JP2014110854A - 画像処理装置、画像処理システムおよびカードゲーム具 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システムおよびカードゲーム具 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の情報記録媒体に記録された別個の識別コードを簡易な手法で自動認識した結果に基づいて、キャラクタ画像の表示形態を変化させることができるようにする。
【解決手段】画像処理装置1は、ユーザ情報に対応する第1識別コードが記録された第1情報記録媒体と、キャラクタ情報に対応する第2識別コードが記録された第2情報記録媒体とを重ね合わせた状態で撮影部にて撮影して得た撮影画像を解析する撮影処理部31と、撮影画像に含まれる第1識別コードと第2識別コードとを認識する画像認識部32と、画像認識部で認識した第1識別コードに対応するユーザ情報と、第2識別コードに対応するキャラクタ情報とを情報管理装置から取得する情報取得部33と、情報取得部で取得した情報に基づいて、表示画面にユーザ情報とキャラクタ画像とを表示させるとともに、画像認識部が第1識別コードと第2識別コードとを認識してからの経過時間に応じてキャラクタ画像の表示形態を変化させる表示制御部34と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明の実施形態は、キャラクタ画像を表示させる画像処理装置に関する。
特定の性格や強さ等の情報を印刷したカードを用いて複数人で対戦するカードゲームが知られている(例えば、特許文献1、2)。特許文献1、2に開示されたカードゲームは、複数のカードを重ね合わせたときの色の変化で勝敗を決定するものであり、コンピュータの使用は想定していない。
これに対して、カードとコンピュータを組み合わせたカードゲームも提案されている(例えば、特許文献3)。特許文献3では、キャラクタが印字されたカード上の一次元コードと、キャラクタが使用可能な技が印字されたカード上の一次元コードとをコンピュータで認識して、コンピュータの表示画面上で、キャラクタ画像を生成して、設定された技をキャラクタに付与して対戦ゲームを行うゲーム手法を開示している。
また、ユーザがかざしたカードのビデオ画像を解析して、カードの識別子を自動認識し、自動認識したカードの識別子に基づいてゲームのストーリーを進行させるエンタテイメント装置が提案されている(特許文献4参照)。
さらに、特殊な画像を印刷したトレーディングカードを筐体に収容すると、カード上の画像を筐体の表示画面を通して正しく視認できるようにする技術が提案されている
特許第2948700号公報 実開平4−18558号公報 特開2008−220914号公報 特表2010−527722号公報 特開2012−48720号公報
特許文献3の場合、ユーザはディスプレイ装置の表示画面内の特定領域に合わせてカードをかざさなければならず、使い勝手がよくない。特に、キャラクタの種類を選択するカードや、攻撃の種類を選択するカードや、防御の種類を選択するカードなど、機能の異なる複数種類のカードを設ける場合は、カードの種類ごとにディスプレイ装置に予め領域を設定して、これらの領域に合わせてユーザは各カードをかざさなければならず、ユーザに煩雑な手間を取らせることになり、ユーザが誤った操作を行う可能性も高くなる。
また、特許文献4は、トレーディングカードに印刷された特殊な画像を正しく視認できるようにする技術しか開示しておらず、トレーディングカードに印刷された画像を自動認識して、コンピュータ処理を行うことは想定していないため、応用範囲は広くない。
本発明は、複数の情報記録媒体に記録された別個の識別コードを簡易な手法で自動認識した結果に基づいて、キャラクタ画像の表示形態を変化させることができる画像処理装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様による画像処理装置は、
ユーザ情報に対応する第1識別コードが記録された第1情報記録媒体と、キャラクタ情報に対応する第2識別コードが記録された第2情報記録媒体とを重ね合わせた状態で撮影部にて撮影して得た撮影画像を解析する撮影処理部と、
前記撮影画像に含まれる前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識する画像認識部と、
前記画像認識部で認識した前記第1識別コードに対応するユーザ情報と、前記第2識別コードに対応するキャラクタ情報とを情報管理装置から取得する情報取得部と、
前記情報取得部で取得した情報に基づいて、表示画面にユーザ情報とキャラクタ画像とを表示させるとともに、前記画像認識部が前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識してからの経過時間に応じて前記キャラクタ画像の表示形態を変化させる表示制御部と、を備えることを特徴とする。
上記態様による画像処理装置では、第1情報記録媒体と第2情報記録媒体を重ね合わせた状態で第1識別コードと第2識別コードを認識するため、両識別コードを簡易かつ迅速に認識できる。また、第1識別コードと第2識別コードを認識した時刻からの経過時間に応じて、キャラクタ画像の表示形態を変化させるため、両識別コードを認識した時刻を起点として例えばゲームを進行させることができる。
また、本発明の一態様による画像処理装置は、
ユーザ情報に対応する第1識別コードが記録された第1情報記録媒体と、キャラクタ情報に対応する第2識別コードが記録された第2情報記録媒体とを重ね合わせた状態で撮影部にて撮影して得た撮影画像を解析する撮影処理部と、
前記撮影画像に含まれる前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識する画像認識部と、
前記画像認識部で認識した前記第1識別コードに対応するユーザ情報と、前記第2識別コードに対応するキャラクタ情報とを情報管理装置から取得する情報取得部と、
前記情報取得部で取得した情報に基づいて、表示画面にユーザ情報とキャラクタ画像とを表示させるとともに、前記画像認識部が前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識してからの経過時間に応じて前記キャラクタ画像の表示形態を変化させる表示制御部と、を備え、
前記撮影処理部は、複数のユーザのそれぞれについて、前記第1情報記録媒体と前記第2情報記録媒体とを重ね合わせた状態で撮影された前記撮影画像のそれぞれを解析し、
前記画像認識部は、複数のユーザのそれぞれについて、前記撮影画像に含まれる前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識し、
前記情報取得部は、複数のユーザのそれぞれについて、前記画像認識部で認識した前記第1識別コードに対応するユーザ情報と、前記第2識別コードに対応するキャラクタ情報とを前記情報管理装置から取得し、
前記表示制御部は、複数のユーザのそれぞれに対応する複数のキャラクタ情報に基づいて複数のキャラクタ同士が対戦するように前記複数のキャラクタ画像の表示形態を変化させることを特徴とする。
上記態様による画像処理装置では、複数のユーザがそれぞれ、第1情報記録媒体と第2情報記録媒体を重ね合わせた状態で撮影部にて撮影することにより、各ユーザに対応するキャラクタ画像を表示画面に表示させることができる。これにより、複数のユーザが簡易な操作で例えば対戦ゲームに参加できる。
また、本発明の一態様による画像処理装置は、
ユーザ情報に対応する第1識別コードが記録された第1情報記録媒体と、キャラクタ情報に対応する第2識別コードが記録された第2情報記録媒体とを重ね合わせた状態で撮影部にて撮影して得た撮影画像を解析する撮影処理部と、
前記撮影画像に含まれる前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識する画像認識部と、
前記画像認識部で認識した前記第1識別コードに対応するユーザ情報と、前記第2識別コードに対応するキャラクタ情報とを情報管理装置から取得する情報取得部と、
前記情報取得部で取得した情報に基づいて、表示画面にユーザ情報とキャラクタ画像とを表示させるとともに、前記画像認識部が前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識してからの経過時間に応じて前記キャラクタ画像の表示形態を変化させる表示制御部と、を備え、
