JP2014121122A - 電力制御サーバ、電力制御プログラム及び電力制御システム - Google Patents

電力制御サーバ、電力制御プログラム及び電力制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】機器の使用状況に応じて、機器の使用電力を制御する。
【解決手段】電力制御サーバは、当該通信端末の位置情報が管理されている通信端末が取り付けられた機器による建物内の電力使用量を監視する電力制御サーバであって、前記建物内に位置する前記機器を検索する機器検索手段と、前記電力使用量が所定の閾値を超過した場合、前記機器検索手段により検索された前記機器の使用状況に応じて、前記機器の使用電力を制御する使用電力制御手段とを有する。
【選択図】図16

Description

本発明は、電力制御サーバ、電力制御プログラム及び電力制御システムに関する。
近年、エネルギー使用の効率化及び電力需要の抑制による電力使用量の削減を目的として、エネルギー管理システムを導入する事例が増えている。特に、オフィスや商業施設のようなビル等の建物におけるエネルギー管理システムはBEMS(Building Energy Management System)と呼ばれる。BEMSは、ビル等の建物内で使用する電力使用量等を計測蓄積し「見える化」を図り、空調・照明設備等の接続機器の制御や電力使用量のピークを抑制・制御する機能等を有する。
また、現在の高圧又は特別高圧電力契約の電気料金制度では、契約電力によって決定される基本料金と、電力使用量によって決定される電力量料金とに基づき電気料金が算出される。30分間の平均使用電力をデマンドといい、契約電力は年間の最大となるデマンド(最大デマンド)に基づき決定される。そのため、電気料金は同じ電力使用量であっても、契約電力が大きくなればその分料金が上がってしまう。したがって、エネルギーコストを削減するためには、BEMS等を導入し契約電力を抑えることが有効な手段になる。
そこで、特許文献1には、ユーザによるパソコンの使用状態を参照し、パソコンの稼働状態を制御することによって、施設における使用電力が契約電力を超えないようにする技術が開示されている。
また、特許文献2には、オフィスビルにおける照明機器、空調機器及びオフィス機器(制御対象機器)による使用電力が電力基準値以上であった場合には、優先的に使用電力が制限される制御フラグが設定されている制御対象機器に対して、使用電力が低減されるように運転を制御する方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術におけるユーザによるパソコンの使用状態は、ユーザによってパソコンが実際に操作されたか否かを問題としている。そのため、特許文献1に記載の技術が使用において必ずしも操作を伴わないパソコン以外の電子機器、例えばディスプレイ等に適用されてしまうと、ユーザが視聴中であってもそのディスプレイの電源をオフにしてしまう恐れがある。
また、特許文献2に記載の技術は、予め定められた優先的に使用電力が低減される機器であれば、例えユーザがその機器を使用していたとしても使用電力が低減される対象となってしまい、使用中のユーザに不便を強いるという問題がある。
そこで、本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、機器の使用状況に応じて、機器の使用電力を制御することを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、電力制御サーバは、当該通信端末の位置情報が管理されている通信端末が取り付けられた機器による建物内の電力使用量を監視する電力制御サーバであって、前記建物内に位置する前記機器を検索する機器検索手段と、前記電力使用量が所定の閾値を超過した場合、前記機器検索手段により検索された前記機器の使用状況に応じて、前記機器の使用電力を制御する使用電力制御手段とを有する。
本発明の実施形態によれば、機器の使用状況に応じて、機器の使用電力を制御できる。
本発明の実施形態における電力制御システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における配信装置及び通信端末の設置形態の一例を示す図である。 本発明の実施形態における電力制御システムの動作概要の一例を説明するための図である。 本発明の実施形態における通信端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における位置情報のデータのフォーマットの一例を示す概念図である。 本発明の実施形態における位置情報を含むデータのデータ構造の一例を示す概念図である。 本発明の実施形態における配信装置のハードウェア構成図の一例を示す図である。 本発明の実施形態における配信装置が配信する位置情報の一例を示す概念図である。 本発明の実施形態におけるゲートウェイ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における位置情報管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における電力制御サーバのハードウェア構成の一例を示す図である 本発明の実施形態における電子機器のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における配信装置及び通信端末の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるゲートウェイ装置及び位置情報管理サーバの機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における位置情報管理サーバの位置情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態における電力制御サーバ及び電子機器の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態における電力制御サーバの管理対象情報記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態における電力制御サーバの電力使用量閾値記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態において電子機器から所定の範囲のユーザ所有物の有無の判定について説明するための図である。 本発明の実施形態における使用電力制御信号のフォーマットの一例を示す図である。 本発明の実施形態における電力制御システムが通信端末の位置情報を管理する動作手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態における電力制御システムが電子機器の使用電力を制御する動作手順の一例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態における電力制御サーバによる使用電力制御の処理手順の一例を示すフローチャート図である。 本発明の実施形態の変形例における電力制御サーバの制御内容記憶部に記憶される情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態の変形例における電力制御サーバによる使用電力制御の処理手順の一例を示すフローチャート図である。
以下、本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を用いて説明する。
[システム構成]
図1は、本発明の実施形態における電力制御システム1のシステム構成の一例を示す図である。図1に示されるように、電力制御システム1は、通信端末5a、5b、5c、5d、5e(それぞれを区別しない場合は「通信端末5」という。)と、ユーザ所有物4a、4b(それぞれを区別しない場合は「ユーザ所有物4」という。)と、電子機器6a、6b、6c(それぞれを区別しない場合は「電子機器6」という。)と、配信装置3と、ゲートウェイ装置7と、電力制御サーバ8と、位置情報管理サーバ9と、配電盤191と、電力測定機器192とを有する。ユーザ所有物4及び電子機器6には通信端末5が取り付けられている。なお、配信装置3及びゲートウェイ装置7は、複数存在してもよい。また、通信端末5、ユーザ所有物4及び電子機器6も複数存在してもよい。通信端末5と配信装置3とゲートウェイ装置7とは、例えばIEEE802.15.4規格のアーキテクチャモデルのうち物理層とMAC層を採用したZigBee(登録商標)によるネットワーク891を介して通信可能に接続されている。この場合、日本、米国、欧州等の利用領域に応じて、配信装置3は、800MHz帯、900MHz帯又は2.4GHz帯を利用し、隣接する他の配信装置3を経由して、ゲートウェイ装置7にデータを送信することができる。ゲートウェイ装置7と位置情報管理サーバ9とは、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワーク892を介して、通信可能に接続されている。位置情報管理サーバ9と電力制御サーバ8とは、LAN又はインターネット等のネットワークを介して通信可能に接続されている。電力制御サーバ8と電子機器6とは、IEEE802.11規格に準拠する無線LAN等のネットワーク893を介して通信可能に接続されている。電力測定機器192と電力制御サーバ8とは、無線LAN等のネットワーク894を介して通信可能に接続されている。配電盤191と電力測定機器192とは、キャブタイヤケーブル(CTケーブル)により接続されている。なお、ネットワーク891、ネットワーク892及びネットワーク893等の通信方式は上記に限らず、各装置間の通信が可能であれば、例えば移動通信網や近距離無線通信規格のIEEE802.15.1(Bluetooth(登録商標))等であってもよい。
