JP2014109240A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気の流れを偏向させることで、排気浄化装置における排気の流れの偏りを減少させつつ、偏向部材による機関背圧の上昇を抑制できる排気浄化装置を提供する。
【解決手段】排気浄化装置4は、酸化触媒7、DPF8、SCR触媒9及びアンモニア酸化触媒10を、上流側からこの順に備える。排気通路3は、酸化触媒7及びSCR触媒9の直前でU字状をなし、排気は、進路を180度変えて酸化触媒7、SCR触媒9に流入する。ここで、酸化触媒7、SCR触媒9を上流側に向け投影したときの排気通路3(U字状部31)の内壁への投影領域に、アクチュエータ61によって傾斜角θが変更される偏向部材21、21を配置する。偏向部材21、21は、排気通路3の曲りの外側31aに偏って流れる排気を内側に向けて偏向させるものであり、排気流量が多い場合には、排気流量が少ない場合に比べて傾斜角θが小さくなるように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気通路に介装される排気浄化装置に関する。
特許文献1には、触媒のケーシングに接続した入口パイプの開口端に流路変更板を溶接し、この流路変更板により排ガスの流路を変更することで、触媒の各部位への排ガス供給量の格差を縮小するようにした、排気浄化装置が開示されている。
特開2011−099415号公報
ところで、内燃機関の運転状態の変化に伴い排気の流れが変化するため、ある運転状態において、触媒やフィルタなどの排気浄化装置における排気の流れの偏りを減少させることができるように偏向部材の傾斜角を設定しても、運転状態が変化すると、偏向部材による偏向が過剰に行われることになってしまい、偏向部材によって排気の抵抗が増大して内燃機関の背圧を上昇させ、内燃機関の燃費性能を低下させる要因になってしまうという問題があった。
そこで、本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、排気の流れを偏向させることで、排気浄化装置における排気の流れの偏りを減少させつつ、偏向部材による機関背圧の上昇を抑制できる、内燃機関の排気浄化装置を提供することを目的とする。
このため、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関の排気通路に、排気の流れを偏向する偏向部材であってアクチュエータによって傾斜角が変更される偏向部材を配置し、前記排気浄化装置の横断面における排気の流れを分散させるように、前記内燃機関の運転状態に応じて前記傾斜角を制御するようにした。
本発明によれば、偏向部材の傾斜角を内燃機関の運転状態に応じて制御することで、偏向部材によって排気浄化装置の横断面における排気の流れを分散させつつ、偏向部材によって内燃機関の背圧が高くなってしまうことを抑制できる。
本発明の実施形態におけるディーゼルエンジンの排気系を示す図 本発明の実施形態において偏向部材を設けない場合の排気の流れを示す図 本発明の実施形態における偏向部材を示す斜視図 本発明の実施形態における偏向部材の排気流量による傾斜角の制御特性及び排気の偏向特性を示す図 本発明の実施形態における偏向部材の傾斜角の制御の流れを示すフローチャート 本発明の実施形態における貫通孔を有する偏向部材を示す斜視図 本発明の実施形態における2つ1組とする偏向部材を示す斜視図
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、排気浄化装置を含む、エンジンの排気系を示す図である。
ディーゼルエンジン(内燃機関)1は、排気マニホールド2下流側の排気通路(排気管)3に、排気浄化装置4を備えている。
ディーゼルエンジン1は、排気浄化装置4を装備するため、上流側の第1ケーシング5aと、下流側の第2ケーシング5bと、これらのケーシング5a、5b間の連通路6とを備えている。
第1ケーシング5a内には、前段(上流側)にディーゼル酸化触媒(DOC;Diesel Oxidation Catalyst)7が収納され、後段(下流側)にディーゼルパティキュレートフィルタ(以下「DPF」という)8が収納されている。
