JP2014137971A - 蓄電装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 放熱性の向上が図られた蓄電装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】
二次電池10においては、電極組立体30のコンディショニング処理後に、膨張方向Dにおいて電極組立体30とケース20の電池蓋24との間の介在する波状板バネ40が、電極組立体30とケース20の電池蓋24との間で押圧されて平板状態となっていることで、発熱体である電極組立体30の上面とその全面において接する。そのため、電極組立体30の熱が、波状板バネ40を介して、ケース20に伝わりやすい状態となっており、二次電池10においては、高い放熱性が実現されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、蓄電装置およびその製造方法に関する。
従来から、蓄電装置の一種である二次電池としては、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などがよく知られている。このような二次電池は、蓄電要素である電極組立体がケースに収容された構成を有する。電極組立体は、アルミ箔等の金属箔に正極活物質を塗工してなる正極と、銅箔等の金属箔に負極活物質を塗工してなる負極とが、セパレータを介して交互に複数積層された積層体である。また、二次電池は、外部に電力を取り出すための一対の電極端子を備え、その正極端子に電極組立体の正極が導電部材を介して接続され、その負極端子に電極組立体の負極が導電部材を介して接続される。
二次電池を製造する際には、ケースに電極組立体を収容した後、活物質を活性化させる等の目的で電極組立体を初期充放電する処理(以下、コンディショニング処理と称す。)が施される。
このコンディショニング処理が施されると、電極組立体は、主にその積層方向に膨張する。そのため、電極組立体の外形寸法とケースの収容寸法とがほぼ同じである場合には、コンディショニング処理後に、膨張した電極組立体とケースとの間に大きな応力が生じ、電池寿命などの特性に悪影響を与える虞がある。そのため、電極組立体の膨張量を考慮して、ケースへの収容時には、ケースと電極組立体との間には所定のクリアランスを設けることが好ましい。
ただし、ケースと電極組立体との間のクリアランスがある場合、電極組立体を構成する正極と負極とが互いに離れやすく、正極と負極とが離れるにつれて反応が低下してしまう。そこで、ケースと電極組立体との間のクリアランスにバネを配置して、電極組立体の積層方向に付勢する技術が知られている(たとえば、下記特許文献1−4)。具体的には、電極組立体の積層方向に付勢するバネとして、特許文献1には電極押さえ用バネ(77)、特許文献2には皿ばね(5)、特許文献3にはスプリングモジュール(30)、特許文献4には皿ばね(86)が開示されている。
特開2002−3134337号公報 特開2001−167745号公報 特開2004−288618号公報 特開平11−233132号公報
ここで、二次電池の使用時には電極組立体が発熱するが、その発熱をケース外に放熱するには、電極組立体とケースとの間に介在するバネに放熱性が求められる。しかしながら、上述した従来技術に係るバネは十分な放熱性を有しておらず、電池が過剰に高温になり、熱暴走等の不具合が生じる虞があった。
すなわち、本発明は、放熱性の向上が図られた蓄電装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る蓄電装置は、ケース内に電極組立体が収容されて構成された蓄電装置であって、電極組立体がコンディショニング処理された際に膨張する膨張方向において電極組立体とケースとの間に介在し、且つ、膨張方向に直交する方向に延在する波状板バネを備え、波状板バネが、電極組立体とケースとの間で押圧されて平板状態となっている。
この蓄電装置においては、ケースと電極組立体との間の介在する波状板バネが、電極組立体とケースとの間で押圧されて平板状態となっていることで、発熱体である電極組立体とその全面において接する。そのため、電極組立体と部分的にしか接しない従来のバネに比べて、熱がより伝わりやすい状態となっている。すなわち、本発明に係る蓄電装置においては、平板状の波状板バネにより、電極組立体の熱がケースに伝わりやすくなっているため、高い放熱性を実現することができる。
