JP2014117309A - マッサージ機 - Google Patents

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亜由美 深谷
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Abstract

【課題】敷シート部から枕部を取り外すことが可能で、枕部だけを用いて所望部位にマッサージを行なうことのできるマッサージ機が求められている。
【解決手段】マッサージ機1は、マッサージ機構11を内蔵していて頭を載せるための枕部2と、背中を載せるための敷シート部3と、敷シート部3の一辺部3Cと枕部2の外周面部12Aとを着脱可能に連結する連結部4,5と、を備えている。連結部4,5は、敷シート部3の一辺部3Cに設けられた第1連結部材4B,5Bと、枕部2の外周面部12Aに設けられていて第1連結部材4B,5Bと着脱可能に連結される第2連結部材4A,5Aとから構成されるとともに、第2連結部材4A,5Aが、枕部2の外周面部12Aであって周方向の異なる2ヶ所の位置に離間配置されている。マッサージ機構11は、公転動作を行なう揉み玉23,24と、揉み玉23,24を駆動させるモータ28と、モータ28に電源を供給して作動制御を行なう制御部34と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に、敷シートに背中を載せ枕部に頭を載せて、後頭部、首筋、肩などのマッサージを行なうマッサージ機に関するものである。
従来、頭を載せる枕体の内部にマッサージ機構を内蔵したものが知られている。このようなマッサージ機では、マッサージ機構から生じた振動により、頭を載せている位置がずれていき頭が枕体上から落ちることがある。特に、枕体が円柱状に形成されているものは、枕体自体が転がって逃げやすいため、よりいっそう位置ズレを生じて落ちやすくなる。
そこで、例えば下記の特許文献1に記載されているように、マッサージ機構の流体セル4を内蔵した枕2と、肩や背中に敷かれるために枕2に一体的に構成された背中シート3と、から成る背中マッサージ部付枕が提案されている。この背中マッサージ部付枕が採用しているマッサージ機構は、空気などの流体を流す流体駆動式である。
特開2001−252317号
ところで、前記した従来の背中マッサージ部付枕は、枕2と背中シート3とが一体的に構成されているので、首筋から背中にわたる部位のマッサージはできるが、枕部だけを用いて腰の後ろ、脹脛、土踏まずなどをマッサージすることができず不便であった。また、枕2と背中シート3は使用心地を考慮されて、或る程度軟質の素材で構成されている。それでも一体構成であり相応の剛性を有しているから、使用しないときに背中シート3を枕2の外周面に巻き付けておくということはできない。そのために、この背中マッサージ部付枕は全体が嵩張るので、不使用時に大きな収容スペースを必要とする。また、マッサージ機構は、例えば空気を流体セルに出し入れして膨張、収縮させることにより、背中や肩の広い範囲を軽力でやさしくマッサージするようになっているが、狭い範囲の施療部位を強く揉むことはできない。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、敷シート部上に寝転がった姿勢で簡便に後頭部、首筋、肩などのマッサージを行なえるのは無論のこと、敷シート部から枕部を取り外すことが可能で、枕部だけを用いて所望部位にマッサージを行なうことのできるマッサージ機の提供を主目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るマッサージ機は、マッサージ機構を内蔵していて頭を載せるための枕部と、背中を載せるための敷シート部と、敷シート部の一辺部と枕部の外周面とを着脱可能に連結する連結部と、を備えて成ることを特徴とする構成にしてある。
また、前記構成において、連結部が、敷シート部の一辺部に設けられた第1連結部材と、枕部の外周面に設けられていて前記第1連結部材と着脱可能に連結される第2連結部材とから構成されるとともに、第2連結部材が、枕部の外周面であって周方向の異なる複数位置に離間配置されているものである。
そして、前記した各構成において、マッサージ機構が、公転動作を行なう揉み玉と、揉み玉を駆動させる駆動源と、駆動源に電源を供給して作動制御を行なう制御部と、を備えて成るものである。
更に、前記した各構成において、敷シート部が、可撓性素材から成るとともに、枕部の外周面に巻かれる構成にされているものである。
また、前記した各構成において、枕部が置かれる床等と枕部の外周面との間に挿し込まれて枕部の転動を阻止する枕部固定部材を備えているものである。
本発明に係るマッサージ機によれば、マッサージ機構を内蔵した枕部と敷シート部とを着脱可能に連結する連結部を備えているので、枕部と敷シート部とを連結した状態では、敷シート部に背中を載せ枕部に頭を載せて寝た姿勢で首筋や肩などをマッサージ施療することができる。その場合は従来技術と同様に、枕部が敷シート部から離れて遠ざかるという不具合を生じない。一方で、連結部を操作して敷シート部から枕部を取り外した状態にすると、腰の後ろ、脹脛、土踏まずなど枕部だけを用いてマッサージ施療を行なうことができる。
また、連結部が敷シート部の第1連結部材と枕部の第2連結部材とから構成されるとともに、第2連結部材が枕部外周面の周方向の異なる複数位置に離間配置されているものでは、枕部外周面で周方向に異なる位置に、敷シート部を付け替えることができる。これにより、形、首筋、後頭部など異なる身体部位を選んで集中的にマッサージ施療を行なうことができる。あるいは、枕部を左右反転させた状態で敷シート部を連結することもできる。
そして、マッサージ機構が、公転動作を行なう揉み玉を備えているものでは、駆動構成が簡素かつ安価で済む。また、狭い範囲の施療部位を集中して強く揉むことができる。また、前記のように枕部を左右反転させると、揉み玉の公転方向を逆向きにして使用することができる。
更に、敷シート部が可撓性素材製であり枕部の外周面に巻かれる構成となっているものでは、使用しないときに、敷シート部を枕部の外周面に巻いておけるので、マッサージ機全体が嵩張ることなくコンパクトになって収納することができる。
また、枕部固定部材を備えているものでは、枕部固定部材が床等と枕部の外周面との間に挿し込まれて枕部の転動を阻止するので、側面から見た枕部の回転角度を利用者が所望する角度に固定することができる。これにより、利用者が要求する身体部位に対してマッサージ施療を行なうことができる。
本発明の一実施形態に係るマッサージ機を示す図であって、(a)は敷シート部を枕部の外周面に巻いた状態の外観図、(b)は敷シート部を枕部から床上に展開した状態の外観図である。 前記枕部の背面図である。 前記枕部の側面図である。 前記枕部の要部を示す側断面図である。 前記枕部の心材からマッサージ機構を取り出した状態を示す分解斜視図である。 前記マッサージ機構の駆動部分の分解斜視図である。 前記マッサージ機器の制御系統を示すブロック構成図である。 前記敷シート部の平面図である。 前記枕部に位置固定部材を装着する態様を示す図であって、(a)は位置固定部材を枕部に装着する前の状態を示す外観図、(b)は位置固定部材を枕部の外周面に装着して弾性帯で保持させた状態を示す外観図である。 前記枕部の揉み玉の駆動状態を示す図であって、(a)は一方のリブ状布部を上部に配置させたときの揉み玉の駆動状態を示す外観図、(b)は他方のリブ状布部を上部に配置させたときの揉み玉の駆動状態を示す外観図である。 前記マッサージ機の使用態様を示す図であって、(a)は枕部に連結された床上に広げられた敷シート部に背中を載せるとともに枕部で頭、首筋または肩などをマッサージされる態様を示す説明図、(b)は座椅子などに座り枕部を腰の後に置いて施療を受けている態様を示す説明図、(c)は座椅子などに座り枕部に脹脛を載せて施療を受けている態様を示す説明図、(d)は椅子などに座り枕部に土踏まずを載せて施療を受けている態様を示す説明図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
図1〜6において、この実施形態に係るマッサージ機1は、マッサージ機構11を内蔵した横長円柱状の枕部2と、背中を載せるために長尺シート状に形成された敷シート部3と、敷シート部3の一辺部3Cと枕部2の外周面部12Aとを着脱可能に連結する2種類の連結部4,5と、から構成されている。
前記の枕部2は、マッサージ動作を行なうマッサージ機構11と、マッサージ機構11を収容する収容空間7を有する横長円柱状の心材9と、心材9の外周面および左右側面を被覆する例えば布地製の心材カバー8と、心材9および心材カバー8を収容する外皮体12と、を備えている。心材9は例えばポリウレタンフォームで構成されている。心材9の収容空間7の最奥部には、マッサージ機構11を固定し外部の衝撃などから保護するための基台部10が装着されている。外皮体12は、心材9の前面開口以外の部分を被覆するように形成されており、可撓性を有する例えば軟質合成樹脂シートで構成されている。この外皮体12は、心材9の外周壁を主に被う外周面部12Aと、心材9の左右側面壁を主に被う側面部12B,12Bと、から成っている。また、外皮体12には心材9を出し入れするためのファスナ(符号付け省略)が設けられている。外皮体12前面の開口縁部には、心材9の前面開口全体を被うメッシュシート27が縫着されている。
更に、外皮体12の外周面12Aには、枕部2の軸心方向にいずれも延在する、リブ状布部13Aおよび第2連結部材5A(一方のファスナ片)が縫着されている。また、リブ状布部13Aにおいて延在方向の3ヶ所には、一方のボタン片から成る第2連結部材4A,4A,4Aが互いに離間して固着されている。一方、外皮体12の外周面12Aにおいてリブ状布部13Aから周方向に離間した位置には、枕部2の軸心方向にいずれも延在する、リブ状布部13Bおよび第2連結部材5A(一方のファスナ片)が縫着されている。また、リブ状布部13Aにおいて延在方向の3ヶ所にも、一方のボタン片から成る第2連結部材4A,4A,4Aが互いに離間して固着されている。
外皮体12の背面側には、2枚の弾性帯14,14が配備されている。これらの弾性帯14,14は、それぞれの一端部がリブ状布部13Aとともに枕部2の外皮体12に共縫いされており、それぞれの他端部がリブ状布部13Bとともに枕部2の外皮体12に共縫いされている。弾性帯14,14は、外力により引っ張られると伸長する幅広ゴム紐などの素材で構成されている。外皮体12の前面側は開口部となっている。この開口部は、その周縁部全周にわたって縫着されたメッシュシート27により封止されている。
前記の連結部4(本発明に云う連結部の一例)は、既述した、枕部2におけるリブ状布部13Aの第2連結部材4A,4A,4Aまたはリブ状布部13Bの第2連結部材4A,4A,4Aと、敷シート部3における一辺部3Cの辺方向3ヶ所に固着されていて前記の第2連結部材4A,4A,4Aとそれぞれ着脱可能に連結される他方のボタン片から成る第1連結部材4B,4B,4Bと、から構成されている。そして、前記の連結部5(本発明に云う連結部の別例)は、既述した、枕部2におけるリブ状布部13Aの第2連結部材5Aまたはリブ状布部13Bの第2連結部材5Aと、敷シート部3における一辺部3Cの辺方向に延在して縫着されていて前記の第2連結部材5Aと着脱可能に連結される他方のファスナ片から成る第1連結部材5Bと、から構成されている。これらの連結部4,5は、双方を同時に使用してもよいし、いずれか一方のみを使用しても構わない。尚、着脱用のスライダ44は例えば第1連結部材5Bに配備されているが、リブ状布部13Aまたはリブ状布部13Bの第2連結部材5Aに、スライダ44を持たせても構わない。
前記のマッサージ機構11は、左右1対の回転盤21,21と、回転盤21,21の駆動制御を行なう制御部34を有している。前記のマッサージ部8A,8Bは、図4に示すように、モータ28(駆動源の例)を収受するモータ受け部を左右中央部に有する下部ケーシング19と、下部ケーシング19の端面開口を蓋止する上部ケーシング20とを備えている。下部ケーシング19におけるモータ受け部の隣接位置には、制御基板などで具現化された制御部34を配置する制御部配置スペースが確保されている。下部ケーシング19と上部ケーシング20のモータ受け部の左右側方位置には、それぞれ、モータ28から左右に延在するウォーム付きの回転駆動軸29、回転駆動軸29のウォームと噛合するウォーム歯車30、ウォーム歯車30と一体に形成された平歯車31と、平歯車31と噛合して回転駆動軸29の回転を減速する平歯車32と、平歯車32の枢軸である回転軸22と、から成る2組の歯車列が配備されている。左右の平歯車32,32の回転軸22,22の先端は、左右1対の回転盤21,21における裏面の盤心位置にそれぞれ固設されている。すなわち、左右の21,21は、互いに逆向きに回転するようになっている(図10参照)。
各回転盤21の表面の回転軸心から偏心した位置には、揉み玉23,24が配置されている。これらの揉み玉23,24は、ともに半球形を成す側面視きのこ状に形成されているが、揉み玉23の玉径のほうが揉み玉24よりも大きくされている。これにより、揉み玉23と揉み玉24とで、回転盤21の表面から玉先端までの突出量が互いに異なる。揉み玉23内にはLED41が内蔵され、揉み玉24内にはLED42が内蔵されている。
制御部34は、図7に示すように、例えば中央演算処理ユニットCPU、メモリ回路、およびクオーツ付きクロック回路などで構成される制御器36と、トランス25から配線33を介して供給された12V交流電源を例えば直流5Vに降圧して制御器36に供給する降圧回路38と、トランス25からの12V交流電源を制御器36からの指令信号に基づき調整してモータ28に供給するモータ駆動回路39と、前記12V交流電源を制御器36からの指令信号に基づき調整してLED41,42に供給するLED駆動回路40と、から構成されている。前記のモータ駆動回路39は制御器36からの指令信号により直流電源を出力してモータ28を回転駆動させるようになっている。前記のトランス25は、基台部10の底面に形成された凹部17(図5参照)に格納される。
そして、制御器36の信号入力側には、モータ28への電源を供給・停止させるためのスイッチ26が接続されている。このスイッチ26は心材9の側面に形成された凹部18(図5参照)に格納される。また、制御器36は電源供給回路37を備えている。この電源供給回路37は、スイッチ26がONにされたときにモータ28およびLED41,42に電源を供給するようにモータ駆動回路39およびLED駆動回路40に向けて指令信号を出力する。また、前記の制御器36は、マッサージ機1の使用時間が所定時間に達したときに自動的に運転を停止させるためのタイマ機能を有している。このタイマ機能は、連続マッサージ施療時間として例えば15分間に設定されている。
他方で、敷シート部3は、図8に示すように、その上側がムートン調シート3Aで形成され、ムートン調シート3Aの下面全体に人工皮革シート3Bが重ね合わせられ縫合されている。ムートン調シート3Aおよび人工皮革シート3Bはいずれも、自由に曲げたり折り畳んだりできる可撓性素材である。これにより、敷シート部3は枕部2の外周面12Aに巻かれ得るようになっている。敷シート部3の他辺部には、例えば幅広ゴム紐製の弾性リング帯6が縫着されている。この弾性リング帯6は、枕部2の外周面に全体が巻き付けられた状態の敷シート部3の外周に掛け回せる長さに設定されている。
更に、このマッサージ機1は枕部固定部材43を備えている。枕部固定部材43は、発泡ポリウレタンなどから成る側面視2等辺三角柱状の弾性心材と、この弾性心材の外周面全体を被覆する人工皮革シートと、から構成されている。この枕部固定部材43は、床35等と枕部2の外周面12Aとの間に配置されて枕部2の転動を阻止するようになっている。
上記のように構成されたマッサージ機1の作用を次に説明する。使用に際して、図9(a)に示すように弾性帯14,14が引き伸ばされ、枕部2の背面との間に生じた隙間に位置固定部材43が挿入される(矢印F方向)。その後、弾性帯14,14が手放されることにより、弾性帯14,14の弾性復元力によって位置固定部材43が枕部2における外周面部12Aの周方向(矢印A方向)の適宜位置に保持される。次に、連結部4,5が操作されることにより、枕部2のリブ状布部13Bに敷シート部3の一辺部3Cが連結される。その後、図1(b)に示されるように、敷シート部3が床35上に広げられ、プラグ16が商用電源のコンセントに接続される。このとき、枕部2のメッシュシート27の位置が所望の施療位置と合うように、位置固定部材43を枕部2の周方向に移動させて位置決めをしておくとよい。
続いて、図11(a)に示すように、利用者は敷シート部3上に背中を載せ枕部2上に頭を載せた姿勢になり、スイッチ26をONにする。これにより、制御器36は制御指令信号をモータ駆動回路39に送り、モータ駆動回路39は制御器36からの制御指令信号に基づいて調整した電源をモータ28に給電して回転駆動軸29を回転させる。同時に、制御器36は制御指令信号をLED駆動回路40に送り、LED駆動回路40は制御器36からの制御指令信号に基づいて調整した電源をLED41,42に給電して点灯させる。そして、回転駆動軸29の回転は、左右のウォーム歯車30,30に伝わり、更に平歯車32,32を経て回転盤21,21に伝わる。これによって、揉み玉23,24が回転軸22,22の軸心を中心として公転する。
このように公転運動する各揉み玉23,24がメッシュシート27を介して使用者の被施療部位を押圧しマッサージする。この際、揉み玉23,24は、あたかもマッサージ師が指圧により利用者の筋肉を揉みほぐすような円運動の動きをするので、マッサージ効果が高い。また、揉み玉23,24の径(すなわち回転盤21表面からの突出量)が異なっているので、揉み玉24に押される箇所は弱く、揉み玉23に押される箇所は強くというように、押圧力に強弱の変化に富んだマッサージが行なわれる。そのうち、途中で停止させたい場合は、スイッチ26が再度押される。これにより、制御器36は、モータ28を停止させて揉み玉23,24の旋回を止めるとともに、LED41,42の作動を停止させる。このようなマッサージ施療により、利用者の疲労回復、血行促進が図られ、筋肉の疲れがとられ、筋肉の凝りがほぐされるのである。
以上説明したように、この実施形態のマッサージ機1において、枕部2と敷シート部3とが連結されている状態では、マッサージ施療中に枕部2が敷シート部3から離れて遠ざかることがなく、所望の施療位置がずれずに適切なマッサージ施療を受けることができる。そして、連結部4,5を操作することにより、敷シート部3から枕部2を取り外した状態にできるので、腰の後ろ、脹脛、土踏まずなどに対し、枕部2だけを用いてマッサージ施療を行なうことができる。すなわち、図11(b)に示すように、利用者は座椅子などに座り、敷シート部3から分離された枕部2を腰の後に置いてマッサージ施療を受けられる。あるいは、図11(c)に示すように、座椅子などに座り枕部2のメッシュシート27上に脹脛を載せてマッサージ施療を受けられる。そして、図11(d)に示すように、椅子などに座り枕部2のメッシュシート27上に土踏まずを載せてマッサージ施療を受けられるのである。
また、連結部4,5の第2連結部材4A,5Aが枕部2外周面の周方向の異なる位置に離間配置されているので、外周面部12Aにおける周方向の異なる位置に、敷シート部3を付け替えることができる。これによって、形、首筋、後頭部など異なる身体部位を選んで集中的にマッサージ施療を行なうことができる。あるいは、枕部2を左右反転させた状態で敷シート部3を連結することも可能である。
そして、上記したような揉み玉23,24は駆動構成が簡素かつ安価で済む。また、前記のように枕部2を左右反転させると、図10(b)に示すように、枕部2の上部位置にあったリブ状布部13Aが下部位置に移動し下部位置にあったリブ状布部13Bが上部位置に移動する。ところが、揉み玉23,24の公転方向(R1またはR2方向)は変わらないから、揉み玉23および揉み玉24の双方による揉み動作を、揉み上げ(図10(a)参照)から揉み下げ(図10(b)参照)に変えることができる。
更に、敷シート部3は可撓性素材で構成されていて枕部2の外周面部12Aに巻かれる構成となっているので、使用しないときは、図1(a)に示したように、敷シート部3を枕部2の外周面部12Aに巻いておくことができる。従って、マッサージ機1全体がコンパクトになって収納スペースをとらなくて済む。また、このマッサージ機1は枕部固定部材43を備えているので、枕部固定部材43が床35などと枕部2の外周面部12Aとの間に挿し込まれることにより、枕部2が転動することを阻止できる。従って、側面から見た枕部2の回転角度を利用者が所望する角度に固定することができる。これにより、利用者が要求する身体部位へのマッサージ施療を確実に行なうことができる。
尚、上記の実施形態では、連結部4の第2連結部材4Aまたは連結部5の第2連結部材5Aを枕部2の周方向2ヶ所(リブ状布部13Aとリブ状布部13B)に設けた例を示したが、本発明はそれに限定されず、例えば枕部2の周方向に異なる3以上の複数ヶ所に設けても構わない。
また、上記では左右1対の回転盤21,21を備えた例を示したが、ひとつの回転盤21だけで構成されたものであっても構わない。そして、上記では半球状の揉み玉23,24を例示したが、揉み玉の形状は上記に限定されるものでない。
更に、上記では揉み玉23,24内にLED41,42を持たせているが、LED41,42の替わりに、PTCヒータ素子などの発熱体を配備することも可能である。そのような構成を採用すると、温熱施療を行なうことができる。但し、温熱施療を行なう際は、揉み玉23,24の旋回動作を停止させることが好ましい。
1 マッサージ機
2 枕部
3 敷シート部
3A ムートン調シート
3B 人工皮革シート
3C 一辺部
4,5 連結部
4A,5A 第2連結部材
4B,5B 第1連結部材
11 マッサージ機構
12 外皮体
12A 外周面部
13A,13B リブ状布部
14 弾性帯
21 回転盤
23,24 揉み玉
25 トランス
28 モータ(駆動源)
34 制御部
35 床
43 位置固定部材
A,F 矢印

Claims (5)

  1. マッサージ機構を内蔵していて頭を載せるための枕部と、背中を載せるための敷シート部と、敷シート部の一辺部と枕部の外周面とを着脱可能に連結する連結部と、を備えて成ることを特徴とするマッサージ機。
  2. 連結部が、敷シート部の一辺部に設けられた第1連結部材と、枕部の外周面に設けられていて前記第1連結部材と着脱可能に連結される第2連結部材とから構成されるとともに、第2連結部材が、枕部の外周面であって周方向の異なる複数位置に離間配置されている請求項1に記載のマッサージ機。
  3. マッサージ機構が、公転動作を行なう揉み玉と、揉み玉を駆動させる駆動源と、駆動源に電源を供給して作動制御を行なう制御部と、を備えて成る請求項1または請求項2に記載のマッサージ機。
  4. 敷シート部が、可撓性素材から成るとともに、枕部の外周面に巻かれる構成にされている請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のマッサージ機。
  5. 枕部が置かれる床等と枕部の外周面との間に挿し込まれて枕部の転動を阻止する枕部固定部材を備えている請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のマッサージ機。
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