前記表示制御部は、前記情報取得部が取得したキャラクタ情報に基づいて生成されたキャラクタ画像が、前記情報取得部が取得したキャラクタ情報とは無関係に自動生成された参照キャラクタ画像と対戦するように前記キャラクタ画像と前記参照キャラクタ画像との表示形態を変化させることを特徴とする。
上記態様による画像処理装置では、複数のユーザがそれぞれ、第1情報記録媒体と第2情報記録媒体を重ね合わせた状態で撮影部にて撮影することにより、ユーザ単独で、コンピュータ等が自動生成した参照キャラクタ画像と例えば対戦ゲームを楽しむことができる。
また、本発明の一態様による画像処理装置は、
ユーザ情報に対応する第1識別コードが記録された第1情報記録媒体と、キャラクタ情報に対応する第2識別コードが記録された第2情報記録媒体とを重ね合わせた状態で撮影部にて撮影して得た撮影画像を解析する撮影処理部と、
前記撮影画像に含まれる前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識する画像認識部と、
前記画像認識部で認識した前記第1識別コードに対応するユーザ情報と、前記第2識別コードに対応するキャラクタ情報とを情報管理装置から取得する情報取得部と、
前記画像認識部で認識した前記第2識別コードと、前記画像認識部が最初に前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識した時点からの経過時間とに基づいて、前記情報取得部が取得したキャラクタ情報に基づいて生成されたキャラクタ画像が対戦に使用可能な残りのパワーを検出するパワー検出部と、
前記情報取得部で取得した情報に基づいて、表示画面にユーザ情報、キャラクタ画像と、前記パワー検出部で検出した残りのパワーを表示させるとともに、前記画像認識部が前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識してからの経過時間に応じて前記キャラクタ画像の表示形態を変化させる表示制御部と、を備えることを特徴とする。
上記態様による画像処理装置では、キャラクタ画像の残りのパワーを検出して表示させるため、残りのパワーという制限項目を用いて、例えば面白みのあるゲームを提供できる。
また、本発明の一態様による画像処理装置は、
ユーザ情報に対応する第1識別コードが記録された第1情報記録媒体と、キャラクタ情報に対応する第2識別コードが記録された第2情報記録媒体とを重ね合わせた状態で撮影部にて撮影して得た撮影画像を解析する撮影処理部と、
前記撮影画像に含まれる前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識する画像認識部と、
前記画像認識部で認識した前記第1識別コードに対応するユーザ情報と、前記第2識別コードに対応するキャラクタ情報とを情報管理装置から取得する情報取得部と、
前記情報取得部で取得した情報に基づいて、表示画面にユーザ情報とキャラクタ画像とを表示させるとともに、前記画像認識部が前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識してからの経過時間に応じて前記キャラクタ画像の表示形態を変化させる表示制御部と、を備え、
前記第2情報記録媒体は、キャラクタの種類を識別するためのキャラクタ情報に対応する前記第2識別コードを記録した情報記録媒体と、キャラクタに付与するアイテム情報を識別するためのキャラクタ情報に対応する前記第2識別コードを記録した情報記録媒体とを含んでおり、
前記表示制御部は、前記画像認識部が認識した前記第2情報記録媒体がキャラクタの種類を識別するためのキャラクタ情報に対応する前記第2識別コードを記録した情報記録媒体の場合には、認識したキャラクタの種類に基づいて表示画面上に表示させる前記キャラクタ画像の種類を決定し、前記画像認識部が認識した前記第2情報記録媒体がキャラクタに付与するアイテム情報を識別するためのキャラクタ情報に対応する前記第2識別コードを記録した情報記録媒体の場合には、表示画面上に表示される前記キャラクタ画像の種類は変更せずに該キャラクタ画像の表示形態を、認識したアイテム情報に基づいて変化させることを特徴とする画像処理装置。
上記態様による画像処理装置では、第2情報記録媒体がキャラクタの種類を識別するためのキャラクタ情報に対応する第2識別コードを記録した情報記録媒体と、キャラクタに付与するアイテム情報を識別するためのキャラクタ情報に対応する第2識別コードを記録した情報記録媒体とを含むようにしたため、例えばゲームの進行途中に、キャラクタの種類を切り替えたり、あるいは表示画面上のキャラクタ画像にアイテム情報を付与することが可能となり、表示画面上のキャラクタ画像の挙動を任意に変更できる。
また、本発明の一態様による画像処理システムは、
ネットワークを介して互いに情報通信を行う複数の画像処理装置と、
前記複数の画像処理装置のそれぞれに接続される撮影装置と、
前記複数の画像処理装置のそれぞれに接続される表示装置と、
を備え、
前記複数の画像処理装置のそれぞれは、
対応するユーザ情報に対応する第1識別コードが記録された第1情報記録媒体と、対応するキャラクタ情報に対応する第2識別コードが記録された第2情報記録媒体とを重ね合わせた状態で、対応する前記撮影装置にて撮影して得た撮影画像を解析する撮影処理部と、
前記撮影画像に含まれる前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識する画像認識部と、
前記画像認識部で認識した前記第1識別コードに対応するユーザ情報と、前記第2識別コードに対応するキャラクタ情報とを情報管理装置から取得する情報取得部と、
前記情報取得部で取得した情報に基づいて、表示画面にユーザ情報とキャラクタ画像とを表示させるとともに、前記画像認識部が前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識してからの経過時間に応じて前記キャラクタ画像の表示形態を変化させ、かつ他の前記画像処理装置が生成したキャラクタ画像を前記ネットワークを介して取得して表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする。
上記態様による画像処理システムでは、第1情報記録媒体と第2情報記録媒体を重ね合わせた状態で第1識別コードと第2識別コードを認識し、その認識結果に応じてキャラクタ画像の表示形態を変化させることができる。
また、本発明の一態様によるカードゲーム具は、
筐体の一主面上の第1領域内にユーザを識別するためのユーザ識別情報が記録され、前記筐体の内部にカード状媒体を収納可能なカード収納体と、
一主面上の第2領域内に、キャラクタ画像を識別するためのキャラクタ識別情報が記録され、前記カード収納体の内部に収納して用いられるカード状媒体と、を備え、
前記カード状媒体を前記カード収納体に収納したときに前記ユーザ識別情報と前記キャラクタ識別情報とが前記筐体の外側から視認されるように、前記筐体の少なくとも一部は透明または半透明であることを特徴とする。
上記態様によるカードゲーム具では、カード収納体にカード状媒体を収納することで、筐体の外側からユーザ識別情報とキャラクタ識別情報とを視認可能となり、両方の識別情報の位置ずれも起きにくくなる。
本発明によれば、複数の情報記録媒体に記録された別個の識別コードを簡易な手法で自動認識した結果に基づいて、キャラクタ画像の表示形態を変化させることができる。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置1を備えた画像処理システム2の概略構成を示すブロック図。 (a)〜(c)はユーザカード20(20a、20b、20c)の一例を示す図。 キャラクタカード21の一種であるキャラクタIDカード22(22a、22b、22c、22d)の一例を示す図。 ユーザカード20aとキャラクタIDカード22aを重ね合わせる前の状態、図4(b)は重ね合わせた後の状態を示す図。 (a)と(b)はかざす行為の一例を示す図。 (a)は図5(a)のカラーコード25を抽出した図であり、図6(b)は図5(b)のカラーコード25を抽出した図。 (a)と(b)はユーザが意図せずに両カードを多少ずらして重ね合わせた例を示す図。 画像処理装置1の内部構成の一例を示すブロック図。 ゲームの進行途中の表示画面の一例を示す図。 ゲーム進行途中で別のキャラクタIDカード22をかざした例を示す図。 (a)と(b)は新たなユーザがゲームに参加する例を示す図。 (a)と(b)はユーザカード20画像45とキャラクタIDカード22の画像46を重ね合わせて携帯表示機器47の表示画面に表示させた例を示す図。 物理的に別の場所にいる複数のユーザがネットワーク7を介してゲームに参加する場合の画像処理システム2の概略構成を示すブロック図。 ユーザカード20をカードケース50にした例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る画像処理装置1を備えた画像処理システム2の概略構成を示すブロック図である。本実施形態に係る画像処理装置1は、ディスプレイ装置3に表示されるキャラクタ画像の表示形態を時間とともに変化させる処理を行うものである。この種の処理の一例は、複数のキャラクタに対応したキャラクタ画像同士が表示画面上で対戦を行う対戦ゲームである。以下では、画像処理装置1が対戦ゲームのための画像処理を行う例を主に説明するが、画像処理装置1が行う画像処理は必ずしもゲームに限定されるものではない。
