JP2014125211A - 揮散具 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸液芯の上端と揮散部材の下面との安定的な接触状態を確保可能な揮散具を提供すること。
【解決手段】揮散具であって、揮散液を収容する収容部材(10)と、収容部材内に配置された吸液芯(40)と、開口部(12)に着脱可能に装着されるキャップ(50)と、蓋(60)と、キャップ(50)の装着時にはキャップ(50)に下方から支持されるとともに、キャップ(50)が取り外されたときにはその下面(71)が吸液芯の上端(40a)と接触する揮散部材(70)とを備え、収容部材(10)は保持部(33)を有し、蓋(60)は拘束部(61a)を有し、キャップ(50)は、収容部材(10)の上端に圧接されるシール部(52)と、シール部(52)から上方に***する***部(53)と、***部(53)の外側に形成されており***部(53)の上端よりも上方に突出して揮散部材(70)を下方から支持する支持部(54)とを有すること。
【選択図】図2

Description

本発明は、揮散液を揮散させる揮散具に関する。
従来、揮散液を揮散させる揮散具が知られている。例えば特許文献1には、揮散液を収容するとともに上方に開口する口頸部を有する容器体と、上下方向に長い形状を有するとともに前記揮散液を吸収する吸液芯と、前記吸液芯の上端が前記開口部よりも上に位置する姿勢となるように当該吸液芯を保持する保持部材と、前記容器体の口頸部を塞ぐ形状のキャップと、前記吸液芯の上端と接触することにより当該吸液芯から前記揮散液を吸い上げてその揮散液を揮散させる揮散部材と、前記容器体に装着されるとともに前記揮散液を拡散させるための揮発窓を有する蓋とを備える揮散具が開示されている。前記蓋は、前記揮散部材の前記吸液芯の長手方向と直交する方向への変位を拘束する取付板を有する。前記キャップは、前記容器体外へ前記揮散液が漏出するのを防止するシール面と、前記吸液芯の上端との接触を回避するように前記シール面から上方に***する***部とを有する。この***部の上面は平坦に形成されており、この上面で前記揮散部材を下方から支持している。
この揮散具を使用するときは、前記容器体に装着されている前記キャップを取り外し、前記揮散部材の下面と前記吸液芯の上端とを接触させる。これにより、前記吸液芯に含浸している揮散液が前記揮散部材により吸い上げられ、当該揮散部材からその揮散液が揮散する。
特開2012−076784号公報
上記特許文献1に記載の揮散具は、流通時等の使用前の状態では、前記揮散部材が前記***部の上面により下方から支持されているので、前記揮散部材の下面のうちの前記***部の上面と接触する部位、すなわち、当該揮散具の使用時において前記吸液芯の上端と接触する部位には、前記揮散部材の自重によって前記***部から上向きの圧力が作用する。そのため、この部位が、前記揮散部材の下面におけるその他の領域から上方へ向かって窪んだ形状となる場合がある。この場合、前記揮散部材の下面のうちの前記吸液芯の上端と対向する部位の当該上端に対する相対位置が上方へ変位するので、この揮散具の使用時、つまり、前記キャップを取り外した状態における前記揮散部材と前記吸液芯との良好な接触状態が得られなくなり、前記揮散液の揮散効率が著しく低下する。
本発明の目的は、吸液芯の上端と揮散部材の下面との安定的な接触状態を確保可能な揮散具を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明は、揮散液を揮散させる揮散具であって、前記揮散液を収容するとともに上方に開口する開口部を有する収容部材と、前記収容部材内に配置されており、上下方向に長い形状を有するとともに前記揮散液を吸収する吸液芯と、前記開口部を塞ぐように前記開口部に着脱可能に装着されるキャップと、前記収容部材に取り付けられるとともに、前記揮散液を拡散させるための拡散孔を有する蓋と、前記開口部に前記キャップが装着されているときには、当該キャップに下方から支持される状態となるように前記蓋に保持されるとともに、前記キャップが取り外されたときには、その下面が前記吸液芯の上端と接触することにより当該吸液芯から前記揮散液を吸い上げてその揮散液を揮散可能な状態となるように前記蓋に保持される揮散部材とを備え、前記収容部材は、前記吸液芯の上端が前記開口部よりも上に位置する姿勢となるように当該吸液芯を保持する保持部を有し、前記蓋は、前記揮散部材の前記吸液芯の長手方向と直交する方向への変位を拘束する拘束部を有し、前記キャップは、前記収容部材の上端に圧接されることで当該収容部材外への前記揮散液の漏出を防止するシール部と、前記吸液芯の上端との接触を回避するように前記シール部から上方に***する***部と、前記***部の外側に形成されており当該***部の上端よりも上方に突出して前記揮散部材を下方から支持する支持部とを有する揮散具を提供する。
