JP2014113312A - 片側支柱長下肢装具 - Google Patents

片側支柱長下肢装具 Download PDF

Info

Publication number
JP2014113312A
JP2014113312A JP2012269522A JP2012269522A JP2014113312A JP 2014113312 A JP2014113312 A JP 2014113312A JP 2012269522 A JP2012269522 A JP 2012269522A JP 2012269522 A JP2012269522 A JP 2012269522A JP 2014113312 A JP2014113312 A JP 2014113312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support part
knee
thigh
strut
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012269522A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6133047B2 (ja
Inventor
Makoto Ninomiya
誠 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAGASAKI KANAE KK
Nagasaki Kanae Co
Original Assignee
NAGASAKI KANAE KK
Nagasaki Kanae Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NAGASAKI KANAE KK, Nagasaki Kanae Co filed Critical NAGASAKI KANAE KK
Priority to JP2012269522A priority Critical patent/JP6133047B2/ja
Publication of JP2014113312A publication Critical patent/JP2014113312A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6133047B2 publication Critical patent/JP6133047B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rehabilitation Tools (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Abstract

【課題】大腿部後面、膝下前面、下腿部後面を支える各サポート部を熱可塑性の軽量・強化プラスチック材で構成することで、製作を容易にし、各サポート部の軽量化及びその強化を通じて片側支柱で支えることを可能にし、さらに片側支柱にすることで装具の着脱などの取り扱いも容易になり、しかも片側支柱のために患者の下肢の幅寸法に影響されずに装着でき、不特定の患者への共用も可能になる片側支柱長下肢装具を提供する。
【解決手段】大腿部後面サポート部2、膝下前面サポート部3及び下腿部後面サポート部4を熱可塑性の軽量・強化プラスチック材で構成し、膝下前面サポート部3と下腿部後面サポート部4と一体化し、片側支柱6により上記大腿部後面サポート部2と膝下前面サポート部3とを上下で連結し、片側支柱6の下端側にあぶみ部5の足継手62bを回動自在に連結した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、大腿部後面、膝下前面、下腿部後面を支える各サポート部を熱可塑性の軽量・強化プラスチック材で構成し、各サポート部を片側支柱で支えるようにした片側支柱長下肢装具に関するものである。
脳卒中片麻痺のリハビリにおいては、急性期、回復期も装具療法で早期に機能回復を促すことが重要であるとされている。このうち、長下肢装具は膝折れを防ぐとともに、立位、座位、歩行にとって重要な股関節周囲筋の働きを、最大のパフォーマンスで発揮でき、足関節の動きも引き出す効果が期待できる。現在はオーダーメイドの長下肢装具を作製することが一般的な治療となっている。
長下肢装具101は、図6に示すように、例えば大腿部、膝下部、下腿部のそれぞれを支える上下の各サポート部102、及び足裏が乗るあぶみ103がその両側に上下方向に取り付けられた両側支柱104によって、上下で連結された構造が一般的である。また、両側支柱104は大腿部の下側に膝継手105が設けられていて、この膝継手105で膝を折り曲げることができる。
特開2010−110365
従来の長下肢装具は、着用する患者の大腿部等の太さなどに応じてサイズが決まった各サポート部を、両側の支柱でしっかりと挟んで支持する構造であるため、各サイズに適合する特定の人専用のオーダーメイドになって、偶然に各部のサイズが合う患者同士を除いては不特定の患者が共用できるものではなかった。
また、従来の長下肢装具は、両側金属支柱の構造のために、重いとともに装着も不便であり、オーダーメイドのために納品までの日数等の問題点があげられ、使用者やリハビリスタッフの満足を得ていないことが多い。
