JP2014102505A - 記録支持体に印刷を行うデジタルプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】液体現像剤の負荷を最小限に抑えつつ、高いプロセス安定性を有し、かつ液体現像剤の不変の特性により高い印刷品質を有するデジタルプリンタを提供する。
【解決手段】印刷部11,12を備え、印刷部は、電子写真ステーションと、帯電像担持体101上の帯電像に着色する現像ステーション110とを備え、印刷部に液体を供給し、使用された液体及び消費されなかった液体を印刷部から受け取る供給装置300が設けられており、供給装置は、全ての印刷部に共通の第1の供給ユニット301を備え、各色用の印刷部に各色の液体現像剤を供給する、各色のそれぞれ1つの第2の供給ユニット302を備え、液体キャリア用の第2の緩衝容器320を備え、第2の供給ユニットは、第1の緩衝容器316を備え、液体キャリア用の第2の緩衝容器320を備え、液体現像剤を混合するための、緩衝容器接続された混合ユニット314を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、液体現像剤により着けられるトナー粒子を用いて記録支持体に印刷を行うデジタルプリンタ、特にウェブ状またはシート状の記録支持体に印刷を行う高速プリンタに関する。
そのようなデジタルプリンタでは、静電荷像担持体の電荷潜像は、電気泳動により液体現像剤を用いて着色される。そうして形成されたトナー像は、間接的に転写要素を介して又は直接的に記録支持体に転写される。液体現像剤は、所望の比でトナー粒子と液体キャリアとを有する。液体キャリアとして、好適には鉱油が用いられる。トナー粒子に静電荷を与えるために、液体現像剤に帯電制御剤が添加される。例えば液体現像剤の所望の粘度または所望の乾燥特性を得るために、追加的に別の添加剤が加えられる。
そのようなデジタルプリンタは、既に、例えば独国特許出願公開第102010015985号明細書、独国特許出願公開第102008048256号明細書又は独国特許出願公開第102009060334号明細書において以前から知られている。
カラー印刷用のデジタルプリンタは、色毎に少なくとも1つの印刷部を備える。印刷部は、機能ユニットとして、印刷すべき画像の帯電像を形成するための少なくとも1つの電子写真ステーションと、トナーで帯電像に着色するための現像ステーションとを備える。追加的に、転写ステーションを設けてよく、これにより、トナー像は記録支持体に転写される。これらの機能ユニットには、液体が供給され、例えば現像ステーションに液体現像剤が供給される。液体現像剤は、少なくとも液体キャリアとトナーとを混ぜ合わせて形成する必要がある。米国特許公開第6776099号明細書において、供給装置が公知であり、この供給装置により、プリンタの機能ユニットに液体を供給することができる。
独国特許出願公開第102010015985号明細書 独国特許出願公開第102008048256号明細書 独国特許出願公開第1020090603334号明細書 米国特許公開第6776099号明細書
したがって本発明の課題は、記録支持体に印刷を行うデジタルプリンタを改良して、小さな機械的なストレスにより液体現像剤の負荷を最小限に抑えつつ、高いプロセス安定性を有し、かつ液体現像剤の不変の特性により高い印刷品質を有するものを提供することである。デジタルプリンタは、カラー印刷に適するべきものであり、複数の印刷部を備えることができ、さらにシンプレックス印刷にもデュープレックス印刷にも使用可能である。特に、デジタルプリンタに液体を供給するための供給装置を提供しなければならない。この供給装置により、デジタルプリンタの印刷部に液体が供給され、印刷部により使用された液体及び消費されなかった液体が受け取られる。そのような液体は、例えば液体現像剤及び液体現像剤の成分である。
この課題を解決するための本発明によれば、記録支持体に印刷を行うデジタルプリンタであって、複数の印刷部を備え、印刷部は、帯電像担持体上に印刷すべき像の帯電像を形成する電子写真ステーションと、液体キャリアとトナーとを含む液体現像剤を使用して帯電像担持体上の帯電像に着色する現像ステーションと、をそれぞれ備え、印刷部に液体を供給し、かつ使用された液体及び消費されなかった液体を印刷部から受け取る供給装置が設けられており、供給装置は、全ての印刷部に共通の第1の供給ユニットであって、全ての印刷部に使用可能である液体を印刷部に供給するために貯蔵容器を備え、少なくとも1つの、液体キャリアを収容する貯蔵容器が設けられている、第1の供給ユニットと、各色用の印刷部に各色の液体現像剤を供給する、各色のそれぞれ1つの第2の供給ユニットと、を備え、第2の供給ユニットは、第1の緩衝容器であって、第2の供給ユニット内に配置された、液体キャリアと、トナー濃縮物として濃縮されたトナーとを収容する貯蔵容器に接続されている第1の緩衝容器と、液体キャリア用の第2の緩衝容器であって、第1の供給ユニットに設けられた液体キャリア用の貯蔵容器に接続されている第2の緩衝容器と、液体現像剤を混合するための、緩衝容器に接続された混合ユニットであって、液体現像剤を供給するための共通の供給ポンプを介して、各色用の印刷部の現像ステーションに接続されている混合ユニットとを、含む。
好適には、混合ユニットは、共通の排出ポンプを介して、印刷部の現像ステーションに接続されていて、現像ステーションにおいて帯電像を現像したあとで除去された液体現像剤が受け取られる。
好適には、液体キャリア用の貯蔵容器と第2の供給ユニットの各第2の緩衝容器との間に、共通のポンプ及び第2の供給ユニット毎にそれぞれ1つの切換要素が配置されている。
好適には、混合ユニットは、ポンプを介して、第1の供給ユニットに配置された、帯電制御剤用の貯蔵容器に接続されている。
好適には、各第2の供給ユニットの混合ユニットは、供給ポンプと切換要素とを介して、印刷部の各現像ステーションに接続されていて、選択的に、シンプレックス印刷運転時には1つの印刷部に、又はデュープレックス印刷運転時には2つの印刷部に、割り当てられた色の液体現像剤が供給可能である。
好適には、バイパス路が設けられており、バイパス路は、供給ポンプの出口と混合ユニットとの間に配置されており、バイパス路は、シンプレックス印刷運転時に接続される。
好適には、印刷部は、それぞれ1つの、帯電像担持体用のクリーニング装置を備え、クリーニング装置により、帯電像担持体から液体現像剤残留物が除去され、同色の印刷部のクリーニング装置は、それぞれ1つの切換要素と共通のポンプとを介して、第2の緩衝容器に接続されている。
好適には、第1の緩衝容器及び貯蔵容器に、それぞれ1つの充填状態センサが配置されていて、貯蔵容器は、貯蔵容器の充填状態に応じて交換することができる。
好適には、印刷部は、転写要素を有する転写ステーションを備え、転写ステーションにより、トナーを用いて現像された帯電像が記録支持体に転写され、転写ステーションに、それぞれ転写要素用のクリーニングユニットが設けられており、クリーニングユニットにより、転写要素から、クリーニング液を用いて、液体現像剤残留物が除去され、第1の供給ユニットに、クリーニング液用の貯蔵容器が設けられており、クリーニング液用の貯蔵容器は、ポンプを介して、印刷部の転写ステーションのクリーニングユニットに接続されていて、クリーニング液が、クリーニングユニットに供給されるようになっており、クリーニングユニットは、ポンプを介して、第1の供給ユニットに配置された、使用されたクリーニング液用の容器に接続されていて、使用されたクリーニング液が印刷部から受け取られるようになっている。
