JP2014086058A - 入力システムおよび電子機器の操作方法 - Google Patents

入力システムおよび電子機器の操作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ジェスチャとキー入力が可能なキーボード・システムを提供する。
【解決手段】キーボードは押下式の複数のキー100を含む。共通電極113と、押下されたときに共通電極の方向に変位するキー・トップ105と、共通電極と容量結合するようにキー・トップに配置された第1の電極101a、101b、101cと、共通電極と容量結合するようにキー・トップに配置された第2の電極103a、103b、103cとを含む。指がキー・カバー107に接触すると第1の電極と第2の電極との間の合成静電容量が変化する。キー・トップが押下されると、第1の電極および第2の電極と共通電極との間の静電容量が増加する。静電容量の差を検出して、キーへの接触とキーの押下に対応する信号を出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、静電容量の変化で信号を生成する入力デバイスに関し、さらにはジェスチャの入力とキー入力の可能な押下式のキーボードに関する。
デスクトップ型コンピュータやノートブック型コンピュータの入力デバイスのひとつにキーボードがある。キーボードは、独立した複数のキーで構成されている。各キーは、押下面を提供するキー・トップ、上下に移動する軸、軸を保持するホルダー、およびキー・トップを上に押し戻すバネの4つの要素で構成されている。バネ構造には、パンタグラフとラバー・ドームの組み合わせ、板バネとコイル・バネの組み合わせなどが採用される。
また、独立したキーの表面を柔軟な構造の連続したフラットなカバーで覆ったものもある。キーの下側には、それぞれにスイッチの接点と配線が形成されたプラスチック・シートを2枚重ねたメンブレン・スッチが配置される。キー・トップが押下されると、メンブレン・スイッチが接触して信号を出力する。メンブレン・スイッチには、電極の間隔を静電容量の変化で検出するタイプも存在する。このような構造のキーボードを以後、キーに圧力を加えて押下することに着目して押下式キーボードまたは以下に述べるソフトウェア・キーボードと対比してハードウェア・キーボードということにする。ハードウェア・キーボードのバネ構造は、キー・トップに一定以上の圧力を加えた指にスイッチの動作感覚を伝えるとともに圧力の解放に応じて瞬時に復帰する構造を採用しているため多量の文字を高速に入力するのに都合がよい。
他方でタブレット型コンピュータやスマートフォンでは、主としてタッチスクリーンに対してフリック、ジェスチャ、またはタップなどの操作を行ってアプリケーションの操作をする。タッチスクリーンは、液晶パネルまたは有機ELパネルのようなフラット・ディスプレイに透明なタッチパネルを重ねた構造をしている。タッチパネルは、フラット・ディスプレイのオブジェクトに指でタッチするとその座標を出力する。
タッチスクリーンは、ディスプレイに表示されているオブジェクトを直接操作する感覚で使用できるため、文書やWebサイトの閲覧をする場合には都合のよい入力デバイスである。文字の入力をする場合は、タッチスクリーンの表面に表示したソフトウェア・キーボードを使用する。ソフトウェア・キーボードは、指に目的とするキーをタッチした感覚が得られないため、多量の文字を高速に入力するのには適していない。
特許文献1は、ポインティング情報とキー情報を受け付ける情報端末を開示する。情報端末は、複数のキーと各キーが押下されたときに導通する配線パターンと電極シートを含む。静電容量Y1未満に相当する押下圧力でキーが押下されたときは出力せず、押下圧力が静電容量Y1以上でY2未満に相当するときはポインティング情報を出力し、静電容量Y2以上に相当するときはポインティング情報を出力しない。また、強い圧力で押下されたときは、キーの押下により導通された配線パターンがキー情報を生成する。
特許文献2は、キー入力モードと位置入力モードを同一の操作面上で行うことが可能な入力装置を開示する。表示シートの表面に指を接近または接触させると、指と反転部材との間に静電容量が形成され、指と対向しない反転部材との間には静電容量Cは形成されない。よって、静電容量の大小を比較することにより、指と対向する反転部材の位置情報を入力できる。また表示シートに設けられた表示部を押すと、反転部材が反転して反転部材の下面が接点電極に接触するため、キー入力を行うことができる。
特許文献3は、静電容量の異なる複数の容量素子の出力を共通の回路で検出することが可能なセンサ装置を開示する。センサ装置は、近接する指により入力操作位置を検出するタッチパネルと、同じ指による押圧操作力を検出する感圧センサと、検出回路とを有する。タッチパネルは、X方向検出電極とY方向検出電極との交差領域に形成される複数のコンデンサC1を有する。感圧センサは、個々のコンデンサC1よりも大きな静電容量のコンデンサC2を形成する電極を有する。単一の検出回路で容量の異なる2つのセンサの信号処理をするために、感圧センサの電極に近接して配置される検出電極を接地電位に接続することで感圧センサの静電容量をより小さな容量値に変換する接地回路を有する。