電力制御システム1において、位置情報管理サーバ9は、通信端末5の位置情報を管理する。すなわち、通信端末5が取り付けられたユーザ所有物4及び電子機器6の位置は、通信端末5の位置情報に基づき特定可能である。電力制御システム1は、電力制御サーバ8により、配電盤191において測定された建物内の電力使用量が所定の閾値を超過した場合に、電子機器6の使用電力を低減するよう制御するシステムである。なお、このとき電子機器6の使用状況に応じて使用電力を低減させる対象とする電子機器6が、通信端末5の位置情報を利用して選択される。本発明の実施形態における電子機器6の使用とは、実際に電子機器6に触れて操作し機能を利用する場合に限らず、例えば電子機器6が表示装置の場合は表示装置から離れて視聴する場合や電子機器6を使用しようとする場合を含む。また、使用状況とは、電子機器6の位置を中心とした所定の範囲内に含まれるユーザの有無を示す状況である。つまりユーザが電子機器6から所定の範囲内に存在する場合は電子機器6が使用されていることを示し、逆にユーザが所定の範囲内に存在しない場合は、電子機器6は使用されていないことを示す。ユーザの有無は、通信端末5が取り付けられたユーザ所有物4が所定の範囲内に存在するか否かにより判断される。これにより、使用されていない電子機器6、すなわち所定の範囲内にユーザが存在しない電子機器6は、使用電力を低減させる対象として選択される。これにより、ユーザによって使用されている電子機器6に対して、使用電力を低減させる制御(例えば電源オフ)は実行されず、ユーザの使用を妨げ、利便性を損ねることはない。
配信装置3は、図2に示されるような室内の天井等に設置された電気機器2a、2b、・・・2n(それぞれを区別しない場合は「電気機器2」という。)に内蔵されるか又はこれらの外部に取り付けられている。
図2は、本発明の実施形態における配信装置3及び通信端末5の設置形態の一例を示す図である。電気機器2は、配信装置3に対して電力を供給する。電気機器2は、例えば蛍光灯型LED(Light Emitting Diode)照明器具である。なお、電気機器2はLED照明器具に限らず、例えば一般の蛍光灯や換気扇、スピーカ、監視カメラ、エアコン等であってもよい。配信装置3は、自機が固定された位置に対応する位置情報を所有し、その位置情報を無線信号により所定の範囲に対して連続的又は断続的に送信する。所定の範囲は、用いられる無線信号の信号強度及び送信アンテナの指向性等によって定められる。配信装置3は、位置の管理対象となる領域をカバーするように配置され、それぞれの領域が重複しないように構成される。あるいは重複する場合であっても、位置情報を受信する側において、受信電波の強度に基づいて、いずれか一つの配信装置3が決定できるように構成される。図2の例では、配信装置3の下方に示される円錐型の点線が、所定の範囲を表している。位置情報を送信する通信方式として、例えば地上補完信号IMES(Indoor Messaging System)を用いることができる。また、配信装置3は通信端末5又はゲートウェイ装置7に対して位置情報以外のデータも送受信できる。
通信端末5は、図1又は図2に示されるように、ユーザ所有物4及び電子機器6に取り付けられており、例えばRFID(Radio Frequency IDentification)タグである。なお、通信端末5は、ユーザ所有物4又は電子機器6の外部に取り付けられる場合に限らず、ユーザ所有物4又は電子機器6に内蔵されていてもよい。なお、通信端末5が取り付けられ、位置情報が管理される対象を管理対象物という。すなわち、ユーザ所有物4又は電子機器6は、管理対象物に含まれる。例えば図2の例では、ユーザ所有物4aが携帯端末、ユーザ所有物4bがIDカードである場合、それぞれ通信端末5a、5bが内蔵されている。通信端末5は、例えば配信装置3から送信される地上補完信号IMES規格に準ずる測位信号を受信して、位置情報を取得する。そして、通信端末5は、ネットワーク891を介して、受信した位置情報を位置情報管理サーバ9に送信する。なお、通信端末5から送信される位置情報には、通信端末5を一意に識別する識別情報が含まれる。ここで識別情報とは、例えば通信端末5のMAC(Media Access Control)アドレスである。なお、識別情報はMACアドレスに限らず、機器を一意に識別できる情報であればよく、例えばデバイスID等であってもよい。
ユーザ所有物4は、いわゆるユーザが所有し携帯する物品であって、例えばスマートフォンやタブレット端末、ノートPC等の携帯端末やユーザを識別し認証等に用いられるIDカード等である。ユーザ所有物4は、通信端末5を取り付けることができ、ユーザが携行可能であれば電子機器に限らず、例えばユーザが携行する財布や筆箱、衣服、靴等であってもよい。
電子機器6は、いわゆる電子機器であって、例えばプリンタ若しくはMFP(Multifunction Peripheral)等の画像形成装置、プロジェクタ若しくは有機EL(Electro Luminescence)・液晶ディスプレイ等の表示装置又はPC等の情報処理装置である。電子機器6は、ネットワーク893を介し、電力制御サーバ8とデータの送受信をするための通信機能を有する。
ゲートウェイ装置7は、ネットワーク891とネットワーク892とを相互に接続し、一方のネットワークから送信されたデータを他方のネットワークにブリッジする。ゲートウェイ装置7は、例えば建物のフロア毎又は壁等で仕切られた部屋毎に設置される。ネットワーク891がIEEE802.15.4規格及びZigBee(登録商標)によるネットワークであり、ネットワーク892がIEEE802.3規格に準拠するLANである場合は、それらの間の通信方式の変換を行う。
位置情報管理サーバ9は、通信端末5の位置情報を管理する位置情報管理機能及び情報通信機能等を有するコンピュータである。ここで、位置情報管理サーバ9による位置情報の管理処理の一例の概略を説明する。
本発明の実施形態では、例えば、天井に設置されている配信装置3は、無線通信によりこの配信装置3が設置された位置を示す位置情報を配信する。これにより、通信端末5は配信装置3から配信された位置情報を受信する。
次に、通信端末5は、無線通信により配信装置3に、通信端末5を識別するための識別情報と受信した位置情報とを送信する。この場合、通信端末5は、配信装置3から配信され受信した位置情報を、配信装置3に送り返すことになる。これにより、配信装置3は、通信端末5の識別情報及び位置情報を受信する。
次に、配信装置は、無線通信により、ゲートウェイ装置7に通信端末5の識別情報及び位置情報を送信する。
そして、ゲートウェイ装置7は、ネットワーク892を介して位置情報管理サーバ9に通信端末5の識別情報及び位置情報を送信する。
位置情報管理サーバ9は、通信端末5の識別情報及び位置情報を管理する。これにより、電力制御システム1の管理者(以下、単に「管理者」という。)は、通信端末5と通信端末5が取り付けられたユーザ所有物4及び電子機器6の位置を管理できる。
なお、通信端末5は、位置情報を送信した配信装置3よりさらに近傍にゲートウェイ装置7が存在する場合には、位置情報等のデータをゲートウェイ装置7に送信してもよい。これにより、最短経路で通信端末5の識別情報と位置情報とを位置情報管理サーバ9に送信できる。
電力制御サーバ8は、建物の電力使用量を監視する監視機能、各装置とデータを送受信するための通信機能、電子機器6の使用電力を制御する使用電力制御機能等を有するコンピュータである。
配電盤191は、制御盤、操作盤、リレー盤及び変換器盤等の装置を含み、建物内の電子機器6に電力を分配する。
電力測定機器192は、いわゆる電気機器や電力設備の使用電力を測定する装置であって、一般に市販されているものでよい。なお、電力測定機器192はIEEE802.11準拠の無線LANにより通信する通信機能を有する。
[システム動作概要]
本発明の実施形態における電力制御システム1の動作概要を説明する。
図3は、本発明の実施形態における電力制御システム1の動作概要の一例を説明するための図である。図3に示されるように、ある建物のX棟1階に通信端末5が取り付けられたユーザ所有物4及び電子機器6が位置している。また、建物内の天井には配信装置3が設置されており、配信装置3はその配信装置3の設置位置に対応した位置情報を送信している。通信端末5は移動する都度又は周期的(例えば60秒周期)に配信装置3から受信した位置情報を受信し、その位置情報を位置情報管理サーバ9に送信する。すなわち、位置情報管理サーバ9は、建物内における通信端末5の位置情報を管理している。
ここで、建物内の電力使用量が所定の閾値を超過した場合の電力制御システム1の動作概要を説明する。なお、図3の例では、ある建物内のX棟1階を示しているが、次の動作は、同じ建物内の他の棟、階に対しても同様に実行される。
(1)電力制御サーバ8は、建物内の電力使用量を監視しており、電気使用量が所定の閾値を超過したことを検知すると、建物内に含まれる通信端末5とその位置とを検索する。
(2)電力制御サーバ8は、通信端末5に取り付けられている管理対象物が、ユーザ所有物4であるのか電子機器6であるのかを特定する。図3の例では、建物内のX棟1階に含まれる管理対象物は、ユーザ所有物4a、4b及び電子機器6a、6bである。
(3)電力制御サーバ8は、管理対象物が電子機器6である場合、電子機器6が使用されているか否かを判定する。具体的には、電子機器6から所定の範囲内にユーザ所有物4が存在するか否かを判定する。図3の例では、電子機器6aを中心とした円形の所定の範囲1001aには、ユーザ所有物4bが含まれている。一方、電子機器6bを中心とした所定の範囲1001bには、ユーザ所有物4bは含まれていない。なお所定の範囲の形状は、円形に限らず、例えば矩形等であってもよい。また、所定の範囲の中心は、電子機器6の位置に限らない。
(4)電力制御サーバ8は、所定の範囲にユーザ所有物4が含まれてない電子機器6bに対して使用電力を低減させる制御を指示する。
(5)電子機器6bは、電力制御サーバ8からの使用電力の制御指示を受け付けると、その制御指示に基づき、自機の電源をオフにしたり、スタンバイ状態に遷移させたりする。
