JP2014119473A - プロジェクター、及びプロジェクターの制御方法 - Google Patents

プロジェクター、及びプロジェクターの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プロジェクター動作中に筐体内部の温度が所定の最高温度を超える事象が発生したことをユーザーに知らせる。
【解決手段】制御手段20は、温度計測点の温度を計測し(ステップS202)、所定の最高温度210を超えていた場合(ステップS205:Y)、最高温度更新フラグをセット(ステップS206)する。最高温度更新フラグがセットされている場合、電源オフ時に報知メッセージM1を投写する。
【選択図】図3

Description

本発明は、プロジェクター、及びプロジェクターの制御方法に関する。
画像を投写するプロジェクターは、筐体内部の熱を冷却するために吸気ファン、排気ファンなどが搭載されている。しかし、プロジェクター動作時の周囲の温度が高かったり、吸排気口付近の異物などにより吸気ファン、排気ファンなどでは十分に冷却できなかったりして、筐体内部が所定の警告温度を超えた場合には、使用者に温度異常を警告し、さらに強制的に光源を消灯し、電源をオフする機能が備えられ使われている。
また、特許文献1には、動作中に内部温度上昇などの異常が発生した場合は、警告画面や異常発生記録機能により温度異常が発生したことを確認することができるプロジェクターが開示されている。このようなプロジェクターを使えば、温度異常が発生したときにユーザー(使用者)がそばにいなくても、後で温度異常発生を確認し対処することができる。
特開平5−250764号公報
しかし、プロジェクターの筐体内部の温度が所定の警告温度を超え、温度異常が警告される状態(温度異常警告状態)には至らないまでも周辺環境の変化などにより、プロジェクター動作時の内部温度が通常の動作時よりも高くなっているような場合、警告されず、記録にも残らないので、温度異常警告状態が発生するまでに対処することができない虞があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源から射出された光を画像情報に応じて変調して投写面に投写する画像投写手段と、これらを収容する筐体を有するプロジェクターであって、前記筐体の内部の温度計測点の温度を計測する温度計測手段と、前記温度計測点において計測された所定の最高温度を記憶する記憶手段と、当該プロジェクターの動作を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、当該プロジェクターが動作中に、前記温度計測点において前記温度が前記最高温度を超えた場合に使用者に報知する、ことを特徴とする。
本適用例によれば、プロジェクターの筐体内部の温度が最高温度を超えた場合に使用者に報知するので、使用環境の変化など温度上昇の要因を確認するよう使用者に促すことが可能となる。
[適用例2]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記最高温度は、当該プロジェクターが最後に動作したときの前記温度の最高値、であることを特徴とする。
本適用例によれば、プロジェクターの筐体内部の温度が最後に動作したときの最高温度を超えた場合に使用者に報知するので、前回、最後に使用したときと今回使用した時とで使用環境に違いがあるかなど温度上昇の要因を確認するよう使用者に促すことが可能となる。
[適用例3]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記最高温度は、当該プロジェクターの累積動作における前記温度の最高値、であることを特徴とする。
本適用例によれば、プロジェクターの筐体内部の温度が累積使用における最高温度を超えた場合に使用者に報知するので、筐体内部が過去の最高温度より高くなる状態が発生した場合に温度上昇の要因を確認するよう使用者に促すことが可能となる。
[適用例4]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記最高温度は、当該プロジェクターの所定期間内の動作時における前記温度の最高値、であることを特徴とする。
本適用例によれば、プロジェクターの筐体内部の温度が所定期間内の動作における最高温度を超えた場合に使用者に報知するので、最近の動作時と今回の動作時とで使用環境に違いがあるかなど温度上昇の要因を確認するよう使用者に促すことが可能となる。
[適用例5]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記制御手段は、当該プロジェクターを電源オンした後の所定の時間内に、前記温度計測点において前記温度が前記最高温度を超えた場合に使用者に報知することを特徴とする。
本適用例によれば、プロジェクターの筐体内部の温度が電源オンした後の所定時間内に最高温度を超えた場合に使用者に報知するので、短時間で温度が上昇し、最高温度を超えるような場合、温度異常警告が発生する前に温度上昇の要因を確認するよう使用者に促すことが可能となる。
