JP2014093553A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カラー原稿のモノクロ出力での視認性を向上させる画像形成装置を提供する。
【解決手段】
画像形成装置1は、カラーの文書データ92をモノクロ印刷可能に構成される。色付き文字抽出部81は、文書データ92に含まれる色付き文字のデータを検出する。また、濃度判定調整部82は、文書データ92の検出された色付き文字のデータの濃度値を調整する。具体的には、濃度判定調整部82は、検出された色付き文字の濃度値が所定の閾値以下の場合、文書データ92の当該ページの文字のデータの濃度値の最大値を検出する。そして、濃度判定調整部82は、検出された色付き文字の濃度値を、検出された濃度値の最大値に基づいて加算して調整する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に係り、特にカラーの文書データをモノクロ印刷可能な画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来から、印刷やスキャン等の複数の機能を備える複合機(Multifunctional Peripheral, MFP)等の画像形成装置が存在する。
画像形成装置にはCMY(K)のカラー(色付き)印刷(現像)ができるものが存在する。しかしながら、カラー印刷はコストがかかるため、カラー印刷用の文書データをモノクロ(白黒)に変換して印刷するモノクロ印刷機能を備えた画像形成装置も存在する。
ところが、特に色付き文字の含まれる文書の場合、CMY(Cyan、Magenta、Yellow)の比率で示される色をそのまま白黒の濃度に変換すると、文字の色が薄く印刷されてしまうという問題があった。
このため、従来のカラーの文書データをモノクロ印刷するための技術として、特許文献1を参照すると、印刷データがカラーの文書データであるか否かの判別を行うデータ判別手段と、印刷データがカラーの文書データの場合に印刷データに含まれる色付き文字のデータを検出する色付き文字検出手段と、カラーの文書データをモノクロ印刷するように要求されたか否かを判定する要求判定手段と、カラーの文書データをモノクロ印刷するように要求されたと判定された場合に当該カラーの文書データの印刷データに含まれる色付き文字のデータを元の文字と形態の異なった文字のデータに変換する文字形態変換手段と、を備えたことを特徴とする印刷処理システムが記載されている(以下、従来技術1とする。)。
従来技術1は、カラー文書を視認性を損ねること無くモノクロ印刷することができるという効果が得られる。
特開2002−23970号公報
しかしながら、従来技術1は、カラーの文書データに含まれる色付き文字のデータを元の文字と形態の異なった文字のデータに変換するため、レイアウトのずれ等が起こることがあり、印刷された文書自体の形態が元の文書と異なる印刷結果となってしまっていた。このため、使い勝手が悪くなるという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上述の課題を解消することを課題とする。
本発明の画像形成装置は、カラーの文書データをモノクロ変換して出力可能な画像形成装置において、文書データに含まれる色付き文字のデータをモノクロ変換した際に算出された濃度値が所定の閾値以下の場合、前記算出された濃度値が、前記閾値以上となるように増加させる色付き文字濃度調整手段を備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記色付き文字濃度調整手段は、前記文書データに含まれる文字のデータの濃度値の最大値を検出し、前記文字のデータの濃度値の最大値に基づいて算出された値を、前記算出された濃度値に加算することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記色付き文字濃度調整手段は、前記色付き文字の前又は後の文字の濃度値を検出し、前記色付き文字の調整された濃度値と、前記前又は後の文字の濃度値との差異とが所定値以下の場合、前記色付き文字の調整された濃度値が、前記閾値以上になるように増加又は減少させて調整することを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、カラーの文書データをモノクロ変換して出力可能な画像形成方法において、文書データに含まれる色付き文字のデータをモノクロ変換した際に算出された濃度値が所定の閾値以下の場合、前記算出された濃度値が、前記閾値以上となるように増加させることを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、文書データに含まれる色付き文字のデータをモノクロ変換した際に濃度値を算出し、前記文書データに含まれる文字のデータの濃度値の最大値を検出し、前記文字のデータの濃度値の最大値に基づいて算出された値を、算出された前記濃度値に加算して調整することを特徴とする。
