JP2014134653A - 表示装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】スマートフォン、ヘッドマウントディスプレイ、デジタルカメラ、デジタルカメラに搭載された電子ビューファインダなどの表示パネルを備えた電子機器において、接着剤の厚みを均一にして、被接着剤同士の平行度を高くする。
【解決手段】基板10上に表示面が形成された表示パネル1と、表示パネル1が嵌め込まれる溝部50aを有するケース50と、溝部50aの底面と、表示面の裏面とを接着する接着剤60と、底面上に形成され、所定の高さを有する突起57とを備える。この突起57は、2つ以上設けられることが好ましく、溝部50a底面の中心点に対する点対称、若しくは前記中心点を通る中心線に対し線対称に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、スマートフォン、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display:HMD)、デジタルカメラ、デジタルカメラに搭載された電子ビューファインダ(Electrical View Finder:EVF)などの表示パネルを備えた電子機器において、表示パネルを接着剤によってケースに接着する際、接着剤の厚みを均一にして、被接着剤同士の平行度を維持する表示装置、及びこの表装置を備える電子機器に関する。
近年においては、電圧を印加すると素子自体が発光する有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子を用いた自発光型の表示装置の開発が進んでおり、スマートフォン、ヘッドマウントディスプレイ、デジタルカメラ、デジタルカメラに搭載された電子ビューファインダなどの各種電子機器には、このような表示装置が用いられている。
自発光型の表示装置では、発光で生じる熱を外部に効率よく放熱することを目的として、熱伝導率の高い放熱用ケースと表示装置の基板とを貼り合わせている。具体的には、ケースの平面に湿気硬化型接着剤を塗布した後、基板のパネル面を重ね合わせ、加重により接着剤を広げて貼り合わせを行っている。
ここで、湿気硬化型の接着剤として 低粘度の接着剤を用いると、接着剤自体の厚みが数μm程度の薄さとなるため、各被着材の熱収縮差により接着強度が低下し剥がれてしまう。一方、厚みを増すために高粘度の接着剤を使用すると、加重時において、面上の各位置に対する圧力の加え方にバラツキが生じてしまい、接着剤の広がり方に差が生じることとなる。その結果、面内の各位置において接着剤の厚みが均一とならず、ケース底面に対する表示パネルの平行度が低下するという問題もある。
特に、デジタルカメラに搭載される電子ビューファインダは、撮像素子から得られた画像情報をカメラ内部の表示パネルに表示させるものであり、使用者は片目で電子ビューファインダを覗き込んで、電子ビューファインダに表示された画像から被写体を視認している。この際、他方の目で直接被写体を視認することがあるため、平行度が低下した表示装置を電子ビューファインダに用いた場合には、左右の目で被写体を視認した際に、被写体にズレが生じてしまう問題がある。
このような問題を解決すべく、例えば、特許文献1がある。特許文献1に開示された技術は、ケース基板と接着される部分に、接着剤が充填される溝を設けることで、塗布された接着剤が、接着時に適宜溝部にたまることによって、接着剤を薄く均一に伸ばすようにしている。
特開2010−256654号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術のように、ケースに溝を設けた場合、溝への適正な接着剤塗布量が要求されることとなる。すなわち、接着剤塗布量が少ない場合には、ケースと基板との接着箇所が減少してしまい、接着強度が低下することとなる。一方、接着剤塗布量が多い場合には、接着剤が溝外へ溢れ出すこととなるため、面上の各位置に対する圧力の加え方によっては、面内において接着剤の厚みに差が生じて平行度を損なうこととなる。
ここで、基板とケースとの貼り付けを行う際に、加重時間を長くしたり、加重圧を増加することによって、その厚みの差を小さくすることも可能であるが、重圧を増加によって接着剤の厚さが薄くなることや、加重時間の増加によって貼り付け処理の時間が増大するという問題もある。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたものであり、スマートフォン、ヘッドマウントディスプレイ、デジタルカメラ、デジタルカメラに搭載された電子ビューファインダなど、表示パネルを備えた種電子機器において、表示パネルとケースとの平行度を高精度に確保することができる表示装置、並びにその表示装置を備えた電子機器を提案することを解決課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、基板(例えば、図1(a)の基板10)上に表示面(例えば、図1(a)の表示面1a)が形成された表示パネル(例えば、図1(a)の表示パネル1)と、表示パネルが嵌め込まれる溝部(例えば、図1(a)の溝部50a)を有するケース(例えば、図1(a)のケース50)と、溝部の底面(例えば、図1(a)の底面51a)と、表示面の裏面(例えば、図1(a)の裏面1b)とを接着する接着剤(例えば、図1(a)の接着剤60)と、底面上に形成され、所定の高さを有する突起(例えば、図1(a)の突起57)とを備えることを特徴とする。