図1の画像処理システム2は、画像処理装置1を内蔵するコンピュータ装置4と、ディスプレイ装置3と、撮影装置(撮影部)5と、スピーカー装置6と、ネットワーク7と、管理サーバ装置(情報管理装置)8とを備えている。
コンピュータ装置4は、汎用のパーソナルコンピュータ、専用ゲーム機、携帯電話、スマートフォン、またはタブレット端末などの、プログラムを実行可能なプロセッサを内蔵している種々の情報処理装置である。
コンピュータ装置4は、その内部に画像処理装置1とゲーム実行部9とを備えている。画像処理装置1とゲーム実行部9との少なくとも一部はハードウェアとソフトウェアのいずれで構成してもよいし、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせて構成してもよい。画像処理装置1とゲーム実行部9との少なくとも一部をソフトウェアで構成する場合は、そのソフトウェアをコンピュータプログラムとして不図示の記憶装置に格納し、このプログラムをコンピュータ装置4が読み出して実行することにより、画像処理装置1とゲーム実行部9との各処理が行われる。
また、コンピュータ装置4と、ディスプレイ装置3と、撮影装置5と、スピーカー装置6との少なくとも一部を一体化した装置(例えば、テレビジョン装置)を設けてもよい。
コンピュータ装置4と管理サーバ装置8はそれぞれ、TCP/IP等のプロトコルを用いて、例えば無線LAN経由でネットワーク7に接続されている。ネットワーク7は、インターネット等の公衆回線でもよいし、専用回線でもよい。コンピュータ装置4が携帯電話やスマートフォンの場合は、携帯電話通信網を介してインターネットに接続されることになる。
管理サーバ装置8は、ゲームを行うユーザ情報を記憶する会員データベース(会員DB)10と、ゲームのストーリに関するプログラムやゲームで用いるキャラクタ画像やアイテム類などを記憶するコンテンツデータベース(コンテンツDB)11とを有する。
管理サーバ装置8が管理する情報の一部(例えば、コンテンツDBの内容)をコンピュータ装置4に持たせてもよい。また、ユーザが一人でゲームを楽しむことを前提とする場合は、管理サーバの機能全体をコンピュータ装置4に持たせてもよい。この場合、ネットワーク7と管理サーバ装置8は省略してもよい。
本実施形態に係る画像処理装置1が行うゲームは、ユーザがユーザカード(第1情報記録媒体)20とキャラクタカード(第2情報記録媒体)21を重ね合わせて撮影装置5にかざすことにより開始される。かざす行為は、必ずしも撮影装置5の間際でなくてもよい。かざす行為を行う際に、撮影装置5からどの程度の距離まで離れてよいかは、撮影装置5の性能と、画像処理装置1の画像認識能力と、ユーザカード20およびキャラクタカード21の印字情報のサイズとによって決まる。
ユーザカード20は、ユーザ自身の識別コードが印字されたカードである。キャラクタカード21は、特定のキャラクタ画像をディスプレイ装置3の表示画面上に表示させる機能を持ったカード(キャラクタIDカード22)を含んでいる。この他、キャラクタカード21は、特定のキャラクタ画像に対して付与するアイテム情報に関する識別コードが印字されたカード(アイテムIDカード23)を含んでいてもよい。キャラクタカード21として、キャラクタIDカード22とアイテムIDカード23の2種類をユーザが所持している場合は、後述するように、必要に応じてユーザがいずれか一つを選択して、ユーザカード20と重ね合わせて撮影装置5にかざす行為を行う。
まずは、キャラクタカード21としてキャラクタIDカード22を利用する例を説明する。キャラクタIDカード22には、表示画面上に表示されるキャラクタ画像を識別するためのカラーコードが印字されている。
ユーザカード20とキャラクタカード21は、外形形状は同じであり、カードの同じ辺に沿ってカラーコードが印字されているが、後述するように、ユーザカード20のカラーコード(第1識別コード)とキャラクタカード21のカラーコード(第2識別コード)とは、互いに重ならない位置に印字されている。
図2はユーザカード20(20a、20b、20c)の一例を示す図である。例えば、図2(a)はヤマダタロウのユーザカード20a、図2(b)はタナカハナコのユーザカード20b、図2(c)はサトウジロウのユーザカード20cを示している。いずれのユーザカード20にも、対向する2辺のうち一方の辺に沿って片仮名でユーザ名24が印字され、他方の辺に沿って8個の円マークからなるカラーコード25が印字されている。円マークのそれぞれは、複数色のいずれかで塗りつぶされている。図2では、円マークの異なる色を、便宜上異なるハッチングで表現している。カラーコードの印字位置と円マークの個数は、どのユーザカード20でも同じである。
なお、ユーザカード20にユーザ名24を印字することは必須ではない。また、ユーザ名24は、必ずしもユーザの本名である必要はなく、ニックネームでもよいし、あるいはユーザカード20の発行業者が任意に付けた名称でもよい。以下では、これらを総称してユーザ名24と呼ぶ。
カラーコード25の色分けの種類は、各ユーザカード20ごとに異なっている。したがって、ユーザカード20のカラーコード25は、各ユーザの識別コードとして機能する。識別コードとして機能するものであれば、カラーコード25以外のコード情報(例えば、QRコード(登録商標)やバーコードなど)を用いてもよい。
ユーザカード20は、カラーコード25を予め印字した状態で店頭等で例えば無料で提供し、このユーザカード20を受け取ったユーザが自らの個人情報を記入してオンライン登録したり、申込用紙に記入して郵送する等して、カラーコード25が予め印字されたユーザカード20とユーザとの関連付けを行ってもよい。あるいは、ユーザが事前に個人情報をオンライン登録または記入して郵送し、カード発行業者が登録申請内容を確認して、ユーザとカラーコード25との関連づけを行ったユーザカード20を発行して郵送等によりユーザに送付してもよい。
図3はキャラクタカード21の一種であるキャラクタIDカード22(22a、22b、22c、22d)の一例を示す図である。図3(a)、図3(b)、図3(c)および図3(d)は、それぞれ異なるキャラクタIDカード22a、22b、22c、22dを示している。
図3の例では、各キャラクタIDカード22は、一例として「ちから」、「はやさ」、「まもり」の3つの要素を備えており、これら3つの要素は0〜100までの数値で示されている。各キャラクタIDカード22における3つの要素の数値の組合せは、各キャラクタIDカード22ごとに異なっており、各キャラクタIDカード22には、3つの要素の数値の組合せに応じたキャラクタ画像12が描かれている。より詳細には、各キャラクタIDカード22には、3つの要素の数値が印字された領域26と、キャラクタ画像12が図示された領域27と、3つの要素の数値を識別するカラーコード25が印字された領域28とが設けられている。
ユーザカード20と同様に、キャラクタカード21においても、キャラクタ画像12と3つの要素の数値とを識別可能なカラーコード25以外の識別コードを印字してもよい。
キャラクタIDカード22における上述した3つの領域26〜28のうち、カラーコード25等の識別コードは必須であるが、キャラクタ画像12が印字された領域27と3つの要素の数値が印字された領域26とは適宜省略してもよい。その理由は、コンピュータ装置4は、カラーコード25等の識別コードによって、キャラクタ画像12と3つの要素の数値を把握できるためである。
