JP2014094074A - 二槽式洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗濯時間の短縮化を図ることができると共に、利便性と信頼性を高めることができる二槽式洗濯機を提供する。
【解決手段】本実施形態の二槽式洗濯機は、洗濯槽と脱水槽とを備えたものであり、前記洗濯槽内に設けられた撹拌体を回転させる洗濯モータと、前記脱水槽内に設けられた脱水籠を回転させる脱水モータと、前記洗濯モータ及び前記脱水モータの駆動による洗濯運転を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記洗濯槽側と前記脱水槽側とで前記洗濯運転を実行するための制御条件に関して予め設定された全体の閾値を超えないように、前記洗濯運転を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】本実施形態の二槽式洗濯機は、洗濯槽と脱水槽とを備えたものであり、前記洗濯槽内に設けられた撹拌体を回転させる洗濯モータと、前記脱水槽内に設けられた脱水籠を回転させる脱水モータと、前記洗濯モータ及び前記脱水モータの駆動による洗濯運転を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記洗濯槽側と前記脱水槽側とで前記洗濯運転を実行するための制御条件に関して予め設定された全体の閾値を超えないように、前記洗濯運転を制御する。
【選択図】図1
Description
本実施形態は、二槽式洗濯機に関する。
二槽式洗濯機では、洗濯を行うための洗濯槽と脱水を行うための脱水槽とを左右に並べて配置している。このため、二槽式洗濯機の洗濯槽は、所謂全自動洗濯機やドラム式洗濯機の洗濯槽よりも小さく、その分洗濯物を収容できる容量も制約を受ける。即ち、二槽式洗濯機にあっては、洗濯槽の直径及び脱水槽の内部に配置される脱水籠の直径が、洗濯槽と脱水籠とが兼用される構成の洗濯機に比して小さく、ユーザは、その洗濯物の容量との関係上、或は白物と色物、汚れの大小など所謂分け洗いがし易い方式であることから、2回に分けて洗濯を行うことが少なくない。
ところで、二槽式洗濯機では、ユーザにより洗濯物を洗濯槽から脱水槽(脱水籠)へ移し入れ、或は脱水槽から洗濯槽へ戻す作業が必要となる。よって、上記のように複数回に分けて洗濯を行う場合には、洗濯時間が長引くだけでなく、洗いやすすぎ、脱水が終わる度に洗濯物を洗濯槽と脱水槽との間で移さなければならず、面倒なものとなっていた。
そこで、洗濯時間の短縮化を図ることができると共に、利便性と信頼性を高めることができる二槽式洗濯機を提供する。
そこで、洗濯時間の短縮化を図ることができると共に、利便性と信頼性を高めることができる二槽式洗濯機を提供する。
本実施形態の二槽式洗濯機は、洗濯槽と脱水槽とを備えたものであり、前記洗濯槽内に設けられた撹拌体を回転させる洗濯モータと、前記脱水槽内に設けられた脱水籠を回転させる脱水モータと、前記洗濯モータ及び前記脱水モータの駆動による洗濯運転を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記洗濯槽側と前記脱水槽側とで前記洗濯運転を実行するための制御条件に関して予め設定された全体の閾値を超えないように、前記洗濯運転を制御する。
以下、本実施形態について、図1から図6を参照して説明する。
図2(a)に示すように、二槽式洗濯機は、外箱1内における左側の洗濯槽2と右側の脱水槽3とを並べて配置した構成にある。洗濯槽2の内底部には、洗濯槽2内に貯留される水を撹拌することで水流を生成するためのパルセータ4が配置されている。パルセータ4は、上面に複数の撹拌突起4bを有する撹拌体であり、その駆動軸4aは、洗濯槽2の内底部を貫通して下方に延びている。脱水槽3の内部には、被脱水物としての洗濯物(図示略)を収容して脱水するための脱水籠5が回転可能に配設されている。脱水籠5の周側部には、洗濯物に含まれる水分を飛ばすための多数の脱水孔5aが設けられている。
