JP2014120506A - トランスボビン - Google Patents

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JP2014120506A JP2012272199A JP2012272199A JP2014120506A JP 2014120506 A JP2014120506 A JP 2014120506A JP 2012272199 A JP2012272199 A JP 2012272199A JP 2012272199 A JP2012272199 A JP 2012272199A JP 2014120506 A JP2014120506 A JP 2014120506A
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Hideyuki Akiyama
英之 秋山
Hiko Ota
彦 太田
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Abstract

【課題】線材巻回時に、固定用のテープ等を用いることなく線材同士の接触や緩み等を防止することができ、よって小型化および多巻線化に対応することができるトランスボビンを提供する。
【解決手段】コイルを形成する複数本の線材Wが径方向に複数段に重ね巻きされる筒状の巻線部10と、この巻線部10の軸線方向の端部に一体的に形成されてコイルの端部が絡げられる複数本の端子13が軸線と直交する方向に間隔をおいて植設された端子台12とを備えたトランスボビンにおいて、端子台12における端子13の植設部と巻線部10との間に、巻線部10の軸線と直交する方向に延在する壁部14を形成し、壁部14に、中央部から両端部に向けて漸次高さ寸法が大きくなる段部15を形成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、線材が巻回される巻線部と、当該線材の端部が絡げられる端子が植設された端子台とが一体に形成されたトランスボビンに関するものである。
図6および図7は、従来のこの種のトランスボビンを示すもので、このトランスボビンは、コイルを形成するための線材2が巻回される角筒状の巻線部1と、この巻線部1の軸線方向の両端部に一体的に形成されて線材2の端部が絡げられる複数本の端子3が上記軸線と直交する方向に間隔をおいて植設された板状の端子台4a、4bとから概略構成されたものである。
ところで、このようなトランスボビンに線材2によってコイルを形成する場合には、先ず線材2を、一方の端子台4aに植設された端子3に絡げた後に、当該線材2を巻線部1側に引き出してその外周に所定のターン数巻回すことにより上記コイルを形成し、次いでこの線材2を端子台4aまたは端子台4b側に引き戻して他の端子2に絡げる方法によって行っている。
そして、複数本の線材2を、順次巻線部1の径方向に複数段に重ね巻きする多巻線タイプのトランスボビンにおいては、各々の線材2に対して、順次上記工程が繰り返し行われることになる。
この際に、端子台4a側から巻線部1側に引き出した線材2が、既に巻線部1に巻回されている線材の端子台4a側からの引き出し部分、あるいは端子台4b側への引き戻し部分と接触したり、巻線部1に巻回する前に緩みが生じたりすることを防止するために、通常図7に示すように、端子2に絡げて巻線部1側に引き出した線材2を、一旦巻線部1側に面する端子台4aの側面にテープ5によって仮固定する方法が採られている。
しかしながら、上記テープ5によって線材2を仮固定する方法にあっては、線材2の固定位置が安定しないために、依然として他の線材2と接触するおそれがあった。特に、近年、トランスに対する小型化および多巻線化の要請から、上記トランスボビンにおける複数本の線材2の間隔が極めて狭くなっているために、テープ5の幅寸法も小さくなり、作業に高い熟練度を要するとともに、確実に他の線材2との線接触を防止することが難しいという問題点があった。
そこで、線材2として、他の線材2と接触しても問題を生じない、三層絶縁電線などの特種線材を使用して対応することも考えられるものの、製品コストが過度に高くなってしまうという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、線材巻回時に、固定用のテープ等を用いることなく線材同士の接触や緩み等を防止することができ、よって小型化および多巻線化に対応することができるトランスボビンを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、コイルを形成する複数本の線材が順次径方向に複数段に重ね巻きされる筒状の巻線部と、この巻線部の軸線方向の端部に一体的に形成されて上記線材の端部が絡げられる複数本の端子が上記軸線と直交する方向に間隔をおいて植設された端子台とを備えたトランスボビンにおいて、上記端子台における上記端子の植設部と上記巻線部との間に、上記巻線部の上記軸線と直交する方向に延在する壁部を形成し、当該壁部に、上記軸線と直交する方向に向けて漸次高さ寸法が大きくなる段部を形成したことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記段部は、上記壁部の中央部から両端部に向けて漸次高さ寸法が大きくなるように形成されていることを特徴とするものである。
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、上記壁部と上記端子台との間に、底面が上記段部よりも低い溝部を形成したことを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、上記端子台の上記端子の植設部と上記壁部との間には、上記壁部に沿って複数本の柱部が立設され、隣接する上記柱部間に上記線材が挿通されることを特徴とするものである。
請求項1〜4のいずれかに記載の発明によれば、端子台の端子の植設部と巻線部との間に壁部を形成するとともに、この壁部に巻線部の軸線と直交する方向に向けて漸次高さ寸法が大きくなる段部を形成しているために、巻線部に巻回する複数本の線材を、順次前段において巻回した線材よりも高さ寸法が大きい段部上に沿って端子台から巻線部側に引き出し、あるいは巻線部から端子台側に引き戻すことにより、テープ等を用いることなく、確実に巻線時における線材同士の接触や緩みを防止することができる。
ここで、壁部に、上記段部を巻線部の軸線と直交する方向に向けて漸次高さ寸法が大きくなるように形成するに際しては、様々な形態を採ることが可能であるが、例えば壁部の一端部から他端部に向けて漸次高さ寸法を増加させて行くと、全体として壁部の高さ寸法が大きくなって大型化を招くおそれがある。
この点、請求項2に記載の発明のように、中央部から両端部に向けて漸次高さ寸法が大きくなるように形成すれば、全体として壁部の高さ寸法を低く抑えることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、上記線材が交差する場合においても、壁部と端子台との間に、当該線材を案内する段部よりも低い位置に底面を有する溝部を形成しているために、上記線材同士が接触することを防ぐことができる。
さらに、請求項4に記載の発明おいては、端子台の端子の植設部と壁部との間に、壁部に沿って複数本の柱部を立設し、隣接する柱部間に線材を通しているために、線材が所定の段部に隣接する段部へと脱落等することを防止することができ、よって線材の間隔が極めて狭い場合にも、確実に線材同士の接触を回避させることが可能になる。
本発明のトランスボビンの一実施形態を示す底面図である。 図1のII−II線視断面図である。 図1のIII−III線視断面図である。 図1のトランスボビンに線材を巻回する状態を示す底面図である。 図4の斜視図である。 従来のトランスボビンを示す底面図である。 図6のVII−VII線視断面図である。
図1〜図5は、本発明に係るトランスボビンの一実施形態を示すもので、図中符号10が、コイルを形成する複数本の線材Wが、順次径方向に複数段に重ね巻きされる巻線部である。
この巻線部10は、角筒状に形成されたもので、その軸線方向の両端部に形成されたフランジ部11に、それぞれ端子台12が一体成形されている。
この端子台12は、巻線部10の軸線と直交する方向に長手方向を有する角柱状に形成されたもので、その上面12aには、上記線材Wの端部を絡げるための複数本(本実施形態においては、10本)の端子13が、上記長手方向に間隔をおいて植設されている。そして、この端子台12と巻線部10との間に、壁部14が形成されている。
この壁部14は、巻線部のフランジ11を巻線部10の上記端子台12の長手方向に沿って延出させたもので、この壁部14には、上記長手方向の中央部から両端部に向けて各々漸次高さ寸法が大きくなる段部15が形成されている。ここで、壁部14は、両端部の最も高い上面が端子台11における上面(端子13の植設面)12aよりも幾分高い位置となる寸法に形成されている。
さらに、この壁部14と端子台12との間には、底面が段部15よりも低い溝部16(図4においてはハッチングで示す。)が形成されている。また、端子台12における端子13と壁部14との間には、壁部14に沿って複数本(端子本数+1本;本実施形態においては11本)の柱部17が立設されている。なお、端子台12の長手方向の中央部における柱部17は、壁部14と一体化されている。そして、これら柱部17間に、上記線材Wが挿通される間隙部が形成されている。
上記構成からなるトランスボビンにおいては、端子台12における端子13の植設部と巻線部10との間に、壁部14を形成するとともに、この壁部14に、巻線部10の軸線と直交する方向に向けて漸次高さ寸法が大きくなる段部15を形成している。このため、図4および図5に示すように、巻線部10に重ね巻きする複数本の線材Wを、順次前段において巻回した線材Wよりも高さ寸法が大きい段部15上に沿って端子台12から巻線部10側に引き出し、あるいは巻線部10から端子台12側に引き戻すことにより、従来のようにテープ等を用いることなく、確実に巻線時における線材W同士の接触や緩みを防止することができる。
また、上記段部15を、壁部14の中央部から両端部側に向けて漸次高さ寸法が大きくなるように形成しているために、全体として壁部14の高さ寸法を小さく抑えることができ、大型化を招くことがない。
さらに、壁部14と端子台12との間に、線材Wを案内する段部15よりも低い位置に底面を有する溝部16を形成しているために、線材Wが交差する場合においても、線材W同士が接触することを防ぐことができる。
加えて、端子台12における端子13の植設部と壁部14との間に、端子台12の長手方向に複数本の柱部17を間隔をおいて立設し、図4に示すように、隣接する柱部17間に線材Wを通しているために、線材Wが本来の段部15の隣側の段部15へと脱落等することを防止することができ、よって線材Wの間隔が極めて狭い場合にも、確実に線材W同士の接触を回避させることができる。
10 巻線部
12 端子台
13 端子
14 壁部
15 段部
16 溝部
17 柱部
W 線材