本発明によれば、カラーの文書データをモノクロ印刷する場合に、元の文書の出力結果に変更を加える度合いを少なくしつつ、視認性が高く出力する使い勝手のよい画像処理装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の内部構成を示す概略模式断面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る色付き文字変換処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る濃度調整処理の例を示す図である。
<実施の形態>
〔画像形成装置1の構成〕
次に、図1〜図2を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の構成について詳しく説明する。
図1によると、本実施の形態の画像形成装置1は、原稿読取部2と、原稿給送部3と、本体部4と、スタックトレイ5と、操作パネル部6とを備えている。
原稿読取部2は、本体部4の上部に配設され、原稿給送部3は、原稿読取部2の上部に配設されている。スタックトレイ5は、本体部4の形成された記録紙の排出口41側に配設され、また、操作パネル部6は、画像形成装置1のフロント側に配設されている。
原稿読取部2は、スキャナー21と、プラテンガラス22と、原稿読取スリット23とを備える。スキャナー21は、露光ランプ、及びCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)撮像センサ等から構成され、副走査方向(図1の左右方向)に移動可能に構成されている。プラテンガラス22は、ガラス等の透明部材により構成された原稿台である。原稿読取スリット23は、原稿給送部3による原稿の搬送方向と直交方向に形成されたスリットを有する。
プラテンガラス22に載置された原稿を読み取る場合には、スキャナー21は、プラテンガラス22に対向する位置に移動され、プラテンガラス22に載置された原稿を走査しながら原稿を読み取って画像データを取得して、取得した画像データを本体部4に出力する。
また、原稿給送部3により搬送された原稿を読み取る場合には、スキャナー21は、原稿読取スリット23と対向する位置に移動され、原稿読取スリット23を介し、原稿給送部3による原稿の搬送動作と同期して原稿を読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部4に出力する。
原稿給送部3は、原稿載置部31と、原稿排出部32と、原稿搬送機構33とを備えている。原稿載置部31に載置された原稿は、原稿搬送機構33によって、1枚ずつ順に繰り出されて原稿読取スリット23に対向する位置へ搬送され、その後、原稿排出部32に排出される。なお、原稿給送部3は、可倒式に構成され、原稿給送部3を上方に持ち上げることで、プラテンガラス22の上面を開放させることができる。
本体部4は、画像形成部7を備えると共に、給紙部42と、用紙搬送路43と、搬送ローラー44と、排出ローラー45とを備えている。給紙部42は、それぞれサイズ又は向きが異なる記録紙を収納する複数の給紙カセット421と、給紙カセット421から記録紙を1枚ずつ用紙搬送路43に繰り出す給紙ローラー422とを備えている。
給紙ローラー422、搬送ローラー44、及び排出ローラー45は、搬送部として機能する。記録紙は、この搬送部により搬送される。給紙ローラー422によって用紙搬送路43に繰り出された記録紙は、搬送ローラー44によって画像形成部7に搬送される。
そして、画像形成部7によって記録が施された記録紙は、排出ローラー45によってスタックトレイ5に排出される。
操作パネル部6は、LCD等の表示部と、スタートキー、テンキー、複写/FAX送信/スキャナー等の動作モードの切り換え、選択された文書の印刷/送信/受信等に係る指示を行うためのボタンやタッチパネル等を備えている。つまり、操作パネル部6は、ユーザーによる画像形成装置1の指示を検知する。
また、操作パネル部6のテンキー等により、パスワード等の認証情報や、各種処理の指示のための指示情報の入力を受けつける。
画像形成部7は、感光体ドラム71と、露光部72と、現像部73と、転写部74と、定着部75とを備えている。
露光部72は、レーザー装置やLEDアレイやミラーやレンズ等を備えた光学ユニットであり、画像データに基づいて光等を出力して感光体ドラム71を露光し、感光体ドラム71の表面に静電潜像を形成する。