なお、キャラクタIDカード22の要素の数は3つに限定されないし、各要素の内容も、上述した「ちから」、「はやさ」、「まもり」に限定されない。後述するように、要素の数が増えるほど、表示画面上のキャラクタ画像12の挙動を細かく制御できる。
図4はユーザカード20aとキャラクタIDカード22aを重ね合わせる例を示しており、図4(a)は重ね合わせる前の状態、図4(b)は重ね合わせた後の状態を示している。
ユーザカード20とキャラクタIDカード22の少なくとも一方は、少なくとも一部分が透明または半透明になっており、下に置かれたカードのカラーコード25が上から視認可能となっている。両カードを重ね合わせてもカラーコード25同士が重ならないように、両カードを重ね合わせると、2つのカラーコード25が一列に並ぶようにしている。
図4は、キャラクタIDカード22aの上にユーザカード20aを重ね合わせる例を示している。この例の場合、ユーザカード20aの大部分を透明にすることで、両カードを重ね合わせたときに、キャラクタIDカード22aの3つの要素の値と、キャラクタ画像12と、カラーコード25とを、上に重ねたユーザカード20aの上面側から視認可能となる。したがって、重ね合わせた状態で撮影装置5で撮影したときに、撮影画像に2つのカラーコード25が写し込まれることになる。
図4とは逆に、ユーザカード20の上にキャラクタIDカード22を重ね合わせる場合は、キャラクタIDカード22内の少なくとも一部を透明または半透明にすることで、下に置かれたユーザカード20のカラーコード25とユーザ名24をキャラクタIDカード22の上面側から視認可能となる。
本実施形態では、ユーザがユーザカード20とキャラクタカード21を重ね合わせた状態で、撮影装置5に向けてかざすという行為を行うことにより、コンピュータ装置4がゲームを開始するようにしている。図5はかざす行為の一例を示す図であり、図5(a)と図5(b)はそれぞれ、互いに異なるユーザカード20a、20bと、互いに異なるキャラクタIDカード22a、22cとを重ね合わせてかざす例を示している。
撮影装置5は、重ね合わせたユーザカード20とキャラクタIDカード22を撮影して、撮影画像を画像処理装置1で分析して、カラーコード25を認識する。
図6(a)は図5(a)のカラーコード25を抽出した図であり、図6(b)は図5(b)のカラーコード25を抽出した図である。これらの図に示すように、ユーザカード20とキャラクタIDカード22を重ね合わせると、ユーザカード20のカラーコード25とキャラクタIDカード22のカラーコード25は一列に並ぶようになる。以下では、一列に並んだ2種類のカラーコード25をカラーコード列30と呼ぶ。このカラーコード列30は、ユーザカード20とキャラクタIDカード22の少なくとも一方が異なれば、異なったものになる。
コンピュータ装置4は、ユーザが重ね合わせたユーザカード20とキャラクタIDカード22のカラーコード列30をいったん認識したら、それ以降に別箇のカラーコード列30を認識するまでは、直前に認識したカラーコード列30に従って、キャラクタ画像12を表示画面に表示させて、ゲームを進行させる。
したがって、ユーザは、コンピュータ装置4がカラーコード列30を認識した後は、2枚のカードをかざす行為を止めても構わない。すなわち、ユーザは、新たなカラーコード列30をコンピュータ装置4に認識させたいときだけ、一時的にかざす行為を行えばよい。これにより、ユーザの負担を軽減できる。
ユーザがかざした2枚のカードのカラーコード列30をコンピュータ装置4が認識した場合には、画像処理装置1は、認識したことを示す何等かの情報を表示画面に表示するか、認識したことを音声で報知するのが望ましい。これにより、ユーザは、かざす行為を止めてよい時期を判断できるとともに、コンピュータ装置4がカラーコード列30を認識したのか否かを判断しやすくなる。
ユーザがユーザカード20とキャラクタカード21を重ね合わせてかざしたときに、図7(a)に示すように、ユーザが意図せずに両カードを多少ずらして重ね合わせる場合がありうる。この場合、図7(b)に示すように、2種類のカラーコード列30が一列に並ばずに、二列になってしまう。この場合、画像処理装置1は、複数のユーザがほぼ同時に、2枚のカードを重ね合わせてかざす行為を行ったのか、それとも一人のユーザがカードをずらして重ね合わせてかざす行為を行ったのかを正しく認識できなくなる。
そこで、図7(b)に示すように、画像処理装置1は、カラーコード25の周囲に、同一ユーザの別カードのカラーコード25を認識する範囲29を設定して、この範囲29内にある別のカラーコード25については、同一ユーザのものと認識し、この範囲29内に別のカラーコード25が存在しない場合は、別のカードのカラーコード25を認識できない旨の警告処理を行うのが望ましい。警告処理は、表示画面上に、別のカードのカラーコード25を認識できない旨の表示を行ったり、音声により認識できない旨を報知することが考えられる。警告を行う際は、ユーザカード20のカラーコード25に対応するユーザ名24を表示または音声出力して、キャラクタカード21の内容を認識できない旨を報知するのが望ましい。
図4と図5では、ユーザカード20とキャラクタIDカード22を重ね合わせて撮影装置5にかざす例を示したが、上述したように、キャラクタカード21にはキャラクタIDカード22の他にアイテムIDカード23が設けられる場合もありうる。アイテムIDカード23は、すでに表示画面に表示されているキャラクタ画像12に対して特定のアイテムを付与するものである。アイテムIDカード23で付与するアイテムは、例えばキャラクタのパワーを増大させるための武器や必殺技などであり、武器や必殺技等のアイテムの具体的内容は個々のアイテムIDカード23のカラーコード25により指定される。例えば、アイテムIDカード23にて指定されるアイテムにより、キャラクタのパワーを増大させる度合いが変化する。
なお、アイテムIDカード23には、武器や必殺技の種類を識別するカラーコード25の他に、例えばアイテムとなる武器や必殺技の種類を絵文字情報で印字してもよい。
アイテムIDカード23で付与されるアイテムは武器や必殺技に限定されるものではなく、他の種々のアイテムでもよい。例えば、キャラクタIDカード22に印字(記録)された3つの要素の少なくとも一つの数値を変更するためのアイテムを付与してもよいし、表示画面に表示されるキャラクタ画像12の表情や衣服等を変更するためのアイテムを付与してもよい。
アイテムIDカード23のカラーコード25の印字位置とキャラクタIDカード22のカラーコード25の印字位置は同じであるため、アイテムIDカード23とキャラクタIDカード22のいずれかをユーザカード20と重ね合わせると、2つのカラーコード25は図6に示すように一列に並ぶことになる。
このように、アイテムIDカード23のカラーコード25の印字位置とキャラクタIDカード22のカラーコード25の印字位置は同じであることから、アイテムIDカード23とキャラクタIDカード22は同時に用いられることはない。
アイテムIDカード23は、キャラクタIDカード22をユーザカード20と重ねてかざす行為を行って、表示画面上にキャラクタ画像12が表示された後に用いられる。すなわち、アイテムIDカード23は、キャラクタIDカード22よりも後に用いられる。アイテムIDカード23をユーザカード20と重ねてかざす行為を行った後に、別のキャラクタIDカード22をユーザカード20と重ねてかざす行為を行った場合は、アイテムIDカード23で付与したアイテムは自動的にキャンセルしてもよいし、新たなキャラクタ画像12に対して同じアイテムを自動的に付与してもよい。
ゲーム実行部9は、ゲームの開始から終了までの間に、各ユーザは限られた数(例えば1枚)のアイテムIDカード23のみを使用できるようにしてもよい。同様に、ゲームの開始から終了までの間に、各ユーザは限られた数(例えば2枚)のキャラクタIDカード22のみを使用できるようにしてもよい。その理由は、多数のアイテムIDカード23やキャラクタIDカード22の使用を認めると、ゲームの進行が複雑になり、コンピュータ装置4の処理負担が大きくなるためである。
次に、画像処理装置1の内部構成と処理動作を説明する。図8は画像処理装置1の内部構成の一例を示すブロック図である。図8に示すように、画像処理装置1は、撮影処理部31と、画像認識部32と、情報取得部33と、表示制御部34と、パワー検出部35と、識別コード検出部36と、警告部37とを有する。
撮影処理部31は、撮影装置5で撮影して得られた撮影画像を取得して画像解析を行う。画像認識部32は、撮影画像に含まれるカラーコード列30を認識する。