図2(a)に示すように、二槽式洗濯機は、外箱1内における左側の洗濯槽2と右側の脱水槽3とを並べて配置した構成にある。洗濯槽2の内底部には、洗濯槽2内に貯留される水を撹拌することで水流を生成するためのパルセータ4が配置されている。パルセータ4は、上面に複数の撹拌突起4bを有する撹拌体であり、その駆動軸4aは、洗濯槽2の内底部を貫通して下方に延びている。脱水槽3の内部には、被脱水物としての洗濯物(図示略)を収容して脱水するための脱水籠5が回転可能に配設されている。脱水籠5の周側部には、洗濯物に含まれる水分を飛ばすための多数の脱水孔5aが設けられている。
外箱1の内底部には、洗濯モータ6及び脱水モータ7が配設されている。洗濯モータ6の回転軸6aは、動力伝達機構8を介してパルセータ4の駆動軸4aに結合されている。動力伝達機構8は、回転軸6aに取付けられた駆動プーリ9aと駆動軸に取付けられた従動プーリ9bと、これらプーリ9a,9b間に掛渡されたベルト10とを有する。こうして、洗濯モータ6は、動力伝達機構8を介してパルセータ4を回転させることにより、洗濯槽2内に収容された洗濯物(図示略)を洗濯水と共に撹拌し、以って洗い(又はすすぎ)が行われるようになっている。脱水モータ7の回転軸7aは、脱水槽3の内底部を貫通して上方に延びており、脱水籠5の外底部の中心に直結されている。脱水モータ7は、直に脱水籠5を高速回転させることにより、脱水籠5内に収容された洗濯物を遠心脱水するようになっている。
図2(b)に示すように、洗濯槽2底部の排水口11には、排水管路12を介して排水弁13の入水口が接続されている。排水弁13は排水弁ソレノイド13a(図3参照)を駆動源とするもので、そのソレノイド13aのオン及びオフに連動して洗濯槽2内から水を排出する開放状態及び水を排出しない閉塞状態との間で切換えられる。排水弁13の出水口、及び脱水槽3底部の排水口14には、夫々排水管路15が接続されている。詳細には、排水管路15は、洗濯槽側排水ホース15aと脱水槽側排水ホース15bと、両ホース15a,15bが接続される合流部15pから下流側の共通排水ホース15cとを有する。共通排水ホース15cは機外へ延びており、洗濯槽2及び脱水槽3の水は、排水管路15を通じて外部の排水場所(図示略)に排水されるようになっている。
図2(a)に示すように、外箱1の上部には、洗濯槽2及び脱水槽3の後方側に位置させて、横長形状をなす操作パネル16が設けられている。操作パネル16は表示部17と操作入力部18とを有する。詳しい図示は省略するが、操作入力部18には「スタート/一時停止」、「時間」操作スイッチ等、複数の操作スイッチが設けられている。「時間」操作スイッチの操作により、例えば、洗い時間、すすぎ時間及び脱水時間の夫々を、「15分」、「10分」、「5分」等、任意の時間設定が可能となっている。また、操作入力部18には、迅速に洗濯を終了したい場合に好適とする「時短コース」の設定が可能な操作スイッチが設けられている。
また、外箱1の上部には、操作パネル16の右方に位置させて、ホース接続部19が設けられている。ホース接続部19は、一端部が水道の蛇口に接続される図示しない給水ホースの他端部を接続するためのものである。給水ホースから供給される水道水は、ホース接続部19を通じて洗濯槽2の内部へ導かれる。外箱1の上部には、洗濯槽2の上面開口部を開閉する洗濯蓋20が着脱可能に設けられると共に、脱水槽3の上面開口部を開閉する脱水蓋21が、その後部を支点に上下方向への回動が可能に設けられている。
図3は、二槽式洗濯機の電気的構成を概略的に示すものである。制御装置23は、マイクロコンピュータを主体に構成されており、操作入力部18の操作信号や後述する電流センサ33からの入力信号等に基づいて洗濯モータ6及び脱水モータ7を駆動制御することで洗濯運転を制御するようになっている。また、制御装置23は、例えばROM,RAM、EEPROM等を備えた記憶部24を有し、当該記憶部24に、洗濯運転制御のためのプログラムや、その制御条件に関する情報(後述する閾値に係る各情報)等を記憶している。