[適用例6]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記制御手段は、当該プロジェクターを電源オフする時に、前記温度計測点において前記温度が前記最高温度より大きい事象が発生したことを使用者に報知することを特徴とする。
本適用例によれば、動作中にプロジェクターの筐体内部の温度が最高温度を超える事象が発生していたことを電源オフ時に使用者に報知する。これにより、デモンストレーション中など観衆が見ている動作中は報知せず、デモンストレーションの終了時にプロジェクターの電源をオフするときに管理者に報知し、温度上昇の要因を確認するよう促すことが可能となる。
[適用例7]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記制御手段は、当該プロジェクターを電源オンする時に、前記温度計測点において前記温度が前記最高温度より大きい事象が、最後に動作したときに発生したことを使用者に報知することを特徴とする。
本適用例によれば、動作中にプロジェクターの筐体内部の温度が最高温度を超える事象が発生していたことを次回電源オン時に使用者に報知する。これにより、デモンストレーション中など観衆が見ている動作中は報知せず、次回管理者が電源をオンし、デモンストレーションの準備するときに報知し、温度上昇の要因を確認するよう促すことが可能となる。
[適用例8]本適用例に係るプロジェクターの制御方法は、光源から射出された光を画像情報に応じて変調して投写面に投写する画像投写手段と、これらを収容する筐体と、前記筐体の内部の温度計測点における最高温度を記憶する記憶手段と、備えたプロジェクターの制御方法であって、前記温度計測点の温度を計測する温度計測ステップと、当該プロジェクターが動作中に、前記温度計測点において前記温度が前記最高温度を超えた場合に使用者に報知する制御ステップと、を有することを特徴とする。
本適用例によれば、プロジェクターの筐体内部の温度が最高温度を超えた場合に使用者に報知するので、使用環境の変化など温度上昇の要因を確認するよう使用者に促すことが可能となる。
プロジェクターの回路構成を示すブロック図。 第1実施形態におけるプロジェクターが電源オンするときの動作を示すフローチャート。 第1実施形態におけるプロジェクターが温度監視するときの動作を示すフローチャート。 第1実施形態におけるプロジェクターが電源オフするときの動作を示すフローチャート。 第2実施形態におけるプロジェクターが電源オンするときの動作を示すフローチャート。 第3実施形態におけるプロジェクターが電源オンするときの動作を示すフローチャート。 第3実施形態におけるプロジェクターの過去最高温度情報の内容を示す図。 プロジェクターの報知メッセージであり、(a)は電源オフ時の報知メッセージ、(b)は電源オン時の報知メッセージ、(c)は動作中の報知メッセージを示す。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態について説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態における特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のプロジェクターの回路構成を示すブロック図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、画像入力端子6、画像投写手段10、OSD処理手段16、画像信号処理手段17、画像信号入力手段18、制御手段20、記憶手段21、光源制御手段22、入力操作手段23、温度計測手段26、電源端子30、電源部31等で構成されており、これらは図示しない筐体の内部、または外面に収容されている。
画像投写手段10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13、液晶駆動手段14等を含んでいる。画像投写手段10は、光源11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで変調し、投写レンズ13から投写することによってスクリーンSC等の投写面に画像を表示する。
光源11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。
光源11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R),緑色(G),青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bには、マトリックス状に配列された複数の画素(図示せず)が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能となっている。