以上の動作により、電力制御システム1は、建物内の電力消費量が所定の閾値を超過すると、使用されていない又は使用されている可能性が低い電子機器6の使用電力を低減させることができる。これにより、ユーザに使用されている可能性の高い電子機器6の使用を妨げることなく、ユーザの利便性を確保した上で、適当な電力制御を行うことができる。
[ハードウェア構成]
<通信端末>
図4は、本発明の実施形態における通信端末5のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4に示されるように、通信端末5は、制御部14及び無線通信部15によって構成されている。
このうち、制御部14は、制御部14全体の動作を制御するCPU401、基本入出力プログラムを記憶したROM402、CPU401のワークエリアとして使用されるRAM403、配信装置3から配信される位置情報を受信する通信回路404及びアンテナ404a、加速度を検出する加速度センサ405、無線通信部15と信号の送受信を行うI/F408、及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン409を備えている。また、制御部14は、ボタン電池406も設けられており、このボタン電池406によって駆動される。なお、本発明の実施形態では、ボタン電池406を使う場合について説明するが、ボタン型に限らず、単3もしくは単4等の乾電池又は通信端末5に専用の電池であってもよい。
通信回路404は、アンテナ404aによって、IMESを利用して配信された位置情報を受信する。また、制御部14は、コネクタ409aを介して無線通信部15に、ボタン電池406の電力を供給する。さらに、制御部14は、I/F408からコネクタ409bを介して無線通信部15とデータ(信号)の送受信を行う。
また、加速度センサ405は、通信端末5の加速度の変化を検出する。加速度の変化は、例えば、通信端末5が移動を開始した時、通信端末5が移動を停止した時又は通信端末5が傾いた時等に検出される。CPU401の処理が停止中の場合、加速度センサ405が加速度の変化を検出すると、CPU401へ処理を始動させるための信号を送信する。これにより、CPU401は、自己の処理を始動させると共に、通信回路404に対して処理を始動させるための信号を送信する。よって、位置情報が配信装置3から配信されている場合、通信端末5の通信回路404は、アンテナ404aを介して位置情報の受信を開始することができる。
一方、無線通信部15は、上記無線通信部13と基本的に同じ構成を有し、無線通信部13と同じ帯域を利用して、配信装置3の無線通信部13とデータの送受信を行うことができる。そして、無線通信部15は、図4に示されるように、無線通信部15全体の動作を制御するCPU501、基本入出力プログラム及び識別情報を記憶したROM502、CPU501のワークエリアとして使用されるRAM503、位置情報や識別情報を送信する通信回路504及びアンテナ504a、制御部14と信号の送受信を行うI/F508、及び、上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン509を備えている。なお、無線通信部15においても、ZigBee(登録商標)を用いてもよい。
また、通信回路504は、CPU501からの命令により、コネクタ409bを介して、制御部14のRAM403に記憶されている位置情報を取得する。さらに、通信回路504は、ROM502に記憶されている識別情報を読み出し、上記取得された位置情報と共にアンテナ504aを介して配信装置3へ送信する。
また、通信回路504によって送信される位置情報のデータは、図5に示すようなフォーマットにより構成されている。図5は、本発明の実施形態における位置情報のデータのフォーマットの一例を示す概念図である。図5の例では、階数、緯度、経度、棟番号の各フィールドが、それぞれ9ビット、21ビット、21ビット、8ビットで表現され、各フィールドの表現形式はIMES規格に準ずる。実際にはこのフォーマットに加えて通信方式によって規定されるヘッダやチェックサム情報が付加され、図6に示されるように送信先、送信元及びデータ内容(位置情報等)が含まれている。図6は、本発明の実施形態における位置情報を含むデータのデータ構造の一例を示す概念図である。
<配信装置>
図7は、本発明の実施形態における配信装置3のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、図7の例は、配信装置3が内蔵される電気機器2がLED照明器具の場合の蛍光灯型LEDランプのハードウェア構成図である。
図7に示されるように、LEDランプ130は、主に電源制御部140、リード線(151a、151b)、端子ピン(152a1、152a2、152b1、152b2)、リード線153、リード線154、リード線155及び配信装置3によって構成されている。このうち電源制御部140は、電源から出力される電流を制御し、主に、電流監視回路141及び平滑回路142によって構成されている。電流監視回路141は、電源から出力される電流を入力して整流する。平滑回路142は、電流監視回路141によって整流された電流を平滑し、リード線(151a、151b)を介して各端子ピン(152a1、152a2、152b1、152b2)に電力を供給する。
また、電源制御部140と端子ピン(152a1、152a2、152b1、152b2)は、リード線(151a、151b)によって電気的に接続されている。電源制御部140と配信装置3は、リード線154によって電気的に接続されている。なお、LED160は、図7において一つだけ示しているが、実際には複数のLEDが取り付けられている。また、図7に示される構成のうち配信装置3以外は一般のLEDランプと同じ構成である。
配信装置3は、電圧変換器100、リード線155、制御部11、位置情報配信部12及び無線通信部13によって構成されている。そして、電圧変換器100がリード線155を介して、制御部11、位置情報配信部12及び無線通信部13に電気的に接続されている。
このうち電圧変換器100は、電源制御部140から供給された電力の電圧を配信装置3の駆動電圧に変換し、制御部11、位置情報配信部12及び無線通信部13へ供給する電子部品である。
また、制御部11は、制御部11全体の動作を制御するCPU101、基本入出力プログラムを記憶したROM102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM103、位置情報配信部12及び無線通信部13とそれぞれ信号の送受信を行うI/F(108a、108b)並びに上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン109を備えている。
また、位置情報配信部12は、位置情報配信部12全体の動作を制御するCPU201、基本入出力プログラム及び位置情報を記憶したROM202、位置情報を配信する通信回路204及びアンテナ204a、制御部11と信号の送受信を行うI/F208、並びに、上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン209を備えている。
このうち通信回路204は、屋内GPSと呼ばれる屋内測位技術の一つであるIMESを利用し、アンテナ204aによって位置情報を配信する。なお、図2には、位置情報の到達可能な範囲(配信可能な範囲)が仮想的に破線によって表されている。本発明の実施形態のIMESでは、例えば屋内の天井高が約3mの場合に、屋内の床に表された位置情報の到達可能な仮想円の半径が約5mとなるように、送信出力が設定される。但し、この送信出力の設定を変更すれば、5mよりも小さくすることも可能であり、大きくすることも可能である。
また、本発明の実施形態において配信装置3が配信する位置情報は、蛍光灯型LED照明器具である電気機器2が設置された位置を示し、図8に示されるように、「階数」、「緯度」、「経度」、「棟番号」の項目を含む。
図8は、本発明の実施形態における配信装置が配信する位置情報の一例を示す概念図である。このうち階数は、電気機器2(配信装置3)が設置される建物の階数を表す。「緯度」及び「経度」は、電気機器2(配信装置3)が設置された位置の緯度及び経度を表す。「棟番号」は、電気機器2(配信装置3)が設置された建物の棟番号を表す。本発明の実施形態において「棟番号」は一意に識別されるような命名規則に基づき付与される。図8の例では、電気機器2(配信装置3)は、ある建物のX棟の2階で、緯度が北緯35.66660度、経度が東経139.76520度の地点に設置されていることが示されている。なお、緯度は南緯、経度は西経により表されてもよい。
図7に戻り説明する。無線通信部13は、無線通信部13全体の動作を制御するCPU301、基本入出力プログラム及び装置識別情報を記憶したROM302、CPU301のワークエリアとして使用されるRAM303、位置情報や識別情報を受信してゲートウェイ装置7に送信する通信回路304及びアンテナ304a、制御部11と信号の送受信を行うI/F308、及び、上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン309を備えている。
また、無線通信部13は、920MHz帯を利用してデータの送受信を行う。920MHz帯は、電波到達性が高いため配信装置3とゲートウェイ装置7との間に建物の柱や壁が存在している場合であっても、配信装置3からゲートウェイ装置7にデータを送信することができるという効果を奏する。
さらに、通信回路304は、IEEE802.15.4規格のアーキテクチャモデルのうち少なくとも物理層(レイヤ)の規格を利用し、アンテナ304aによってデータの送受信を行う。また、この場合には、配信装置3(無線通信部13)を識別するための装置識別情報として、MACアドレスを用いることができる。
なお、通信回路304が用いる規格がZigBee(登録商標)である場合は、隣接する他の配信装置3を経由して、ゲートウェイ装置7にデータを送信できる。このように他の配信装置3を経由してデータを送信するマルチホップ通信を利用すれば、各配信装置3の無線通信部13は、ルーティング処理に時間が掛かるが、最寄りの配信装置3にデータが到達する程度の電力で通信すればよいため、省電力で駆動することができるというメリットがある。
また、配信装置3により配信される位置情報は、配信装置3の工場出荷前にメーカーによって記憶部29に記憶されてもよいし、配信装置3の工場出荷後で天井に電気機器2が設置される際に設置者によって記憶されてもよい。さらに、位置情報は、位置情報管理サーバ9等の外部の装置から、ゲートウェイ装置7を介して無線通信により無線通信部13の通信回路304が受信し、制御部11を介して位置情報配信部12のROM202に記憶されるようにしてもよい。
<ゲートウェイ装置>
図9に示されるように、ゲートウェイ装置7は、無線通信部17及び有線通信部18によって構成されている。
このうち無線通信部17は、上記無線通信部13と基本的に同じ構成を有し、無線通信部13と同じ帯域を利用して、配信装置3の無線通信部13とデータの送受信を行うことができる。無線通信部17は、図9に示されるように、無線通信部17全体の動作を制御するCPU701、基本入出力プログラム及び装置識別情報を記憶したROM702、CPU701のワークエリアとして使用されるRAM703、位置情報等を送信する通信回路704及びアンテナ704a、有線通信部18と信号の送受信を行うI/F708及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン709を備えている。また、無線通信部17は、I/F708からコネクタ709aを介して有線通信部18と信号の送受信を行う。
なお、無線通信部17においても、ZigBee(登録商標)を利用してもよい。また、装置識別情報は、ゲートウェイ装置7(無線通信部17)を識別するための固有の情報である。装置識別情報としては、例えば、MACアドレスが挙げられる。
一方、有線通信部18は、図9に示されるように、有線通信部18全体の動作を制御するCPU801、基本入出力プログラム及びアドレス情報を記憶したROM802、CPU801のワークエリアとして使用されるRAM803、イーサネットコントローラ805、無線通信部17と信号の送受信を行うI/F808a、ケーブル809を介しLAN8eに対しデータ(信号)の送受信を行うI/F808b及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン809を備えている。
ここで、CPU801及びイーサネットコントローラ805は、IEEE802.15.4規格に準拠した通信方式(通信プロトコル)を、IEEE802.3規格に準拠した通信方式(通信プロトコル)に変換して、配信装置3から送られて来た各種データ(情報)を、イーサネット(登録商標)のパケット通信ができるように制御する。
さらに、アドレス情報は、ゲートウェイ装置7(有線通信部18)を識別するための固有の情報である。アドレス情報としては、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスが挙げられる。なお、ROM802には、MACアドレスも記憶されているが、位置情報管理サーバ9との通信を簡単に説明するため、その説明を省略する。
<位置情報管理サーバ>
図10は、本発明の実施形態における位置情報管理サーバ9のハードウェア構成の一例を示した図である。
位置情報管理サーバ9は、コンピュータによって構成されている。そして、位置情報管理サーバ9は、位置情報管理サーバ9全体の動作を制御するCPU901、IPL(Initial Program Loader)等のCPU901の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM902、CPU901のワークエリアとして使用されるRAM903、位置情報管理サーバ9用のプログラム等の各種データやアドレス情報を記憶するHD904、CPU901の制御にしたがってHD904に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD905、フラッシュメモリ等の記録メディア906に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ907、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字又は画像等の各種情報を表示するディスプレイ908、ネットワーク892及びネットワーク893を利用してデータ通信するためのネットワークI/F909、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えたキーボード911、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行うマウス912、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM913に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ914、無線通信を行う通信回路915及びアンテナ915a、外部機器を接続するための外部機器I/F916並びに上記各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン910を備えている。
さらに、アドレス情報は、位置情報管理サーバ9を識別するための固有の情報である。アドレス情報としては、IPアドレスが挙げられる。なお、ROM902には、MACアドレスも記憶されているが、ゲートウェイ装置7との通信を簡単に説明するため、その説明を省略する。
<電力制御サーバ>
図11は、本発明の実施形態における電力制御サーバ8のハードウェア構成の一例を示した図である。
電力制御サーバ8は、コンピュータによって構成されている。そして、電力制御サーバ8は、電力制御サーバ8全体の動作を制御するCPU821、IPL等のCPU821の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM822、CPU821のワークエリアとして使用されるRAM823、電力制御サーバ8用のプログラム等の各種データやアドレス情報を記憶するHD824、CPU821の制御にしたがってHD824に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD825、フラッシュメモリ等の記録メディア826に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ827、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字又は画像等の各種情報を表示するディスプレイ828、ネットワーク892及びネットワーク893を利用してデータ通信するためのネットワークI/F829、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えたキーボード831、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行うマウス832、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM833に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ834、無線通信を行う通信回路835及びアンテナ835a、外部機器を接続するための外部機器I/F836並びに上記各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン830を備えている。
さらに、アドレス情報は、電力制御サーバ8を識別するための固有の情報である。アドレス情報としては、IPアドレスが挙げられる。なお、ROM822には、MACアドレスも記憶されている。
<電子機器>
図12は、本発明の実施形態における電子機器6のハードウェア構成の一例を示した図である。なお、図12に示すハードウェア構成は、電子機器6の一例である表示装置のハードウェア構成である。電子機器6には通信端末5が外部に取り付けられている。但し、通信端末5が電子機器6に内蔵されている構成でもよい。
電子機器6は、電子機器6全体の動作を制御するCPU601、基本入出力プログラムを記憶したROM602、CPU601のワークエリアとして使用されるRAM603、フラッシュメモリ等の記録メディア604に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ605を備えている。そして、メディアドライブ605の制御に従って、既に記録されていたデータが読み出され又は新たにデータが書き込まれて記憶する記録メディア604が着脱自在な構成となっている。
さらに、電子機器6は、IEEE802.11規格に準拠する無線LAN通信を行う無線LAN通信部606、ユーザに対する情報を表示する液晶や有機EL等のディスプレイ607、ユーザからの入力を受け付けるインタフェースであるハードボタンやリモコン、ソフトキー等の入力部608、電気信号を音に変換し音声出力に用いられるスピーカ609及び上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン610を備えている。なお、無線LAN通信に用いられるIPアドレスはRAM603に記憶され、電子機器6のMACアドレスはROM602に記憶されている。
[機能構成]
図13は、本発明の実施形態における配信装置3及び通信端末5の機能構成の一例を示す図である。
<配信装置>
まず配信装置3の機能構成を説明する。図13に示されるように、配信装置3は、機能又は手段として、変換部10、配信制御部20、無線通信制御部30を有する。
このうち変換部10は、図7に示される電圧変換器100が動作することによって実現される機能又は手段である。配信制御部20は、図7に示される制御部11及び位置情報配信部12が動作することによって実現される機能又は手段である。さらに、無線通信制御部30は、図7に示される制御部11及び無線通信部13が動作することによって実現される機能又は手段である。
配信制御部20は、図7に示されるROM202により構築される記憶部29を有する。この記憶部29には、配信装置3が設置されている位置を示す位置情報が記憶されている。さらに、配信制御部20は、配信部21、通信部27及び記憶・読出部28を有する。
このうち配信部21は、図7に示されるCPU201及び通信回路204の処理によって実現され、配信可能な範囲内に位置情報を配信する。
通信部27は、図7に示されるCPU101・201の処理、並びにI/F108a・208及びバス109・209によって実現され、無線通信制御部30とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部28は、図7に示されるCPU101及びCPU201の処理によって実現され、記憶部29に各種データを記憶し、記憶部29から各種データを読み出す。記憶・読出部28は、例えば、位置情報のデータの記憶や読み出しを行う。
無線通信制御部30は、図7に示されるRAM303によって構築される記憶部39を有している。この記憶部39には、アドレス情報(例えばIPアドレス)が記憶されている。
送受信部31は、図7に示されるCPU301及び通信回路304の処理によって実現され、無線通信によって、通信端末5又はゲートウェイ装置7と各種データの送受信を行う。
通信部37は、図7に示されるCPU101・301の処理並びにI/F108B・308及びバス109・309によって実現され、配信制御部20とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部38は、記憶部39に各種データを記憶し、記憶部39から各種データを読み出す。
<通信端末>
次に、通信端末5の機能構成を説明する。図13に示されるように、通信端末5は、機能又は手段として、受信制御部40及び無線通信制御部50を有している。
受信制御部40は、図4に示されるRAM403によって構築される記憶部49を有する。記憶部49には、配信装置3から配信された位置情報を記憶できる。さらに、受信制御部40は、受信部41、検知部42、判断部43、測定部44、通信部47及び記憶・読出部48を有する。
このうち受信部41は、図4に示されるCPU401及び通信回路404の処理によって実現され、配信装置3から配信された位置情報を受信する。また、受信部41は、位置情報を受信可能な状態になったり受信不可能な状態になったりする。
検知部42は、図4に示されるCPU401及び加速度センサ405の処理によって実現され、通信端末5の移動(傾きを含む)を検知し、受信部41に処理を開始させる。なお、検知部42は、加速度センサ405に代えて、慣性力や磁気を用いたモーションセンサによって実現してもよい。
判断部43は、図4に示されるCPU401の処理によって実現され、受信部41によって、少なくとも一つの位置情報を受信したかを判断する。さらに、判断部43は、受信部41によって、複数の配信装置3からそれぞれの位置情報を受信したかを判断する。なお、この場合、同じ配信装置3から配信された位置情報は、所定時間内に複数回受信しても一つとして扱う。
測定部44は、図4に示されるCPU401の処理によって実現され、判断部43によって、複数の配信装置3から、それぞれの位置情報を受信したと判断された場合には、それぞれの位置情報に係る信号強度を測定する。
通信部47は、図4に示されるCPU401の処理並びにI/F408及びバス409によって実現され、無線通信制御部50とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部48は、CPU401の処理によって実現され、記憶部49に各種データを記憶し、記憶部49から各種データを読み出す。記憶・抽出部48は、例えば、位置情報のデータの記憶や読み出しを行う。
無線通信制御部50は、図4に示されるRAM503によって構築される記憶部59を有する。この記憶部59には、識別情報(例えばMACアドレス等)が記憶されている。さらに、無線通信制御部50は、送受信部51、判断部53、測定部54、通信部57及び記憶・読出部58を有する。
送受信部51は、図4に示されるCPU501及び通信回路504の処理によって実現され、無線通信により、配信装置3と各種データの送受信を行う。
判断部53は、図4に示されるCPU501の処理によって実現され、受信部51によって、少なくとも一つの配信装置3の装置識別情報を受信したかを判断する。さらに、判断部53は、受信部51によって、複数の配信装置3からそれぞれの装置識別情報を受信したかを判断する。なお、この場合、同じ配信装置3から送信された装置識別情報は、所定時間内に何度受信しても一つとして扱う。
測定部54は、図4に示されるCPU501の処理によって実現され、判断部53によって、複数の配信装置3から送信されたそれぞれの装置識別情報を受信したと判断された場合には、それぞれの装置識別情報に係る信号強度を測定する。
通信部57は、図4に示されるCPU501の処理並びにI/F508及びバス509によって実現され、受信制御部40とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部58は、図4に示されるCPU501の処理によって実現され、記憶部59に各種データを記憶し、記憶部59から各種データを読み出す。記憶・抽出部58は、例えば、配信装置3の装置識別情報や通信端末5の識別情報のデータの記憶や読み出しを行う。
図14は、本発明の実施形態におけるゲートウェイ装置7及び位置情報管理サーバ9の機能構成の一例を示す図である。
<ゲートウェイ装置>
ゲートウェイ装置7の機能構成を説明する。ゲートウェイ装置7は、機能又は手段として、無線通信制御部70及び有線通信制御部80を有している。
無線通信制御部70は、図9に示される無線通信部17の処理によって実現され、基本的に配信装置3の無線通信制御部30と同様の機能を有している。
具体的には、無線通信制御部70は、図9に示されるRAM703によって構築される記憶部79を有している。この記憶部79には、ゲートウェイ装置7のアドレス情報(例えばIPアドレス)が記憶されている。また、無線通信制御部70は、送受信部71、通信部77及び記憶・読出部78を有している。
このうち送受信部71は、図9に示されるCPU701及び通信回路704の処理によって実現され、無線通信によって、配信装置3と各種データの送受信を行う。
通信部77は、CPU701の処理並びにI/F708及びバス709によって実現され、有線通信制御部80とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部78は、CPU801の処理によって実現され、記憶部79に各種データを記憶し、記憶部79から各種データを読み出す。
有線通信制御部80は、図9に示される有線通信部18の処理によって実現される。この有線通信制御部80は、図9に示されるRAM803によって構築される記憶部89を有している。この記憶部89には、ゲートウェイ装置7の装置識別情報(例えばMACアドレス)が記憶されている。さらに、有線通信制御部80は、送受信部81、変換部82、通信部87及び記憶・読出部88を有している。
このうち送受信部81は、図9に示されるCPU801の処理及びI/F808bによって実現され、有線通信によって、位置情報管理サーバ9と各種データの送受信を行う。
変換部82は、図9に示されるCPU801及びイーサネットコントローラ805の処理によって実現される。変換部82は、上述したように通信方式を変換することで、配信装置3から送られて来た各種データ(情報)を、イーサネット(登録商標)のパケット通信ができるように制御する。
通信部87は、CPU801の処理並びにI/F808a及びバス809によって実現され、無線通信制御部70とのデータ(信号)の通信を行う。
記憶・読出部98は、CPU801の処理によって実現され、記憶部89に各種データを記憶し、記憶部89から各種データを読み出す。
<位置情報管理サーバ>
次に、位置情報管理サーバ9の機能構成を説明する。位置情報管理サーバ9は、送受信部91、操作入力受付部92、通信端末検索応答部93、表示制御部94、記憶・読出部98及び記憶部99を有する。
記憶部99は、図10に示されるRAM903及びHD904によって構築され、位置情報記憶部991及びサーバ情報記憶部992等を含む。
位置情報記憶部991は、通信端末5から送信される位置情報等を記憶する。
図15は、本発明の実施形態における位置情報管理サーバ9の位置情報記憶部991に記憶される情報の一例を示す図である。図15に示されるように、位置情報記憶部991には「管理ID」、「識別情報」、「緯度」、「経度」、「階数」、「棟番号」及び「受信日時」等が含まれる。「管理ID」は位置情報記憶部991において通信端末5の位置情報を一意に識別するための管理番号である。「識別情報」は通信端末5を識別するための情報であり、例えば通信端末5のMACアドレスである。「識別情報」は通信端末5から送信される。「緯度」、「経度」、「階数」及び「棟番号」は、本発明の実施形態における位置情報であり、図8に示される情報である。「受信日時」は、位置情報管理サーバ9がゲートウェイ装置7から位置情報を受信した受信日時である。
図14に戻り説明する。サーバ情報記憶部992は、位置情報管理サーバ9のアドレス情報(例えばIPアドレス)や識別情報(例えばMACアドレス)等が記憶されている。
送受信部91は、図10に示されるCPU901の処理並びにネットワークI/F909又は通信回路915によって実現され、有線通信又は無線通信によって、ゲートウェイ装置7又は電力制御サーバ8と各種データの送受信を行う。
操作入力受付部92は、図10に示されるCPU901の処理並びにキーボード911及びマウス912によって実現され、管理者から各種の選択又は入力を受け付ける。
通信端末検索応答部93は、電力制御サーバ8から送信される建物内に位置する通信端末5の識別情報及び位置情報を取得するための通信端末検索要求を受け付け、応答する。通信端末検索要求には、検索対象とする建物を示す「棟番号」の情報が含まれており、通信端末検索応答部93は位置情報記憶部991からその「棟番号」の情報を含む通信端末5の識別情報及び位置情報(緯度、経度、階数、棟番号)を取得する。そして、通信端末検索応答部93は、通信端末5の識別情報及び位置情報を含む通信端末検索要求応答を生成し、送受信部91を介し電力制御サーバ8に送信する。なお、本発明の実施形態において、建物を識別する情報として「棟番号」を用いたが、建物を識別する情報は「棟番号」に限らず、例えば緯度、経度を用いて建物を一意に定義してもよい。
表示制御部94は、図10に示されるCPU901の処理によって実現され、ディスプレイ908に各種画像や文字等を表示させるための制御を行う。
記憶・読出部98は、図10に示されるCPU901の処理によって実現され、記憶部99に各種データを記憶し、記憶部99から各種データを読み出す。
図16は、本発明の実施形態における電力制御サーバ8及び電子機器6の機能構成の一例を示す図である。
<電力制御サーバ>
電力制御サーバ8の機能構成を説明する。電力制御サーバ8は、送受信部841、電力使用量監視部842、通信端末検索部843、機器使用状況判定部844、使用電力制御指示部845、記憶・読出部848及び記憶部849を有する。記憶部849は、図11に示されるRAM823及びHD824によって構築され、管理対象記憶部8491及び電力使用量閾値記憶部8492等を含む。
管理対象記憶部8491は、通信端末5と、その通信端末5が取り付けられる管理対象物(ユーザ所有物4又は電子機器6)とを対応付けて記憶する。
図17は、本発明の実施形態における電力制御サーバ8の管理対象記憶部8491に記憶される情報の一例を示す図である。図17に示されるように、管理対象記憶部8491には、「ID」、「通信端末識別情報」、「管理対象物識別情報」、「管理対象物カテゴリ」、「管理対象物種別」、「管理対象物名称」、「検索範囲」及び「管理対象物アドレス情報」等が記憶されている。「ID」は、管理対象記憶部8491において通信端末5と、通信端末5が取り付けられた管理対象物(ユーザ所有物4又は電子機器6)とを一意に識別するための番号である。「通信端末識別情報」は、通信端末5を一意に識別するための識別情報(例えばMACアドレス等)である。「管理対象物識別情報」は、管理対象物であるユーザ所有物4及び電子機器6を一意に識別するための識別情報(例えばMACアドレスやデバイスID等)であり、取り付けられた通信端末5の識別情報に対応付けて記憶される。なお、ユーザ所有物4が例えば電子機器ではないIDカード等の物品である場合、管理者等により管理対象物の中で一意に識別できるような値が任意に設定される。「管理対象物カテゴリ」は、管理対象物をユーザ所有物4又は電子機器6に分類したものである。「管理対象物種別」は、管理対象物の機能に基づき分類したものである。例えば、管理対象物が電子機器6の一例であるプロジェクタである場合、「管理対象物種別」は「表示装置(プロジェクタ)」が設定される。「管理対象物名称」は、管理対象物の名称であり、任意に設定できる。「検索範囲」は、管理対象物が電子機器6である場合に設定される、上述した所定の範囲を定義する情報である。「検索範囲」には、電子機器6を中心とした円の半径(メートル単位)が設定される。この円内の範囲が所定の範囲であり、この所定の範囲に含まれるユーザ所有物4の有無により使用電力の制御対象となる電子機器6が選択される。なお、「検索範囲」は「管理対象物種別」に対応して設定される。例えば広範囲から視聴され得る「表示装置(ディスプレイ)」の検索範囲は、表示装置に比べ使用され得る範囲が限定される「画像形成装置」の検索範囲より大きく設定される。なお、「検索範囲」に設定される値は管理者等により任意に設定される。また、「検索範囲」に設定される値は、「管理対象物種別」に対応付けて設定する場合に限らず、例えば「管理対象物識別情報」毎に個別に設定してもよい。「管理対象物アドレス情報」は、管理対象物に付与されているIPアドレス等のアドレス情報である。図17の例では、IPv4アドレスが設定されているが、アドレス情報は例えばIPv6アドレスであってもよい。なお、管理対象記憶部8491に記憶される情報は、予め管理者等により設定される。
図16に戻り説明する。
電力使用量閾値記憶部8492は、建物内の電気使用量の閾値を記憶する。監視している電気使用量がこの閾値を超過すると、電力制御システム1により電子機器6の使用電力制御が実行される。
図18は、本発明の実施形態における電力制御サーバ8の電力使用量閾値記憶部8492に記憶される情報の一例を示す図である。図18に示されるように、電力使用量閾値記憶部8492には、「監視単位時間」と「閾値」と建物の「棟番号」とが記憶される。「監視単位時間」は、例えば分単位で設定され、ここで設定される時間あたりに使用された電力使用量が監視される。「閾値」は、例えばkw単位で設定され、設定された「監視単位時間」あたりに使用された電力消費量がこの閾値を超過したか否かが監視される。図18の例では、電気使用量が「20」分あたりで「100」kwを超過すると、電力制御システム1により電子機器6の使用電力制御が実行される。「閾値」には、例えば一般に30分間単位の平均電力である契約電力や契約電力以下の値が設定される。なお、「閾値」に契約電力の値を設定する場合、「監視単位時間」は30分未満の値を設定することが望ましい。これにより、契約電力を超過する前に電子機器6の使用電力を制御でき、最大使用電力(最大デマンド)が契約電力を超過してしまうのを未然に防止できる。「棟番号」は、この「閾値」が適用される建物を示す情報であり、位置情報管理サーバ9の位置情報記憶部991に記憶される「棟番号」と同一の情報を表す。
図16に戻り説明する。
記憶・読出部848は、CPU821の処理によって実現され、記憶部849に各種データを記憶し、記憶部849から各種データを読み出す。
送受信部841は、CPU821の処理並びにネットワークI/F829又は通信回路835によって実現され、有線通信又は無線通信によって、電子機器6又は位置情報管理サーバ9と各種データの送受信を行う。
電力使用量監視部842は、配電盤191の電力を測定する電力測定機器192から送信される電力使用量を監視する。具体的には、電力使用量監視部842は、電力使用量が、電力使用量閾値記憶部849に記憶される閾値を超過したか否かを監視する。電力使用量監視部842は、電力使用量の閾値の超過を検知すると、電力使用量閾値情報記憶部8492に記憶される「棟番号」の情報を含む閾値超過の情報を、通信端末検索部843に通知する。
通信端末検索部843は、電力使用量が閾値を超過した建物内に位置する通信端末5を、位置情報管理サーバ9から検索する。具体的には、通信端末検索部843は、電力使用量監視部842から通知された「棟番号」の情報を含む通信端末検索要求を、送受信部841を介して位置情報管理サーバ9に送信する。そして、通信端末検索部843は、位置情報管理サーバ9から、建物内に位置する通信端末5の識別情報及び位置情報を取得する。通信端末検索部843は、管理対象記憶部8491から、取得した通信端末5の識別情報に対応する管理対象物識別情報と管理対象物カテゴリ(「電子機器」又は「ユーザ所有物」)とを読み出す。そして、通信端末検索部843は、読み出した管理対象物及び管理対象物カテゴリと受信した位置情報とを対応付け、管理対象物識別情報と管理対象物カテゴリと位置情報とを、機器使用状況判定部844に通知する。
機器使用状況判定部844は、電子機器6が使用されているか否かを判定する。具体的には、電子機器6から所定の範囲内にユーザ所有物4が存在するか否かを判定する。所定の範囲は、管理対象記憶部8491に記憶される「検索範囲」に基づき決定される。そして、機器使用状況判定部844は、電子機器6から所定の範囲内にユーザ所有物4が存在しない電子機器6を、使用電力を制御する対象として選択する。機器使用状況判定部844は、管理対象記憶部8491から選択した電子機器6のIPアドレスを読み出し、使用電力制御指示部845に通知する。なお、機器使用状況判定部844による電子機器6から所定の範囲内にユーザ所有物4が存在するか否かは、例えば図19に示すように判定される。
図19は、本発明の実施形態において電子機器6から所定の範囲のユーザ所有物4の有無の判定について説明するための図である。図19の例では、電子機器6の位置(緯度,経度)は(x1,y1)、ユーザ所有物4の位置は(x2,y2)、管理対象記憶部8491に記憶される検索範囲(円の半径)が「L」、検索範囲Lを半径とした所定の範囲1001が示されている。ここで判定は、ユーザ所有物4の位置(x2,y2)と電子機器6の位置(x1,y1)との距離を、半径「L」と比較する。(x2,y2)と(x1,y1)との距離が半径「L」以下の場合、電子機器6から所定の範囲にユーザ所有物4が存在すると判定される。一方、(x2,y2)と(x1,y1)との距離が半径「L」より大きい場合、電子機器6から所定の範囲にユーザ所有物4が存在しないと判定される。
図16に戻り説明する。
使用電力制御指示部845は、電子機器6の使用電力を低減させる使用電力制御信号を生成し、機器使用状況判定部844から通知された電子機器6に、生成した使用電力制御信号を送信する。なお、使用電力制御信号は、例えば図20に示すフォーマットに基づき生成される。
図20は、本発明の実施形態における使用電力制御信号のフォーマットの一例を示す図である。使用電力制御信号のフォーマットには、制御コード1101、コマンドコード1102及びフレームチェックコード1103が含まれる。制御コード1101は、使用電力制御信号であることを示す1byteのコードであり、例えば「0x01」が固定値として設定される。コマンドコード1102は、使用電力を低減させる制御内容を示す1byteのコードである。コマンドコード1102には、例えば制御内容として電子機器6の電源オフを要求する場合「0x00」、スタンバイ状態への遷移を要求する場合「0x01」、ディスプレイの明るさを下げる要求の場合「0x02」等が設定される。なお、コマンドコード1102は、例えば電力消費量の超過の程度見合いで、制御内容を選択するようにしてもよい。また、予め管理者等により制御内容を決定しておいてもよい。フレームチェックコード1103は、誤り検出のための1byteのチェックコードである。なお、使用電力制御信号のフォーマットは、図20に示されるフォーマットに限らない。
<電子機器>
次に、電子機器6の機能構成を図16により説明する。
電子機器6は、送受信部61、使用電力制御指示受付部62及び使用電力制御指示実行部63等を有する。
送受信部61は、CPU601の処理並びに無線LAN通信部606によって実現され、無線通信によって、電力制御サーバ8と各種データの送受信を行う。なお、送受信部61は、電子機器6がイーサネットカードを備え、ネットワーク893が有線LANである場合はイーサネット(登録商標)によりデータの送受信を行う。
使用電力制御指示受付部62は、電力制御サーバ8からの使用電力制御指示を受け付ける。具体的には、使用電力制御指示受付部62は、使用電力制御信号を受信し、使用電力制御信号に含まれるコマンドコード1102に基づく使用電力を低減する制御を、使用電力制御指示実行部63に実行させる。
使用電力制御指示実行部63は、電力制御サーバ8からの使用電力制御指示に基づく、使用電力の制御を実行する。具体的には、使用電力制御指示実行部63は、使用電力制御信号に含まれるコマンドコード1102に基づく使用電力を低減する制御を実行する。
[動作手順]
本発明の実施形態における電力制御システム1の動作手順を説明する。電力制御システム1の動作は、通信端末5の位置情報を位置情報管理サーバ9が管理するための位置情報管理動作と、電力使用量を監視し電子機器6の使用電力を制御する使用電力制御動作とに大別される。
〔位置情報管理動作〕
図21は、本発明の実施形態における電力制御システム1が通信端末5の位置情報を管理する動作手順の一例を示すシーケンス図である。
〔位置情報管理動作〕
S11:配信装置3の配信制御部20は、記憶部29から取得した位置情報をIMES等により連続的又は断続的に送信する。
S12:通信端末5の受信制御部40は、周期的(例えば60秒周期)に行われる位置情報の受信処理により、配信装置3から送信される位置情報を受信する。なお、通信端末5が加速度センサを備えている場合は、加速度の変化の検知を契機に位置情報を受信してもよい。
S13:受信制御部40は、受信した位置情報を記憶部49に記憶する。
S14:通信端末5の無線通信制御部50は、記憶部59から取得した識別情報(例えば通信端末5のMACアドレス)と記憶部49に記憶した位置情報とを含む位置情報更新要求を配信装置3に送信する。位置情報更新要求は、位置情報管理サーバ9により管理される通信端末5の位置情報を新規登録又は更新するための要求である。
S15:配信装置3の無線通信制御部30の送受信部31は、位置情報更新要求をIEEE802.15.4規格に準拠した通信方式を用いてゲートウェイ装置7に転送する。
S16:ゲートウェイ装置7の無線通信制御部70の送受信部71が配信装置3から送信された位置情報更新要求を受信すると、有線通信制御部80の変換部82は、IEEE802.15.4規格に準拠した通信方式を、ネットワーク892に適合するIEEE802.3規格に準拠した通信方式に変換する。
S17:有線通信制御部80の送受信部81は、位置情報管理サーバ9に位置情報更新要求を転送する。位置情報管理サーバ9の送受信部91は、ゲートウェイ装置7からの位置情報更新要求を受信する。
S18:位置情報管理サーバ9の記憶・読出部98は、記憶部99に予め記憶されている通信端末5の識別情報と、受信した位置情報更新要求に含まれる識別情報とを対応付け、位置情報記憶部991に通信端末5の位置情報を記憶する。
なお、上述したステップS11〜S18の通信端末5の位置情報の管理動作は、次に説明する使用電力制御動作とは独立して実行される。
以上の動作手順により、本発明の実施形態の電力制御システム1は、位置情報管理サーバ9により通信端末5の位置情報を管理できる。また、ユーザ所有物4及び電子機器6には通信端末5が外部に取り付けられたり内蔵されたりしているため、通信端末5の位置情報を管理することにより、ユーザ所有物4及び電子機器6の位置情報を管理できる。
〔使用電力制御動作〕
図22は、本発明の実施形態における電力制御システム1が電子機器6の使用電力を制御する動作手順の一例を示すシーケンス図である。図22の例の初期状態では、図21の動作手順に基づき、通信端末5が取り付けられたユーザ所有物4及び電子機器6の位置情報は、位置情報管理サーバ9によって管理されている。
S21:電力測定機器192は、配電盤191における電力使用量を所定の測定周期(例えば1分周期)で測定し、定期的(例えば1分間隔)に電力制御サーバ8に通知する。
S22:電力制御サーバ8の電力使用量監視部842は、電力測定機器192から通知される電力使用量を監視する。具体的には、電力使用量監視部842は、電力使用量閾値記憶部8492に記憶される「閾値」及び「監視単位時間」に基づき、電力使用量が「監視単位時間」あたりの「閾値」を超過していないかを監視する。
S23:電力使用量監視部842は、監視している電力使用量が閾値を超過したことを検知する。そして、電力使用量監視部842は、閾値を超過した建物を示す「棟番号」を電力使用量閾値記憶部8492から読み出し、電力使用量の閾値超過とともに「棟番号」を通信端末検索部843に通知する。なお、上述したように「棟番号」は、は一意に識別されるように付与されているため、「棟番号」によって「棟番号」が属する建物を識別できる。
S24:通信端末検索部843は、建物内に位置する通信端末5を検索するための「棟番号」を含む通信端末検索要求を、送受信部841を介して位置情報管理サーバ9に送信する。
S25:位置情報管理サーバ8の通信端末検索応答部93は、送受信部91を介して、電力制御サーバ8からの通信端末検索要求を受け付ける。そして、通信端末検索応答部93は、位置情報記憶部991から通信端末検索要求に含まれる「棟番号」に対応する通信端末5の識別情報と位置情報(緯度、経度、棟番号、階数)とを読み出す。
S26:通信端末検索応答部93は、通信端末5の識別情報及び位置情報を含む通信端末検索要求応答を生成し、送受信部91を介し電力制御サーバ8に送信する。
S27:電力制御サーバ8の通信端末検索部843は、管理対象記憶部8491から、受信した通信端末5の識別情報に対応する管理対象物識別情報と管理対象物カテゴリ(「電子機器」又は「ユーザ所有物」)とを読み出す。そして、通信端末検索部843は、読み出した管理対象物及び管理対象物カテゴリと受信した位置情報とを対応付け、管理対象物識別情報と管理対象物カテゴリと位置情報とを、機器使用状況判定部844に通知する。
S28:機器使用状況判定部844は、通知された管理対象物識別情報と管理対象物カテゴリと位置情報とに基づき、管理対象物カテゴリが「電子機器」である管理対象物識別情報を抽出する。そして、機器使用状況判定部844は、電子機器6の識別情報に基づき、管理対象記憶部8491から「検索範囲」を読み出す。
S29:機器使用状況判定部844は、電子機器6の使用状況を判定する。具体的には、機器使用状況判定部844は、電子機器6毎に読み出した「検索範囲」に基づく所定の範囲内にユーザ所有物4が存在するか否かを判定する。電子機器6及びユーザ所有物4の位置情報は、ステップS27における通知に基づく。
S30:機器使用状況判定部844は、判定の結果、所定の範囲内にユーザ所有物4が位置していない電子機器6を、使用電力を低減させるように制御する対象として選択する。機器使用状況判定部844は、選択した電子機器6のIPアドレスを管理対象記憶部8491から読み出し、読み出したIPアドレスを使用電力制御指示部845に通知する。
S31:使用電力制御指示部845は、電子機器6において使用電力を低減させる制御内容を含む使用電力制御信号を生成する。使用電力制御信号の宛先アドレスには、通知された電子機器6のIPアドレスが設定される。
S32:使用電力制御指示部845は、使用電力制御信号を、送受信部841を介して電子機器6に送信する。
S33:電子機器6の使用電力制御指示受付部62が、送受信部61を介して使用電力制御信号を受け付けると、使用電力制御指示実行部63に使用電力制御信号に含まれる制御内容(コマンドコード1102)に基づく処理の実行を要求する。使用電力制御指示実行部63は、指定された制御内容に基づく処理を実行し、使用電力を低減させる。
[フローチャート]
本発明の実施形態における電力制御サーバ8による使用電力制御の処理手順について説明する。
図23は、本発明の実施形態における電力制御サーバ8による使用電力制御の処理手順の一例を示すフローチャート図である。
電力制御サーバ8の電力使用量監視部842は、電力測定機器192から送信される電力使用量を受信し、監視する(S101)。
電力使用量監視部842は、監視している電力使用量が、電力使用量閾値記憶部8492に記憶される「監視単位時間」あたりの「閾値」を超過していないか判定する(S102)。ここで、電力使用量が閾値を超過していない場合(S102においてNO)、電力使用量監視部842は継続して電力使用量の監視を行う(S101)。一方、電力使用量が閾値を超過した場合(S102においてYES)、電力使用量監視部842は閾値を超過した電気使用量に該当する建物の「棟番号」を通信端末検索部843に通知する。