情報取得部33は、画像認識部32が認識したカラーコード列30に対応するユーザ情報とキャラクタ情報とを管理サーバ装置8から取得する。なお、カラーコード列30と、ユーザ情報と、キャラクタ情報との対応関係を記録したデータベース装置をコンピュータ装置4内に設けてもよい。この場合、情報取得部33は、データベース装置からユーザ情報とキャラクタ情報を取得でき、管理サーバ装置8にアクセスしなくて済むため、高速処理が可能となるとともに、通信コストも抑制できる。
表示制御部34は、情報取得部33で取得した情報に基づいて、ディスプレイ装置3の表示画面上にユーザ情報とキャラクタ画像12とを表示させるとともに、画像認識部32がカラーコード列30を認識してからの経過時間に応じてキャラクタ画像12の表示形態を変化させる。すなわち、表示制御部34は、コンピュータ装置4内のゲーム実行部9がゲームを実行すると、そのゲームの進行に合わせて、キャラクタ画像12の表示形態を変化させる。
パワー検出部35は、画像認識部32がカラーコード列30を認識した時点からの経過時間に基づいて、表示画面に表示されるキャラクタ画像12が対戦に使用可能な残りのパワーを検出する。検出されたパワーは、表示制御部34により、表示画面に表示される。
識別コード検出部36は、画像認識部32が認識したカラーコード25の周囲の所定範囲内に、他のカラーコード25が存在するか否かを検出する。警告部37は、識別コード検出部36にて所定範囲内に他のカラーコード25が検出されない場合に警告処理を行う。また、警告部37は、ユーザがユーザカード20とキャラクタカード21を重ね合わせて撮影装置5にかざしたときに両カードのカラーコード25を認識した場合には正しく認識した旨の表示や音声出力を行う。
図9はゲームの進行途中の表示画面の一例を示す図である。このゲームは、二人のユーザがそれぞれ図5(a)および図5(b)に示すように、ユーザカード20とキャラクタIDカード22を重ね合わせて撮影装置5にかざす行為を行うことで、各ユーザに対応するキャラクタ画像12同士が表示画面上で対戦を行うものである。
図9に示すように、表示画面には、キャラクタ画像12同士が対戦する様子を表示する表示領域41が設けられている。対戦は、予め定めた時間(例えば90秒)だけ行うものとし、対戦終了までの残り時間を表示する表示領域42が設けられている。また、各キャラクタは時間の経過に応じて減少する限られたパワーを持っているものとし、残りのパワー(以下、残パワー)を表示する表示領域43が設けられている。図9の斜線部の長さが残パワーを表している。さらに、ゲームの参加人数を表示する表示領域44も設けられている。表示領域41〜44の表示制御は、表示制御部34により行われる。
ゲーム実行部9が実行するゲームの具体的なルールは問わないが、例えば、残り時間がゼロになったときに、残パワーが最も多いキャラクタに対応するユーザを勝者とすることが考えられる。あるいは、いずれかのキャラクタのパワーがゼロになるまで対戦を継続させて、残パワーが最大のキャラクタを勝者としてもよい。この場合は残り時間を表示する表示領域42を省略してもよい。
画像処理装置1は、ゲームの勝敗の結果を、表示画面上にユーザがわかりやすい表示形態で表示させる。具体的な表示形態は問わない。
また、ゲーム実行部9は、各ユーザがゲームに参加した時間に応じて課金をしてもよい。このとき、勝率が高いユーザは課金する金額を下げたり、特殊なキャラクタIDカードやアイテムIDカードを付与する等の特典を与えてもよい。
さらに、ゲーム実行部9は、各キャラクタの強さを、残パワーと、キャラクタに対応する3つの要素の数値とで決定する。残パワーの減り具合は、各キャラクタに対応する3つの要素の数値によって異なる。例えば、3つの要素の数値が高いほど、残パワーの減り具合を大きくする。
また、ゲーム実行部9は、各キャラクタの残パワーと3つの要素の数値とを考慮に入れて、キャラクタ同士を対戦させる。このとき、残パワーと3つの要素の数値が変わらないキャラクタ同士が再度対戦したときにキャラクタ同士がいつも同じような挙動をしないように、乱数等を用いて、対戦の展開に予測不可能性を持たせるのが望ましい。
上述したキャラクタの残パワーは、ゲーム進行時間の経過とともに減少していくのに対して、キャラクタに対応する3つの要素の数値は、キャラクタIDカード22に記録された数値がそのまま利用されて変化しない。
そこで、ユーザは、ゲーム進行の途中で、アイテムIDカード23を自己のユーザカード20に重ねて撮影装置5にかざして、キャラクタの挙動を強制的に変化させることができるようにしてもよい。あるいは、ユーザは、別のキャラクタIDカード22を自己のユーザカード20に重ねて撮影装置5にかざすことで、対戦しているキャラクタの種類を変更できるようにしてもよい。
例えば、図10は、ヤマダタロウというユーザが、ゲーム進行途中で、別のキャラクタIDカード22をかざした例を示している。画像処理装置1内の画像認識部32は、新たなカラーコード列30を認識し、キャラクタIDカード22のカラーコード25が変わったことを把握する。そして、情報取得部33は、新たなカラーコード25に対応するキャラクタ情報を取得する。ゲーム実行部9と表示制御部34は、取得したキャラクタ情報に基づいて、表示画面上のヤマダタロウに対応するキャラクタを更新してゲームを進行させる。
ゲームの進行途中で、ユーザがキャラクタIDカード22を差し替えた場合、パワー検出部35は、差し替え後のキャラクタの残パワーが、差し替え前のキャラクタの残パワーを引き継ぐようにするのが望ましい。その理由は、差し替え後のキャラクタの残パワーを100%としてしまうと、最後にキャラクタIDカード22を差し替えたユーザが常に勝利することになり、ゲームの勝敗が単純化してしまうためである。
キャラクタIDカード22に記録された各キャラクタの3つの要素は各キャラクタごとに異なるため、差し替え後のキャラクタの残パワーが差し替え前のキャラクタの残パワーを引き継いだとしても、その後の残パワーの減り具合は異なったものとなり、ゲーム展開に意外性が出て、面白みを増すことができる。例えば、差し替え前のキャラクタの3つの要素が図5(a)に示すように「ちから:50、はやさ:30、まもり:35」であり、差し替え後のキャラクタの3つの要素が図10(a)に示すように「ちから:70、はやさ:20、まもり:15」となったとすると、「はやさ」と「まもり」の数値は減少するものの、「ちから」の数値が増大するため、キャラクタが今までとは違った挙動を示すことになる。複数のキャラクタIDカード22を所持しているユーザは、各キャラクタIDカード22の3つの要素の数値を確認した上で、最適なタイミングで最適なキャラクタIDカード22を差し出す必要が生じ、知能ゲーム的な要素を持たせることができる。
このように、ゲーム進行中のどのタイミングで、ユーザが新たなキャラクタIDカード22またはアイテムIDカード23をかざすかによって、勝敗の行方が種々に変化するため、マンネリ化を防止できるとともに熟練を要し、長期間にわたってユーザはゲームを楽しむことができる。
ゲームの進行途中に、別のユーザがゲームに参加できるようにしてもよい。新たに参加するユーザは、自己のユーザカード20とキャラクタIDカード22を重ね合わせた状態で撮影装置5にかざす。画像処理装置1内の画像認識部32は、これらのカードのカラーカード列を認識し、新たなユーザがゲームに参加したことを把握する。情報取得部33は、新たなユーザに対応するキャラクタ情報を管理サーバ装置8から取得する。表示制御部34は、取得したキャラクタ情報に基づいて、新たなキャラクタを表示画面に表示するとともに、このキャラクタの残パワーを表示する。また、ゲーム実行部9は、新たなキャラクタを含めた状態でゲームを進行させる。
図11は新たなユーザがゲームに参加する例を示す図である。図11(a)に示すように、サトウジロウというユーザが自己のユーザカード20cとキャラクタIDカード22dを重ね合わせて撮影装置5にかざすと、表示画面には、図11(b)に示すように、サトウジロウのキャラクタ画像12とサトウジロウの残パワー43とが追加で表示される。残パワーは、ゲームの残り時間に応じた量に設定するのが望ましい。その理由は、残パワーを100%とすると、他のキャラクタよりも強くなりすぎてゲームの面白みが薄れてしまうためである。