現像部73は、トナーを用いて感光体ドラム71に形成された静電潜像を現像する現像ユニットであり、静電潜像に基づいたトナー像を感光体ドラム71上に形成させる。
転写部74は、現像部73によって感光体ドラム71上に形成されたトナー像を記録紙に転写させる。
定着部75は、転写部74によってトナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる。
図2には、画像形成装置1の概略制御構成を示すブロック図が示されている。上述の原稿読取部2、原稿給送部3、搬送部(給紙ローラー422、搬送ローラー44、排出ローラー45)、操作パネル部6、及び画像形成部7は、制御部8に接続され、制御部8(ジョブ出力制御手段)によって動作制御される。また、制御部8には、記憶部9(記憶手段)、画像処理部10、FAX送受信部11、ネットワーク送受信部12等が接続されている。
制御部8は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピュータ等の情報処理部である。ROMには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。
制御部8は、ROMに記憶されている制御プログラムを読み出し、当該制御プログラムをRAMに展開させることで、操作パネル部6等から入力された指示情報に応じて、又はネットワーク送受信部12を介し、図示しない端末からの指示を基に、装置全体の制御を行う。これにより、制御部8及び画像処理部10は、各部により、記憶部9に記憶された文書データ92を出力する。
また、制御部8は、色付き文字抽出部81及び濃度判定調整部82(色付き文字濃度調整手段)を、機能構成部位として備えている。
色付き文字抽出部81は、記憶部9に記憶された文書データ92に含まれるページ記述言語の文字データ等から、色付き文字が含まれるか否かを検出する。この際に、文書データ92は、原稿読取部2でスキャンされた画像データであったり、FAX送受信部11で受信されたカラー・ファクシミリの画像データであったりして、文字データを含まないことがある。このような場合、色付き文字抽出部81は、OCR(Optical Character Reader、光学文字認識)を用いて、画像データから文字データを検索して、この文字データの色付き文字を検索する。なお、色付き文字抽出部81は、OCRにて画像データから文字データを認識する場合、カラー画像のみから画像の文字らしき画像の特徴量を検出し、必ずしも文字自体を判別しなくてもよい。
濃度判定調整部82は、文書データ92のページ記述言語データ等から、色付き文字抽出部81で検出された色付き文字をグレースケールに変換し、このグレースケールでの濃度値を算出する。また、当該色付き文字の前後の文字の濃度値、当該ページ又は文書全体の文字の濃度値の最大値等を検索する。この上で、濃度判定調整部82は、色付き文字の濃度値が所定の閾値以下の場合には、文字の濃度値の最大値に基づいた値を、算出された色付き文字の濃度値に加算して閾値以上になるように調整する。また、濃度判定調整部82は、検出された前記色付き文字の前又は後の文字の濃度値を、更に色付き文字の調整された濃度値に加算又は減算して調整してもよい。その後に、濃度判定調整部82は、文書データ92の出力指示を行う。
この色付き文字抽出部81及び濃度判定調整部82の処理の詳細は後述する。
記憶部9は、複数の文書データ92を記憶する、半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段である。
文書データ92は、各部位の各種機能を実行させるための各種ジョブに関するデータである。この文書データ92としては、外部ネットワークに接続された端末等から送信されたページ記述言語で記載された画像を含んでもよい印刷用のデータ、原稿読取部2によってスキャンされた画像を含むデータ、画像処理部10で画像処理された印刷用データ、ファクシミリで受信又は送信する画像を含むデータ等を用いることができる。
文書データ92は、ジョブの種類、ジョブID(Identification)、ユーザーID、ジョブの実行の優先順位、画像データ、ページ記述言語データ等を含む各種データ等から構成される。文書データ92のジョブの種類としては、例えば、印刷ジョブ、スキャンジョブ、コピージョブ、FAXジョブ等が用いられる。また、文書データ92は、作成や取得時に制御部8により所定単位のジョブIDを付加され、各ジョブを実行するユーザーIDとともに記憶される。また、記憶部9には、各ユーザーの保存フォルダを記憶している。この保存フォルダは、原稿読取部2で読み取られ画像処理部10で画像処理された画像データ、記録媒体等から読み取られた画像データ等をNAS(Network Attached Storage)のように記憶することができる。
