が作用する。それゆえ、固定部53が対向突出部51と同等の軸方向位置に形成されていると、固定部53には大きな力が作用しやすい。そして、上述のリード線4及び対向突出部51と保持部材7との間の圧接力が過大に作用したとき、固定部53が大きく変形して、その接続信頼性が低下することも考えられる。そこで、固定部53を、対向突出部51よりも先端部52側へずらすことにより、固定部53へ作用する力を軽減し、リード線4と接続部材5との接続信頼性を確保することができる。
また、シースピン3はセラミックからなる絶縁材32によって一対の信号線31を保持している。これにより、信号線31が保護チューブ6内において安定して配置されることとなり、信号線31の一端と接続する接続部材5を、より安定して、保護チューブ6内に固定することができる。
以上のごとく、本例によれば、接続信頼性及び生産性に優れた温度センサを提供することができる。
(実施例2)
本例は、図10、図11に示すごとく、保持部材7を、実施例1におけるものと異なる形状としたものである。
すなわち、本例においては、リード挿通孔72を、隔壁部71から径方向に離れた位置に形成している。したがって、距離A、すなわち、リード挿通孔72の内壁面のうち隔壁部71から径方向において最も遠い部分と隔壁部71との径方向の距離は、リード挿通孔72の直径とは異なる。すなわち、リード挿通孔72の直径よりも、距離Aは大きい。
そして、この距離Aと、リード線4の直径Bと、対向突出部51の突出量Hとが、A−B<Hを満たす。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合にも、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図12に示すごとく、接続部材5を、実施例1におけるものと異なる形状としたものである。
すなわち、本例においては、対向突出部51を、接続部材5の先端部52まで伸ばした形状としている。つまり、実施例1においては、図5に示すごとく、接続部材5の基端部に部分的に突起を形成し、これを対向突出部51としているが、本例においては、接続部材5を、長手方向の全域にわたって、リード線4よりも径方向に突出させている。そして、この突出部分のうち保持部材7の内側に配された部位が保持部材7のリード挿通孔72の内壁面に圧接する、対向突出部51となっている。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例の場合にも、実施例1と同様に、対向突出部51が保持部材7の隔壁部71に圧接させることができる。それゆえ、本例の場合にも、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図13に示すごとく、有底筒状の金属管310内に、感温素子2と一対の信号線31とを配置したものを、リブ13に保持させた温度センサ1の例である。すなわち、実施例1においては、シースピン3を用いたが、本例においては、シースピン3を用いずに、上記の金属管310を用いている。
金属管310内には、例えば無機接着剤等からなるフィラー320が充填されている。フィラー320は、感温素子2及び信号線31と共に金属管310内に充填されて硬化しており、これにより、感温素子2及び信号線31は、金属管310内に保持されている。
信号線31の一端は、金属管310の基端側から露出しており、接続部材5に接続している。
また、図14に示すごとく、信号線31が、金属管310の内側において、碍子管321に挿通されている構成とすることもできる。つまり、略円柱形状の碍子管321には、長手方向に貫通した複数(本例の場合は2本)の貫通孔が形成されており、該貫通孔に信号線31が挿通されている。そして、碍子管321は、信号線31、感温素子2と共に、金属管310内において、フィラー320に封止されている。
その他は、実施例1と同様の構成を有し、同様の作用効果を有する。なお、本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
(実施例5)
本例は、図15〜図17に示すごとく、ガスセンサ10の実施例である。