この発明は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、大腿部後面、膝下前面、下腿部後面を支える各サポート部を熱可塑性の軽量・強化プラスチック材で構成することで、製作を容易にし、各サポート部の軽量化及びその強化を通じて片側支柱で支えることを可能にし、さらに片側支柱にすることで装具の着脱などの取り扱いも容易になり、しかも片側支柱のために患者の下肢の幅寸法に影響されずに装着でき、不特定の患者への共用も可能になる片側支柱長下肢装具を提供することにある。
以上の課題を達成するために、この発明は、大腿部の後面を支える大腿部後面サポート部と、膝下の前面を支える膝下前面サポート部と、下腿部の後面を支える下腿部後面サポート部と、足の裏が乗るあぶみ部とを備え、上記大腿部後面サポート部、膝下前面サポート部及び下腿部後面サポート部を熱可塑性の軽量・強化プラスチック材で構成し、熱可塑性の軽量・強化プラスチック材からなる膝下前面サポート部の下方側を、下腿部側面が側方から出入りできる隙間をあけて半螺旋状に形成してその下方の下腿部後面サポート部と一体化し、下腿部側面が側方から出入りできる隙間をあけた側の反対側に上下方向に片側支柱を設け、該片側支柱により上記大腿部後面サポート部と膝下前面サポート部とを上下で連結し、片側支柱の下端側にあぶみ部の足継手を回動自在に連結した手段よりなるものである。
ここで、好ましい態様として、請求項2では、片側支柱を、大腿部後面サポート部と膝下前面サポート部を上下で連結する上部片側支柱と、下腿部後面サポート部とあぶみ部を上下で連結する下部片側支柱とから構成し、上部片側支柱の途中に膝継手を設け、下部片側支柱の上部側を下腿部後面サポート部の側面下部に上下方向にスライド移動自在に取り付けた。そして請求項3では、大腿部の前面を保持する大腿部前面保持ベルトを大腿部後面サポート部に設け、請求項4では、足部を保持する足部保持ベルトをあぶみ部に取り付け、また請求項5では、下腿部の前面を保持する下腿部前面保持ベルトを下腿部後面サポート部に設けた。
課題を解決するための手段よりなるこの発明に係る片側支柱長下肢装具によれば、大腿部後面、膝下前面、下腿部後面を支える各サポート部を熱可塑性の軽量・強化プラスチック材で構成することで、熱を加えて容易に成型でき、また、各サポート部の形状を着用する患者の不適合部に熱を加えて部分的に修正することができる。しかも、各サポート部の軽量化及びその強化を通じて、片側支柱で上下の各サポート部を連結して支えることが可能になる。さらに片側支柱にすることにより、片側支柱は患者の下肢の内側でも外側にあってもどちらでもよく、片側支柱が設けられていない側から大腿部、膝下、下腿部などを入れたり出したりすることができ、装具の着脱などの取り扱いも容易になる等、極めて実用的有益なる効果を奏するものである。
この発明を実施するための形態を示す片側支柱長下肢装具の外側支柱左下肢用の正面図である。 この発明を実施するための形態を示す片側支柱長下肢装具の外側支柱左下肢用の背面図である。 この発明を実施するための形態を示す片側支柱長下肢装具の外側支柱左下肢用の右側面図である。 この発明を実施するための形態を示す片側支柱長下肢装具の外側支柱左下肢用の左側面図である。 この発明を実施するための形態を示す片側支柱長下肢装具の外側支柱左下肢用のベルトを展開した右側面図である。 従来の両側支柱長下肢装具の正面図である。
以下、図面に記載の発明を実施するための形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
図において、片側支柱長下肢装具1は、大腿部後面サポート部2、膝下前面サポート部3及び下腿部後面サポート部4が熱可塑性の軽量・強化プラスチック材で構成され、これ以外にあぶみ部5、そして、これらを上下で連結する片側支柱6とを備えている。片側支柱長下肢装具1は、上側から下側に向かって、大腿部後面サポート部2、膝下前面サポート部3、下腿部後面サポート部4、あぶみ部5の順番で配置されている。
熱可塑性の軽量・強化プラスチック材としては、例えば、熱可塑性炭素繊維強化プラスチック(熱可塑性CFRP)が使用される。熱可塑性CFRPは軽量でジュラルミンよりも軽く、強度はステンレス鋼よりも高い。また、熱可塑性であるため、熱を加えることによって、その形状を自由に変えることができる特徴を備えている。
また、大腿部後面サポート部2、膝下前面サポート部3及び下腿部後面サポート部4を上下で連結させる場合も、軽量で強度も高いため、これらを両側支柱で支える必要がなくなり、片側支柱6で支えることが可能になっている。さらに、装具全体も軽量化になり、装具の着脱を含め、その取り扱いが容易になっている。
大腿部後面サポート部2は、大腿部の後面を支える部材で、薄い熱可塑性の軽量・強化プラスチック材を大腿部の後面の形状に係合するように凹型曲面状に加工したもので構成されている。
この大腿部後面サポート部2には、後面が支えられた大腿部の前面側を保持する大腿部前面保持ベルト21が設けられている。大腿部は大腿部前面保持ベルト21によって大腿部後面サポート部2に動かないようにしっかりと固定される。大腿部前面保持ベルト21はその一端側が大腿部後面サポート部2に例えばネジなどによって固定されている。
また、大腿部の前面側に巻き付けられた大腿部前面保持ベルト21をその状態で保持できるように、大腿部前面保持ベルト21の先端側の表面は例えば鈎状の面ファスナー21aで形成されている。それより後方側の表面は鈎状の面ファスナー21aが引っ掛かるループ状の面ファスナー21bで形成されている。