また、波状板バネと電極組立体との間に配置された平板状の荷重分散板をさらに備える態様であってもよい。この場合、荷重分散板が波状板バネから電極組立体への荷重を分散することで、波状板バネの電極組立体に対する圧力ムラが抑制され、それにより、圧力ムラに起因する反応ムラが抑制される。
また、波状板バネの延在方向に関し、平板状態の波状板バネの長さが、電極組立体の長さよりも長い態様であることが好ましい。この場合、平板状態の波状板バネの長さが、電極組立体の長さよりも短い場合よりも、高い放熱性を実現することができる。
本発明に係る蓄電装置は、ケース内に電極組立体が収容されて構成された蓄電装置であって、電極組立体がコンディショニング処理された際に膨張する膨張方向において電極組立体とケースとの間に介在し、且つ、膨張方向に関して厚さが伸縮可能な弾性体を備え、弾性体が、電極組立体とケースとの間で押圧されて圧縮状態となっている。
この蓄電装置においては、ケースと電極組立体との間の介在する弾性体が、電極組立体とケースとの間で押圧されて圧縮状態となっていることで、熱が伝わりやすい状態となっている。すなわち、本発明に係る蓄電装置においては、圧縮状態の弾性体により、電極組立体の熱がケースに伝わりやすくなっているため、高い放熱性を実現することができる。
本発明に係る蓄電装置の製造方法は、ケース内に電極組立体が収容されて構成された蓄電装置の製造方法であって、電極組立体をコンディショニング処理する前に、ケース内に電極組立体を収容するとともに、電極組立体がコンディショニング処理された際に膨張する膨張方向において電極組立体とケースとの間に介在し、且つ、膨張方向に直交する方向に延在するように波状板バネを配置する工程と、電極組立体をコンディショニング処理して、電極組立体を膨張方向に膨張させて、電極組立体とケースとの間で波状板バネを押圧して、波状板バネを平板状態にする工程とを有する。
この蓄電装置の製造方法においては、電極組立体をコンディショニング処理する前に、ケースと電極組立体との間の介在するように配置された波状板バネが、電極組立体のコンディショニング処理の際に、電極組立体とケースとの間で押圧されて平板状態になり、その結果、発熱体である電極組立体とその全面において接する。そのため、電極組立体と部分的にしか接しない従来のバネに比べて、熱がより伝わりやすい状態となる。したがって、本発明に係る蓄電装置の製造方法においては、平板状の波状板バネにより、電極組立体の熱がケースに伝わりやすくなるため、高い放熱性を有する蓄電装置を作製することができる。
なお、上記蓄電装置は二次電池であってもよい。
本発明によれば、放熱性の向上が図られた蓄電装置およびその製造方法が提供される。
図1は、本発明の第1実施形態に係る二次電池のコンディショニング処理前の状態を示した概略断面図である。 図2は、図1に示した二次電池のコンディショニング処理後の状態を示した図である。 図3は、本発明の第2実施形態に係る二次電池のコンディショニング処理前の状態を示した概略断面図である。 図4は、図3に示した二次電池のコンディショニング処理後の状態を示した図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一又は同等の要素については同一の符号を付し、説明が重複する場合にはその説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る蓄電装置である二次電池10について、図1、2を参照しつつ説明する。図1、2において、二次電池10の高さ方向をZ方向、Z方向に直交する平面をX−Y平面として示している。
二次電池10は、ケース20内に電極組立体30が収容された構成を有している。なお、二次電池10は、ケース20および電極組立体30の他に、電力を外部に取り出す電極端子やケース20内に充填される電解液等を含むが、その説明および図示は省略する。
ケース20は、ステンレスやアルミニウムなどの金属で構成されており、上部が開口された電池缶22と、電池缶22の開口を閉蓋する電池蓋24とで構成されている。また、ケース20は、設置面積(X−Y面における面積)に比べて高さ寸法(Z方向長さ)が小さい扁平状の外形および内部空間形状を有している。
なお、ケース20の内部空間は、図2に示すように、X−Y平面における一方向(図のX方向)においては、その寸法がL2となっている。
電極組立体30は、複数の電極(負極および正極)が積層された積層体であり、ケース20内に横置きで(すなわち、積層方向が二次電池の高さ方向(Z方向)に沿うように)収容されている。電極組立体30は、より詳しくは、複数の負極と複数の正極とが、セパレータを介して交互に積層されたものであり、互いに対面する負極と正極とが反応することで電力を蓄えたり供給したりするものである。
電極組立体30は、ケース20に収容された後に、初期充放電が施される。この初期充放電は、コンディショニング処理とも呼ばれ、このコンディショニング処理により、電極に塗工された活物質が活性化される。このとき、電極組立体30においては、各電極に塗工された活物質が膨張し、その結果として、主に電極組立体30の積層方向である厚さ方向(図の矢印D方向)に膨張する。なお、負極材料にSiOを用いた場合には、この膨張が大きくなると言われている。
図1は、コンディショニング処理前の状態の電極組立体30を示しており、電極組立体30は、コンディショニング処理前の状態では、上面が電池蓋24に達しないように、その高さが設計されている。そのため、二次電池の高さ方向(Z方向)に関し、電極組立体30とケース20(電池蓋24)との間には、所定厚さのクリアランスが設けられている。
なお、電極組立体30は、図2に示すように、X−Y平面における一方向(図のX方向)においては、その外形寸法がL3となっている。電極組立体30の外形寸法L3は、電極組立体30をケース20に収容する際の容易性を考慮して、ケース20の内形寸法L2よりも小さくなっている(L3<L2)。そのため、X−Y平面に関しても、電極組立体30とケース20との間には所定幅のクリアランスが設けられている。
二次電池10は、ケース20内に、波状板バネ40および荷重分散板42をさらに備えている。
波状板バネ40は、二次電池10の厚さ方向に直交するX−Y平面内に延在するように、電極組立体30の上面と電池蓋24の下面との間に配置されている。
波状板バネ40は、電極組立体30のコンディショニング処理前においては、図1に示すように、電極組立体30と電池蓋24との間のクリアランス内に配置されている。波状板バネ40の高さは、クリアランス厚さよりわずかに高く設計されており、電極組立体30をその積層方向に比較的低い圧力(たとえば、0.1〜1.0MPa)で付勢している。このような付勢により、電極組立体30の正極と負極とを互いに離間しないようにすることで、クリアランスがある場合であっても正極と負極との間の反応を保持することができる。
波状板バネ40は、電極組立体30のコンディショニング処理後においては、図2に示すように、Z方向に膨張した電極組立体30とケース20の電池蓋24との間で押圧されて、あたかも一枚の平板のような状態(平板状態)となる。この状態のとき、波状板バネ40は、X−Y平面における一方向(図のX方向)における長さがL1となっている。長さL1は、上述した電極組立体30の外形寸法L3より長く、かつ、ケース20の内形寸法L2よりも短くなっている(L3<L1<L2)。そのため、平板状態の波状板バネ40は、ケース20の内面に当接することなく、電極組立体30の上面全域に亘って延在することができる。
荷重分散板42は、平板状の部材であり、ある程度の剛性を有している。荷重分散板42は、波状板バネ40同様、二次電池10の厚さ方向に直交するX−Y平面内に延在するように、電極組立体30の上面と波状板バネ40との間に配置されている。より具体的には、荷重分散板42は、その上面において波状板バネ40と接しており、その下面において電極組立体30の上面全体と接している。
荷重分散板42は、波状板バネ40から電極組立体30への荷重(付勢力)を分散する。すなわち、波状板バネ40の荷重は、電極組立体30に伝わる際、電極組立体30側に凸状になっている箇所に集中しやすい。上述の荷重分散板42を配置することで、その荷重を分散されて、波状板バネ40の荷重が電極組立体30の上面全体に均等に加わるようになるため、電極組立体30に対する圧力ムラが抑制される。圧力ムラは、正極と負極との反応ムラにつながるため、荷重分散板42を配置することで反応ムラを抑制することができる。
続いて、二次電池10を作製する手順について説明する。
二次電池10を作製する際には、まず、電極組立体30をコンディショニング処理する前に、ケース20の電池缶22内に電極組立体30を収容する。このとき、電極組立体30の積層方向(すなわち、膨張方向D)がZ方向となるように、電極組立体30を横置きする。そして、電極組立体30を収容した後、荷重分散板42、波状板バネ40の順に、ケース20の電池缶22内に、それぞれX−Y平面内に延在するように、収容する。その後、電池缶22の開口を電池蓋24で閉じる。
次に、電極組立体30に対して、コンディショニング処理を施す。このとき、電極組立体30が、上方に伸びるようにZ方向に膨張する。それにより、電極組立体30の上側のクリアランス内に配置された波状板バネ40が、電極組立体30とケース20との間で押圧されて平板状態となる。
以上により、コンディショニング処理が施された二次電池10の作製が完了する。
本実施形態に係る二次電池10においては、電極組立体30のコンディショニング処理後に、膨張方向Dにおいて電極組立体30とケース20の電池蓋24との間の介在する波状板バネ40が、電極組立体30とケース20の電池蓋24との間で押圧されて平板状態となっていることで、発熱体である電極組立体30の上面とその全面において接する。そのため、電極組立体30の熱が、波状板バネ40を介して、ケース20に伝わりやすい状態となっている。
一方、従来技術に係るバネは、電極組立体と部分的にしか接しておらず、電極組立体に接していない部分が伝熱にあまり寄与しなかったため、伝熱を十分におこなうことが難しかった。
つまり、上述した二次電池10においては、平板状になった波状板バネ40により、電極組立体30の熱がケース20に伝わりやすくなっていることで、高い放熱性が実現されている。
また、平板状の波状板バネ40の長さL1が、電極組立体30の外形寸法L3より長くなっているため(L3<L1)、電極組立体30の上面全域に亘って波状板バネ40が延在し、平板状の波状板バネ40の長さL1が電極組立体30の外形寸法L3よりも短い場合に比べて、高い放熱性を実現することができる。
さらに、平板状の波状板バネ40の長さL1が、ケース20の内形寸法L2よりも短くなっているため(L1<L2)、平板状態の波状板バネ40はケース20の内面に当接していない。それにより、平板状の波状板バネ40の長さL1がケース20の内形寸法L2よりも長い場合に生じうる、波状板バネ40が意図しない形状に撓んだりケース20が変形したりする事態が、効果的に回避されている。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る蓄電装置である二次電池10Aについて、図3、4を参照しつつ説明する。図3、4において、二次電池10Aの高さ方向をZ方向、Z方向に直交する平面をX−Y平面として示している。
第2実施形態に係る二次電池10Aは、第1実施形態に係る二次電池10とは、波状板バネ40が弾性体44になっている点で異なり、その他の点は同一である。そのため、以下では、弾性体44についてのみ説明し、その他の二次電池の構成については説明を省略する。
弾性体44は、板状の多孔質体(スポンジ)であり、たとえば、ゴムや合成樹脂を発泡処理した材料で構成されている。弾性体44は、波状板バネ40同様、二次電池10Aの厚さ方向に直交するX−Y平面内に延在するように、電極組立体30の上面と電池蓋24の下面との間に配置されている。
弾性体44は、電極組立体30のコンディショニング処理前においては、図3に示すように、電極組立体30と電池蓋24との間のクリアランス内に配置されている。弾性体44の高さは、クリアランス厚さよりわずかに高く設計されており、上述した波状板バネ40同様、電極組立体30をその積層方向に比較的低い圧力で付勢している。
なお、弾性体44は、その下面において電極組立体30の上面全体と接しているため、弾性体44の荷重が電極組立体30の上面全体に均等に加わる。そのため、第1実施形態の荷重分散板42がなくとも、電極組立体30に対する圧力ムラが生じにくく、反応ムラも生じにくい構成となっている。
弾性体44は、電極組立体30のコンディショニング処理後においては、図4に示すように、Z方向に膨張した電極組立体30とケース20の電池蓋24との間で押圧されて、その高さ寸法が縮められた状態(圧縮状態)となる。
なお、弾性体44は、圧縮状態になっても、その断面寸法(X−Y断面の寸法)はほとんど変わらず、体積密度が高くなる(逆に、気孔率は低下する)だけである。そのため、上述した波状板バネ40のようにコンディショニング処理後にケース20の内面に当接する事態を考慮する必要がない。
続いて、二次電池10Aを作製する手順について説明する。
二次電池10Aを作製する際には、まず、電極組立体30をコンディショニング処理する前に、ケース20の電池缶22内に電極組立体30を収容する。このとき、電極組立体30の積層方向(すなわち、膨張方向D)がZ方向となるように、電極組立体30を横置きする。そして、電極組立体30を収容した後、弾性体44をケース20の電池缶22内に、X−Y平面内に延在するように収容する。その後、電池缶22の開口を電池蓋24で閉じる。
次に、電極組立体30に対して、コンディショニング処理を施す。このとき、電極組立体30が、上方に伸びるようにZ方向に膨張する。それにより、電極組立体30の上側のクリアランス内に配置された弾性体44が、電極組立体30とケース20との間で押圧されて圧縮状態となる。
以上により、コンディショニング処理が施された二次電池10Aの作製が完了する。
本実施形態に係る二次電池10Aにおいては、電極組立体30のコンディショニング処理後に、膨張方向Dにおいて電極組立体30とケース20の電池蓋24との間の介在する弾性体44が、電極組立体30とケース20の電池蓋24との間で押圧されて圧縮状態となっていることで体積密度が高くなり、電極組立体30の熱が、弾性体44を介して、ケース20に伝わりやすい状態となっている。
つまり、上述した二次電池10Aにおいては、圧縮状態の弾性体44により、電極組立体30の熱がケース20に伝わりやすくなっていることで、高い放熱性が実現されている。
なお、弾性体44は、多孔質体ではなく、気孔を有しないゴム等の弾性材料で構成された中実体であってもよい。この場合にも、圧縮されることで弾性体44の体積密度が高くなり、熱が伝わりやすい状態となり得る。なお、伝熱性の向上の観点から、ゴム等の弾性材料の中に、金属フィラーを含有させてもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。たとえば、蓄電装置は、リチウムイオン二次電池等の二次電池に限らず、その他の蓄電装置(たとえば電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタ等)であってもよい。また、波状板バネや弾性体の位置は、電極組立体の上側(電極組立体と電池蓋との間)ではなく、電極組立体の下側(電極組立体と電池缶の底との間)であってもよい。さらに、ケース内に電極組立体を横置きした態様を示したが、ケース内に電極組立体を縦置きした態様であってもよい。この場合、電極組立体の膨張方向Dが(電池蓋方向ではなく)電池缶の側壁方向となるため、電極組立体と電池缶の側壁との間に波状板バネや弾性体を配置すればよい。
また、二次電池は、積層型に限らず、外形が扁平な捲回型であってもよい。さらに、ケースの断面形状は、四角状やコイン状など様々なタイプのものを選択することができる。なお、上述した第2実施形態のような弾性体を配置する場合には、外形が円筒状の捲回型であっても本発明を好適に実施することができる。
10、10A…二次電池、20…ケース、30…電極組立体、40…波状板バネ、42…荷重分散板、44…弾性体、D…膨張方向。

Claims (6)

  1. ケース内に電極組立体が収容されて構成された蓄電装置であって、
    前記電極組立体がコンディショニング処理された際に膨張する膨張方向において電極組立体とケースとの間に介在し、且つ、前記膨張方向に直交する方向に延在する波状板バネを備え、
    前記波状板バネが、電極組立体とケースとの間で押圧されて平板状態となっている、蓄電装置。
  2. 前記波状板バネと前記電極組立体との間に配置された平板状の荷重分散板をさらに備える、請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記波状板バネの延在方向に関し、前記平板状態の波状板バネの長さが、前記電極組立体の長さよりも長い、請求項1または2に記載の蓄電装置。
  4. ケース内に電極組立体が収容されて構成された蓄電装置であって、
    前記電極組立体がコンディショニング処理された際に膨張する膨張方向において電極組立体とケースとの間に介在し、且つ、前記膨張方向に関して厚さが伸縮可能な前記弾性体を備え、
    前記弾性体が、電極組立体とケースとの間で押圧されて圧縮状態となっている、蓄電装置。
  5. 前記蓄電装置が二次電池である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  6. ケース内に電極組立体が収容されて構成された蓄電装置の製造方法であって、
    前記電極組立体をコンディショニング処理する前に、前記ケース内に前記電極組立体を収容するとともに、前記電極組立体がコンディショニング処理された際に膨張する膨張方向において前記電極組立体と前記ケースとの間に介在し、且つ、前記膨張方向に直交する方向に延在するように波状板バネを配置する工程と、
    前記電極組立体をコンディショニング処理して、前記電極組立体を前記膨張方向に膨張させて、前記電極組立体と前記ケースとの間で前記波状板バネを押圧して、前記波状板バネを平板状態にする工程と
    を有する、蓄電装置の製造方法。
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