商用交流電源26に接続される電源母線27a,27bの間には、トライアック28〜31と、前記ソレノイド13a又はモータ6,7のコイルとの直列回路が接続されている。そして、各トライアック28〜31のゲート信号は、制御装置23によって与えられるようになっている。
トライアック31がオンするとソレノイド13aに通電が行われて、排水弁13が開放状態に切換えられる。トライアック28,29は、コンデンサモータ(誘導モータ)である洗濯モータ6のコイル6b,6cに夫々接続されている。トライアック28がオンすると、コイル6bが主コイルとして通電されて洗濯モータ6は正転し、トライアック29がオンすると、コイル6cが主コイルとして通電されて洗濯モータ6は逆転する。トライアック30は、コンデンサモータ(誘導モータ)である脱水モータ7のコイル7bに接続されており、トライアック30がオンすると脱水モータ7はコイル7bを主コイルとして回転する。
また、電源母線27a,27bの間には、ゼロクロス検出回路32設けられている。ゼロクロス検出回路32は、図4に示すように、交流電圧のゼロクロスに同期したゼロクロス検出信号を出力して制御装置23に与えるようになっている。同図において全通電の半波に対する時間的通電割合を通電率(通電角)Z%としており、通電率Zが100%のとき全通電の状態となり、通電率が0%のとき脱水モータ7に交流電圧が印加されていない状態となる。こうして、制御装置23は、ゼロクロス検出回路32の検出信号に基づいてトライアック30の通電率Zを制御することにより電源電圧を位相制御する。
さて、本実施形態の制御装置23は、洗濯槽2側と脱水槽3側とで洗濯運転を実行するための制御条件に関して予め設定された全体の閾値を超えないように、洗濯運転を制御する。
具体的には、図3に示す電流検出手段としての電流センサ33(変流器)が、洗濯モータ6及び脱水モータ7に流れる電流を検出し得るように設けられている。この電流センサ33による検出電流値は制御装置23に与えられ、各モータ6,7に流れる電流を合計した合計電流値が検出される。そして、制御装置23は、各モータ6,7を駆動する際、その合計電流値に対する値Tα(図1参照)を前記全体の閾値として、これを超えないように、両モータ6,7を各別に制御する。例えば、閾値Tαは、家電製品の電源コード等に対して規定されている電流容量(15A)を目安に予め設定されていて、両モータ6,7を同時に駆動しても電源コードが通常よりも過熱された状態になることが防止される。また、これにより、モータ6,7を出力の大きなものに設定しても定格電流を超過せず、ブレーカが作動する等の不具合が生じることもない。
具体的には、図3に示す電流検出手段としての電流センサ33(変流器)が、洗濯モータ6及び脱水モータ7に流れる電流を検出し得るように設けられている。この電流センサ33による検出電流値は制御装置23に与えられ、各モータ6,7に流れる電流を合計した合計電流値が検出される。そして、制御装置23は、各モータ6,7を駆動する際、その合計電流値に対する値Tα(図1参照)を前記全体の閾値として、これを超えないように、両モータ6,7を各別に制御する。例えば、閾値Tαは、家電製品の電源コード等に対して規定されている電流容量(15A)を目安に予め設定されていて、両モータ6,7を同時に駆動しても電源コードが通常よりも過熱された状態になることが防止される。また、これにより、モータ6,7を出力の大きなものに設定しても定格電流を超過せず、ブレーカが作動する等の不具合が生じることもない。
