JP2014118983A - 螺合金具離脱防止具及びクランプ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の螺合金具離脱防止具100は、ナットN,Nの外側に回転不能に嵌合される嵌合孔111を有した1対の嵌合部材110と、それら嵌合部材110が共通して連結され、それら嵌合部材110の嵌合孔111の中心軸同士を相互に平行になった状態で保持する連結ベース101と、嵌合部材110に形成され、嵌合孔111の中心軸を中心とする円弧状に湾曲した円弧孔113と、連結ベース101に設けられ、円弧孔113に凹凸係合すると共に、円弧孔113の両端間を移動可能な支持ピン102とを備えている。
【選択図】図1
Description
請求項1の発明によれば、ボルトのヘッド部、ナットその他の複数の螺合操作部材の外側に、連結ベースに連結された複数の嵌合部材をそれぞれ嵌合させることで、複数の螺合操作部材が相互に回転を規制し合って緩みが防止される。
請求項2の発明によれば、嵌合孔と円弧孔とを備えた嵌合部材を板状のブランク材から打ち抜いて製造することが可能になるから、例えば、嵌合部材をソケット状にした場合と比べて、製造コストを抑えることが可能になる。また、ソケット状の嵌合部材に比べて軽量化することが可能になる。ここで、連結ベースは、板金を打ち抜いて構成してもよいし、請求項5の発明のようにパイプで構成してもよい。連結ベースをパイプで構成した場合は、パイプの両端部に嵌合部材の一部を受容した縦割スリットを形成して、嵌合部材の円弧孔を貫通した支持ピンの両端部を縦割スリットを挟んで対向したピン孔に嵌合させればよい。
請求項3の発明によれば、連結ベースの両端部に設けた支持ピン同士の間隔を任意に変更することができるので、1対の嵌合部材と嵌合する1対の螺合操作部材同士の間隔のばらつきを吸収することができる。即ち、1対の螺合操作部材同士の間隔が一定でなくても、螺合金具離脱防止具を取り付けることが可能になり、取り付けの適応性を高めることができる。
請求項4の発明によれば、連結ベースの一端部又は他端部に形成された長孔の範囲で連結ベースの軸方向における支持ピンの移動が許容され、支持ピン同士の間隔を任意に変更することができる。これにより、1対の嵌合部材と嵌合する1対の螺合操作部材同士の間隔のばらつきを吸収することができる。即ち、1対の螺合操作部材同士の間隔が一定でなくても、螺合金具離脱防止具を取り付けることが可能になり、取り付けの適応性を高めることができる。
請求項6の発明によれば、ボルトのヘッド部、ナットその他の複数の螺合操作部材の外側に、連結ベースに連結された複数の嵌合部材をそれぞれ嵌合させることで、複数の螺合操作部材が相互に回転を規制し合って緩みが防止される。
請求項7の発明によれば、ボルトのヘッド部、ナットその他の1対の螺合操作部材の外側に、連結ベースに連結された1対の嵌合部材をそれぞれ嵌合させることで、1対の螺合操作部材が相互に回転を規制し合って緩みが防止される。
請求項8の発明によれば、螺合操作部材の緩みを螺合金具離脱防止具によって防止すると共に、その螺合操作部材にて押さえられて固定される固定ベースと螺合金具離脱防止具の連結ベースとが互いに係合して、連結ベースにおける嵌合孔の軸方向の移動を規制する。これにより、螺合金具離脱防止具が離脱する(嵌合部材が螺合操作部材から外れる)ことを防止することができる。
請求項9の発明によれば、嵌合部材をボルトのヘッド部、ナットその他の螺合操作部材の外側に嵌合させると共に、嵌合部材に設けられた係止部材を、螺合操作部材とは別の固定された係止相手に回り止め状態で係止させることで、螺合操作部材の緩みが防止される。
請求項10の発明によれば、ソケットを螺合操作部材の外側に嵌合させた状態で、アーム部の先端部に設けられた係止突部を係止相手に係止させると、アーム部と係止相手との干渉によってソケットが係止相手に対して回り止めされると共に、係止突部と係止相手との係止により、嵌合孔の軸方向へのソケットの移動が規制される。