ゲームの途中参加とは逆に、ゲームの進行途中で、一部のユーザがゲームから退場できるようにしてもよい。この場合、キャラクタカード21の一種として退場カードを用意し、この退場カードをユーザカード20と重ね合わせて撮影装置5にかざす行為を行って、画像認識部32が退場カードのカラーコード25を認識した段階で、ゲーム実行部9と表示制御部34は、対応するキャラクタ画像12を表示画面から削除して、残りのキャラクタ画像12同士でゲームを進行させるようにしてもよい。
上述した実施形態では、紙やプラスチック等の物理的に実在するユーザカード20とキャラクタカード21を利用してゲームを行う例を説明したが、ユーザカード20とキャラクタカード21は、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末等の携帯表示機器の表示画面に表示される仮想的なカード画像でもよい。
図12(a)と図12(b)はそれぞれ、ヤマダタロウとタナカハナコのユーザカード20画像45とキャラクタIDカード22の画像46を重ね合わせて携帯表示機器47の表示画面に表示させた例を示している。図11のようなカード画像表示を行う前段階として、ユーザは仮想的なカードを発行するカード発行業者のウェブサイトにアクセスしてオンライン登録をし、必要に応じて課金処理も行って、この業者が発行した仮想的なカードの画像情報をダウンロードする。例えば、ユーザは、ユーザカード20とキャラクタカード21の画像情報を別個にダウンロードして携帯表示機器内の記憶装置に格納しておき、必要に応じて、格納したユーザカード20画像とキャラクタカード21画像を読み出して、両カード画像を重ね合わせて表示画面に表示し、その表示画面を図11に示すように、撮影装置5にかざす。
物理的に実在するカードを用いる代わりに、図11に示すようにカード画像を用いるようにすれば、ユーザはカード管理が容易になり、カードを紛失するおそれもなくなる。
また、ゲームにいくつかのステージを設けて、各ステージをクリアするたびに、キャラクタカード21に関する貴重なカード画像をユーザがダウンロードできるようなサービスを提供してもよい。
上述した実施形態では、複数のユーザがゲームに参加する場合も、コンピュータ装置4、ディスプレイ装置3、撮影装置5およびスピーカー装置6を1台ずつ設ける例を説明したが、物理的に別の場所にいる複数のユーザがネットワーク7を介してゲームに参加してもよい。この場合の画像処理システム2の構成は、図13のようになる。図13の例では、2人のユーザがネットワーク7を介してゲームに参加する例を示している。
図13では、ネットワーク7に2台のコンピュータ装置4が接続されている。これらコンピュータ装置4は、物理的に離れた場所に配置されている。各コンピュータ装置4には、ディスプレイ装置3、撮影装置5およびスピーカー装置6が接続されている。各コンピュータ装置4は、ネットワーク7を介して管理サーバ装置8にアクセスするため、管理サーバ装置8は1台だけ設ければよい。
各ユーザは、近くにある撮影装置5に対してユーザカード20とキャラクタカード21を重ねてかざすことで、ゲームに参加できる。
また、別の場所にいる他のユーザがゲームに参加する場合も、そのユーザがネットワーク7に接続されたコンピュータ装置4、ディスプレイ装置3、撮影装置5およびスピーカー装置6を所持していれば、ネットワーク7経由でゲームに参加することができる。
なお、図13では、各コンピュータ装置4内にゲーム実行部9を設ける例を説明したが、ゲーム実行部9を管理サーバ装置8内に設けてもよい。この場合、通信負荷は大きくなるおそれがあるが、各コンピュータ装置4の処理を軽減できる。
上述した実施形態では、図12に示した変形例を別にして、ユーザがユーザカード20とキャラクタカード21を重ね合わせる操作を行っているが、ユーザカード20をカードケースにして、このカードケース内にキャラクタカード21を収納して、結果として両者を重ね合わせるようにしてもよい。
図14はユーザカード20をカードケース(カード収納体)50にした例を示す図であり、図14(a)はカードケース50にキャラクタカード(カード状媒体)21を収納する前の状態を示す図、図14(b)は収納後の状態を示す図である。
カードケース50には、図2に示したユーザカード20と同様に、一つの長辺に沿った第1領域内にカラーコード25が設けられ、全体が透明または半透明なプラスチックや樹脂等で形成されている。カードケース50の一つの短辺は、キャラクタカード21の挿脱口51となっており、この挿脱口51に沿って、キャラクタカード21の挿入方向および挿入位置を規制するためのガイド部材52が設けられている。ガイド部材52は、キャラクタカード21の二つの長辺付近を両面から挟み込むように配置されており、これにより、挿入されたキャラクタカード21の挿入方向および挿入位置がずれないようにしている。キャラクタカード21がガイド部材52に案内されてカードケース50に収納されると、カードケース50上の第1領域に設けられるカラーコード25とキャラクタカード21上の第2領域に設けられるカラーコード25とが一列に並んでカラーコード列30が得られ、このカラーコード列30はカラーケース50の外側から視認可能となる。
また、挿入されたキャラクタカード21を取り出しやすくするために、カードケース50の両面には人間の指が入る程度の大きさの孔53が形成されている。この孔53にユーザの指を入れて、挿入されたキャラクタカード21を挿脱口51方向に押すことにより、比較的容易にキャラクタカード21を取り出すことができる。
さらに、カードケース50には、ストラップを取り付けるためのストラップ孔54も設けられている。これにより、ユーザはゲームを行っている最中は、不図示のストラップを首にかけてカードケース50を胸の辺りに置くことができ、ゲームの進行途中に、カードケース50内のキャラクタカード21を差し替えて撮影装置にかざす操作を迅速に行うことができるようになる。なお、カードケース50の具体的な形状は図14に示したものに限定されず、種々に変更してもよい。
このように、本実施形態では、ユーザがユーザカード20とキャラクタIDカード22を重ねて撮影装置5にかざす行為を行うことでゲームを開始でき、手軽にゲームを楽しむことができる。また、ゲームの進行途中で、キャラクタIDカード22またはアイテムIDカード23をユーザカード20と重ねて撮影装置5にかざす行為を行うことで、ゲーム展開を強制的に変化させることができ、意外性のあるゲーム展開を楽しめる。
また、本実施形態におけるゲームの進行内容は、各キャラクタIDカード22に対応するキャラクタの種類および3つの要素と、残り時間と、アイテムIDカード23で付与されるアイテムとによって種々に変化し、さらにこれに乱数による予測不可能性を加味することで、ゲーム展開を毎回異なるものにすることができ、ゲームをより面白いものにすることができる。
上述した実施形態では、コンピュータ装置4内にゲーム実行部9を設けて、ユーザカード20とキャラクタカード21を重ねて撮影装置5にかざすことで、キャラクタの対戦ゲームを開始していたが、ゲームの種類は特に問わない。例えば、ユーザが一人でプレイすることを前提とする対戦ゲームの場合、ユーザがかざしたキャラクタIDカード22に応じて表示画面に表示されるキャラクタ画像12を、ゲーム実行部9が自動生成したキャラクタ画像12(参照キャラクタ画像)と対戦させてもよい。
また、本実施形態は、対戦ゲームだけでなく、キャラクタを成長させていく、いわゆる育成ゲームにも適用可能である。例えば、ユーザがキャラクタIDカード22とユーザカード20を重ねてかざして表示画面に表示されたキャラクタ画像12を、アイテムIDカード23を新たにかざすことで、時間の経過とともに成長させるようにしてもよい。また、ゲームの進行途中で、新たにキャラクタIDカード22とユーザカード20を重ねてかざすことで、成長させるキャラクタ画像12を変更してもよい。
さらに、本発明は、ゲーム以外の用途にも適用可能である。本発明は、ユーザカード20とキャラクタIDカード22を重ねて撮影装置5にかざすことで、表示画面にキャラクタ画像12を表示させ、そのキャラクタ画像12の挙動を新たにキャラクタIDカード22やアイテムIDカード23をかざすことで、任意に変化させるという任意の画像処理の用途に適用可能である。
1 画像処理装置、2 画像処理システム、3 ディスプレイ装置、4 コンピュータ装置、5 撮影装置、6 スピーカー装置、7 ネットワーク、8 管理サーバ装置、9 ゲーム実行部、10 会員DB、11 コンテンツDB、20(20a、20b、20c) ユーザカード、21 キャラクタカード、22(22a、22b、22c、22d) キャラクタIDカード、23 アイテムIDカード、24 ユーザ名、25 カラーコード、31 撮影処理部、32 画像認識部、33 情報取得部、34 表示制御部、35 パワー検出部、36 識別コード検出部、37 警告部