また、制御装置23は、洗濯槽2側からの単位時間当りの排水量と脱水槽3側からの単位時間当りの排水量とを合計した合計水量に関する値Tβ(図5参照)を前記全体の閾値として、これを超えないように、排水弁13による洗濯槽2側の排水制御及び脱水モータ7の駆動制御を実行する。例えば、閾値Tβは、排水弁13と排水管路12,15とからなる排水路34(図2(b)参照)の排水能力を超えない値に設定されている。即ち、洗濯槽2側及び脱水槽3側からの単位時間当りの排水量つまり排水路34の排水能力は、排水弁13及び排水管路12,15の流路断面積等により定まるものであるが、洗濯槽2側と脱水槽3側とで排水が重複して行われる場合には、発生する排水量が値Tβを超える事態が想定され、例えば洗濯槽2側の排水で排水路34が満たされている場合、脱水槽3からの排水は排出されずに槽内に溜まり、脱水籠5の回転を阻害することが考えられる。そこで、図5(a)、(b)に示すように、規定水量貯留された洗濯槽2から排水弁13により排水するとき、その単位時間当りの排水量が低下する所定時間tβまで脱水モータ7を起動せず、時間tβの経過により脱水モータ7を駆動する。
なお、排水弁13による洗濯槽2側の排水中は、脱水モータ7を定常回転速度より低い回転速度で駆動して排水量を低く抑制してもよい。また、詳しくは後述するように、脱水槽3側の排水中は、洗濯槽2側から水を排出しないように排水弁13を制御する。これにより、洗濯槽2側と脱水槽3側とで排水が重複して行われる場合でも、共通排水ホース15cからの単位時間当りの排水量が閾値Tβを超えず、脱水槽3内に水が溢れることもない。
本実施形態の洗濯運転では、上記のように両モータ6,7を駆動して、洗い又はすすぎと脱水とを並行して実行するように構成されている(図6(b)のステップB4等参照)。この場合、制御装置23は、これら洗い又はすすぎと脱水との双方の行程を終えるまでの運転時間に関する値を前記全体の閾値として設定し、これを超えないように、洗濯運転を制御する。例えば、制御装置23は、洗い時間又はすすぎ時間と脱水時間とのうち、より長い時間を閾値Tγとして設定する。そして、以下の作用説明で述べるように、洗い又はすすぎの行程と脱水の行程とが並行して行われる場合、その所要時間が閾値Tγを超過しないよう両行程を同時に終了するように構成されている。
以下、上記構成の作用について図1、図6も参照して説明する。二槽式洗濯機の洗濯槽2は、所謂全自動洗濯機やドラム式洗濯機の洗濯槽(図示略)よりも洗濯物を収容できる容量が小さく、ユーザは複数回に分けて洗濯を行うことが少なくない。本実施形態では、2回に分けて洗濯を行う場合の手順を示す図6(a)(b)において、丸で囲う1の数字は、最初に洗濯槽2に収容される洗濯物を表わすものとし、丸で囲う2の数字は、当該洗濯物とは別の洗濯物を表わすものとする。また、本実施形態では前記「時短コース」において、図6(b)に示すように、洗い又はすすぎと脱水とを並行して実行することで、所要時間を大幅に短縮することができるが、その特徴を明らかにすべく、先ず通常の手順について簡単に説明する。
(1)通常の手順
図6(a)に示すように、通常の手順では、ステップA1〜A11で実行される洗い〜脱水の行程と、その後にステップA12〜A22で実行される洗い〜脱水の行程とで2回に分けて洗濯が行われる。具体的には、ユーザが洗濯槽2内に洗剤と洗濯物を投入し、所定水位まで給水した後(ステップA1)、操作入力部18の「時間」操作スイッチ及び「スタート/一時停止」操作スイッチを操作する。これにより、制御装置23は、洗濯モータ6を正転及び逆転させて、洗いを開始する(ステップA2)。なお、この場合、制御装置23は、トライアック28とトライアック29とにゲート信号を交互に出力することにより洗濯モータ6を駆動するが、以下では便宜上、ゲート信号に係る説明を省略する。