本発明によれば、前記支持部は、前記***部より外側で当該***部よりも上方に突出して前記揮散部材を下方から支持するので、すなわち、前記揮散部材の下面が前記***部と接触しないようにこの揮散部材を下方から支持するので、前記揮散部材の下面のうち前記支持部と接触する部位は上方に窪んだ形状になり得るものの、前記揮散部材の下面のうち前記吸液芯の上端又は前記***部と対向する部位(前記キャップが取り外された状態において前記吸液芯の上端と接触する部位)は、従来のように上方へ窪んだ形状とならず、しかも、前記拘束部により前記揮散部材の前記吸液芯に対する位置決めがなされているので、前記キャップが取り外された状態では、前記揮散部材の下面のうちの前記吸液芯の上端と対向する部位(前記支持部に支持された部位よりも内側の部位)が確実に前記吸液芯の上端と接触する。よって、使用時における前記吸液芯の上端と前記揮散部材の下面との安定的な接触状態が確保される。
この場合において、前記キャップは、前記開口部の外周面に固定される被固定部を有し、前記支持部は、前記被固定部の外周面を上方に延長させた形状の外周面を有することが好ましい。
このようにすれば、前記キャップの取り外し性が向上される。具体的には、通常、前記キャップを取り外すときには当該キャップの被固定部が指等で把持されるが、前記支持部は、前記被固定部の外周面を上方に延長させた形状の外周面を有するので、このキャップを取り外すときに把持可能な面積が増え、これにより、当該キャップの取り外し性が向上される。
また、本発明において、前記支持部は、前記***部を中心とする周方向の全域にわたって連続的に延びる形状を有することが好ましい。
このようにすれば、前記支持部から前記揮散部材に作用する圧力が低減されるので、当該揮散部材の下面のうち前記支持部の上端と接触する部位の変形量が抑制され、当該下面に前記支持部の上端と対応する形状の窪みが形成されるのが抑制される。よって、前記窪みが形成された場合であっても、前記揮散部材の下面のうち前記吸液芯の上端と対向する部位に発生し得る変形が抑制され、これにより、使用時における前記吸液芯の上端と前記揮散部材の下面との接触状態が一層安定する。
以上のように、本発明によれば、吸液芯の上端と揮散部材の下面との安定的な接触状態を確保可能な揮散具を提供することができる。
本発明の一実施形態の揮散具の斜視図である。 図1に示す揮散具の使用前及び使用時の断面図である。 (a)図1に示す揮散具のキャップの斜視図である。(b)キャップの断面図である。 キャップの支持部の変形例を示す断面図である。 キャップの支持部の変形例を示す断面図である。 キャップの支持部の変形例を示す断面図である。 キャップの支持部の変形例を示す断面図である。 キャップの支持部の変形例を示す平面図である。 キャップのシール部の変形例を示す断面図である。
本発明の一実施形態の揮散具について、図1〜図9を参照しながら説明する。なお、以下の説明における上下及び左右の各方向は、図2に基づいている。
本実施形態の揮散具は、図1及び図2に示されるように、揮散液を収容する収容部材10と、揮散液を吸収する吸液芯40と、収容部材10に取り付けられるキャップ50と、収容部材10の上部に取り付けられる蓋60と、揮散液を揮散させる揮散部材70とを備えている。なお、揮散液としては、芳香液、消臭液、忌避液等が挙げられる。また、図2では、左半分にこの揮散具の使用前の状態(キャップ50が取り付けられた状態)が示されており、右半分に使用時の状態(キャップ50が取り外された状態)が示されている。
収容部材10は、揮散液を収容する容器11と、この容器11を収容する収容ケース21と、吸液芯40を保持する保持部材31とを有する。容器11は、上方に開口する円筒状の開口部12を有する。収容ケース21は、上方に開口しており、容器11の開口部12から下側の部位を概ね収容する形状を有する。
