JP2014109434A - 伸長可能な電極を有するディーゼルエンジンの予熱プラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】予熱プラグの構造及び製作を単純化し、かつコストを削減して、プラグが受ける強烈な温度変化の影響下での膨張及び収縮応力に有効に抵抗できるようにする、簡単な設計のセラミックグローロッドを有する予熱プラグを提供する。
【解決手段】予熱プラグは、一端11がセラミックグローロッド2で終わり、かつ他端12が接続端子3を持つ筒状体1を含む。加熱カートリッジ22は、筒状体1を貫通し、かつ加熱カートリッジ22と、電極5の圧着点14との間に伸長可能な部分52を有する電極5に連結される。電極5は、ローレット加工面53上で絶縁スリーブ6を介して圧着点14によって本体1内に圧着される。接続端子3は、スリーブ7によって本体1から絶縁される。
【選択図】図1

Description

本発明は、
− 一端がセラミックグローロッドで終わり、かつ他端が接続端子を持つ金属筒状体と、
− 加熱カートリッジのセラミック内に組み込まれる熱導体を収容するグローロッドと、
− 絶縁されて筒状体を貫通し、かつ加熱カートリッジの熱導体と、それ自体が筒状体の端部内に絶縁されて保持される接続端子とを電気的に連結する電極とを含むディーゼルエンジンの予熱プラグに関する。
上記に定義したタイプの予熱プラグには、複数の実施が存在する。
既知の実施態様によれば、予熱プラグは、一端がグローロッドを構成し、かつ他端が接続端子を備える金属筒状体から構成される。この端部の近傍に、金属体は、熱機関のシリンダヘッド内にねじ留めされるための外部ねじ溝を含み、かつ他端にグローロッドを燃焼室内に位置決めするための円錐体を含む。
内部に、プラグは、筒状体を貫通する金属棒の形状の中央電極を含む。この棒は、接続端子に一端が連結され、かつねじ切りされた他端がらせん状に巻き付けられた電気接続線の端部にねじ留めによって連結される。電気接続線は、鑞付けによってセラミックと一体化する。この鑞付けは、加熱セラミック内に組み込まれた金属フィラメントの一端による電気供給も確実にする。金属フィラメントの他端は、電気接地帰路のために第2の鑞付けによってグローロッドに対する金属保護管に連結される。構成部品のアセンブリは、保護管内に締め固めされた絶縁粉末によって定位置に維持される。電気接点及び定位置の維持は、ねじ留めされた部分、すなわち、らせん状の巻線及び中央電極のねじ切り部分の周りで、この管アセンブリ/絶縁粉末の締め固めによって得られる。中央電極自体は、締め固めされた絶縁粉末及びシール材により保護管内に絶縁状態に保たれる。
この既知の予熱プラグは、比較的多数の構成部品によって製作され、かつ絶縁粉末の締め固めによる複雑な組み立てを必要とする短所を有し、それ故最終的に、セラミックグローロッドを有する予熱プラグは、高価である。
本発明は、予熱プラグの構造及び製作を単純化し、かつこのようにしてコストを削減して、プラグが受ける強烈な温度変化の影響下での膨張及び収縮応力に有効に抵抗できるようにする簡単な設計のセラミックグローロッドを有する予熱プラグを製作することを目的とする。
このために、本発明は、上記に定義したタイプの予熱プラグであって、加熱カートリッジに給電する導電路が、
− スリットにより筒状部分内で製作される、一連の弾性的に変形可能なリングによって形成される少なくとも1つの伸長可能な筒状部分を有する電極と、
− リングであって、リングの正面を、先行リングの背面に連結する連結湾曲部によって毎回、相互に連結され、リングの残りの部分が、弾性的に変形可能な湾曲部を形成するリングと、
− 1つのリングから後続リングにかけて周縁方向にずらされる連結湾曲部とを含むことを特徴とする予熱プラグを対象とする。