図6(a)に示すように、通常の手順では、ステップA1〜A11で実行される洗い〜脱水の行程と、その後にステップA12〜A22で実行される洗い〜脱水の行程とで2回に分けて洗濯が行われる。具体的には、ユーザが洗濯槽2内に洗剤と洗濯物を投入し、所定水位まで給水した後(ステップA1)、操作入力部18の「時間」操作スイッチ及び「スタート/一時停止」操作スイッチを操作する。これにより、制御装置23は、洗濯モータ6を正転及び逆転させて、洗いを開始する(ステップA2)。なお、この場合、制御装置23は、トライアック28とトライアック29とにゲート信号を交互に出力することにより洗濯モータ6を駆動するが、以下では便宜上、ゲート信号に係る説明を省略する。
制御装置23は、前記洗い時間が経過すると、排水弁13を開放状態に切換えて、洗濯槽2の水を排出する(ステップA3)。ユーザが、洗いを終えた洗濯物を洗濯槽2から脱水槽3(の脱水籠5)へ移し入れると、脱水モータ7の駆動による泡取り脱水が行われる(ステップA4,A5)。その後、ユーザは、脱水後の洗濯物を脱水槽3から洗濯槽2に戻し(ステップA6)、前記のように所定水位まで再び給水すると、洗濯モータ6の駆動によるすすぎが開始される(ステップA7,A8)。制御装置23は、前記すすぎ時間が経過すると、排水弁13を開放状態に切換えて、洗濯槽2の水を排出する(ステップA9)。そして、ユーザが、すすぎを終えた洗濯物を洗濯槽2から脱水槽3へ移し入れると、脱水モータ7の駆動による脱水が行われる(ステップA10,A11)。
その後に洗濯槽2に収容される洗濯物について、ステップA12〜A22では、ステップA1〜A11と同じ洗い〜脱水が行われることから、その説明を省略する。
その後に洗濯槽2に収容される洗濯物について、ステップA12〜A22では、ステップA1〜A11と同じ洗い〜脱水が行われることから、その説明を省略する。
(2)洗い又はすすぎと脱水とを並行して行う際の手順
図6(b)のステップB1において、ユーザは、洗濯槽2内に洗剤と洗濯物を投入し、所定水位まで給水した後、操作入力部18を操作する。この場合、操作入力部18にて前記「時間」の他、「時短コース」が選択されると、制御装置23は、洗い〜脱水までを短時間で完了させる洗濯運転を実行する。
図6(b)のステップB1において、ユーザは、洗濯槽2内に洗剤と洗濯物を投入し、所定水位まで給水した後、操作入力部18を操作する。この場合、操作入力部18にて前記「時間」の他、「時短コース」が選択されると、制御装置23は、洗い〜脱水までを短時間で完了させる洗濯運転を実行する。
詳細には、制御装置23は、先ず洗濯槽2内に投入された洗濯物について、洗濯モータ6の駆動による洗いの行程を実行する(ステップB2)。この洗い時間が経過すると、ユーザは、ステップB2で洗い終えた洗濯物を洗濯槽2から脱水槽3へ移し入れると共に、当該洗濯物とは別の洗濯物を洗濯槽2内に投入する(ステップB3)。そして、ステップB4では、前者の洗濯物に対する脱水モータ7の駆動による泡取り脱水の行程と、後者の洗濯物に対する洗濯モータ6の駆動による洗いの行程とが並行して実行される。従って、前記ステップA3の排水に相当する行程は省かれ、後者の洗濯物は、前者の洗濯液を用いて2度目の洗い行程が実行されることとなる。
ステップB4において、制御装置23は、前記合計電流値に関する閾値Tαを超えないように脱水モータ7の印加電圧を位相制御する。この場合、図1に例示するように、脱水の行程の開始時には、脱水モータ7に交流電源26が全通電されるから、その回転速度は順次立ち上がってゆき、略定常回転速度になると(同図のtα1の時点)、前記位相制御による電力を供給する。この電力は、全通電の場合より低い電力であることから(図4参照)、脱水モータ7に流れる電流が低下すると共に脱水モータ7の回転速度も低下する。こうして、洗いの行程を開始する所定時間前のtα1の時点で、通電パターンを切換え、脱水モータ7に流れる電流が低下したtα2の時点で、洗い行程を開始する。このため、同図の実線と2点鎖線との対比から明らかなように、両モータ6,7を駆動しても合計電流値が閾値Tαを超えることはない。