好適には、第1の供給ユニットに、フィルタユニットが配置されており、フィルタユニットを介して、使用されたクリーニング液が、クリーニングするために、使用されたクリーニング液用の容器から案内されており、ろ過されたクリーニング液は、クリーニング液用の容器に再び供給される。
好適には、切換要素として弁が設けられている。
好適には、切換要素とポンプとを制御する液体制御ユニットが設けられている。
記録支持体に印刷を行う、カラー印刷またはデュープレックス印刷用のデジタルプリンタは、複数の印刷部を備え、印刷部は、帯電像担持体上に印刷すべき像の帯電像を形成する電子写真ステーションと、液体現像剤を使用して帯電像担持体上の帯電像に着色する現像ステーションとをそれぞれ1つずつ備える。このように使用可能なデジタルプリンタには、少なくとも、様々なトナー色の液体現像剤及び液体現像剤の成分を供給しなければならない。そのために、デジタルプリンタは、印刷部に液体を供給し、印刷部により使用された液体及び消費されなかった液体を受け取る供給装置を備える。
供給装置は、
・全ての印刷部に提供されるべき液体、例えば液体キャリアを印刷部に供給するために設けられた、全ての印刷部に共通の第1の供給ユニットと、
・印刷すべき色のトナーを含む液体現像剤を印刷部に供給するための、印刷すべき色毎にそれぞれ1つの第2の供給ユニットと、を備える。
第2の供給ユニットは、
・液体キャリアと各色の濃縮されたトナーとから成るトナー濃縮物用の第1の緩衝容器と、
・液体キャリア用の第2の緩衝容器と、
・緩衝容器に接続された、液体現像剤を混合するための混合ユニットと、を備え、この場合、混合ユニットは、液体現像剤を供給する共通の供給ポンプを介して、同色の複数の印刷部の現像ステーションに接続されていて、かつ現像ステーションにおいて帯電像を現像したあとで除去される液体現像剤を受け取るための共通の排出ポンプを介して、現像ステーションに接続されている。
デジタルプリンタの例示的な1つの構成におけるデジタルプリンタを示す図である。 図1のデジタルプリンタの印刷部の構造を概略的に示す図である。 印刷部に液体、例えば液体現像剤及び液体現像剤の成分を供給する装置を示す図である。
次に本発明の実施の形態を、図示の態様を用いて詳しく説明する。
図1に示すように、記録支持体20に印刷を行うデジタルプリンタ10は、1つまたは複数の印刷部11a〜11d,12a〜12dを備え、印刷部11a〜11d,12a〜12dは、トナー像(印刷像20’、図2参照)を記録支持体20上に印刷する。記録支持体20として、図示のように、ウェブ状の記録支持体20が、ロール21から、繰出し装置22を用いて繰り出され、第1の印刷部11aに供給される。定着ユニット30内で、印刷像20’は、記録支持体20上に定着される。続いて、記録支持体20は、巻取り装置27を用いてロール28に巻き取られる。そのような構成は、ロールtoロール方式プリンタとも云われる。
図1に示された好適な構成では、ウェブ状の記録支持体20は、表面で4つの印刷部11a〜11dにより、かつ裏面で4つの印刷部12a〜12dにより、フルカラー印刷される(いわゆる4/4構成(両面4色刷り構造))。このために、記録支持体20は、繰出し装置22によりロール21から繰り出されて、選択的に設けられる調整部23を介して第1の印刷部11aに供給される。調整部23において、記録支持体20は、適切な材料で前処理するかまたはコーティングすることができる。コーティング材料(プライマとも云われる)として、好適にはワックス又は化学的に同等の材料を用いてよい。
このような材料は、記録支持体20の全面にわたって又はあとで印刷すべき箇所にだけ塗布することができ、これにより、記録支持体20を印刷のために準備し、かつ/又は印刷像20’を付与する際の記録支持体20の吸着特性に影響を与えることができる。これにより、あとで着けられるトナー粒子又は液体キャリアが過度に深く記録支持体20内に侵入せず、概ね表面に留まる(これにより色質及び画像品質が改善される)ことが保証される。
次いで、記録支持体20は、先ず順次第1の印刷部11a〜11dに供給される。第1の印刷部11a〜11dでは、専ら表面に印刷が行われる。各印刷部11a〜11dは、記録支持体20に、一般的な方式で、それぞれ別の色や別の種類のトナー材料、例えばMICRトナー(このトナーは電磁式に読み取ることができる)を用いて印刷を行う。
表面を印刷したあとで、記録支持体20は、反転ユニット24において反転され、裏面に印刷を行うための残りの印刷部12a〜12dに供給される。択一的に、反転ユニット24の領域に、別の調整部(図示していない)を配置してよく、この調整部により、記録支持体20は、裏面印刷のために準備され、例えば予め印刷された表面印刷像(もしくは表面全体や裏面)の部分定着(部分的な定着)又はその他の調整が行われる。したがって、表面印刷像が後続搬送に際して後続の印刷部により機械的に破損されることが防止される。
フルカラー印刷を実現するために、少なくとも4色(ひいては少なくとも4つの印刷部11,12)が必要であり、それも例えば原色YMCK(イエロー、マゼンタ、シアン及びブラック)が必要である。特殊色(印刷可能な色空間を拡張するために、例えば顧客固有の色又は追加的な原色)を有する更に別の印刷部11,12を用いてもよい。
印刷部12dの下流側にレジスタユニット25が配置されており、レジスタユニット25により、見当標が評価される。見当標は、記録支持体20に、印刷像20’とは別個に独立して(特に印刷像20’の外側に)印刷される。これにより横見当及び縦見当(1つの色点を形成する複数の原色点は上下に重ねて又は位置的に極めて近くに相並んで配置すべきであり、このことは色見当または4色見当とも云われる)並びにレジスタ(表面及び裏面は位置的に正確に一致しなければならない)を調節することができ、これにより良質な印刷像20’が得られる。
レジスタユニット25の下流側に定着ユニット30が配置されており、定着ユニット30により、印刷像20’が記録支持体20上に定着される。電気泳動式のデジタルプリンタでは、定着ユニット30として好適には熱乾燥機が用いられ、熱乾燥機は、液体キャリアをほとんど蒸発させ、これによりトナー粒子だけが記録支持体20上に残留する。このことは熱を作用させて行われる。その際、トナー粒子が熱作用に基づいて溶融可能な材料、例えば樹脂を含む場合には、トナー粒子も記録支持体20上で溶融することがある。
定着ユニット30の下流側に引張り部26が配置されており、引張り部26は、記録支持体20を、全ての印刷部11a〜12dと定着ユニット30とを通して引張る。その際、この領域には、別の駆動装置は配置されていない。なぜならば記録支持体20用の摩擦式駆動装置により、未だ定着されない印刷像20’が擦過されて汚れる恐れがあるからである。
引張り部26は、記録支持体20を巻取り装置27に供給し、巻取り装置27は、印刷済みの記録支持体20を巻き上げる。
印刷部11,12及び定着ユニット30の傍で、中央に、デジタルプリンタ10のための全ての供給装置、例えば空調モジュール40、エネルギ供給装置50、コントローラ60及び液体管理装置70(例えば様々な液体の液体制御ユニット71及び貯蔵容器72)が配置されている。液体として、デジタルプリンタ10に供給するために、特に純粋な液体キャリア、高濃縮された液体現像剤(液体キャリアに対するトナー粒子の高い含有量)及び媒体液(Serum;セーラム、液体現像剤+帯電制御剤)が必要とされ、並びに廃棄すべき液体のための廃棄物容器又はクリーニング液のための容器が必要とされる。
