JP2014117225A - 田植機 - Google Patents

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Kunio Doi
邦夫 土井
Yasushi Miyake
康司 三宅
Akira Ishikawa
彬 石川
Toshifumi Hiramatsu
敏史 平松
Hidekazu Nibu
秀和 丹生
Keishi Kinuta
圭志 絹田
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Abstract

【課題】整地装置の後方(フロートの前方)にスペースを確保する技術を提供する。
【解決手段】枕地整地用の整地装置、及び、前記整地装置の後方に配置される複数のフロートを備える田植機であって、前記整地装置は、中央が前方に配置され、かつ、前記中央から両側方に向かうに従ってそれぞれ後方に傾斜するように配置され、前記複数のフロートのうち前記植付部中央に配置されるフロートは、田面検知フロートとして利用されるとともに、前記整地装置の中央に向けて延出又は移動される。
【選択図】図5

Description

本発明は、整地装置を備える田植機に関する。
特許文献1には、リアアクスルケースからユニバーサルジョイント、連結シャフトを介して連動連結される整地伝動軸によって回転駆動される回転体群を備える整地装置の構成が開示される。
特許第4960123号公報
一般的な田植機では、整地装置は、植付部のフロート前方に配置されている。フロートによる植え付け深さのセンシング精度を向上するためには、フロート長を延伸したり、フロートを前方に移動させたりすることが考えられるが、整地装置がスペース的な制約となっている。そこで本発明は、整地装置の後方(フロートの前方)にスペースを確保する技術を提供することを課題とする。
本発明の第一態様に係る田植機は、枕地整地用の整地装置、及び、前記整地装置の後方に配置される複数のフロートを備える田植機であって、前記整地装置は、中央が前方に配置され、かつ、前記中央から両側方に向かうに従ってそれぞれ後方に傾斜するように配置され、前記複数のフロートのうち前記植付部中央に配置されるフロートは、田面検知フロートとして利用されるとともに、前記整地装置の中央に向けて延出又は移動されることを特徴とする。
ここで、「田面検知フロートを整地装置の中央に向けて延出又は移動する」とは、田面検知フロートの前端面を他のフロートの前端面よりも前方に配置することを意味し、「田面検知フロートを整地装置の中央に向けて延出する」とは、田面検知フロートの後端面はそのままの位置で前部を前に延ばすことを指し、「田面検知フロートを整地装置の中央に向けて移動する」とは、フロート形状はそのままで前方に移動することを指す。
前記整地装置への入力軸は、前記中央部に配置されるとともに、前記入力軸と前記整地装置を回転駆動する駆動軸との間にアイドラ軸が配置される。
前記アイドラ軸は、前記入力軸の後方に配置され、前記駆動軸に対して後方側から噛み合う。
本発明によれば、整地装置の後方(フロートの前方)にスペースを確保できる。
田植機の全体図である。 植付部を示す側面図である。 植付部に設けられるフロート及び整地装置を示す上面図である。 整地伝動ケースを示す図である。 センターフロートの前端面を整地装置の中央に向けて延ばした実施形態を示す図であり、(A)は前方に移動した実施形態、(B)は前方に延出した実施形態を示す。 整地装置の別実施形態を示す図である。 整地装置の駆動の一例を示す図である。 偶数条(4条)植えの田植機に適用した例を示す図である。 偶数条(8条)植えの田植機に適用した例を示す図である。 奇数条(5条)植えの田植機に適用した例を示す図である。 奇数条(7条)植えの田植機に適用した例を示す図である。 センターフロートを前方に移動させた実施形態を示す図である。 整地装置の支持構造を示す図である。 整地装置の昇降を操作する操作レバーを示す図である。
図1に示すように、田植機1は、エンジン2、動力伝達部3、植付部4及び昇降部5を備える。植付部4は、昇降部5を介して機体に連結されており、昇降部5によって上下方向に昇降可能である。植付部4には、動力伝達部3を介してエンジン2からの動力が伝達される。田植機1は、エンジン2の駆動によって走行しながら、植付部4によって圃場Gに苗を植え付ける。