保持部材31は、開口部12内に嵌合されており、吸液芯40の上端40aが開口部12よりも上に位置する姿勢となるように当該吸液芯40を保持する。この保持部材31は、開口部12内に嵌合される径を有する嵌合筒部32と、吸液芯40を保持する保持部33と、開口部12の上端と当接する当接部34とを有する。保持部33は、嵌合筒部32の内面から内側かつ下方に向かって延びており、吸液芯40を挿通可能な径を有する筒状に形成されている。当接部34は、嵌合筒部32の上端から径方向の外側に向かって張り出す形状を有する。なお、嵌合筒部32の外周面と開口部12の内周面とは、両者の間から容器11内の揮散液が当該容器11外へ漏れないように密着している。
吸液芯40は、上下方向に長い形状を有し、容器11内に配置される。この吸液芯40は、例えばろ紙からなる。本実施形態では、吸液芯40の上端40aは、当該吸液芯40の長手方向と直交する方向と平行な平坦面に形成されている。
キャップ50は、開口部12に着脱自在となるように当該開口部12に取り付けられている。このキャップ50は、開口部12を塞ぐ形状を有する。図2、図3(a)及び図3(b)に示されるように、キャップ50は、開口部12の外周面に固定される被固定部51と、収容部材10の上端に圧接されることで当該収容部材10外への揮散液の漏出を防止するシール部52と、シール部52から上方に***する形状の***部53と、揮散部材70を下方から支持する支持部54とを有する。本実施形態では、このキャップ50は、合成樹脂で成形されている。
被固定部51は、円筒状である。この被固定部51は、開口部12に対して螺合可能に形成されている。
シール部52は、開口部12の上端との間で当接部34を挟持する挟持面52aと、この挟持面52aから当接部34に向かって突出する凸部52bとを有する。挟持面52aは、当接部34と平行な平面に形成されている。凸部52bは、周方向の全域にわたってつながった形状を有する。挟持面52aが当接部34側に押し付けられることにより、凸部52bが当接部34に圧接する。
***部53は、吸液芯40の上端40aとの接触を回避するようにシール部52、より具体的には挟持面52aから上方に***している。
支持部54は、***部53の外側に形成されており、かつ、当該***部53の上端よりも上方に突出して揮散部材70を下方から支持する形状を有する。この支持部54は、凸部52bと上下方向に重ならない位置に形成されることが好ましい。本実施形態では、支持部54は、被固定部51の上端から上方に延びる形状を有する。この支持部54は、被固定部51の外周面を上方に延長させた形状の外周面を有する。支持部54は、***部53を中心とする周方向の全域にわたって連続的に延びる形状を有する。
蓋60は、揮散部材70から揮散する揮散液を拡散させるための拡散孔60a(図1を参照)を有する。また、この蓋60は、揮散部材70を保持する保持片61と、揮散部材70を下方に付勢する付勢部62とを有する。保持片61は、吸液芯40の長手方向と直交する方向(図2の左右方向)への揮散部材70の変位を拘束する拘束部61aと、この拘束部61aの下端に接続されており揮散部材70を下方から受ける受け部61bとを有する。付勢部62は、図2に示されるように、キャップ50が装着されている状態(使用前の状態)では、支持部54との間で揮散部材70の上下方向の変位を抑制し、キャップ50が取り外された状態(使用時の状態)では、吸液芯40の上端40aまたは受け部61bとの間で揮散部材70の上下方向の変位を抑制する。より具体的には、付勢部62は、使用前及び使用時のいずれの状態においても上向きに撓んでおり、当該付勢部62の中立位置に戻ろうとする弾性復帰力で揮散部材70を下方に押圧することによって、揮散部材70の上下方向の位置決めを行う機能を有する。本実施形態では、付勢部62は、板ばね状であり、図2に示される吸液芯40の軸を挟んだ左右の2箇所に加え、これらの付勢部62とは図2の紙面垂直方向にずれた位置の別の2箇所の合計4箇所に設けられている。ただし、付勢部62の個数や形状は、上記に限定されない。付勢部62としては、この揮散具の使用前及び使用時において揮散部材70の上下方向の位置決めを行う機能を発揮するものであればよい。本実施形態では、蓋60は、収容ケース21の一端側(図2の右側)に設けられたヒンジ部65を介して当該収容ケース21と接続されている。
揮散部材70は、容器11にキャップ50が装着されているときには、当該キャップ50の支持部54に下方から支持される状態となるように蓋60に保持されるとともに、キャップ50が取り外されたとき(この揮散具の使用時)には、その下面71が吸液芯40の上端40aと接触するように蓋60に保持される。なお、この揮散部材70は、その下面71が吸液芯40の上端40aと接触することにより、吸液芯40から揮散液を吸い上げてその揮散液を揮散する。この揮散部材70の下面71は、平坦に形成されている。本実施形態では、揮散部材70は、直方体に形成されている。この揮散部材70は、例えばフェルト(不織布)芯からなる。
