JP2014105000A - 包装用容器 - Google Patents

包装用容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014105000A
JP2014105000A JP2012259535A JP2012259535A JP2014105000A JP 2014105000 A JP2014105000 A JP 2014105000A JP 2012259535 A JP2012259535 A JP 2012259535A JP 2012259535 A JP2012259535 A JP 2012259535A JP 2014105000 A JP2014105000 A JP 2014105000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
cooperation
side walls
inner bottom
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012259535A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Uda
哲 宇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2012259535A priority Critical patent/JP2014105000A/ja
Publication of JP2014105000A publication Critical patent/JP2014105000A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

【課題】接着等によらずに連携部を容器内の定位置に保持することができる。
【解決手段】側壁14及び15を繋ぐ連携部20が設けられている。連携部20により、側壁間に隙間が形成されるのが防止されている。連携部20には突出部22が形成されており、側壁14には切り込み53が形成されている。連携部20は、X方向に沿って折り畳まれていると共に、Y方向に沿って折り曲げられ、側壁14の近傍へと配置される。そして、突出部22が切り込み53に差し込まれることで、連携部20が側壁14の近傍の位置に保持される。
【選択図】図3

Description

本発明は、包装用容器に関する。
包装用容器において液漏れを抑制する方法の一例として、特許文献1では、側壁同士の間にこれらを連携する折り込み片(連携部)を設けている。折り込み片は容器内に配置されている。
特願2008−184215号公報
特許文献1のように折り込み片を容器内に配置する場合、折り込み片が定位置に保持されないと、容器内に食品等を収容する際に邪魔になるおそれがある。一方、折り込み片が容器の内側面に接着されるとすると、容器の製造の際、折り込み片の接着工程を経る必要があり、製造に時間や手間が掛かる。また、容器に食品を収容する場合、容器の内表面に接着剤を塗布するのは、衛生上、好ましくない。
本発明の目的は、接着等によらずに連携部を容器内の定位置に保持することができる包装用容器を提供することにある。
本発明の包装用容器は、多角形の概略形状を有する内底面を規定する底壁と、前記内底面の各辺と連続する内側面を規定する、前記辺ごとに設けられた側壁とを構成するように折り込まれた、前記底壁及び前記側壁を一体に含む1枚のシートを有する包装用容器であって、前記内底面の角を挟んで隣り合う2つの前記側壁同士を、当該角に対して前記内底面とは反対側において繋ぐ、前記内底面の角ごとに設けられた連携部が、前記シートを展開した場合に、当該2つの前記側壁の一方から他方までを、少なくとも前記内底面の角の近傍において隙間なく占めるように、前記シートに一体に含まれており、前記側壁及び前記連携部のいずれか一方に形成された第1の切り込みに他方が差し込まれることにより、前記内底面及び内側面によって規定される内包空間内における前記側壁に近接した所定の位置に前記連携部が保持されている。
連携部及び側壁の一方に形成された切り込みに他方を差し込むことで連携部を側壁付近に保持するため、容器の内表面に接着剤等を塗布することなく容器内の定位置に連携部を保持することができる。