液晶駆動手段14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。
形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13によってスクリーンSC等に拡大投写される。
制御手段20は、図示しないCPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶手段21に記憶されている制御プログラム(図示せず)に従って動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。つまり、制御手段20は、記憶手段21とともにコンピューターとして機能する。また、制御手段20は、時間を計時するタイマー201を備える。
記憶手段21は、フラッシュメモリーやFeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等の書き換え可能な不揮発性のメモリーにより構成されている。プロジェクター1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクター1の動作条件等を規定する各種設定データ、メニュー画像やメッセージ画像を表示するためのOSD画像データ等が記憶されている。
更に、本実施形態ではプロジェクター1が最後に(前回)動作したときの筐体内部の計測温度の最高値である最高温度210と、今回プロジェクター1を動作したときの筐体内部の計測温度の最高値である今回最高温度211と、プロジェクター1の動作中に、今回最高温度211が最高温度210を超えた場合にセットされる最高温度更新フラグ212と、が記憶されている。
入力操作手段23は、プロジェクター1が、ユーザー(使用者)からの入力操作を受け付けるものである。入力操作手段23は、図示は省略するが、ユーザーがプロジェクター1に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えており、プロジェクター1の筐体外面に備えられる本体キーで構成される。
入力操作手段23が備える操作キーとしては、電源のオン・オフを交互に切り替えるための電源キーや、画像信号入力手段18に入力される複数の画像入力端子6を切り替えるための入力切替キー、各種設定を行うための設定メニューを重畳表示させるメニューキー、メニューからユーザーが設定項目を選択するカーソルキー、決定キー、エスケープキー等がある。
ユーザーが入力操作手段23の各種操作キーを操作すると、入力操作手段23は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御手段20に出力する。なお、入力操作手段23は、リモートコントローラー(リモコン)信号受信手段(図示せず)と遠隔操作が可能なリモートコントローラー(図示せず)を有した構成としてもよい。この場合、リモートコントローラーは、ユーザーの操作内容に応じた赤外線等の操作信号を発し、リモコン信号受信手段がこれを受信して制御情報として制御手段20に伝達する。
画像信号入力手段18は、複数の画像入力端子6より、ビデオ再生装置やパーソナルコンピューター等、外部の画像出力装置から、図示しないケーブル、又は通信機器などを介して画像情報が入力される。入力された画像情報は、制御手段20の指示に基づき、画像信号処理手段17に出力される。
画像信号処理手段17は、画像信号入力手段18から入力される画像情報を、液晶ライトバルブ12R、12G、12Bの各画素の階調を表す画像情報に変換する。ここで、変換された画像情報は、赤(R),緑(G),青(B)の色光別になっており、各液晶ライトバルブ12R、12G、12Bのすべての画素に対応する複数の画素値によって構成されている。画素値とは、対応する画素の光透過率を定めるものであり、この画素値によって、各画素を透過し射出する光の強弱(階調)が規定される。
OSD処理手段16は、制御手段20の指示に基づいて、投写画像上に、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を重畳して表示するための処理を行う。OSD処理手段16は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。
制御手段20が、OSD画像の重畳表示を指示すると、OSD処理手段16は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、投写画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像信号処理手段17から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像情報は、液晶駆動手段14に出力される。
なお、制御手段20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理手段16は、画像信号処理手段17から入力される画像情報を、そのまま液晶駆動手段14に出力する。