Claims (4)

  1. コイルを形成する複数本の線材が順次径方向に複数段に重ね巻きされる筒状の巻線部と、この巻線部の軸線方向の端部に一体的に形成されて上記線材の端部が絡げられる複数本の端子が上記軸線と直交する方向に間隔をおいて植設された端子台とを備えたトランスボビンにおいて、
    上記端子台における上記端子の植設部と上記巻線部との間に、上記巻線部の上記軸線と直交する方向に延在する壁部を形成し、当該壁部に、上記軸線と直交する方向に向けて漸次高さ寸法が大きくなる段部を形成したことを特徴とするトランスボビン。
  2. 上記段部は、上記壁部の中央部から両端部に向けて漸次高さ寸法が大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトランスボビン。
  3. 上記壁部と上記端子台との間に、底面が上記段部よりも低い溝部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のトランスボビン。
  4. 上記端子台の上記端子の植設部と上記壁部との間には、上記壁部に沿って複数本の柱部が立設され、隣接する上記柱部間に上記線材が挿通されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のトランスボビン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108630420A (zh) * 2018-07-16 2018-10-09 国网四川省电力公司电力科学研究院 一种三相三元件组合互感器
CN109616282A (zh) * 2018-12-18 2019-04-12 江西亚威电气有限公司 一种变压器

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