JP2014109973A - 通信媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アプリケーションデータを格納してなり、制御部と記憶部と2以上のインターフェースを有するICチップと、ICチップのインターフェースに接続され外部機器とのデータの送受信を行う通信用アンテナ素子と、ICチップの他のインターフェースに接続された制御素子と、制御素子に接続された電力供給用アンテナ素子と、制御素子に接続された表示手段とを備える通信媒体であって、少なくともアプリケーションデータが表示済又は未表示を示す表示確認データを有し、外部機器と通信媒体を近接させた際に優先的に制御素子が作動し、表示確認データが未表示の場合に表示部でアプリケーションデータの表示を行うことを特徴とする通信媒体とする。
【選択図】図1
Description
例えば、1)表示切替用のボタンを備えており、使用者がボタンを押すことにより表示内容を切り替える方法や、2)RF通信等の非接触通信を検知した際、時間等の要素を判断基準に用いて表示内容を切り替える方法や、3)その他割り込み信号を得て表示内容を切り替える方法が知られている。
図1は、本発明の通信媒体の外観構成を示す説明図である。
通信媒体としては、図1に示すようにICカードのようなカード状媒体を用いることができるがこれに限られるものではない。
本発明の通信媒体は、アプリケーションプログラムが格納されている。アプリケーションプログラムとしては電子マネー、クレジットカード、キャッシュカード、ポイント管理、ID情報管理、認証用情報管理などがあげられる。アプリケーションプログラムやアプリケーションに関するデータは通信媒体の記憶部に記憶させておくことができる。
図2に示すように本発明の通信媒体は、制御部と記憶部と2つのインターフェースを有するICチップと、ICチップのインターフェースに接続され外部機器とのデータの送受信を行う通信用アンテナ素子と、ICチップの他のインターフェースに接続された制御素子と、制御素子に接続された電力供給用アンテナ素子を備える。
そして制御素子に接続されたアプリケーションの情報を表示する表示部を備える。
なお図示しないが制御素子に接続された内蔵電源を有することもできる。
演算部は、A/D(Analog to Digital)変換回路、D/A(Digital to Analog)変換回路、CPU(Central Processing Unit)、等から構成した集積回路を備える。
記憶部としてはROM(Read−Only Memory)EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)等がある。例えばICカードの各種機能を実現する演算処理を実行するためのプログラムやアプリケーションプログラムは書換えができないROMに格納し、使用履歴、残高などのアプリケーションデータは書換えが可能なEEPROMに格納することができる。なお、ROMやRAMは上記集積回路に設けてもよい。
ICチップのインターフェースは例えば非接触インターフェースと接触インタフェースを有することができ、非接触インターフェースをアンテナ素子に、接触インターフェースを制御素子に接続することができる。
なお、同時(又は一定時間内)に複数のインタフェースから信号が入ってくる場合、制御素子に接続されているインタフェースを優先させることができる。
電力供給用アンテナ素子は、外部機器(リーダライタ)から出力される電磁波を電力に変換し、変換した電力をICチップに供給する。
通信用アンテナ素子、電力供給用アンテナ素子としては、例えば、巻き線アンテナ、エッチングアンテナ、印刷アンテナ等がある。
アプリケーションプログラムに従った処理としては、非接触インターフェース及び通信用アンテナ素子を介して外部機器(リーダライタ)との通信を行うことで、電子マネー、ポイントの増減処理やID管理処理などがあげられる。
具体的にこの処理は、外部機器(リーダライタ)から処理のためのコマンドが送信されてきたら、アプリケーションのプログラムに従い進めることができる。
表示部の大きさは用途に応じて任意に設定でき、図1のようにカード全面に大きく
設けることもできるし、右上等の任意の位置に小さく設けることもできる。
このスイッチがON状態になると、通信用アンテナと非接触インターフェースとを電気的に切断する。これにより、スイッチは、非接触インターフェースを介した外部機器(リーダライタ)との通信を不能とする。一方、OFF状態になると、通信用アンテナと非接触インターフェースとを電気的に接続し、、非接触インターフェースを介した外部機器(リーダライタ)との通信を可能とする。
