JP2014126212A - フィンチューブ熱交換器 - Google Patents

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Makoto Tachimori
誠 朔晦
Shoichi Yokoyama
昭一 横山
Kenji Nagoshi
健二 名越
Tomiyuki Noma
富之 野間
Takumi Kida
琢己 木田
Masanori Hirota
正宣 広田
Kensho Yamamoto
憲昭 山本
Takahiro Oshiro
崇裕 大城
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Abstract

【課題】切り起こしなどを設けることなく、優れた基本性能を有するフィンチューブ熱交換器を提供すること。
【解決手段】積層された複数のフィン31と前記フィンを貫通する伝熱管21とを備え、前記フィンは気流方向に沿って山と谷が成形されるVコルゲート形状のフィンであって、前記フィンの風上側の第1傾斜部36の面積は風下側の第2傾斜部38の面積よりも大きい構成としてある。これにより、面積の大きい風上側の傾斜部によって熱交換量(熱交換能力)を確保できるとともに、切り起こしなどを設けることによって生じるフィンの表側から裏側への気体の流れがなくなり、着霜を伴う運転時において、流路の閉塞による性能低下を回避することができる。
【選択図】図2

Description

本発明はフィンチューブ熱交換器に関する。
一般にフィンチューブ熱交換器は、所定間隔で並べられた複数のフィンと、複数のフィンを貫通する伝熱管とによって構成されている。空気は、フィンとフィンとの間を流れて伝熱管の中の流体と熱交換する。
図9〜図12は、それぞれ、従来のフィンチューブ熱交換器に使用されたフィンの平面図、a−a線に沿った断面図、b−b線に沿った断面図及びc−c線に沿った断面図である。フィン1は、気流方向に沿って山部4と谷部6とが交互に現れるように成形されている。このようなフィンは、一般に「コルゲートフィン」と呼ばれている。コルゲートフィンによれば、伝熱面積を増やす効果だけでなく、気流3を蛇行させることによって温度境界層を薄くする効果が得られる。
また、図13〜図15に示すように、コルゲートフィンに切り起こしを設けることによって伝熱性能を改善する技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。フィン1のフン傾斜面42a,42b,42c及び42dには、切り起こし41a,41b,41c及び41dが設けられている。切り起こし41a,41b,41c及び41dの高さH1,H2,H3及びH4は、隣接するフィン1の距離をFpとしたとき、1/5・Fp≦(H1,H2,H3,H4)≦1/3・Fpの関係を満足する。
特許文献1には、着霜運転時の通風抵抗を極力軽減するように構成された別のフィンも記載されている。図16〜図18に示すように、フィン1のフィン傾斜面12a及び12bには、上記した関係を満足する切り起こし11a及び11bが設けられている。フィン1の曲げ回数が少ないので、フィン傾斜面12a及び12bの傾斜角度は、比較的緩やかである。
特開平11−125495号公報
しかし、上記特許文献1に記載されている従来のフィンチューブ熱交換器は、切り起こしが形成されているため、当該切り起こしが十分に低かったとしても、着霜運転時には前記切り起こし部分に付着している着霜によって少なくとも20%以上の流路が局所的に絞られる。そのため、切り起こしを設けた場合には、曲げ回数を1回に制限して傾斜角度を緩やかにしたとしても、通風抵抗の大幅な増加は避けられない。図16〜図18に示すフィン1の通風抵抗を図9〜図12に示すフィンと同等のレベルまで下げるためには、フィン1の傾斜角度を限りなく0°に近づける必要が生じる。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、切り起こしなどを設けることなく、着霜運転時及び非着霜運転時を問わず、優れた基本性能を有するフィンチューブ熱交換器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のフィンチューブ熱交換器は、積層された複数のフィンと前記フィンを貫通する伝熱管とを備え、前記フィンは気流方向に沿って山と谷が成形されるVコルゲート形状であって、前記フィンの風上側の第1傾斜部の面積は風下側の第2傾斜部の面積よりも大きい構成としたことを特徴としたものである。
これにより、面積の大きい風上側の傾斜部によって熱交換量(熱交換能力)を確保できるとともに、切り起こしなどを設けることによって生じるフィンの表側から裏側への気体の流れがなくなり、着霜を伴う運転時において、流路の閉塞による性能低下を回避することができる。
本発明によれば、通風抵抗が十分に抑制され、かつ高い熱交換量(熱交換能力)を有するフィンチューブ熱交換器を提供できる。
