JP2014088188A - 密封包装体の製造方法とそれに用いるブロー成形容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造過程において包装体内部に異物が入り込み難く、さらに取り扱いの際の安全性が高い密封包装体の製造方法を提供し、また、かかる密封包装体の製造に適したブロー成形容器を提供する。
【解決手段】ブロー成形直後に密封されたブロー成形容器1を開封して内容物を充填した後に、再度密封する密封包装体の製造方法であって、ブロー成形容器1の容器壁に設けられた凹部8に突設され凹部8外まで突出するとともに中空部3に連通する筒状部9を、切断することにより充填孔を開孔し、充填孔から中空部3に内容物を充填した後、筒状部9を加熱溶融して凹部内8に収めるとともに充填孔を封止する密封包装体の製造方法である。また、ブロー成形直後に密封され筒状部9を有するブロー成形容器1である。
【選択図】図1
【解決手段】ブロー成形直後に密封されたブロー成形容器1を開封して内容物を充填した後に、再度密封する密封包装体の製造方法であって、ブロー成形容器1の容器壁に設けられた凹部8に突設され凹部8外まで突出するとともに中空部3に連通する筒状部9を、切断することにより充填孔を開孔し、充填孔から中空部3に内容物を充填した後、筒状部9を加熱溶融して凹部内8に収めるとともに充填孔を封止する密封包装体の製造方法である。また、ブロー成形直後に密封され筒状部9を有するブロー成形容器1である。
【選択図】図1
Description
本発明は、密封包装体の製造方法とそれに用いるブロー成形容器に関し、特に、製造過程において内部に異物が入り込み難く、取り扱いの際の安全性が高い密封包装体の製造方法と、それに用いるブロー成形容器に関する。
合成樹脂製のブロー成形容器に薬剤や食品等を充填した密封包装体は、多種多様なものが市販されている。これらの密封包装体の製造に際しては、特に内容物が薬剤や食品のように人体に取り込まれるものである場合には、製造過程において包装体の内部に異物が入り込まないように細心の注意を払う必要がある。
例えば、特公昭61−19485号公報(特許文献1)および特開平10−45115号公報(特許文献2)には、ブロー成形直後に密封された中空のブロー成形容器の一部分を切除して開封し、薬液や液状調味料等の内容物を充填した後、そのブロー成形容器を、キャップ等を冠着することにより再度密封する密封包装体の製造方法が記載されている。
しかし、特許文献1の密封包装体の製造方法では、ブロー成形容器の頭部を切除して容器口部を開口する際に、樹脂の切削屑が容器内に落ち込む恐れがあり、また、ブロー成形容器に内容物を充填して再度密封する際には、別途用意したキャップを冠着するため、例えばキャップ内側に塵芥等の異物が付着していた場合には異物侵入の原因となる。
また、特許文献2の密封包装体の製造方法についても、ブロー成形容器に内容物を充填して再度密封する際に、別途用意した栓体を容器開口部上に加熱溶着する方法であるため、例えば栓体の内側に塵芥等が付着していた場合には、異物の侵入の原因となり得る。
また、特許文献2の密封包装体の製造方法についても、ブロー成形容器に内容物を充填して再度密封する際に、別途用意した栓体を容器開口部上に加熱溶着する方法であるため、例えば栓体の内側に塵芥等が付着していた場合には、異物の侵入の原因となり得る。
そこで、本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、製造過程において包装体内部に異物が入り込み難く、さらに取り扱いの際の安全性が高い密封包装容器の製造方法を提供することを目的とし、さらに、かかる密封包装体の製造に適したブロー成形容器を提供することを目的とする。
前記の課題を解決する本発明のうち特許請求の範囲の請求項1に記載する発明は、ブロー成形直後に密封された中空のブロー成形容器を開封して内容物を充填した後、該ブロー成形容器を再度密封する密封包装体の製造方法であって、前記ブロー成形容器の容器壁に設けられた凹部に突設され該凹部外まで突出するとともに前記ブロー成形容器の中空部に連通する筒状部を、切断することにより充填孔を開孔し、該充填孔から前記ブロー成形容器の中空部に内容物を充填した後、前記筒状部を加熱溶融して前記凹部内に収めるとともに前記充填孔を封止することを特徴とする密封包装体の製造方法である。