本発明において、「ケース」とは、表示パネルが配置される位置が定められた装置の部品又は部位を意味し、このケースにおいて、「表示パネルが嵌め込まれる溝部」とは、表示パネルの位置決めをする部分を意味し、表示パネルの平面形状と同形又はそれ以上の面積を有する凹部の他、表示パネル周囲の全部又は一部を囲んで位置決めをする凸部のようなものであってもよい。さらに、本発明において、「突起」とは、溝部の底面から突出されていれば、先端が球面形や尖った形状などの他、上面が平坦である程度の面積を有するような台状も含まれる。
本発明によれば、表示パネルの裏面と接着されるケースの底面上に突起が設けられているので、表示パネルをケースに嵌め込んで重圧を加えると、突起が表示パネルの裏面に突き当たり、表示パネルの裏面とケース底面との距離が一定となる。そして、表示パネルの裏面とケース底面との距離が一定となった空間に接着剤が収容され、この接着剤によって表示パネルとケースとは接着される。これにより、各被接着部材を接着剤で接着する際に、基板に加える加重量や、加重時間を調整することなく、表示パネルとケースとの平行度を高精度に確保して被接着部材同士を接着することができる。
また、本発明によれば、突起によって、表示パネルとケースとの間に接着剤を収容させる空間が形成され、その空間の高さが接着剤の厚みとなるため、突起の高さを接着に必要な厚みに設定することで、適切な接着強度とすることができる。
そして、このような平行度が高精度に確保された表示装置を、例えば、電子ビューファインダに使用した際、一方の目で直接被写体を視認し、他方の目で電子ビューファインダを通じて被写体を視認した場合であっても、被写体にズレが生じることを防止することができる。
上記発明において、突起は、2つ以上設けられることが好ましい。この場合には、ケース溝部の位置に2つ以上の突起が設けられているので、各突起によって表示パネルの裏面をバランス良く突き当てて、表示パネル底面とケース底面と距離を面上で一定にすることができる。その結果、各被着材同士の平行度を高精度に確保することができる。
上記発明において、突起は、溝部底面の中心点(例えば、図6(a)の中心点CP)に対する点対称、若しくは中心点を通る中心線(例えば、図6(b)の中心線CL)に対する線対称に配置されることが好ましい。この場合、突起は、溝部底面の中心点に対する点対称、若しくは中心点を通る中心線に対する線対称に配置されているので、中心点又は中心線を挟んで配置された各突起が表示パネルの裏面をバランス良く突き当てて、表示パネル底面とケース底面と距離を面上で一定にすることができる。その結果、各被着材同士の平行度を高精度に確保することができる。
上記発明において、溝部底面の中央において、底面を貫通する湿気浸入孔(例えば、図1(a)の湿気浸入孔56)をさらに備え、2つ以上の突起は、湿気浸入孔の周囲に配置されていることを特徴とする。この場合には、ケースには、溝部底面を貫通する湿気浸入孔を有しているので、ケースと基板との間に配置された湿気硬化型接着剤における湿気浸入孔と重なる部分が露出する。そのため、湿気硬化型接着剤は、端部だけでなく湿気浸入孔と重なる部分でも空気と触れるので、湿気浸入孔が設けられていない場合に比べて、硬化が進み易くなる。
また、この場合において、湿気浸入孔は、溝部底面の中央に位置し、2つ以上の突起は、溝部底面の中央に位置する湿気浸入孔の周囲に配置されているので、突起が底面中央を中心として表示パネルの裏面を適切に突き当てて、表示パネル底面とケース底面と距離を面上で一定にすることができる。その結果、各被着材同士の平行度を高精度に確保することができる。
上記発明において、突起は、頂部に向かって細くなる形状をなしていることが好ましい。この場合には、表示パネルと接触する頂部は、裏面に対して点接触する。そのため、表示パネルを押し付けた際、頂部の上部に塗布された接着剤は、周囲に押し広げられることとなり、被接着部材を貼り付けた際、突起の頂部に接着剤が残存することがない。これにより、確実に、突起を表示パネルの裏面に突き当てることができ、各被着材同士の平行度を高精度に確保することができる。
また、他の本発明における電子機器(例えば、図7のデジタルカメラ100)は、上記に記載の表示装置を備えることを特徴とする。この本発明によれば、平行度を高い表示装置を備えているので、高品質、且つ、高性能の電子機器を提供することができる。すなわち、例えば、電気機器として電子ビューファインダを使用した場合、電子ビューファインダの表示パネルから射出される映像光は、目に対して垂直に導光されるため、直接被写体を視認した場合と同じ位置に被写体が見えることとなる。そのため、一方の目で電子ビューファインダを通じて被写体を視認し、他方の目で直接被写体を視認した場合であっても、被写体にズレが生じることを防止することができる。