DPF8は、排気中の粒子状物質であるPM(Particulate Matter)を捕集するフィルタである。DPF8は、例えば、多孔質セラミックのハニカム構造の担体からなり、上流側と下流側とを連通する通路が多数並設されると共に、隣接する通路同士において上流側と下流側とが交互に封止された、ウォールフロータイプのフィルタである。
このウォールフロータイプのDPF8では、排気は、上流端が開口し下流端が封止された通路から流入し、通路壁(隔壁の気孔)を通って、上流端が封止され下流端が開口する通路へ流出し、この際に、排気中のPMが通路壁に捕集される。
酸化触媒7は、排気中のNOを酸化させてNOを生成し、このNOを酸化剤としてDPF8に供給すると共に、酸化熱を発生させて下流側のDPF8を昇温する。
このようにDPF8の前段(上流側)に酸化触媒7を配置することにより、DPF8に捕集されたPMは、酸化触媒7から供給されたNOと反応して酸化し、DPF8の連続再生が行われる。
第2ケーシング5b内には、前段(上流側)にアンモニアを還元剤としてNOxを還元する機能を有するSCR触媒9が収納され、後段(下流側)にSCR触媒9から流出したアンモニアを酸化してNとする酸化触媒としての機能を有するアンモニア酸化触媒10が収納されている。「SCR」は、Selective Catalytic Reductionの略語である。
また、第2ケーシング5b上流の連通路6には、SCR触媒9へ向けて、還元剤(アンモニア)の前駆体としての尿素水溶液(以下「尿素水」という)を噴射する尿素水噴射ノズル11が設けられている。
尿素水は、図示しない尿素水タンクから噴射量制御用の制御モジュール12を介してノズル11へ供給される。制御モジュール12は、マイクロコンピュータを内蔵する電子制御ユニット(ECU)50によって制御される。
尿素水噴射ノズル11から噴射された尿素水は、排気の熱により加水分解してアンモニアとなり、係るアンモニアはSCR触媒9に吸着される。SCR触媒9では、吸着したアンモニアを還元剤として、NOxとアンモニア(NH)とを選択的に還元反応させ、NOxを水(HO)と窒素(N)とに転換して浄化する。
上記のSCR触媒9と尿素水噴射ノズル11とでNOx還元装置が構成される。
また、酸化触媒7の上流側及びSCR触媒9の上流側の排気通路3には、排気の流れを偏向して、酸化触媒7及びSCR触媒9の横断面(排気の流れ方向に直交する断面)における排気の流れの偏りを減少させるための偏向部材21,21を配置してある。
尚、偏向部材21を、酸化触媒7の上流側とSCR触媒9の上流側とのいずれか一方に設けることができる。
本実施形態の排気浄化装置4では、酸化触媒7とDPF8とが同一直線上に配置され、SCR触媒9とアンモニア酸化触媒10とが同一直線上に配置され、酸化触媒7及びDPF8が、SCR触媒9及びアンモニア酸化触媒10に対して略平行に並んで配置され、かつ、酸化触媒7とDPF8における排気の流れ方向と、SCR触媒9とアンモニア酸化触媒10における排気の流れ方向とが同じに設定され、DPF8を通過した排気は、進路を180度変えて進んだ後、再度進路を180度変えてSCR触媒9に流入するように、排気通路3を設けてある。
更に、排気マニホールド2の出口においては、酸化触媒7とDPF8における排気の流れ方向とは逆方向に向けて排気が流れた後、進路を180度変えて酸化触媒7に流入するように排気通路3を設けてある。
即ち、酸化触媒7及びSCR触媒9の直前で、排気通路3は屈曲してU字状をなし、排気は、進路を180度変えて酸化触媒7及びSCR触媒9に流入するように構成されている。
ここで、排気流量が少ない場合、排気は、図2に示すように、排気の進路を180度変えるU字状部(屈曲部)31の曲りの外側31aに偏って流れる、つまり、曲りの内側31bを流れる排気流量よりも曲りの外側31aを流れる排気流量が多くなる傾向を示し、酸化触媒7及びSCR触媒9を流れる排気に偏りが発生し、引いては、DPF8及びアンモニア酸化触媒10でも排気の流れに偏りが発生することになる。