本発明の実施k形態1に係るフィンチューブ熱交換器の斜視図 図1のフィンチューブ熱交換器に用いられたフィンの平面図 図2に示すフィンのa−a線に沿った断面図 図2に示すフィンのb−b線に沿った断面図 図2に示すフィンのc−c線に沿った断面図 図2に示すフィンにおいて高い熱伝達率を有する部分を示す平面図 従来のフィンにおいて高い熱伝達率を有する部分を示す平面図 フィンの風上、風下の傾斜部面積を同一にした場合において高い熱伝達率を有する部分を示す平面図 従来のフィンチューブ熱交換器に使用されたフィンの平面図 図9に示すフィンのa−a線に沿った断面図 図9に示すフィンのb−b線に沿った断面図 図9に示すフィンのc−c線に沿った断面図 従来のフィンチューブ熱交換器に使用された別のフィンの平面図 図13に示すフィンのa−a線に沿った断面図 図13に示すフィンのb−b線に沿った断面図 従来のフィンチューブ熱交換器に使用されたさらに別のフィンの平面図 図16に示すフィンのa−a線に沿った断面図 図16に示すフィンのb−b線に沿った断面図
第1の発明は、積層された複数のフィンと前記フィンを貫通する伝熱管とを備え、前記フィンは気流方向に沿って山と谷が成形されるVコルゲート形状であって、前記フィンの風上側の第1傾斜部の面積は風下側の第2傾斜部の面積よりも大きい構成としたことを特徴としたものである。
これにより、面積の大きい風上側の傾斜部によって熱交換量(熱交換能力)を確保できるとともに、切り起こしなどを設けることによって生じるフィンの表側から裏側への気体の流れがなくなり、着霜を伴う運転時において、流路の閉塞による性能低下を回避することができる。
第2の発明は、第1の発明において、風上側傾斜面と風下側傾斜面の境界部分にアールを設けた構成としてある。
これにより、フィンの排水性を改善し、性能低下の回避をより効果的なものとすること
ができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
図1に示すように、本実施の形態のフィンチューブ熱交換器100は、空気A(気体)の流路を形成するために平行に並べられた複数のフィン31と、これらのフィン31を貫通する伝熱管21とを備えている。フィンチューブ熱交換器100は、伝熱管21の内部を流れる媒体Bと、フィン31の表面に沿って流れる空気Aとを熱交換させるように構成されている。媒体Bは、例えば、二酸化炭素、ハイドロフルオロカーボンなどの冷媒である。伝熱管21は、1本につながっていてもよいし、複数本に分かれていてもよい。
本明細書では、フィン31の並び方向を高さ方向、前縁30aに平行な方向を段方向、高さ方向及び段方向に垂直な方向を気流方向(空気Aの流れ方向)と定義する。言い換えれば、段方向は、高さ方向と気流方向との両方向に垂直な方向である。気流方向はフィン31の長手方向に垂直である。気流方向、高さ方向及び段方向は、それぞれ、X方向、Y方向及びZ方向に対応している。
図2に示すように、フィン31は、典型的には、長方形かつ平板の形状を有する。フィン31の長手方向は段方向に一致している。本実施の形態において、フィン31は一定の間隔(フィンピッチFP)で並べられている。ただし、高さ方向に関して互いに隣り合う2つのフィン31の間隔(フィンピッチFP)は必ずしも一定である必要はなく、異なっていてもよい。フィンピッチFPは、例えば、1.0〜1.5mmの範囲に調整されうる。
図3に示すように、フィンピッチFPは、隣り合う2つのフィン31、31の距離で表される。
前縁30aを含む一定幅の部分及び後縁30bを含む一定幅の部分は、気流方向に平行である。ただし、これらの部分は、成形時にフィン31を金型に固定するために使用される部分であり、フィン31の性能に大きな影響を及ぼさない。
フィン31の材料として、打ち抜き加工された肉厚0.05〜0.8mmのアルミニウム製の平板を好適に使用できる。フィン31の表面にベーマイト処理、親水性塗料の塗布などの親水性処理が施されていてもよい。親水性処理に代えて、撥水処理を行うことも可能である。
フィン31には、複数の貫通孔37hが段方向に沿って一列かつ等間隔で形成されている。複数の貫通孔37hのそれぞれに伝熱管21が嵌められている。貫通孔37hの周りにはフィンカラー37がフィン31の一部によって形成されており、このフィンカラー37と伝熱管21とが密着している。貫通孔37hの直径は、例えば1〜20mmであり、4mm以下であってもよい。貫通孔37hの直径は、伝熱管21の外径に一致している。段方向に互いに隣り合う2つの貫通孔37hの距離(管ピッチ)は、例えば、貫通孔37hの直径の2〜3倍である。また、気流方向におけるフィン31の長さは、例えば15〜25mmである。
図2及び図3に示すように、フィン31は、気流方向に沿って山部34が1箇所にのみ現れるように成形されている。山部34の稜線は段方向に平行である。すなわち、フィン31は、コルゲートフィンと呼ばれるフィンである。本実施の形態において、フィン31は、気流方向に沿って1つの山部34のみを有する。前縁30a及び後縁30bが谷部に