予熱プラグは、加熱カートリッジに加えられる強い応力を吸収できるようにする伸長可能な筒状部分によって構成される径方向及び軸方向緩衝器のために、製作が簡単かつ効率的であり、これらの応力は、ディーゼルエンジンへの応用における組み立て及び使用応力、かつ特には組み立て時の管の同心性欠如、組み立て時の管の角度アラインメント欠如、動作温度によるプラグの膨張及び収縮、並びにプラグが受ける振動である幾つもの現象の組み合わせに起因する。伸長可能な筒状部分は、加熱カートリッジと、接続端子との間の電気的連結の有効性を保証するために、これら応力の影響を最小限に抑えることを可能にする。
もう一つの好適な特徴によれば、電極係止手段は、電極の一領域を筒状体に対して係止し、かつ伸長可能な部分は、加熱カートリッジに対する電極の接続部と、電極係止手段との間に置かれる。この係止手段は、予熱プラグの加熱カートリッジと、金属筒状体との間の急激かつ強烈な温度変化に関連した応力を最も受ける領域内で、伸長可能な筒状部分の十分な有効性を保証する。この管及び電極の固定化は、電極と、筒状体との間に圧縮された絶縁スリーブにより軸方向の、かつ回転に対する係止を確実にする。
もう一つの好適な特徴によれば、電極係止手段は、
− 電極表面の局部変形によって構成される引っ掛け面と、
− 引っ掛け面内に係合される絶縁スリーブと、
− 筒状体の圧着点を電極の引っ掛け面と機械的に一体化するために、電極の引っ掛け面の局部変形内にスリーブを圧縮する筒状体の圧着部とを含む。係止手段のこの製作は、特に簡単かつ効率的である。
もう一つの好適な特徴によれば、電極の伸長可能な部分は、一連の同一リング群によって構成される。角度的にずらしたリング群を増やすことで、あらゆる角度方向で伸長可能な部分に大きな柔軟性が与えられ、エンジンによって加えられる振動も減衰させながら、同心性及びアラインメント欠如、並びに長さの変化に特に良好に適応し、このことは、加熱カートリッジとの接点の信頼性を全体的に保証する。
もう一つの好適な特徴によれば、金属筒状体の後端は、内面が接続端子のスリーブを受ける、絶縁スリーブの外面を受ける皿穴を含む。
もう一つの好適な特徴によれば、連結湾曲部は、1つのリングから後続リングにかけて周縁方向に45°又は90°の角度で角度的にずらされる。
もう一つの好適な特徴によれば、連結湾曲部は、変形可能でない弾性湾曲部の長さよりも短い長さを有する。
もう一つの好適な特徴によれば、連結湾曲部は、リング毎に同一である。
一般的に、連結湾曲部の断面積は、筒状電極の材料自体に組み込まれる、言わばほぼらせん形のばねの簡単な製作に相当し、かつ周縁方向で角度的にずらしたスリットによって簡単に製作され、実質的に損失もなく、ジュール効果による温度上昇もない電流の通過を保証する。
伸長可能な部分に与えられたこれら様々な形状は、予熱プラグの筒状電極内に製作することが簡単である。
本発明は、上記に定義したような予熱プラグの製作方法であって、
− 1つのリングから後続リングにかけて周縁方向にずらされる連結湾曲部を形成するために、一連のリングを切断し、電極の軸の周りの異なる配向に応じてスリットを製作して、伸長可能な筒状部分により電極を製作し、
− 電極の後端に向けて伸長可能な部分の先にローレット目又は引っ掛け面を製作し、
− 電極のローレット目上にスリーブを配置し、
− カートリッジを鑞付けによって固定して、エンベロープ内に設置し、熱導体と、エンベロープとの間の電気接点も確実にし、
− 電極の前端への接続によって加熱カートリッジを組み立て、
− 筒状体を、溶接により厚い受け台に固定して配置し、次に絶縁スリーブを間に置いて電極のローレット目上の筒状体の圧着部によって電極を係止し、
− 電極の後端に向けて伸長可能な部分の先に筒状体の圧着部を製作し、
− 筒状体の後部領域の皿穴内に絶縁スリーブを設置し、かつ
− 絶縁スリーブを間に置いて接続端子のスリーブを同時に圧力嵌めをし、かつ接続端子の棒を電極内に圧着することを特徴とする方法も対象とする。
添付図面に概略的に示すディーゼルエンジンの予熱プラグの実施例を用いて、本発明を、以下で更に詳細に記載する。
予熱プラグの軸方向断面図である。 加熱要素に給電する導電路の詳細図である。 電極のローレット目の詳細図である。 筒状体内の電極の係止/圧着領域の詳細図である。 電極の伸長可能な部分の拡大図である。 伸長可能な部分の一部を形成し、かつ伸長可能な部分内での配向で示される連続したリングを正面図で示す。 伸長可能な部分のリングのもう一つの例を示し、これらのリングは、提示を容易にするために、伸長可能な部分内のリング連続の順序と異なる順序で示される。
慣例により、記載を簡略化するために、様々な図において「前部」/「後部」の配向の概念を使用し、前部又は図の左側は、プラグのグローロッドの側に対応し、かつ後部又は右側は、予熱プラグの接続端子の側に対応する。
図1によれば、予熱プラグは、一端11によってセラミックグローロッド2に連結される筒状体1から構成され、他端12は、接続端子3に連結される。
予熱プラグの円錐体26は、シリンダヘッド内で支承される気密性及び心出しを確実にする。プラグは、エンジンのシリンダヘッド内で、ねじ溝13のねじ留めによって定位置に係止され、かつ円錐体26に対する加熱カートリッジ22の追い越しにより、グローロッド2は、予熱を確実にするために、燃焼室内に突き出る。接続端子3は、それ自体、図示されない予熱制御装置によって搭載電気回路(図示せず)に連結される。一般的に既知の手段のことであり、詳細な記載も、特別な表示も必要としない。
グローロッド2は、シリンダヘッド内で円錐体26の支承により、かつ同様にその金属エンベロープにより、片側が接地された発熱抵抗体として働き、金属エンベロープはそれ自体が本体1に電気的に連結され、本体1は、シリンダヘッド内のねじ留め13によって同様に接地される。グローロッド2の他端は、前部接続部4を通して導電路「+」により搭載電気回路に連結され、電極5は、本体1及び接続端子3内を通過する。
グローロッド2は、ジュール効果によって熱導体22を組み込むセラミック加熱カートリッジ22を収容する、指の形状の金属エンベロープ21から構成される。加熱カートリッジ22のレベルでは薄い金属エンベロープ21は、密封円錐体26を形成する厚い受け台24で終わる。加熱カートリッジ22は、接続部4により筒状体1内に収容される電極5の前端51に連結される。
電極5は、筒状体1の全長を占める円形断面の金属管である。電極5は、接続部4のための前端51と、伸長可能な部分52と、中間位置のローレット目53とを有し、かつ接続部6によって接続端子3に連結された後端54で終わる。
前部接続部4と、電極5と、後部接続部6と、端子3とから構成される、加熱カートリッジ22に給電する導電路は、グローロッド2の金属エンベロープ21及び筒状体1に対して電気的に絶縁されるように、係止スリーブ7によって中間位置に、かつ端部スリーブ8によって後端に位置決めされる。接続端子3は、筒状体1の後端12の皿穴17内に圧力係合され、かつ圧着部を形成する折り返したリップ18によって保持されるスリーブ31上に締め付けられた絶縁スリーブ8を間に置いて、筒状体1の後端12に電気的に絶縁されて受けられる。絶縁スリーブ8の外面81は、本体1の皿穴17の底部に当接される。接続端子3のスリーブ31は、押し込み力での嵌め合わせにより絶縁スリーブ8の内面82に配置される。この圧力による配置は、接触端子3のスリーブ31と、絶縁スリーブ8の内面82との間に強い圧力を結果として生み出し、絶縁スリーブ8は次に、外面81を介して筒状体1の皿穴17の直径に対して圧力を及ぼす。接続端子3、絶縁スリーブ7及び筒状体1は、このように圧縮されて、完全に気密である。