ガスセンサ10は、図15に示すごとく、特定の物理量を感知するセンサ素子としてのガスセンサ素子20と、該ガスセンサ素子20に接続された複数の電極線としての信号端子311及びヒータ端子312とを有する。すなわち、ガスセンサ10は、被測定ガス中の特定ガス濃度を感知するセンサ素子20と、該センサ素子20に電気的に接続された一対の信号端子311と、ガスセンサ素子20を加熱するためのヒータに電気的に接続された一対のヒータ端子312とを有する。一対の信号端子311及び一対のヒータ端子312には、導体線41を絶縁被覆材42によって被覆してなる二対のリード線4が、センサ素子20と反対側においてそれぞれ電気的に接続されている。
各信号端子311及び各ヒータ端子312と各リード線4とは、接続部材5によってそれぞれ接続されている。リード線4及び接続部材5は、保護チューブ6の内側に配置されている。接続部材5の一部とリード線4の一部とは、保持部材7によって、保護チューブ6内において保持されている。保持部材7は、図16に示すごとく、4個の接続部材5を互いに絶縁する隔壁部71を備えると共にリード線4を挿通する4個のリード挿通孔72を形成してなる。
4個の接続部材5は、他の一つの接続部材5と対向する方向にリード線4よりも突出した対向突出部51を、それぞれ設けてなる。そして、接続部材5の対向突出部51が隔壁部71に圧接すると共に、リード線4がリード挿通孔72における隔壁部71と反対側の内壁面に圧接している。図16における点P1が、保持部材7に対する対向突出部51の圧接部であり、点P2が保持部材7に対するリード線4の圧接部である。
本例において、隔壁部71に対する二対の接続部材5の圧接方向は、互いに平行となっている。また、対向突出部51は、信号端子311に接続された接続部材5と、ヒータ端子312に接続された接続部材5とが、互いに対向する方向にそれぞれ設けられている。すなわち、一対の信号端子311と接続されるリード線4が挿通される一対のリード挿通孔72aは、上記圧接方向と直交する方向に並んで配置されている。同じく、一対のヒータ端子312と接続されるリード線4が挿通される一対のリード挿通孔72bも、上記圧接方向と直交する方向に並んで配置されている。そして、一対のリード挿通孔72aの並び方向と、他の一対のリード挿通孔72bの並び方向とは、互いに平行である。
ガスセンサ10においては、図15に示すごとく、ハウジング11の内側に保持された先端側絶縁碍子121に、ガスセンサ素子20が保持されている。ガスセンサ素子20は、固体電解質体を含む複数のセラミック層を積層してなり、板棒形状を有する。そして、ガスセンサ素子20の先端部付近に設けられたセンサセル(図示略)が、被測定ガスに曝されるよう構成されている。また、ガスセンサ素子20には、センサセル部分を加熱できるように、ヒータが一体化されている。また、ハウジング11の先端側には、ガスセンサ素子20の先端部を覆う先端側カバー131が取り付けられている。
ガスセンサ素子20の基端部には、図17に示すごとく、センサセルに電気的に接続された一対のセンサ用電極パッド211と、ヒータに電気的に接続された一対のヒータ用電極パッド212とが設けられている。センサ用電極パッド211とヒータ用電極パッド212とは、ガスセンサ素子20の基端部における互いに反対側の主面に設けられている。
そして、一対のセンサ用電極パッド211に一対の信号端子311がそれぞれ接合され、一対のヒータ用電極パッド212に一対のヒータ端子312がそれぞれ接合されている。信号端子311及びヒータ端子312は、ろう付け等によって、ガスセンサ素子20に接合されている。
信号端子311及びヒータ端子312は、それぞれ接続部材5によってリード線4に接続されている。そして、接続部材5は、上述のごとく、保持部材7に保持されている。保持部材7、接続部材5、リード線4の基本的な構成、形状、配置等は、実施例1の温度センサにおけるものと同様である。
本例の場合には、接続信頼性及び生産性に優れたガスセンサを提供することができる。なお、本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
(実施例6)
本例は、図18、図19に示すごとく、有底筒状のガスセンサ素子20を有するガスセンサ10の例である。
図18に示すごとく、ガスセンサ素子20は、開口側が基端側となるように、ハウジング11の内側に保持されている。そして、円柱形状のヒータ22がガスセンサ素子20の内側に挿入配置されている。ガスセンサ素子20は、基端部の内側と外側とにそれぞれ一対のセンサ用電極パッド(図示略)を設けている。そして、これらのセンサ陽電極パッドに圧接するように、一対の信号端子311が配置されている。ガスセンサ素子20の内側に圧接する信号端子311の一部によって、ヒータ22がガスセンサ素子20に対して固定されている。
また、ヒータ22は、基端部における側面に、一対のヒータ端子312を接続してなる。ヒータ端子312は、ヒータ22の基端部に設けた一対のヒータ用電極パッド212に対して、ろう付け接合されている。
一対の信号端子311と一対のヒータ端子312とが、それぞれ接続部材5によってリード線4に接続されている。そして、接続部材5は、保持部材7に保持されている。保持部材7には、図19に示すごとく、4つのリード挿通孔72が形成されている。一対の信号端子311と接続されるリード線4が挿通される一対のリード挿通孔72aは、保持部材7の中心を挟んで互いに反対側となる位置に配置されている。同じく、一対のヒータ端子312と接続されるリード線4が挿通される一対のリード挿通孔72bも、保持部材7の中心を挟んで互いに反対側となる位置に配置されている。そして、一対のリード挿通孔72aの並び方向と、他の一対のリード挿通孔72bの並び方向とは、互いに直交している。
各接続部材5は、それぞれ保持部材7の中心に向かって、隔壁部71に圧接している。一方、リード線4は、保持部材7における対角線上の内側に向かって、リード挿通孔72の内壁に圧接している。図19における点P1が、保持部材7に対する対向突出部51の圧接部であり、点P2が保持部材7に対するリード線4の圧接部である。
その他は、実施例5と同様である。なお、本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例5において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例5と同様の構成要素等を表す。本例の場合にも、接続信頼性及び生産性に優れたガスセンサを提供することができる。
(実施例7)
本例は、図20に示すごとく、保持部材7に3個のリード挿通孔72を設けた例である。
すなわち、本例は、3本のリード線と3本の電極線と、リード線と電極線とを接続する3個の接続部材とを有するセンサ(図示略)に適用することができる。かかるセンサとしては、例えば、図21に示すような感温素子200を用いた温度センサ等がある。
この感温素子200は、2種類のサーミスタチップを備えている。つまり、一方のサーミスタチップは、比較的低い温度領域の測定に適した低温チップ201であり、他方のサーミスタチップは、比較的高い温度領域の測定に適した高温チップ202である。そして、感温素子200には、3本の信号線31が接続されている。3本の信号線31としては、低温チップ201と高温チップ202との双方に接続された共通の接地線31Gと、低温チップ201に接続された低温信号線31Lと、高温チップ202に接続された高温信号線31Hとがある。また、感温素子200は、ガラス封止部203によって封止されている。
かかる感温素子200は、低温域の温度測定をする際には、接地線31Gと低温信号線31Lとの間に電圧を印加し、高温域の温度測定をする際には、接地線31Gと高温信号線31Hとの間に電圧を印加して、それぞれ出力信号を得ることができるよう構成されている。これにより、精度の高い温度検出を行うことができる。
本例の場合には、図20における点P1が、保持部材7に対する接続部材の対向突出部の圧接部であり、点P2が保持部材7に対するリード線の圧接部である。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
上記実施例1〜6においては、センサとして、温度センサ及びガスセンサの例を示したが、他のセンサにも適宜、本願の技術思想を適用することができる。また、電極線、接続部材、及びリード線の本数については、2〜4本に限られず、例えば6本等とすることもでき、複数本であればよい。
1 温度センサ(センサ)
10 ガスセンサ(センサ)
2 感温素子(センサ素子)
20 ガスセンサ素子(センサ素子)
3 シースピン
31 信号線(電極線)
4 リード線
41 導体線
42 絶縁被覆材
5 接続部材
51 対向突出部
6 保護チューブ
7 保持部材
71 隔壁部
72 リード挿通孔

Claims (8)

  1. 特定の物理量を感知するセンサ素子(2、20)と、
    該センサ素子(2、20)に直接又は間接的に接続された複数の電極線(31、311、312)と、
    上記センサ素子(2、20)と反対側において上記複数の電極線(31、311、312)と電気的に接続されると共に導体線(41)を絶縁被覆材(42)によって被覆してなる複数のリード線(4)と、
    上記複数の電極線(31、311、312)と上記複数のリード線(4)とをそれぞれ接続する複数の接続部材(5)と、
    上記電極線(31、311、312)、上記リード線(4)及び上記接続部材(5)を内側に配置した保護チューブ(6)と、
    上記接続部材(5)の少なくとも一部と上記リード線(4)の一部とを上記保護チューブ(6)内において保持する保持部材(7)であって、上記複数の接続部材(5)を互いに絶縁する隔壁部(71)を備えると共に上記リード線(4)を挿通する複数のリード挿通孔(72)を形成してなる上記保持部材(7)とを有し、
    上記複数の接続部材(5)は、他の少なくとも一つの接続部材(5)と対向する方向に上記リード線(4)よりも突出した対向突出部(51)を、それぞれ設けてなり、
    上記接続部材(5)の上記対向突出部(51)が上記隔壁部(71)に圧接すると共に、上記リード線(4)が上記リード挿通孔(72)における上記隔壁部(71)と反対側の内壁面に圧接していることを特徴とするセンサ(1、10)。
  2. 上記センサは温度センサ(1)であって、上記センサ素子(2、20)は、温度を感知する感温素子(2)であり、上記電極線は、上記感温素子(2)に接続された信号線(31)であることを特徴とする請求項1に記載のセンサ(1)。
  3. 上記感温素子(2)と、
    該感温素子(2)に接続された一対の上記信号線(31)を長手方向の両端に露出させた状態で内蔵したシースピン(3)と、
    上記一対の信号線(31)と電気的に接続された一対の上記リード線(4)と、
    上記一対の信号線(31)と上記一対のリード線(4)とをそれぞれ接続する一対の上記接続部材(5)と、
    上記一対のシースピン(3)、上記一対のリード線(4)及び上記一対の接続部材(5)を内側に配置した上記保護チューブ(6)と、
    上記接続部材(5)の少なくとも一部と上記リード線(4)の一部とを上記保護チューブ(6)内において保持する上記保持部材(7)であって、上記一対の接続部材(5)を互いに絶縁する上記隔壁部(71)を備えると共に上記リード線(4)を挿通する一対の上記リード挿通孔(72)を形成してなる上記保持部材(7)とを有し、
    上記一対の接続部材(5)は、互いに対向する方向に上記リード線(4)よりも突出した上記対向突出部(51)を、それぞれ設けてなり、
    上記接続部材(5)の上記対向突出部(51)が上記隔壁部(71)に圧接すると共に、上記リード線(4)が上記リード挿通孔(72)における上記隔壁部(71)と反対側の内壁面に圧接していることを特徴とするセンサ(1)。
  4. 上記シースピン(3)はセラミックからなる絶縁材(32)によって上記一対の信号線(31)を保持していることを特徴とする請求項3に記載のセンサ(1)。
  5. 上記リード線(4)の上記絶縁被覆材(42)は、上記リード挿通孔(72)に配された部分において弾性変形していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のセンサ(1、10)。
  6. 上記リード挿通孔(72)の上記内壁面のうち上記隔壁部(71)から径方向において最も遠い部分と上記隔壁部(71)との径方向の距離をAとし、上記リード線(4)の直径をBとし、上記対向突出部(51)の突出量をHとしたとき、A−B<Hが成り立つことを特徴とする請求項5に記載のセンサ(1、10)。
  7. 上記接続部材(5)は、上記リード線(4)の上記導体線(41)を固定する固定部(53)を有し、該固定部(53)は、上記対向突出部(51)よりも上記電極線(31、311、312)に近い側に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のセンサ(1、10)。
  8. 上記対向突出部(51)は、上記リード線(4)側の端縁がテーパ形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のセンサ(1、10)。
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