本発明の一実施形態である第1の実施形態に係るカートンの展開図である。 図1に示す展開シートを折り込んだカートンの、蓋部を開いた状態の斜視図である。 図2における連携部付近の拡大図であって、図2の状態から側壁同士の固定を解除すると共に、連携部を側壁から離隔させた状態の斜視図である。 図2の状態から平たく折り畳んだ状態のカートンの斜視図である。 本発明の別の一実施形態である第2の実施形態に係るカートンの展開図である。 図5に示す展開シートを折り込んだカートンの、蓋部を開いた状態の斜視図である。 図6における連携部付近の拡大図であって、図6の状態から側壁同士の固定を解除すると共に、連携部を側壁から離隔させた状態の斜視図である。 本発明のさらに別の一実施形態である第3の実施形態に係るカートンの展開図である。 第3の実施形態に係るカートンの一部拡大斜視図であって、図7に対応する図である。 第3の実施形態に係るカートンの、蓋部を閉じた状態の一部拡大斜視図である。 第1の実施形態の変形例であって、図2に対応する斜視図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る一実施の形態である第1の実施形態について、図1〜図4を参照しつつ説明する。第1の実施形態に係るカートン1(包装用容器)は、図1に示すように、1枚のシートからカットされた、全体が一体の展開シートAから構成されている。展開シートAは厚紙から構成されているが、紙以外の素材から構成されてもよい。展開シートAは、裏の面及び表の面に相当する2表面の一方が、他方より防水性能が高くなるように構成されている。例えば、一方の面にラミネート加工が施されていてもよいし、シートが複数層によって構成され、一方の面に相当する層が他方の面に相当する層よりも、防水性能の高い素材から構成されてもよい。また、一方の面に防水加工が施された、一般に機能紙と呼ばれる部材が使用されてもよい。本実施形態では、図1に表れた面がその裏側の面よりも防水性能が高いものとする。
展開シートAが、図1に示す破線に沿って谷折りに折られると共に、図1に示す二点鎖線に沿って山折りに折られることにより、図2に示す箱型の形態を有するカートン1に折り込まれている。これにより、カートン1の内表面が、防水加工が施された面となる。以下において、上下左右前後の各方向は、特に断りのない限り、図2に示す上下左右前後の各方向に対応するとする。
カートン1は、図1及び図2に示すように、底壁11及び側壁12〜15を有している。底壁11の上面は、カートン1の内底面1aを規定している。内底面1aは上方に面しており、左右方向が前後方向に対して若干長尺な長方形の形状を有している。側壁12〜15は、底壁11の四辺から上方へと延びている。側壁12及び15は、前後方向に関して互いに対向している。側壁13及び14は、左右方向に関して互いに対向しており、上端にフラップ13a及び14aがそれぞれ繋がっている。側壁13及び14のそれぞれには、図1の展開シートAにおいて、内底面1aの角11aの頂点からフラップ13a又は14aの先端に向かって直線状に延びる2本の折れ線61が形成されている。折れ線61は、側壁13及び14の各辺に対して斜めに延びている。折れ線61の沿う方向は、後述のとおり、連携部20に形成された折れ線20aに合わせて調整されている。
側壁12〜15は、カートン1の内側面1b〜1eを規定している。内側面1b〜1eは、それぞれ、内底面1aの各辺を一辺とする長方形の形状を有している。内側面1b及び1eは左右方向に長尺であり、内側面1c及び1dは前後方向に長尺である。以上により底壁11及び側壁12〜15は、全体として上方に開放された直方体の箱型の形状を呈している。その内部には、内底面1a及び内側面1b〜1eによって規定された内包空間1xが形成されている。内包空間1xには、食品などの物品が収容される。フラップ13a及び14aは、内包空間1x側に向かって折られている。
側壁12〜15同士の間には、連携部20がそれぞれ形成されている。連携部20は、図1の展開シートAにおいて、内底面1aの角11aを挟んで隣り合う2つの側壁(例えば、側壁14及び15)同士を、内底面1aとは反対側の矩形領域Rにおいて繋いでいる。連携部20は、矩形領域Rに対応した矩形の概略形状を有している。連携部20には、角11aとは反対側の角部に欠け部24aが形成されている。矩形領域Rのうち、角11a近傍の三角形領域Tにおいては、一方の側壁から他方の側壁まで(例えば、側壁14から側壁15まで)を隙間なく占めている。連携部20は、角11aを挟んで隣り合う2つの側壁(例えば、側壁14及び15)との間の2つの境界線によって規定される角(三角形領域Tの直角)を二分する折れ線20aに沿って、図3のX方向に2つ折りに折り畳まれている。さらに、連携部20は、側壁13又は14の内壁面1c又は1dの近傍に向かって、図3のY方向に折り畳まれている。連携部20は、内側面1c又は1dとほぼぴったり接触する位置に配置されている。折れ線61は、このように連携部20が折り畳まれた際に折れ線20aとほぼぴったり沿うように形成されている。
連携部20は、図1〜図3に示すように、Z方向(図2、図3)に向かって突出した突出部22と、切り込み51によって連携部20から一部切り離された半円部23とを有している。突出部22は、連携部20における折れ線20aで分けられた2つの領域のうち、側壁13又は14から近い方の領域に形成されている。Z方向は、図2において上方、つまり、底壁11から離隔する方向に対応する。半円部23は、その弦に当たる部分において側壁13又は14と繋がっている。この弦に当たる部分の上端には、鉤状の切り欠き23aが形成されている。