画像処理部10は、DSP(Digital Signal Processor)やGPU(Graphics Processing Unit)で構成された制御演算部位である。画像処理部10は、画像データに対して所定の画像処理を行う手段であり、例えば、拡大縮小、濃度調整、階調調整等の画像改善処理を含む各種画像処理を行う。
また、画像処理部10は、原稿読取部2で読み取られた画像データを、PDFやTIFF等のフォーマットの画像データに変換するのに用いてもよい。
FAX送受信部11は、ファクシミリの送受信を行う部位であり、通常の電話回線やISDN回線等と接続されている。
また、FAX送受信部11は、受信したファクシミリ画像を、記憶部9に記憶する。また、FAX送受信部11は、記憶部9に記憶された画像データを、画像形成部7で記録する代わりにファクシミリ送信してもよい。
ネットワーク送受信部12は、ネットワークに接続するためのLANボードや無線送受信機やテレフォン・ダイアラーやカプラ等を含むネットワーク接続部位である。
ネットワーク送受信部12は、図示しない外部ネットワークと接続され、複数のPCや携帯電話、スマートフォン等の端末との間で文書データ92を送受信する。
なお、画像形成装置1は、制御部8や画像処理部10等を、GPU内蔵CPUや、チップ・オン・モジュールパッケージのように、一体的に形成してもよい。
また、画像形成装置1は、外部のWAN等の「クラウド」上のサーバ(図示せず)に、アップロードを行うためのアップロード部、記録媒体を読み取るためのメモリカードリーダ等を備えていてもよい。
また、画像形成装置1は、操作パネル部6以外にも、システム管理者や機器管理者の認証を行うICカードリーダや生体認証ユニット等を備えていてもよい。
〔画像形成装置1による色付き文字変換処理〕
次に、図3〜図4を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1により、色付き文字変換処理の説明を行う。
本実施形態の色付き文字変換処理においては、まず、文書データ92から色付き文字のデータを検出する。次に、検出された色付き文字のデータについて、モノクロ印刷する際のグレースケールの濃度値を算出する。この算出された濃度値が所定の閾値より小さい場合、他の文字データの最大の濃度値に基づく値を、色付き文字のデータの濃度値に加算して調整する。この際に、前後の文字データの濃度値を基に、調整された色付き文字のデータの濃度値に更に所定値を加算又は減算して調整してもよい。これにより、文書データ92の出力の見た目をあまり変更せずに、視認性の高い文書を出力できる。
以下で、図3のフローチャートを参照し、色付き文字変換処理の詳細についてステップ毎に説明する。ここでは、ネットワーク送受信部12、原稿読取部2、FAX送受信部11等から、カラーの文書データ92が取得されて記憶部9に記憶され、モノクロモードにて出力される際に行う処理の例について記載する。
この色付き文字変換処理は、記憶部9に記憶されたプログラムを制御部8の主に色付き文字抽出部81及び濃度判定調整部82がハードウェア資源を用いて実行する。
(ステップS101)
まず、色付き文字抽出部81は、色付き文字検出処理を行う。
色付き文字抽出部81は、文書データ92のページ記述言語データ等から、色付き文字のデータを検出する。色付き文字抽出部81は、黒と指定された文字、又は色の指定がなかった文字「以外」の文字を「色付き文字」であると検出する。ここで、色付き文字抽出部81は、例えば、文書データ92の全体の文字色として黒の代わりに青や茶色等の他の色が指定されていた場合には、この文字色を「色付き文字」としては検出しないようにしてもよい。
また、色付き文字抽出部81は、文書データ92が文字データを含まないスキャン画像やファクシミリ受信画像の画像データであった場合は、各色要素各色要素の値から、文字データを検知する。この際に、色付き文字抽出部81は、当該画像データの文字データを検知した座標の箇所について、RGB(Red、Green、Blue)の色要素値を算出する。そして、色付き文字抽出部81は、例えば、RGBの各階調のスペクトルを算出し、背景と文字のピクセルに分離する。色付き文字抽出部81は、分離された各文字の箇所について、各色要素各色要素の値を例えば平均化して、当該文字のRGB値を当該文字の色として算出する。この上で、色付き文字抽出部81は、例えば、当該ページの全文字の色についてスペクトルを算出し、分散が所定値より大きい色の文字を、「色付き文字」として検出する。なお、色付き文字抽出部81は、マーカー等にてハイライトされているような場合でも色付き文字として検出してもよい。加えて、色付き文字抽出部81は、カラーの箇所を先に検出し、その後、検出されたカラーの箇所のみOCRにより文字データを検知するような構成でもよい。これらにより処理を高速化できる。