対応している。気流方向において、山部34の位置は伝熱管21の中心よりも風下に位置している。
フィン31は、複数の貫通孔37hを除いたその他の領域において当該フィン31の表側(上面側)から裏側(下面側)への空気Aの流れを禁止するように構成されている。つまり、フィン31には、貫通孔37h以外に開口部が設けられていない。開口部が存在しなければ、着霜による開口部の目詰まり問題も生じないので、圧力損失の観点で有利である。なお、「開口部が設けられていない」とは、スリット、ルーバーなどが設けられていないこと、すなわち、フィンを貫通する孔が設けられていないことを意味する。
フィン31は、さらに、平坦部35、第1傾斜部36、第2傾斜部38、及び第3傾斜部39を有する。平坦部35は、フィンカラー37に隣接している部分であって、貫通孔37hの周囲に形成された円環状の部分である。平坦部35の表面は、気流方向に平行で高さ方向に垂直である。第1傾斜部36、及び第2傾斜部38は、山部34を形成するように気流方向に対して傾いた部分である。
第1傾斜部36は、フィン31において最も広い面積を占有している。第1傾斜部36は、段方向に平行かつ伝熱管21の中心を通る基準線をまたいで位置し、第2傾斜部は基準線よりも風下に位置している。つまり、風上側の第1傾斜部36と風下側の第2傾斜部38とによって山部34が形成されている。第3傾斜部39は、平坦部35と第1傾斜部36、及び第2傾斜部38との間の高さの違いを解消するように、平坦部35と第1傾斜部36、及び第2傾斜部38とを滑らかに接続している部分である。第3傾斜部39の表面は緩やかな曲面で構成されている。
なお、第1傾斜部36及び第2傾斜部38と第3傾斜部39との境界部分に適度なアール(例えば、R0.5mm〜R2.0mm)が付与されていてもよい。同様に、山部34と第3傾斜部39との境界部分に適度なアール(例えば、R0.5mm〜R2.0mm)が付与されていてもよい。そのようなアールは、フィン31の排水性を改善する。
なお、第3傾斜部39は全体として曲面である。図4の断面は、段方向に垂直かつ伝熱管21の中心を通る平面でフィン31を切断したときに観察される断面である。図5の断面は、流れ方向に垂直かつ伝熱管の中心を通る平面でフィン31を切断したときに観察される断面である。
図6は、山部を1つのみ有するV形コルゲートフィンに関する数値解析で得られた結果を示している。図7は、2つの山部を有するM形コルゲートフィンに関する数値解析で得られた結果を示している。高い熱流束(熱交換量)を有する部分が太線で示されている。図6に示すように、前縁30a及び山部34での熱流束が極めて高い。同様に、図7に示すように、前縁30a及び山部34での熱流束が極めて高い。ただし、太線の全長を比較すると、図6に示された太線の全長は、図7に示された太線の全長を上回っている。つまり、V形コルゲートフィンは、高熱流束の領域をより長く確保できる。また、図6で示す本実施の形態は、図8に示す山部34が段方向に平行かつ伝熱管21の中心を通る基準線に位置し、第1傾斜部36と第2傾斜部38の面積を同一とした場合よりも、風上側の第1傾斜部36の面積を風下側の第2傾斜部38の面積よりも大きくしたことにより、高熱流束の領域をより長く確保できる。従って、熱伝達率の面において、本実施の形態のフィン31は、従来のフィンに対して有利であり、第1傾斜部36よりも第2傾斜部38の面積を大きくしたフィン31を使用することによって平均熱伝達率が向上する。
本発明は、通風抵抗が十分に抑制され、かつ高い熱交換量(熱交換能力)を有するフィ
ンチューブ熱交換器を提供でき、空気調和装置、給湯装置、暖房装置などに用いられるヒートポンプに有用である。特に、冷媒を蒸発させるための蒸発器に有用である。
21 伝熱管
30a 前縁
30b 後縁
31 フィン
34 山部
35 平坦部
36 第1傾斜部(風上側傾斜面)
37 フィンカラー
37h 貫通孔
38 第2傾斜部(風下側傾斜面)
39 第3傾斜部
100 フィンチューブ熱交換器

Claims (2)

  1. 積層された複数のフィンと前記フィンを貫通する伝熱管とを備え、前記フィンは気流方向に沿って山と谷が成形されるVコルゲート形状であって、前記フィンの風上側傾斜面の面積は風下側傾斜面の面積よりも大きい構成としたことを特徴とするフィンチューブ熱交換器。
  2. 風上側傾斜面と風下側傾斜面の境界部分にアールを有する請求項1記載のフィンチューブ熱交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108931078A (zh) * 2018-06-26 2018-12-04 广东美的制冷设备有限公司 新型换热器、空调室内机以及空调器

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