上記ステップB4のように、洗いと泡取り脱水とを並行して実行する場合、これら洗いと泡取り脱水との双方の行程を、同時に終了させることができる。即ち、制御装置23は、洗い時間と脱水時間とを照合して、前記位相制御開始時間tα1と洗い開始時間tα2とを両行程が同時(略同時でもよい)に終わるように設定する。これにより、両行程に要する時間が閾値Tγを超えることはなく、制御装置23は、これら洗い及び泡取り脱水の行程が完了した時点で、排水弁13を開放状態に切換えて、洗濯槽2の水を排出する(ステップB5)。従って、ステップB4での泡取り脱水中つまり脱水槽3側の排水中に、洗濯槽2側から水が排出されることはない。
ユーザは、ステップB4及びステップB5で洗い及び排水を終えた洗濯物を洗濯槽2から脱水槽3へ移し入れると共に、ステップB4で泡取り脱水を終えた洗濯物を洗濯槽2内に戻す(ステップB6)。その後、ステップB7において脱水槽3側での泡取り脱水と洗濯槽2側での所定水位までの給水とが行われ、ステップB8において、その洗濯槽2でのすすぎが行われる。前記ステップB7において、泡取り脱水が給水より長引く場合には、前述のように両モータ6,7を駆動して、その泡取り脱水とステップB8のすすぎとを並行して実行してもよい。この場合も、前記位相制御により合計電流値が閾値Tαを超えることはなく、全体の運転時間の短縮が図られる。
制御装置23は、これら泡取り脱水及びすすぎの行程が完了した後、排水弁13を開放状態に切換えて、洗濯槽2の水を排出する(ステップB9)。ユーザは、すすぎ及び排水を終えた洗濯物を再び洗濯槽2から脱水槽3へ移し入れると共に、ステップB7で泡取り脱水を終えた洗濯物を洗濯槽2内に戻す(ステップB10)。そして、先に洗濯を開始した洗濯物(図6(b)で左側の行程に係る洗濯物)について脱水槽3側で最終的な脱水が行われ、洗濯槽2側では所定水位までの給水が行われる(ステップB11)。図6(b)で右側の行程に係る洗濯物についても、給水後のすすぎ、排水、洗濯槽2から脱水槽3へ移し入れを経て、最終的な脱水が行われる(ステップB12〜B15)。
前記ステップB11における脱水は、前記ステップB12のすすぎの行程で実行してもよく、前述のように両モータ6,7を同時に駆動した場合でも、前記位相制御により合計電流値が閾値Tαを超えることはなく、全体の運転時間の短縮が図られる。また、この場合、当該脱水を終えた後にステップB13の排水が実行されることで、脱水槽3側の排水中は、洗濯槽2側から水が排出されることがない(ステップB13)。このように、各行程は、上記したステップの順に限定するものではなく、例えば排水弁13による洗濯槽2側の排水中に、脱水の行程を実行する場合、脱水モータ7を定常回転速度より低い回転速度で駆動することで排水量を閾値Tβを超えないようにすることができる。
以上説明したように、制御装置23は、洗濯槽2側と脱水槽3側とで洗濯運転を実行するための制御条件に関して予め設定された全体の閾値を超えないように、洗濯運転を制御する制御手段として構成されている。これによれば、制御条件として予め全体の閾値を設定することで、洗濯槽2側と脱水槽3側との双方で好適とする条件の下、自動的な洗濯運転を行うことが可能となる。従って、洗濯時間の短縮化を図りつつ、二槽式洗濯機の利便性と信頼性を高めることができる。
制御装置23は、洗濯槽2内で洗い又はすすぎを終えた洗濯物を脱水籠5に収容して行う脱水と、当該洗濯物とは別の洗濯物を洗濯槽2に収容して行う洗い又はすすぎとを並行して実行する洗濯運転が可能に構成されると共に、洗濯モータ6に流れる電流と脱水モータ7に流れる電流とを合計した合計電流値に関する閾値Tαを前記全体の閾値として超えないように、洗濯モータ6及び脱水モータ7の駆動を各別に制御する。
これによれば、両モータ6,7を同時に駆動した場合でも、その合計電流値が閾値Tαを超えないため、例えば電源コードが通常よりも過熱された状態になることが防止され、定格電流を超過せず、ブレーカが作動するといった不具合も生じることがない。また、これによれば、消費電力を抑えて省エネ効果を高めることができる。