デジタルプリンタ10は、同一構造の印刷部11,12においてモジュール式に組み立てられている。印刷部11,12は、機械的には区別されず、単にそこに用いる液体現像剤(トナー色またはトナー種)により区別される。
印刷部11,12の原理的な構造は、図2に示されている。そのような印刷部は、電子写真原理に基づいており、印刷部では、光電式の像担持体が、帯電されたトナー粒子を含む液体現像剤を用いて着色され、そうして形成された像は、記録支持体20に転写される。
印刷部11,12は、主に電子写真ステーション100と現像ステーション110と転写ステーション120とから成る。
電子写真ステーション100の主要部は、光電式の像担持体であり、この像担持体は、その表面で、光電層を有する(いわゆる光導電体(感光体))。光導電体は、図2の態様ではドラム(光導電体ドラム101)として構成されていて、硬質の表面を有する。光導電体ドラム101は、印刷像20’を形成するための様々な構成要素の傍を通って回転する(矢印方向の回転)。
光導電体は、先ずあらゆる汚染物質からクリーニングされる。このために除去光102が存在し、除去光102は、依然として光導電体の表面上に留まる電荷を除去する。除去光102は、均一な光分布を得るために平均化可能(局所的に調整可能)である。これにより表面は、均一に前処理することができる。
除去光102の下流側で、クリーニング装置103が、場合によっては光導電体の表面上に依然として存在するトナー粒子、場合によっては汚れ粒子及び残存する液体キャリアを除去するために、光導電体を機械式にクリーニングする。除去された液体キャリアは、捕集容器105に供給される。捕集された液体キャリア及びトナー粒子は、準備処理され(場合によってはろ過されて)、色に応じて相応の液体色料貯蔵部、つまり貯蔵容器72の1つに供給される(矢印105’参照)。
クリーニング装置103は、好適にはドクタ104を備え、ドクタ104は、光導電体ドラム101の外周面に、鋭角(出口表面に対して約10°〜80°)に当接し、これにより、表面は、機械式にクリーニングされる。ドクタ104は、光導電体ドラム101の回転方向に対して横向きに往復運動することができ、これにより、外周面を、できるだけ僅かな摩耗で、軸方向長さ全体にわたってクリーニングすることができる。
次いで、光導電体は、帯電装置106により、所定の静電位に帯電させる。帯電のために、好適には複数のコロトロン(特にガラス被覆コロトロン)が設けられている。コロトロンは、少なくとも1本のワイヤ106’から成り、ワイヤ106’に、高い電圧が印加される。この電圧により、空気がワイヤ106’の周りにイオン化される。対極としてシールド106’’が設けられている。コロトロンは、追加的に新鮮な空気で通気され、新鮮な空気は、特別な空気通路(給気用の導入空気通路107及び排気用の導出空気通路108)を通って、シールドの間に供給される(図2の空気流れ矢印も参照)。供給された空気は、そこでワイヤ106’において均等にイオン化される。これにより、光導電体の、ワイヤ106’の近くに位置する表面の均質で均等な帯電が得られる。乾燥され加熱された空気を用いると、均等な帯電を更に改善することができる。導出空気通路108を介して、空気が導出される。場合によって発生するオゾンは、同様に導出空気通路108を介して吸い出すことができる。
コロトロンは、段階的に配置されており、つまり同一のシールド電圧でシールド106’’ごとに2本または3本以上のワイヤ106’が設けられている。シールド106’’を介して流れる電流は調整可能であり、これにより光導電体の帯電は制御可能である。コロトロンは、それぞれ異なる強さで通電することができ、これにより、光導電体上で均等で十分な高さの帯電が得られる。
帯電装置106の下流側にキャラクタジェネレータ109が配置されており、キャラクタジェネレータ109は、光学的放射を介して、光導電体を、所望の印刷像20’に応じて画素ごとに放電させる。これにより潜像が生じ、この潜像は、あとでトナー粒子により着色される(着色された像は印刷像20’に一致する)。好適には、LEDキャラクタジェネレータ109が用いられ、このLEDキャラクタジェネレータでは、多数の個々のLEDを有するLEDラインが、光導電体ドラム101の軸方向長さ全体にわたって位置固定に配置されている。LEDの数及び光導電体上の光学的な像形成点の大きさは、とりわけ印刷像20’の解像度を決定する(典型的な解像度は600×600dpi付近にある)。LEDは、個別に時間に関して、かつ放射出力に関して制御することができる。したがって網点(複数の画素またはピクセルから成る)を形成するためにマルチレベル法を用いるか、又は画素を時間的に遅らせることができ、これにより、例えば正しくない色見当又はレジスタの場合の修正を電子光学式に行うことができる。
キャラクタジェネレータ109は、制御ロジックを有し、制御ロジックは、多数のLED及びその放射出力に基づいて、冷却しなければならない。好適には、キャラクタジェネレータ109は、液体により冷却される。LEDは、グループごとに(複数のLEDがまとめられてグループが形成される)又は相互に別個に制御することができる。
キャラクタジェネレータ109により形成される潜像は、現像ステーション110によりトナー粒子を用いて着色される。このために現像ステーション110は、回転する現像ドラム111を備え、現像ドラム111は、液体現像剤の層を、光導電体に向かって案内する(現像ステーション110の機能形式はあとで詳しく説明する)。光導電体ドラム101の表面は比較的硬質であり、現像ドラム111の表面は比較的軟質であり、そして両方のドラムは相互に押し付けられるので、より薄くて高い(長い)ニップ(ドラム間のギャップ)が生じ、このニップにおいて、帯電されたトナー粒子が、電界に基づいて、現像ドラム111から光導電体の画線部に電気泳動式に転移する。非画線部では、トナーは、光導電体に転移しない。液体現像剤により充填されるニップは、所定の高さ(ギャップの厚さ)を有する。この高さは、両方のドラム101,111の相互の圧力及び液体現像剤の粘度に関連している。典型的には、ニップの高さは、約2μmより大きく約20μmまでの範囲(液体現像剤の粘度に応じて値も変化する)にある。ニップの長さは、ほぼ数ミリメートルである。
着色された像は、光導電体ドラム101と共に第1の転写位置まで回転し、第1の転写位置で、着色された像は、転写ドラム121にほぼ完全に転移される。転写ドラム121は、第1の転写位置(光導電体ドラム101と転写ドラム121との間のニップ)において、光導電体ドラム101と同一方向に運動し、好適には光導電体ドラム101と同一速度で運動する。転写ドラム121に印刷像20’を転写したあとで、印刷像20’(トナー粒子)は、トナー粒子をあとで良好に記録支持体20に転写するために、選択的に帯電ユニット129、例えばコロトロンにより後荷電されるか又は帯電される。
記録支持体20は、搬送方向20’’で、転写ドラム121と対向ドラム(加圧ドラム)126との間を通走する。接触領域(ニップ)は、第2の転写位置を形成し、第2の転写位置で、トナー像が記録支持体20に転写される。転写ドラム121は、第2の転写領域において、記録支持体20と同一方向に運動する。対向ドラム126もニップの領域において同一方向に回転する。転写ドラム121、対向ドラム126及び記録支持体20の速度は、転写位置で相互に調和されており、好適には同一であり、これにより、印刷像20’が擦れて汚されることはない。第2の転写位置では、印刷像20’は、転写ドラム121と対向ドラム126との間の電界に基づいて、電気泳動式に記録支持体20に転写される。さらに対向ドラム126は、高い機械的な力でもって比較的軟質の転写ドラム121を押圧し、これにより、トナー粒子は、付加的に付着性に基づいて記録支持体20に付着したままになる。
転写ドラム121の表面が比較的軟質であり、対向ドラム126の表面が比較的硬質であるので、転動時にニップが形成され、このニップにおいてトナー転写が行われる。これにより記録支持体20の起伏を補整することができるので、記録支持体20は、隙間なく印刷を行うことができる。そのようなニップは、例えば包装印刷の場合に当てはまるように、比較的厚い又は非平面状の記録支持体20に印刷を行うためにも良好に適している。
印刷像20’は、完全に記録支持体20に転写するのが望ましいが、不都合に幾分かのトナー粒子が転写ドラム121上に残留することがある。液体キャリアの一部は、濡れに基づいて常に転写ドラム121上に残留する。場合によっては依然として存在するトナー粒子は、第2の転写位置に続くクリーニングユニット122によりほぼ完全に除去しなければならない。依然として転写ドラム121上に存在する液体キャリアもまた、完全に又は所定の層厚まで転写ドラム121から除去することができ、これにより、クリーニングユニット122の下流側(後方)で、光導電体ドラム101から転写ドラム121への第1の転写位置の上流側(手前)において、汚れていない表面又は転写ドラム121の表面上の液体現像剤を含む所定の層厚による同じ条件が存在する。
好適には、このクリーニングユニット122は、クリーニングブラシ123とクリーニングローラ124とを備える湿式チャンバとして構成されている。ブラシ123の領域では、クリーニング液(例えば液体キャリア又は独自のクリーニング液を用いてよい)が、クリーニング液供給路123’を介して供給される。クリーニングブラシ123は、クリーニング液の中で回転し、その際、転写ドラム121の表面を「ブラッシング」する。これにより、表面に付着しているトナーが剥離される。
クリーニングローラ124は、トナー粒子の電荷とは逆の電位にある。それゆえ帯電されたトナーは、クリーニングローラ124により、転写ドラム121から除去される。クリーニングローラ124が転写ドラム121に接触するので、クリーニングローラ124は、転写ドラム121上に残留する液体キャリアも、供給されたクリーニング液と一緒に除去する。湿式チャンバからの出口には、調整要素125が配置されている。調整要素125として、図示のように、留め置き板を用いてよく、留め置き板は、転写ドラム121に対して鈍角(例えば留め置き板と出口表面との間で約100°〜170°)に配置されており、これにより、ドラムの表面上の液体の残留物は、湿式チャンバ内に、ほぼ完全に留め置かれ、クリーニングローラ124から離間させるために、クリーニング液排出路124’を介して、図3に示しているクリーニング液貯蔵容器に供給される。
留め置き板の代わりに、留め置き板の位置に、図示していない、例えば1つ又は複数の調量ローラを備える調量ユニットを配置してもよい。調量ローラは、転写ドラム121に対して所定の間隔を有し、圧搾に基づいて調量ローラの下流側に所定の層厚が生じる程度に液体キャリアを除去する。その際、転写ドラム121の表面は、完全にはクリーニングされず、全面にわたって所定の層厚さの液体キャリアが残存する。除去された液体キャリアは、クリーニングローラ124を介してクリーニング液貯蔵容器に戻される。
クリーニングローラ124自体は、図示していないドクタにより、機械的に清潔に保たれている。クリーニングにおいて除去された、トナー粒子を含む液体は、全色で、中央の捕集容器により捕集され、クリーニングされ、再利用するために中央のクリーニング液貯蔵容器に供給される。
対向ドラム126も同様にクリーニングユニット127によりクリーニングされる。クリーニングユニット127として、ドクタ、ブラシ及び/又はローラが、汚れ(ペーパーダスト、トナー粒子の残留物、液体現像剤等)を対向ドラム126から除去する。除去された液体は、捕集容器128に集められ、場合によっては浄化されて液体排出路128’を介して再び印刷プロセスに提供される。
記録支持体20の表面に印刷を行う印刷部11では、対向ドラム126は、記録支持体20の非印刷面(したがって未だ乾燥している面)を押圧する。
それでも、乾燥している面に既に塵埃及び/又はペーパーダストもしくは別の汚れ粒子が存在することがあり、これらは、あとで対向ドラム126により除去される。除去するために、対向ドラム126は、記録支持体20よりも広幅であるべきである。これにより印刷範囲の外側の汚れも良好に除去することができる。
記録支持体20の裏面に印刷を行う印刷部12では、対向ドラム126は、直接に、表面の、未だ定着されていない湿気を帯びた印刷像20’を押圧する。印刷像20’が対向ドラム126により除去されないようにするために、対向ドラム126の表面は、記録支持体20上のトナー粒子や液体キャリアに関して非付着特性を有するようにしなければならない。
現像ステーション110は、潜在的な印刷像20’を所定のトナーで着色する。着色するために、現像ドラム111は、トナー粒子を、光導電体に向かって導く。現像ドラム111自体を全面的な層により着色するために、先ず、貯蔵チャンバ112に、図3に示している混合ユニット314から液体供給路112’を介して所定の濃度で液体現像剤が供給される。貯蔵チャンバ112から、液体現像剤は、溢流してプレチャンバ113(上向きに開いた槽の構成)に供給される。現像ドラム111に向かって、電極セグメント114が配置されており、電極セグメント114は、電極セグメント114自体と現像ドラム111との間にギャップを形成する。
現像ドラム111は、上向きに開いたプレチャンバ113を通過して回転し、その際、液体現像剤をギャップに受け取る。余剰の液体現像剤は、プレチャンバ113から貯蔵チャンバ112に戻される。
電位により形成される、電極セグメント114と現像ドラム111との間の電界により、液体現像剤は、ギャップにおいて、2つの領域に分割され、それも現像ドラム111の近くの層の第1の領域(第1の領域ではトナー粒子が濃縮される(高濃縮された液体現像剤))と、電極セグメント114の近くの第2の領域(第2の領域はトナー粒子に関して希釈されている(極めて低く濃縮された液体現像剤))とに分割される。
続いて、液体現像剤の層は、引き続き調量ローラ115に搬送される。調量ローラ115は、液体現像剤の上側の層を圧搾するので、そのあとで所定の約5μmの層厚さの液体現像剤が現像ドラム111上に留まる。トナー粒子が主に現像ドラム111の表面の近くで液体現像剤中に存在するので、主に外側に位置する液体現像剤が圧搾されるか又は留め置かれ、最終的に捕集容器119に戻されるが、貯蔵チャンバ112には供給されない。
それゆえ、高濃縮された液体現像剤の大部分は、調量ローラ115と現像ドラム111との間のニップを通って搬送される。したがって、約40質量パーセントのトナー粒子と約60質量パーセントの液体キャリアとを有する一様の厚さの層の液体現像剤が、調量ローラ115の下流側に生じる(印刷プロセス要求に応じて質量比は多少変動することがある)。この一様な層の液体現像剤は、現像ドラム111と光導電体ドラム101との間のニップに搬送される。そこで潜像の画線部は次いでトナー粒子により電気泳動式に着色され、これに対して非画線部の領域ではトナーが光導電体に転移しない。十分な量の液体キャリアが電気泳動のために必要不可欠である。液体膜は、ニップの下流側においてほぼ中間位置で濡れに基づいて分離するので、層の一部が光導電体ドラム101の表面に付着したままであり、別の一部(画線部では主に液体キャリアであり、非画線部ではトナー粒子及び液体キャリアである。)が現像ドラム111に留まる。