ここで、本実施形態の揮散具の使用前及び使用時について説明する。
図2に示されるように、この揮散具の流通時等の使用前は、キャップ50が容器11に取り付けられており、容器11内の揮散液が容器11外へ漏出しないようになっている。この状態では、揮散部材70の下面71は支持部54のみと接触しており、その支持部54と接触している部位には、揮散部材70の自重によって支持部54から上向きの圧力が作用している。そのため、この状態が長時間持続されると、揮散部材70の下面71のうちの支持部54と接触している部位が、当該下面71におけるその他の領域から上方へ向かって窪んだ形状となる場合がある。その場合、その窪みの形状は、支持部54と対応する形状、すなわち、円環状となる。
一方、揮散部材70の下面71は***部53と離間しているので、この下面71のうち***部53と対向する部位には上向きの圧力が作用しない。そのため、当該部位は、支持部54と接触する部位と異なり、***部53から上向きの圧力が作用して上方へ向かって窪んだ形状になることはない。
この揮散具を使用するときは、ヒンジ部65を中心として蓋60を回動させる。このとき、揮散部材70は、保持片61及び付勢部62により位置決めされているので、蓋60とともに回動する。
そして、キャップ50を取り外し、蓋60を元の姿勢に戻す。このとき、揮散部材70の下面71のうち少なくとも吸液芯40の上端40aと対向する部位は、上方へ向かって窪んでおらず元の平坦な形状に維持されているので、当該部位と吸液芯40の上端40aとが確実に接触する。これにより、揮散部材70は吸液芯40から揮散液を吸い上げる。
以上説明したように、本実施形態の揮散具では、支持部54は、***部53より外側で当該***部53よりも上方に突出して揮散部材70を下方から支持するので、すなわち、揮散部材70の下面71が***部53と接触しないようにこの揮散部材70を下方から支持するので、揮散部材70の下面71のうち支持部54と接触する部位は上方に窪んだ形状になり得るものの、この下面71のうち吸液芯40の上端40a又は***部53と対向する部位(キャップ50が取り外された状態において吸液芯40の上端40aと接触する部位)は、従来のように上方へ窪んだ形状とならず、しかも、拘束部61aにより揮散部材70の吸液芯40に対する位置決めがなされているので、キャップ50が取り外された状態では、揮散部材70の下面71のうちの吸液芯40の上端40aと対向する部位(支持部54に支持された部位よりも内側の部位)が確実に吸液芯40の上端40aと接触する。よって、使用時における吸液芯40の上端40aと揮散部材70の下面71との安定的な接触状態が確保される。
また、支持部54は、開口部12の外周面に固定される被固定部51の外周面を上方に延長させた形状の外周面を有するので、キャップ50の取り外し性が向上される。具体的には、通常、キャップ50を取り外すときには当該キャップ50の被固定部51が指等で把持されるが、支持部54は、被固定部51の外周面を上方に延長させた形状の外周面を有するので、このキャップ50を取り外すときに把持可能な面積が増え、これにより、キャップ50の取り外し性が向上される。
また、支持部54は、***部53を中心とする周方向の全域にわたって連続的に延びる形状を有することから、支持部54から揮散部材70に作用する圧力が低減されるので、揮散部材70の下面71のうち支持部54の上端と接触する部位の変形量が抑制され、当該下面71に支持部54の上端と対応する形状の窪みが形成されるのが抑制される。よって、前記窪みが形成された場合であっても、揮散部材70の下面71のうち吸液芯40の上端40aと対向する部位に発生し得る変形が抑制され、これにより、使用時における吸液芯40の上端40aと揮散部材70の下面71との接触状態が一層安定する。