側壁12又は15と連携部20との境界近傍には切り欠き52が形成されている。切り欠き52は、連携部20が図3に示すように折り畳まれた際に、突出部52aが連携部20から切り離され、側壁12又は15の両側に向かって突出するように形成されている。切り欠き52の長さは、半円部23の直径より若干短くなるように調整されている。また、切り欠き52の上端には、斜め上方に向かって延びる鉤状の切り欠き部52bが繋がっている。
側壁13及び14には、2つの切り欠き53がそれぞれ形成されている。切り欠き53は、側壁13又は14において、フラップ13a又は14aの折れ線付近に形成されている。これらの切り欠き53は、図3に示すように、連携部20に形成された2つの突出部22に対応している。切り欠き53は、フラップ13a又は14aが図3に示すように内包空間1x側に折られた際に、突出部53aがフラップ13a又は14aから切り離され、Z方向に向かって突出するように形成されている。一方、フラップ13a又は14aにおいて突出部53aが切り離された位置には、フラップ13a又は14aを上下方向に貫通する貫通孔53bが形成されている。
連携部20が図3のX方向に2つ折に折り畳まれた際、半円部23が切り欠き52に差し込まれる。半円部23の直径は上記のとおり、切り欠き52より若干長いが、切り欠き52に半円部23をねじ込む際、切り欠き52の上端に形成された鉤状の切り欠き52aによって隙間が多少、広がるため、半円部23が切り欠き52を通過できる。半円部23が一旦切り欠き52に根元付近まで挿入されると、鉤部23aと切り欠き52の上端とが引っかかるため、半円部23が切り欠き52から抜け出すのが抑制される。このような構造により、側壁12〜15同士が互いに固定されている。また、連携部20が図3のY方向に折り畳まれた際、突出部22が下方から上方に向かって切り欠き53に差し込まれる。これにより、連携部20が側壁13又は14にほぼぴったりと接触した位置に保持される。
側壁12において底壁11とは反対側の辺には、底壁11とほぼ同じ大きさ且つ同じ形状の蓋部31が連結されている。蓋部31の先端にはフラップ32が設けられている。蓋部31とフラップ32との境界において左右方向に両端近傍には、切り欠き54が形成されている。図2の状態から、フラップ32がフラップ13a及び14aと側壁15との間に差し込まれることで、カートン1が、蓋が閉じられた状態となる。これにより、カートン1がほぼ直方体型の箱体を形成する。このとき、フラップ32が切り欠き54においてフラップ13a及び14aに引っかかることで、フラップ13a及び14aと側壁15との間からフラップ32が抜け出しにくくなっている。
カートン1は、蓋部31を側壁12に対して伸ばし、且つ、側壁13及び14においてフラップ13a及び14aの部分を折り曲げない状態で、側壁13及び14を折れ線61に沿って折り曲げることで、図4に示すようにコンパクトに折り畳むことができる。この折り畳みは、突出部22及び半円部23が切り込み53及び52に差し込まれたままの状態で行うことができる。これにより、蓋部31及び側壁12〜15を底壁11近傍にまで倒れこんだ状態にすることができ、カートン1全体を平たい状態に保持できる。
以上説明した第1の実施形態によると、突出部22を切り込み53に差し込むことで連携部20を側壁13又は14の近傍に保持できる。このため、内側面1cや内側面1d等に糊や接着剤を塗布することなく、カートン1内の定位置に連携部20を保持できる。
また、切り込み53がフラップ13a又は14aの折れ線付近に形成されている。したがって、突出部22を切り込み53に差し込むには、折れ線に向かって下方から上方へと差し込めばよい。このため、切り込み53が折れ線の位置にではなく、例えば側壁13において垂直に立ち上がった領域のいずれかの位置に形成されているような場合と比べて、突出部22を切り込み53に差し込みやすい。さらに、フラップ13aやフラップ14aがカートン1の内側へと折られた際、切り込み53が形成された箇所には、これらのフラップを上下に貫通する貫通孔53bが形成される。突出部22はこの貫通孔53bに差し込めばよいため、直線状の切り込みに差し込む場合と比べて差し込みやすい。
また、半円部23を切り込み52に差し込むことにより側壁同士を固定するため、側壁同士の固定に糊や接着剤等を使用する必要がない。このように、第1の実施形態では、カートン1の箱型を形成するために糊や接着剤等を特に使用していない。糊や接着剤を使用すると、製造の際、糊や接着剤を塗布したり糊等を固まらせたりする工程を経なければならず、製造に時間や手間が掛かる。また、衛生上の問題が生じるおそれもある。本実施形態では糊や接着剤を使用しないため、このような問題が発生しない。
また、側壁同士を繋ぐ連携部20が底壁11付近の三角形領域Tを隙間なく占めていると共に、カートン1の内表面に防水加工が施されていることにより、カートン1の液漏れが抑制されている。
(第2の実施形態)
以下、本発明に係る別の一実施の形態である第2の実施形態について、図5〜図10を参照しつつ説明する。第2の実施形態に係るカートン101(包装用容器)は、第1の実施形態に係るカートン1と共通する構成を多く有している。このため、以下においては、第1の実施形態と共通する構成には同様の符号を付すと共に、その説明を適宜省略する。
カートン101は、図5に示すように、1枚のシートからカットされた、全体が一体の展開シートBから構成されている。展開シートBに使用されているシートは展開シートAに使用されているシートと同様である。また、図5に表れた側の面が、防水性能が高い側の面となる。展開シートBが、図5に示す破線に沿って谷折りに折られると共に、図5に示す二点鎖線に沿って山折りに折られることにより、図6に示す箱型の形態を有するカートン101に折り込まれている。これにより、カートン101の内表面が、防水性能が高い側の面となっている。カートン101は、上下方向に対して左右及び前後方向について大きく、カートン1に比べて全体的に平たい形状を有している。なお、以下において、上下左右前後の各方向は、特に断りのない限り、図6に示す上下左右前後の各方向に対応するとする。
カートン101は、図5及び図6に示すように、底壁111及び側壁112〜115を有している。側壁112〜115は、底壁111の四辺から上方へと延びている。側壁112及び115は、前後方向に関して互いに対向している。側壁113及び114は、左右方向に関して互いに対向しており、上端にフラップ113a及び114aがそれぞれ繋がっている。側壁113及び114のそれぞれには、カートン1と同様、2本の折れ線61が形成されている。折れ線61は、底壁111の角からフラップ113a又は114aの先端に向かって斜め方向に直線状に延びている。
側壁112〜115同士の間には連携部120がそれぞれ形成されている。連携部120は連携部20とほぼ同様の構成を有している。連携部120は、折れ線20aに沿って図7のX方向に2つ折りに折り畳まれていると共に、側壁113又は114の内側面近傍に向かって、図7のY方向に折り畳まれている。これにより、連携部120は、側壁113又は114の内側面とほぼぴったり接触する位置に配置されている。折れ線61は、このように連携部120が折り畳まれた際に折れ線20aとほぼぴったり沿うように形成されている。
一方、連携部120は、切り込み51及び52のいずれも形成されていない点で連携部20と異なっている。また、連携部120は、接着剤や糊などからなる固着部材155によって、折り畳まれた状態で固定されている。固着部材155は、連携部120において、折り畳まれた際に内側となる表面に塗布されている。
側壁113及び114には、側壁13及び14と同様、切り欠き53がそれぞれ形成されている。連携部120が図7のY方向に折り畳まれた際、突出部22が下方から上方に向かって切り欠き53に差し込まれる。これにより、連携部120が側壁113又は114にほぼぴったりと接触した位置に保持される。
側壁112において底壁111と反対側の辺には、蓋部131が連結されている。また、側壁115において底壁111と反対側の辺には、蓋部132が連結されている。蓋部131には、図5及び図6に示すように、突出部131a及び131bが形成されている。突出部131aは、蓋部131において側壁112とは反対側の一端に形成されている。突出部131bは、蓋部131における左右方向に両側端にそれぞれ形成されている。一方、蓋部132には、突出部131aに対応する切り込み154が形成されている。側壁113及び114において、フラップ113a及び114aの折れ線付近には、突出部131bと対応する切り込み151がそれぞれ形成されている。
カートン101を蓋が閉められた状態にするには、以下の手順で蓋部131及び132を折り畳む。まず、蓋部132を図6のW方向に畳んだ後、蓋部131を図6のV方向に畳む。そして、突出部131aを切り込み154に差し込むと共に、突出部131bを切り込み151に差し込む。このとき、直線162及び163に沿って折れ目が付いていると、これらの折れ目に沿って蓋部131や蓋部132を変形させつつ差し込めるため、突出部131a及び131bを切り込み151及び154に差し込みやすい。
カートン101は、蓋部131及び132を側壁112及び115に対して伸ばし、且つ、側壁113及び114においてフラップ113a及び114aの部分を折り曲げない状態で、側壁113及び114を折れ線61に沿って折り曲げることで、図4に示すカートン1と同様に、コンパクトに折り畳むことができる。これにより、蓋部131、132及び側壁112〜115を底壁111近傍にまで倒れこんだ状態にすることができ、カートン101全体を平たい状態に保持できる。