同じく請求項2に記載する発明は、前記筒状部を、その前記凹部外に突出している部位において切断することを特徴とする請求項1に記載の密封包装体の製造方法である。
同じく請求項3に記載する発明は、ブロー成形直後に密封された中空のブロー成形容器であって、該ブロー成形容器の容器壁に設けられた凹部に突設され前記凹部外まで突出するとともに前記ブロー成形容器の中空部に連通する筒状部を備えることを特徴とするブロー成形容器である。
同じく請求項4に記載する発明は、筒状部が加圧流体路の一部であることを特徴とする請求項3に記載のブロー成形容器である。
同じく請求項5に記載する発明は、複数の個別容器が左右方向に繋がった多連形態であることを特徴とする請求項3または4に記載のブロー成形容器である。
本発明の密封包装体の製造方法によれば、ブロー成形直後に密封された中空のブロー成形容器を開封して内容物を充填した後に該ブロー成形容器を再度密封するため、ブロー成形容器の成形後から密封包装体を製造するまでの間に、包装体内部に異物が入り込み難く衛生的である。
また、本発明の密封包装体の製造方法によれば、ブロー成形容器の容器壁に設けられた凹部に突設され該凹部外まで突出するとともに前記ブロー成形容器の中空部に連通する筒状部を、切断することにより充填孔を開孔し、該充填孔から前記ブロー成形容器の中空部に内容物を充填した後、前記筒状部を加熱溶融して前記凹部内に収めるとともに前記充填孔を封止するため、充填孔にキャップや栓体を冠着するような、包装体内部に異物が入り込む恐れのある工程は不要であり衛生的である。
さらに、内容物の充填後、筒状部を加熱溶融して充填孔を封止する際に、仮に、封止部の一部として鋭く尖った樹脂のバリ等が生じたとしても、かかる封止部は凹部内に収められているため、バリ等が密封包装体を取り扱う者の手指には触れ難く、手指に裂傷を負うことはなく安全である。
さらに、内容物の充填後、筒状部を加熱溶融して充填孔を封止する際に、仮に、封止部の一部として鋭く尖った樹脂のバリ等が生じたとしても、かかる封止部は凹部内に収められているため、バリ等が密封包装体を取り扱う者の手指には触れ難く、手指に裂傷を負うことはなく安全である。
また、本発明の密封包装体の製造方法において、筒状部を切断して充填孔を開孔する際に、筒状部の凹部外に突出している部位において切断するようにすれば、筒状部が複数ある場合でも、一枚の切断刃を水平方向に一度移動させるだけで、複数の筒状部9をまとめて切断することができるため作業効率が高く、また、切削屑等が容器内へ侵入する機会を減らすことができるため衛生的である。
本発明のブロー成形容器は、ブロー成形直後に密封された中空のブロー成形容器であって、該ブロー成形容器の容器壁に設けられた凹部に突設され前記凹部外まで突出するとともに前記ブロー成形容器の中空部に連通する筒状部を備えるので、前記本発明の密封包装体の製造に適したものである。
また、本発明のブロー成形容器の筒状部を、ブロー成形の際の加圧流体路の一部としておけば、密封包装体を製造する際に、その筒状部を切断して設けた充填孔から中空部に内容物を充填することができるため、ブロー成形容器に別の大きな開口部を設けたり、その開口部にキャップや栓体を冠着したりするような、包装体内部に異物が入り込む恐れのある工程が不要となり衛生的である。
また、本発明のブロー成形容器の筒状部を、ブロー成形の際の加圧流体路の一部としておけば、密封包装体を製造する際に、その筒状部を切断して設けた充填孔から中空部に内容物を充填することができるため、ブロー成形容器に別の大きな開口部を設けたり、その開口部にキャップや栓体を冠着したりするような、包装体内部に異物が入り込む恐れのある工程が不要となり衛生的である。
このように、本発明によれば、前記の課題を解決する密封包装体の製造方法と、それに適したブロー成形容器を提供することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態の説明を行う。尚、本発明の趣旨に反しない限り、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
本発明のブロー成形容器1の一実施形態を、図1〜4を参照しつつ説明する。
ブロー成形容器1は合成樹脂からなり、5個の個別容器2が脆弱線11を介して左右方向に繋がった多連形態とされている。
5個の個別容器2は、各々独立した中空部3を有している。かかる中空部3は、ブロー成形直後に密封された密封空間であって個別容器2の外部とは遮断されている。
ブロー成形容器1は合成樹脂からなり、5個の個別容器2が脆弱線11を介して左右方向に繋がった多連形態とされている。
5個の個別容器2は、各々独立した中空部3を有している。かかる中空部3は、ブロー成形直後に密封された密封空間であって個別容器2の外部とは遮断されている。
個別容器2の底部側(図1では上方側)には、中空に成形され中空部3に連通する左右一対の脚部7、7が設けられており、この一対の脚部7、7の間に成形された凹部8には、中空に成形され中空部3に連通する筒状部9が突設され、かかる筒状部9は脚部7よりも長く成形され、凹部外まで突出している。また、筒状部9の端部は、図示しないヒートシールバーによって挟圧加熱され溶融変形して封止部10となっている。
個別容器2の上部側(図1では下方側)には、中空に成形され中空部3に連通する口部4が設けられており、かかる口部4には、脆弱部6を介してバタフライ状のつまみ部5が連設されている。
個別容器2の上部側(図1では下方側)には、中空に成形され中空部3に連通する口部4が設けられており、かかる口部4には、脆弱部6を介してバタフライ状のつまみ部5が連設されている。
ブロー成形容器1の材質は、ブロー成形が可能であればいかなる合成樹脂であっても良いが、ブロー成形容器1を、例えば医薬品や食品の包装体として使用する場合には、衛生面等の観点から、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂であることが好ましく、或いは、環状ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂やこれらの2種以上の混合物等であっても良い。
また、ブロー成形容器1を、容器壁を複数の性質の異なる合成樹脂を積層した多層構造としてもよく、例えば、容器壁が2層構造である場合は、内容物Cと直接触れる内層を環状ポリオレフィンとし、外層をポリプロピレンとすることができる。また、容器壁が3層構造である場合は、内層および外層をポリプロピレンとし、中間層をオレフィン系エラストマーとすることができ、或いは、内層および外層をポリエチレンとし、中間層をエチレン・酢酸ビニル共重合体とすることができる。
なお、本実施形態におけるブロー成形容器1の容器壁は、ポリプロピレンを用いた単層構造である。
なお、本実施形態におけるブロー成形容器1の容器壁は、ポリプロピレンを用いた単層構造である。
次に、ブロー成形容器1の製造方法を、図1、図5及び図6を参照しつつ説明する。
ブロー成形容器1の製造は、一般的なブロー成形方法により行うことができる。
まず、ブロー成形容器1の外面を規制するキャビティを備えた一対の分割金型を型開きし、次に、加熱溶融した合成樹脂をダイから射出してパリソンとし、開いた分割金型の間に垂下する。その後、分割金型を閉じてパリソンを挟持し、図5に示すように、パリソンの上部に形成されるブロー孔14から、図示しないブローノズルにより空気や窒素等の加圧流体をパリソンの中に吹き込み、金型内で膨らませる。その際、ブロー孔14から吹き込まれた加圧流体は、ブロー孔14から分岐部13を介して筒状部9に連通する加圧流体路12によって5つに分配されるため、5個の個別容器2を有するブロー成形容器1を製造することができる。
ブロー成形容器1の製造は、一般的なブロー成形方法により行うことができる。
まず、ブロー成形容器1の外面を規制するキャビティを備えた一対の分割金型を型開きし、次に、加熱溶融した合成樹脂をダイから射出してパリソンとし、開いた分割金型の間に垂下する。その後、分割金型を閉じてパリソンを挟持し、図5に示すように、パリソンの上部に形成されるブロー孔14から、図示しないブローノズルにより空気や窒素等の加圧流体をパリソンの中に吹き込み、金型内で膨らませる。その際、ブロー孔14から吹き込まれた加圧流体は、ブロー孔14から分岐部13を介して筒状部9に連通する加圧流体路12によって5つに分配されるため、5個の個別容器2を有するブロー成形容器1を製造することができる。
なお、ブロー成形の際にパリソンに吹き込む加圧流体を、事前に防塵フィルタ等を通過させて清浄しておけば、ブロー成形容器内への異物の侵入を効果的に防ぐことができる。