液晶駆動手段14は、OSD処理手段16から入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R、12G、12Bを駆動すると、液晶ライトバルブ12R、12G、12Bは、画像情報に応じた画像を形成し、この画像が投写レンズ13から投写される。
光源制御手段22は、制御手段20の指示に基づいて、光源11に対する電力の供給と停止とを制御し、光源11の点灯、及び消灯を切り替える。
温度計測手段26は、図示しない筐体内部の所定の温度計測点の温度を計測し、制御手段20に通知する。制御手段20は温度計測手段26によって測定された温度の最高値を記憶手段21の今回最高温度211、および/または最高温度210に記録する。
電源部31には、電源端子30を介してAC100V等の電力が外部から供給される。電源部31は、供給された電力(交流電力)を所定の直流電力に変換して、プロジェクター1の各部に電力を供給する。また、電源部31は、制御手段20の指示に基づいて、画像の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(電源オン状態)と、動作電力の供給を停止して、電源をオンにするための操作を待機する状態(スタンバイ状態)とを切り替えることができる。
次に、本実施形態のプロジェクター1の動作を、図2から図4のフローチャートを用いて説明する。
(電源オンするときの動作)
図2に示すように、プロジェクター1のスタンバイ中に入力操作手段23の電源キー操作などにより電源オンすると(ステップS101)、ステップS102に遷移する。
ステップS102において制御手段20は、最高温度更新フラグ212がセットされているか否かを調べる。最高温度更新フラグ212がセットされている場合(ステップS102:Y)、ステップS103に遷移する。最高温度更新フラグ212がセットされていない場合、即ちクリアされている場合(ステップS102:N)、ステップS104に遷移する。
ステップS103において制御手段20は、前回のプロジェクター1の動作中(使用時)に筐体内部の温度が最高温度210を超える事象が発生したことを示す報知メッセージM2を画像投写手段10により投写させ、ステップS104に遷移する。このときの報知メッセージM2を図8(b)に示す。なお、ステップS102からステップS103、および後述するステップS302からステップS303が制御ステップに相当する。
ステップS104において制御手段20は、最高温度更新フラグ212をクリアし、ステップS105に遷移する。
ステップS105において制御手段20は、今回最高温度211の値を最高温度210に書き込み、ステップS106に遷移する。
ステップS106において制御手段20は、今回最高温度211の値をリセットし、ステップS107に遷移する。
ステップS107において制御手段20は、温度監視動作を開始し、ステップS108に遷移する。温度監視動作は図3で示し後述するが、定期的にプロジェクター1の筐体内部の温度を監視するものである。
ステップS108において制御手段20は、タイマー201による計時を開始し、ステップS109に遷移する。
ステップS109において本動作フローを終了する。
(温度監視するときの動作)
図3に示すように、温度監視動作が起動すると、(ステップS201)、制御手段20は温度計測手段26より温度計測点の温度を計測し(ステップS202)、ステップS203に遷移する。ステップS202が温度計測ステップに相当する。
ステップS203において制御手段20は、ステップS202において計測した温度(温度計測値)が今回最高温度211より高いか否かを調べる。温度計測値が今回最高温度211より高い場合(ステップS203:Y)、ステップS204に遷移する。温度が今回最高温度211より高くない場合(ステップS203:N)、ステップS209に遷移する。
ステップS204において制御手段20は、ステップS202において計測した温度を今回最高温度211に更新保存し、ステップS205に遷移する。
ステップS205において制御手段20は、今回最高温度211が最高温度210より高いか否かを調べる。今回最高温度211が最高温度210より高い場合(ステップS205:Y)、ステップS206に遷移する。今回最高温度211が最高温度210より高くない場合(ステップS205:N)、ステップS209に遷移する。
ステップS206において制御手段20は、最高温度更新フラグ212をセットし、ステップS207に遷移する。
ステップS207において制御手段20は、タイマー201が所定の時間T1(例えば10分)を経過しているか否かを調べる。タイマー201が時間T1を経過している場合(ステップS207:Y)、ステップS209に遷移する。タイマー201が時間T1を経過していない場合(ステップS207:N)、ステップS208に遷移する。