第2の実施形態では、第1の実施形態とは異なり、連携部120を折り畳んだ状態に保持するために接着剤を用いている。しかし、このときに接着剤が塗布される面は、図7に示すように、カートン101の外表面に連続する面である。つまり、カートン101を図5のように展開した際、図5に表れた面の裏側の面に塗布される。図5に表れた面の裏側の面はカートン101の外表面を含む側の面であるため、カートン101の内表面に接着剤が塗布される場合と比べて、衛生上の問題が生じにくい。
(第3の実施形態)
以下、本発明に係る別の一実施の形態である第3の実施形態について、図8〜図10を参照しつつ説明する。第3の実施形態に係るカートン201(包装用容器)は、第3の実施形態に係るカートン101と共通する構成を多く有している。このため、以下においては、第3の実施形態と共通する構成には同様の符号を付すと共に、その説明を適宜省略する。
カートン201は、図8に示すように、1枚のシートからカットされた、全体が一体の展開シートCから構成されている。展開シートCに使用されているシートは展開シートAやBに使用されているシートと同様である。また、図8に表れた側の面が、防水性能が高い側の面となる。展開シートCが、図8に示す破線に沿って谷折りに折られると共に、図8に示す二点鎖線に沿って山折りに折られることにより、箱型の形態を有するカートン201に折り込まれている。これにより、カートン201の内表面が、防水性能が高い側の面となっている。
カートン201において、カートン101と異なるのは、連携部120の代わりに連携部220が設けられていること、切り込み53の代わりに切り込み153が設けられていること、蓋部131及び132に切り込み255が形成されていることである。また、連携部220と連携部120との違いは、図8の左右方向に関する連携部220の幅が図5の左右方向に関する連携部120の幅より若干小さいこと、突出部22の変わりに突出部222が設けられていることである。突出部222は、連携部220において折れ線20aで分けられた2つの領域のうち、側壁113又は114から遠い方の領域に形成されている。突出部222は、図9のU方向に向かって突出する円弧状の形状を有している。突出部222において、蓋部131又は132に近い方の端部には鉤状の切り欠き222aが形成されている。
連携部220は、折れ線20aに沿って図9のX方向に2つ折りに折り畳まれていると共に、側壁113又は114の内側面近傍に向かって、図9のY方向に折り畳まれている。突出部222は図9のZ方向に突出することとなり、さらに切り欠き153に下方から差し込まれている。そして、突出部222において切り欠き153から外側に突出した部分が、カートン201の内側に向かって折り込まれている(図10参照)。
突出部222が切り欠き153に差し込まれた状態では、切り欠き222aが切り欠き153の端部に引っかかることにより、突出部222が切り欠き153から抜け出すのが抑制されている。また、連携部220において突出部222が形成された側の領域が他方の領域を側壁113又は114との間に挟みこみつつ突出部222が切り欠き153に固定される。したがって、連携部220が側壁113又は114にほぼぴったりと接触した位置に保持されると共に、連携部220が図9のX方向に自由に開くのが抑制される。さらに、蓋部131及び132が閉じられた際、図10に示すように、突出部222が下方から切り欠き255に差し込まれることにより、蓋部131又は132が閉じた状態に保持されやすい。
第3の実施形態によると、連携部220の周辺で接着剤等を一切使用していないため、製造に時間や手間が掛かりにくく、衛生上の問題も生じにくい。
(変形例)
以下、上述の実施形態に係る変形例について説明する。上述の第1の実施形態では、全ての折れ線61が側壁13及び14のみに形成されているが、図11のカートン301のように、2本の折れ線61を側壁13及び14の蓋部31側に形成すると共に、その反対側の側壁15に2本の折れ線62を形成してもよい。この場合にも、側壁13〜15を折れ線61及び62に沿って底壁11に向かって折り曲げることにより、カートン301全体を平たい状態に折り畳むことができる。
また、上述の実施形態では、カートンが概略的に直方体の形状を有している。しかし、その他の形状が採用されてもよい。例えば、底壁が四角形以外の多角形(例えば、六角形)であるカートンに本発明が適用されてもよい。この場合、多角形の各辺と連続する側壁、及び、側壁同士を繋ぐ連携部を設けると共に、側壁の切り込みに差し込むことで連携部を側壁の近傍に保持するように構成すればよい。
1 カートン
1a 内底面
1b−1e 内側面
1x 内包空間
11 底壁
12−15 側壁
20 連携部
22 突出部
23 半円部
61,62 折れ線