本実施形態では、圃場Gに田面水Wが張られた状態で、圃場Gの表面から所定の植え付け深さでの苗の植え付け作業が行われる場合について説明する。なお、圃場Gに田面水Wが張られていない状態での植え付け作業についても同様の技術思想を適用できる。
エンジン2からの駆動力は、動力伝達部3においてトランスミッション6を介して、PTO軸7に伝達される。PTO軸7はトランスミッション6から後方に突出して設けられる。PTO軸7からユニバーサルジョイントを介して植付伝動ケース8に動力が伝達されて、植付部4が駆動される。また、トランスミッション6から後方に向けて駆動軸9が設けられ、駆動軸9からリアアクスルケース10に駆動力が伝達される。
図2に示すように、植付部4は、植付アーム11、植付爪12、苗載台13、フロート14等を備える。植付爪12は、植付アーム11に取り付けられている。植付アーム11は、植付伝動ケース8から伝達される動力によって回転する。
植付爪12には、苗載台13から苗Rが供給される。植付アーム11の回転運動に伴って、植付爪12が圃場G内に挿入され、所定の植え付け深さとなるように苗Rが植え付けられる。なお、本実施形態では、ロータリ式の植付爪を採用しているが、クランク式のものを用いても良い。
[フロート]
図3に示すように、植付部4は、左右方向に配置される複数のフロート(本実施形態ではセンターフロート14A及び二つのサイドフロート14B)を備える。各フロートは、植付部4を構成する植付フレーム15に取り付けられる。より具体的には、各フロートは、植付フレーム15に設けられる回動支軸16にリンク機構17を介して取り付けられる。回動支軸16は、左右方向に伸びる一体の軸である。
中央に配置されるセンターフロート14Aは、田面検知用のフロート検知体として利用される。具体的には、田面の凹凸に応じたセンターフロート14Aの角度から植付部高さ(圃場Gと植付部4との距離)が決定されている。つまり、センターフロート14Aの沈下量を考慮してセンターフロート14Aの目標角を決定するため、圃場硬度を考慮した植付部高さが決定される。
[整地装置]
図3及び図4に示すように、植付部4の前部であって、フロート14(14A・14B)の前方には、枕地整地用の整地装置30が設けられている。駆動軸9からの動力の一部がリアアクスルケース10を介して整地伝動軸31に分岐され、整地伝動軸31からユニバーサルジョイント32、入力軸33及び整地伝動ケース34を介して、両側方に向けて延出される駆動軸35に伝達される。各駆動軸35には、複数のロータ36が固定され、駆動軸35の回転駆動によってロータ36が回転して圃場Gが整地される。
整地装置30は、中央が前方に配置され、中央から両側方に向かうに従ってそれぞれ前方から後方に向けて傾斜するように配置される。つまり、中央部が他の部位よりも前方に位置するように設けられている。上面視では、整地装置30はハの字状に配置される。整地装置30の中央には整地伝動ケース34が配置され、中央から両側方に動力が伝達される。
図4に示すように、整地伝動ケース34内には、入力軸33、アイドラ軸40及び駆動軸35が配置される。入力軸33の端部には、傘歯車41が固定される。この傘歯車41は、アイドラ軸40の中途部に固定される傘歯車42と噛み合う。アイドラ軸40の両端部には、テーパ歯車43が配置される。テーパ歯車43は、駆動軸35の端部に設けられる平歯車44と噛み合う。なお、平歯車44はテーパ歯車でも良い。
このように、整地装置30の駆動系においては、整地伝動ケース34を中央に配置して、それを基点に左右両側方の駆動軸35を後方に傾斜させている。そこで、整地伝動ケース34では、入力軸33を中心として側方に駆動軸35が配置され、入力軸33と駆動軸35の間にアイドラ軸40を配置することによって、両側方に駆動軸35の回転方向を同一方向にしている。
アイドラ軸40は、入力軸33の後方に配置され、アイドラ軸40は駆動軸35に対して後方側から噛み合っている。
このように、アイドラ軸40を配置することにより、入力軸33の位置を後方に寄せることができる。これにより、整地伝動ケース34をコンパクトに構成でき、不整地区間を小さくできる。