制御装置23は、脱水モータ7について、印加電圧を位相制御(又は後述のデューティ比を制御)することにより合計電流値に関する閾値Tαを超えないように制御する。これによれば、脱水モータ7に関する通電率Z(又は通断電のデューティ比)の変化により合計電流値を低下させることができ、簡単な制御によって、前記不具合の発生を防止することができるという格別の効果を奏する。また、比較的時間のかかる洗い又はすすぎについて、その行程を中断することなく脱水の行程を並行して行うことができる等、運転時間を確実に短縮することができる。
脱水モータ7は誘導モータに限らず、ブラシレスDCモータ(図示略)から構成するなど適宜変更してもよく、各種モータに関するデューティ比(或はPWM制御を行うPWM制御手段によるデューティ比)を制御してもよい。例えば図示は省略するが、前記ブラシレスDCモータのインバータ回路を備えた構成とし、当該DCモータに対して制御手段によりオン時間及びオフ時間を変化させるデューティ比制御を行うようにしてもよく、この場合、インバータ回路の駆動制御が簡単になる。
本実施形態の洗濯機は、排水弁13及び脱水槽3から夫々排出される水を合流させて排出するように、排水弁13側と脱水槽3側とに夫々接続された共通の排水管路15を備え、制御装置23は、排水弁13からの単位時間当りの排水量と脱水槽3側からの単位時間当りの排水量とを合計した合計水量に関する閾値Tβを前記全体の閾値として超えないように、排水弁13による排水制御及び/又は脱水モータ7の駆動制御を実行する。
これによれば、例えば閾値Tβを前述した排水路34の排水能力を超えない値に設定することにより、洗濯槽2側及び脱水槽3側の夫々の流路断面積等に係わりなく(つまり排水管路15等における径寸法等の設計変更をせずに)、前記脱水槽3内に水が溢れないようにすることができる。
また、制御装置23は、排水弁13による洗濯槽2側の排水中は、脱水モータ7を定常回転速度より低い回転速度で駆動し若しくは停止し、又は、脱水槽3側の排水中は、洗濯槽2側から水を排出しないように排水弁13を制御する。これによれば、上記した水の溢れを確実に防止しながらも、運転時間を極力短縮するように脱水モータ7の駆動と排水弁13の動作を調整することができる。
制御装置23は、洗い又はすすぎと脱水とを並行して実行する場合、これら洗い又はすすぎと脱水との双方の行程を終えるまでの運転時間に関する閾値Tγを前記全体の閾値として超えないように、前記洗濯運転を制御する。これによれば、洗い又はすすぎの行程と脱水の行程について、洗濯槽2側と脱水槽3側とで運転を並行して行い、全体としての所要時間を短縮することができる。
制御装置23は、洗い又はすすぎの行程と脱水の行程とが同時に終わるように洗濯運転を制御する。これによれば、二槽式洗濯機に特有の洗濯作業、例えば洗濯物を洗濯槽2から脱水槽3へ移し入れる作業、及び泡取り脱水を終えた洗濯物を洗濯槽2内に戻す作業を、前者の洗濯物については洗い終えた時点で、且つ後者の洗濯物については当該脱水を終えた時点で行うことができる。従って、ユーザは洗濯作業を効率よく行うことができ、使い勝手のよいものとすることができる。なお、洗い又はすすぎの行程と脱水の行程とが「略同時」に終わるように洗濯運転を制御してもよく、この場合でも、上記と同様の効果を奏する。
前記ステップB4では、前記ステップB2の洗いで用いた洗濯液で別の洗濯物の「洗い」を行うように制御される。このプロセスは、例えば初めに汚れの軽い洗濯物を洗った後、汚れのひどい洗濯物を洗う所謂分け洗い時に有効である。このため、当該ステップB4の洗い前の給水と当該ステップB2の後の排水とを不要とすることができ、運転時間の短縮を図ることができる。従って、上記構成と相俟って、全体の運転時間を極力短縮することができる(図6(a)(b)参照)。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