現像ドラム111を再び同一の条件下で均等に液体現像剤により被覆するために、残留するトナー粒子(このトナー粒子は主にネガ型の転写されない印刷像を形成する)及び液体現像剤は、クリーニングローラ117により静電式かつ機械式に除去される。クリーニングローラ117自体は、ドクタ118によりクリーニングされる。除去された液体現像剤は、再利用のために捕集容器119に供給される。捕集容器119には、調量ローラ115から例えばドクタ116により除去された液体現像剤及び光導電体ドラム101からドクタ104により除去された液体現像剤も供給される。
捕集容器119に捕集された液体現像剤は、液体排出路119’を介して混合ユニットに供給される。混合ユニットには、未使用の液体現像剤及び純粋な液体キャリアも必要に応じて供給される。混合ユニットには、常に、所望の濃度(液体キャリアに対するトナー粒子の所定の比)の十分な量の液体キャリアが存在しなければならない。濃度は、混合ユニット内で常に測定され、次いで除去された液体現像剤の量の供給、この液体現像剤の濃度、並びに新鮮な液体現像剤もしくは液体キャリアの量及び濃度に応じて相応に制御される。
濃度を制御するために、相応の貯蔵容器72から、最も高く濃縮された液体現像剤(トナー濃縮物)、純粋な液体キャリア、媒体液(トナー粒子の電荷を制御するための帯電制御剤及び液体キャリア)、並びに除去された液体現像剤を混合ユニットに別個に供給することができる。
図3において、例えばデジタルプリンタ10に関する液体管理を実施する装置70の例として、少なくとも2つの印刷部11,12に液体を供給する供給装置300が明らかである。図3では、印刷部11は、抜粋して示されており、印刷部12は、破線で表されている。さらに、第2の供給ユニット302の後側に、図示していない印刷部に対する第2の供給ユニットが示唆されている。
供給装置300の役割は、デジタルプリンタ10の印刷部11,12への液体の供給及び印刷11,12により使用された液体及び消費されなかった液体の受け取りである。その液体には:
・印刷部11,12の現像ステーション110に供給することができる液体現像剤と、
・印刷部11,12において除去された、排出すべき液体現像剤と、
・液体現像剤の成分、例えば液体キャリア、トナー濃縮物(高いトナー濃度を有する液体キャリア)、帯電制御剤と、
・場合によっては、ドラムをクリーニングするために使用され、クリーニング後に再び排出しなければならないクリーニング液と、が含まれる。
コストを削減するために、供給装置300により受け取られる液体は、新たに使用できるようにするために、可能な限り再処理するべきである。
これに関して、図1及び図2に示すように、供給装置300は、例えば印刷部11,12の以下の機能ユニットに液体を供給するか、もしくは機能ユニットから液体を受け取るべきである:
・現像ステーション110の電極セグメント114に、供給路112’を介して液体現像剤を供給するべきである。
・現像ステーション110における余剰の液体現像剤、つまり光導電体ドラム101上で帯電像を現像するために消費されなかった液体現像剤は、捕集容器119に集められており、供給路119’を介して排出するべきである。
・転写ステーション120のクリーニングユニット122に、供給路123’を介してクリーニング液を供給するべきである。
・使用されたクリーニング液は、クリーニングユニット122から供給路124’を介して排出するべきである。
・対向ドラム126により記録支持体20から取り出された液体残留物は、容器128に集められており、路128’を介して排出するべきである。
・クリーニング装置103により、光導電体ドラム101から取り出された液体は、容器105に集められており、供給路105’を介して排出するべきである。
さらに印刷部11,12に、印刷部11,12の印刷色の液体現像剤を供給しなければならず、液体現像剤は、少なくとも液体キャリアとトナーとを含み、さらに、追加的に帯電制御剤が混合されてもよい。
したがって、供給装置300は、印刷部11,12に前述の液体を供給することができるように構成すべきである。図3には、相応の供給装置300が示されている。供給装置300は、図3の態様では、2つの印刷部11,12に、同色の液体現像剤を供給することができ、したがって、シンプレックス印刷またはデュープレックス印刷に使用することができる。
供給装置300は、2つの供給ユニット301,302を備える。第1の供給ユニット301は、1つしか設けられておらず、全ての印刷部により使用可能である液体の印刷部11,12への供給を担い、これに対して第2の供給ユニット302は、印刷すべき色毎に1つずつ設けられている。
したがって、図3に示す供給装置300は、第1の供給ユニット301(ベーシックサプライ)を備え、第1の供給ユニット301は、印刷部11,12及び図3において示唆するに留めた別の印刷部に共通して使用され、これに対して第2の供給ユニット302(カラーサプライ)は、それぞれ、同色で印刷を行う印刷部に割り当てられている。
第1の供給ユニット301は、先ず液体キャリア用の貯蔵容器303を備え、液体現像剤において含まれている場合には帯電制御剤用の貯蔵容器304を備える。液体キャリア用の貯蔵容器303は、共通のポンプ305と、第2の供給ユニット302毎にそれぞれ1つの弁306とを介して、第2の供給ユニット302に接続されているので、液体キャリアを第2の供給ユニット302に供給することができる。弁306により、液体キャリアの搬送を中断するか、もしくは別の印刷部11,12用の第2の供給ユニット302を接続することができる。液体現像剤に帯電制御剤を用いようとする場合には、相応の貯蔵容器304を、それぞれポンプ307を介して、第2の供給ユニット302に接続することができる。
さらに、印刷部11,12の転写ステーション120において、例えば転写ドラム121又は対向ドラム126のクリーニング用のクリーニング液が使用される場合、第1の供給ユニット301は、クリーニング液用の貯蔵容器308を備えることができる。クリーニング液用の貯蔵容器308は、直接に、ポンプ309を介して、転写ステーション120に接続することができる。クリーニング時に使用されたクリーニング液は、再び第1の供給ユニット301に向かって戻し案内することができ、それも、ポンプ310を介して、使用されたクリーニング液用の容器3111に戻し案内することができる。この場合、使用されたクリーニング液は、フィルタ312を用いてクリーニングすることができ、その際、クリーニングされたクリーニング液は、再び容器308に供給することができる。ろ過に際して除かれた廃棄物は、容器313に集めることができる。
第2の供給ユニット302は、混合ユニット314を備え、混合ユニット314内で、印刷部11,12用の液体現像剤が混合される。混合ユニット314は、弁315を介して、緩衝容器(バッファ)316に接続されており、緩衝容器316には、ポンプ318を用いて、トナー濃縮物用の容器317からトナー濃縮物を供給することができる。混合ユニット314は、さらに、弁319を介して、液体キャリア用の緩衝容器(バッファ)320に接続されている。この緩衝容器320は、弁306を介して、第1の供給ユニット301の液体キャリア用の貯蔵容器303に接続されているので、この緩衝容器320に、新たな液体キャリアを供給することができる。最後に、混合容器314には、帯電制御剤を、直接に、第1の供給ユニット301の容器304からポンプ307を介して必要な場合に供給することができる。
