JP2014140133A - 2次元画像情報を3次元画像情報に変換する為の画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

2次元画像情報を3次元画像情報に変換する為の画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 2次元画像情報は3次元表示器で立体表示出来ない。
【解決手段】 本発明によれば、2次元画像情報が有する各画像オブジェクトの属性に応じて、自動で疑似的に立体表示可能な3次元画像情報に変換出来る。
【選択図】 図2

Description

本発明は、2次元画像情報を3次元表示器で表示する為に3次元画像情報に変換する画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
2次元画像情報を表示する2次元表示器と3次元画像情報を表示する3次元表示器が有り、両者を両方の表示器で表示したい場合が有る。
特許文献1及び2には、自然画からなる2次元画像情報を疑似的に3次元情報に変換して3次元表示する技術が開示されている。
特開2010−63083 特開平10−51812
しかしながら、描画ソフト等で人工的に作成されたCGやプレゼンテーション用の2次元画像情報は各画像オブジェクト自体に遠近情報を持たない為、1や2で開示された技術が適用出来無く、違和感の無い3次元表示可能な3次元画像情報には上手く変換できない。
本発明に係る画像処理装置は、
画像情報入力部から2次元画像情報を取得し、2次元画像情報解析部で2次元画像情報を構成する各画像オブジェクトを解析した結果に従って、2次元−3次元画像情報変換部で疑似的に2次元画像情報を3次元表示器で表示出来る3次元画像情報に変換する。
本発明によれば、既存の2次元画像情報を違和感の無い疑似的な3次元画像情報に変換して3次元表示器で立体表示出来る。
本発明の一実施例に係る画像処理装置の一例を示す概略図である。 本発明の一実施例に係る画像処理装置の機能ブロックの一例を示す図である。 本発明の一実施例に係る3次元画像情報への変換処理のフローチャートを示す図である。 本発明の一実施例に係る2次元画像情報を3次元画像情報に変換する原理を説明する図である。 本発明の一実施例に係る3次元画像情報変換時の飛び出し効果量の設定を行うUI画面を説明する図である。 本発明の一実施例に係る2次元画像情報を3次元画像情報に変換する手順を説明する図である。 本発明の一実施例に係る2次元画像情報を3次元画像情報に変換するフローチャートを説明する図である。 本発明の別実施例1に係る2次元画像情報を3次元画像情報に変換する手順を説明する図である。 本発明の別実施例1に係る2次元画像情報を3次元画像情報に変換するフローチャートを説明する図である。 本発明の別実施例2に係る2次元画像情報を3次元画像情報に変換するフローチャートを説明する図である。 本発明の他の実施例に係る2次元画像情報を3次元画像情報に変換する手順を説明する図である。
実施例の説明に先立って、本明細書で用いる用語について簡単に説明する。
2次元画像は、表示器で表示する、例えば人や図形などを表す2次元の画像そのものを示している。
3次元画像は、3次元表示器で立体的に表示される、例えば人や図形などを表す3次元の画像そのものを示している。例えば、3次元画像は、視差を有する複数の2次元画像で構成される。例えば左目用と右目用の視差を有する一対の2次元画像を両目で見る事で得られる画像である。
2次元画像情報または3次元画像情報は、上記の2次元画像または3次元画像を表示するための信号源を示している。特に3次元画像情報は、少なくとも左目用および右目用の一対の2次元画像情報を有する。
画像の一部を画像オブジェクトと称す。2次元画像中で、画像オブジェクトが他の画像オブジェクトと少なくともその一部が重なり、該重なった部分で上に表示される画像オブジェクトを手前の画像オブジェクトと表現する。該手前の画像オブジェクトでその一部が下に隠れて表示される画像オブジェクトを奥の画像オブジェクトと表現する。