請求項11の発明によれば、可動ベース部材は、ソケットの側方に張り出したアーム支持部と、対をなしてアーム支持部から延びてソケットを間に挟んで対峙し、それぞれの先端部がソケットにおける嵌合孔の開口端より前側に位置した1対のアーム部と、1対のアーム部の先端部に設けられて、互いに接近する側に突出した1対の係止突部とを備えている。また、可動ベース部材は、ソケットの軸方向で直動可能に支持されると共に、可動ベース部材とソケットとの間にはバネ部材が備えられている。そして、バネ部材の付勢力によって可動ベース部材がソケットの後方に付勢される一方、ソケットが前方(螺合操作部材側)に付勢されるから、螺合操作部材の軸方向におけるソケット及び可動ベース部材の振動やそれに伴う騒音を防止することが可能になる。
請求項12の発明によれば、可動ベース部材のうちアーム支持部は、ソケット後端壁から起立した1対の円弧壁の間に配置されて、ソケットの軸方向と直交する方向に延びており、その1対の円弧壁と、アーム支持部の中心孔を貫通した中心シャフトとに案内されて、可動ベース部材がソケットの軸方向に直動可能となる。可動ベース部材を、ソケット後端壁側に直動させると、アーム支持部とソケット後端壁との間で圧縮コイルバネが押し縮められ、その付勢力によって可動ベース部材がソケットの後方に付勢される一方、ソケットが前方(螺合操作部材側)に付勢される。また、ソケットは、1対の円弧壁とアーム支持部との間に設けられた隙間の範囲内で、中心シャフトを中心にして、可動ベース部材に対して回転可能であり、1対の円弧壁がアーム支持部と当接することで、それ以上の回転が禁止される。さらに、中心シャフトの先端部に抜止ヘッド部を備えたことで、螺合金具離脱防止具を構成する複数の部品、即ち、ソケット、中心シャフト、圧縮コイルバネ、可動ベース部材をアッシ化することができ、螺合金具離脱防止具の取り扱いを容易にすることができる。
請求項13の発明によれば、ボルトのヘッド部、ナットその他の1対の螺合操作部材の外側に、引っ張りコイルバネの両端に連結された1対の嵌合部材をそれぞれ嵌合させることで、1対の螺合操作部材が相互に回転を規制し合って緩みが防止される。
請求項14の発明によれば、最大回転許容角を30度以上とすることで、締め付け後の複数の螺合操作部材における角部の位置のばらつきを、少なくとも30度まで吸収することができる。また、最大回転許容角を60度未満とすることで、螺合操作部材の緩み回転を60度未満に抑えることができる。
請求項15の発明によれば、連結ベース又は係止部材に対する嵌合部材の回転によって、締め付け後の複数の螺合操作部材における角部の位置のばらつきを30度まで吸収することができかつ、螺合操作部材の緩み回転を30度以下に抑えることができる。
例えば、一般的な六角形の螺合操作部材の場合、角部の位置は最大60度の範囲でばらつく可能性がある。これに対し、請求項16の発明によれば、嵌合孔の内側面に12の縦溝が均等分に配置されているから、締め付け後の螺合操作部材の角部の位置に拘わらず、その螺合操作部材に嵌合した嵌合部材の位置のばらつきを30度以内に抑えることができる。さらに、連結ベース又は係止部材に対する嵌合部材の回転が最大30度まで許容されているから、螺合操作部材の緩み回転を最小限に抑えつつ、嵌合部材の位置のばらつきを完全に吸収することができる。これにより、締め付け後の螺合操作部材の角部の位置に拘わらず、確実に螺合金具離脱防止具を取り付けることが可能になる。
請求項17の発明によれば、ネジ式クランプを取付対象物に固定するためのクランプボルトを、螺合金具離脱防止具によって緩み止めすることができ、ネジ式クランプを長期間に亘って確実に固定することができる。
以下、本発明の第1実施形態を、図1〜図6に基づいて説明する。図1における符号190は、パイプ固定装置であり、例えば、流体輸送用のパイプPを、固定状態のアングル材S(山形鋼)に固定している。パイプP内を流体(特に、高圧流体)が流れると、その流れに起因した振動が発生することがあり、その振動でパイプ固定装置190に備えたナットN,N(本発明に係る「螺合操作部材」に相当する)が緩む虞がある。その緩みを防止するために、図5に示す螺合金具離脱防止具100が取り付けられている。