101 カートン
111 底壁
112−115 側壁
120 連携部
155 固着部材
201,301 カートン

Claims (8)

  1. 多角形の概略形状を有する内底面を規定する底壁と、前記内底面の各辺と連続する内側面を規定する、前記辺ごとに設けられた側壁とを構成するように折り込まれた、前記底壁及び前記側壁を一体に含む1枚のシートを有する包装用容器であって、
    前記内底面の角を挟んで隣り合う2つの前記側壁同士を、当該角に対して前記内底面とは反対側において繋ぐ、前記内底面の角ごとに設けられた連携部が、前記シートを展開した場合に、当該2つの前記側壁の一方から他方までを、少なくとも前記内底面の角の近傍において隙間なく占めるように、前記シートに一体に含まれており、
    前記側壁及び前記連携部のいずれか一方に形成された第1の切り込みに他方が差し込まれることにより、前記内底面及び内側面によって規定される内包空間内における前記側壁に近接した所定の位置に前記連携部が保持されていることを特徴とする包装用容器。
  2. 前記側壁の先端部に、当該側壁と対向する他の前記側壁側へと折れ曲がった折れ曲がり部が形成されており、
    前記第1の切り込みが、前記側壁において、前記折れ曲がり部の折れ線近傍に形成されており、
    前記連携部において、前記底壁から離隔する離隔方向に関する先端部が前記第1の切り込みに向かって突出した突出部を形成しており、
    前記突出部が前記第1の切り込みに前記底壁側から差し込まれることにより、前記連携部が前記所定の位置に保持されていることを特徴とする請求項1に記載の包装用容器。
  3. 前記シートの表裏に対応する2表面のうちの一方の面が、他方の面と比べて防水性能が高い面であり、
    前記内底面及び内側面が、前記防水性能が高い面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装用容器。
  4. 前記防水性能が高い面に、ラミネート加工が施されていることを特徴とする請求項3に記載の包装用容器。
  5. 前記連携部が繋ぐ2つの前記側壁の一方と当該連携部との境界、並びに、前記2つの側壁の他方と当該連携部との境界のいずれか一方の境界近傍に形成された第2の切り込みに、他方の境界近傍の部分が差し込まれていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の包装用容器。
  6. 前記連携部が、その表面に配置された固着部材を介して折り畳まれた状態で固定されており、
    前記固着部材が配置された表面が、前記シートの表裏に対応する2表面において、前記内底面とは反対側の表面に相当することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の包装用容器。
  7. 前記連携部が、当該連携部が繋ぐ2つの前記側壁の一方との境界線と、他方との境界線とによって規定される角を二分する第1の折れ線に沿って折り畳まれており、
    前記連携部が近接する前記側壁に、前記第1の折れ線に沿った第2の折れ線が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の包装用容器。
  8. 前記連携部が、当該連携部が繋ぐ2つの前記側壁の一方との境界線と、他方との境界線とによって規定される角を二分する折れ線に沿って折り畳まれており、
    前記突出部が、前記連携部において、前記折れ線を挟んだ2つの領域のうち、前記側壁から離隔した方の領域に形成されており、
    前記突出部が前記第1の切り込みに前記底壁側から差し込まれることにより、前記連携部が前記所定の位置に保持されていることを特徴とする請求項2に記載の包装用容器。
JP2012259535A 2012-11-28 2012-11-28 包装用容器 Pending JP2014105000A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012259535A JP2014105000A (ja) 2012-11-28 2012-11-28 包装用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012259535A JP2014105000A (ja) 2012-11-28 2012-11-28 包装用容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014105000A true JP2014105000A (ja) 2014-06-09

Family