印刷部11,12の現像ステーション110に液体現像剤を供給するために、混合ユニット314は、共通のポンプ321とそれぞれ1つの弁322とを介して、現像ステーション110の入口112’に接続されている。現像ステーション110の、除去された液体現像剤用の出口119’は、共通のポンプ323とそれぞれ1つの弁324とを介して、混合用ニット314に接続されている。これにより、除去された液体現像剤は、現像ステーション110から再び混合ユニット314に供給することができる。
図3において破線で表しているように、第2の供給ユニット302を第2の印刷部12に供給を行うために使用しようとする場合、第2の印刷部12に対する混合ユニット314の接続は、弁322,324と共通のポンプ321,323とを通して形成することができ、これにより、例えばデュープレックス印刷運転が可能になる。
最後に、光導電体ドラム101をクリーニングするためのクリーニング装置103、それも捕集容器105は、弁325とポンプ326とを介して、液体キャリア用の緩衝容器320に接続することができる。このことは、弁325とポンプ326とを介して緩衝容器320に接続可能である第2の印刷部にも当てはまる。
したがって、第1の供給ユニット301は、全ての印刷部11,12により使用可能な機能性を提供し、これに対して第2の供給ユニット302は、色毎の機能性を提供する。
したがって、第1の供給ユニット301は、印刷部11,12の共通機能、例えば現像ステーション110への液体キャリアの供給又は転写ステーション120へのクリーニング液の供給を担う。
第2の供給ユニット302は、印刷部11,12に液体現像剤を供給する役割を有し、したがって色毎にそれぞれ1つの供給ユニット302が設けられている。同色の液体現像剤を使用する印刷部は、図3に印刷部11,12に関して示されているように、同一の第2の供給ユニット302と協働することができる。
この場合、第2の供給ユニット302は、例えばデュープレックス印刷運転で2つの印刷部11,12に供給する場合に以下の機能特徴を有する:
a)第2の供給ユニット302と印刷部11,12とは、ESW(現像ステーション)・循環回路を形成する:
・混合ユニット314と、シンプレックス印刷運転及びデュープレックス印刷運転のための現像ステーション110との共通の循環回路が形成される。
・混合ユニット314と印刷部11,12の現像ステーション110との接続部に単一の供給ポンプ321が配置されており、印刷部11,12の連通又は遮断は、弁322を介して行われる。
・現像ステーション110において除去された液体現像剤用の捕集容器119は、単一の排出ポンプ323を介して、混合ユニット314に接続されている。印刷部11,12の連通又は遮断は、弁324を介して行われる。
・トナー濃縮濃度TCを測定するために単一のセンサ328が設けられている。測定結果に応じて、液体制御ユニット71(図1)は、弁315,319の切換により、緩衝容器316からのトナー濃縮物又は緩衝容器320からの液体キャリアを混合ユニット314に導くことができる。
印刷部11,12の捕集容器119の充填状態及び混合ユニット314の充填状態を求めるためのセンサが設けられている。これにより、捕集容器119又は混合ユニット314における溢流もしくは捕集容器119又は混合ユニット314の完全な空状態を防止することができる。
b)対応して配置された現像ステーション110用の液体現像剤を混合するための混合ユニット314が設けられている:
・混合ユニット314には、トナー濃縮物が、緩衝容器316から弁315を介して供給される。緩衝容器316は、さらに、ポンプ318を介して、トナー濃縮物用の貯蔵容器317に接続されており、新たなトナー濃縮物を、必要な場合に、緩衝容器316にポンピングして、緩衝容器316から混合ユニット314に導くことができる。
・液体キャリアは、緩衝容器320から弁319を介して混合ユニット314に供給される。緩衝容器320内の液体キャリアは、第1の供給ユニット301の液体キャリア用の貯蔵容器303からポンプ305を介して補充される。
c)トナー濃縮物用の緩衝容器316が設けられている。
・これによりトナー濃縮物用の貯蔵容器317は交換可能であり、その際、印刷運転を中断しなくてよい。なぜならば、トナー濃縮物は、必要な場合に、緩衝容器316から混合ユニット314に供給することができるからである。
・トナー濃縮物用の貯蔵容器317又は緩衝容器316内のセンサにより、貯蔵容器317の交換又は緩衝容器316の充填を制御することができる。
両方の供給ユニット301,302を備える供給装置300の交換は、以下の好適な特性を有するシンプレックス又はデュープレックス印刷運転を可能にする:
a)シンプレックス印刷及びデュープレックス印刷用の共通のEWS循環回路が設けられている:
・共通の循環回路により、シンプレックス供給路及びデュープレックス供給路において、液体現像剤のトナー特性、特にトナー濃度が同一であることが保証される。これにより、両方の印刷部11,12における光導電体ドラム101上の帯電像の着色ひいては印刷品質が同一であることが保証される。
・共通の供給ポンプ321及び排出ポンプ323は、シンプレックス印刷運転及びデュープレックス印刷運転における液体現像剤の安定した搬送能力を保証する。
・供給ポンプ321は、現像ステーション110において過剰搬送で作業が行われる、つまり帯電像の着色時に使用される量よりも多量の液体現像剤が供給される場合、非制御式に運転することができる。
・印刷部11,12の接続は、弁322,324を介して行われる。シンプレックス印刷運転だけで印刷しようとする場合、バイパス路327を接続することができるので、印刷部11,12毎の液体現像剤の搬送量は一定に維持される。
・現像ステーション110における捕集容器119の充填状態に応じて弁324を切り換えることにより、空気の吸込みを回避することができる。
・液体現像剤用の共通の搬送循環回路は、より高い平均トーンバリュー(網点面積率)を可能にする。なぜならばシンプレックス印刷運転及びデュープレックス印刷運転が相互にバランスを保つからである。
・最大網点面積率で印刷が行われる場合、混合ユニット314に液体キャリアは供給されず、トナー濃縮物だけが供給される。これにより使用者が介入することなく持続的に100%の網点面積率で印刷を行うことができる。
b)トナー濃縮物搬送
・緩衝容器316及びトナー濃縮物用の貯蔵容器317における各充填状態センサとそれぞれ組み合わせた緩衝容器316の使用は、貯蔵容器317が未だ空ではなく、依然として貯蔵容器317を交換するための十分な時間が与えられている場合に始まるルーチン作業を可能にする。これにより中断なく印刷を行うことができる。
c)光導電体ドラム101のクリーニング
・光導電体ドラム101のクリーニングに際して少量のトナー残留物を含む液体キャリアしか生じないので、クリーニング装置103は、緩衝容器320に接続することができ、これにより、液体キャリアは再利用され、同時に緩衝容器320に第1の供給ユニット310から新しい液体キャリアが供給される。
