JP2014087358A - 動物による消費のための組成物の美味性を増強するための方法 - Google Patents

動物による消費のための組成物の美味性を増強するための方法 Download PDF

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キャッツ,ローレン・ジェイ
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Abstract

【課題】動物による消費のための組成物の美味性を増強するための方法、およびそれにより増強された美味性を有する組成物を提供する。
【解決手段】少なくとも1種のメチオニン化合物および所望による不活性酵母を組成物に、乾燥物質基準で少なくとも約0.01重量の量、一般には該組成物の約0.01重量%〜約1.5重量%の量で加える。
【選択図】なし

Description

関連出願に対する相互参照
本出願は、2004年12月30日提出の米国仮特許出願第60/640564号に対
する優先権を主張するものであり、その開示内容を本明細書中で参考として援用する。
本発明は、一般に、動物による消費のための組成物の美味性を増強するための方法、詳細
には、メチオニン化合物を用いて美味性を増強するための方法に関する。
関連技術の説明
非常に多くの潜在的な美味性増強剤がペット用に利用可能であり、それを制限するものは
選択者の考えのみのように思われる。着香剤として市販されているものもある。他のもの
は、とりわけ、世代を越えて伝わる家族伝来のレシピにより調製することができ、その他
のものは、継続的に改めて合成されているか、天然産物から抽出されているか、さまざま
な動物の臓器から消化されている。動物による消費のための組成物においてこれらの材料
が良い結果をもたらすかどうかは、あらゆる広い範囲で予測することができない。第一に
、潜在的な美味性増強剤は、加工および包装中の組成物に適合すべきであり、実際的な長
期の保存期間を保有すべきである。第二に、美味性増強剤は、動物の味覚、嗅覚、物理的
魅力、および組成物の全体に現れる他の特質に訴えるべきである。第三に、美味性増強剤
は、動物にあらゆる顕著な問題、とりわけ胃腸の問題を引き起こさないように、摂取後に
動物に対し適合性を示すべきである。多くの美味性増強剤が公知であるが、動物による消
費のための組成物の美味性を増大させるための新規方法および組成物が必要とされている
したがって、本発明の目的は、動物による消費のための組成物の美味性を増強するための
方法を提供することである。
本発明の他の目的は、動物により摂取される組成物の量を増大させるための方法を提供す
ることである。
本発明の他の目的は、動物による消費のための増強された美味性を有する組成物を提供す
ることである。
本発明のさらなる目的は、美味性増強剤と、フードと、化合物と、器具と、動物による消
費のための組成物の美味性を増強するのに有用な他の構成要素との組合わせを含有するキ
ットの形態にある製品を提供することである。
これらおよび他の目的を、動物による消費のための組成物の美味性を増強するための新規
方法を用いて達成する。該方法は、美味性を増強する量の少なくとも1種のメチオニン化
合物および所望による不活性酵母を、該組成物に加えることを含む。メチオニン化合物、
そして所望による酵母は、該組成物に、乾燥物質基準で該組成物の少なくとも約0.01
重量%の量、一般に該組成物の約0.01重量%〜約1.5重量%の量で加える。
本発明の他およびさらなる目的、特徴、および利点は、当業者には容易に明らかになるで
あろう。
本発明は、動物による消費のための組成物の美味性を増強するための方法を提供する。該
方法は、美味性を増強する量の少なくとも1種のメチオニン化合物を該組成物に加えるこ
とを含む。メチオニン化合物を動物による消費のための組成物に加えると、メチオニン化
合物を含有しない動物による消費のための組成物に対して測定して、増強された美味性が
該組成物に付与される。
一態様において、本発明はさらに、美味性を増強する量の不活性酵母を組成物に加えるこ
とを含む。
本発明はまた、美味性を増強する量の少なくとも1種のメチオニン化合物と所望による不
活性酵母を含む動物による消費のための組成物を提供する。
本発明はさらに、動物により摂取されるフードまたは他の組成物の量を増大させるための
方法であって、該動物に、美味性を増強する量の少なくとも1種のメチオニン化合物と所
望による不活性酵母を含む組成物を給餌することを含む方法を提供する。組成物の美味性
が増大すると、動物はより多くの組成物を摂取する。
メチオニン化合物は、該組成物に、乾燥物質基準で該組成物の少なくとも約0.01重量
%の量で加えられる。一般的に、メチオニン化合物は、該組成物に、約0.01%〜約1
.5%の量で加えられる。特定の態様において、該組成物に加えられるメチオニン化合物
の量は、約0.02重量%〜約1重量%である。他の態様において、該組成物に加えられ
るメチオニンの量は、約0.05重量%〜約0.5重量%である。他の態様では、組成物
に加えられるメチオニンの量は、約0.1重量%〜約1.5重量%である。
動物による消費のための組成物に適合するあらゆるタイプまたは形態のメチオニン化合物
を、本発明に用いることができる。例えば、メチオニン化合物は、メチオニンの類似体ま
たは誘導体であってもよい。メチオニンの適した類似体または誘導体の例としては、D−
メチオニン、L−メチオニン、D−メチオニンとL−メチオニンの混合物、ノルメチオニ
ン(normethionine)、ホモメチオニン、メチオニノール、ヒドロキシメチオニン、エチオ
ニン、S−アデノシル−メチオニン、メチオニンスルホン、メチオニンスルホキシド、お
よびそれらの薬学的に許容しうる塩が挙げられる。本発明に使用するためのメチオニン化
合物は、D−、L−、またはDL−の形態にあることができ、その薬学的に許容しうるN
−(モノ−およびジカルボン酸)アシル誘導体およびアルキルエステルを包含する。典型
的なアシル誘導体としては、ホルミル、アセチル、プロピオニル、およびスクシニル誘導
体が挙げられる。典型的なエステル誘導体としては、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、およびブチルエステルが挙げられる。