本実施形態は、図7(A)及び同図(B)に示されており、連結ベース101の両端部に設けられた支持ピン102同士の間隔を任意に変更可能となっている点が上記第1実施形態とは異なる。具体的には、連結ベース101の両端部に形成された1対のピン孔103のうちの少なくとも一方が、連結ベース101の軸方向に延びた長孔になっており、その長孔の範囲で、支持ピン102同士の間隔を拡縮することが可能となっている。これにより、1対の嵌合部材110と嵌合する螺合操作部材(ナットN等)同士の間隔(軸間距離)のばらつきを吸収することが可能になる。即ち、螺合操作部材(ナットN等)同士の間隔が一定でなくても螺合金具離脱防止具100を取り付ける(1対の嵌合部材110を螺合操作部材に嵌合させる)ことが可能になり、取り付けの適応性を高めることができる。なお、図7では、一方のピン孔103のみが長孔になっているが、両方のピン孔103を長孔にしてもよい。
以下、本発明の第3実施形態を図8に基づいて説明する。以下の説明では、上記第1実施形態との相違点のみを説明し、上記第1実施形態と同一の構成については、同一符号を付すことで、重複した説明を省略する。
本実施形態は、図9に示されており、上記第3実施形態の螺合金具離脱防止具100(図8参照)に対して、1対の支持ピン109同士の間隔を任意に変更するための「支持ピン間距離可変機構」を追加したものである。具体的には、連結ベース105は、複数(例えば、2つ)のパイプ105Aを入れ子式にスライド可能に嵌合した構造をなしており、軸方向に伸縮自在となっている。その連結ベース105の両端部に形成された縦割スリット108に嵌合部材110の一部が受容されて、1対の支持壁106の間に差し渡された支持ピン109によって連結されている。本実施形態によれば、連結ベース105を伸縮させることで、支持ピン109同士の間隔(軸間距離)を任意に変更することができる。これにより、1対の嵌合部材110と嵌合する螺合操作部材(ナットN等)同士の間隔(軸間距離)のばらつきを吸収することができる。即ち、螺合操作部材同士の間隔が一定でなくても、螺合金具離脱防止具100を取り付けることが可能となり、取り付けの適応性を高めることができる。
以下、本発明の螺合金具離脱防止具10の第5実施形態を、図10〜図15に基づいて説明する。図10における符号90は、本発明に係るクランプ装置であり、例えば、流体輸送用のパイプPを、そのパイプPに沿って延びたアングル材S(本発明に係る「取付対象物」に相当する)に対して固定している。パイプP内を流体(特に、高圧流体)が流れると、その流れに起因した振動が発生することがあり、その振動でクランプ装置90に備えたクランプボルトBが緩む虞がある。その緩みを防止するために、本発明の螺合金具離脱防止具10が取り付けられている。
本発明の第6実施形態を図16に基づいて説明する。同図(A)に示すように、本実施形態の螺合金具離脱防止具10では、ソケット後端壁23の中央部から後方に向かって円柱状のガイドポスト40が起立している。可動ベース部材30におけるアーム支持部31は、ガイドポスト40の外側に直動可能に支持されている。アーム支持部31は、ガイドポスト40の径方向外側に張り出した円環状のリング板部42と、そのリング板部42の外周縁から、さらに径方向外側に向かって張り出した1対の帯板部43,43とから構成されている。1対の帯板部43,43は、リング板部42の周方向で互いに180度離れた位置からソケット20の側方に張り出しており、それら帯板部43,43の先端からアーム部32,32が延びている。ガイドポスト40の先端部にはフランジ44が形成されており、可動ベース部材30をガイドポスト40に対して抜け止めしている。ガイドポスト40の外側には圧縮コイルバネ17が遊嵌状態で巻回されている。圧縮コイルバネ17は、ソケット後端壁23とアーム支持部31(リング板部42)の間に配置され、可動ベース部材30がソケット20側に直動すると圧縮変形するようになっている。ここで、ガイドポスト40は、本発明の「直動支持部」に相当する。