(ステップS102)
次に、色付き文字抽出部81は、文書データ92に色つき文字があったか否かを判定する。
Yes、すなわち色付き文字があった場合には、色付き文字抽出部81は、処理をステップS103に進める。
Noの場合、すなわち色付き文字がなかった場合には、色付き文字抽出部81は、処理をステップS106に進める。これにより、文書データ92は、そのまま出力される。
(ステップS103)
色付き文字があった場合、濃度判定調整部82は、濃度値算出処理を行う。
具体的には、濃度判定調整部82は、検出された色付き文字を白黒に変換し、白黒のグレースケールの明度で、例えば8ビットの場合には、255(黒)〜0(白)のような濃度値を算出する。以下では、濃度値が大きい方が出力される濃度が濃い(明度が低い)ものとして説明する。つまり、上述の8ビットの例では「255」がグレースケールの明度における、黒の最大値となる。
具体的に、濃度判定調整部82は、例えば、RGBやCMY(K)の各色要素の値を、YIQカラーモデル等により重み付けしてグレースケールの濃度値に変換することが好適である。
また、濃度判定調整部82は、画像データからOCRにて認識された文字の色についても、上述したようなグレースケールへの変換を行い、濃度値を算出する。
なお、濃度判定調整部82は、単純に各色要素の値を平均化して、グレースケールの濃度値に変換してもよい。
(ステップS104)
次に、濃度判定調整部82は、上述のステップで色付き文字について算出された濃度値が、所定の閾値以下であるか否かについて判定する。この閾値としては、例えば、印刷した際に視認性が悪くなる直前である黒の最大値の1/2〜1/4の濃さの灰色の値等が、閾値の標準値として用いられる。つまり、上述の例では、例えば、濃度値として128〜64を閾値とする。この閾値は、標準値以外の値を、操作パネル部6や外部の端末からの指示により、設定されてもよい。
Yes、すなわち算出された濃度値が閾値以下の場合、色付き文字抽出部81は、処理をステップS105に進める。
Noの場合、すなわち算出された濃度値が閾値より大きい場合、色付き文字抽出部81は、処理をステップS106に進める。この場合も、文書データ92は、そのまま出力される。
(ステップS105)
ここで、算出された色付き文字の濃度値が所定の閾値以下であった場合、濃度判定調整部82は、濃度調整処理を行う。
図4を参照して説明すると、濃度判定調整部82は、文書データ92内で色付き文字があったページについて、最も濃い濃度、即ち濃度値の最大値を検索する。すなわち、濃度判定調整部82は、当該色付き文字以外の文字の濃度値を、上述の色付き文字と同様に算出し、この最大値を算出する。この際、基本的に、黒色の文字の濃度値が最大値となる。また、濃度判定調整部82は、色付き文字の前後の文字の濃度値の最大値についても算出する。
なお、これらの算出の際に、濃度判定調整部82は、背景の濃度値や画像の濃度値等の最大値を算出してもよい。また、それぞれの濃度値として背景の濃度値との差分を算出してもよい。また、濃度判定調整部82は、ページ単位ではなく、文書全体や章単位の文字の濃度値の最大値について算出してもよい。この際に、文書全体の文字の濃度値の最大値と、当該ページの濃度の最大値のいずれかを用いるように操作パネル部6や外部の端末で設定してもよい。
図4(a)は、文書データ92のページ記述ファイルのイメージを示す。
この例においては、「1/100へコストダウン」の箇所が色付き文字で、例えば、算出された濃度値が63であり、それ以外の文字は全て同じ濃度値225である。
この場合、濃度判定調整部82は、文字の濃度値の最大値を225として算出する。
濃度判定調整部82は、算出された文字の濃度値の最大値に基づいて、色付き文字の算出された濃度値を調整する。濃度判定調整部82は、文書データ92の色付き文字の箇所を、例えば、上述の濃度値の最大値に応じて、上述の算出された濃度値に差異を与えるよう、ページ記述ファイルのタグ等を変更する。この際、濃度判定調整部82は、例えば、算出された濃度値に、濃度値の最大値の1/16〜1/8の値等の所定割合の値を加算する。つまり、濃度判定調整部82は、色付き文字が濃く出力されるように、算出された濃度値に差異を与え、モノクロ印刷において、色付き文字の箇所を識別しやすくする。この際に、濃度判定調整部82は、上述の算出された濃度値に所定割合の値を加算しても閾値以下の場合には、閾値以上になるよう更に加算する。
また、文書データ92が画像データの場合には、濃度判定調整部82は、算出された文字の濃度値の最大値に応じて、画像データの文字部分のピクセルの濃度値に、上述のように所定割合の値を加算する。この際に、濃度判定調整部82は、マーカー等にてハイライトされて色付き文字と判定された場合には、文字と背景のコントラスト比を高めるように調整してもよい。