Claims (20)

  1. ユーザ情報に対応する第1識別コードが記録された第1情報記録媒体と、キャラクタ情報に対応する第2識別コードが記録された第2情報記録媒体とを重ね合わせた状態で撮影部にて撮影して得た撮影画像を解析する撮影処理部と、
    前記撮影画像に含まれる前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識する画像認識部と、
    前記画像認識部で認識した前記第1識別コードに対応するユーザ情報と、前記第2識別コードに対応するキャラクタ情報とを情報管理装置から取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得した情報に基づいて、表示画面にユーザ情報とキャラクタ画像とを表示させるとともに、前記画像認識部が前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識してからの経過時間に応じて前記キャラクタ画像の表示形態を変化させる表示制御部と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記撮影処理部は、複数のユーザのそれぞれについて、前記第1情報記録媒体と前記第2情報記録媒体とを重ね合わせた状態で撮影された前記撮影画像のそれぞれを解析し、
    前記画像認識部は、複数のユーザのそれぞれについて、前記撮影画像に含まれる前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識し、
    前記情報取得部は、複数のユーザのそれぞれについて、前記画像認識部で認識した前記第1識別コードに対応するユーザ情報と、前記第2識別コードに対応するキャラクタ情報とを前記情報管理装置から取得し、
    前記表示制御部は、複数のユーザのそれぞれに対応する複数のキャラクタ情報に基づいて複数のキャラクタ同士が対戦するように前記複数のキャラクタ画像の表示形態を変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記表示制御部は、前記情報取得部が取得したキャラクタ情報に基づいて生成されたキャラクタ画像が、前記情報取得部が取得したキャラクタ情報とは無関係に自動生成された参照キャラクタ画像と対戦するように前記キャラクタ画像と前記参照キャラクタ画像との表示形態を変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像認識部で認識した前記第2識別コードと、前記画像認識部が最初に前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識した時点からの経過時間とに基づいて、前記情報取得部が取得したキャラクタ情報に基づいて生成されたキャラクタ画像が対戦に使用可能な残りのパワーを検出するパワー検出部を備え、
    前記表示制御部は、前記パワー検出部で検出した残りのパワーを表示画面上に表示させることを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記表示制御部は、前記パワー検出部で検出された残りのパワーが先にゼロになったキャラクタが対戦に負けたことを表示させることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記表示制御部は、前記画像認識部が最初に前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識した時点から所定期間内のみ、前記キャラクタ画像の表示形態を変化させ、前記所定期間が経過したときに最もパワーが残っているキャラクタが対戦に勝ったことを表示させることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記パワー検出部は、キャラクタ同士の対戦中に新たなユーザに対応する前記第1識別コードおよび前記第2識別コードが前記画像認識部で認識された場合には、対戦中のキャラクタの前記残りパワーに基づいて、前記新たなユーザに対応するキャラクタ画像の前記残りのパワーを決定することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記パワー検出部は、キャラクタ同士の対戦中に前記画像認識部が新たな前記第2識別コードを認識して、対戦中のキャラクタのうち一つのキャラクタが他のキャラクタに切り替えられた場合、前記一つのキャラクタの前記残りパワーを引き継ぐように、前記他のキャラクタの前記残りのパワーを決定することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記第2情報記録媒体は、キャラクタの種類を識別するためのキャラクタ情報に対応する前記第2識別コードを記録した情報記録媒体と、キャラクタに付与するアイテム情報を識別するためのキャラクタ情報に対応する前記第2識別コードを記録した情報記録媒体とを含んでおり、
    前記表示制御部は、前記画像認識部が認識した前記第2情報記録媒体がキャラクタの種類を識別するためのキャラクタ情報に対応する前記第2識別コードを記録した情報記録媒体の場合には、認識したキャラクタの種類に基づいて表示画面上に表示させる前記キャラクタ画像の種類を決定し、前記画像認識部が認識した前記第2情報記録媒体がキャラクタに付与するアイテム情報を識別するためのキャラクタ情報に対応する前記第2識別コードを記録した情報記録媒体の場合には、表示画面上に表示される前記キャラクタ画像の種類は変更せずに該キャラクタ画像の表示形態を、認識したアイテム情報に基づいて変化させることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. 前記撮影画像内に含まれる前記第1識別コードと前記第2識別コードとのいずれか一方の識別コードの周囲の所定範囲内に、いずれか他方の識別コードが存在するか否かを検出する識別コード検出部と、
    前記識別コード検出部にて前記他方の識別コードが検出されない場合に、前記他方の識別コードが検出されない旨の警告を行う警告部と、を備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  11. 前記撮影処理部は、携帯表示機器の表示画面に重ねて表示された前記第1情報記録媒体の画像と前記第2情報記録媒体の画像とを前記撮影部にて撮影して得た撮影画像を解析することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  12. ユーザ情報に対応する第1識別コードが記録された第1情報記録媒体と、キャラクタ情報に対応する第2識別コードが記録された第2情報記録媒体とを重ね合わせた状態で撮影部にて撮影して得た撮影画像を解析する撮影処理部と、
    前記撮影画像に含まれる前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識する画像認識部と、
    前記画像認識部で認識した前記第1識別コードに対応するユーザ情報と、前記第2識別コードに対応するキャラクタ情報とを情報管理装置から取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得した情報に基づいて、表示画面にユーザ情報とキャラクタ画像とを表示させるとともに、前記画像認識部が前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識してからの経過時間に応じて前記キャラクタ画像の表示形態を変化させる表示制御部と、を備え、
    前記撮影処理部は、複数のユーザのそれぞれについて、前記第1情報記録媒体と前記第2情報記録媒体とを重ね合わせた状態で撮影された前記撮影画像のそれぞれを解析し、
    前記画像認識部は、複数のユーザのそれぞれについて、前記撮影画像に含まれる前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識し、
    前記情報取得部は、複数のユーザのそれぞれについて、前記画像認識部で認識した前記第1識別コードに対応するユーザ情報と、前記第2識別コードに対応するキャラクタ情報とを前記情報管理装置から取得し、