実施形態に係る表示装置の概略構成を示す模式図である。 実施形態に係る表示パネルの電気的な構成を示す等価回路図である。 実施形態に係る表示パネルの構成を示す模式平面図である。 実施形態に係る表示パネルの構造を示す模式断面図である。 実施形態に係る表示装置の分解斜視図である。 実施形態に係る表示装置の突起の位置関係を示す上面図である。 実施形態に係る表示装置を備えた電子機器の一例として、電子ビューファインダを示す模式図である。 (a)は、従来に係る有機ELパネルとケースとの位置関係示す模式断面図であり、同図(b)は、本実施形態に係る有機ELパネルとケースとの位置関係示す模式断面図である。
以下、この発明の好適な実施の形態を、添付図面等を参照しながら詳細に説明する。ただし、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
<表示装置の構成>
図1は、第1の実施形態に係る表示装置の概略構成を示す模式図であり、詳しくは、(a)は表示装置の側面図であり、(b)は表示装置の平面図である。そして、図1(a),(b)に示すように、本実施形態に係る表示装置70は、表示パネル1と、ケース50と、表示パネル1とケース50とを接着する接着剤60とを備えている。
(1)表示パネル
まず、表示パネル1の構成を図2、図3、及び図4を参照して説明する。図2は、第1の実施形態に係る表示パネルの電気的な構成を示す等価回路図である。図3は、第1の実施形態に係る表示パネルの構成を示す模式平面図である。図4は、第1の実施形態に係る表示パネルの構造を示す模式断面図である。
図2に示すように、表示パネル1は、スイッチング素子としてトランジスターを用いたアクティブマトリックス型の有機ELパネルである。トランジスターとしては、薄膜半導体層を用いた薄膜トランジスター(Thin Film Transistor、以下、TFTと呼ぶ)であってもよいし、半導体基板自体にチャネルが形成されるトランジスターであってもよい。表示パネル1は、基板10と、基板10上に設けられた走査線16と、走査線16に対して交差する方向に延びる信号線17と、信号線17に並列に延びる電源線18とを備えている。
信号線17には、シフトレジスター、レベルシフター、ビデオライン、及びアナログスイッチを備えたデータ線駆動回路14が接続されている。また、走査線16には、シフトレジスター及びレベルシフターを備えた走査線駆動回路15が接続されている。
走査線16と信号線17とによりサブ画素2の領域が区画されている。サブ画素2は、表示パネル1の表示の最小単位であり、例えば、走査線16の延在方向と信号線17の延在方向とに沿ってマトリックス状に配列されている。各サブ画素2には、スイッチング用トランジスター11と、駆動用トランジスター12と、保持容量13と、陽極24と、陰極32と、有機機能層30とが設けられている。
有機機能層30は、例えば、順に積層された正孔輸送層と発光層と電子輸送層とで構成されている。陽極24と、陰極32と、有機機能層30とによって有機EL素子8が構成される。有機EL素子8では、正孔輸送層から注入される正孔と、電子輸送層から注入される電子とが発光層で再結合することにより発光が得られる。
そして、表示パネル1では、走査線16が駆動されてスイッチング用トランジスター11がオン状態になると、信号線17を介して供給される画像信号が保持容量13に保持され、保持容量13の状態に応じて駆動用トランジスター12のソースとドレインの間の導通状態が決まる。そして、駆動用トランジスター12を介して電源線18に電気的に接続したとき、電源線18から陽極24に駆動電流が流れ、さらに有機機能層30を通じて陰極32に電流が流れる。
この駆動電流は、駆動用トランジスター12のソースとドレインの間の導通状態に応じたレベルとなる。このとき、駆動用トランジスター12のソースとドレインとの間の導通状態、すなわち、駆動用トランジスター12のチャネルの導通状態は、駆動用トランジスター12のゲートの電位により制御される。そして、有機機能層30の発光層は、陽極24と陰極32との間に流れる電流量に応じた輝度で発光する。言い換えると、有機EL素子8の発光状態を駆動用トランジスター12により制御するとき、駆動用トランジスター12のソース及びドレインのいずれか一方が電源線18に電気的に接続され、駆動用トランジスター12のソース及びドレインのいずれか他方が有機EL素子8に電気的に接続される。
また、図3に示すように、表示パネル1は、平面視で略矩形状をなしているとともに、基板10上に、略矩形の平面形状を有する発光領域4を備えている。この発光領域4は、表示パネル1において、実質的に発光に寄与する領域であり、この発光領域4の周囲に、実質的に発光に寄与しないダミー領域を設けてもよい。発光領域4には、サブ画素2がマトリックス状に配列されている。サブ画素2は、例えば略矩形の平面形状を有している。サブ画素2の矩形形状の4つの角は丸く形成されていてもよい。この場合、サブ画素2の平面形状は、4つの辺と4隅に対応する湾曲部から構成されてもよい。