濃度判定調整部82は、これらの演算処理により、色付き文字の調整された濃度値を算出する。
なお、濃度判定調整部82は、加算と減算とにおいて、上述の所定割合の値を異ならせてもよい。また、濃度判定調整部82は、加算ではなく、濃度値の最大値と色付き文字の濃度値とを足して2で割った値を、調整された濃度値とするような処理も可能である。
加えて、濃度判定調整部82は、色付き文字の前後の文字の濃度の最大値と、調整された濃度値との差分値を算出する。この差分値が所定値以下である場合には、ユーザーにより濃度の差を見分けられるのが困難となるため、調整された濃度値に、上述の所定割合の値等を加算して、差分値の所定値以上の差異となるよう更に調整する。この差分値の所定値として、濃度判定調整部82は、例えば、上述の所定割合の値と同様の値を用いる。
また、濃度判定調整部82は、この加算により黒の最大値を超える等の場合、逆に、調整された濃度値に所定割合の値等を減算してもよい。この場合でも、上述のように視認性が悪くならないよう、閾値以下にならないように調整する。
なお、単純に色付き文字の前後の文字の濃度の最大値を求めるだけでなく、上下左右のいずれかの文字の濃度から差分値をそれぞれ算出し、上述の調整された濃度値を更に調整してもよい。
これに加えて、濃度判定調整部82は、文書データ92で元々は色が異なる色付き文字が隣り合っていた場合、これらの色が異なる色付き文字の濃度値の差分値も算出する。濃度判定調整部82は、この差分値が所定値以下である場合も、当該色が異なる色付き文字の濃度値を調整する。この場合も、色が異なる色付き文字の濃度値に、閾値以下にならないように所定割合の値を加算又は減算する。
なお、濃度判定調整部82は、所定割合の値を操作パネル部6や外部の端末で設定可能である。また、濃度判定調整部82は、加算により黒の最大値、例えば上述の例では「255」を超える場合には、色付き文字の輪郭を太くする太字にするような処理を行ってもよい。逆に、濃度判定調整部82は、所定値だけ差がでるよう、色付き文字以外の文字を薄くして出力してもよい。
これらの処理を、図4(a)の例で説明する。この例では、算出された色付き文字の濃度値は「63」であり、閾値の「64」以下である。また、当該ページの文字の濃度値の最大値と、色付き文字の前後の文字の濃度値の最大値とは、同一の「225」である。このような場合、濃度判定調整部82は、例えば、算出された濃度値である「63」に、文字の濃度値の最大値である「225」の1/8である「28」を加算する。これにより、色付き文字の調整された濃度値は、「241」となる。
図4(b)に、濃度を調整した後の文書データ92のページ記述ファイルのイメージを示す。この例では、色付き文字「1/100へコストダウン」の箇所が、図4(a)に比べて濃い黒で表現されている。
(ステップS106)
ここで、色付き文字の濃度調整を行った場合も、行わなかった場合も、濃度判定調整部82は、出力指示処理を行う。
色付き文字抽出部81は、文書データ92のジョブの種類に従って、各部に出力の指示を行う。
具体的には、色付き文字抽出部81は、印刷ジョブやコピージョブの場合には、画像形成部7にて文書データ92を現像するよう指示する。
また、色付き文字抽出部81は、スキャンジョブの場合には、当該文書データ92をPDF等の所定形式のファイルに変換し、ネットワーク送受信部12から外部の端末やクラウド上にアップロードする。この際に、OCRされた文字データを「透明文字テキスト」として入れ込むことも可能である。
また、色付き文字抽出部81は、FAXジョブの場合には、送信の場合はファクシミリ送信する。色付き文字抽出部81は、このファクシミリ送信で解像度が低い場合は、色付き文字の箇所を太く描画する等の処理を行ってもよい。また、色付き文字抽出部81は、FAXジョブの受信の場合は、画像形成部7にて現像するよう指示し又はネットワーク送受信部12から外部の端末やクラウド上にアップロードする。
また、色付き文字抽出部81は、これらの出力の際に、各ページの背景の色を白色に変換したり、コントラスト比を高めたり、各ページの文字以外の画像部分についても色付き文字と同様に濃度調整してもよい。
以上により、色付き文字変換処理を終了する。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