スイッチのON、OFFは制御素子により制御することができ、例えば、初期状態ではONにしておき、電力供給用アンテナから受けた電力により制御素子とICチップの通信を確立したらスイッチをOFFにするようにプログラムしておくことができる。
このようにすることで、ICチップに同時に2つのインターフェースから信号(電力)が供給されることはなくなる。
まず、通信媒体を外部機器(リーダライタ)にかざし、電磁誘導による結合を行う。これにより通信媒体に電力供給用アンテナ素子を介し、通信媒体に電力が供給される。
次に制御素子は、接触インターフェースを介して、制御素子とICチップとの間の通信を確立する。続いて、制御素子は、接触インターフェースを介して、通信が可能であるか演算処理部にポーリングを行う。
表示確認データが未だ表示がされたことがない場合(未表示状態、未アクセス状態)、アプリケーションデータはまだ表示していない新しいデータと判断し、制御素子はアプリケーションデータを読み出して表示部で表示する。
表示確認データが表示されたことがある場合(表示済み状態、アクセス済み状態)、まだデータが更新されていないと判断し、一定時間経過後に再度表示データを確認することができる。なお、一定回数確認して状況が変わらない場合、エラー処理をすることができる。
表示確認データとしては、例えば図6に示すようにICカードの記憶部内に表示確認フラグを設けておき、「0」の時は未アクセス、「1」の時はアクセス済みとすることができる。
表示確認データは、アクセス済みである状態のデータを未アクセスに変更するタイミングとしては、データの上書/書換コマンドを受け付けた時、又は、データが新しいデータに上書きされた後などとすることができる。
アプリケーションデータとしては、残高情報データ、ポイント情報データ、ID情報データ、認証用情報データ、履歴情報データなどがある。
まず、通信媒体を外部機器(リーダライタ)にかざし、電磁誘導による結合を行う。これにより通信媒体に電力供給用アンテナ素子を介し、通信媒体に電力が供給される。
次に制御素子は、接触インターフェースを介して、制御素子とICチップとの間の通信を確立する。続いて、制御素子は、接触インターフェースを介して、通信が可能であるか演算処理部にポーリングを行う。
通信確認データが通信完了状態である場合、アプリケーションデータの更新が完了していると見なすことができ、表示確認データの状態を確認する。表示確認データが未アクセスである場合、アプリケーションデータはまだ表示していない新しいデータと判断し、制御素子はアプリケーションデータを読み出して表示部で表示する。
通信確認データが通信中である場合、まだデータが更新が完了していないと判断し、一定時間経過後に再度通信確認データを確認することができる。なお、一定回数確認して状況が変わらない場合、エラー処理をすることができる。
通信確認データとしては、例えば図7に示すようにICカードの記憶部内に通信確認フラグを設けておき、「0」の時は非通信、「1」の時は通信中とすることができる。
通信確認データは、通信が始まる際にフラグを「1」から「0」にし、通信が終了するとともにフラグを「0」から「1」にすることができる。
2 表示部
Claims (5)
- アプリケーションデータを格納してなり、制御部と記憶部と2以上のインターフェースを有するICチップと、ICチップのインターフェースに接続され外部機器とのデータの送受信を行う通信用アンテナ素子と、ICチップの他のインターフェースに接続された制御素子と、制御素子に接続された電力供給用アンテナ素子と、制御素子に接続された表示手段とを備える通信媒体であって、
少なくともアプリケーションデータが表示済又は未表示を示す表示確認データを有し、
外部機器と通信媒体を近接させた際に優先的に制御素子が作動し、
表示確認データが未表示の場合に表示部でアプリケーションデータの表示を行うことを特徴とする通信媒体。 - さらに通信中又は通信終了を示す通信確認データを有し、
制御素子が作動した際、通信確認データが通信終了であり、
かつ表示確認データが未表示の場合に表示部でアプリケーションデータの表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信媒体。 - 表示確認データが表示済みの場合、一定時間経過後に再度表示確認データの状態を確認することを特徴とする請求項1または2に記載の通信媒体。
- 通信確認データが通信中の場合、一定時間経過後に再度通信確認データの状態を確認することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信媒体。
- さらに電源部を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の通信媒体。
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