特許文献4は、異なる押圧力を加えたときの静電容量の変化の度合いを検出して、複数種類の入力パターンを出力するタッチパネルを開示する。内部ケースに接続された上側電極膜と電極パターンが形成された下側電極膜が対向するように配置されており、上側電極膜に対する押圧力を変えると、上側電極膜と下側電極膜の間隔が変化し、よって静電容量も変化する。特許文献5はハードウェア・キーボードから連続的なキー入力を受け取ってジェスチャを認識することができる入力デバイスを開示する。
特開2012−38050号公報 特開2004−334738号公報 特開2011−134000号公報 特開2009−276821号公報 特開2010−250628号公報
入力性能に優れたハードウェア・キーボードを、タッチスクリーンのように操作してフリックやジェスチャの入力ができればコンピュータの操作性を向上させることができる。特許文献1または特許文献2の方法を採用して、キーボードにタッチパネルの機能を組み合わせようとしたときには、座標入力とキー入力を異なるデバイスで行うため信号処理もそれぞれに必要となり構造が複雑化する。特許文献3の方法では、信号処理は単一の処理回路で行うことができるが電極基板に加えて圧力センサが必要になり、さらに圧力センサの出力は各入力操作位置の座標に対応していない。特許文献4の方法は、2つの信号を出力するために押下圧力を変化させる必要があるため、安定して圧力を調整することが困難な場合がありより安定した入力ができる方法が望ましい。特許文献5の方法では、キーボードを押下してジェスチャを入力する必要があるため、タッチスクリーンのように円滑にジェスチャを入力することができない。
そこで本発明の目的は、ジェスチャとキー入力が可能なキーボード・システムを提供することにある。さらに本発明の目的は、各座標で2種類の信号を出力することが可能な入力システムを提供することにある。さらに本発明の目的は、そのようなキーボード・システムまたは入力システムにより電子機器を操作する方法を提供することにある。
本発明の第1の態様は、押下式の複数のキーを含むキーボード・システムを提供する。キー・トップは、押下されたときに共通電極の方向に変位する。第1の電極と第2の電極は、共通電極と容量結合するようにキー・トップに配置される。検出回路は、
第1の電極と第2の電極に関連する静電容量の変化を検出して指が特定のキーに接触したと判断したときに特定のキーの接触信号を出力する。検出回路はまた、指が特定のキーを押下したと判断したときに特定のキーの押下信号を出力する。
検出回路は、第1の電極と第2の電極の間の静電容量の変化を検出することができる。この場合、共通電極をフローティング電極にすると、大地間の浮遊容量を小さくすることができるため第1の電極と第2の電極との間の静電容量の変化が検出し易くなる。検出回路は、第1の電極と第2の電極のそれぞれのグランドとの間の静電容量の変化を検出することができる。この場合、共通電極をシステムのグランド・プレーンに接続すると、浮遊容量を増加させて検出感度を向上させることができる。
本発明の第2の態様は、キー・トップが押下される方向に配置された第1の電極と、第1の電極と容量結合するようにキー・トップに配置された第2の電極とで構成されるキーボード・システムを提供する。キーボード・システムは、接触信号をジェスチャの入力信号に利用し、押下信号を通常のキーボードのようにスキャン・コードの生成に利用することができる。本発明の第3の態様では、複数の入力座標を含む入力システムを提供する。第1の電極は、共通電極と容量結合するように弾力的に支持され第1の方向の座標を検出する。
第2の電極は、共通電極と容量結合するように弾力的に支持され第1の電極と交差するように配置されて第2の方向の座標を検出する。操作面は複数の第1の電極と複数の第2の電極を覆う。検出回路は、第1の電極と第2の電極とに関連する静電容量の変化を検出し、指が複数の第1の電極と複数の第2の電極の各交差位置に対応する操作面の所定の位置に接触したと判断したときに交差位置の座標に対応する接触信号を出力し、指が所定の位置を押下したと判断したときに交差位置の座標に対応する押下信号を出力する。検出回路は、第1の電極と第2の電極との間の相互静電容量またはそれぞれの自己静電容量を検出することができる。
本発明により、ジェスチャとキー入力が可能なキーボード・システムを提供することができた。さらに本発明により、各座標で2種類の信号を出力することが可能な入力システムを提供することができた。さらに本発明により、そのようなキーボード・システムまたは入力システムにより電子機器を操作する方法を提供することができた。
ノートPC10の外形を示す斜視図である。 キーに単位電極を配置した様子を説明する図である。 ハードウェア・キーボード19の電極マトリクス140の構造を説明する図である。 ハードウェア・キーボード19のジェスチャを入力するキー配列を説明する図である。 ハードウェア・キーボード19が座標信号と押下信号を生成する原理を説明する図である。 ハードウェア・キーボード19を含む入力システム400の構成を示すブロック図である。 自己静電容量の差を検出して接触信号および押下信号を生成する方法を説明する図である。 タッチパネル500の構成を説明する図である。 2個の電極を利用して接触信号および押下信号を生成する方法を説明する図である。 自己静電容量の差を検出して接触信号および押下信号を生成する方法を説明する図である。
[ノートPCの外形]
図1は、本実施の形態にかかるハードウェア・キーボードを搭載するノートPC10の外形を示す斜視図である。ノートPC10は、開閉可能なようにヒンジ結合されたディスプレイ筐体11とシステム筐体13を含む。ディスプレイ筐体11はディスプレイ15を収納する。システム筐体13は、内部にプロセッサ、メイン・メモリ、およびハードディスク・ドライブなどのシステム・デバイスを収納し、上面にはハードウェア・キーボード19を搭載する。ハードウェア・キーボード19の手前側には、キーボードを操作する際に掌を載せるパームレスト17が設けられている。パームレスト17の中央にはタッチパッド21が配置されている。
〔ハードウェア・キーボードのキー構造〕
図2は、ハードウェア・キーボード19の代表的なキー100に単位電極を配置した様子を説明する図である。図2(A)は断面図で、図2(B)は単位電極101a、103aの平面図で、図2(C)は、単位電極101b、103bの平面図である。キー・トップ105はプラスチックなどの絶縁性の材料で形成されている。キー・キー・トップ105の上側には1対の単位電極101a、103aが配置されている。単位電極101a、103aの表面はプラスチックで形成されたキー・カバー107で覆われている。キー・カバー107は指の操作面を提供する。キー・カバー107は誘電率の高い材料を使用することが望ましい。キー・トップ105の下面には、単位電極101b、103bが配置されている。
単位電極101aと101bは連絡導体101cで電気的に接続され、単位電極103aと103bは連絡導体103cで電気的に接続されている。以後特に区別する必要がない場合は、単位電極101a、101b、101cを単位電極101と表記し、単位電極103a、103b、103cを単位電極103と表記する。キー・トップ105は1対のレバーで構成されたパンタグラフ式のリンク機構109で支持されている。リンク機構109の下部にはラバー・ドーム111が配置される。ラバー・ドーム111はキー・カバー107が押下されたときのキー・トップ105の圧力をリンク機構109から受けて下方向に沈み、圧力が解放されたときにその復元力でもとの形状に戻ってキー・トップ105を元の位置に復帰させることができるようになっている。
下部プレート115の上には共通電極113が配置されている。共通電極113は、シート状の電極で複数のキーに設けられた単位電極101b、103bとの間に静電容量を形成する。共通電極113は、ノートPC10のグランド・プレーンには接続しないフローティング電極である。共通電極113は、個別のキー100の単位電極101b、103bごとに配置してもよいし、図3に示す各X電極161〜167の単位または各Y電極261〜267の単位で配置してもよい。あるいは、共通電極113はすべてのキー100に対して共通になるような1枚のプレート形状で配置してもよい。共通電極113をキー100の単位電極101b、103bごとに配置すれば、接触または押下されないキーの単位電極101b、103bと接触または押下されたキーの共通電極113との相互静電容量を低減することができるため後に説明する指の接触または押下の検出感度を向上させることができる。単位電極101bまたは単位電極103bと共通電極113の間隔は、キー・トップ15が押下されると狭くなるため静電容量が増加する。単位電極101b、103bは、それぞれ図示しない配線でキーに対する指の接触または押下を検出する検出回路に接続される。
[電極マトリクスとキー・トップの配列]
図3は、ハードウェア・キーボード19の電極マトリクス140の構造を説明する図である。図3は煩雑さを避けるためにハードウェア・キーボード19が含む複数のキーのなかから抽出した16個のキーを例示している。複数のキーのそれぞれに対応する一群の単位電極101は相互に電気的に接続され各X電極161〜167を構成する。各単位電極101に対応する一群の単位電極103は相互に電気的に接続され各Y電極261〜267を構成する。1群のX電極161〜167はX電極群150を構成し、1群のY電極261〜267はY電極群250を構成する。X電極群150とY電極群250は電気的に絶縁されている。X電極群150とY電極群250は端子161a〜167a、端子261a〜267aでそれぞれ図6のデマルチプレクサ403またはマルチプレクサ405に接続される。
図4は、キーボード19のキー・トップのキー配列を示す図である。図4(A)は、キーボード19の全体のキー配列51を示し、図4(B)はキー配列51の中でジェスチャの入力に使用するキー配列53を示す。図4(B)において、キー配列53を構成する各キーはそれぞれ物理的に独立して形成されておりその平面的な形状がほぼ等しい。キー配列53は、行方向には複数のキーが整列して配置されているが、列方向は人間工学的見地から整列して配置されていない。キー配列53には、最下行のキー群「Z、X、・・・>、?」の中心を通るX軸と最も左に配置されたキーである「1」の中心を通過するY軸によりX−Y座標が定義されており、キー配列53を構成するすべてのキーはその中心位置で特定された座標を有する。
[座標信号と押下信号の検出原理]
図5は、ハードウェア・キーボード19が座標信号と押下信号を生成する原理を説明する図である。座標信号は、キーを押下しないようにしながらジェスチャを入力したときに指が接触した各キーの座標を示す信号である。押下信号は通常のキーボードの操作を示す信号でスキャン・コードを生成するための信号である。図5は、図2のキー100の断面を模式的に示した図と、それに対応する端子161aと261aの間の等価回路を示している。等価回路は、交流電圧またはステップ電圧に対して応答する静電容量だけを示しており、抵抗やインダクタンスの成分は省略している。図5(A)は、キーから指が離れている状態を示し、図5(B)は指がキーに接触している状態を示し、図5(C)はキーが押下された状態を示している。なお、図5(B)は、指がキーに近接している状態も含む。
図5(A)では、キー・カバー107に指が接触していないため、ラバー・ドーム111は復元状態にあり、単位電極101および単位電極103と共通電極113との間隔は最大になっている。そして単位電極101および単位電極103のそれぞれと共通電極113との間にはそれぞれ単位静電容量C0が形成される。単位電極101と単位電極103が対向する面積は小さいため、両電極間の静電容量は無視することができる。
また、共通電極113はノートPC10のグランド・プレーンには接続しないフローティング電極としているためグラントに対する浮遊容量を減らしてグランドに漏洩する電荷を減少させて検出感度を向上させることができる。図5の等価回路からは、共通電極113の浮遊容量は無視している。その結果、単位電極101と単位電極103の間に共通電極113を経由して形成される等価回路はX電極161の端子161aとY電極261の端子261aの間を直列に接続する2個の合成静電容量C0tで表すことができる。合成静電容量C0tは、図3の4個の単位電極101または単位電極103が共通電極113に対して形成する単位静電容量C0を合成した静電容量に相当する。
人体は等価回路に対して大きな自己静電容量を有しているため仮想的なグランドとみなすことができる。図5(B)では、キー・カバー107に指が接触したため、指が接触したキーの指と単位電極101の間には静電容量C1が形成され、単位電極103の間には静電容量C2が形成される。指が接触しないキーと指が接触したキーの共通電極113を経由する端子161aと端子261aの間の等価回路は図5(A)のようになる。指が接触したときの等価回路は、図5(A)の等価回路の端子161aと端子261aの間を中間がグランドに接続されて直列接続された静電容量C1、C2を加えて表すことができる。
図5(C)では、キー・カバー107を指が押下してラバー・ドーム111を圧縮する。押下されたキーに対応する単位電極101、103だけが共通電極113に対する間隔が狭くなり、他の単位電極は図5(A)、(B)と同じ間隔を保つ。押下されたキーに対応する単位電極101または単位電極103のそれぞれと共通電極113の間には、それぞれ単位静電容量Cxが形成される。単位静電容量Cxは単位静電容量C0より大きい。その結果、端子161aと端子261aの間の等価回路は図5(B)の合成静電容量C0tが合成静電容量Cxtに変化した状態で表すことができる。
合成静電容量Cxtは、押下されたキーの共通電極113を経由する単位静電容量Cxと押下されないキーの共通電極113を経由する単位静電容量C0の静電容量に相当する。押下されたキーの指を経由する静電容量C1、C2は、図5(B)と同じである。図5(A)〜図5(C)で端子161aと端子261aの間の合成静電容量はすべて相互に異なるため、この静電容量の差に基づいてキーの近辺に指が存在しない状態、キーに指が接触した状態およびキーが押下された状態を識別することができる。
[入力システム]
図6は、ハードウェア・キーボード19を含む入力システム400の構成を示すブロック図である。パルス生成回路401は、一定の周期のパルス電圧をデマルチプレクサ403に供給する。図3に示した電極マトリクス140は、端子161a〜167aがデマルチプレクサ403に接続され、端子261a〜267aがマルチプレクサ405に接続されている。
デマルチプレクサ403およびマルチプレクサ405の選択端子は、選択回路407に接続されている。選択回路407は、マルチプレクサ405にY電極261〜267を順番に巡回して選択する一定の周期の信号を供給する。選択回路407は、いずれかのY電極261〜267を選択している間に、デマルチプレクサ403にX電極161〜167を一巡するまで順番に選択する一定の周期の信号を供給する。デマルチプレクサ403およびマルチプレクサ405がそれぞれ同時にいずれかの電極を選択している状態では、電極マトリクス140を等価的にX電極とY電極の間の相互静電容量Cで表すことができる。
選択回路407は、現在選択しているX電極161〜167とY電極261〜267の組み合わせを示す信号を座標信号出力回路417および押下信号出力回路419に出力する。デマルチプレクサ405の出力は、反転増幅器409の反転入力端子に接続されている。反転増幅器409の非反転入力端子はノートPC10のグランド・プレーンに接続され、出力は抵抗Rで反転入力端子に負帰還をかけている。電極マトリクス140の選択されたいずれかのX電極とY電極の対で形成される相互静電容量と反転増幅器409は微分回路を形成する。波形処理回路411は、パルス生成回路401が供給するステップ状のパルス電圧の立ち上がりエッジまたは立ち上がりエッジに対応する反転増幅器409の交流出力電圧からピーク電圧を取得する。
ピーク電圧の大きさは、電極マトリクス140の相互静電容量Cの大きさに応じて変化する。相互静電容量Cの大きさは、図5で説明したようにキー・カバー107への指の接触の有無または押下の有無により変化する。図5の例におけるピーク電圧は、図5(C)が最も大きく図5(B)が最も小さくなる。ピーク・ホールド回路413は、波形処理回路411が出力するピーク電圧をつぎのX電極が選択されるまでの間保持する。入力識別回路415は、ピーク電圧の大きさから、選択されたX電極とY電極の組について、入力なし、接触入力、または押下入力のいずれかを識別する。
入力識別回路415は、接触入力があったと認識したときは、座標信号出力回路417に接触入力信号を出力する。接触入力信号を受け取った座標信号出力回路417は、選択回路407からそのピーク電圧に対応するX電極とY電極の対を識別する信号を受け取って対応するキーの座標を認識する。座標信号出力回路417は、認識したキーの座標に対応する接触信号を生成してシステム423に出力する。システム413は接触信号をキーが押下された信号とは認識しないで、キーの押下以外のさまざまな処理をすることができる。
たとえば、接触信号を受け取ったシステム423は複数のキーのキー・カバー107に連続して指を接触させたときに、順番にその座標を認識してその軌跡に対応するジェスチャを認識することができる。あるいは、システム423は、タッチスクリーンに特有の操作であるタップまたはフリックなどの操作が行われたと認識することができる。ユーザは、タッチスクリーンを操作する感覚で接触信号を入力することができる。
入力識別回路415は、押下入力があったと認識したときは、押下信号出力回路419に押下入力信号を出力する。押下入力信号を受け取った押下信号出力回路419は、選択回路407からそのピーク電圧に対応するX電極とY電極の対を識別する信号を受け取って対応するキーの座標を認識する。押下信号出力回路419は、認識したキーの押下を示す押下信号を生成してシステム423に出力する。押下信号を受け取ったシステム423は、キーボードの信号の通常の処理と同じようにスキャン・コードを生成する。あるいは、押下信号出力回路419はスキャン・コードを生成してシステムに送るようにしてもよい。押下入力信号を出力するときに入力識別回路415は、接触信号出力回路417に対する接触入力信号の出力を停止してもよい。あるいは、接触信号と押下信号を同時に出力してシステム側423で処理をするようにしてもよい。
タイミング信号回路421は、入力システム400の全体動作を制御するためのタイミング信号を生成して各デバイスに供給する。このように入力システム400は電極マトリクス140のいずれかのキーに指が接触したときはシステム423に接触信号を出力し、いずれかのキーが押下されたときはシステム423に押下信号を出力する。入力システム400は、相互静電容量Cの変化を利用して接触出力信号および押下出力信号を同一の検出回路で生成することができる。
ハードウェア・キーボード19にはメンブレン・スイッチや独立したキー・スイッチを使用しないため入力システム400の信頼性を向上させることができる。なお微分回路を利用して相互静電容量Cの変化を検出する方法は一例であり、本発明は高周波電圧を印加したときの電流を測定したり、パルス電圧を印加して一定の電圧に上昇するまでの時間を計測したりする他の方法で相互静電容量の変化を検出することもできる。また、電極マトリクス400を採用しないでパルス生成回路401が各単位電極101、103に個別にパルス電圧を印加する方法を採用すれば、接触または押下されたキー以外のキーの静電容量の影響を排除して相互静電容量の変化が識別し易くなる。
[静電容量の他の検出方法]
図6の入力システム400では接触信号または押下信号を出力するために、X電極群150とY電極群250の間の相互静電容量の変化を検出したが、本発明はX電極群150とY電極群250の自己静電容量を検出する方法を採用することもできる。図7は、X電極161〜167とY電極261〜267のそれぞれについて、入力なしの状態、接触入力状態、または押下入力状態に対応する自己静電容量の差を検出して接触信号および押下信号を生成する方法を説明する図である。図7(A)は、キーから指が離れている状態を示し、図7(B)は指がキーに接触している状態を示し、図7(C)はキーが押下された状態を示している。
この例では検出感度を向上させるために共通電極113をノートPC10のグランド・プレーンに接続している。グランド・プレーンが筐体に接続されるなどしてその自己静電容量が十分に大きい場合は、グランド・プレーンは人体と同様に等価的なグランドとしてふるまう。その他の記号の意味は図5と同じである。共通電極113をグランド・プレーンに接続しない場合は、検出感度は低下するが共通電極113とグランドとの間に発生する浮遊容量で検出することができる。本発明はそのような方法を排除するものではない。自己静電容量は、X電極161〜167とY電極261〜267について個別に検出する。図7の等価回路から明らかなように、X電極の端子161aまたはY電極の端子261aとグランドとの間の静電容量は、図7(A)の入力なし、図7(B)の接触入力あり、および図7(C)の押下入力ありの相互間で異なる。
たとえば端子161a、261aから異なるタイミングで一定の大きさの高周波電圧を印加したときに当該電極に流れる電流を測定することでX電極161、Y電極261の自己静電容量を検出することができる。そしてX電極群150の各電極161〜167を順番にスキャンしたあとに、Y電極群250の各電極261〜267を順番にスキャンして各電極が3つの状態のいずれであるかを識別する。X電極群150とY電極群250のスキャンが一巡した時点で、状態が一致したX電極群の電極とY電極群の電極の両方に対応する単位電極101、103を有するキーに対する入力の有無と入力の種類を特定することができる。
[タッチパッドへの適用]
これまで、ハードウェア・キーボード19で個別のキーについての静電容量の変化を利用して接触信号と押下信号を生成する入力システム400を説明したが、本発明は複数の入力座標を有するタッチパネルに適用することもできる。図8はタッチパネル500の構成を説明する図である。図8(A)は、X電極層530とY電極層550の平面図で、図7(B)は側面図である。
タッチパネル500は、上から指が接触する表面を提供するカバー層501、X電極層503、Y電極層505、弾力層507、共通電極層509および基板511が積層された構造で形成される。タッチパネル500をタッチスクリーンに適用する場合は、これらはすべて透明な材料で形成する。X電極層503は、菱形の複数の単位電極で構成されたX電極がX方向に複数配列されたX電極群530を含む。Y電極層505は、菱形の複数の単位電極で構成されたY電極がY方向に複数配列されたY電極群550を含む。
X電極とY電極はそれぞれ、基板の上に銅ペーストの印刷または半導体プロセスにより形成されており相互に絶縁されている。指が接触していないときは、各X電極と共通電極層509の間に単位静電容量C3のコンデンサが形成され、各Y電極と共通電極層509の間には単位静電容量C4のコンデンサが形成される。弾力層507は可撓性の材料で形成されており、指で押下された位置だけが弾性変形する。
カバー層501の特定の位置が押下されると、対応する弾力層507の位置だけが弾性変形して、X電極層503およびY電極層505と共通電極層509との間隔を狭くする。カバー層501に指が接触したときおよびカバー層501が押下されたときのX電極の端子とY電極の端子の間の相互静電容量の変化は、図5の説明から理解することができる。また、相互静電容量の変化を検出して接触信号および押下信号を出力する方法は図6の回路を採用することができる。指が接触または押下した位置の座標は、同一種類のピーク電圧を検出したX電極とY電極の交差位置になる。あるいは、図7で説明したように自己静電容量の変化を検出して、X電極群とY電極群の交差位置に対応する接触信号または押下信号を出力することもできる。
[2個の電極で検出する方法]
これまで、各キーまたは各座標位置において接触信号と押下信号を生成するために3個の電極を利用する例を説明したが、本発明は2個の電極を利用することもできる。図9は、2個の電極を利用して接触信号と押下信号を生成する方法を説明する図である。図9(A)は、X電極群610とY電極群620の平面図で、図9(B)〜(D)は側面図とその等価回路である。図9(B)は入力なし、図9(C)は接触入力あり、図9(D)は押下入力ありの状態を示している。X電極群610とY電極群620は、それぞれストライプ状の複数の帯状電極611〜617、621〜627で構成され相互に絶縁して積層される。帯状電極611〜617、621〜627は、グランド・プレーンに接続されないフローティング電極でもある。ここでは相互静電容量を検出するため帯状電極611〜617、621〜627とグランドとの間の浮遊容量は無視して考えることができる。
X電極群610はY電極群620に対して弾力的に支持される。帯状電極611〜617と帯状電極621〜627は各交差位置において所定の面積で対向するため、両者の間には相互静電容量C5が形成される。X電極群610の各帯状電極611〜617は柔軟な構造をしており、押下された位置だけが下側に変位する。帯状電極617と帯状電極621の交差位置に指が接触すると、指と帯状電極617との間に静電容量C1が形成され、指と帯状電極621との間に静電容量C2が形成される。
帯状電極671が押下されると、端子617aと端子621aの間の相互静電容量C5はCxまで増大する。図9(B)〜(D)に示す等価回路の端子617aと端子621aの間の静電容量の変化を図6に示した方法で検出して交差位置に対応する接触信号と押下信号を生成することができる。図2のキー100に2個の電極を適用する場合は、単位電極101または単位電極103のいずれかを一方でX電極群を構成し、共通電極113を複数の独立した構造にしてY電極群を構成することで、2個の電極で相互静電容量の差を検出することができる。
図9の2個の電極構造でも図7で説明したように自己静電容量を検出することもできる。図10は、X電極群610とY電極群620のそれぞれの帯状電極の自己静電容量の差を検出して、交差位置に対応する接触信号および押下信号を生成する方法を説明する図である。図10(A)は入力なし、図10(B)は接触入力あり、図10(C)は押下入力ありの状態を示している。X電極群610とY電極群620の各帯状電極はいずれもグランド・プレーンに接続していないフローティング電極であるため、それぞれグランドとの間に浮遊容量Cg1、Cg2が形成される。各状態間で、端子617aまたは端子621aとグランド間の自己静電容量が相互に異なることがわかる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
10 ノートPC
19 ハードウェア・キーボード(押下式キーボード)
100 キー
101、101a、101b、101c 単位電極
103、103a、103b、103c 単位電極
105 キー・トップ
113 共通電極
140 電極マトリクス
161〜167 X電極
261〜267 Y電極

Claims (18)

  1. 押下式の複数のキーを含むキーボード・システムであって、
    共通電極と、
    押下されたときに前記共通電極の方向に変位するキー・トップと、
    前記共通電極と容量結合するように前記キー・トップに配置された第1の電極と、
    前記共通電極と容量結合するように前記キー・トップに配置された第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極とに関連する静電容量の変化を検出して指が特定のキーに接触したと判断したときに前記特定のキーの接触信号を出力し、指が前記特定のキーを押下したと判断したときに前記特定のキーの押下信号を出力する検出回路と
    を有するキーボード・システム。
  2. 前記検出回路は、前記第1の電極と前記第2の電極の間の静電容量の変化を検出する請求項1に記載のキーボード・システム。
  3. 前記共通電極がフローティング電極である請求項2に記載のキーボード・システム。
  4. 前記検出回路は、前記第1の電極と前記第2の電極のそれぞれのグランドとの間の静電容量の変化を検出する請求項1に記載のキーボード・システム。
  5. 前記共通電極が、システムのグランド・プレーンに接続されている請求項4に記載のキーボード・システム。
  6. 押下式の複数のキーを含むキーボード・システムであって、
    前記キーが押下されたときに押下方向に変位するキー・トップと、
    前記押下方向に配置された第1の電極と、
    前記第1の電極と容量結合するように前記キー・トップに配置された第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極に関連する静電容量の変化を検出して指が特定のキーに接触したと判断したときに前記特定のキーの接触信号を出力し、指が前記特定のキーを押下したと判断したときに前記特定のキーの押下信号を出力する検出回路と
    を有するキーボード・システム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載されたキーボード・システムを有する携帯式コンピュータ。
  8. 複数の入力座標を含む入力システムであって、
    共通電極と、
    前記共通電極と容量結合するように弾力的に支持され第1の方向の座標を検出する複数の第1の電極と、
    前記共通電極と容量結合するように弾力的に支持され前記第1の電極と交差するように配置されて第2の方向の座標を検出する複数の第2の電極と、
    前記複数の第1の電極と前記複数の第2の電極を覆う操作面と、
    前記第1の電極と前記第2の電極とに関連する静電容量の変化を検出し、指が前記複数の第1の電極と前記複数の第2の電極の各交差位置に対応する前記操作面の所定の位置に接触したと判断したときに前記交差位置の座標に対応する接触信号を出力し、指が前記所定の位置を押下したと判断したときに前記交差位置の座標に対応する押下信号を出力する検出回路と
    を有する入力システム。
  9. 前記検出回路が、前記第1の電極と前記第2の電極と間の相互静電容量の変化を検出する請求項8に記載の入力システム。
  10. 前記検出回路が、前記第1の電極と前記第2の電極のそれぞれの自己静電容量の変化を検出する請求項8に記載の入力システム。
  11. 複数の入力座標を含む入力システムであって、
    第1の方向の座標を検出する複数の第1の電極と、
    前記複数の第1の電極と交差するように配置されて容量結合するように弾力的に支持されて第2の方向の座標を検出する複数の第2の電極と、
    前記複数の第1の電極と前記複数の第2の電極を覆う操作面と、
    前記第1の電極と前記第2の電極に関連する静電容量の変化を検出し、指が前記複数の第1の電極と前記複数の第2の電極の各交差位置に対応する前記操作面の所定の位置に接触したと判断したときに前記交差位置の座標に対応する接触信号を出力し、指が前記所定の位置を押下したと判断したときに前記交差位置の座標に対応する押下信号を出力する検出回路と
    を有する入力。
  12. 請求項8から請求項11のいずれかに記載された入力システムを有する電子機器。
  13. 操作面を有する入力デバイスを通じて電子機器を操作する方法であって、
    共通電極を配置するステップと、
    前記操作面の接触位置の押下により前記共通電極との間隔が変化する第1の電極を配置するステップと、
    前記接触位置の押下により前記共通電極との間隔が変化する第2の電極を配置するステップと、
    指が前記接触位置に接触したときの前記第1の電極と前記第2の電極に関連する静電容量の変化を検出して前記接触位置に対応する接触信号を出力するステップと、
    指が前記接触位置を押下したときの前記第1の電極と前記第2の電極に関連する静電容量の変化を検出して前記接触位置に対応する押下信号を出力するステップと
    を有する方法。
  14. 前記接触信号を出力するステップと前記押下信号を出力するステップが、前記第1の電極と前記第2の電極の間の静電容量の変化を検出する請求項13に記載の方法。
  15. 前記接触信号を出力するステップと前記押下信号を出力するステップが、前記第1の電極と前記第2の電極のそれぞれのグランドに対する静電容量の変化を検出する請求項13に記載の方法。
  16. 操作面を有する入力デバイスを通じて電子機器を操作する方法であって、
    第1の電極を配置するステップと、
    前記操作面の接触位置の押下により前記第1の電極との間隔が変化する第2の電極を配置するステップと、
    指が前記接触位置に接触したときに前記第1の電極と前記第2の電極に関連する静電容量の変化を検出して前記接触位置に対応する接触信号を出力するステップと、
    指が前記接触位置を押下したときに前記第1の電極と前記第2の電極の間の合成静電容量の変化を検出して前記接触位置に対応する押下信号を出力するステップと
    を有する方法。
  17. 押下式の複数のキーを含むキーボードを通じて電子機器を操作する方法であって、
    共通電極を配置するステップと、
    前記共通電極と容量結合するように第1の電極を前記キー・トップに配置するステップと、
    前記共通電極と容量結合するように第2の電極を前記キー・トップに配置するステップと、
    指が前記複数のキーの各キー・トップの押下面に連続的に接触してジェスチャを入力したときに各キーについて前記第1の電極と前記第2の電極に関連する静電容量の変化を検出して指が接触した各キーの座標信号を生成するステップと、
    指が特定のキーを押下したときに、前記第1の電極と前記第2の電極に関連する静電容量の変化を検出して前記特定のキーのスキャン・コードを生成するステップと
    を有する方法。
  18. 押下式の複数のキーを含むキーボードを通じて電子機器を操作する方法であって、
    キー・トップの押下方向に第1の電極を配置するステップと、
    前記第1の電極と容量結合するように第2の電極を前記キー・トップに配置するステップと、
    指が前記複数のキーの各キー・トップの押下面に連続的に接触してジェスチャを入力したときに各キーについて前記第1の電極と前記第2の電極に関連する静電容量の変化を検出して指が接触した各キーの座標信号を生成するステップと、
    指が特定のキーを押下したときに、前記第1の電極と前記第2の電極に関連する静電容量の変化を検出して前記特定のキーのスキャン・コードを生成するステップと
    を有する方法。
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