ステップS208において制御手段20は、筐体内部の温度が所定の時間T1以内に最高温度210を超えたことを示す報知メッセージM3を画像投写手段10により投写し、ステップS209に遷移する。このときの報知メッセージM3を図8(c)に示す。
ステップS209において本動作フローを終了する。
(電源オフするときの動作)
図4に示すように、プロジェクター1が入力操作手段23の電源キー操作などにより電源オフ操作を検出すると(ステップS301)、ステップS302に遷移する。
ステップS302において制御手段20は、最高温度更新フラグ212がセットされているか否かを調べる。最高温度更新フラグ212がセットされている場合(ステップS302:Y)、ステップS303に遷移する。最高温度更新フラグ212がセットされていない場合、即ちクリアされている場合(ステップS302:N)、ステップS304に遷移する。
ステップS303において制御手段20は、プロジェクター1の動作中に筐体内部の温度が最高温度210を超える事象が発生したことを示す報知メッセージM1を画像投写手段10により投写させ、ステップS304に遷移する。このときの報知メッセージM1を図8(a)に示す。
ステップS304において制御手段20は、プロジェクター1を電源オフしてスタンバイ状態に移行させ、本動作フローを終了する。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、筐体内部の温度が最後に動作したときの最高温度210を超えた場合に使用者に報知するので、前回使用したときと今回使用した時とで使用環境に違いがあるかなど温度上昇の要因を確認するよう使用者に促すことが可能となる。
また、プロジェクター1の筐体内部の温度が所定時間T1内に最高温度210を超えた場合に使用者に報知するので、短時間で温度が上昇し、最高温度210を超えるような場合、温度異常警告が発生する前に温度上昇の要因を確認するよう使用者に促すことが可能となる。
また、プロジェクター1の動作中に、筐体内部の温度が最高温度210を超える事象が発生していたことを電源オフ時、または次回電源オン時に使用者に報知する。これにより、デモンストレーション中など観衆が見ている動作中は報知せず、デモンストレーションが終了してプロジェクター1の電源をオフするとき、また次回の電源オン時にデモンストレーションの準備をする際に管理者(使用者)に報知し、温度上昇の要因を確認するよう促すことが可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態について図面を用いて説明する。
本実施形態のブロック図は、第1実施形態の図1と共通であるので説明は省略する。本実施形態において最高温度210はプロジェクター1の累積動作における筐体内部の計測温度の最高値を示す。
本実施形態のプロジェクター1の動作を、図5を用いて説明する。
(電源オンするときの動作)
図5に示すように、プロジェクター1のスタンバイ中に入力操作手段23の電源キー操作などにより電源オンすると(ステップS401)、ステップS402に遷移する。
ステップS402において制御手段20は、最高温度更新フラグ212がセットされているか否かを調べる。最高温度更新フラグ212がセットされている場合(ステップS402:Y)、ステップS403に遷移する。最高温度更新フラグ212がセットされていない場合、即ちクリアされている場合(ステップS402:N)、ステップS405に遷移する。
ステップS403において制御手段20は、前回の動作中の筐体内部の温度が最高温度210を超える事象が発生したことを示す報知メッセージM2を画像投写手段10により投写させ、ステップS404に遷移する。このときの報知メッセージM2を図8(b)に示す。なお、ステップS402からステップS403が制御ステップに相当する。
ステップS404において制御手段20は、今回最高温度211の値を最高温度210として更新し、ステップS405に遷移する。
ステップS405において制御手段20は、最高温度更新フラグ212をクリアし、ステップS406に遷移する。
ステップS406において制御手段20は、今回最高温度211の値をリセットし、ステップS407に遷移する。
ステップS407において制御手段20は、温度監視動作を開始し、ステップS408に遷移する。温度監視動作は図3で示したように、定期的にプロジェクター1の筐体内部の温度を監視するものである。
ステップS408において制御手段20は、タイマー201による計時を開始し、ステップS409に遷移する。
ステップS409において本動作フローを終了する。
なお、温度監視するときの動作、および電源をオフするときの動作は第1実施形態の図3、および図4と同じであるので説明は省略する。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、プロジェクター1の筐体内部の温度が、累積使用における最高温度210を超えた場合に使用者に報知するので、筐体内部の温度が過去の最高温度210より高くなる状態が発生した場合に温度上昇の要因を確認するよう使用者に促すことが可能となる。
(第3実施形態)