通信端末検索部843は、建物内に含まれる通信端末を検索するため、「棟番号」を含む通信端末検索要求を位置情報管理サーバ9に送信し、「棟番号」に対応する位置情報を有する通信端末5の識別情報及び位置情報を取得する(S103)。
次に、通信端末検索部843は、管理対象記憶部8491から、取得した通信端末5の識別情報に対応する管理対象物識別情報と管理対象物カテゴリを読み出す(S104)。また、管理対象物識別情報とステップS103で取得した位置情報とを対応付ける。すなわち建物内の通信端末5に取り付けられたユーザ所有物4及び電子機器6の位置情報が特定される。
機器使用状況判定部844は、建物内の電子機器6の識別情報に基づき、管理対象記憶部8491から「検索範囲」を読み出し、電子機器6毎の所定の範囲を特定する(S105)。
次に、機器使用状況判定部844は、電子機器6の位置を中心とした所定の範囲にユーザ所有物4が含まれるか否かを、電子機器6毎に判定する(S106)。ここで、所定の範囲にユーザ所有物4が含まれる場合(S106においてNO)、電力使用量の監視が継続して実行される(S101)。一方、所定の範囲にユーザ所有物4が含まれない場合(S106においてYES)、機器使用状況判定部844は、所定の範囲にユーザ所有物4が含まれない電子機器6を、使用電力制御対象として選択する(S107)。機器使用状況判定部844は、選択した電子機器6のIPアドレスを使用電力制御指示部845に通知する。
使用電力制御指示部845は、使用電力制御信号を生成する(S108)。
そして、使用電力制御指示部845は、生成した使用電力制御信号を、選択した電子機器6に送信する(S109)。
以上、本発明の実施形態における電力制御システム1によれば、監視する建物内の電力使用量が所定の閾値を超過すると、管理されている位置情報を用いて、建物内に位置する電子機器6及びユーザ(ユーザ所有物4)を検索できる。検索された電子機器6のユーザによる使用状況、すなわち電子機器6から所定の範囲内に位置するユーザ所有物4の有無に基づき、使用電力を低減させる制御対象の電子機器6を選択できる。そして、選択された電子機器6の使用電力を低減させるように制御できる。
これにより、電力制御システム1の管理者等は、例えば契約電力を考慮し設定した電力使用量の所定の閾値を超過しても、ユーザによる電子機器6の使用を妨げることなく、電力使用量の低減を図ることができる。
[変形例]
本発明の実施形態の変形例における電力制御システム1は、電子機器6から所定の範囲内に位置する人数(ユーザ所有物4の数)に応じて、使用電力を低減させる制御内容を変更する。変形例における電力制御サーバ8は、所定の範囲内の人数と、その人数に対応する電子機器6の使用電力を低減させる制御内容を記憶する制御内容記憶部を有する。制御内容記憶部は、図11に示されるRAM823及びHD824によって構築される。
図24は、本発明の実施形態の変形例における電力制御サーバ8の制御内容記憶部8493に記憶される情報の一例を示す図である。図24に示されるように、制御内容記憶部8493は、「所定の範囲内の人数」と「制御内容(コマンドコード)」とを有する。「所定の範囲内の人数」は、電子機器6からの所定の範囲に含まれるユーザ所有物4の数である。「制御内容(コマンドコード)」は、電子機器6の使用電力を低減させる制御内容である。「制御内容(コマンドコード)」には、使用電力制御信号のコマンドコード1102(図19)が設定される。図24の例では、所定の範囲内の人数が「0」に対する制御内容は電源オフを要求する「0x00」が設定されている。また、所定の範囲内の人数が「3」に対する制御内容は使用電力の制御が実行されない「N/A」が設定されている。また、所定の範囲の人数が「3」以上であれば、使用電力の制御は実行されないことを表す。なお、制御内容記憶部8493に記憶される情報は任意に設定でき、各項目に設定される要素も追加できる。
図25は、本発明の実施形態の変形例における電力制御サーバ8による使用電力制御の処理手順の一例を示すフローチャート図である。図25において、図23に示される処理と同じ処理については、図23と同一のステップ番号を付与しており、詳細な説明は省略する。
図25の例では、機器使用状況判定部844が、電子機器6毎の所定の範囲を特定する(S105)と、電子機器6毎に所定の範囲内のユーザ所有物4の数を抽出する(S206)。
次に、機器使用状況判定部844は、抽出したユーザ所有物4の数に基づき、制御内容記憶部8493から使用電力を低減させる制御内容を決定する(S207)。
そして、使用電力制御指示部845は、決定された制御内容(コマンドコード)を含む使用電力制御信号を生成する(S108)。
上述したように、本発明の実施形態の変形例における電力制御システム1によれば、電子機器6から所定の範囲内に位置するユーザ数(ユーザ所有物4の数)に応じて、電子機器6の使用電力を低減させる制御内容を設定できる。
これにより、電力制御システム1の管理者等は、所定の範囲内の人数が少ない程、より使用電力を低減させる制御内容を指示し、反対に人数が多い程、より電子機器6の使用に影響が小さい制御内容を指示することができる。
[その他の変形例]
なお、本発明の実施形態において、位置情報管理サーバ9と電力制御サーバ8とを異なる装置としたが、例えば電力制御サーバ8が、位置情報管理サーバ9が備える通信端末5の位置情報を管理する機能(図14参照)を有してもよい。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 電力制御システム
3 配信装置
4 ユーザ所有物
5 通信端末
6 電子機器
62 使用電力制御指示受付部
63 使用電力制御指示実行部
7 ゲートウェイ装置
8 電力制御サーバ
842 電力使用量監視部
843 通信端末検索部
844 機器使用状況判定部
845 使用電力制御指示部
8491 管理対象記憶部
8492 電力使用量閾値記憶部
9 位置情報管理サーバ
93 通信端末検索応答部
991 位置情報記憶部
特開2012−069086 特開2004−360925

Claims (10)

  1. 当該通信端末の位置情報が管理されている通信端末が取り付けられた機器による建物内の電力使用量を監視する電力制御サーバであって、
    前記建物内に位置する前記機器を検索する機器検索手段と、
    前記電力使用量が所定の閾値を超過した場合、前記機器検索手段により検索された前記機器の使用状況に応じて、前記機器の使用電力を制御する使用電力制御手段とを有する電力制御サーバ。
  2. 前記機器から所定の範囲内に含まれる人の有無に基づき、前記使用状況を判定する判定手段を有し、
    前記使用電力制御手段は、
    前記判定手段によって、前記機器から所定の範囲内に人が含まれないと判定された機器の使用電力を低減させる制御を行う請求項1記載の電力制御サーバ。
  3. 前記機器から所定の範囲内に含まれる人数に基づき、前記機器の使用電力を低減させる制御内容を決定する判定手段を有し、
    前記使用電力制御手段は、
    前記判定手段により決定された制御内容に基づき、前記機器の使用電力を低減させる制御を行う請求項1記載の電力制御サーバ。
  4. 前記通信端末が取り付けられ位置情報が管理される管理対象を記憶する管理対象記憶手段を有し、
    前記所定の範囲内に含まれる人は、前記管理対象に基づき特定される請求項1乃至3のずれか一項に記載の電力制御サーバ。
  5. 前記所定の範囲は、前記機器毎に定められる請求項2乃至4のいずれか一項に記載の電力制御サーバ。
  6. 前記電力使用量の所定の閾値を記憶する閾値記憶手段と、
    前記電力使用量を監視し、前記閾値記憶手段に基づき、前記電力使用量の超過を検知する電力使用量監視部を有する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電力制御サーバ。
  7. 前記通信端末はRFIDタグである請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電力制御サーバ。
  8. 前記通信端末の位置情報は、該通信端末に最も近い、自機が設置された位置に対応する位置情報を配信する配信装置から地上補完信号を用いて配信された位置情報である請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電力制御サーバ。
  9. 当該通信端末の位置情報が管理されている通信端末が取り付けられた機器による建物内の電力使用量を監視する電力制御サーバにおいて実行される電力制御プログラムであって、
    前記電力制御サーバを、
    前記建物内に位置する前記機器を検索する機器検索手段、
    前記電力使用量が所定の閾値を超過した場合、前記機器検索手段により検索された前記機器の使用状況に応じて、前記機器の使用電力を制御する使用電力制御手段として機能させる電力制御プログラム。
  10. 当該通信端末の位置情報が管理されている通信端末が取り付けられた機器と、該機器による建物内の電力使用量を監視する電力制御サーバとを有する電力制御システムであって、
    前記電力制御サーバは、
    前記建物内に位置する前記機器を検索する機器検索手段と、
    前記電力使用量が所定の閾値を超過した場合、前記機器検索手段により検索された前記機器の使用状況に応じて、前記機器の使用電力を制御する使用電力制御手段とを有し、
    前記機器は、
    前記使用電力制御手段による使用電力の制御の指示を受け付けると、当該機器の使用電力を低減させる使用電力制御実行手段を有する電力制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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