大腿部の後面が触れる大腿部後面サポート部2の内面側にはクッション性のあるパット22が取り付けられている。大腿部後面サポート部2は冷えると硬化して固くなる熱可塑性の軽量・強化プラスチック材で作製されていて、大腿部の後面がこれに直に当たると少し痛くなることもあるので、クッション性のあるパット22はこれを和らげる役目を果たす。
膝下前面サポート部3は、膝下前面を支える部材で、薄い熱可塑性の軽量・強化プラスチック材を膝下前面の形状に係合するように凹型曲面状に加工したもので構成されている。
膝下前面が触れる膝下前面サポート部3の内面側にはクッション性のあるパット31が取り付けられている。膝下前面サポート部3は冷えると硬化して固くなる熱可塑性の軽量・強化プラスチック材で作製されていて、膝下前面がこれに直に当たると少し痛くなることもあるので、クッション性のあるパット31はこれを和らげる役目を果たす。
下腿部後面サポート部4は、下腿部の後面を支える部材で、薄い熱可塑性の軽量・強化プラスチック材を下腿部の後面の形状に係合するように凹型曲面状に加工したもので構成されている。
この下腿部後面サポート部4には、後面が支えられた下腿部の前面側を保持する下腿部前面保持ベルト41が必要に応じて取り付けられている。下腿部は下腿部前面保持ベルト41によって下腿部前面保持ベルト41に動かないようにしっかりと固定される。下腿部前面保持ベルト41はその一端側が下腿部後面サポート部4に例えばネジなどによって固定されている。
また、下腿部の前面側に巻き付けられた下腿部前面保持ベルト41をその状態で保持できるように、下腿部前面保持ベルト41の先端側の表面は例えば鈎状の面ファスナー41aで形成されている。それより後方側の表面は鈎状の面ファスナー41aが引っ掛かるループ状の面ファスナー41bで形成されている。
下腿部の後面が触れる下腿部後面サポート部4の内面側にはクッション性のあるパット42が取り付けられている。下腿部後面サポート部4は冷えると硬化して固くなる熱可塑性の軽量・強化プラスチック材で作製されていて、下腿部の後面がこれに直に当たると少し痛くなることもあるので、クッション性のあるパット42はこれを和らげる役目を果たす。
熱可塑性の軽量・強化プラスチック材からなる膝下前面サポート部3の下方側は、下腿部側面が側方から出入りできる隙間71をあけて半螺旋状に形成されて、その下方の下腿部後面サポート部4と一体化されている。この半螺旋状とは、膝下前面サポート部3に対して下側の下腿部後面サポート部4が反対側の位置、つまり略180度回転した位置にあることを意味する。
膝下前面サポート部3とその下方側の下腿部後面サポート部4とは、半螺旋状に曲げられて形成された熱可塑性の軽量・強化プラスチック材からなる連続体7によりその境界がない状態で一体形成されている。この熱可塑性の軽量・強化プラスチック材からなる連続体7の上部側は膝下前面サポート部3に連なり、下部側は下腿部後面サポート部4に連なっている。つまり、熱可塑性の軽量・強化プラスチック材を半螺旋状に曲げて、その上部側が膝下前面サポート部3となり、その下部側が下腿部後面サポート部4になっている。
あぶみ部5は、足の裏を乗せて、足の裏を支える部材で、板状部材をL字型に形成したもので構成されている。L字型のあぶみ部5は、下腿部側面が側方から出入りできる隙間71と同じ側があいていて、この同じ側方から足が入られて乗せられる。歩行時には、あぶみ部5は足関節の動きに追従できるように、片側支柱6の下端側に回動自在に連結されている。
このあぶみ部5には、乗せられた足部を保持する足部保持ベルト51が取り付けられている。あぶみ部5に乗せた足部は、足部保持ベルト51によってあぶみ部5に動かないようにしっかりと固定される。
片側支柱6は、上記大腿部後面サポート部2と膝下前面サポート部3とを上下で連結するものである。また、片側支柱6の下端側には、後述するあぶみ部5の足継手62bが回動自在に連結されている。このように、片側支柱6は、大腿部後面サポート部2と、その下方に位置し上下で連続体7を通じて一体化された膝下前面サポート部3及び下腿部後面サポート部4と、あぶみ部5とを上下で連結する機能を果たす。片側支柱6は、下腿部側面が側方から出入りできる隙間71をあけた側の反対側に上下方向に設けられている。
片側支柱6は、図面では、大腿部後面サポート部2と膝下前面サポート部3を上下で連結する上部片側支柱61と、下腿部後面サポート部4とあぶみ部5を上下で連結する下部片側支柱62とから構成されているが、一体もので上下に連通して設けていてもよい。
上部片側支柱61はその上部側が大腿部後面サポート部2の側面下部からその内部に上向きに挿入されてネジ61aによって固定されている。叉上部片側支柱61はその下部側が膝下前面サポート部3の内側の側面にネジ61aにより連結されている。上部片側支柱61の板状の部材には、上下方向に複数のネジ孔61bが形成されていて、この上下に形成されたネジ孔61bの位置を代えることで、大腿部後面サポート部2と膝下前面サポート部3との上下間隔をそれぞれに調整できるようになっている。
大腿部後面サポート部2と膝下前面サポート部3を上下で連結する上部片側支柱61の途中には膝継手63が設けられている。膝継手63は片側支柱6を前後方向に折れ曲がるようにするものである、膝継手63にはこれを固定し叉固定解除するレバー63aが設けられている。膝継手63は固定されると曲がることができず、固定解除で折れ曲がる。レバー63aを上下に回動させることで、膝継手63の固定とその解除をすることができる。また、この膝継手63は膝を伸展させると自動的にロックされて固定される構造になっている。