電極5は、筒状体1の圧着部14の変形によってローレット目53上で、かつ及びローレット目53内で圧縮された絶縁スリーブ7によって構成される係止手段を介して筒状体1内で定位置に(平行移動及び回転に対して)係止される。ローレット目53は、一般的に絶縁スリーブ7の引っ掛けを可能にするために電極5の表面の局部変形によって製作された引っ掛け面の例となる。
電極5の定位置での維持又は固定化は、電気的連結を確実にすることのみを機能とするその接続部4によって確実にされない。電極5のいかなる運動又は回転も妨げるために、電極5は、絶縁スリーブ7及びその圧着部によって係止される。絶縁スリーブ7は、電気絶縁であり、かつ強い圧力に良好に耐える複合材料PA66製である。スリーブ7は、筒状体1の配置前に電極5上に嵌め合わされ、かつ保持されて、次に筒状体1の変形14によって圧縮される。本体1の材料のこの変形により、スリーブ7の材料は、ローレット加工領域53内で刻印され、そこに電極5をこのようにして最終的に固定化する。この電極5の固定化は、予熱プラグの2つの重要な機能、すなわち接続部4のレベルで、かつ電極5内の接続端子3の棒の圧力嵌めの間に運動のないことを保証する。
電極5の後端54は、棒34を備え、かつフランジ32及び接続突出部33が後に続くスリーブ31で構成される接続端子3に連結される。
筒状体1は、熱機関内にねじ留めされるためのねじ溝13を外部に備え、その後端12は、エンジン内に予熱プラグをねじ留め/ねじ解除することにより、例えば六角ナットの形状の器具差し込み口15を含む。筒状体1の前部は、溶接16によってグローロッド2の金属エンベロープ21の受け台24に溶接される。
伸長可能な部分52は、伸長を可能にし、セラミック22の後部と、電極5の前端51との間の組み立て接続部4内で引張応力を誘発しないように、動作中の予熱プラグの温度上昇の結果生じた膨張の影響による長さ増加を吸収する。この必要な過剰の長さは、予熱プラグの幾何学的データ及び予熱プラグを構成する材料の熱膨張係数から容易に決定される。
更に正確には、伸長可能な部分52は、プラグ内部の回路の要素を取り囲み、かつ定位置に維持するプラグの様々な構成部品、すなわち加熱要素22の端部と、接続端子3との間の連結の膨張及び収縮運動に起因する、これらの構成部品の軸方向長さの大きな変化に対応する、膨張/収縮の緩和を同時に確実にする。これらの非常に大きな膨張及び収縮は、エンジンの低温始動段階、及び連続動作中に予熱プラグが受ける温度限界の変化に起因する。伸長可能な部分52は、軸方向長さの変化だけでなく、グローロッド2と、電極5との間のアラインメント欠如に起因する径方向応力、並びにエンジンの動作により予熱プラグ内で誘発される振動にも耐えることを可能にする。
図4は、静止して、すなわち張力を受けずに図示される筒状電極5の伸長可能な部分52の例を拡大して示す。部分52は、管の材料内に製作され、かつ軸xxのほぼらせん形のばね構造を形成するリングA1−A4を部分的に分離するスリットF1−F4によって切断される。
図5は、仮想上、部分52内で有する配向と同じ空間内の配向で、互いに並んで図示される一連の4つのリングA1−A4を示す。
− 正面は、図5でリングの見える部分であり、
− 背面は、図5の図の後部に向けられた、リングの隠れた部分であり、
− 各リングの角度配向は、伸長可能な部分内の配向のそれである。
各リングA1−A4の正面は、連結湾曲部AL1−AL4を構成する灰色部分を示し、かつ正面の残りの部分は、弾性湾曲部AE1−AE4になる。連結湾曲部AL1−AL4は、筒状要素5内で占める角度配向に応じて図示される。毎回スリットF1−F4によって残される筒状電極5の壁部分のことである。伸長可能な部分52の切断面が、スリットF1−F4を通過するので、筒状電極5の材料は、製図の定規の方向に切断され、かつ毎回リングA1−A4の正面に結合されて図示される。
連結湾曲部AL1−AL4は、好ましくは同じ長さの弧を有し、かつこの実施例においてスリットF1−F4が同じ深さを有するので、弾性湾曲部AE1−AE4に関しても同様である。
図4及び図5によれば、
− 湾曲部AL1は、リングA1の0°の配向に対応し、
− 湾曲部AL2は、リングA2の180°の配向に対応し、
− 湾曲部AL3は、リングA3の90°の配向に対応し、
− 湾曲部AL4は、リングA4の270°の配向に対応する。
スリットF1−F4は、互いに連結されたリングA1−A4を次のように残す。
− リングA1は、その連結湾曲部AL1によって電極5の管に連結された状態に留まり、その弾性湾曲部AE1は、スリットF1によって管5から分離され、
− リングA2は、図示された角度配向に応じてリングA1の背面にその連結湾曲部AL2によって連結された状態に留まり、従って連結湾曲部AL2は、弾性湾曲部AE1の背面に連結され、
− リングA3は、連結湾曲部AL3が、弾性湾曲部AE2の背面に連結されるように、図示された角度位置でその連結湾曲部AL3によってリングA2の背面に連結され、
− リングA4は、連結湾曲部AL4が、弾性湾曲部AE3の背面に連結されるように、図示された角度位置でその連結湾曲部AL3によってリングA3の背面に連結される。リングA4は、スリットF4によって後続リング群から分離される。
図面により三次元で図示することが、実行しにくい、弾性的に伸長可能な部分52を記述するもう1つの方法は、リングに指数n(n=−1、1、2、...)を割り当てて、一連のリング対に適合させることからなる。
− 2つのリングの各々の残りの部分が剛性であると考えるならば、各対の2つのリングAn−1、Aは、2つのリングに共通の湾曲部であり、かつ材料によって製作された一種の蝶番を構成する連結湾曲部によって連結され、
− 対の第2リングAは、後続の対の第1リングAn+1であり、
− 後続の対は、先行の対の連結湾曲部に対して位置がずらされた湾曲部を有し、
− 位置のずれは、伸長可能な部分52の軸xxの周りでの連結湾曲部の例えば45°又は90°の角度回転に対応する。
換言すると、かつ非常に概略的には、リングA1−A4が剛性であり、かつ連結湾曲部AL1−AL4を蝶番であると考えたならば、その場合、
− リングA1、A2は、辺が湾曲部AL12である二面体を形成し、
− リングA3、A4は、辺が湾曲部AL4であるもう1つの二面体を形成し、かつ
− 2つの二面体は、湾曲部AL3によって90°ずらして組み立てられる。
実際に、リングA1−A4は、弾性的に変形可能であり、かつ90°のずれで、リングA1の方向に単に垂直に配向されて、リングA1の連結湾曲部AL1がそうであるように、リングA4の背面が、連結湾曲部(背面)により直径面にあるようになる。
図4の実施例によれば、弾性的に伸長可能な部分52は、上記のように組み立てられた、一連の4つのリング群(A1−A4)から形成される。
図6は、弾性的に変形可能なリングA’1−A’8から形成された伸長可能な部分のもう1つの実施態様を示すが、連結湾曲部AL’1−AL’8が、45°の角度ピッチだけずらされる。弾性湾曲部は、参照符号AE’1−AE’8を持つ。リングA’1−A’8は、呈示を容易にするために、それぞれ偶数のリング群A’2、A’4、A’6、A’8、及び奇数のリング群A’1、A’3、A’5、A’7で示されるが、伸長可能な部分内で、これらのリングは、その番号が増加する順に結合される。
本発明による予熱プラグの取り付けは、単に様々な構成部品を製作した後に行われる。
− 1つのリングから後続リングにかけて周縁方向にずらされる連結湾曲部(AL1−AL4、AL’1−AL’8)を形成するために、一連のリング(A1−A4、A’1−A’8)を切断し、電極の軸(xx)の周りの異なる配向に応じてスリット(F1−F4)を製作して、伸長可能な筒状部分(52)により電極(5)を製作し、
− 電極の後端54に向けて伸長可能な部分52の先に係止面53を製作し、
− 電極5を有する加熱カートリッジ22を組み立てる。スリーブ7は、電極5上で正しい位置に留まるように、筒状体1の配置前に、好ましくはローレット目53上に締め付けられて配置される。
− 次のステップは、溶接16による最終的な組み立てを実行するために、加熱カートリッジ2の厚い受け台24に対する筒状体1の位置決めである。
− 次に圧着部14により電極5を係止する。
− 最後から2番目のステップは、筒状体1の領域12の皿穴17の直径内での外面81の接触により、絶縁スリーブ8を設置することからなる。
− 最終ステップは、電極5内で接続端子3の棒34、及び絶縁スリーブ8を間に置いて、筒状体1の後端12内で接続端子3のスリーブ31を圧力嵌めし、かつ次に圧着部によって端子/電極アセンブリを一体化することからなる。
これらの様々な製造及び取り付けステップは、非常に簡単で、迅速であり、かつ経済的な予熱プラグに至らせる。
1 筒状体
2 グローロッド
3 接続端子
4 前部接続部
5 筒状電極/管
6 後部接続部
7 絶縁スリーブ
8 絶縁スリーブ
11 前端
12 後端
13 外部ねじ溝
14 縮管加工領域/圧着部
15 器具差し込み口
16 厚い受け台及び筒状体の溶接
17 皿穴
18 圧着リップ
21 金属エンベロープ
22 加熱カートリッジ
24 厚い受け台
26 密封円錐体
31 スリーブ
32 フランジ
33 接続突出部
34 棒
51 前端
52 伸長可能な部分
53 ローレット目/引っ掛け面
54 後端
81 外面
82 内面
A1−A4 リング
AL1−AL4 湾曲部
AE1−AE4 弾性湾曲部
xx プラグの軸
A’1−A’8 リング
AL’1−AL’8 連結湾曲部
AE’1− AE’8 弾性湾曲部

Claims (9)

  1. − 一端(11)がセラミックグローロッド(2)で終わり、かつ他端(12)が接続端子(3)を持つ金属筒状体(1)と、
    − 加熱カートリッジ(22)のセラミック内に組み込まれる熱導体を収容する前記グローロッド(2)と、
    − 絶縁されて前記筒状体(1)を貫通し、かつ前記加熱カートリッジ(22)の前記熱導体と、それ自体が前記筒状体(1)の端部内に絶縁されて保持される前記接続端子(3)とを電気的に連結する電極(5)とを含むディーゼルエンジンの予熱プラグであって、
    前記加熱カートリッジ(22)に給電する前記導電路が、
    − スリット(F1−F4)により筒状部分内で製作される、一連の弾性的に変形可能なリング(A1−A4)、(A’1−A’8)によって形成される少なくとも1つの伸長可能な筒状部分(52)を有する電極(5)と、
    − 前記リング(A1−A4)、(A’1−A’8)であって、リング(A)の正面を、先行リング(An−1)の背面に連結する連結湾曲部(AL1−AL4)によって毎回、相互に連結され、前記リング(A)の残りの部分が、弾性的に変形可能な湾曲部(AE1−AE4)を形成するリングと、
    − 1つのリング(A)から後続リング(An+1)にかけて周縁方向にずらされる前記連結湾曲部(AL1−AL4)とを含むことを特徴とする予熱プラグ。
  2. 前記筒状体(1)に対して前記電極(5)の一領域を係止する電極(5)係止手段と、前記伸長可能な部分(52)が、前記加熱カートリッジ(22)に対する前記電極(5)の接続部(4)と、前記電極(5)係止手段との間に置かれることを特徴とする請求項1に記載の予熱プラグ。
  3. 前記電極(5)係止手段が、
    − 前記電極(5)表面の局部変形によって構成される引っ掛け面(53)と、
    − 前記引っ掛け面(53)内に係合される絶縁スリーブ(7)と、
    − 前記筒状体(1)の圧着点(14)を前記電極(5)の前記引っ掛け面(53)と機械的に一体化するために、前記電極(5)の前記引っ掛け面(53)の局部変形内に前記スリーブ(7)を圧縮する前記筒状体(1)の圧着部(14)とを含むことを特徴とする請求項2に記載の予熱プラグ。
  4. 前記電極(5)の前記伸長可能な部分(52)が、一連の同一リング群(A1−A4)(A’1−A’8)によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の予熱プラグ。
  5. 前記金属筒状体(1)の後端(15)は、内面(82)が前記接続端子(3)のスリーブ(31)を受ける、絶縁スリーブ(8)の外面(81)を受ける皿穴(17)を含むことを特徴とする請求項1に記載の予熱プラグ。
  6. 前記連結湾曲部(AL1−AL4)(AL’1−AL’8)が、1つのリング(A)から後続リング(An+1)にかけて周縁方向に45°又は90°の角度で角度的にずらされることを特徴とする請求項1に記載の予熱プラグ。
  7. 前記連結湾曲部(AL1−AL4)(AL’1−AL’8)が、変形可能でない弾性湾曲部(AE1−AE4)(AE’1−AE’8)の長さよりも短い長さを有することを特徴とする請求項1に記載の予熱プラグ。
  8. 前記連結湾曲部(AL1−AL4)(AL’1−AL’8)が、リング毎に同一であることを特徴とする請求項1に記載の予熱プラグ。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の予熱プラグの製作方法であって、
    − 1つのリングから後続リングにかけて周縁方向にずらされる連結湾曲部(AL1−AL4、AL’1−AL’8)を形成するために、一連のリング(A1−A4、A’1−A’8)を切断し、電極の軸(xx)の周りの異なる配向に応じてスリット(F1−F4)を製作して、伸長可能な筒状部分(52)により電極(5)を製作し、
    − 前記電極の後端(54)に向けて前記伸長可能な部分(52)の先に引っ掛け面を製作し、
    − 前記カートリッジ(22)を鑞付けによって固定して、エンベロープ(21)内に設置し、前記熱導体と、前記エンベロープ(21)との間の電気接点も確実にし、
    − 前記電極(5)の前端(51)への接続(4)によって前記加熱カートリッジ(22)を組み立て、かつ前記カートリッジ(22)を鑞付けによって固定して、前記エンベロープ(21)内に設置し、前記熱導体と、前記エンベロープ(21)との間の電気接点も確実にし、
    − 前記電極(5)のローレット目(53)上に前記スリーブ(7)を配置し、
    − 前記筒状体(1)を、溶接(16)により厚い受け台(24)に固定して配置し、次に前記絶縁スリーブ(7)を間に置いて前記電極(5)の前記ローレット目(53)上の前記筒状体の前記圧着部(14)によって前記電極(5)を係止し、
    − 前記筒状体(1)の後部領域(12)の前記皿穴(17)内に前記絶縁スリーブ(8)を設置し、かつ
    − 前記接続端子(3)の棒(34)、及び前記絶縁スリーブ(8)を間に置いて接続端子(1)の前記スリーブ(31)を同時に圧力嵌めをし、次に前記絶縁スリーブ(8)の後端に対して前記本体(1)の端部(15)でリップ(18)を圧着することを特徴とする方法。
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