なお、今回開示された各実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、支持部54は、***部53の外側で、かつ、当該***部53よりも上方で揮散部材70を下方から支持する形状であれば、上記実施形態で示された形状に限られない。この支持部54は、図4〜図8に示される形状であってもよい。具体的には、図4に示されるように、支持部54は、被固定部51の上端から上方に延びる形状の環状部54aと、この環状部54aの上端から径方向の外側に向かって張り出す形状のフランジ部54bとを有するものであってもよい。また、図5に示されるように、支持部54は、被固定部51側の端部から上端に向かうにしたがって次第に径方向の寸法が大きくなる形状であってもよい。また、図6に示されるように、支持部54は、被固定部51の上端から上方に延びる形状の環状部54aと、この環状部54aよりも内側かつ***部53よりも外側に形成されており挟持面52aから上方に延びる形状の補助環状部54cとを有するものであってもよい。この補助環状部54cは、周方向に連続的につながった形状を有する。また、図7に示されるように、支持部54は、周方向に間欠的に形成されたスリット54dを有する形状であってもよい。また、図8に示されるように、支持部54は、被固定部51の上端から上方に延びる形状の環状部54aと、***部53の上端から径方向の外側に向かって放射状に延びて環状部54aとつながる形状の放射リブ54eとを有するものであってもよい。この放射リブ54eの上面は、環状部54aの上端と面一となっている。なお、支持部54は、被固定部51、シール部52及び***部53からなる部位とは別の部材で構成されてもよい。
また、上記実施形態では、収容部材10は、容器11と収容ケース21とを有する例について示されているが、収容ケース21が省略され、蓋60が容器11の上部に直接取り付けられる構成であってもよい。
また、シール部52は、収容部材10の上端に圧接されることで当該収容部材10外への揮散液の漏出を防止可能な形状であれば、上記実施形態で示された形状に限られない。例えば、図9に示されるように、シール部52は、挟持面52aと、この挟持面52aから下方に向かって延びており嵌合筒部32の内面と密着する形状の突出部52cとを有するものであってもよい。この突出部52cは、周方向の全域にわたってつながった環状を呈する。つまり、上記実施形態のように、凸部52bが当接部34に対して下向きに圧接されることにより容器11がシールされてもよいし、図9に示されるように、突出部52cが当接部34に対して径方向の外側に向かって圧接されることにより容器11がシールされてもよい。また、シール部52は、凸部52b及び突出部52cの双方を有してもよい。
10 収容部材
11 容器
12 開口部
21 収容ケース
31 保持部材
32 嵌合筒部
33 保持部
34 当接部
40 吸液芯
40a 上端
50 キャップ
51 被固定部
52 シール部
53 ***部
54 支持部
60 蓋
60a 拡散孔
61 保持片
61a 拘束部
61b 受け部
62 付勢部
70 揮散部材
71 下面

Claims (3)

  1. 揮散液を揮散させる揮散具であって、
    前記揮散液を収容するとともに上方に開口する開口部を有する収容部材と、
    前記収容部材内に配置されており、上下方向に長い形状を有するとともに前記揮散液を吸収する吸液芯と、
    前記開口部を塞ぐように前記開口部に着脱可能に装着されるキャップと、
    前記収容部材に取り付けられるとともに、前記揮散液を拡散させるための拡散孔を有する蓋と、
    前記開口部に前記キャップが装着されているときには、当該キャップに下方から支持される状態となるように前記蓋に保持されるとともに、前記キャップが取り外されたときには、その下面が前記吸液芯の上端と接触することにより当該吸液芯から前記揮散液を吸い上げてその揮散液を揮散可能な状態となるように前記蓋に保持される揮散部材とを備え、
    前記収容部材は、前記吸液芯の上端が前記開口部よりも上に位置する姿勢となるように当該吸液芯を保持する保持部を有し、
    前記蓋は、前記揮散部材の前記吸液芯の長手方向と直交する方向への変位を拘束する拘束部を有し、
    前記キャップは、前記収容部材の上端に圧接されることで当該収容部材外への前記揮散液の漏出を防止するシール部と、前記吸液芯の上端との接触を回避するように前記シール部から上方に***する***部と、前記***部の外側に形成されており当該***部の上端よりも上方に突出して前記揮散部材を下方から支持する支持部とを有する揮散具。
  2. 請求項1に記載の揮散具において、
    前記キャップは、前記開口部の外周面に固定される被固定部を有し、
    前記支持部は、前記被固定部の外周面を上方に延長させた形状の外周面を有する揮散具。
  3. 請求項1又は2に記載の揮散具において、
    前記支持部は、前記***部を中心とする周方向の全域にわたって連続的に延びる形状を有する揮散具。
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