また、脆弱部6および脆弱線11は、ブロー成形の際に薄肉になるように成形するか、または、ブロー成形後に刃物によりハーフカットを施すこと等により成形することができる。
また、脆弱部6および脆弱線11は、ブロー成形の際に薄肉になるように成形するか、または、ブロー成形後に刃物によりハーフカットを施すこと等により成形することができる。
ブロー成形終了後は、ブロー孔14を開孔したままの状態でブロー成形容器1の温度を下げ、その後直ちにブロー孔14を封止する。このようにブロー孔14を封止することによりブロー成形容器1は密封状態となるため、内部への異物侵入を防ぐことができる。
ブロー孔14を封止してブロー成形容器1を密封状態にするには、加圧流体路12を、その一部である筒状部9の凹部8外に突出している部位において、例えば図5示すB−B線の位置において切断し、図1に示すように、各々の筒状体9の端部に加熱溶融により封止部10を成形すればよい。
また、より簡易には、図6に示すように、加圧流体路12のブロー孔14と分岐部13との間の部位において、加熱溶融により封止部15を成形すればよい。
ブロー孔14を封止してブロー成形容器1を密封状態にするには、加圧流体路12を、その一部である筒状部9の凹部8外に突出している部位において、例えば図5示すB−B線の位置において切断し、図1に示すように、各々の筒状体9の端部に加熱溶融により封止部10を成形すればよい。
また、より簡易には、図6に示すように、加圧流体路12のブロー孔14と分岐部13との間の部位において、加熱溶融により封止部15を成形すればよい。
なお、図6に示すブロー成形容器1の実施形態では、図1に示す実施形態と比較して、封止部15を一箇所だけ設ければよいため作業性に優れるが、後に密封包装体1pを製造する際に不要となる加圧流体路12が連設されたままであるため、密封包装体1pの製造時に廃棄物が多少増加する。
本発明のブロー成形容器1の実施形態が、図1に示すもの、或いは図6に示すもののいずれであっても、ブロー成形容器1は密封状態とされているため、例えば、ブロー成形容器1を製造した後、密封包装体1pを製造するまでの間に時間的あるいは地理的な隔たりがある場合でも、ブロー成形容器1の保管中あるいは移送中に、容器内に異物が入り込むことはなく衛生的である。
次に、ブロー成形容器1を用いて密封包装体1pを製造する方法を、図1および図7〜9を参照しつつ説明する。
まず、密封状態のブロー成形容器1を開封する。ブロー成形容器1の開封は、図7に示すように、5個全ての個別容器2の筒状部9を切断して充填孔16を開孔することにより行う。その際、筒状部9の切断を、筒状部9の凹部8の外に突出している部位において、例えば図1に示すA−A線の位置において行うようにすれば、図示しない一枚の切断刃を水平方向に一度移動させるだけで、5本の筒状部9をまとめて切断することができるため作業効率が高く、また、切削屑等が容器内へ侵入する機会を減らすことができるため好ましい。
まず、密封状態のブロー成形容器1を開封する。ブロー成形容器1の開封は、図7に示すように、5個全ての個別容器2の筒状部9を切断して充填孔16を開孔することにより行う。その際、筒状部9の切断を、筒状部9の凹部8の外に突出している部位において、例えば図1に示すA−A線の位置において行うようにすれば、図示しない一枚の切断刃を水平方向に一度移動させるだけで、5本の筒状部9をまとめて切断することができるため作業効率が高く、また、切削屑等が容器内へ侵入する機会を減らすことができるため好ましい。
次に、各個別容器2の中空部3に内容物Cを充填する。かかる充填は、一般的な充填装置により行うことができ、例えば、充填孔16に図示しない充填ノズルを挿入して所定量の内容物Cを充填すれば良い。充填された内容物Cは、図8に示すように、各個別容器2の中空部3と口部4の内部に収納される。
内容物Cは、一般には液状物、ペースト状物、粉状物または顆粒状物であるが、これらに限られる
ものではなく、また、充填時には液状物であるが、充填後にゲル化したり固化したりするものであっても差し支えない。
内容物Cは、一般には液状物、ペースト状物、粉状物または顆粒状物であるが、これらに限られる
ものではなく、また、充填時には液状物であるが、充填後にゲル化したり固化したりするものであっても差し支えない。
内容物Cの充填終了後、各個別容器2を再度密封する。