・緩衝容器320はデュープレックス印刷運転時に両方の印刷部11,12のクリーニング装置103に接続されているので、両方のクリーニング装置103から、除去された液体キャリアが、緩衝容器320に供給される。
d)混合ユニット314
・混合ユニット314内の液体現像剤のトナー特性は、導電性に関して制御することもできる。そのために液体現像剤の導電性は、センサ328により測定され、場合によっては第1の供給ユニット310からの帯電制御剤が、容器304からポンプ307を介して混合ユニット314に搬送される。
・混合ユニット314の容積が供給路及び現像ステーション110に比べて十分な程度に大きく選択される場合、保守目的で、現像ステーション110は、完全に空にすることができる。
・排出ポンプ323又はバイパス路327から混合ユニット314への液体現像剤の導入は、導入金属板を介して行われ、導入金属板は、液体現像剤が静かに混合ユニット314に流入して、これにより、あとで印刷運転時に印刷トラブルを招く恐れのある気泡が生じないように配置されている。
e)供給ユニット301,302のモジュール構造
・本発明に基づく供給ユニット301,302の構造及び供給ユニット301,302の分割は、供給装置300の段階付け可能な構造を許容する。追加的に、別の印刷部11,12による拡張が容易に可能である(第1の供給ユニット310において開いた供給路により表している)。
・第1の供給ユニット310は、1つの中央のポンプ305と色の数に応じた複数の弁306とを介する第2の供給ユニット302への液体キャリアの供給を可能にする。
・印刷部11,12の転写ステーション120のクリーニング時に、転写ステーション120のクリーニングユニット122にクリーニング液を供給するために単一のポンプ309しか必要とせず、転写ステーション120からフィルタユニット312にクリーニング液を廃棄処理するために1つの中央のポンプ310及び複数の弁329しか必要としない。
・印刷部11,12とは別個の供給装置300の構造が可能であるので、供給装置300は、空間的な状況に応じて設置することができる。
光導電体は、好適にはドラムまたはエンドレスベルトとして構成してよい。この場合、アモルファスシリコンを光導電体材料又は有機光導電体材料(OPCとも云われる)として用いてよい。
光導電体の代わりに、別の像担持体、例えば磁気式やイオン化可能な像担持体等を用いてもよく、別の像担持体は、光電原理に従って作動するのではなく、別の原理に基づいて、別の像担持体に、潜像が、電気式、磁気式又はその他の方式で形成され、潜像は、あとで着色され、最終的に記録支持体20に転写される。
キャラクタジェネレータ109として、LEDラインや相応のスキャン機構を有するレーザを用いてもよい。
同様に転写要素は、ドラム又はエンドレスベルトとして形成してよい。転写要素は、省いてもよい。この場合、印刷像20’は、直接に光導電体ドラム101から記録支持体20に転写される。
概念「電気泳動」とは、電界の作用に基づく液体キャリア内における帯電されたトナー粒子の移動と解される。トナー粒子のその都度の転移(転写)に際して、相応のトナー粒子は、ほぼ完全に別の構成要素に移行する。液体膜は、両方の構成要素の接触後に、関与する構成要素の濡れに基づいて約半分に分離されるので、約半分は第1の構成要素に付着したままとなり、残りの部分は別の構成要素に付着したままとなる。印刷像20’は、転移され、そのあとで次の部分(構成要素)において後続搬送され、これにより、次の転写領域で同様にトナー粒子の電気泳動式の移動が許容される。
デジタルプリンタ10は、表面印刷用の1つ又は複数の印刷部と、場合によっては裏面印刷用の1つ又は複数の印刷部とを備える。印刷部は、ライン型(タンデム型)に、L字型に又はU字型に配置してよい。
巻取り装置27の代わりに、図示していない後処理装置、例えば断裁機、折り機、綴じ機等を引張り部26の下流側に配置してもよく、これにより記録支持体20は、最終的な形にもたらされる。例えば記録支持体20は、最終的に完成した本が形成されるように加工してもよい。後処理機器は、同様に直列に、又は引張り部26に対して角度付けして配置してよい。
デジタルプリンタ10は、好適な態様として前述したように、ロールtoロールプリンタとして運転してよい。記録支持体20を印刷の最後にシートに断裁し、次いでシートを積み重ねるか又は適切に後続処理してもよい(ロールtoシートプリンタ)。同様に、シート状の記録支持体20をデジタルプリンタ10に供給して、最終的にシートを積み重ねるか又は後続処理してもよい(シートtoシートプリンタ)。
記録支持体20の表面にだけ印刷が行われる場合、所定の色の少なくとも1つの印刷部11が必要とされる(シンプレックス印刷)。裏面にも印刷が行われる場合、追加的に裏面用の少なくとも1つの印刷部12が必要となる(デュープレックス印刷)。表面及び裏面に対する所望の印刷像に関連して、プリンタ構成は、表面及び裏面用の相応の数の印刷部を備え、この場合、各印刷部11,12は、常に、専ら1色又は1種類のトナーに対して設計されている。
印刷部11,12の最大数は、専ら技術的に記録支持体20の最大機械引張り荷重及び自由な引張り長さにより制限されている。典型的には、1/0構成(印刷すべき表面のための単一の印刷部)から6/6構成までの任意の構成が実現可能である。6/6構成では、記録支持体20の表面及び裏面のためにそれぞれ6つの印刷部が設けられている。好適な態様(構成)は、図1に示しており(4/4構成)、図1の構成では、4原色により表面及び裏面に対してフルカラー印刷が実施される。4色印刷時の印刷部11,12の順序は、好適には、明色(イエロー)を印刷する印刷部11,12から暗色を印刷する印刷部11,12へと進み、つまり例えば記録支持体20は、YCMKの色順序で明色から暗色へと印刷が行われる。
記録支持体20は、紙、金属、プラスチック又はその他の適切で印刷可能な材料から製造してよい。
10 デジタルプリンタ
11,11a〜11d 印刷部(表面)
12,12a〜12d 印刷部(裏面)
20 記録支持体
20’ 印刷像(トナー)
20’’ 記録支持体の搬送方向
21 ロール(入口)
22 繰出し装置
23 調整部
24 反転ユニット
25 レジスタユニット
26 引張り部
27 巻取り装置
28 ロール(出口)
30 定着ユニット
40 空調モジュール
50 エネルギ供給装置
60 コントローラ
70 液体管理装置
71 液体制御ユニット
72 貯蔵容器
100 電子写真ステーション
101 光導電体ドラム
102 除去光
103 クリーニング装置(光導電体)
104 ドクタ(光導電体)
105 捕集容器(光導電体)
105’ 矢印
106 帯電装置(コロトロン)
106’ ワイヤ
106’’ シールド
107 導入空気通路(給気)
108 導出空気通路(排気)
109 キャラクタジェネレータ
110 現像ステーション
111 現像ドラム
112 貯蔵チャンバ
112’ 液体供給路
113 プレチャンバ
114 電極セグメント
115 調量ローラ(現像ドラム)
116 ドクタ(調量ローラ)
117 クリーニングローラ(現像ドラム)
118 ドクタ(現像ドラムのクリーニングローラ)
119 捕集容器(液体現像剤)
119’ 液体排出路
120 転写ステーション
121 転写ドラム
122 クリーニングユニット(湿式チャンバ)
123 クリーニングブラシ(湿式チャンバ)
123’ クリーニング液供給路
124 クリーニングローラ(湿式チャンバ)
124’ クリーニング液排出路
125 調整要素(留め置き板)
126 対向ドラム
127 クリーニングユニット(対向ドラム)
128 捕集容器(対向ドラム)
128’ 液体排出路
129 帯電ユニット(転写ドラムに設けられたコロトロン)
300 供給装置
301 第1の供給ユニット
302 第2の供給ユニット
303 液体キャリア用の容器
304 電化制御剤用の容器
305 ポンプ
306 弁
307 ポンプ
308 クリーニング液用の容器
309 ポンプ
310 ポンプ
311 排出されたクリーニング液用の容器
312 フィルタユニット
313 廃棄物用容器
314 混合ユニット
315 弁
316 トナー濃縮物用の緩衝容器
317 トナー濃縮物用の容器
318 ポンプ
319 弁
320 キャリア液体用の緩衝容器
321 供給ポンプ
322 弁
323 排出ポンプ
324 弁
325 弁
326 ポンプ
327 バイパス路
328 導電性を測定するセンサ
329 弁

Claims (12)

  1. 記録支持体(20)に印刷を行うデジタルプリンタ(10)であって、
    複数の印刷部(11,12)を備え、該印刷部(11,12)は、帯電像担持体(101)上に印刷すべき像の帯電像を形成する電子写真ステーション(100)と、液体キャリアとトナーとを含む液体現像剤を使用して前記帯電像担持体(101)上の帯電像に着色する現像ステーション(110)と、をそれぞれ備え、
    前記印刷部(11,12)に液体を供給し、かつ使用された液体及び消費されなかった液体を前記印刷部(11,12)から受け取る供給装置(300)が設けられており、
    該供給装置(300)は、
    ・全ての前記印刷部(11,12)に共通の第1の供給ユニット(301)であって、全ての前記印刷部(11,12)に使用可能である液体を前記印刷部(11,12)に供給するために貯蔵容器を備え、少なくとも1つの、液体キャリアを収容する貯蔵容器(303)が設けられている、第1の供給ユニット(301)と、
    ・各色用の印刷部(11,12)に各色の液体現像剤を供給する、各色のそれぞれ1つの第2の供給ユニット(302)と、を備え、
    該第2の供給ユニット(302)は、
    ・第1の緩衝容器(316)であって、前記第2の供給ユニット(302)内に配置された、液体キャリアと、トナー濃縮物として濃縮されたトナーとを収容する貯蔵容器(317)に接続されている第1の緩衝容器(316)と、
    ・液体キャリア用の第2の緩衝容器(320)であって、前記第1の供給ユニット(301)に設けられた液体キャリア用の前記貯蔵容器(303)に接続されている第2の緩衝容器(320)と、
    ・液体現像剤を混合するための、前記緩衝容器(316,320)に接続された混合ユニット(314)であって、液体現像剤を供給するための共通の供給ポンプ(321)を介して、各色用の前記印刷部(11,12)の前記現像ステーション(110)に接続されている混合ユニット(314)とを、含む、
    ことを特徴とする、デジタルプリンタ。
  2. 前記混合ユニット(314)は、共通の排出ポンプ(323)を介して、前記印刷部(11,12)の前記現像ステーション(110)に接続されていて、前記現像ステーション(110)において帯電像を現像したあとで除去された液体現像剤を受け取る、請求項1記載のデジタルプリンタ。
  3. 液体キャリア用の前記貯蔵容器(303)と前記第2の供給ユニット(302)の各前記第2の緩衝容器(320)との間に、共通のポンプ(305)及び前記第2の供給ユニット(302)毎にそれぞれ1つの切換要素(306)が配置されている、請求項2記載のデジタルプリンタ。
  4. 前記混合ユニット(314)は、ポンプ(307)を介して、前記第1の供給ユニット(301)に配置された、帯電制御剤用の貯蔵容器(304)に接続されている、請求項1から3までのいずれか1項記載のデジタルプリンタ。
  5. 各前記第2の供給ユニット(302)の前記混合ユニット(314)は、前記供給ポンプ(321)と切換要素(322)とを介して、前記印刷部(11,12)の各前記現像ステーション(110)に接続されていて、選択的に、シンプレックス印刷運転時には1つの印刷部に、又はデュープレックス印刷運転時には2つの印刷部に、割り当てられた色の液体現像剤が供給可能である、請求項1から4までのいずれか1項記載のデジタルプリンタ。
  6. バイパス路(327)が設けられており、該バイパス路(327)は、前記供給ポンプ(321)の出口と前記混合ユニット(314)との間に配置されており、前記バイパス路(327)は、シンプレックス印刷運転時に接続される、請求項5記載のデジタルプリンタ。
  7. 前記印刷部(11,12)は、それぞれ1つの、前記帯電像担持体(101)用のクリーニング装置(103)を備え、該クリーニング装置(103)により、前記帯電像担持体(101)から液体現像剤残留物が除去され、
    同色の前記印刷部(11,12)の前記クリーニング装置(103)は、それぞれ1つの切換要素(325)と共通のポンプ(326)とを介して、前記第2の緩衝容器(320)に接続されている、請求項1から6までのいずれか1項記載のデジタルプリンタ。
  8. 前記第1の緩衝容器(316)及び前記貯蔵容器(317)に、それぞれ1つの充填状態センサが配置されていて、前記貯蔵容器(317)は、該貯蔵容器(317)の充填状態に応じて交換することができる、請求項1から7までのいずれか1項記載のデジタルプリンタ。
  9. 前記印刷部(11,12)は、転写要素(121)を有する転写ステーション(120)を備え、該転写ステーション(120)により、トナーを用いて現像された帯電像が前記記録支持体(20)に転写され、前記転写ステーション(120)に、それぞれ前記転写要素(121)用のクリーニングユニット(122)が設けられており、該クリーニングユニット(122)により、前記転写要素(121)から、クリーニング液を用いて、液体現像剤残留物が除去され、
    前記第1の供給ユニット(301)に、クリーニング液用の貯蔵容器(308)が設けられており、該クリーニング液用の貯蔵容器(308)は、ポンプ(309)を介して、前記印刷部(11,12)の前記転写ステーション(120)の前記クリーニングユニット(122)に接続されていて、クリーニング液が、前記クリーニングユニット(122)に供給されるようになっており、
    前記クリーニングユニット(122)は、ポンプ(310)を介して、前記第1の供給ユニット(301)に配置された、使用されたクリーニング液用の容器(311)に接続されていて、使用されたクリーニング液が前記印刷部(11,12)から受け取られるようになっている、請求項1から8までのいずれか1項記載のデジタルプリンタ。
  10. 前記第1の供給ユニットに、フィルタユニット(312)が配置されており、該フィルタユニット(312)を介して、使用されたクリーニング液が、クリーニングするために、前記使用されたクリーニング液用の容器(311)から案内されており、
    ろ過されたクリーニング液は、前記クリーニング液用の容器(308)に再び供給される、請求項9記載のデジタルプリンタ。
  11. 切換要素として弁が設けられている、請求項1から10までのいずれか1項記載のデジタルプリンタ。
  12. 前記切換要素と前記ポンプとを制御する液体制御ユニット(71)が設けられている、請求項11記載のデジタルプリンタ。
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