すなわち、図4に示すように、整地伝動ケース34内において、左右に配置される駆動軸35の中心軸の交点Qが入力軸33の中途部に位置する。このため、交点Qよりも後ろ側で入力軸33の傘歯車41とアイドラ軸40の傘歯車42とが噛み合うこととなり、整地伝動ケース34の前後方向の大きさをコンパクトにできる。また、アイドラ軸40を入力軸33及び駆動軸35・35の後方にオフセットさせて配置することで、整地伝動ケース34の左右方向の幅が大きくなることを防いでいる。このように、整地伝動ケース34は、前後方向の幅を小さくしつつ、左右方向の幅も小さくなるように構成されている。
以上のように、整地装置30をハの字状に配置することで、ロータ36によって発生する水流の流れを内側に向けることができ、田植機1の側方(隣接苗)への泥流の流れ出しを抑制することができる。これにより、すでに植えつけた隣接苗の横を通過する際に泥流で倒してしまう不具合を抑制できる。
また、整地装置30を傾斜状に配置することにより、進行方向と整地装置30の回転方向に傾斜を持たせることができ、夾雑物等のロータ36への噛み込みを抑制できる。さらに、田植機1の進行方向に対して傾斜した方向に整地することとなり、進行方向から見ると隣接するロータ36が一部重なった状態で整地作業が行われるため、不整地区間を少なくできる。なお、整地伝動ケース34の後方に整地用のレーキを別体として取り付けることで不整地区間が生じないようにすることも可能である。
整地装置30を上面視ハの字状に配置することで、センターフロート14Aの前方にスペースを確保することができる。図5(A)に示すように、このスペースを利用して、センターフロート14Aの形状はそのままで整地装置30の中央に向けて移動させて配置することが可能である。センターフロート14Aを前方に配置することで、フロートによるセンシング精度を向上できる。また、センターフロート14Aの形状をそのままに前方に配置することで、回動支軸16でセンターフロート14A及びサイドフロート14Bを支持することが可能であり、フロート支持構造を大きく変更する必要がない。
若しくは、図5(B)に示すように、整地装置30によって形成されるスペースを利用して、センターフロート14Aの後端面の位置はそのままで前端面を前方に延出することも可能であり、係る場合も同様にフロートによるセンシング精度の向上を図ることができる。また、センターフロート14Aの面積を大きくすることで、センシング能力が上がり、植付部4の昇降を最適に制御できる。さらに、センターフロート14Aのフロート形状を変更する際に、泥流の流れ及び形状バランス等を最適に設計することができ、植付部4の昇降制御の精度をより向上できる。
なお、整地装置30への動力入力位置は、厳密に中央である必要はなく、例えば、整地伝動軸31が後方に向けて直線となり、かつユニバーサルジョイント32の折れ角が最も小さくなる位置に入力軸33を配置しても良い。この場合、幅方向の中央から若干左右何れかにずれていても構わない。
[整地装置の別実施形態]
図6及び図7は、整地装置の別実施形態である整地装置50の構成を示す。
図6に示すように、駆動軸9からの動力の一部が整地伝動軸51に分岐され、整地伝動軸51からユニバーサルジョイント52及び入力軸53を介して、整地伝動ケース54に動力が入力される。整地伝動ケース54内で、整地伝動ケース54からロータ駆動軸55に動力が伝達され、さらにロータ駆動軸55からレーキ駆動軸56に動力が伝達される。レーキ駆動軸56から反対側の整地伝動ケース57に動力が伝達されて、整地伝動ケース57内で、レーキ駆動軸56からロータ駆動軸58に動力が伝達される。
ロータ駆動軸55・58には、それぞれ複数のロータ59が固定され、ロータ駆動軸55・58の回転駆動によって、ロータ59が回転して圃場Gが整地される。レーキ駆動軸56の近傍には、側方に延びるレーキ60が設けられており、レーキ駆動軸56の回転運動を前後方向の往復動に変換することにより(図7参照)、レーキ60が前後に往復動して圃場Gが整地される。
図7に示すように、整地伝動ケース54内では、入力軸53の後方にロータ駆動軸55が設けられている。そして、入力軸53に固定される傘歯車61とロータ駆動軸55の一端に固定される傘歯車62とが噛合する。ロータ駆動軸55の他端には平歯車63が固定され、平歯車63は、レーキ駆動軸56の端部に固定されるスパーギア64と噛み合っている。レーキ駆動軸56は、ロータ駆動軸55よりも前方に配置されており、入力軸53は、ロータ駆動軸55を介して後方側からレーキ駆動軸56に噛み合っている。
レーキ60は左右方向に設けられる回動軸60aに支持され、回動軸60a回りに回動可能である。回動軸60aから下方に向けて櫛状の整地片60bが設けられ、回動軸60aから後方に向けて板状の上端片60cが設けられる。レーキ駆動軸56には、カム56aが固定される。カム56aの長辺は上端片60cと接触可能な長さに設定され、短辺は上端片60cと接触しない長さに設定される。
つまり、レーキ駆動軸56を回転駆動することによって、カム56aとレーキ60の上端片60cとが接触して、レーキ59が回動軸59a回りに回転する(後方側に動く)。そして、カム56aがさらに回転して上端片60cと接触しなくなると、レーキ60の上端片60cに設けられる戻しバネ60dの復元力によってレーキ60が元の姿勢に戻される(前方側に動く)。このようにして、レーキ60が前後方向に往復動するように構成されている。
以上のように、整地装置50は、中央部のレーキ60と、左右両側部のロータ59・59との三つに分割されている。整地装置50において、レーキ60は、ロータ59・59よりも前方に配置されている。このように、中央部のレーキ60を前方に配置することによって、センターフロート14Aの前方のスペースを確保している。また、回転運動を伴わないレーキ60は、前後方向の幅を取ることがないため、さらなるスペースの確保に寄与できる。
整地装置50への駆動力は、一側部側に設けられる整地伝動ケース54から伝達される。この整地伝動ケース54内において、入力軸53は、ロータ駆動軸55を介して後方側からレーキ駆動軸56に噛み合っている。つまり、入力軸53を後方へ寄せることができ、ユニバーサルジョイント52の折れ角を小さくすることができ、ジョイント寿命を向上できる。
図6に示すように、センターフロート14Aの前方のスペースを利用して、センターフロート14Aの形状はそのままで整地装置50の中央に向けて移動させて配置することが可能である。センターフロート14Aを前方に配置することで、フロートによるセンシング精度を向上できる。また、センターフロート14Aの形状をそのままに前方に配置することで、回動支軸16でセンターフロート14A及びサイドフロート14Bを支持することが可能であり、フロート支持構造を大きく変更する必要がない。
若しくは、整地装置50によって形成されるスペースを利用して、センターフロート14Aの後端面の位置はそのままで前端面を前方に延出することも可能であり、係る場合も同様にフロートによるセンシング精度の向上を図ることができる。また、センターフロート14Aの面積を大きくすることで、センシング能力が上がり、植付部4の昇降を最適に制御できる。さらに、センターフロート14Aのフロート形状を変更する際に、泥流の流れ及び形状バランス等を最適に設計することができ、植付部4の昇降制御の精度をより向上できる。
なお、レーキ60は、必ずしも前後方向に搖動する必要はない。例えば、レーキ60を固定したとしても圃場Gに接地することで整地することが可能である。
以上の実施形態において説明した田植機1は6条植えのものであるが、図8に示すような4条植え、図9に示すような8条植え等、6条植え以外の偶数条の田植機、又は図10に示すような5条植え、図11に示すような7条植え等の奇数条の田植機についても同様に適用可能である。
また、図12に示すように、植付部4の中央に二つのセンシング用フロートが配置される場合は、ハの字状に形成される整地装置30によって得られるスペースに対して、中央の二つのフロートを寄せてフロート検知体の検知精度を向上することも可能である。このように植付部4の中央付近に複数のフロートが存在する場合は、それらのフロートを一体的に前方に移動又は延出することで、上述の実施形態と同様の効果を奏するものである。
[整地装置の支持構造]
図13に示すように、整地装置30は、支持リンク機構70を介して植付フレーム15に取り付けられている。支持リンク機構70は、整地装置30を植付部4に対して昇降(回動)可能に支持する。
支持リンク機構70は、整地装置30の延出方向(植付フレーム15の幅方向)に沿って設けられる回転軸71、回転軸71の両端に固定されるアーム72、アーム72と整地装置30を接続する上下リンク73、及び、上下リンク73の下端と植付フレーム15を接続する補助アーム74を備える。
回転軸71は、両端部において支持アーム75を介して植付フレーム15に回動自在に支持される。このように、支持リンク機構70では、回転軸71の回動に伴って、アーム72が回動して上下リンク73が上下動することで整地装置30の植付フレーム15(植付部4)に対する高さを変更可能である。
上下リンク73は、後輪とフロート14との間に設けられる。上下リンク73の下部前面には、防泥板76が設けられる。防泥板76は、上部が後方に向けて折り曲げられる板状の部材であり、後輪によって跳ね上げられる泥がフロート14にかかることを防止するとともに、その傾斜形状によって跳ね上げられた泥を整地装置30の前方に落とすことで、植付作業に泥の影響を及ぼすことがない。
図14に示すように、回転軸71の中央には、回転軸71を回動操作するための操作レバー80が設けられる。操作レバー80の回動基部81は回転軸71に対して回動自在に支持される。回動基部81は、回転軸71に固定される当接ブラケット82によって下方に向けて付勢されている。
当接ブラケット82は、回動基部81に対して上方から当接する。当接ブラケット82と回動基部81の間にはねじりバネ83が設けられる。ねじりバネ83の弾性力によって当接ブラケット82が回動基部81に向けて付勢されている。つまり、操作レバー80は回動基部81及び当接ブラケット82を介して回転軸71と連結されている。
操作レバー80の側方には、操作レバー80の回動位置を保持する保持ブラケット85が設けられる。保持ブラケット85は、植付フレーム15に固定される。保持ブラケット85には、複数の係止溝85aがそれぞれ所定の高さに設けられている。係止溝85aの一つと操作レバー80の中途部に取り付けられる係合板80aとが係合することにより、操作レバー80の回動位置が保持され、整地装置30の高さが決定される。
操作レバー80の回動基部と保持ブラケット85の下端とはバネ86によって連結されており、バネ86によって操作レバー80が上方に向けて回動するように付勢される。つまり、係合板80aを係止溝85aから外すと、バネ86の付勢力は、操作レバー80が上方に向けて回動する方向に作用する。
また、操作レバー80は、戻しバネ87によってブラケット85側に付勢される。これにより、操作レバー80の係合板80aとブラケット85の係止溝85aとの係合状態が保持される。
例えば膨らんだ硬い枕地を通過する場合等、整地装置30に上方に向けた荷重が加わった場合、整地装置30が上方に向けて移動しようとする。そして、荷重は上下リンク73を介して回転軸71に回転力として伝達される。
回転軸71に加わる回転力がねじりバネ83の弾性力よりも大きい場合、つまり大きな荷重が整地装置30に作用する場合は、当接ブラケット82が操作レバー80の回動基部81から離れることによって、操作レバー80の保持位置に依らずに整地装置30の上方への移動を許容できる。従って、操作レバー80によって決定される整地装置30の高さを維持しつつ、整地装置30に上方に向けた大きな荷重が加わった場合でもねじりバネ83の弾性力に応じて整地装置30の上方への移動を許容することで整地装置30の破損を防止できる。さらに、ねじりバネ83の弾性力によって上下動を吸収することができる。
また、ねじりバネ83の弾性係数を適宜変更することによって、整地装置30と圃場Gとの接地荷重を変更できる。このため、圃場条件、植付条件等に応じて最適の接地荷重を選択可能である。
1:田植機、4:植付部、14:フロート、14A:センターフロート、14B:サイドフロート、30:整地装置、32:ユニバーサルジョイント、33:入力軸、34:整地伝動ケース、35:駆動軸、40:アイドラ軸、41:傘歯車、42:傘歯車、43:テーパ歯車、44:平歯車

Claims (3)

  1. 枕地整地用の整地装置、及び、前記整地装置の後方に配置される複数のフロートを備える田植機であって、
    前記整地装置は、中央が前方に配置され、かつ、前記中央から両側方に向かうに従ってそれぞれ後方に傾斜するように配置され、
    前記複数のフロートのうち前記植付部中央に配置されるフロートは、田面検知フロートとして利用されるとともに、前記整地装置の中央に向けて延出又は移動されることを特徴とする田植機。
  2. 前記整地装置への入力軸は、前記中央部に配置されるとともに、前記入力軸と前記整地装置を回転駆動する駆動軸との間にアイドラ軸が配置される請求項1に記載の田植機。
  3. 前記アイドラ軸は、前記入力軸の後方に配置され、前記駆動軸に対して後方側から噛み合う請求項2に記載の田植機。
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