かかる密封は、図9に示すように、個別容器2の筒状部9を、図示しないヒートシール金具によって加熱溶解し圧潰することにより封止部17を成形し、充填孔16を封止することにより行う。その際、筒状部9を脚部7よりも短くなるように圧潰し、封止部17が凹部8内に収まるようにする。
かかる密封は、図9に示すように、個別容器2の筒状部9を、図示しないヒートシール金具によって加熱溶解し圧潰することにより封止部17を成形し、充填孔16を封止することにより行う。その際、筒状部9を脚部7よりも短くなるように圧潰し、封止部17が凹部8内に収まるようにする。
以上の密封包装体1pの製造方法によれば、ブロー成形容器1のブロー成形時の加圧流体路12の一部である筒状部9を内容物Cの充填路として利用するため、ブロー成形容器1に別の大きな開口部を設けてキャップや栓体を冠着するような、ブロー成形容器1内に異物が入り込む恐れのある工程を設ける必要がなく衛生的である。
また、筒状部9を加熱溶融し圧潰して封止部17を成形する際に、仮に、封止部17の一部として鋭く尖った樹脂のバリ等が生じたとしても、封止部17は凹部8内に収められているため、かかるバリ等が、密封包装体1pを取り扱う者の手指には触れ難く、手指に裂傷を負うことはなく安全である。
また、筒状部9を加熱溶融し圧潰して封止部17を成形する際に、仮に、封止部17の一部として鋭く尖った樹脂のバリ等が生じたとしても、封止部17は凹部8内に収められているため、かかるバリ等が、密封包装体1pを取り扱う者の手指には触れ難く、手指に裂傷を負うことはなく安全である。
密封包装体1pを使用する際には、まず各個別容器2を、それらの間の脆弱線11の部分で左右に引き裂いて分離する。次に、個別容器2を開封するには、口部4側を上方に保ち、バタフライ形状のつまみ部5を水平方向に回転させて脆弱部6を切断することにより、容易に開封することができる。
また、個別容器2は、一対の脚部7、7により正立させることができるため、口部4の開封後であっても、内容物Cを流出されることなく正立保持することが可能であり、取り扱いに便宜である。
また、個別容器2は、一対の脚部7、7により正立させることができるため、口部4の開封後であっても、内容物Cを流出されることなく正立保持することが可能であり、取り扱いに便宜である。
本発明は、製造過程において包装体内部に異物が入り込み難く衛生的であり、また、取り扱いの際の安全性が高い密封包装体の製造方法として有用である。また、本発明は、前記密封包装体の製造に好適に用いることができるブロー成形容器として有用である。
1 ブロー成形容器
1p 密封包装体
2 個別容器
3 中空部
4 口部
5 つまみ部
6 脆弱部
7 脚部
8 凹部
9 筒状部
10、15、17 封止部
11 脆弱線
12 加圧流体路
13 分岐部
14 ブロー孔
16 充填孔
C 内容物
1p 密封包装体
2 個別容器
3 中空部
4 口部
5 つまみ部
6 脆弱部
7 脚部
8 凹部
9 筒状部
10、15、17 封止部
11 脆弱線
12 加圧流体路
13 分岐部
14 ブロー孔
16 充填孔
C 内容物
Claims (5)
- ブロー成形直後に密封された中空のブロー成形容器を開封して内容物を充填した後、該ブロー成形容器を再度密封する密封包装体の製造方法であって、前記ブロー成形容器の容器壁に設けられた凹部に突設され該凹部外まで突出するとともに前記ブロー成形容器の中空部に連通する筒状部を、切断することにより充填孔を開孔し、該充填孔から前記ブロー成形容器の中空部に内容物を充填した後、前記筒状部を加熱溶融して前記凹部内に収めるとともに前記充填孔を封止することを特徴とする密封包装体の製造方法。
- 前記筒状部を、その前記凹部外に突出している部位において切断することを特徴とする請求項1に記載の密封包装体の製造方法。
- ブロー成形直後に密封された中空のブロー成形容器であって、該ブロー成形容器の容器壁に設けられた凹部に突設され前記凹部外まで突出するとともに前記ブロー成形容器の中空部に連通する筒状部を備えることを特徴とするブロー成形容器。
- 筒状部が加圧流体路の一部であることを特徴とする請求項3に記載のブロー成形容器。
- 複数の個別容器が左右方向に繋がった多連形態であることを特徴とする請求項3または4に記載のブロー成形容器。
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