そこで、U字状部31の曲りの外側31aに偏って流れる排気を、偏向部材21、21によって内側に向けて案内、偏向することで、排気の流れを排気通路3内に分散させ、酸化触媒7及びSCR触媒9の横断面(排気の流れ方向に直交する断面)における排気の流れの偏りを減少させる。
偏向部材21,21は、図3に示すように、偏向を行うフィン部21aと、フィン部21aの一辺を回動可能に支持する回転軸60と、フィン部21a及び回転軸60を吸気通路(吸気管)3に固定するためのベース部21bとからなる。
偏向部材21,21(フィン部21a)は、アクチュエータ61によって回転軸60回りに回動し、排気通路3に対する傾斜角が変更され、アクチュエータ61の作動は、電子制御ユニット(ECU)50によって制御される。
アクチュエータ61としては、エアシリンダ、油圧シリンダ、ソレノイド、モータなどを用いることができる。
偏向部材21、21は、酸化触媒7、SCR触媒9を上流側に向け投影したときの排気通路3(U字状部31)の内壁への投影領域、つまり、U字状部31の曲りの外側31aであって酸化触媒7、SCR触媒9の入口に向けて排気が進路を略90度変える部分に、排気の流れの下流側に向けて徐々に排気通路3の内壁から離れるような傾斜角をなすように配置される。
そして、偏向部材21,21は、U字状部31の曲りの外側31aで、排気が流れる排気通路3内の空間に突出し、U字状部31の曲りの外側31aに沿って流れる排気を、排気通路3の中心寄りの流れに案内、偏向する。
これにより、図4に示すように、排気がU字状部31の曲りの外側31aに偏って流れる場合に、排気の流れを分散させることができ、以って、酸化触媒7及びSCR触媒9の横断面における排気の流れの偏りを減少させることができる。
ここで、偏向部材21,21と排気通路3の内壁とがなす挟角である、偏向部材21、21の傾斜角θが、アクチュエータ61によって変更され、アクチュエータ61の動作は、電子制御ユニット(ECU)50によりディーゼルエンジン(内燃機関)1の運転状態に応じて制御される。
電子制御ユニット50には、ディーゼルエンジン1の運転状態を検出する各種センサからの信号が入力される。
前記各種センサとしては、排気温度ETを検出する排気温度センサ71、ディーゼルエンジン1の吸入空気量QAを検出する吸気量センサ72、ディーゼルエンジン1の回転速度NEを検出する回転速度センサ73などを設けてある。
そして、電子制御ユニット50は、例えば、図5に示すようにして、アクチュエータ61(偏向部材21、21の傾斜角θ)を制御する。
図5のフローチャートにおいて、ステップS101では、各種センサの信号に基づいてディーゼルエンジン1の運転状態を検出する。
ステップS102では、吸入空気量QAなどのディーゼルエンジン1の運転状態に基づいて、排気流量QEを算出する。
ステップS103では、ステップS102で算出した排気流量QEに基づいて、偏向部材21、21の傾斜角θの目標値θtを設定する。
尚、排気流量QEに相関する吸入空気量QAなど運転状態を変数とするマップから、目標値θtを検索する構成とすることができる。
ここで、排気流量QEが多い場合には少ない場合に比べて傾斜角θの目標値θtをより小さく設定する。尚、傾斜角θを小さくすることは、偏向部材21、21による排気の偏向作用を弱めることになり、また、排気通路3の内壁からの偏向部材21、21の突出高さを減らして偏向部材21,21による排気抵抗を弱めることになる。
排気流量QEと目標値θtとの相関の一例として、図5中に実線で示すように、排気流量QEと閾値SLとを比較し、排気流量QEが閾値SLよりも多い場合には目標値θt=θ1とし、排気流量QEが閾値SLよりも少ない場合には目標値θt=θ2(θ2>θ1)とすることができる。
また、排気流量QEと目標値θtとの相関の別の例としては、図5中に点線で示すように、排気流量QEの増大に対して目標値θtを徐々に小さくすることができる。
上記のようにして、目標値θtを設定すると、ステップS104では、目標値θtに応じてアクチュエータ61を制御して、偏向部材21、21の傾斜角θを目標値θtに制御する。
以下では、排気流量QEが多い場合には少ない場合に比べて傾斜角θの目標値θtをより小さく設定する理由を説明する。
排気流量QEが多い場合には、偏向部材21、21による偏向を行わなくとも、酸化触媒7及びSCR触媒9の横断面における排気の流れの偏りは十分に小さくなる。従って、排気流量QEが多い場合、偏向部材21、21による偏向の効果は減少し、逆に、排気抵抗を増大させてしまうという不利益が大きくなってしまう。
一方、排気流量QEが少ない場合には、排気がU字状部31の曲りの外側31aに偏って流れる傾向が強くなるため、偏向部材21、21によって排気の流れを分散させることの効果が大きく、また、排気抵抗は充分に小さく抑制できる。
そこで、図4に示すように、排気流量QEが少ない場合には、排気流量QEが多い場合よりも傾斜角θを大きく設定することで、U字状部31の曲りの外側31aに偏って流れる排気を内側に向けて案内、偏向させて、酸化触媒7及びSCR触媒9の横断面における排気の流れの偏りを減少させる。
一方、排気流量QEが多い場合には、排気流量QEが少ない場合よりも目標値θtを小さく設定することで、偏向部材21、21が排気抵抗となってディーゼルエンジン1の背圧が上昇し、燃費性能などが低下することを抑制する。
つまり、排気流量QEに応じて偏向部材21、21の傾斜角θを制御することで、酸化触媒7及びSCR触媒9の横断面における排気の流れの偏りを抑制しつつ、偏向部材21、21が排気抵抗となってディーゼルエンジン1の背圧を上昇させてしまうことを抑制する。
尚、排気流量QEが多い状態では排気温度ETが高くなり、排気流量QEが少ない状態では排気温度ETが低くなるから、排気温度ETが高い場合には低い場合に比べて傾斜角θの目標値θtをより小さく設定することで、排気流量QEに基づき偏向部材21、21の傾斜角θを制御する場合と同様な作用、効果を奏することができる。
ところで、偏向部材21、21の傾斜角θの制御、特に、傾斜角θを段階的に変化させる制御では、偏向特性を細かく調整することが難しいので、例えば、図6(A)、(B)に示すように、偏向部材21(フィン部21a)に複数の貫通孔21dを穿設し、貫通孔21dの配置領域、径、密度(間隔)、軸心方向などの設定によって、偏向特性の調整を行うことができる。例えば、フィン部21aのベース部21b寄りでは、貫通孔21dの径及び/又は単位面積当たりの孔数を先端側に比べて小さくすれば、排気通路3の内壁に沿って流れる排気を中心寄りに偏向させつつ、排気通路3の中心寄りを流れる排気が過剰に偏向されてしまうことを抑制できる。
また、複数の偏向部材21を同一箇所に並べて配置することができ、例えば、図7(A)、(B)に示す例では、2つの偏向部材211、212を排気通路3の周方向に並べて配置してある。図7(A)は、2つの偏向部材211、212が共に貫通孔21dを備えない例であり、図7(B)は、2つの偏向部材211、212が共に貫通孔21dを有する例である。
以上、好ましい実施形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
例えば、偏向部材21は、板状に限定されるものではなく、例えば、凹状や筒状などの他の形状とすることができる。
また、複数の偏向部材を排気の流れ方向の前後に隣接させて設けることができる。
また、偏向部材は、触媒(排気浄化装置)に対する流入排気の偏りを抑制するために用いることができる他、フィルタ(排気浄化装置)に対する流入排気の偏りを抑制するために用いることができる。
また、偏向部材は、実施形態に示したように、触媒やフィルタなどの排気浄化装置の上流に設けることで、下流側の排気浄化装置における排気の偏りを抑制できる他、排気浄化装置の下流側に設けることで、上流側の排気浄化装置における排気の偏りを抑制することが可能である。即ち、排気浄化装置の下流側であって排気の流れが偏る側に偏向部材を設けることで、排気の流れが偏る側の経路における排気抵抗が増し、排気流れの偏りを抑制することができる。
また、偏向部材が適用される排気系は、排気浄化装置の上流側で排気通路3が屈曲する排気系に限定されるものではなく、例えば、排気浄化装置の上流側で排気通路3がストレートに延びる排気系にも適用することが可能である。
排気浄化装置の上流側で排気通路がストレートに延びる排気系の場合であって、例えば、排気浄化装置(触媒やフィルタ)の軸心付近に排気が偏って流れる場合には、排気浄化装置の周辺部に向けて排気を偏向する偏向部材を設け、例えば、排気流量が多くなった場合には、係る偏向部材の角度を変化させて偏向(排気抵抗)が弱まるようにする。
また、ディーゼルエンジン1の運転状態(排気流量)に応じて傾斜角θを変化させる偏向部材と、傾斜角θを固定とする偏向部材とを組み合わせて用いたり、ディーゼルエンジン1の運転状態(排気流量)に対する傾斜角の制御特性が異なる複数の偏向部材を組み合わせて用いたりすることができる。
また、排気浄化装置(触媒やフィルタ)の直前に複数の排気流量センサを配置し、これらセンサの出力に基づいて、排気浄化装置(触媒やフィルタ)の横断面における排気の流れの偏りを検出し、検出した偏りが許容範囲内になるように偏向部材の傾斜角を制御することができる。
例えば、U字状部(屈曲部)31の曲りの外側31aと内側31bとに排気流量センサをそれぞれ設け、曲りの内側31bでの排気流量に対して曲りの外側31aでの排気流量が所定以上に多い場合(曲りの内外での排気流量の偏差が許容範囲を超えて大きい場合)には、偏向部材の傾斜角を増大させる一方、曲りの内側31bでの排気流量と曲りの外側31aでの排気流量との偏差が許容範囲内であれば、偏向部材の傾斜角を減少させ、排気の流れの偏りを許容範囲内に抑制しつつ、可及的に偏向部材の傾斜角を小さくすることができる。
また、偏向部材を適用する内燃機関をディーゼルエンジン1に限定するものではなく、ガソリンエンジンなどへの適用が可能であり、ガソリンエンジンの場合も、三元触媒など排気浄化装置における排気の偏りを改善しつつ、排気抵抗の増大を抑制できる。
1 ディーゼルエンジン(内燃機関)
2 排気マニホールド
3 排気通路(排気管)
4 排気浄化装置
5a 第1ケーシング
5b 第2ケーシング
6 連通路
7 酸化触媒(DOC)
8 ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)
9 SCR触媒
10 アンモニア酸化触媒
21 偏向部材
21d 貫通孔
31 U字状部(屈曲部)
50 電子制御ユニット(ECU)
60 回転軸
61 アクチュエータ

Claims (6)

  1. 内燃機関の排気通路に、排気の流れを偏向する偏向部材であってアクチュエータによって傾斜角が変更される偏向部材を配置し、
    前記排気浄化装置の横断面における排気の流れを分散させるように、前記内燃機関の運転状態に応じて前記傾斜角を制御する、内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記内燃機関の排気流量に応じて前記傾斜角を制御する、請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記内燃機関の排気流量が多い場合には少ない場合に比べて排気の流れの偏向を弱めるように前記傾斜角を制御する、請求項2記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 排気流量が多くなるほど、前記偏向部材と前記排気通路の内壁とがなす挟角が小さくなるように前記傾斜角を制御する、請求項2記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記排気浄化装置の手前に前記排気通路の屈曲部が配され、前記偏向部材が、前記屈曲部の曲りの外側に沿って流れる排気を内側に向けて偏向する、請求項1から4のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 前記偏向部材に複数の貫通孔を形成した、請求項1から5のいずれか1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
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