本発明の第7実施形態を図17に基づいて説明する。同図(A)に示すように、本実施形態の螺合金具離脱防止具10では、ソケット後端壁23から後方に向かって1対のガイドピン47,47が起立している。ガイドピン47はソケット後端壁23の中心から側方にずれた位置に設けられて、可動ベース部材30のアーム支持部31を貫通している。アーム支持部31には、1対の円弧状長孔48,48が設けられており(図17(B)参照)、それら円弧状長孔48をガイドピン47が直動可能に貫通している。ガイドピン47の先端には抜止ヘッド部15が設けられており、その抜止ヘッド部15が円弧状長孔48の開口縁に係止されて、可動ベース部材30をガイドピン47に対して抜け止めしている。ガイドピン47の外側には圧縮コイルバネ17が遊嵌状態で巻回されている。圧縮コイルバネ17は、ソケット後端壁23とアーム支持部31との間に配置されており、可動ベース部材30がソケット20側に移動すると、圧縮コイルバネ17が圧縮変形するようになっている。
本発明の第8実施形態を、図18に基づいて説明する。同図(A)に示すように、本実施形態の螺合金具離脱防止具10では、ソケット後端壁23から後方に向かって円筒形のガイド筒50が突出している。ガイド筒50は、中心シャフト14の周囲を囲んだ円筒形をなしている。これに対し、可動ベース部材30のうちアーム支持部31の長手方向中央からは、ガイド筒50に向かってガイド柱53が突出している。ガイド柱53は円柱形をなしており、ガイド筒50の内側に直動可能に挿入されている。中心シャフト14は、ガイド柱53の軸心部に形成された軸心孔54を直動可能に貫通しており、その先端部に設けられた抜止ヘッド部15によって、可動ベース部材30が中心シャフト14に対して抜け止めされると共に、ガイド柱53がガイド筒50に対して抜け止めされている。ここで、ガイド筒50及び中心シャフト14は、本発明の「直動支持部」に相当する。
本実施形態の螺合金具離脱防止具100は、本発明の請求項6に対応するものであり、複数の各嵌合部材の嵌合孔の中心軸同士を相互に平行かつ間隔(軸間距離)を一定に保持する連結ベースと、連結ベースに対する各嵌合部材の回転角を一定範囲内に規制するストッパ機構とを備えた構成となっている。以下、上記第1実施形態との相違点のみを説明することとし、同一の構成については、同一符号を付すことで重複した説明を省略する。
本実施形態の螺合金具離脱防止具100は、本発明の請求項7に対応するものであり、上記第9実施形態の螺合金具離脱防止具100に対して、1対のソケット20同士の間隔を任意に変更するための「嵌合部材間距離可変機構」を追加したものである。具体的には、図20(A)及び同図(B)に示すように、連結ベース101の両端部に形成されたピン孔103のうち、少なくとも一方は、連結ベース101の軸方向に延びた長孔になっていて、その長孔の範囲で連結ピン130が移動可能となっている。つまり、ソケット20同士の間隔を任意に拡縮することが可能となっており、1対のソケット20と嵌合する1対の螺合操作部材同士の間隔(軸間距離)のばらつきを吸収することができる。即ち、1対の螺合操作部材同士の間隔が一定でなくても、螺合金具離脱防止具100を取り付けることが可能になり、取り付けの適応性を高めることができる。
以下、本発明の第11実施形態を図22に基づいて説明する。本実施形態の螺合金具離脱防止具10は、嵌合孔21を有したソケット20と、ソケット20の側方に張り出すと共に、嵌合孔21の中心軸を中心にしてソケット20に対して回転可能に支持されたアーム支持部31を有する可動ベース部材30(本発明の「係止部材」に相当する)と、アーム支持部31の先端からソケット20の中心軸と平行に延びて先端部がソケット20における嵌合孔21の開口端より前側に位置したアーム部32と、アーム部32の先端に設けられて、螺合操作部材とは別の固定された係止相手Tに係止する係止突部33と、アーム支持部31に対するソケット20の回転角を一定範囲内に規制する回転規制機構とを備えている。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
θm ≦ θs <2・θm
上記関係式を満たす角度であればよい。ここで、緩み止めの観点からは、最小回転角θmと最大回転許容角θsとの差はなるべく小さい方が好ましく、上記実施形態のように、θm=θsとすることが最も理想的である。
14 中心シャフト
15 抜止ヘッド部
16 円弧壁
17 圧縮コイルバネ
20 ソケット
21 嵌合孔