下部片側支柱62はその上部側が下腿部後面サポート部4の側面下部からその内部に上向きに挿入されて調整ネジ62aによって固定されている。下部片側支柱62は挿入されている板状の部材に、上下方向に図示しない複数のネジ孔が形成されている。下部片側支柱62を上下にスライド移動させて、この上下に形成された図示しないネジ孔の位置を代えることで、下腿部後面サポート部4とあぶみ部5との上下間隔を調整できるようになっている。
下部片側支柱62の下端側には前記のあぶみ部5を回動自在に連結するための軸受け孔が形成されている。L字型のあぶみ部5の上部には足継手62bが設けられている。これにより、あぶみ部5は下部片側支柱62の下端側に足継手62bを介して回動自在に連結される。
次に、上記発明を実施するための形態の構成に基づく片側支柱長下肢装具の使用方法について以下説明する。
このようにして、片側支柱長下肢装具1の大腿部後面サポート部2、膝下前面サポート部3、及び下腿部後面サポート部4の各部を熱により成型して長下肢装具を完成させた後、着用する者のサイズに合わせて、大腿部後面サポート部2と膝下前面サポート部3との上下間隔を調整する。上部片側支柱61の膝継手63の上側および下側に上下方向に複数形成されたネジ孔61bの位置を変え、変えた位置のネジ孔61bにネジ61aを差し込んで締めることで、大腿部後面サポート部2と膝下前面サポート部3との上下間隔を調整することができる。
同様に、下腿部後面サポート部4とあぶみ部5との上下間隔を調整する。下腿部後面サポート部4の下部から挿入されている下部片側支柱62に上下方向に複数形成された図示しないネジ孔の位置を変え、変えた位置のネジ孔に調整ネジ62aを差し込んで締めることで、下腿部後面サポート部4とあぶみ部5との上下間隔を調整することができる。
片側支柱長下肢装具1を着用する患者のサイズに適合させた後、片側支柱長下肢装具1の上部片側支柱61に設けられた膝継手63のレバー63aを動かして、膝継手63の固定状態を解除し、膝継手63を折り曲げて、片側支柱長下肢装具1の下腿部後面サポート部4に本人の下腿部を入れ、膝下前面サポート部3に膝下を入れる。
片側支柱6が設けられた側の反対側の側部には、膝下前面サポート部3と下腿部後面サポート部4との間には下腿部側面が側方から出入りできる隙間71があり、この隙間71を利用して本人の膝下と下腿部とを、膝下前面サポート部3と下腿部後面サポート部4とに入れる。
それから、膝を伸ばすと、本人の膝下の前面が、膝下前面サポート部3の内側のパット31に密着し、また、下腿部の後面が下腿部後面サポート部4の内面側のパット42に密着する。さらに、本人の大腿部の後面が大腿部後面サポート部2の内面側のパット22に密着する。
下腿部の後面を下腿部後面サポート部4の内面側のパット42に密着させた後、下腿部前面保持ベルト41を下腿部の前面側にしっかりと巻き付ける。巻き付けられた下腿部前面保持ベルト41はその先端側の表面には面ファスナー41aが形成されており、叉その先端側に続く後方側には鈎状の面ファスナー41aが引っ掛かるループ状の面ファスナー41bが形成されているので、先端側の面ファスナー41aを面ファスナー41bを密着させることで、下腿部前面保持ベルト41の先端側をそれに続く後面側にしっかりと止めることができる。下腿部前面保持ベルト41により、下腿部は下腿部後面サポート部4の内面側のパット42にしっかりと固定される。
同様に、大腿部の後面を大腿部後面サポート部2の内面側のパット22に密着させた後、大腿部前面保持ベルト21を大腿部の前面側にしっかりと巻き付ける。巻き付けられた大腿部前面保持ベルト21はその先端側の表面には面ファスナー21aが形成されており、叉その先端側に続く後方側には鈎状の面ファスナー21aが引っ掛かるループ状の面ファスナー21bが形成されているので、先端側の面ファスナー21aを面ファスナー21bを密着させることで、大腿部前面保持ベルト21の先端側をそれに続く後面側にしっかりと止めることができる。大腿部前面保持ベルト21により、大腿部は大腿部後面サポート部2の内面側のパット22にしっかりと固定される。
このようにして、患者の下肢を片側支柱長下肢装具1に装着した後、膝継手63を自動的にロックさせるために膝を伸展させて、膝継手63を固定させることにより、膝が伸展保持されて、膝折れが防がれて、リハビリのための歩行訓練を行うことが可能となる。
なお、この発明は上記発明を実施するための形態に限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。片側支柱は、上部片側支柱と下部片側支柱とからなる場合で説明したが、1つの支柱から構成されていてもよい。
1 片側支柱長下肢装具
2 大腿部後面サポート部
21 大腿部前面保持ベルト
21a 面ファスナー
21b 面ファスナー
22 パット
3 膝下前面サポート部
31 パット
4 下腿部後面サポート部
41 下腿部前面保持ベルト
41a 面ファスナー
41b 面ファスナー
42 パット
5 あぶみ部
51 足部保持ベルト
6 片側支柱
61 上部片側支柱
61a ネジ
61b ネジ孔
62 下部片側支柱
62a 調整ネジ
62b 足継手
63 膝継手
63a レバー
7 連続体
71 隙間