ID=51026819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012259535A Pending JP2014105000A (ja) 2012-11-28 2012-11-28 包装用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014105000A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016076706A1 (en) * 2014-11-14 2016-05-19 Bioboxx B.V. Layout and box folded from the layout suitable for waste

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1736874A (en) * 1927-10-25 1929-11-26 Daniel J Bellin Collapsible container
JPS5876517U (ja) * 1981-11-18 1983-05-24 凸版印刷株式会社 組立箱
JPS59721U (ja) * 1982-06-24 1984-01-06 小田 芳輝 容器
JPH0398847A (ja) * 1989-09-12 1991-04-24 Sakura Color Prod Corp 組立箱及びそれに使用する再剥離性粘着剤
JP2001315765A (ja) * 2000-05-10 2001-11-13 Fujiki Shoten:Kk 料理品容器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1736874A (en) * 1927-10-25 1929-11-26 Daniel J Bellin Collapsible container
JPS5876517U (ja) * 1981-11-18 1983-05-24 凸版印刷株式会社 組立箱
JPS59721U (ja) * 1982-06-24 1984-01-06 小田 芳輝 容器
JPH0398847A (ja) * 1989-09-12 1991-04-24 Sakura Color Prod Corp 組立箱及びそれに使用する再剥離性粘着剤
JP2001315765A (ja) * 2000-05-10 2001-11-13 Fujiki Shoten:Kk 料理品容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016076706A1 (en) * 2014-11-14 2016-05-19 Bioboxx B.V. Layout and box folded from the layout suitable for waste
US10717561B2 (en) 2014-11-14 2020-07-21 Bioboxx Trading B.V. Layout and box folded from the layout suitable for waste

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5961620B2 (ja) 喫煙品用パック
RU2413665C2 (ru) Формирование клапана изогнутой сигаретной пачки на изогнутых поверхностях
JP2009208785A (ja) 紙箱、及びインクカートリッジのパッケージ
JP5836101B2 (ja) 包装用箱
JP6299352B2 (ja) 吊り下げ包装箱
KR102680377B1 (ko) 내부 패키지를 갖춘 용기
JP7320413B2 (ja) 包装箱
JP2014105000A (ja) 包装用容器
JP5420053B1 (ja) 梱包箱
JP5928410B2 (ja) 包装箱
JP5254631B2 (ja) 緩衝仕切付包装箱
JP2010208674A (ja) 紙箱
JP2007119060A (ja) 再閉鎖可能な紙箱
JPH07285542A (ja) 箱の包装体
JP5924534B2 (ja) 包装用容器
JP3196960U (ja) 梱包箱
JP3162468U (ja) 組立式紙器
JP5944737B2 (ja) 包装箱
JP2003128050A (ja) 紙 箱
JP7439612B2 (ja) 包装箱
JP4999545B2 (ja) 収納ケース
JP4777838B2 (ja) 包装用箱
JP5365230B2 (ja) 包装箱のブランク材
JP2023097957A (ja) 卵用包装容器
JP2003020027A (ja) 段ボール箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160906

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170307