22 係合縦溝
23 ソケット後端壁
25 ストッパ突部
30 可動ベース部材(係止部材)
31 アーム支持部
32 アーム部
33 係止突部
34 中心孔
71 対向板(一方の対向壁)
90 クランプ装置
101,105 連結ベース
102 支持ピン(係合突起)
107 ピン孔
108 縦割スリット
109 支持ピン
110 嵌合部材
111 嵌合孔
112 係合縦溝
113 円弧孔
120 引っ張りコイルバネ
121 引掛部
140 係止部材
143 係止突部
150 Uボルト
160 固定ベース
161 ボルト挿通孔
162 折爪(軸移動規制手段)
165 弾性クランプ(軸移動規制手段)
B クランプボルト(螺合操作部材)
Bh ヘッド部
N ナット(螺合操作部材)
P パイプ
S アングル材(取付対象物)
T 係止相手
Claims (18)
- ボルトのヘッド部、ナットその他の多角形の螺合操作部材の外側に回転不能に嵌合される嵌合孔を有した複数の嵌合部材と、
前記複数の嵌合部材が共通して連結され、それら嵌合部材の前記嵌合孔の中心軸同士を相互に平行になった状態で保持する連結ベースと、
前記連結ベース及び前記嵌合部材の一方に形成され、前記嵌合孔の中心軸を中心とする円弧状に湾曲した円弧孔と、
前記連結ベース及び前記嵌合部材の他方に設けられ、前記円弧孔に凹凸係合すると共に、前記円弧孔の両端間を移動可能な係合突起とを備えたことを特徴とする螺合金具離脱防止具。 - 前記連結ベースは、直線状をなしかつその両端部を直交するように貫通した前記係合突起としての支持ピンを備え、
前記複数の嵌合部材は板状をなしかつ前記円弧孔を有し、
前記連結ベースの両端部にそれぞれ前記嵌合部材の一部を重ねて、前記円弧孔に前記支持ピンを貫通させたことを特徴とする請求項1に記載の螺合金具離脱防止具。 - 前記連結ベースの両端部の前記支持ピン同士の間隔を任意に変更するための支持ピン間距離可変機構を備えたことを特徴とする請求項2に記載の螺合金具離脱防止具。
- 前記連結ベースの一端部又は他端部には、それら両端部間を連絡する方向に延びた長孔が形成され、その長孔に前記支持ピンが嵌合されて、前記支持ピン同士の間隔を任意に変更可能としたことを特徴とする請求項2に記載の螺合金具離脱防止具。
- 前記嵌合部材は、板金を打ち抜いてなり、
前記連結ベースは、パイプの両端部に前記嵌合部材の一部を受容した縦割スリットを形成してなり、
前記パイプの両端部に形成されて前記縦割スリットを挟んで対向したピン孔に、前記支持ピンの両端部を嵌合させたことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1の請求項に記載の螺合金具離脱防止具。 - ボルトのヘッド部、ナットその他の多角形の螺合操作部材の外側に回転不能に嵌合される嵌合孔を有した複数の嵌合部材と、
前記複数の嵌合部材が共通して回転可能に連結され、それら嵌合部材の前記嵌合孔の中心軸同士を相互に平行かつ一定間隔に保持した状態に保持する連結ベースと、
前記連結ベースと前記嵌合部材とに形成され、前記連結ベースに対する前記嵌合部材の回転角を一定範囲内に規制するストッパ機構とを備えたことを特徴とする螺合金具離脱防止具。 - ボルトのヘッド部、ナットその他の多角形の螺合操作部材の外側に回転不能に嵌合される嵌合孔を有した1対の嵌合部材と、
前記1対の嵌合部材が、各嵌合孔を中心に回転するように連結された連結ベースと、
前記連結ベースと前記嵌合部材とに形成され、前記連結ベースに対する前記嵌合部材の回転角を一定範囲内に規制するストッパ機構とを備え、
前記連結ベースは、直線状をなして両端部に前記1対の嵌合部材が回転可能に連結されると共に、それら嵌合部材同士の間隔を任意に変更するための嵌合部材間距離可変機構を備えたことを特徴とする螺合金具離脱防止具。 - 複数のボルト挿通孔を有し、それらボルト挿通孔にそれぞれボルトを通した状態で前記螺合操作部材にて押さえられて固定される固定ベースと、
前記固定ベースと前記連結ベースとに設けられて互いに係合し、前記連結ベースにおける前記嵌合孔の軸方向の移動を規制する軸移動規制手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1の請求項に記載の螺合金具離脱防止具。 - ボルトのヘッド部、ナットその他の多角形の螺合操作部材の外側に回転不能に嵌合される嵌合孔を有した嵌合部材と、
前記嵌合部材に回転可能に連結され、前記螺合操作部材とは別の固定された係止相手に対して回り止め状態で係止される係止部材と、
前記係止部材と前記嵌合部材とに形成され、前記係止部材に対する前記嵌合部材の回転角を一定範囲内に規制する回転規制機構とを備えたことを特徴とする螺合金具離脱防止具。 - 前記嵌合部材としてのソケットと、
前記ソケットの側方に張り出すと共に前記嵌合孔の中心軸を中心にして前記ソケットに対して回転可能に支持されたアーム支持部を有する前記係止部材としての可動ベース部材と、
前記アーム支持部から前記ソケットの中心軸と平行に延びて先端部が前記ソケットにおける前記嵌合孔の開口端より前側に位置したアーム部と、
前記アーム部の先端部に設けられて前記係止相手に係止する係止突部とを備えたことを特徴とする請求項9に記載の螺合金具離脱防止具。 - 前記ソケットに設けられて前記ソケットの軸方向に延びた直動支持部を備え、
前記可動ベース部材は、前記直動支持部に直動可能に支持されると共に、前記アーム部が対をなして前記アーム支持部から延びて前記ソケットを間に挟んで対峙しかつ、前記係止突部が前記1対のアーム部の先端部から互いに接近する側に突出し、
前記可動ベース部材を前記ソケットの後方に向けて付勢するバネ部材を備えたことを特徴とする請求項10に記載の螺合金具離脱防止具。 - 前記アーム支持部は、前記ソケットの軸方向と直交する方向に延びた帯板状をなして、その長手方向の中央に中心孔を有し、
前記ソケットの後面を閉塞するソケット後端壁の中心から後方に延び、前記アーム支持部の前記中心孔を貫通した中心シャフトと、前記中心シャフトの先端部に設けられて前記中心孔の開口縁に係止し、前記可動ベース部材を中心シャフトに抜け止めする抜止ヘッド部と、前記ソケット後端壁の外縁部から後方に突出した筒壁を縦割りに2分割してなり、前記アーム支持部を間に挟んで対峙した1対の円弧壁とで、前記直動支持部が構成され、
前記1対の円弧壁と前記アーム支持部との間に隙間を設けて前記可動ベース部材の回転を許容すると共に、前記1対の円弧壁と前記アーム支持部とで前記回転規制機構が構成され、
前記バネ部材は、圧縮コイルバネであって、前記ソケット後端壁と前記アーム支持部の間に配置されて、前記1対の円弧壁の内側に収容されていることを特徴とする請求項11に記載の螺合金具離脱防止具。 - ボルトのヘッド部、ナットその他の多角形の螺合操作部材の外側に回転不能に嵌合される嵌合孔を有した1対の嵌合部材のそれぞれに、前記嵌合孔に対して同心の円弧孔を設け、引っ張りコイルバネの両端に備えた1対の引掛部を前記1対の嵌合部材の各円弧孔に引っ掛けたことを特徴とする螺合金具離脱防止具。
- 前記嵌合孔の中心軸を中心とした前記嵌合部材の最大回転許容角を30度以上60度未満としたことを特徴とする請求項1乃至13の何れか1の請求項に記載の螺合金具離脱防止具。
- 前記最大回転許容角は、30度であることを特徴とする請求項14に記載の螺合金具離脱防止具。
- 前記嵌合部材の内側面には、前記螺合操作部材の角部が係合する12の係合縦溝が均等分に配置されたことを特徴とする請求項15に記載の螺合金具離脱防止具。
- 1対の対向壁を有したコの字形のクランプ本体のうち、一方の前記対向壁に螺子孔が貫通形成されて、その螺子孔に螺合されたクランプボルトの先端部と、他方の前記対向壁との間で取付対象物を挟み込むネジ式クランプと、
請求項11又は12に記載の螺合金具離脱防止具とを備え、
前記ソケットが前記クランプボルトのヘッド部に嵌合すると共に、前記1対のアーム部で前記一方の対向壁又は前記一方の対向壁から側方に突出した突片を挟んだことを特徴とするクランプ装置。 - 前記ネジ式クランプのうち前記他方の対向壁に固定されて、流体が通過するパイプの途中を挟んで保持することが可能なパイプクランプを備えたことを特徴とする請求項17に記載のクランプ装置。
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