第3実施形態について図面を用いて説明する。
ブロック図は第1実施形態の図1と共通であるので説明は省略する。本実施形態において最高温度210はプロジェクター1の所定期間内の動作における最高温度を示す。
所定期間内の動作における最高温度とは、プロジェクター1を、過去の所定の回数(本実施形態では10回)使用(動作)時におけるそれぞれの最高温度の中の最も高い温度である。図示はしないが、記憶手段21には、過去の動作時の最高温度を過去最高温度情報として記憶されている。
図7に過去最高温度情報の内容を示す。
図7(a)はプロジェクター1が動作開始する前の過去最高温度情報と、今回最高温度211、および最高温度210の内容である。この時点では、今回最高温度211には最後にプロジェクター1を動作させたときの最高温度である41度が記憶されており、過去最高温度情報の1番目(No.1)にはその前の動作時の最高温度、以後10回前までの動作時における最高温度がNo.2〜No.10として記憶されている。この中で最も温度の高い10番目(No.10)の45度が最高温度210に記憶されている。
図7(a)の状態からプロジェクター1を起動すると、図7(b)に遷移する。過去最高温度情報の格納内容はNoが1つシフトし、図7(a)において最も古い10番目(No.10)の45度が削除され、最新の1番目(No.1)に直前の今回最高温度211の41度が入る。最高温度210には過去最高温度情報の中で最も高い、4,6,9番目(No.4,6,9)の43度が入る。また、今回最高温度211はリセットされ、0になる。
本実施形態のプロジェクターの動作を、図6を用いて説明する。
(電源オンするときの動作)
図6に示すように、プロジェクター1のスタンバイ中に入力操作手段23の電源キー操作などにより電源オンすると(ステップS501)、ステップS502に遷移する。
ステップS502において制御手段20は、最高温度更新フラグ212がセットされているか否かを調べる。最高温度更新フラグ212がセットされている場合(ステップS502:Y)、ステップS503に遷移する。最高温度更新フラグ212がセットされていない場合、即ちクリアされている場合(ステップS502:N)、ステップS504に遷移する。
ステップS503において制御手段20は、前回の動作中の筐体内部の温度が最高温度210を超える事象が発生したことを示す報知メッセージM2を画像投写手段10により投写させ、ステップS504に遷移する。このときの報知メッセージM2を図8(b)に示す。なお、ステップS502からステップS503が制御ステップに相当する。
ステップS504において制御手段20は、最高温度更新フラグ212をクリアし、ステップS505に遷移する。
ステップS505において制御手段20は、図7で説明したように過去最高温度情報を更新して最高温度210を設定し、ステップS506に遷移する。
ステップS506において制御手段20は、今回最高温度211の値をリセットし、ステップS507に遷移する。
ステップS507において制御手段20は、温度監視動作を開始し、ステップS508に遷移する。温度監視動作は図3で示したように、定期的にプロジェクター1の筐体内部の温度を監視するものである。
ステップS508において制御手段20は、タイマー201による計時を開始し、ステップS509に遷移する。
ステップS509において本動作フローを終了する。
なお、温度監視するときの動作、および電源オフするときの動作は第1実施形態の図3、および図4と同じであるので説明は省略する。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば筐体の内部の温度が所定期間内の動作における最高温度を超えた場合に使用者に報知するので、最近の動作時と今回の動作時とで使用環境に違いがあるかなど温度上昇の要因を確認するよう使用者に促すことが可能となる。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
(変形例1)
上記実施形態において、最高温度の種類を決めるモード設定手段を備え、最高温度210が、プロジェクター1が最後に動作したときの最高温度、プロジェクター1の累積使用における最高温度、またはプロジェクター1の所定期間内操作における最高温度、のいずれかを設定するようにしてもよい。これにより、使用者の使用状況に合わせ、報知ができるようになる。
(変形例2)
上記実施形態において、温度計測点における温度が、記憶されている最高温度を超えた場合の報知時期を決めるモード設定手段を備え、上記実施形態に記載されているような、電源オフ時、次回電源オン時、または動作中に温度計測点の温度が最高温度を超えた時点のいずれか一つまたは複数を選択して設定するようにしてもよい。これにより、使用者の使用状況に合わせ、報知ができるようになる。
(変形例3)
上記実施形態において、光源11の輝度を設定する輝度設定手段を備え、筐体内部の温度が最高温度210を超える事象が発生した場合に低輝度に設定するようにしてもよい。これにより、高輝度で投写していて、筐体内部の温度上昇が発生した場合、光源11を低輝度に設定することが可能となる。