本実施形態に係る表示パネル1は、赤色(R)波長帯域の光を射出するサブ画素2Rと、緑色(G)波長帯域の光を射出するサブ画素2Gと、青色(B)波長帯域の光を射出するサブ画素2Bとを有している(以下では、赤色、緑色、青色を、それぞれR、G、Bと記し、対応する色を区別しない場合には単にサブ画素2とも呼ぶ)。サブ画素2R,2G,2Bに対応して、有機EL素子8R,8G,8Bが設けられている(以下では、サブ画素2と同様に対応する色を区別しない場合には単に有機EL素子8とも呼ぶ)。
発光領域4の周囲には、2つの走査線駆動回路15と検査回路19とが配置されている。検査回路19は、表示パネル1の作動状況を検査するための回路である。基板10の外周部には、陰極用配線33が配置されている。また、基板10の一辺側には、フレキシブル基板20が設けられている。フレキシブル基板20は、各配線と接続された駆動用IC21を備えている。
本実施形態に係る表示パネル1では、画像を形成する際の一つの単位がサブ画素2R,2G,2Bの画素群により構成され、それぞれの単位においてサブ画素2R,2G,2Bのそれぞれの輝度を適宜変えることで、種々の色の光を射出することができる。これにより、表示パネル1は、フルカラー表示又はフルカラー発光が可能である。
さらに、図4に示すように、表示パネル1は、基板10上に、反射層22と、保護層26と、陽極24と、絶縁膜28と、有機機能層30と、陰極32と、封止層44と、対向基板40とを備えている。表示パネル1は、有機機能層30から発した光が対向基板40側に射出されるトップエミッション型である。また、表示パネル1は、R,G,Bの各波長帯域の光を共振させる光共振構造を有している。
なお、本実施形態では、図4における表示パネル1の対向基板40側を上方と呼ぶ。そして、表示パネル1の上方の面(対向基板40の表面)を表示面1aと呼び、その反対側の下面(基板10の表面)を裏面1bと呼び、表示パネル1における表示面1a及び裏面1bと交差する面を側面1c(図1(a)参照)と呼ぶ。また、本明細書では、表示パネル1の対向基板40側表面の法線方向から見ることを「平面視」と呼ぶ。図3は、対向基板40を省略した状態で表示パネル1を平面視した図である。
基板10は、表示パネル1がトップエミッション型であることから、基材に透光性材料及び不透光性材料のいずれを用いてもよい。透光性材料としては、例えば、ガラス、石英、樹脂(プラスチック、プラスチックフィルム)等があげられる。不透光性材料としては、例えば、アルミナ等のセラミックス、ステンレススチール等の金属シートに表面酸化等の絶縁処理を施したもの、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂、及びそのフィルム(プラスチックフィルム)等があげられる。また、基板10として、ガラス、石英、樹脂(プラスチック、プラスチックフィルム、セラミックス等としたが、シリコンなどの半導体基板であってもよいし、SOI基板であってもよい。
また、基板10上には、反射層22が設けられている。反射層22は、例えば、アルミニウムや銀、又はアルミニウムや銀を主成分とする合金等の光反射性を有する材料によって形成される。なお、図4では図示を省略するが、基板10には、サブ画素2(2R,2G,2B)毎に、半導体膜とゲート絶縁層とゲート電極とドレイン電極とソース電極とを備えた駆動用トランジスター12(図1参照)が設けられている。基板10は、例えば二酸化珪素(SiO2)等からなる絶縁層や平坦化層等で覆われていてもよい。
保護層26は、基板10と反射層22とを覆うように設けられている。保護層26の上面は、平坦化されている。保護層26は、例えば、二酸化珪素(SiO2)、窒化珪素(SiN)、酸化窒化珪素(SiON)等の無機絶縁膜によって形成されている。保護層26は、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等の有機樹脂によって形成されてもよい。
陽極24(24R,24G,24B)は、保護層26上に設けられている。陽極24R,24G,24Bは、サブ画素2R,2G,2Bに対応して配置されている。陽極24R,24G,24Bの層厚は、光共振構造の光学的距離(光路長)を調整するため互いに異なっており、陽極24B,24G,24Rの順に厚くなっている。陽極24は、透光性を有する導電材料からなり、例えば、ITO(indium tin oxide)やZnO2で形成される。
絶縁膜28は、保護層26上に設けられている。絶縁膜28は、サブ画素2の領域を区画する開口部28aを有している。開口部28aは、陽極24よりも一回り小さく形成されている。絶縁膜28は、開口部28aの周囲に沿って陽極24の周縁部に所定幅で乗り上げるように形成されている。絶縁膜28は、二酸化珪素(SiO2)等の無機絶縁材料やアクリル樹脂等で形成されている。
有機機能層30は、陽極24(24B,24G,24R)と絶縁膜28とを覆うように設けられている。有機機能層30は、例えば、正孔輸送層と発光層と電子輸送層とで構成される。有機機能層30を構成するこれらの層は、公知の材料を用いて形成することができる。有機機能層30では、正孔輸送層から注入される正孔と電子輸送層から注入される電子とが発光層で再結合することにより、白色の発光が得られる。なお、有機機能層30が発光する際は、発熱を伴う。
陰極32は、有機機能層30を覆うように設けられている。陰極32は、その表面に達した光の一部を透過するとともに他の一部を反射する性質(すなわち半透過反射性)を持った半透過反射層として機能する。陰極32は、マグネシウム(Mg)や銀(Ag)、又はこれらを主成分とする合金等で形成される。
陽極24(24R,24G,24B)と有機機能層30と陰極32とで、有機EL素子8(8R,8G,8B)が構成される。有機EL素子8R,8G,8Bは、サブ画素2R,2G,2Bに対応して配置される。
なお、図示を省略するが、陰極32上には、パッシベーション層が設けられている。パッシベーション層は、酸素や水分の浸入による有機EL素子8の劣化を防止するための保護膜である。パッシベーション層は、例えばSiO2、SiN、SiON等のガス透過率が低い無機材料で形成される。
複数の有機EL素子8(8R,8G,8B)が形成された基板10上には、対向基板40が対向配置される。対向基板40は、ガラス等の透光性材料で構成されている。対向基板40の基板10側の面には、少なくともカラーフィルター42(42R,42G,42B)が形成されており、遮光層43を有してもよい。
表示パネル1は、カラーフィルター42として、Rの波長帯域に対応するカラーフィルター42Rと、Gの波長帯域に対応するカラーフィルター42Gと、Bの波長帯域に対応するカラーフィルター42Bとを有している。カラーフィルター42R,42G,42Bは、サブ画素2R,2G,2Bに対応して配置され、平面視で有機EL素子8R,8G,8Bに重なるように設けられている。カラーフィルター42R,42G,42Bは、有機EL素子8R,8G,8Bから射出される光のうち、R,G,Bの各波長帯域の光を選択的に透過させるためのものである。
遮光層43は、有機EL素子8R,8G,8Bに対応する開口部43aを有し、開口部43aによりカラーフィルター42R,42G,42Bを区画している。カラーフィルター42R,42G,42Bと遮光層43とが形成された対向基板40は、封止層44を介して基板10と貼り合わされている。封止層44は、透光性の樹脂材料、例えば、エポキシ樹脂などの硬化性樹脂で形成されている。
(2)ケース及び接着剤
次に、ケース50及び接着剤60について、図1(a)及び(b)、図5、図6を参照して説明する。図5は、本実施形態に係る表示装置の分解斜視図であり、図6(a)及び(b)は、本実施形態に係る突起57の位置関係を示す上面図である。
図1(b)に示すように、ケース50は、平面視で略矩形状である。ケース50は、有機EL素子8が発光する際に生じる熱を表示パネル1の外部に放熱する機能を有するとともに、表示パネル1を補強し外力等から保護する機能も有する。ケース50は、例えばアルミニウム、銅、あるいはこれらの合金等の金属材料で形成されている。
図5に示すように、ケース50は、底部51と、底部51の表示パネル1と対向する側に立設された側部52とを有し、底部51と側部52とで溝部50aを形成させ、この溝部50aに表示パネル1を嵌め込むようになっている。溝部50aの底部51は、平面視で略矩形状であり、底部51の表示パネル1(裏面1b)と対向する側の面をケース底面51aと呼び、その反対側の面を外面51bと呼ぶ。
底部51には、底部51を貫通する湿気浸入孔56が設けられている。湿気浸入孔56は、例えば、底部51における表示パネル1と接着されている部位(以下では、接着部位と呼ぶ)の中央、すなわちケース底面51aの中央に設けられている。本実施形態において、この中央とは、接着剤60が配置される範囲における中央部分でもある。なお、図5では、接着剤60が初めに塗布される範囲を破線で示している。湿気浸入孔56は、例えば、平面視で円形のストレート穴であるが、楕円形や多角形等の形状であってもよく、ケース外面51bに向かって径が拡がるテーパー状の穴であってもよい。
さらに、湿気浸入孔56としては、表示装置70を電子機器に組み込む際の固定用ねじ穴や位置決め用ピン穴等を兼ねる構成であってもよく、このような場合には、湿気浸入孔56はそれぞれの役割や、電子機器等の構成に適した形状、大きさ、配置位置で設けられる。
そして、湿気浸入孔56の周囲には、4つの突起57がケース底面51a上に形成されている。この突起57は、表示パネル1の裏面1bと接触し、ケース底面51aから表示パネル1の裏面1bとの間を一定距離確保するための部材であり、本実施形態では、ケース50に一体成型され、アルミニウム、銅、あるいはこれらの合金等の金属材料で形成されている。この突起57は、図1(b)に示すように、有機ELパネルの裏面1bと接触する頂部58に向かって細くなるように半球状をなしており、その高さは、各突起57とも同一であって、接着剤60が適切に被接着部材同士を接着させることのできる程度の厚みとなるように、0.5mm程度となっている。
この複数の突起57は、湿気浸入孔56の中心から等距離に配置されるように、ケース底面51aの中心点CPに対する点対称、若しくは中心点CPを通る中心線CLに対する線対称に配置されている。具体的に、点対称に配置される例としては、図6(a)に示すように、突起57aと突起57cとは、中心点CPを中心として点対称に配置される。また、突起57bと突起57dとについても、中心点CPを中心として点対称となるように配置される。
一方、線対称に配置される例としては、図6(b)に示すように、突起57aと突起57dとは、中心点CPを通る中心線CLを軸として線対称に配置される。また、突起57bと突起57cとについても、中心線CLを軸として線対称に配置される。なお、本実施形態において、ケース底面51a上には、4つの突起57を形成させたが、有機ELパネルの裏面1bと接触し、表示パネル1とケースとの平行度を確保すればよく、少なくとも3つの突起57を形成されていればよい。また、本実施形態において、突起57は、例えばアルミニウム等の金属材料としたが、ケースに着脱可能とし、樹脂などの硬質材料で形成させてもよい。
側部52は、平面視で略矩形状の底部51の3辺側に設けられている。表示パネル1とケース50とを接着する際は、ケース50の側部52が設けられていない1辺側が表示パネル1のフレキシブル基板20が設けられた側と対応するように配置される。したがって、側部52は、表示パネル1のフレキシブル基板20が設けられた側の辺を除く3辺における側面1cを囲むように配置される。
側部52の上方の面を上面52aと呼ぶ。側部52の内側(表示パネル1の側面1cと対向する側)には、表示パネル1の側面1cを保持する突出部54が、フレキシブル基板20が設けられた側の辺を除く3辺のうち、少なくとも2に設けられている。なお、ケース50は、突出部54以外に、放熱用の突起やフィン等を有していてもよい。また、側部52の内側によって表示パネル1の位置を固定することができれば、突出部54を省略することも可能である。さらに、ケース50の形状は、表示装置70を後述するスマートフォン等の電子機器に組み込む場合、組み込みに適した形状(電子機器側の形状と適合する形状)であってもよい。
図1(a)に示すように、表示パネル1とケース50とは、表示パネル1の基板10(裏面1b)とケース50の底部51(ケース底面51a)との間に配置された接着剤60により、互いに接着されている。なお、表示パネル1を保護するため、側部52の上面52aは表示パネル1の表示面1aよりも上方にあることが好ましい。
表示装置70において、表示パネル1の有機EL素子8で生じた熱は、基板10から接着剤60を介してケース50の底部51に伝達される。また、有機EL素子8で生じた熱は、基板10からケース50の突出部54にも伝達される。これらにより、有機EL素子8で生じた熱が、ケース50から表示装置70の外部へ放熱される。
接着剤60は、空気中の湿気(水分)や被着体に含まれる湿気(水分)と反応して硬化する湿気硬化型シリコン接着剤からなる。湿気硬化型シリコン接着剤としては、エポキシ樹脂と呼ばれる液状樹脂を、ポリアミン類と呼ばれる硬化剤と混ぜ、常温域で化学反応(架橋)させることで硬化する2液性のエポキシ型接着剤を用いてもよい。また、接着剤の粘度としては、1000mPa程度の高粘度性の接着剤を好適に用いることができる。本実施形態では、被着体は表示パネル1の基板10及びケース50であり、これらの被着体は水分をほとんど含んでいない。したがって、接着剤60は、空気中の湿気と反応することによって硬化する。
なお、接着剤として熱硬化型接着剤や紫外線硬化型接着剤を用いる場合、接着剤を硬化させる際の熱や紫外線が有機機能層30の有機材料の特性を劣化させるおそれがある。また、湿気硬化型の瞬間接着剤を用いる場合、接着剤が硬化する際の収縮による被着体との接着剥がれや、硬化後の水分付着による被着体との接着剥がれが生じるおそれがある。したがって、湿気硬化型シリコン接着剤は使用することが望ましい。
図1(b)に示すように、硬化した接着剤60の平面形状(外周の形状)は、例えば枠状である。基板10とケース50とを接着する際は、例えば、ディスペンサー等を用いて、基板10とケース50との間に接着剤60を塗布する。そして、表示パネル1とケース50との間に圧力をかけた状態で、接着剤60を空気中の湿気と反応させて硬化させる。したがって、接着剤60の平面形状は、接着剤60を塗布して硬化させる過程で形成されるものであり、枠状に限定されるものではなく、略円形や略楕円形も含め他の形状であってもよい。
(3)電子機器
次に、本実施形態に係る電子機器について説明する。図7は、実施形態に係る表示装置を備えた電子機器の一例として、電子ビューファインダを示す模式図である。図7に示すように、電子機器としてのデジタルカメラ100には、電子ビューファインダ101、及び背面ディスプレイ102には、上述した表示装置70が備えている。
このようなデジタルカメラ100では、レンズ103から入った光をCCDイメージセンサ(Charge Coupled Device Image Sensor)などの撮像素子で捕らえて画像データに変換し、電子ビューファインダ101、及び背面ディスプレイ102の画面上に画像データを表示する。
上述した表示装置70はデジタルカメラ100(電子ビューファインダ101)の他、携帯電話機、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display:HMD)、小型プロジェクター、モバイルコンピューター、デジタルビデオカメラ、ディスプレイ、車載機器、オーディオ機器、露光装置や照明機器等の各種電子機器に用いることができる。
<作用・効果>
以上述べたように、本実施形態に係る表示装置70及び電子機器の構成によれば、表示パネル1の裏面1bと接着されるケース底面51a上に複数の突起57が設けられているので、表示パネル1をケース50に嵌め込んで重圧を加えると、突起57が表示パネルの裏面1bに突き当たり、表示パネル1の裏面1bとケース底面51aとの距離が一定となるため、表示パネル1とケース50との平行度を高精度に確保することができる。
すなわち、図8(a)に示すように、従来のような構成で、表示パネル1とケース50とを貼り合わせると、突起57がないため、加重時において、面上の各位置に対する圧力の加え方にバラツキが生じてしまい、接着剤の広がり方に差が生じていた。そのため、面内の各位置において、接着剤の厚みに差が生じてしまい、表示パネル1の裏面1bとケース底面51aと間に短い距離d2の部分と、長い距離d3の部分とが形成されてしまい、被着材同士の平行度が低下するという問題があった。これに対し、本実施形態によれば、突起57を有しているので、図8(b)に示すように、表示パネル1をケース50に嵌め込んで重圧を加えると、突起57が表示パネルの裏面1bに突き当たり、表示パネルの裏面とケース底面との距離が一定となる。
そして、表示パネル1の裏面1bとケース底面51aとの距離が一定となった空間に接着剤60が収容され、この接着剤60によって表示パネル1とケース50とは接着される。このように、本実施形態では、接着剤60によって、表示パネル1とケース50とを接着する際、基板に加える加重量や、加重時間を調整することなく、表示パネル1とケース50との平行度を高精度に確保して被接着部材同士を接着することができる。
また、本実施形態によれば、突起57の高さを0.5mmとしているので、表示パネル1とケース50とを接着する接着剤60の厚さも0.5mmとなり、接着剤60を適切な接着強度とすることができる。このとき突起57は、2つ以上設けられ、複数の突起57は、溝部底面の中心点CPに対する点対称、若しくは中心点CPを通る中心線CLに対する線対称に配置されているので、中心点CP又は中心線CLを挟んで配置された各突起57が表示パネルの裏面1bを適切に突き当て、表示パネル1の裏面1bとケース底面51aと距離を面上で一定にすることができる。その結果、各被着材同士の平行度を高精度に確保することができる。
さらに、本実施形態によれば、溝部底面の中央において、湿気浸入孔56を備え、突起57は、湿気浸入孔の周囲に配置されているので、ケース50と基板10との間に配置された接着剤60における湿気浸入孔と重なる部分が露出する。そのため、湿気硬化型の接着剤60は、端部だけでなく湿気浸入孔56と重なる部分でも空気と触れるので、湿気浸入孔56が設けられていない場合に比べて、硬化が進み易くなる。
また、突起57は、半球状となっており、頂部に向かって細くなる形状であるため、表示パネル1と接触する頂部58は、裏面1bに対して点接触する。そのため、表示パネル1を押し付けた際、頂部58の上部に塗布された接着剤60は、周囲に押し広げられ、被接着部材を貼り付けた際、突起57の頂部58に接着剤が残存することがない。これにより、確実に、突起57を有機ELパネルの裏面1bに突き当てることができ、各被着材同士の平行度を高精度に確保することができる。
さらに、本実施形態において、電子機器は、このような平行度が高精度である表示装置を備えているので、高品質、且つ、高性能の電子機器を提供することができる。すなわち、電気機器として電子ビューファインダを使用した場合、電子ビューファインダの表示パネル1から射出される映像光は、利用者の目に対して垂直に導光されるため、直接被写体を視認した場合と同じ位置に被写体が見えることとなる。そのため、一方の目で電子ビューファインダを通じて被写体を視認し、他方の目で直接被写体を視認した場合であっても、被写体にズレが生じることを防止することができる。
<変形例>
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形及び応用が可能である。変形例としては、例えば、以下のようなものが考えられる。なお、上述した実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する
(1)変形例1
上述した実施形態の表示装置において、突起57の形状としては、半球状としてが、本発明は、このような形態に限定されず、頂部58に向かって細くなるような形状であればよく、例えば、頂部58が尖形となっている角錐や円錐のような形状であってもよい。この場合であっても、表示パネル1をケース50に貼り付けた際、接着剤60は、突起57の頂部58から押し出されることとなり、頂部58と表示パネル1の裏面1bとの間に接着剤60が残存することはない。なお、このような変更例1では、ケース底面51a上に少なくとも3つの突起を配置させる構成とする。
(2)変形例2
また、上述した実施形態において、突起57は半球状をなし、表示パネル1の裏面1bを点で支持する構成としたが、本発明は、これに限定するものではなく、例えば、三角柱や円弧形状のように、表示パネル1の裏面1bと接触する頂部58が線状となる部材を用いてもよい。そして、このような形状の突起では、ケース底面51a上に、少なくとも2つの突起57を配置させる構成とする。
この場合には、表示パネル1の裏面1bを支持する箇所が増えるため、突起の数を減らしても、表示パネル1とケース50との平行度は保たれる。なお、この場合においても、頂部58は、湾曲形状、又は尖形状となっていることが好ましい。また、円弧形状の突起についても、溝部底面の中心点CPに対する点対称、若しくは中心点CPを通る中心線CLに対する線対称に配置されることが好ましい。
(3)変形例3
さらに、上述した実施形態、及び各変更例において、突起57は、同一形状の突起を複数配置させたが、上述した実施形態及び変更例に係る形状の突起を組み合わせて用いることが可能である。
例えば、変更例1に係る角錐形状の突起57と、変更例2に係る円弧形状の突起57とを選択して用いてもよい。この場合には、角錐形状の突起57と、変更例に係る円弧形状の突起57の中央部分とは、中心点CPを中心として点対称に配置され、若しくは、中心線CLを軸として線対称に配置される。このような変更例では、ケース底面51a上に少なくとも2つの突起を配置させる構成とする。
(4)変更例4
上述した実施形態では、ケース底面51aに突起57のみを形成させたが、突起57が設置されていれば、接着剤60の流動を促進させる溝をケース底面51aに形成させてもよい。この場合には、溝のみが形成された場合と異なり、突起57によって表示パネル1とケース50との平行度は確保するとともに、溝によって接着剤60の流動を促進させることができる。
(5)変形例5
上述の実施形態の表示パネル1では、サブ画素2R,2G,2Bに対応して陽極24の層厚を異ならせることで、光共振器の光学的距離を最適化する構成となっていたが、本発明はこのような形態に限定されない。サブ画素2R,2G,2Bに対応して、反射層22と陰極32との間に配置された絶縁層等の層厚を異ならせることや、複数の絶縁層又は導電層を積層することや、有機機能層30の層厚を異ならせることで光共振器の光学的距離を最適化する構成としてもよい。
(6)変形例6
上述の実施形態の表示パネル1は、光共振構造を有する構成であったが、本発明はこのような形態に限定されない。表示パネル1は光共振構造を有していない構成であってもよい。また、表示パネル1は、有機機能層30が白色で発光する構成であったが、有機機能層30がR,G,Bの各色で発光する材料を塗り分けて形成された構成としてもよい。
1…有機ELパネル、10…基板、50…ケース、56…湿気浸入孔、57…突起、60…接着剤、70…表示装置,100…デジタルカメラ。

Claims (6)

  1. 基板上に表示面が形成された表示パネルと、
    前記表示パネルが嵌め込まれる溝部を有するケースと、
    前記溝部の底面と、前記表示面の裏面とを接着する接着剤と、
    前記底面上に形成され、所定の高さを有する突起と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記突起は、2つ以上設けられることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記突起は、前記溝部底面の中心点に対する点対称、若しくは前記中心点を通る中心線に対し線対称に配置されることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記溝部底面の中央において、前記底面を貫通する湿気浸入孔をさらに備え、
    前記2つ以上の突起は、前記湿気浸入孔の周囲に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の表示装置。
  5. 前記突起は、頂部に向かって細くなる形状をなしていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 請求項1乃至5に記載の表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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