不活性酵母は、該組成物に、乾燥物質基準で該組成物の少なくとも約0.01重量%の量
で加えられる。一般的に、酵母は、該組成物に、約0.01%〜約1.5%の量で加えら
れる。特定の態様において、該組成物に加えられる酵母化合物の量は、約0.02重量%
〜約1重量%である。他の態様において、該組成物に加えられる酵母の量は、約0.05
重量%〜約0.5重量%である。他の態様では、該組成物に加えられる酵母の量は、約0
.1重量%〜約1.5重量%である。
動物による消費のための組成物に適合するあらゆるタイプまたは形態の不活性酵母を、本
発明に用いることができる。適した不活性酵母の例としては、ビール酵母、栄養酵母(nut
ritional yeast)およびトルラ酵母が挙げられるが、これらに限定されない。
メチオニン化合物、不活性酵母、および他の成分は、対象とする動物の健康に有害でない
濃度で存在すべきである。したがって、例えば、メチオニン化合物、不活性酵母および他
の成分は、消化に対する望ましくない作用、とりわけ、消化に対する長期の望ましくない
作用、例えば、数日間以上持続する望ましくない作用を引き起こさない濃度で、存在すべ
きである。消化に対する望ましくない作用としては、例えば、便秘または下痢を挙げるこ
とができる。
本発明の方法および組成物は、さまざまなヒトおよび非ヒト動物、例えば、鳥類、ウシ亜
科、イヌ科、ウマ科、ネコ科、ヤギ、ネズミ科、ヒツジおよびブタの動物に有用であり、
イヌおよびネコを含むイヌ科動物およびネコ科動物などのコンパニオン動物にとりわけ有
用である。
本発明の方法は、動物が、好き嫌いが多いもしくは多くなったか、食欲がないか、健康障
害状態にある場合、特に有益であることが見いだされるであろう。これらはすべて、あら
ゆる年齢の動物で起こりうるが、特に高齢の動物で起こりうる。該方法は、フード組成物
が、動物が慣れていないものである場合、あるいは、フード組成物が、美味性にあまり重
点を置かずに健康もしくは好調(wellness)を改善するように設計された成分または成分バ
ランスを含有する場合に、特に有益である。
本発明は、メチオニン化合物と所望による不活性酵母を含有する動物による消費のための
さまざまな組成物を提供する。組成物としては、例えば、フード、補給剤、トリートおよ
び玩具(典型的には噛むことができる玩具および消費可能な玩具)が挙げられる。
いくつかの態様において、組成物はフードである。液体および固形フードの両方を提供す
る。フードが固形である場合、メチオニン化合物および/または不活性酵母は、フード上
にコーティングされているか、フード中に組み込まれているか、またはその両方であるこ
とができる。固形フードとしては、乾燥フードと湿潤フードの両方が挙げられる。一態様
では、メチオニン化合物および所望による酵母を、組成物に局所施用する。
フードの非メチオニンおよび非酵母構成要素ならびにそれらの典型的な比率は、当業者に
公知である。一態様において、組成物は、
(a)フード組成物に局所施用されている少なくとも約0.01%のメチオニン化合物;
ならびに
(b)以下の少なくとも1種:
(i)約2%〜約70%(または約10%〜約70%、または約10%〜約60%)の
タンパク質、および
(ii)約2%〜約50%(または約2%〜約50%、または約2%〜約40%)の脂
肪、
を含むフードである。
そのような態様において、組成物はまた、例えば、以下の少なくとも1種を含むことがで
きる:
(a)約50%以下(または約2%〜約42%)の炭水化物、
(b)約40%以下(または約1%〜約20%、または約1%〜約5.2%)の食物繊維
、および
(c)約12%以下(または約10%以下、または約2%〜約8%)の1種以上の栄養バ
ランス剤(nutritional balancing agents)。
他の態様において、組成物は以下を含むフードである:
(a)フード組成物に局所施用されている少なくとも約0.02%〜約1.5%のメチオ
ニン化合物、
(b)約2%〜約70%(または約10%〜約70%、または約10%〜約60%)のタ
ンパク質、
(c)約2%〜約50%(または約2%〜約50%、または約2%〜約40%)の脂肪、
(d)約50%以下(または約2%〜約42%)の炭水化物、
(e)約40%以下(または約1%〜約20%、または約1%〜約5.2%)の食物繊維
、および
(f)約12%以下(または約10%以下、または約2%〜約8%)の1種以上の栄養バ
ランス剤。
一態様において、組成物は、以下を含むフードである:
(a)フード組成物に局所施用されている少なくとも約0.01%の不活性酵母;ならび

(b)以下の少なくとも1種:
(i)約2%〜約70%(または約10%〜約70%、または約10%〜約60%)の
タンパク質、および
(ii)約2%〜約50%(または約2%〜約50%、または約2%〜約40%)の脂
肪。
そのような態様において、組成物はまた、例えば、以下の少なくとも1種を含むことがで
きる:
(a)約50%以下(または約2%〜約42%)の炭水化物、
(b)約40%以下(または約1%〜約20%、または約1%〜約5.2%)の食物繊維
、および
(c)約12%以下(または約10%以下、または約2%〜約8%)の1種以上の栄養バ
ランス剤。
他の態様において、組成物は以下を含むフードである:
(a)フード組成物に局所施用されている少なくとも約0.02%〜約2%の不活性酵母

(b)約2%〜約70%(または約10%〜約70%、または約10%〜約60%)のタ
ンパク質、
(c)約2%〜約50%(または約2%〜約50%、または約2%〜約40%)の脂肪、
(d)約50%以下(または約2%〜約42%)の炭水化物、
(e)約40%以下(または約1%〜約20%、または約1%〜約5.2%)の食物繊維
、および
(f)約12%以下(または約10%以下、または約2%〜約8%)の1種以上の栄養バ
ランス剤。
さらに他の態様において、組成物は、以下を含むフードである:
(a)フード組成物に局所施用されている少なくとも約0.01%のメチオニン化合物;
(b)フード組成物に局所施用されている少なくとも約0.01%の不活性酵母;ならび

(c)以下の少なくとも1種:
(i)約2%〜約70%(または約10%〜約70%、または約10%〜約60%)の
タンパク質、および
(ii)約2%〜約50%(または約2%〜約50%、または約2%〜約40%)の脂
肪。
組成物中の各構成要素に関する具体的な適切量は、さまざまな要因、例えば、組成物を消
費する動物種;組成物中に含まれる特定の構成要素;動物の年齢、体重、全身の健康状態
、性別、および飼料;動物の消費速度;などに依存する。したがって、構成要素の量は大
きく変動する可能性があり、本特許に記載している比率から逸脱することさえあり得る。
本発明の組成物中のタンパク質は、さまざまな供給源、例えば、植物性供給源、動物性供
給源、またはその両方により、供給することができる。動物性供給源としては、例えば、
肉、肉副産物(meat by-product)、乳製品、卵などが挙げられる。肉としては、例えば、
家禽;魚類;およびほ乳類(例えば、ウシ、ブタ、ヒツジ、ヤギなど)の肉が挙げられる
。肉副産物としては、例えば、肺、腎臓、脳、肝臓、ならびに胃および腸(好ましくは、
それらの内容物を実質的にまったく、またはまったく含まないもの)が挙げられる。
本発明の組成物中の脂肪および炭水化物は、さまざまな供給源、例えば、肉、肉副産物、
他の動物性または植物性タンパク質源、穀物、およびそれらの混合物により、供給するこ
とができる。穀物としては、例えば、コムギ、トウモロコシ、オオムギ、およびコメが挙
げられる。
本発明の組成物中の繊維は、さまざまな供給源、例えば、セルロース、ビートパルプ、落
花生の殻およびダイズ繊維などの植物繊維源などから、供給することができる。
とりわけ組成物が動物用フードである場合、ビタミンおよびミネラルが、欠乏症を防いで
健康を維持するのに必要な量で包含されていることが好ましい。これらの量は当分野で容
易に入手することができる。例えば米国学術研究会議(National Research Council)(N
RC)は、家畜に関するそのような成分の推奨量を提供している。例えば、Nutrie
nt Requirements of Swine(第10改訂版、Nat’l Ac
ademy Press、ワシントンD.C.、1998)、Nutrient Req
uirements of Poultry(第9改訂版、Nat’l Academy
Press、ワシントンD.C.、1994)、Nutrient Requirem
ents of Horses(第5改訂版、Nat’l Academy Press
、ワシントンD.C.、1989)など参照。例えばAmerican Feed Co
ntrol Officials(AAFCO)は、イヌおよびネコに関するそのような
成分の推奨量を提供している。American Feed Control Offi
cials,Incorp.、Official publication、pp.12
6−140(2003)参照。食品添加剤として一般に有用なビタミンとしては、例えば
、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミン
C、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンH(ビオチン)、ビタミンK、葉酸、イノシトー
ル、ナイアシン、およびパントテン酸が挙げられる。食品添加剤として一般に有用なミネ
ラルおよび微量元素としては、例えば、カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、マグ
ネシウム、銅、亜鉛、コリン、および鉄塩が挙げられる。
本発明の組成物はさらに、当分野で公知の添加剤を含有していてもよい。そのような添加
剤は、本発明により提供される成果および効果を弱めない量で存在すべきである。添加剤
の例としては、例えば、安定化効果を有する物質、感覚刺激性物質、加工助剤、および栄
養的利益を提供する物質が挙げられる。
安定化物質としては、例えば、組成物の保存寿命を増大させる傾向にある物質が挙げられ
る。そのような物質の考えうる適切な例としては、例えば、防腐剤、酸化防止剤、相乗剤
および金属イオン封鎖剤、包装用ガス、安定剤、乳化剤、増粘剤、ゲル化剤、ならびに保
湿剤が挙げられる。乳化剤および/または増粘剤の例としては、例えば、ゼラチン、セル
ロースエーテル、デンプン、デンプンエステル、デンプンエーテル、および化工デンプン
が挙げられる。
着色、美味性、および栄養的目的のための添加剤としては、例えば、着色剤;塩化ナトリ
ウム、酸化鉄、クエン酸カリウム、塩化カリウム、および他の食用塩;ビタミン;ミネラ
ル;ならびに着香剤が挙げられる。組成物中のそのような添加剤の量は、通常最大約5重
量%(組成物の乾量基準)である。
補給剤としては、例えば、全体の栄養的なバランスまたは性能を改善するために他の飼料
と一緒に用いられる飼料が挙げられる。補給剤としては、他の飼料に補給剤として希釈せ
ずに供給される組成物か、別個に入手可能な動物用糧食の他の部分と一緒に自由に選択さ
れる組成物か、または、希釈され、動物の通常の飼料と混合されて完全な飼料をもたらす
組成物が挙げられる。AAFCOは、例えば、American Feed Contr
ol Officials,Incop.Official Publication、
p.220(2003)に補給剤に関する論考を提供している。補給剤は、さまざまな形
態、例えば、粉末、液体、シロップ、丸剤、封入組成物などであることができる。
トリートとしては、例えば、動物に与えると該動物が食事時間外に食べたくなるような組
成物が挙げられる。イヌ科動物用のトリートとしては、例えばイヌの骨が挙げられる。ト
リートは、組成物が1種以上の栄養素を含む栄養的なものであることができ、例えば、フ
ードに関し上記したような組成物を有することができる。栄養的でないトリートは、非毒
性である他のあらゆるトリートを包含する。メチオニン化合物は、トリート上にコーティ
ングされているか、トリート中に組み込まれているか、またはその両方であることができ
る。
玩具としては、例えば、噛むことができる玩具が挙げられる。イヌ用玩具としては、例え
ば人工骨が挙げられる。酸化鉄は、玩具の表面上または玩具の構成要素の表面上のコーテ
ィングを形成することができ、玩具の全体にわたり部分的にもしくは完全に組み込まれる
ことができ、またはその両方であることができる。一態様において、酸化鉄は、対象のユ
ーザーが経口的に利用可能なものである。広い範囲の適切な玩具が現在市販されている。
例えば、米国特許第5339771号およびその中で開示されている参考文献参照。米国
特許第5419283号およびその中に開示されている参考文献も参照のこと。本発明は
、部分的に消費可能な玩具(例えば、プラスチック構成要素を含む玩具)および完全に消
費可能な玩具(例えば、生皮およびさまざまな人工骨)の両方を提供する。本発明は、ヒ
トおよび非ヒトの両方での使用、とりわけコンパニオン動物、家畜および動物園の動物で
の使用、とりわけイヌ、ネコまたはトリでの使用のための玩具も提供する。
本発明の組成物の調製では、メチオニン化合物および所望による不活性酵母を、組成物中
に、配合物の加工中、例えば、組成物の他の構成要素の混合中および/または混合後に、
組み込むことができる。これら構成要素の組成物中への分配は、従来法により実現するこ
とができる。一態様では、メチオニン化合物および所望による不活性酵母をフードおよび
他の組成物に局所施用して、本発明の組成物を生成する。
本発明の組成物(詳細にはフード)は、従来法を用いて乾燥形態で調製することができる
。一態様では、乾燥成分、例えば、動物性タンパク質源、植物性タンパク質源、穀類など
を、一緒に粉砕し混合する。その後、湿潤または液体成分、例えば、脂肪、油、動物性タ
ンパク質源、水などを乾燥配合物に加え、これと混合する。その後、混合物をキブルまた
は同様の乾燥片に加工する。キブルは押出法を用いて形成することが多く、該方法では、
乾燥および湿潤成分の混合物を高圧および高温で機械的加工に付し、小さな開口部に押し
込み、回転ナイフによりキブル状に切断する。その後、湿潤キブルを乾燥し、所望により
、1種以上の局所コーティングでコーティングする。該コーティングは、例えば、着香剤
、脂肪、油、粉末などを含むことができる。キブルは、押出ではなく焼付け法を用いてド
ウから作成することもでき、焼付け法では、ドウを型に入れた後、乾式加熱加工を行う。
美味性増強剤(すなわちメチオニン化合物および/または不活性酵母)は、フード組成物
に、その標準的調製手順、例えば、混合、押出、焼付けなどにおいて加えることができ、
あるいは、その調製後、例えば押出後に、フードの表面に例えば噴霧またはコーティング
することにより加えることが好ましい。これは乾燥フードでとりわけ望ましい。ここにお
いて、乾燥フードの場合、押出ストランドに噴霧またはコーティングすることにより押出
ストランドを美味性増強剤(もしくは美味性剤を含む溶液)と接触させた後、該ストラン
ドをキブル状に切断することができ、または、キブル自体に噴霧、コーティング、もしく
はこれを浸漬することによりキブルを美味性増強剤(または美味性増強剤を含む溶液)と
接触させることができる。
フードに局所施用する場合、フード組成物の表面への施用を容易にするために、美味性増
強剤をキャリヤー組成物と混合してもよい。例えば、液体、スラリー、ライトゲル(light
gel)、または水様固体(watery solid)はすべて、本組成物のメチオニン化合物および/
または不活性酵母用のキャリヤーとして利用することができる。標準的な噴霧または浸漬
装置を採用して、美味性増強剤をフード組成物の表面に施用することができる。そのよう
なキャリヤーの一例は、アミノ酸、還元糖(類)およびチアミンとともにタンパク分解酵
素で処理されたミンチ状動物性副産物である。その後、該キャリヤーを美味性増強剤と混
合し、キブル上にコーティングし、これにより非常に美味で許容しうる乾燥フードを調製
する。特定の好ましい態様では、メチオニン化合物および/または不活性酵母を市販の液
体美味物(palatant)増強剤または他の着香剤組成物と単に混合して、新規の着香美味物を
作り出してもよく、その後、これを組成物に局所施用することができる。本発明の美味性
増強剤と一緒に用いるのに適した市販の液体美味物増強剤としては、当業者に公知のペッ
トフード用美味物増強剤または他の着香剤の供給者から市販されているあらゆる公知また
は市販の液体美味物増強剤が挙げられる。
本発明の美味性増強剤(すなわち、メチオニン化合物および/または不活性酵母)を組成
物に局所施用する場合、美味性増強剤は組成物(すなわちキブル)の別個の小片の外面上
にある1以上の表面区域に存在することができることに、留意することが重要である。そ
のような表面区域は、通常上記のような局所施用(すなわち、噴霧、浸漬、コーティング
など)により作り出すことができるが、該区域を作り出すために用いられる方法により制
限されない。さらに、メチオニン化合物および/または不活性酵母を含む1以上の表面区
域が、別個の小片の大部分またはすべてを実質的に覆うことができるということに、留意
することが重要である。
本発明の組成物(とりわけフード)は、従来のペットフードの方法を用いて、缶入りまた
は湿潤した形態で調製することができる。一態様では、地上動物(例えば、ほ乳類、家禽
および/または魚類)のタンパク組織を、他の成分、例えば、魚油、穀物、他の栄養バラ
ンス成分(nutritionally balancing ingredient)、特殊用途の添加剤(例えば、ビタミン
とミネラルの混合物、無機塩、セルロースおよびビートパルプ、充填剤など)と混合する
。加工に十分な水を加えることもできる。湿潤形態の成分は通常、構成要素をブレンドし
つつ加熱するのに適した容器内で混合する。混合物の加熱は、任意の適切な方法、例えば
、直接的蒸気噴射によるか、熱交換器を取り付けた容器を用いることなどにより、達成す
ることができる。最後の成分の添加後、混合物を約50°F〜約212°Fの温度範囲に
加熱する。この範囲外の温度は許容可能であるが、他の加工助剤を使用しなければ商業的
に実用的でない可能性がある。適した温度に加熱すると、材料は通常高粘性液体の形態に
ある。該高粘性液体を缶に満たす。蓋を適用し、容器を密封する。その後、密封した缶を
、内容物を滅菌するように設計された従来の機器に入れる。これは通常、約230°Fを
超える温度まで適切な時間にわたり加熱することにより成し遂げられ、適切な時間は、例
えば、用いた温度および組成物に依存する。
湿潤フードの場合、メチオニン化合物および/または不活性酵母は、アルコール組成物(
すなわち、プロピレングリコールまたはジプロピレングリコール)、シクロデキストリン
、麦芽デキストリンまたはデンプンなどのキャリヤーと一緒に、湿潤フード組成物中に組
み込むことができる。あるいは、メチオニン化合物および/または不活性酵母を乾燥材料
中に混合してから、湿潤フード組成物を形成することができる。
本発明のトリートは、例えば、乾燥フードに関し上記した方法と同様の押出または焼付け
法により調製することができる。他の方法を用いて、メチオニン化合物および/または不
活性酵母を、現行のトリート形態の外面上にコーティングするか、現行のトリート形態の
中へ注入することもできる。
本発明の動物用玩具は、通常、任意の現行の玩具を、着香剤組成物、例えば、キャリヤー
組成物と混合したメチオニン化合物および/または不活性酵母でコーティングすることに
より調製する。
本発明は、動物による消費のための乾燥組成物を提供する。一態様において、該組成物は
、該組成物に局所施用されている少なくとも1種のメチオニン化合物を、該組成物の少な
くとも約0.01重量%の量で含む。他の態様において、該組成物は、該組成物に局所施
用されている不活性酵母を、該組成物の少なくとも約0.01重量%の量で含む。他の態
様において、該組成物は、該組成物の美味性を増強するのに有効な量の少なくとも1種の
メチオニン化合物を含む1以上の表面区域をそれぞれ有する複数の別個の細片を含む。そ
の他の態様において、表面区域(1以上)は、該組成物の約0.05重量%〜約0.5重
量%の量のメチオニン化合物と、該組成物の約0.05重量%〜約0.5重量%の量の不
活性酵母を含む。
“単一パッケージ”という用語は、キットの構成要素が、1個以上の容器中で、または該
容器と、物理的に関連付けられていて、製造、流通、販売、または使用に関する単位とみ
なされることを意味する。容器としては、バッグ、箱、瓶、収縮包装パッケージ、ステー
プルで留めたか他の方法で固着した構成要素、またはそれらの組合わせが挙げられるが、
これらに限定されない。単一パッケージは、製造、流通、販売、または使用に関する単位
とみなされるように物理的に関連付けられた個々のフード組成物の容器であってもよい。
“事実上のパッケージ(virtual package)”という用語は、キットの構成要素が、使用者
に他の構成要素を得る方法を指示する1種以上の物理的または事実上のキット構成要素に
関する手引きにより、例えば、1種の構成要素と、ウェブサイトを見るか、録音メッセー
ジに連絡を取るか、視覚的メッセージを見るか、または管理者もしくはインストラクター
に連絡を取ってキットの使用方法に関する指示を得るように使用者に指示する手引きとを
含有するバッグ内で、関連付けられていることを意味する。
他の態様において、本発明は、増強された美味性を有する動物による消費のための組成物
を動物に投与するのに適したキットを提供する。該キットは、キット構成要素に適合する
ように、単一パッケージ中の別個の容器に、または事実上のパッケージ中の別個の容器に
、美味性を増強する量の少なくとも1種のメチオニン化合物と、(1)不活性酵母、(2
)動物による消費に適した1種以上の成分、(3)メチオニン化合物と所望による酵母と
該成分(1種以上)とを組合わせて、増強された美味性を有する動物による消費のための
組成物をもたらす方法に関する指示、および(4)本発明の組成物を、詳細には動物の利
益のために、より詳細には、動物により摂取される組成物の量を増大させるために、使用
する方法に関する指示、のうち少なくとも1種とを含む。キットが事実上のパッケージを
含む場合、該キットは、1種以上の物理的キット構成要素との組合わせにおける事実上の
環境での指示に限定される。キットは、メチオニン化合物および所望による酵母を、成分
の美味性を増強するのに足る量で含有する。一般に、キットは、少なくとも約0.01%
のメチオニン化合物および/または酵母を、もっとも好ましくは約0.01%〜約1.5
%の量で有する組成物を生じるのに足る量のメチオニン化合物および/または酵母と、タ
ンパク質、脂肪、炭水化物、繊維およびそれらの組合わせからなる群より選択される少な
くとも1種の成分とを含有する。通常、メチオニン化合物および/または酵母と該成分(
1種以上)は、動物が消費する直前に混合する。一態様において、キットは、メチオニン
化合物のパケットと、動物による消費のためのフードの容器とを含有する。キットは、追
加的品目、例えば、メチオニン化合物と成分を混合するための器具、または混合物を含有
するための器具、例えば餌入れなどを、含有していてもよい。他の態様では、メチオニン
化合物を、追加的な栄養補給剤、例えば、動物において良好な健康を促進するビタミンお
よびミネラルと混合する。
他の観点において、本発明は、(1)動物による消費のための組成物の美味性を増強する
ためにメチオニン化合物および所望による不活性酵母を使用すること、(2)動物により
摂取される組成物の量を増大させるためにメチオニン化合物および所望による不活性酵母
を使用すること、(3)メチオニン化合物および所望による不活性酵母を本発明の他の構
成要素と混合すること、ならびに(4)動物による消費のための組成物の美味性を増強す
るために本発明のキットを使用すること、そして(6)動物により摂取される組成物の量
を増大させるために本発明のキットを使用すること、のうち1種以上に関する情報または
指示を伝達するための手段を提供する。伝達手段は、文書、デジタル記憶媒体、光学記憶
媒体、音声呈示、または情報もしくは指示を含有する画像表示を含む。伝達は、表示され
たウェブサイトもしくは冊子、製品ラベル、添付文書(package insert)、広告、または、
そのような情報もしくは指示を含有する画像表示であることが好ましい。有用な情報とし
ては、(1)メチオニン化合物と所望による酵母と成分(1種以上)とを組合わせて投与
するための方法および技術、ならびに(2)患者が、本発明およびその使用に関し質問が
ある場合に使用するための連絡先、の1種以上が挙げられる。有用な指示としては、混合
する量ならびに投与の量および頻度が挙げられる。伝達手段は、本発明を使用する利益に
ついて指示し、本発明を動物に投与するための承認された方法を伝達するのに有用である
本明細書中で示したパーセンテージはすべて、具体的に特記しない限り乾燥物質基準での
重量に基づいている。本明細書中に記載した特定の方法論、プロトコル、および試薬は変
動しうるので、本発明はこれらに限定されない。さらに、本明細書中で用いた専門用語は
、特定の態様を記載するためのものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。本
明細書中および添付する特許請求の範囲で用いるように、単数形“1つの”、“1つの(
母音の前で用いる場合)”、および“その”は、文脈上明らかにそうでないことが指示さ
れていない限り、複数形の言及を包含し、例えば、“1種の酵母”への言及は、複数のそ
のような酵母を包含する。同様に、“含む”、“含む(3人称単数)”および“含んでい
る”という語は、排他的ではなく包括的に解釈すべきである。
他に定義されない限り、本明細書中で用いるすべての技術的および科学的用語ならびにあ
らゆる頭字語は、本発明の分野の当業者が一般に理解する意味と同じ意味を有する。本明
細書中に記載したものと同様または同等のあらゆる方法および材料を本発明の実施におい
て用いることができるが、好ましい方法、器具、および材料を本明細書中に記載する。
本明細書中で挙げた特許、特許明細書、および出版物をすべて、本発明で用いる可能性が
あるそれらに開示されている化合物、工程、技術、手順、科学技術、物品、ならびに他の
組成物および方法を記載し開示するために、法律で認められている程度まで本明細書中で
参考として援用する。しかしながら、本明細書中に、先行する発明に基づくそのような開
示内容に先行する権利が本発明にはない、という承認として解釈すべき記載はない。
実施例
本発明をさらに、その好ましい態様の以下の実施例により例示することができるが、これ
らの実施例は例示のために挙げたに過ぎず、具体的に特記しない限り本発明の範囲を限定
するものではないということは、理解されるであろう。
実施例1
この実施例は、市販の乾燥キャットフード組成物に加えた場合のメチオニン化合物の美味
性増強剤としての効果を実証するものである。実験は、メチオニン(0.25重量%)を
一成分として市販の乾燥キャットフードに加えて、試験組成物を形成することを含んでい
た。市販の乾燥キャットフードは、家禽ミール、全粒黄色トウモロコシ(whole yellow co
rn)、粉砕酒米、コーングルテンミール、豚脂、鶏レバー着香剤(chicken liver flavor)
、塩化カリウム、硫酸カルシウム、塩化コリン、ヨウ化塩、ビタミンE、ビタミンプレミ
ックス、タウリン、防腐剤、およびミネラルプレミックスを含んでいた。
美味性試験において試験組成物を対照組成物に対し比較した。対照組成物は、メチオニン
化合物を添加していない市販の乾燥キャットフードを含んでいた。対照組成物は、家禽ミ
ール、全粒黄色トウモロコシ、粉砕酒米、コーングルテンミール、豚脂、鶏レバー着香剤
、塩化カリウム、硫酸カルシウム、塩化コリン、ヨウ化塩、ビタミンE、ビタミンプレミ
ックス、タウリンおよびミネラルプレミックスを含んでいた。美味性は、25匹のネコを
用いた2日間にわたるボウル2個での標準的嗜好試験において、試験組成物と対照組成物
を比較することにより決定した。試験は、動物に、同等量(約120g)の試験組成物と
対照組成物への接近手段を同時に提供することにより実施した。20時間後に、組成物を
収集し、重量を測定して、各組成物の消費量を決定した。
試験組成物に対する嗜好を対照組成物と比較し、統計的解析により決定して“勝ち”、“
同等”または“負け”という格付けに割り当てた。“勝ち”は、試験組成物が対照組成物
より好まれたことを示す。“同等”は、試験組成物と対照組成物に対する嗜好性における
差異が、統計的に有意であることが見いだされなかったことを意味する。“負け”は、動
物が、試験組成物より対照組成物を好んだことを示す。試験において一部の動物は本当の
嗜好性を示さなかった可能性があり、これにより、すべての結果の合計は必ずしも100
%と等しくならないことに、留意することが重要である。
結果を以下の表1に示す。摂取後のネコに、組成物への不耐性の証拠は観察されなかった

Figure 2014087358
実施例2
この実施例は、市販の乾燥キャットフード組成物に局所施用した場合のメチオニン化合物
コーティングの美味性増強剤としての効果を実証するものである。実験は、メチオニン(
0.2重量%、乾量基準)を一成分として市販の乾燥キャットフードに加えた後、メチオ
ニン(0.1重量%、乾量基準)を局所施用して、試験組成物を形成することを含んでい
た。市販の乾燥キャットフードは、家禽ミール、粉砕酒米、コーングルテンミール、豚脂
、全粒黄色トウモロコシ、セルロース、鶏レバー着香剤、塩化カリウム、大豆油、塩化コ
リン、炭酸カルシウム、ビタミンE、タウリン、ヨウ化塩、ビタミンプレミックス、硫酸
カルシウム、およびミネラルプレミックスを含んでいた。
美味性試験において試験組成物を対照組成物に対し比較した。対照組成物は、基礎製品中
にメチオニン(0.2重量%、乾量基準)を含む市販の乾燥キャットフードを含んでいた
。対照組成物は、家禽ミール、粉砕酒米、コーングルテンミール、全粒黄色トウモロコシ
、セルロース、豚脂、鶏レバー着香剤、硫酸カルシウム脱水物、大豆油、塩化カリウム、
60%塩化コリン、DL−メチオニン、ヨウ化塩、タウリン、ビタミンプレミックス、炭
酸カルシウムおよびミネラルプレミックスを含んでいた。美味性は、実施例1に記載した
ように、25匹のネコを用いた2日間にわたるボウル2個での標準的嗜好試験において、
試験組成物と対照組成物を比較することにより決定した。結果を以下の表2に示す。摂取
後のネコに、組成物への不耐性の証拠は観察されなかった。
Figure 2014087358
実施例3
この実施例は、市販の乾燥キャットフード組成物に局所施用した場合のメチオニン化合物
の美味性増強剤としての効果を実証するものである。実験は、メチオニン(0.25重量
%、乾量基準)を市販の乾燥キャットフードに局所施用して、試験組成物を形成すること
を含んでいた。市販の乾燥キャットフードは、コメ、家禽ミール、コーングルテンミール
、全粒黄色トウモロコシ、植物性ショートニング、鶏肉、コムギグルテン、コーンシロッ
プ、豚脂、鶏レバー着香剤、卵、塩化カリウム、塩化コリン、亜麻仁、加工助剤、ヨウ化
塩、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、ビタミンE、タウリン、ビタミンプレミックス、
ミネラルプレミックス、および防腐剤を含んでいた。
美味性試験において試験組成物を対照組成物に対し比較した。対照組成物は、基礎製品中
にメチオニン(0.21重量%、乾量基準)を含む市販の乾燥キャットフードを含んでい
た。対照組成物は、コメ、家禽ミール、コーングルテンミール、全粒黄色トウモロコシ、
植物性ショートニング、鶏挽き肉、コムギグルテン、コーンシロップ、豚脂、鶏レバー着
香剤、卵、塩化カリウム、塩化コリン、亜麻仁、加工助剤、ヨウ化塩、DL−メチオニン
、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、リン酸二カルシウム、ビタミンE、ビタミンプレミ
ックス、タウリン、ミネラルプレミックス、および防腐剤を含んでいた。美味性は、上記
実施例1に記載したように、25匹のネコを用いた1日間にわたるボウル2個での標準的
嗜好試験において、試験組成物と対照組成物を比較することにより決定した。結果を以下
の表3に示す。摂取後のネコに、組成物への不耐性の証拠は観察されなかった。
Figure 2014087358
実施例4
この実施例は、市販の乾燥キャットフード組成物に局所施用した場合のメチオニン化合物
および不活性酵母の美味性増強剤としての効果を実証するものである。実験は、メチオニ
ン(0.2重量%、乾量基準)およびビール酵母(0.2重量%、乾量基準)を市販の乾
燥キャットフードに局所施用して、試験組成物を形成することを含んでいた。市販の乾燥
キャットフードは、全粒黄色トウモロコシ、家禽ミール、コーングルテンミール、鶏脂、
未選別大豆(soybean mill run)、鶏レバー着香剤、セルロース、塩化カリウム、塩化コリ
ン、炭酸カルシウム、ヨウ化塩、硫酸カルシウム、ビタミンE、ビタミンプレミックス、
クエン酸カリウム、タウリン、魚油、ミネラルプレミックス、およびL−アルギニンを含
んでいた。
美味性試験において試験組成物を対照組成物に対し比較した。対照組成物は、基礎製品中
にメチオニン(0.2重量%、乾量基準)およびビール酵母(0.2重量%、乾量基準)
を含む市販の乾燥キャットフードを含んでいた。対照組成物は、家禽ミール、粉砕酒米、
コーングルテンミール、全粒黄色トウモロコシ、豚脂、未選別大豆、鶏レバー着香剤、セ
ルロース、塩化カリウム、塩化コリン、炭酸カルシウム、ヨウ化塩、硫酸カルシウム、酵
母、DL−メチオニン、ビタミンE、ビタミンプレミックス、クエン酸カリウム、タウリ
ン、魚油、ミネラルプレミックス、およびL−アルギニンを含んでいた。美味性は、実施
例1に記載したように、25匹のネコを用いた1日間にわたるボウル2個での標準的嗜好
試験において、試験組成物と対照組成物を比較することにより決定した。結果を以下の表
4に示す。摂取後のネコに、組成物への不耐性の証拠は観察されなかった。
Figure 2014087358
実施例5
この実施例は、市販の乾燥キャットフード組成物に局所施用した場合のメチオニン化合物
の美味性増強剤としての効果を実証するものである。実験は、メチオニン(0.2重量%
、乾量基準)およびビール酵母(0.2重量%、乾量基準)を市販の乾燥キャットフード
に局所施用して、2種の試験組成物を形成することを含んでいた。組成物は、第2試験組
成物が鶏レバー着香剤の代わりに市販の乾燥美味性増強剤を含んでいた点を除き、同一で
あった。市販の乾燥キャットフードは、全粒黄色トウモロコシ、家禽ミール、コーングル
テンミール、鶏脂、未選別大豆、美味性増強剤(試験組成物1では鶏レバー着香剤、試験
組成物2では市販の乾燥美味性増強剤)、セルロース、塩化カリウム、塩化コリン、炭酸
カルシウム、ヨウ化塩、硫酸カルシウム、ビタミンE、ビタミンプレミックス、クエン酸
カリウム、タウリン、魚油、ミネラルプレミックス、およびL−アルギニンを含んでいた
その後、美味性試験において各試験組成物を対照組成物に対し比較した。対照組成物は、
市販の乾燥キャットフード(Royal Canin USA,Inc.,St.Cha
rles,MOから市販されているFeline Mature 26)を含んでいた。
美味性は、実施例1に記載したように、25匹のネコを用いた1日間にわたるボウル2個
での標準的嗜好試験において、試験組成物と対照組成物を比較することにより決定した。
結果を以下の表5に示す。
Figure 2014087358
本明細書において、本発明の典型的な好ましい態様を開示してきた。特有の用語を採用し
ているが、それらは、限定するためではなく一般的および記述的な意味で用いたに過ぎず
、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲に記載されている。上記教示を考慮すると、本
発明の多くの修正および変形が可能であることは明らかである。したがって、添付する特
許請求の範囲の範囲内で、本発明を、具体的に記載した方法とは別の方法で実行すること
ができると、理解すべきである。

Claims (40)

  1. 動物による消費のための組成物の美味性を増強するための方法であって、該組成物に、
    美味性を増強する量の少なくとも1種のメチオニン化合物を加えることを含む方法。
  2. メチオニン化合物を、該組成物に、該組成物の少なくとも約0.01重量%の量で加え
    る、請求項1に記載の方法。
  3. メチオニン化合物を消費物に局所施用する、請求項1に記載の方法。
  4. さらに、該組成物に、美味性を増強する量の不活性酵母を加えることを含む、請求項1
    に記載の方法。
  5. 酵母を、該組成物に、該組成物の少なくとも約0.01重量%の量で加える、請求項4
    に記載の方法。
  6. 酵母を消費物に局所施用する、請求項4に記載の方法。
  7. 組成物が、ネコ科動物またはイヌ科動物による消費のためのものである、請求項1に記
    載の方法。
  8. 組成物がフード組成物である、請求項1に記載の方法。
  9. 組成物が、栄養飼料、補給剤、動物用トリート、または動物用玩具である、請求項1に
    記載の方法。
  10. 動物により摂取される組成物の量を増大させるための方法であって、該動物に、美味性
    を増強する量のメチオニン化合物を含む組成物を給餌することを含む方法。
  11. 組成物が、該組成物の少なくとも約0.01重量%の量のメチオニン化合物を含む、請
    求項10に記載の方法。
  12. 組成物がさらに、美味性を増強する量の不活性酵母を含む、請求項10に記載の方法。
  13. 酵母を、該組成物に、該組成物の少なくとも約0.01重量%の量で加える、請求項1
    2に記載の方法。
  14. 組成物が、ネコ科動物またはイヌ科動物による摂取のためのものである、請求項10に
    記載の方法。
  15. 組成物がフード組成物である、請求項10に記載の方法。
  16. 組成物が、栄養飼料、補給剤、動物用トリート、または動物用玩具である、請求項10
    に記載の方法。
  17. キットであって、キット構成要素に適合するように、単一パッケージ中の別個の容器に
    、または事実上のパッケージ中の別個の容器に、美味性を増強する量の少なくとも1種の
    メチオニン化合物と、(1)不活性酵母、(2)動物による消費に適した1種以上の成分
    、(3)メチオニン化合物と所望による酵母と該成分(1種以上)とを組合わせて、増強
    された美味性を有する動物による消費のための組成物をもたらす方法に関する指示、およ
    び(4)本発明の組成物を使用する方法に関する指示、のうち少なくとも1種とを含む、
    前記キット。
  18. メチオニン化合物を、メチオニン化合物を該成分と混合したときに該組成物の少なくと
    も約0.01重量%を構成するのに足る量で含む、請求項17に記載のキット。
  19. メチオニン化合物を、メチオニン化合物を該成分と混合したときに該組成物の約0.0
    1重量%〜約1.5重量%を構成するのに足る量で含む、請求項17に記載のキット。
  20. フード組成物およびメチオニン化合物を含む請求項17に記載のキットであって、メチ
    オニン化合物が、メチオニン化合物をフード組成物と混合したときにフード組成物の約0
    .01重量%〜約1.5重量%を構成するのに足る量である、前記キット。
  21. 美味性を増強する量の少なくとも1種のメチオニン化合物を含む、動物による消費に適
    した組成物。
  22. 組成物がフード組成物である、請求項21に記載の組成物。
  23. 少なくとも約0.01%のメチオニン化合物を含む、請求項21に記載の組成物。
  24. 約0.01%〜約1.5%のメチオニン化合物を含む、請求項21に記載の組成物。
  25. さらに、美味性を増強する量の不活性酵母を含む、請求項21に記載の組成物。
  26. 少なくとも約0.01%の酵母を含む、請求項25に記載の組成物。
  27. 約0.01%〜約1.5%の酵母を含む、請求項25に記載の組成物。
  28. 動物による消費のための乾燥組成物であって、該組成物の美味性を増強するのに有効な
    量のメチオニン化合物を含む1以上の表面区域をそれぞれ有する複数の別個の細片を含む
    、前記組成物。
  29. 前記組成物の表面区域(1以上)内のメチオニン化合物の量が、該組成物の少なくとも
    約0.01重量%を構成する、請求項28に記載の組成物。
  30. 該組成物の表面区域(1以上)内のメチオニン化合物の量が、該組成物の約0.05重
    量%〜約0.5重量%を構成する、請求項28に記載の組成物。
  31. さらに、動物への組成物の美味性を増強するのに有効な量の不活性酵母を含む1以上の
    表面区域を含む、請求項28に記載の組成物。
  32. 組成物が、該組成物の約0.05重量%〜約0.5重量%の量のメチオニン化合物と該
    組成物の約0.05重量%〜約0.5重量%の量の不活性酵母とを含む1以上の表面区域
    (1以上)を含む、請求項31に記載の組成物。
  33. (1)動物による消費のための組成物の美味性を増強するためにメチオニン化合物およ
    び所望による不活性酵母を使用すること、(2)動物により摂取される組成物の量を増大
    させるためにメチオニン化合物および所望による不活性酵母を使用すること、(3)メチ
    オニン化合物および所望による不活性酵母を本発明の他の構成要素と混合すること、なら
    びに(4)動物による消費のための組成物の美味性を増強するために本発明のキットを使
    用すること、そして(6)動物により摂取される組成物の量を増大させるために本発明の
    キットを使用すること、のうち1種以上に関する情報または指示を伝達するための手段で
    あって、該手段が、文書、デジタル記憶媒体、光学記憶媒体、音声呈示、または情報もし
    くは指示を含有する画像表示を含む、前記手段。
  34. 表示されたウェブサイト、冊子、製品ラベル、添付文書、広告、または画像表示からな
    る群より選択される、請求項33に記載の手段。
  35. 動物による消費のための組成物の調製方法であって、美味性を増強する量のメチオニン
    化合物を該組成物に局所施用することを含む方法。
  36. メチオニン化合物を、該組成物に、該組成物の約0.01重量%〜約1.5重量%の量
    で局所施用する、請求項35に記載の方法。
  37. メチオニン化合物を、該組成物に、該組成物の約0.05重量%〜約0.5重量%の量
    で局所施用する、請求項35に記載の方法。
  38. さらに、美味性を増強する量の不活性酵母を該組成物に局所施用することを含む、請求
    項35に記載の方法。
  39. 不活性酵母を、該組成物に、該組成物の約0.01重量%〜約1.5重量%の量で局所
    施用する、請求項38に記載の方法。
  40. 不活性酵母を、該組成物に、該組成物の約0.02重量%〜約1.5重量%の量で局所
    施用する、請求項38に記載の方法。
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