(変形例4)
上記実施形態では、光源11として光源ランプ11aを用いて投写するプロジェクター1を例示したが、本発明は、光源としてLED(Light emitting diode)光源やレーザー光源などを用いて投写するプロジェクターにも適用することができる。なお、上記実施形態では、画像投写手段10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いた透過型液晶方式の投写光学系を例示したが、反射型液晶表示方式やマイクロミラーデバイス方式(ライトスイッチ表示方式)など、他の表示方式の光変調装置を採用しても良い。
1…プロジェクター、10…画像投写手段、11…光源、12R、12G、12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…液晶駆動手段、16…OSD処理手段、17…画像信号処理手段、18…画像信号入力手段、20…制御手段、201…タイマー、21…記憶手段、210…最高温度、211…今回最高温度、212…最高温度更新フラグ、22…光源制御手段、23…入力操作手段、26…温度計測手段、30…電源端子、31…電源部。

Claims (8)

  1. 光源から射出された光を画像情報に応じて変調して投写面に投写する画像投写手段と、これらを収容する筐体を有するプロジェクターであって、
    前記筐体の内部の温度計測点の温度を計測する温度計測手段と、前記温度計測点において計測された所定の最高温度を記憶する記憶手段と、当該プロジェクターの動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、当該プロジェクターが動作中に、前記温度計測点において前記温度が前記最高温度を超えた場合に使用者に報知する、
    ことを特徴とする、プロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記最高温度は、当該プロジェクターが最後に動作したときの前記温度の最高値、であることを特徴とする、プロジェクター。
  3. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記最高温度は、当該プロジェクターの累積動作における前記温度の最高値、であることを特徴とする、プロジェクター。
  4. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記最高温度は、当該プロジェクターの所定期間内の動作時における前記温度の最高値、であることを特徴とする、プロジェクター。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記制御手段は、当該プロジェクターを電源オンした後の所定の時間内に、前記温度計測点において前記温度が前記最高温度を超えた場合に使用者に報知することを特徴とする、プロジェクター。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記制御手段は、当該プロジェクターを電源オフする時に、前記温度計測点において前記温度が前記最高温度より大きい事象が発生したことを使用者に報知することを特徴とする、プロジェクター。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記制御手段は、当該プロジェクターを電源オンする時に、前記温度計測点において前記温度が前記最高温度より大きい事象が、最後に動作したときに発生したことを使用者に報知することを特徴とする、プロジェクター。
  8. 光源から射出された光を画像情報に応じて変調して投写面に投写する画像投写手段と、これらを収容する筐体と、
    前記筐体の内部の温度計測点における最高温度を記憶する記憶手段と、備えたプロジェクターの制御方法であって、
    前記温度計測点の温度を計測する温度計測ステップと、
    当該プロジェクターが動作中に、前記温度計測点において前記温度が前記最高温度を超えた場合に使用者に報知する制御ステップと、を有することを特徴とする、プロジェクターの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105974718A (zh) * 2016-07-08 2016-09-28 山东冬瑞高新技术开发有限公司 一种开放教室专用投影仪
JP2018097219A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機、及び遊技用装置
JP2018094158A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機、及び遊技用装置

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