Claims (5)

  1. 大腿部の後面を支える大腿部後面サポート部と、膝下の前面を支える膝下前面サポート部と、下腿部の後面を支える下腿部後面サポート部と、足の裏が乗るあぶみ部とを備え、上記大腿部後面サポート部、膝下前面サポート部及び下腿部後面サポート部を熱可塑性の軽量・強化プラスチック材で構成し、熱可塑性の軽量・強化プラスチック材からなる膝下前面サポート部の下方側を、下腿部側面が側方から出入りできる隙間をあけて半螺旋状に形成してその下方の下腿部後面サポート部と一体化し、下腿部側面が側方から出入りできる隙間をあけた側の反対側に上下方向に片側支柱を設け、該片側支柱により上記大腿部後面サポート部と膝下前面サポート部とを上下で連結し、片側支柱の下端側にあぶみ部の足継手を回動自在に連結したことを特徴とする片側支柱長下肢装具。
  2. 片側支柱を、大腿部後面サポート部と膝下前面サポート部を上下で連結する上部片側支柱と、下腿部後面サポート部とあぶみ部を上下で連結する下部片側支柱とから構成し、上部片側支柱の途中に膝継手を設け、下部片側支柱の上部側を下腿部後面サポート部の側面下部に上下方向にスライド移動自在に取り付けた請求項1記載の片側支柱長下肢装具。
  3. 大腿部の前面を保持する大腿部前面保持ベルトを大腿部後面サポート部に設けた請求項1記載の片側支柱長下肢装具。
  4. 足部を保持する足部保持ベルトをあぶみ部に取り付けた請求項1記載の片側支柱長下肢装具。
  5. 下腿部の前面を保持する下腿部前面保持ベルトを下腿部後面サポート部に設けた請求項1記載の片側支柱長下肢装具。
JP2012269522A 2012-12-10 2012-12-10 片側支柱長下肢装具 Expired - Fee Related JP6133047B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012269522A JP6133047B2 (ja) 2012-12-10 2012-12-10 片側支柱長下肢装具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012269522A JP6133047B2 (ja) 2012-12-10 2012-12-10 片側支柱長下肢装具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014113312A true JP2014113312A (ja) 2014-06-26
JP6133047B2 JP6133047B2 (ja) 2017-05-24