    前記表示制御部は、複数のユーザのそれぞれに対応する複数のキャラクタ情報に基づいて複数のキャラクタ同士が対戦するように前記複数のキャラクタ画像の表示形態を変化させることを特徴とする画像処理装置。
  13. ユーザ情報に対応する第1識別コードが記録された第1情報記録媒体と、キャラクタ情報に対応する第2識別コードが記録された第2情報記録媒体とを重ね合わせた状態で撮影部にて撮影して得た撮影画像を解析する撮影処理部と、
    前記撮影画像に含まれる前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識する画像認識部と、
    前記画像認識部で認識した前記第1識別コードに対応するユーザ情報と、前記第2識別コードに対応するキャラクタ情報とを情報管理装置から取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得した情報に基づいて、表示画面にユーザ情報とキャラクタ画像とを表示させるとともに、前記画像認識部が前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識してからの経過時間に応じて前記キャラクタ画像の表示形態を変化させる表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、前記情報取得部が取得したキャラクタ情報に基づいて生成されたキャラクタ画像が、前記情報取得部が取得したキャラクタ情報とは無関係に自動生成された参照キャラクタ画像と対戦するように前記キャラクタ画像と前記参照キャラクタ画像との表示形態を変化させることを特徴とする画像処理装置。
  14. ユーザ情報に対応する第1識別コードが記録された第1情報記録媒体と、キャラクタ情報に対応する第2識別コードが記録された第2情報記録媒体とを重ね合わせた状態で撮影部にて撮影して得た撮影画像を解析する撮影処理部と、
    前記撮影画像に含まれる前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識する画像認識部と、
    前記画像認識部で認識した前記第1識別コードに対応するユーザ情報と、前記第2識別コードに対応するキャラクタ情報とを情報管理装置から取得する情報取得部と、
    前記画像認識部で認識した前記第2識別コードと、前記画像認識部が最初に前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識した時点からの経過時間とに基づいて、前記情報取得部が取得したキャラクタ情報に基づいて生成されたキャラクタ画像が対戦に使用可能な残りのパワーを検出するパワー検出部と、
    前記情報取得部で取得した情報に基づいて、表示画面にユーザ情報、キャラクタ画像と、前記パワー検出部で検出した残りのパワーを表示させるとともに、前記画像認識部が前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識してからの経過時間に応じて前記キャラクタ画像の表示形態を変化させる表示制御部と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  15. ユーザ情報に対応する第1識別コードが記録された第1情報記録媒体と、キャラクタ情報に対応する第2識別コードが記録された第2情報記録媒体とを重ね合わせた状態で撮影部にて撮影して得た撮影画像を解析する撮影処理部と、
    前記撮影画像に含まれる前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識する画像認識部と、
    前記画像認識部で認識した前記第1識別コードに対応するユーザ情報と、前記第2識別コードに対応するキャラクタ情報とを情報管理装置から取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得した情報に基づいて、表示画面にユーザ情報とキャラクタ画像とを表示させるとともに、前記画像認識部が前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識してからの経過時間に応じて前記キャラクタ画像の表示形態を変化させる表示制御部と、を備え、
    前記第2情報記録媒体は、キャラクタの種類を識別するためのキャラクタ情報に対応する前記第2識別コードを記録した情報記録媒体と、キャラクタに付与するアイテム情報を識別するためのキャラクタ情報に対応する前記第2識別コードを記録した情報記録媒体とを含んでおり、
    前記表示制御部は、前記画像認識部が認識した前記第2情報記録媒体がキャラクタの種類を識別するためのキャラクタ情報に対応する前記第2識別コードを記録した情報記録媒体の場合には、認識したキャラクタの種類に基づいて表示画面上に表示させる前記キャラクタ画像の種類を決定し、前記画像認識部が認識した前記第2情報記録媒体がキャラクタに付与するアイテム情報を識別するためのキャラクタ情報に対応する前記第2識別コードを記録した情報記録媒体の場合には、表示画面上に表示される前記キャラクタ画像の種類は変更せずに該キャラクタ画像の表示形態を、認識したアイテム情報に基づいて変化させることを特徴とする画像処理装置。
  16. ネットワークを介して互いに情報通信を行う複数の画像処理装置と、
    前記複数の画像処理装置のそれぞれに接続される撮影装置と、
    前記複数の画像処理装置のそれぞれに接続される表示装置と、
    を備える画像処理システムであって、
    前記複数の画像処理装置のそれぞれは、
    対応するユーザ情報に対応する第1識別コードが記録された第1情報記録媒体と、対応するキャラクタ情報に対応する第2識別コードが記録された第2情報記録媒体とを重ね合わせた状態で、対応する前記撮影装置にて撮影して得た撮影画像を解析する撮影処理部と、
    前記撮影画像に含まれる前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識する画像認識部と、
    前記画像認識部で認識した前記第1識別コードに対応するユーザ情報と、前記第2識別コードに対応するキャラクタ情報とを情報管理装置から取得する情報取得部と、
    前記情報取得部で取得した情報に基づいて、表示画面にユーザ情報とキャラクタ画像とを表示させるとともに、前記画像認識部が前記第1識別コードと前記第2識別コードとを認識してからの経過時間に応じて前記キャラクタ画像の表示形態を変化させ、かつ他の前記画像処理装置が生成したキャラクタ画像を前記ネットワークを介して取得して表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする画像処理システム。
  17. 前記第1情報記録媒体と前記第2情報記録媒体とを上下に重ね合わせて前記撮影部にかざした場合に、前記撮影部の方向から前記第1識別コードと前記第2識別コードとが視認されるように、前記第1情報記録媒体と前記第2情報記録媒体との少なくとも一方の表面の少なくとも一部は透明または半透明であることを特徴とする請求項16に記載の画像処理システム。
  18. 前記第1情報記録媒体および前記第2情報記録媒体を重ねて表示させたときに、前記第1識別コードおよび前記第2識別コードを視認可能な形態で表示させる携帯表示装置を備え、
    前記撮影装置は、前記携帯表示装置の表示画面を撮影することを特徴とする請求項16に記載の画像処理システム。
  19. 筐体の一主面上の第1領域内にユーザを識別するためのユーザ識別情報が記録され、前記筐体の内部にカード状媒体を収納可能なカード収納体と、
    一主面上の第2領域内に、キャラクタ画像を識別するためのキャラクタ識別情報が記録され、前記カード収納体の内部に収納して用いられるカード状媒体と、を備え、
    前記カード状媒体を前記カード収納体に収納したときに前記ユーザ識別情報と前記キャラクタ識別情報とが前記筐体の外側から視認されるように、前記筐体の少なくとも一部は透明または半透明であることを特徴とするカードゲーム具。
  20. 前記カード状媒体を前記カード収納体に収納したときに前記ユーザ識別情報と前記キャラクタ識別情報とが一列に配置されるように、前記カード収納体に前記ユーザ識別情報が記録されるとともに、前記カード状媒体に前記キャラクタ識別情報が記録されることを特徴とする請求項19に記載のカードゲーム具。
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