次に、簡単に3次元表示器について説明する。本発明実施例で用いる3次元表示器は、3次元画像情報として、その表示器の1つの画面中に複数の2次元画像情報を同時に表示している。具体的には、3次元表示器に表示される2次元画像は、少なくともユーザーの左目および右目の各視点から見た2枚以上の複数の2次元画像情報となっている。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。本実施形態では、ユーザーが3次元表示器で2次元画像情報を表示する際、該2次元画像情報を疑似的に3次元画像情報に自動的に変換する画像処理装置を例に説明するが、これに限定されるものではない。
<実施例1>
図1は、実施例の画像処理装置の一例を示す概略図である。図1に於いて本発明として2次元画像情報を疑似的に3次元画像情報に変換する為の画像処理装置は一般的なパーソナルコンピュータ(以後PCと称する)1を有し、ネットワーク回線110等から画像情報等をネットワーク制御部90を介して取得する。また画像処理装置は、少なくとも、3次元画像情報に基づいた3次元画像を立体表示する為の3次元表示装置2を有し、必要に応じて、2次元画像情報に基づいた2次元画像を表示する為の2次元表示装置50を有する。表示すべき画像情報に応じて3次元表示装置2かあるいは2次元表示装置50で画像を表示する事が出来る。
PC1はCPU(Central Processing Unit)10で制御される。PC1は、3次元画像情報や本実施例に用いられるプログラム等を保持する記憶部80を有する。またPC1は、各種設定やプログラムを格納するROM(Read Only Memory)60及び、一時的な記憶手段として機能するRAM(Random Access Memory)70を有する。3次元表示装置2は、3次元画像を表示する3次元表示器30を有する。また、3次元表示装置2は、3次元表示器の表示面にタッチパネル40を有し、表示した3次元画像を直接タッチして指定すると共に、キーボードやマウスで構成する操作入力部55と同様にユーザーのPCへの各種の入力操作を可能にする。撮像手段20は一般的表示器に装備された物で、ユーザーの位置やユーザーの動作を認識する為に3次元表示器30の近傍に設けられている。
<画像処理装置の機能ブロック>
図2は、本実施例の画像処理装置1の画像処理機能のブロックの一例を示す図である。画像情報入力部300、2次元画像情報解析部302、2次元−3次元画像情報変換部303は、CPU10、ROM60、RAM70から構成されており、図3で示すフローチャートの処理を実行することが可能となっている。これは、ROM60に、図3のフローチャートを処理するためのプログラムが含まれているためである。CPUがこのプログラムを適宜、RAMにロードして実行することにより処理は実行される。
また、2次元画像情報記憶部301及び3次元画像情報記憶部304は記憶部80の一部や一時的に画像を保持するRAM70である。
画像情報入力部300は、CPU10で実行される電子文書作成アプリケーションソフトウエアーによって、記憶部80またはネットワーク制御部90から画像情報を取得する。
画像処理装置1は、画像情報入力部300から2次元画像情報は2次元画像情報記憶部301に、3次元画像情報は3次元画像情報記憶部304に入力し、記憶保持する。
一方2次元画像情報記憶部301に記憶保持した2次元画像情報を取り出し、2次元画像情報解析部302で該2次元画像情報を解析する。該解析結果に従って、2次元−3次元画像情報変換部303は疑似的に2次元画像情報を3次元表示器で表示出来る3次元画像情報に変換する。
<2次元画像情報を3次元画像情報に変換する方法>
図3に本実施例による3次元画像情報への変換処理のフローチャートを示す。
ユーザーが操作入力部55から特定の画像表示を伴う指示を行った場合、該ユーザーの操作指示が3次元表示器での表示か、2次元表示器での表示か、ステップS401で検知する。つぎに、2次元表示器(例えば、2次元表示器50)で2次元画像情報を表示するなら、ステップS404はステップS409に分岐し、2次元画像情報記憶部301から表示すべき2次元画像情報を取得し、ステップS411で2次元表示器50に表示する。
一方3次元表示器(例えば、3次元表示器30)で3次元画像情報を表示するなら、ステップS401からステップS402、ステップS408に分岐し、3次元画像情報記憶部304から3次元画像情報をステップS408で取得し、ステップS410で3次元表示器30で表示する。
一方、ユーザーの操作指示が、3次元表示器(例えば、3次元表示器30)で2次元画像情報を表示するなら、ステップS402からステップS403に分岐する。ステップS403は2次元画像情報記憶部301から2次元画像情報を読み出し、2次元画像情報解析部302で取得した2次元画像情報を解析する。更に、2次元画像情報解析部302で解析した結果に従って、2次元−3次元画像情報変換部303は疑似的に3次元画像情報に変換する。
その後、変換した3次元画像情報をステップS407は3次元画像情報記憶部304に一端記憶する。
再度、ステップS408で記憶した3次元画像情報を取得して、ステップS410で3次元表示器30で表示する。尚本発明の特徴とするステップS403の処理は詳細に後述する。
尚、ユーザーの操作指示が、2次元表示器(例えば、2次元表示器50)で3次元画像情報を表示するなら、ステップS401からステップS404を経てステップS405に分岐する。ステップS405は3次元画像情報記憶部304から表示すべき3次元画像情報の内、左目用表示の為の画像を読み出し、ステップS406でこの画像情報を2次元画像情報記憶部301に保存する。
その後ステップS409で2次元画像情報記憶部301から該表示すべき該2次元画像情報を取得し、ステップS411で2次元表示器50に表示する。表示すべき2次元画像情報は3次元画像情報記憶部304から一対の視差画像の内、どちらか一方で有れば、右目用画像でも左目用画像でもどちらでも構わない。
図4は立体視画像表示の対象となる画像オブジェクトの表示画面からの飛び出し位置と画像オブジェクトの表示画面上のずらし量(両眼視差)の関係を示す図である。表示画面の位置からユーザの視聴位置までの距離をL(なお、Lは予め設定されているものとする)、2次画像情報の表示画面上のずらし量(両眼視差)をp、ユーザーの両眼間隔をe、表示画面の位置から飛び出し位置までの距離(飛び出し量)をdとする。
ここで、表示画面からどの程度飛び出して見えるようにするかは、予め、ユーザーがファイル単位で設定するものとする。
図5で示すUI画面は、タッチパネル40上に表示され、電子文書作成アプリケーション内で飛び出し効果を設定する設定画面の一例を示しており、どの程度飛び出して見えるようにするかを1〜3の3段階で設定できるようになっている。値が大きいほど、表示画面から飛び出して見える度合いが大きくなる。なお、飛び出し効果設定で3が設定されると、両眼視差は両眼間隔と同じものになるとする。また、2が設定されると、両眼視差は両眼間隔の2/3、また、1が設定されると両眼視差は両眼間隔の1/3とする。
この場合において、表示画面の位置、視聴位置、及び飛び出し位置の相互間には以下の式(1)が成立する。
d:p=(L−d):e
そして上記式(1)から、飛び出し量dは、以下の式(2)によって求められることになる。
d=pL/(p+e)
例えば、L=5000mm、両眼間隔e=65mm(成人の場合)、そして飛び出し効果が3(即ち、p=65mm)と仮定すると、飛び出し量dは2500mmとなる。即ち、オブジェクトは、画面とユーザーの視聴位置の真ん中まで飛び出してくることになる。
L=5000mm、e=65mm、飛び出し効果が2(p=43mm)と仮定すると、飛び出し量dは1991mmとなる。
L=5000mm、e=65mm、飛び出し効果が1(p=21mm)と仮定すると、飛び出し量dは1221mmとなる。
図6は本発明によって2次元画像情報を3次元画像情報に変換する一実施例である。
図7は2次元画像情報解析部302及び2次元−3次元画像情報変換部303が、ステップS403で、2次元画像情報から3次元画像情報へ変換する処理の詳細を示したフローチャートである。
本実施例は、ROM60、あるいは記憶部80に予めユーザーが設定した飛び出し効果の設定値が1の時の処理であり、図6及び図7を用いて詳説する。
図6の図中701は、矩形の画像オブジェクト702、703、704を持つ2次元画像情報であり、ステップS412で2次元画像記憶部301から取得する。次に、ステップS413で該2次元画像情報から、それぞれ右目用画像、左目用画像を生成し、3次元画像記憶部304に一旦記憶保持する。この状態ではユーザーは、図6で示す画像オブジェクト702、703、704は同じ3次元位置に平面的に見える。
2次元画像情報解析部302はステップS414で順次各画像オブジェクトの属性を解析し、他の画像オブジェクトの上に重なってるか否かを判定する。
図6の2次元画像情報701の画像オブジェクト702は他の画像オブジェクトの上に重なって居ない為、ステップS416に分岐する。次に、ステップ416で全ての画像オブジェクトに対して該重なりの分析を終了するまで2次元画像情報解析部302はステップS414で各画像オブジェクトの属性に対する判定を繰り返す。
即ち、2次元画像情報701の、画像オブジェクト702、及び画像オブジェクト703、及び画像オブジェクト704を順に判定する。
本実施例では画像オブジェクト703は画像オブジェクト702の上に重なる為、ステップS414からステップS415に分岐する。
他の画像オブジェクトの上に重なる画像オブジェクトは下の画像オブジェクトに対して、3次元表示される様に3次元画像情報に変換する。従ってステップS415では右目用画像709としてステップS413で3次元画像記憶部304に記憶保持した3次元画像情報の中の画像オブジェクト703を左に21mm移動した位置に描画して3次元画像記憶部304に再度記憶保持する。
即ち図6に於いて仮想平面図710で画像オブジェクト703を711から距離1221mmだけ手前の712に疑似的に3次元変換する。
同様に画像オブジェクト704も画像オブジェクト703の上に重なっている為、
仮想平面図710上での位置712から1221mmだけ手前の713に疑似的に3次元変換する。即ち画像オブジェクト704は画像オブジェクト701に対して1221×2=2442mm手前に疑似的に3次元変換する。
従って図6に示す右目用画像情報709は左目用画像情報701に対して、まず画像オブジェクト703は21mmだけ左に移動して707として描画し、画像オブジェクト704は2×21mm=42mmだけ左に移動して708として描画する。
そして、描画した画像を3次元画像情報705として、3次元画像記憶部304に再度記憶保持する。
尚画像オブジェクト702は左右画像情報701と709と同じ位置に描画されたままの為、3次元位置に立体表示される。
<2次元画像情報から3次元画像情報への変換する 実施例2>
図8は、本発明によって2次元画像情報を3次元画像情報に変換する実施例2である。本別実施例は、図8において、2次元画像情報901の画像オブジェクト903と画像オブジェクト904がグループ化されている場合の例である。
図9は2次元画像情報解析部302及び2次元−3次元画像情報変換部303がステップS403で2次元画像情報から3次元画像情報へ変換する処理の詳細を示したフローチャートである。
本実施例は、ROM60、あるいは記憶部80に予めユーザーが設定した飛び出し効果の設定値が2の時の処理であり、図8及び図9を用いて詳説する。
先の従来例と同じ2次元画像情報をステップS412で2次元画像記憶部301から取得し、ステップS413で該2次元画像情報を其々左目用2次元画像、即ち画像4、右目用2次元画像、即ち画像5として3次元画像記憶部304に一端記憶保持する。
2次元画像情報解析部302はステップS414で各画像オブジェクトの属性を分析し、他の画像オブジェクトの上に重なってるか否かを決定する。今画像オブジェクト902は他の画像オブジェクトの上に重なって居ない為、ステップS416に分岐する。次に、ステップ516で全ての画像オブジェクトに対して該重なりの分析を終了するまで2次元画像情報解析部302はステップS414で各画像オブジェクトに対する判定を繰り返す。
即ち、画像オブジェクト902、及び画像オブジェクト903、及び画像オブジェクト904を順に判定する。
本実施例では画像オブジェクト903は画像オブジェクト902の上に重なる為、ステップS414からステップS417に分岐する。次に、2次元画像情報解析部302はステップS417で各画像オブジェクトの属性を分析し、他の画像オブジェクトとのグループ化の有無を判定する。画像オブジェクトは903は、画像オブジェクト902とグループ化されていないので、ステップS415に分岐する。本実施例は、他の画像オブジェクトの上に重なる画像オブジェクトは下の画像オブジェクトに対して1991mmに3次元表示される様に3次元画像情報に変換する。従って右目用画像用としてステップS413で3次元画像記憶部304に記憶保持した3次元画像情報の中の画像オブジェクト903を左に43mm移動した位置に描画して3次元画像記憶部304に再度記憶保持する。
即ち、図8の仮想平面図910で、画像オブジェクト903を911から距離1991mmだけ手前の912に疑似的に3次元変換する。
同様に画像オブジェクト904も画像オブジェクト903の上に重なっている為、
ステップS417に分岐し、2次元画像情報解析部302はステップS417で各画像オブジェクトの属性を分析し、他の画像オブジェクトとのグループ化の有無を判定する。画像オブジェクト904は、下の画像オブジェクト903とグループ化されている為、例外的に描画処理ステップS418へ分岐し、下の画像オブジェクト903と同様の距離分(43mm)左に移動した位置に描画して3次元画像記憶部304に再度記憶保持する。これは、画像オブジェクト904は画像オブジェクト903の上で重なってはいるが、グループ化されている為、画像オブジェクト903の手前に表示させないで、画像オブジェクト903と同じ奥行き方向の位置に3次元変換するためである。
即ち、図8の仮想平面図910で、画像オブジェクト904を911から距離1991mmだけ手前の913に、つまり912と同じ奥行き方向の位置に疑似的に3次元変換する。
従って図8に示す右目用画像情報909は左目用画像情報901に対して、まず画像オブジェクト903は43mmだけ左に移動して907として描画し、画像オブジェクト904も同様に43mmだけ左に移動し908として描画する。
そして、描画した画像を3次元画像情報908として、3次元画像記憶部304に再度記憶保持する。
本実施例は先の実施例で疑似的に3次元化した際に、特に同じ画像オブジェクトの面にある模様等が、不自然に飛び出て3次元化される事を防止出来る利点を有する。
<2次元画像情報から3次元画像情報への変換する 実施例3>
図10は2次元画像情報解析部302及び2次元−3次元画像情報変換部303がステップS403で2次元画像情報から3次元画像情報へ変換する処理の実施例3の詳細を示したフローチャートである。本実施例は、ROM60、あるいは記憶部80に予めユーザーが設定した飛び出し効果の設定値が1の時の処理であり、図10を用いて詳説する。
先の従来例と同じ2次元画像情報をステップS412で2次元画像記憶部301から取得し、ステップS413で該2次元画像情報を其々左目用2次元画像右目用2次元画像として3次元画像記憶部304に一端記憶保持する。
2次元画像情報解析部302はステップS414で各画像オブジェクトの属性を分析し、他の画像オブジェクトの上に重なってるか否かを判定する。今画像オブジェクトが他の画像オブジェクトの上に重なって居ない場合は、ステップS416に分岐する。次にステップ416で全ての画像オブジェクトに対して該重なりの分析を終了するまで2次元画像情報解析部302はステップS414で各画像オブジェクトに対する判定を繰り返す。
画像オブジェクトが他の画像オブジェクの上に重なる場合は、ステップS414からステップS419に分岐する。
2次元画像情報解析部302はステップS419で画像オブジェクトの大きさを既定サイズと比較し、既定値より大きい場合はステップS415に分岐する。本実施例では、既定サイズは、高さ1cm×幅1cmとする。
次に、先の実施例と同様に、他の画像オブジェクトの上に重なる画像オブジェクトは下の画像オブジェクトに対して1221mmに3次元表示される様に3次元画像情報に変換する。
一方、2次元画像情報解析部302がステップS419で画像オブジェクトの属性を分析した結果、その大きさが既定値(1cm×1cm)より小さい場合は、描画処理ステップS418へ分岐し、下の画像オブジェクトと同様の距離分(21mm)左に移動した位置に描画して3次元画像記憶部304に再度記憶保持する。
即ち他の画像オブジェクトの上に重なる画像オブジェクトであるが、サイズが小さい為、下の画像オブジェクトと同じ3次元位置で表示される様に疑似的に3次元画像情報に変換する。ここで面積を有さない単独の線や文字、線で囲まれた閉区間を持たないでグループ化された複数の点や線も既定値より小さいサイズの画像オブジェクトと判断する。
本実施例は先の実施例で疑似的に3次元化した際に、特に同じ画像オブジェクトの面にある模様等が、不自然に飛び出て3次元化される事を防止出来る利点を有する。
<2次元画像情報から3次元画像情報へ変換する他の実施例>
図11−Aは本発明の特徴とする2次元画像分析部302が各画像オブジェクトの属性を分析し、その結果に従って2−3次元画像変換部303が該当する画像オブジェクトを疑似的に3次元画像に変換する他の実施例を示す。2次元画像情報中画像オブジェクトBは画像オブジェクトAとその一部が重なっている。本実施例の2次元画像情報解析部302は各画像オブジェクト全体が他の画像オブジェクトに重なっている場合は重なった画像オブジェクトを手前に疑似的に3次元化せず、一部が重なった画像オブジェクトBの場合のみ画像オブジェクトAより手前に疑似的に3次元化して変換する。
本実施例は先の実施例で疑似的に3次元化した際に、特に同じ画像オブジェクトの面にある模様等が、不自然に飛び出て3次元化される事を防止出来る利点を有する。
図11−Bは本発明の特徴とする2次元画像分析部302が各画像オブジェクトの属性を分析し、その結果に従って2−3次元画像変換部303が該当する画像オブジェクトを疑似的に3次元画像に変換する他の実施例を示す。
2次元画像情報中画像オブジェクトBは特定の既定形状をしており、画像オブジェクトAと重なっている。本実施例の2次元画像情報解析部302は他の画像オブジェクトに重なっている全ての画像オブジェクトを手前に疑似的に3次元化せず、特定の形状の画像オブジェクトBの場合のみ画像オブジェクトAより手前に疑似的に3次元化して変換する。特定の形状とは2次元表示画像として特に強調して表示する為に用いられる形状で、ユーザーが予め設定しておく。尚、画像オブジェクトが一般の文書作成アプリーケーション等で作成され、其々ベクトルデータで2次元画像情報記憶部301に記憶保持されていれば2次元画像情報解析部302は各画像オブジェクト毎に有する属性や付帯情報から容易に各画像オブジェクトが既定形状の画像オブジェクトである事を検出出来る。
本実施例は必然性の高い画像オブジェクトを疑似的に3次元化出来る利点を有する。
図11−Cは本発明の特徴とする2次元画像分析部302が各画像オブジェクトの属性を分析し、その結果に従って2−3次元画像変換部303が該当する画像オブジェクトを疑似的に3次元画像に変換する他の実施例を示す。
2次元画像情報中画像オブジェクトBはアニメーションの設定がされている画像オブジェクトである。本実施例の2次元画像情報解析部302はアニメーション設定されている画像オブジェクトを検出し、アニメーション設定されている画像オブジェクトBの場合のみアニメーション設定されていない画像オブジェクトAより手前に疑似的に3次元化して変換する。先の実施例では重なった画像オブジェクトを手前に3次元化したが、必ずしも手前に3次元化すべき必然性の高い画像オブジェクトは重なっているとは限らない。
本実施例は必然性の高い画像オブジェクトを疑似的に3次元化出来る利点を有する。
図11−Dは本発明の特徴とする2次元画像分析部302が各画像オブジェクトの属性を分析し、その結果に従って2−3次元画像変換部303が該当する画像オブジェクトを疑似的に3次元画像に変換する他の実施例を示す。
2次元画像情報中画像オブジェクトBは影付け等他の一般の画像オブジェクトに対して強調して表示する画像オブジェクトである。本実施例の2次元画像情報解析部302は該強調処理を施した画像オブジェクトを検出し、例えば影付けされた画像オブジェクトBの場合のみ他の一般の画像オブジェクトAより手前に疑似的に3次元化して変換する。先の実施例では重なった画像オブジェクトを手前に3次元化したが、必ずしも手前に3次元化すべき必然性の高い画像オブジェクトは重なっているとは限らない。
本実施例は必然性の高い画像オブジェクトを疑似的に3次元化出来る利点を有する。
尚、図8、図9、図10及び図11で2次元画像分析部302が各画像オブジェクトの属性を分析し、その結果に従って2−3次元画像変換部303が該当する画像オブジェクトを疑似的に3次元画像に変換する別実施例を開示したが、これら全て、各画像オブジェクト自体の属性を分析した結果に応じて疑似的に特定の画像オブジェクトを3次元化する技術を開示する物で、3次元化する画像オブジェクトは開示された単独の各条件に限定される物では無く、他の実施例と組み合わせて実施可能な事は述べるまでも無い。又、2−3次元画像変換部303は単に手前に3次元化するのではなく、画像オブジェクトの属性に応じて異なる距離で手前に3次元化したり、或いは画像オブジェクトの属性に応じて任意の3次元位置へ3次元画像情報として変換する事も可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (7)

  1. 2次元画像情報から3次元画像情報を生成する装置であって、
    2次元画像情報に含まれる複数のオブジェクトが互いに重なっているか判定する判定手段と、
    前記判定手段で複数のオブジェクトが互いに重なっていると判定した場合に、前記複数のオブジェクトに含まれる一部のオブジェクトが残りのオブジェクトよりも手前になるように各オブジェクトの奥行きを決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定された奥行きの情報を含む3次元画像情報を生成する生成手段とを有することを特徴とする装置。
  2. 前記決定手段は、
    前記複数のオブジェクトがグループ化されている場合に、例外的に前記複数のオブジェクトの奥行きが同じになるように各オブジェクトの奥行きを決定することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記3次元画像情報には左目用画像情報と右目用画像情報が含まれており、
    前記生成手段は、
    前記左目用画像情報におけるオブジェクトの位置と、前記右目用画像情報におけるオブジェクトの位置をずらすことによって、前記3次元画像情報を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 2次元画像情報から3次元画像情報を生成する方法であって、
    2次元画像情報に含まれる複数のオブジェクトが互いに重なっているか判定する判定工程と、
    前記判定工程で複数のオブジェクトが互いに重なっていると判定した場合に、前記複数のオブジェクトに含まれる一部のオブジェクトが残りのオブジェクトよりも手前になるように各オブジェクトの奥行きを決定する決定工程と、
    前記決定工程で決定された奥行きの情報を含む3次元画像情報を生成する生成工程とを有することを特徴とする方法。
  5. 前記決定工程は、
    前記複数のオブジェクトがグループ化されている場合に、例外的に前記複数のオブジェクトの奥行きが同じになるように各オブジェクトの奥行きを決定することを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記3次元画像情報には左目用画像情報と右目用画像情報が含まれており、
    前記生成工程は、
    前記左目用画像情報におけるオブジェクトの位置と、前記右目用画像情報におけるオブジェクトの位置をずらすことによって、前記3次元画像情報を生成することを特徴とする請求項4又は5に記載の方法。
  7. 請求項4乃至6の何れか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2013008626A 2013-01-21 2013-01-21 2次元画像情報を3次元画像情報に変換する為の画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Pending JP2014140133A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113628260A (zh) * 2021-07-05 2021-11-09 中国科学院深圳先进技术研究院 一种图像配准方法、装置、终端设备和存储介质

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