図面中、2は洗濯槽、3は脱水槽、4は撹拌体、5は脱水籠、6は洗濯モータ、7は脱水モータ、13は排水弁、15は排水管路、23は制御手段を示す。
Claims (7)
- 洗濯槽と脱水槽とを備えた二槽式洗濯機において、
前記洗濯槽内に設けられた撹拌体を回転させる洗濯モータと、
前記脱水槽内に設けられた脱水籠を回転させる脱水モータと、
前記洗濯モータ及び前記脱水モータの駆動による洗濯運転を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記洗濯槽側と前記脱水槽側とで前記洗濯運転を実行するための制御条件に関して予め設定された全体の閾値を超えないように、前記洗濯運転を制御することを特徴とする二槽式洗濯機。 - 前記制御手段は、
前記洗濯槽内で洗い又はすすぎを終えた洗濯物を前記脱水籠に収容して行う脱水と、当該洗濯物とは別の洗濯物を前記洗濯槽に収容して行う洗い又はすすぎとを並行して実行する洗濯運転が可能に構成されると共に、
前記洗濯モータに流れる電流と前記脱水モータに流れる電流とを含む合計電流値に関する値をもとに前記全体の閾値として設定し、これを超えないように、前記洗濯モータ及び前記脱水モータの駆動を各別に制御することを特徴とする請求項1記載の二槽式洗濯機。 - 前記制御手段は、前記脱水モータについて、印加電圧を位相制御し又はデューティ比を制御することにより合計電流値に関する閾値を超えないように制御することを特徴とする請求項2記載の二槽式洗濯機。
- 前記洗濯槽から水を排出するための排水弁と、
前記排水弁及び前記脱水槽から夫々排出される水を合流させて排出するように、前記排水弁側と前記脱水槽側とに夫々接続された共通の排水管路とを備え、
前記制御手段は、
前記洗濯槽内で洗い又はすすぎを終えた洗濯物を前記脱水籠に収容して行う脱水と、当該洗濯物とは別の洗濯物を前記洗濯槽に収容して行う洗い又はすすぎとを並行して実行する洗濯運転が可能に構成されると共に、
前記排水弁からの単位時間当りの排水量と前記脱水槽側からの単位時間当りの排水量とを合計した合計水量に関する値をもとに前記全体の閾値として設定し、これを超えないように、前記排水弁による排水制御及び/又は前記脱水モータの駆動制御を実行することを特徴とする請求項1記載の二槽式洗濯機。 - 前記制御手段は、
前記排水弁による前記洗濯槽側の排水中は、前記脱水モータを定常回転速度より低い回転速度で駆動し若しくは停止し、
又は、前記脱水槽側の排水中は、前記洗濯槽側から水を排出しないように前記排水弁を制御することを特徴とする請求項4記載の二槽式洗濯機。 - 前記制御手段は、
前記洗濯槽内で洗い又はすすぎを終えた洗濯物を前記脱水籠に収容して行う脱水と、当該洗濯物とは別の洗濯物を前記洗濯槽に収容して行う洗い又はすすぎとを並行して実行する洗濯運転が可能に構成されると共に、
前記洗い又はすすぎと前記脱水とを並行して実行する場合、これら洗い又はすすぎと脱水との双方の行程を終えるまでの運転時間に関する値をもとに前記全体の閾値として設定し、これを超えないように、前記洗濯運転を制御することを特徴とする請求項1記載の二槽式洗濯機。 - 前記制御手段は、前記洗い又はすすぎの行程と前記脱水の行程とが略同時に終わるように前記洗濯運転を制御することを特徴とする請求項6記載の二槽式洗濯機。
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---|---|---|---|
JP2012246264A JP2014094074A (ja) | 2012-11-08 | 2012-11-08 | 二槽式洗濯機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2012
- 2012-11-08 JP JP2012246264A patent/JP2014094074A/ja active Pending
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