本実施の形態に係る画像形成装置1は、カラー文書をモノクロ印刷する場合に、印刷データに含まれる色付き文字のデータを検出する色付き文字抽出部81を備える。また、検出された色付き文字をモノクロ印刷する場合に印刷される濃度を判定し、その濃度が所定の閾値より小さいときに濃度を調整する濃度判定調整部82とを備える。濃度判定調整部82は、カラー文書内の他の文字の濃度値の最大値に基づいて調整する。これにより、カラー文書をモノクロで出力する場合、できるかぎり元の文書に変更を加えることなく、視認性を損ねずに出力することができる。
また、本実施の形態に係る画像形成装置1は、調整した色付き文字の濃度値と、色付き文字の前後の文字の濃度値の最大値の差異が所定値以下であった場合には、調整した色付き文字の濃度値に所定割合の値を加算又は減算する。これにより、色付き文字であった箇所の識別性を高めることができる。
また、本実施の形態に係る画像形成装置1は、文書データ92のジョブの種類に従い、文字データを含まない文書データ92の画像データに対しては、OCRを行って、色付き文字の濃度調整を行う。これにより、ユーザーの使い勝手がよくなる。
なお、ユーザーは、操作パネル部6により、モノクロ印刷の際に色付き文字変換処理を行うか否かについて設定してもよい。
また、図示しない端末のドライバの設定により、色付き文字変換処理を行うか否かを設定してもよい。
また、画像形成装置1による一次解除方法は、画像形成装置以外の情報処理装置にも適用できる。
これに加えて、画像形成装置1は、プリンタをUSB等で別途接続したサーバ等であってもよい。
この際、サーバや端末等の情報処理装置のドライバにて、上述の色付き文字変換処理を行ってもよい。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
1 画像形成装置
2 原稿読取部
3 原稿給送部
4 本体部
5 スタックトレイ
6 操作パネル部
7 画像形成部
8 制御部
9 記憶部
10 画像処理部
11 FAX送受信部
12 ネットワーク送受信部
21 スキャナー
22 プラテンガラス
23 原稿読取スリット
31 原稿載置部
32 原稿排出部
33 原稿搬送機構
41 排出口
42 給紙部
43 用紙搬送路
44 搬送ローラー
45 排出ローラー
71 感光体ドラム
72 露光部
73 現像部
74 転写部
75 定着部
81 色付き文字抽出部
82 濃度判定調整部
92 文書データ
421 給紙カセット
422 給紙ローラー

Claims (5)

  1. カラーの文書データをモノクロ変換して出力可能な画像形成装置において、
    文書データに含まれる色付き文字のデータをモノクロ変換した際に算出された濃度値が所定の閾値以下の場合、前記算出された濃度値が、前記閾値以上となるように増加させる色付き文字濃度調整手段を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記色付き文字濃度調整手段は、
    前記文書データに含まれる文字のデータの濃度値の最大値を検出し、
    前記文字のデータの濃度値の最大値に基づいて算出された値を、前記算出された濃度値に加算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記色付き文字濃度調整手段は、
    前記色付き文字の前又は後の文字の濃度値を検出し、
    前記色付き文字の調整された濃度値と、前記前又は後の文字の濃度値との差異とが所定値以下の場合、前記色付き文字の調整された濃度値が、前記閾値以上になるように増加又は減少させて調整する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. カラーの文書データをモノクロ変換して出力可能な画像形成方法において、
    文書データに含まれる色付き文字のデータをモノクロ変換した際に算出された濃度値が所定の閾値以下の場合、前記算出された濃度値が、前記閾値以上となるように増加させる
    ことを特徴とする画像形成方法。
  5. 文書データに含まれる色付き文字のデータをモノクロ変換した際に濃度値を算出し、
    前記文書データに含まれる文字のデータの濃度値の最大値を検出し、
    前記文字のデータの濃度値の最大値に基づいて算出された値を、算出された前記濃度値に加算して調整する
    ことを特徴とする画像形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016220120A (ja) * 2015-05-25 2016-12-22 シャープ株式会社 画像形成装置、モノクロ印刷方法、及びプリンタドライバ
JP2018037778A (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像処理装置及び画像処理方法

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