Family

ID=51169970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012269522A Expired - Fee Related JP6133047B2 (ja) 2012-12-10 2012-12-10 片側支柱長下肢装具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6133047B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170139116A (ko) * 2015-12-25 2017-12-18 가부시키가이샤 닛토 신체 지지장치
JP2019088602A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 有限会社永野義肢 下肢装具及び下肢装具用の介助ハンドル体

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08332196A (ja) * 1995-06-07 1996-12-17 Dia Kogyo Kk ひざ装着用整体具
JPH09187471A (ja) * 1995-12-07 1997-07-22 Dobi Symplex Inc 脚ブレース
JP2010119646A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Yoshiaki Dotezoe 膝関節保持装具
US20120010548A1 (en) * 2010-07-08 2012-01-12 Scholtes Sara A Knee Brace to Limit Rotation Between the Femur and Tibia
JP2012210478A (ja) * 2012-07-24 2012-11-01 Honda Motor Co Ltd リハビリテーション装置およびその制御方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08332196A (ja) * 1995-06-07 1996-12-17 Dia Kogyo Kk ひざ装着用整体具
JPH09187471A (ja) * 1995-12-07 1997-07-22 Dobi Symplex Inc 脚ブレース
JP2010119646A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Yoshiaki Dotezoe 膝関節保持装具
US20120010548A1 (en) * 2010-07-08 2012-01-12 Scholtes Sara A Knee Brace to Limit Rotation Between the Femur and Tibia
JP2012210478A (ja) * 2012-07-24 2012-11-01 Honda Motor Co Ltd リハビリテーション装置およびその制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170139116A (ko) * 2015-12-25 2017-12-18 가부시키가이샤 닛토 신체 지지장치
CN107613911A (zh) * 2015-12-25 2018-01-19 株式会社日东 身体支承装置
KR102120284B1 (ko) * 2015-12-25 2020-06-08 가부시키가이샤 닛토 신체 지지장치
JP2019088602A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 有限会社永野義肢 下肢装具及び下肢装具用の介助ハンドル体

Also Published As

Publication number Publication date
JP6133047B2 (ja) 2017-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3954344A1 (en) Configurable orthosis and method of definitive orthotic design, fabrication and validation
AU2012326697B2 (en) An ankle-foot orthosis element and a manufacturing method therefor
CN103338728A (zh) 踝足矫形装置
TW201507717A (zh) 便攜式人體支架系統
AU2013228014B2 (en) Dorsal foot splint
US20130060180A1 (en) Ortho training device
CN104546387A (zh) 仿生储能式的截瘫助行外骨骼
CN205073092U (zh) 偏瘫下肢矫形器
JP2015198736A (ja) 片側支柱長下肢装具
JP2016013477A (ja) 歩行支援機
JP2014526948A (ja) 調整可能なボルスターを備える膝支持具
FR2981266B1 (fr) Exosquelette inferieur
JP6133047B2 (ja) 片側支柱長下肢装具
US20200113723A1 (en) Orthotic Leg Support Apparatus
ITCR20080021A1 (it) Tutore per la correzione dinamica della flessione del ginocchio
JP2018079132A (ja) 下肢動作支援装具
CN204446516U (zh) 髌骨骨折术后自助关节活动器
Manigandan et al. A multi-purpose, self-adjustable aeroplane splint for the splinting of axillary burns
CN203724288U (zh) 膝关节助力器
US11730656B2 (en) Apparatus for treating lower limb contractures
JP5962617B2 (ja) 前面支柱式長下肢装具
CN204734591U (zh) 一种关节康复支具
CN211067240U (zh) 一种足下垂矫正裤
CN104546252A (zh) 下肢康复装置
US20170000681A1 (en) Leg brace support

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6133047

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees