JP2014108210A - 気化薬剤収納容器 - Google Patents
気化薬剤収納容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014108210A JP2014108210A JP2012263604A JP2012263604A JP2014108210A JP 2014108210 A JP2014108210 A JP 2014108210A JP 2012263604 A JP2012263604 A JP 2012263604A JP 2012263604 A JP2012263604 A JP 2012263604A JP 2014108210 A JP2014108210 A JP 2014108210A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- top wall
- vaporized
- wall portion
- storage body
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
【解決手段】気化薬剤Wが収納される収納体2と、収納体2の底壁部14に形成された挿通孔16内に、収納体2の天壁部22に向けて進退自在に挿入された挿入体30と、を備え、挿入体30において、収納体2の天壁部22側を向く上端面には、複数の気化薬剤Wのうち一部の気化薬剤W1が保持される保持部32aが形成され、収納体2の天壁部22において、挿入体30の保持部32aと対向する位置には、保持部32aと収納体2の天壁部22との間に挟まれて破砕された一部の気化薬剤W1を収納体2の天壁部22上に至らせる通過孔23bが形成されていることを特徴としている。
【選択図】図2
Description
また、このように、収納体内の気化薬剤のうち、破砕されて収納体の天壁部上に至った一部の気化薬剤から気化ガスが揮散されるので、ある程度の時間継続して気化ガスを揮散させることができる。
図1に示すように、本実施形態の気化薬剤収納容器1は、固形状の気化薬剤Wが収納される収納体2を備えている。また、収納体2は、挿通孔16を有する底壁部14を備えた有底筒状の容器本体10と、収納体2の天壁部22が形成されて容器本体10の開口部10aを閉塞する蓋部材20と、を備えている。さらに、本実施形態の気化薬剤収納容器1は、底壁部14に形成された挿通孔16内に、収納体2の天壁部22に向けて進退自在に挿入された挿入体30を備えている。以下の説明では、図1中で示す収納体2の中心軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿った収納体2の天壁部22側を上側といい、天壁部22とは反対側の底壁部14側を下側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O周りに周回する方向を周方向という。
胴部11の直径は、上下方向にわたって一定となっている。胴部11の上下方向の長さは、例えば収納される気化薬剤Wの量に対応して設定される。
外筒部13の上下方向の長さは、例えば胴部11の上下方向の長さと同等となっている。外筒部13の内径は、胴部11の外径よりも大きくなっている。これにより、外筒部13は、胴部11との間に径方向の隙間を有した状態で配設される。外筒部13の上端縁は、接続部12を介して胴部11の上端縁に接続されている。
外筒部13の下端部の内周面には、径方向の内側に突出した係合爪部13bが形成されている。外筒部13における係合爪部13bよりも上側の外周面には、径方向の外側に突出した係合凸部13aが形成されている。
底壁部14における挿通孔16の開口縁には、下側に延びる筒状部17が形成されている。筒状部17は、容器軸Oと同軸の円筒形状に形成されている。筒状部17の上下方向の長さは、例えば気化薬剤Wの半径と同等となっている。また、筒状部17の径方向の外側には、筒状部17を囲繞するように、大径筒状部18が筒状部17と一体的に形成されている。大径筒状部18の下端開口縁は、筒状部17の下端開口縁19よりも下側に配置されている。
基体部材40の係合凸部42aと、容器本体10の係合爪部13bと、が係合することで、収納体2と基体部材40とが付勢手段45により互いに離反するように付勢された状態で、相対移動が規制されている。また、収納体2を下側に向けて押込むことにより、基体部材40の係合凸部42aと、容器本体10の係合爪部13bとの係合が解除されて付勢手段45が圧縮されるとともに、収納体2が基体部材40の筒部42内を下側に向けて移動する。これにより、挿入体30は、天壁部22に向けて前進する。
天壁部22は、容器本体10の接続部12上に配置された環板部25と、環板部25の内周縁から下側に向けて延びる大径筒部22aと、大径筒部22aの下側に位置する小径筒部22bと、大径筒部22aと小径筒部22bとを接続する接続筒部22cと、接続筒部22cの下端開口を閉塞し、かつ下側に向けて凸の曲面状に形成された突端部23と、を備えている。
また、環板部25の下面には、下側に延びる内筒部26が形成されている。内筒部26は、その外径が例えば容器本体10の開口部10aの内径と同等となるように形成されており、容器本体10の開口部10aに嵌合可能に形成されている。
接続筒部22cの直径は、上側から下側に向かって漸次小さくなるように形成されている。なお、接続筒部22cの容器軸Oに対する傾斜角度は、例えば、約45°程度となっている。環板部25、大径筒部22a、接続筒部22cおよび小径筒部22bは、滑らかに接続されている。
突端部23には、複数の刃部23aが容器軸Oに対して同軸となるように環状に形成されている。刃部23aは、保持部32aと天壁部22の突端部23との間に一部の気化薬剤W1が挟まれたときに、この気化薬剤W1を破砕できるように、下側へ向かうに従い漸次厚さが薄くなる先鋭形状に形成されている。
さらに、突端部23には、保持部32aと収納体2の天壁部22との間に挟まれて破砕された一部の気化薬剤W1を通過させて、収納体2の天壁部22上に至らせる通過孔23bが形成されている。通過孔23bは、突端部23において互いに隣り合う刃部23aの間に形成されている。通過孔23bの開口面積は、下側から上側に向かって小さくなるように形成されている。破砕された一部の気化薬剤W1は、通過孔23bを下側から上側に向かって通じ、小径筒部22bおよび突端部23の内側であって収納体2の天壁部22上に載置される。
蓋部材20は、環板部25の内筒部26を容器本体10の開口部10aに嵌合するとともに、周壁部27の係合爪部27aと容器本体10の係合凸部13aとを係合することで、容器本体10の開口部10aに装着される。
図1に示すように、気化薬剤収納容器1の使用前にあっては、収納体2は、付勢手段45により上側に向かって付勢されて支持されており、収納体2の天壁部22と挿入体30の保持部32aとが互いに離反している。このとき、複数の気化薬剤Wのうち一部の気化薬剤W1が、保持部32a内に保持された状態となっている。
続いて、図2に示すように、収納体2を下側に向けて押込むと、挿入体30が天壁部22に向けて前進する。このとき、挿入体30の前進に伴って複数の気化薬剤Wが天壁部22に向けて前進するが、すり鉢形状に形成された天壁部22の壁面に沿って、径方向の外側に移動する。そして、保持部32a内に保持された一部の気化薬剤W1のみが、挿入体30の保持部32aと天壁部22の突端部23との間に挟まれる。
次いで、収納体2を下側に向けてさらに押込むと、突端部23に形成された刃部23aが一部の気化薬剤W1に食い込み、この気化薬剤W1を破砕する。そして、一部の気化薬剤W1の破砕片は、通過孔23bを通じ、小径筒部22bおよび突端部23の内側であって、収納体2の天壁部22上に至る。ここで、前述のとおり、通過孔23bの開口面積は、下側から上側に向かって小さくなるように形成されているので、より開口面積の大きい通過孔23bの下側の開口から、気化薬剤W1の破砕片を確実に通過孔23bに導くことができる。さらに、気化薬剤W1の破砕片が収納体2の天壁部22上に至った後においては、気化薬剤W1の破砕片が通過孔23bの上側の開口から下側に向かって通過するのを抑制できる。
次いで、図3に示すように、収納体2の押込み状態を解除すると、収納体2は、付勢手段45の付勢力により、上側に向かって自動的に移動するとともに、挿入体30が天壁部22から後退し、収納体2の天壁部22と挿入体30の保持部32aとが互いに離反する。そして、一部の気化薬剤W1の破砕片は、収納体2の天壁部22上に載置された状態で外気に晒されて、気化ガスを揮散する。
また、このように、収納体2内の気化薬剤Wのうち、破砕されて収納体2の天壁部22上に至った一部の気化薬剤W1から気化ガスが揮散されるので、ある程度の時間継続して気化ガスを揮散させることができる。
また、天壁部22の刃部23aは、容器軸Oに対して同軸となるように環状に設けられるとともに、下側へ向かうに従い漸次厚さが薄くなる先鋭形状に形成されていたが、例えば複数の尖塔形状の突起により形成されていてもよい。刃部23aの形状は、気化薬剤Wを破砕可能であれば特に限定されない。
また、実施形態では、天壁部22に刃部23aを設けていたが、挿入体30の保持部32aに刃部23aを設けてもよいし、天壁部22および挿入体30の双方に刃部23aを設けてもよい。
2 収納体
14 底壁部
15 突端部
16 挿通孔
22 天壁部
23 突端部
23b 通過孔
30 挿入体
32a 保持部
45 付勢手段
W,W1,W2 気化薬剤
Claims (5)
- 気化薬剤が収納される収納体と、
前記収納体の底壁部に形成された挿通孔内に、前記収納体の天壁部に向けて進退自在に挿入された挿入体と、
を備え、
前記挿入体において、前記収納体の天壁部側を向く上端面には、前記気化薬剤が保持される保持部が形成され、
前記収納体の天壁部において、前記挿入体の前記保持部と対向する位置には、前記保持部と前記収納体の天壁部との間に挟まれて破砕された前記気化薬剤を通過させて前記収納体の天壁部上に至らせる通過孔が形成されていることを特徴とする気化薬剤収納容器。 - 請求項1に記載の気化薬剤収納容器であって、
前記収納体および前記挿入体のうちのいずれか一方は、前記収納体の天壁部と前記挿入体の前記保持部とが互いに離反するように付勢する付勢手段により支持されていることを特徴とする気化薬剤収納容器。 - 請求項1または2に記載の気化薬剤収納容器であって、
前記収納体の天壁部は、前記収納体の底壁部側に向かって突出するすり鉢形状に形成されており、
前記天壁部における前記底壁部側の突端部に前記通過孔が形成されていることを特徴とする気化薬剤収納容器。 - 請求項3に記載の気化薬剤収納容器であって、
前記保持部は、内側に前記天壁部の前記突端部が進入可能な凹曲面状に形成されていることを特徴とする気化薬剤収納容器。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の気化薬剤収納容器であって、
前記収納体の底壁部は、前記収納体の天壁部側とは反対側に向かって突出するすり鉢形状に形成されており、
前記底壁部における前記天壁部側とは反対側の突端部に前記挿通孔が形成されていることを特徴とする気化薬剤収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012263604A JP5965826B2 (ja) | 2012-11-30 | 2012-11-30 | 気化薬剤収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012263604A JP5965826B2 (ja) | 2012-11-30 | 2012-11-30 | 気化薬剤収納容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014108210A true JP2014108210A (ja) | 2014-06-12 |
JP5965826B2 JP5965826B2 (ja) | 2016-08-10 |
Family
ID=51029211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012263604A Expired - Fee Related JP5965826B2 (ja) | 2012-11-30 | 2012-11-30 | 気化薬剤収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5965826B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57173747U (ja) * | 1981-04-28 | 1982-11-02 | ||
JPH04161165A (ja) * | 1990-10-25 | 1992-06-04 | Barutetsuku Kk | 薬液等の蒸散装置 |
JP2010011888A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-21 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 通気式薬剤容器 |
-
2012
- 2012-11-30 JP JP2012263604A patent/JP5965826B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57173747U (ja) * | 1981-04-28 | 1982-11-02 | ||
JPH04161165A (ja) * | 1990-10-25 | 1992-06-04 | Barutetsuku Kk | 薬液等の蒸散装置 |
JP2010011888A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-21 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 通気式薬剤容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5965826B2 (ja) | 2016-08-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2816669C (en) | Device and method for dispensing liquids | |
EP2185205B1 (en) | Passive dispenser of volatile material | |
MX2013000622A (es) | Distribuidor de material volatil y metodo para sujetar de tal modo solamente los repuestos compatibles. | |
JP6790122B2 (ja) | 案内機構付き揮発性組成物ディスペンサ | |
EP3452114B1 (en) | Volatile composition dispenser with retractable push button | |
US20140103136A1 (en) | Spill-resistant air freshener canister | |
AR071878A1 (es) | Inhalador de polvo | |
JP5965826B2 (ja) | 気化薬剤収納容器 | |
JP5393995B2 (ja) | 害虫駆除用噴霧装置 | |
JP6002560B2 (ja) | 気化薬剤収納容器 | |
JP2021097994A (ja) | 棒状化粧料容器 | |
US20080099575A1 (en) | Evaporator device for volatile substances | |
JP6093595B2 (ja) | 気化薬剤収納容器 | |
JP6073093B2 (ja) | 薬剤揮散容器 | |
JP2007284122A (ja) | 連続作動モード設定機構および、この連続作動モード設定機構を備えたエアゾール式製品 | |
WO2013179680A1 (ja) | 薬剤放散装置 | |
JP5205080B2 (ja) | 気化薬剤収納容器 | |
JP7334114B2 (ja) | 薬剤作用装置 | |
JP2016011158A (ja) | 揮散容器 | |
JP2012205603A (ja) | 害虫駆除用噴霧装置 | |
JP2014166873A (ja) | 揮散容器 | |
JP2014198587A (ja) | 揮散容器 | |
JP6537394B2 (ja) | 揮散容器 | |
US20110024518A1 (en) | Refill fragrance cartridge for air freshener units | |
US20220400759A1 (en) | Mouthpiece Portion for an Electronic Cigarette |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150603 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160301 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160414 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160607 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160704 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5965826 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |