JP2014081721A - 操作装置 - Google Patents

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Masaki Yoshino
正樹 芳野
Mitsuo Mori
密雄 森
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Abstract

【課題】駆動部が駆動される際の電気的状態等の駆動状態に関わらず安定した振動量の出力を可能にする操作装置を提供する。
【解決手段】昇降動作可能な操作機構部と、操作機構部を介して振動により操作感覚を呈示する駆動機構部と、駆動機構部を駆動する駆動部としてのモータ75と、モータ75が駆動される際の電気的状態を監視し、この監視結果に基づいてモータ75を所定の駆動時間で駆動する制御を行なう制御部80とを有して操作装置1を構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、操作装置に関し、特に、操作者に操作感覚を呈示する機能を備えた操作装置に関する。
操作者に情報を伝達する従来の情報呈示装置の一例として、例えば操作者の指の傾きを利用して方向を呈示する方向呈示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載された方向呈示装置は、独立して上下動可能な複数の可動パネルの上面に指載置板を配置しており、その指載置板をカーナビゲーション装置が表示する画面上の進路方向に対応して傾斜させるように構成されている。この可動パネルを駆動するための可動部の一例としては、可動パネルの下方に突出して形成されたラックと、ステッピングモータの出力軸に固定されたピニオンとが用いられている。
特開2010−204741号公報
ところで、この種の情報呈示装置においては、タッチパネルを入力操作した際に、クリック感が得られる操作装置と同様の操作感が得られる構造を用いたい場合もある。上記特許文献1に記載された従来の方向呈示装置は、可動パネルのラックにモータのピニオンを噛み合わせて連結し、電源から電流が供給されるモータにより可動パネルを駆動するものである。しかし、電源電圧が変動した場合や雰囲気温度が変動した場合等、モータの駆動状態が変動した場合にモータの出力トルクが変化してしまうため、狙いの振動量が出せなくなるという問題がある。
従って、本発明の目的は、駆動部が駆動される際の電気的状態等の駆動状態に関わらず安定した振動量の出力を可能にする操作装置を提供することにある。
[1]本発明は、上記目的を達成するため、昇降動作可能な操作機構部と、前記操作機構部を介して振動により操作感覚を呈示する駆動機構部と、前記駆動機構部を駆動する駆動部と、前記駆動部が駆動される際の電気的状態を監視し、この監視結果に基づいて前記駆動部を所定の駆動時間で駆動する制御を行なう制御部と、を有することを特徴とする操作装置を提供する。
[2]前記制御部は、前記駆動部に供給される電源電圧の電圧値を検出し、この検出値に基づいて前記駆動部を所定の駆動時間で駆動する制御を行なうことを特徴とする上記[1]に記載した操作装置であってもよい。
[3]また、前記制御部は、前記駆動部に流れる電流の立ち上がり時間の検出値に基づいて、前記駆動部を所定の駆動時間で駆動する制御を行なうことを特徴とする上記[1]又は[2]に記載した操作装置であってもよい。
[4]また、前記制御部は、前記駆動部に流れる電流の立ち上がり時間の検出値が大である程、前記駆動部の駆動時間を大とすることを特徴とする上記[3]に記載した操作装置であってもよい。
本発明によれば、駆動部が駆動される際の電気的状態等の駆動状態に関わらず安定した振動量の出力を可能にする操作装置を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る操作装置の分解斜視図である。 図2は、実施の形態に係る操作装置の配置を説明するための概略図である。 図3は、実施の形態に係る操作装置の基準位置から上方向へのプレート高さHと、プレートの押下操作による下方向へのストロークSと示す操作装置の全体正面図である。 図4は、操作装置のブロック図である。 図5は、制御部とモータ、電源電圧との間の制御関係を示すブロック図である。 図6(a)は、電源電圧の検出値に基づいてモータに入力される所定パルス幅に設定されたモータ入力信号(駆動パルス信号)であり、(b)は、この駆動パルス信号により駆動されるプレートの高さHを示すグラフ図である。 図7は、モータ駆動時のモータ電流と時間の関係を、雰囲気温度をパラメータとして、電流Iと時間tの関係を示すグラフ図である。 図8(a)は、モータ電流の立ち上がり時間に基づいてモータに入力される所定パルス幅に設定されたモータ入力信号(駆動パルス信号)であり、(b)は、この駆動パルス信号により駆動されるプレートの高さHを示すグラフ図である。
[実施の形態]
(操作装置1の構成)
図1は、実施の形態に係る操作装置の分解斜視図である。図2は、実施の形態に係る操作装置の配置を説明するための概略図である。また、図3は、実施の形態に係る操作装置の基準位置から上方向へのプレート高さHと、プレートの押下操作による下方向へのストロークSと示す操作装置の全体正面図である。
本発明の実施の形態に係る操作装置1は、昇降動作可能な操作機構部3と、操作機構部3を介して振動により操作感覚を呈示する駆動機構部7と、駆動機構部7を駆動する駆動部としてのモータ75と、モータ75が駆動される際の電気的状態を監視し、この監視結果に基づいてモータ75を所定の駆動時間で駆動する制御を行なう制御部80と、を有して構成されている。
操作装置1は、車両9に搭載されている電子機器を操作するように構成されている。例えば、操作装置1は、図2に示すように、運転座席と助手席の間に伸びるセンターコンソール90に配置される。この操作装置1により操作される電子機器は、一例として、カーナビゲーション装置、音楽再生装置、動画再生装置及び空調装置等である。
運転者、搭乗者等の操作者は、操作装置1に搭載されているタッチパネル2へのタッチ操作ができると共に、タッチパネル2を下方向に押下操作することができる。この押下操作により、タッチ操作等による操作内容を入力するエンター入力操作が可能となる。また、操作装置1は、これらの操作時に、操作機構部3を介して振動により操作感覚を呈示する駆動機構部7により、タッチパネル2を上方向に押上げる振動呈示を行ない、操作者に操作感覚を呈示する。これにより、操作性に優れた操作装置1を提供することが可能となる。
操作機構部3は、タッチパネル2、反力生成部50、ボディ4等から構成されている。タッチパネル2は、押下操作時に、反力生成部50による上方向への反力を受けつつプッシュスイッチ5によりエンター入力操作(押下操作オン)ができる。一方、タッチパネル2の操作時には、操作機構部3(モータ75)により駆動されるリンク245、246を介してタッチパネル2が上方向へ押上げ駆動される。この振動呈示により、タッチパネルを操作したことを容易に操作者に呈示できる。
(タッチパネル2の構成)
タッチパネル2は、例えば、図1に示すように、シート20と、プレート21と、パネル22と、タッチパネル基板23と、ベース24と、を備えて概略構成されている。シート20は、例えば、操作者の指の滑りを良くする目的で、プレート21の凹部210の底面211に貼られている。操作者は、このシート20の表面(操作面200)に対して操作を行い、その操作をタッチパネル基板23が検出する。プレート21は、例えば、エラストマー樹脂等の樹脂材料を用いて形成される。このプレート21は、矩形状を有し、その周囲には段差が設けられている。またプレート21の中央には、凹部210が設けられている。プレート21は、タッチパネル基板23上に配置される。パネル22は、例えば、四角い枠であり、プレート21、タッチパネル基板23及びベース24を一体とする。このパネル22は、例えば、樹脂材料を用いて形成される。
タッチパネル基板23は、例えば、静電容量を検出する静電容量タッチセンサである。このタッチパネル基板23は、検出面230に接近、又は接触した検出対象との間の静電容量を検出し、検出点の座標情報(接触座標)を出力するように構成されている。本実施の形態においては、検出面230上に、プレート21及びシート20が配置されているので、シート20の操作面200に対する接近、接触を検出するように構成されている。なお上記の接近とは、静電容量がしきい値を越えるほど接近した状態を示している。タッチパネル基板23が検出する検出対象は、操作者の体の一部、スタイラスペンのような導電性を有するもの等であるが、以下では特に断らない限り、指による操作を対象とする。
上記のタッチパネル2は、ベース24内に収容され、後述するボディ4に対して、押下げ操作や上方への押上げ動作が可能となるように、図1、3に示す上下方向に移動可能に支持されている。
またベース24の下面24bには、図1、3に示すように、4つの側面の近傍のそれぞれに脚240〜脚243が設けられている。この脚240〜脚243は、後述するボディ4に形成された貫通孔に挿入され、脚240〜脚243は、タッチパネル2が移動する際のガイドとされる。
ベース24の下面24bには、リンク245及びリンク246が設けられている。リンク245は凹部245aを有し、後述する駆動機構部7の第1のギア71のリンクピン711が挿入される。またリンク246はリンク凹部246aを有し、駆動機構部7の第2のギア72のリンクピン721が挿入される。これらのリンクピン711、721を介して、後述する駆動機構部7のモータ75の回転による駆動力が伝達される。
(操作機構部3の構成)
操作機構部3は、図3に示す基準位置Oを基準にして昇降動作が可能とされ、押下げ操作に基づいてプッシュスイッチ5を押圧するロッドとしてのプッシュロッド30と、プッシュロッド30を支持する支持部としてのボディ4と、ボディ4に設けられ、押下げ操作に対する反力を生成してプッシュロッド30に付加する反力生成部50と、を備えて概略構成されている。
反力生成部50は、スプリング31とプッシュスイッチ5から構成されている。スプリング31は、前述のように、例えば、金属材料を用いて形成されたコイルスプリングであり、基準位置からの押下げ量であるストロークSに比例して、タッチパネル2を上方向に戻そうとする反力である荷重Fをタッチパネル2に付加する。また、プッシュスイッチ5は、前述のように、先端が押されることで、制御部80にプッシュ情報を出力する押ボタンスイッチであるが、タクトスイッチとして押圧動作の開始後からオン動作の前後で節度感(クリック感)を呈示する。
ボディ4の下部には、駆動機構部7、制御基板8が収容されている。
駆動機構部7は、図1に示すように、ギアシャフト部70と、モータ75と、を備えて概略構成されている。ギアシャフト部70は、シャフト73と、その両端に固定された第1のギア71、第2のギア72と、を備えて概略構成されている。
具体的には、駆動機構部7は、駆動力を発生する駆動力発生部としてのモータ75と、モータ75の出力軸に設けられた出力軸側ギアとしてのピニオンギア76と、ピニオンギア76と噛み合い、タッチパネル2に設けられた第1のリンクとしてのリンク245と連結される第1の凸部としてのリンクピン711が設けられた第1のギア71と、を備えている。
また駆動機構部7は、一方端部が第1のギア71に接続するシャフト73と、シャフト73の他方端部が接続し、リンク245と対向する第2のリンクとしてのリンク246と連結される第2の凸部としてのリンクピン721が設けられた回転部材としての第2のギア72と、を備えている。
モータ75の回転は、ピニオンギア76、第1のギア71、第2のギア72、リンクピン711、721を介して、前述のリンク245及びリンク246を上下に駆動する。これにより、タッチパネル2を上下方向に昇降駆動することができ、特に、図3で示す基準位置Oから上方向のプレート高さH方向に駆動でき、操作者への反力呈示により節度感(クリック感)を呈示することができる。
また、駆動機構部7は、タッチパネル2の基準位置Oからの位置又は変位であるプレート高さH、ストロークSを検出する検出部を有する。この検出部は、第1のギア71に取り付けられるスリット円板等であるエンコーダディスク77aと、第2のギア72に取り付けられるスリット円板等であるエンコーダディスク78aと、それぞれ制御基板8に設けられたエンコーダ77bとエンコーダ78bとを有して構成され、これによって回転角度が読み取られ、これを換算してプレート高さH、ストロークSが算出される。
(制御基板8の構成)
制御基板8は、図1に示すように、プッシュスイッチ5、エンコーダ77b、78b、制御部80等が配置されたプリント配線基板である。
図4は、操作装置のブロック図である。この図4に示すように、制御部80は、タッチパネル基板23、プッシュスイッチ5、エンコーダ77b、78bからそれぞれ座標情報、プッシュ情報、角度情報を入力され、これらの情報と予め記憶された情報に基づいて、モータ75に駆動信号を出力して駆動機構部7を駆動する。また、操作情報を電子機器へ出力して当該電子機器を遠隔操作する。
制御部80は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、処理等を行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成されるマイクロコンピュータである。
図5は、制御部とモータ、電源電圧との間の制御関係を示すブロック図である。制御部80には、電源電圧監視回路82、モータ駆動回路83、電流F/B(フィードバック)回路84、過電流保護回路85等が接続されている。
電源電圧監視回路82は、制御部80、モータ駆動回路83等に接続され、電源電圧+Bの電圧値を検出することにより電源電圧を監視する。
モータ駆動回路83は、モータ75に接続されて、回転方向及び回転トルク(回転数)を制御する。また、過電流保護回路85からのフィードバックにより、モータ75に流れる過電流を制御部80を介さずに電流制限することができる。
電流F/B回路84は、例えば、モータ75に直列に接続された電流検出抵抗の出力電圧を制御部80を介してモータ駆動回路83にフィードバックして、モータ75に流す電流を制御する。また、電流検出抵抗に流れるモータ電流を検出することができる。
過電流保護回路85は、モータ75に流れる過電流を検出して、制御部80又はモータ駆動回路83を介して電流制限してモータ75を保護する。
(モータ75の駆動制御例1)
図6(a)は、電源電圧+Bの検出値に基づいてモータに入力される所定パルス幅に設定されたモータ入力信号(駆動パルス信号)であり、(b)は、この駆動パルス信号により駆動されるプレートの高さHを示すグラフ図である。
図6(a)で示すモータ入力信号はモータ駆動回路83に入力され、このモータ入力信号に基づいた所定パルス幅の駆動電流でモータ75が回転駆動される。このモータ75の回転は、ピニオンギア76、第1のギア71、第2のギア72、リンクピン711、721を介して、リンク245及びリンク246を上方向に駆動する。これにより、タッチパネル2を図3で示す基準位置Oから上方向のプレート高さH方向に振動させて駆動できる。この振動駆動は、操作者への反力呈示であり、これにより節度感(クリック感)を呈示することができる。
ここで、上記の振動駆動は、図6(a)で示すモータ入力信号の基準幅Toのパルス信号によりモータ75が電流駆動されることにより行われる。しかし、図6(a)で示すモータ入力信号の基準電圧値Voが一定値であってもモータ駆動回路83に供給される電源電圧が変動すると、モータ75に流れる電流値も電源電圧+Bの変動によって変化する。
そこで、モータ75が駆動される際の電気的状態を監視するものとして電源電圧監視回路82により電源電圧を測定し、この測定値に基づいて、図6(a)で示すモータ入力信号のパルス幅を調整する。なお、モータ入力信号の基準電圧値Voは一定値とする。
電源電圧監視回路82による電源電圧の測定値が基準となる電源電圧値(基準電圧値)よりも大きいときは、図6(a)に示すように、駆動パルス幅を基準パルス幅T1よりも小さなパルス幅Tnに調整してモータ75を駆動する。また、電源電圧監視回路82による電源電圧の測定値が基準電圧値よりも小さいときは、駆動パルス幅を基準パルス幅T1よりも大きなパルス幅に調整してモータ75を駆動する。電源電圧とモータの駆動時間の関係には直線性があるため、調整されたパルス幅Tnは、電源電圧監視回路82により測定された電源電圧に逆比例する関係式により算出することが可能である。
図6(b)は、この駆動パルス信号により駆動されるプレートの高さHを示すグラフ図である。図6(a)で示すモータ入力信号によりモータ75が駆動されると、これに連動してプレート高さHが変化する。このプレート高さHの目標高さHoは、電源電圧の測定値が基準電圧値よりも大きいときは、図6(a)で示した基準パルス幅T1によりモータ75を駆動すると、目標のプレート高さHoよりも大きくなってしまう。そこで、前述のように、駆動パルス幅を基準パルス幅T1よりも小さなTnに調整してモータ75を駆動する。これにより、図6(b)の実線で示すように目標のプレート高さHoまでプレート21を駆動することができる。したがって、ねらいの振動量を出力することができ、電源電圧の変動に関わらず、安定した反力呈示を可能にすることができる。
(モータ75の駆動制御例2)
図7は、モータ駆動時のモータ電流と時間の関係を、雰囲気温度をパラメータとして、電流Iと時間tの関係を示すグラフ図である。図7によれば、常温(25℃)でのモータ電流の立ち上がり時間ti2に対して、低温での立ち上がり時間ti1は小さく、高温での立ち上がり時間ti3は大きい。これは、雰囲気温度によってモータの巻線抵抗が変化することによる。すなわち、雰囲気温度が低いほどモータの巻線抵抗が小さくモータ75の立ち上がりが早く、雰囲気温度が高いほどモータの巻線抵抗が大きくモータ75の立ち上がりが遅くなる。
そこで、所定の電流値Iaに到達するまでの時間を、雰囲気温度によって変化するモータ電流の立ち上がり時間として予め測定し、このモータ電流の立ち上がり時間に対応するモータ入力信号のパルス幅との関係をテーブルとして制御部80のメモリ内に記憶させておく。
図8(a)は、モータ電流の立ち上がり時間に基づいてモータに入力される所定パルス幅に設定されたモータ入力信号(駆動パルス信号)であり、(b)は、この駆動パルス信号により駆動されるプレートの高さHを示すグラフ図である。
図8(a)で示すモータ入力信号はモータ駆動回路83に入力され、このモータ入力信号に基づいた所定パルス幅の駆動電流でモータ75が回転駆動される。このモータ75の回転は、ピニオンギア76、第1のギア71、第2のギア72、リンクピン711、721を介して、リンク245及びリンク246を上方向に駆動する。これにより、タッチパネル2を図3で示す基準位置Oから上方向のプレート高さH方向に振動させて駆動できる。この振動駆動は、操作者への反力呈示であり、これにより節度感(クリック感)を呈示することができる。
ここで、上記の振動駆動は、図8(a)で示すモータ入力信号の基準幅T2のパルス信号によりモータ75が電流駆動されることにより行われる。しかし、図8(a)で示すモータ入力信号の基準電圧値Voが一定値であっても、モータ周辺の雰囲気温度が変動すると、モータ75に流れる電流値も変化する。
そこで、モータ75が駆動される際の電気的状態を監視するものとして電流F/B回路84によるモータ電流の立ち上がり時間を測定し、この測定値又はこれから推定される雰囲気温度に基づいて、図8(a)で示すモータ入力信号のパルス幅を調整する。なお、モータ入力信号の基準電圧値Voは一定値とする。
電流F/B回路84によるモータ電流の立ち上がり時間が基準となる常温(25℃)でのモータ電流の立ち上がり時間ti2よりも小さいときは、図8(a)に示すように、駆動パルス幅を基準パルス幅T2よりも小さなパルス幅Tnに調整してモータ75を駆動する。また、電流F/B回路84によるモータ電流の立ち上がり時間の測定値が基準となる常温(25℃)でのモータ電流の立ち上がり時間ti2よりも大きいときは、駆動パルス幅を基準パルス幅T2よりも大きなパルス幅に調整してモータ75を駆動する。モータ電流の立ち上がり時間とモータの駆動時間の関係には一定の関係があるため、調整されたパルス幅Tnは、電流F/B回路84により測定されたモータ電流の立ち上がり時間の関数として算出することが可能である。
図8(b)は、この駆動パルス信号により駆動されるプレートの高さHを示すグラフ図である。図8(a)で示すモータ入力信号によりモータ75が駆動されると、これに連動してプレート高さHが変化する。このプレート高さHの目標高さHoは、モータ電流の立ち上がり時間の測定値が基準となる常温(25℃)でのモータ電流の立ち上がり時間ti2よりも小さいときは、図8(a)で示した基準パルス幅T2によりモータ75を駆動すると、目標のプレート高さHoよりも大きくなってしまう。そこで、前述のように、駆動パルス幅を基準パルス幅T2よりも小さなTnに調整してモータ75を駆動する。これにより、図8(b)の実線で示すように目標のプレート高さHoまでプレート21を駆動することができる。したがって、ねらいの振動量を出力することができ、雰囲気温度の変動に関わらず、安定した反力呈示を可能にすることができる。
(本発明の実施の形態の効果)
(1)本発明の実施の形態に係る操作装置1は、駆動部としてのモータ75が駆動される際の電気的状態を監視し、この監視結果に基づいてモータ75を所定の駆動時間で駆動する制御を行なう制御部80を有する。この電気的状態の監視は、電源電圧値やモータ電流の立ち上がり時間の測定により行なうので、高精度なプレート21の駆動が可能であり、駆動部が駆動される際の電気的状態等の駆動状態に関わらず安定した振動量の出力を可能にする操作装置を提供することができる。
(2)モータ75が駆動される際の電気的状態を監視するものとして電源電圧監視回路82による電源電圧を測定し、この測定値に基づいて、図6(a)で示すモータ入力信号のパルス幅を調整する。これにより、図6(b)の実線で示すように目標のプレート高さHoまでプレート21を駆動することができる。したがって、ねらいの振動量を出力することができ、電源電圧の変動に関わらず、安定した反力呈示による操作感覚を可能にすることができる。
(3)モータ75が駆動される際の電気的状態を監視するものとして電流F/B回路84によるモータ電流の立ち上がり時間を測定し、この測定値又はこれから推定される雰囲気温度に基づいて、図8(a)で示すモータ入力信号のパルス幅を調整する。図8(b)の実線で示すように目標のプレート高さHoまでプレート21を駆動することができる。したがって、ねらいの振動量を出力することができ、雰囲気温度の変動に関わらず、安定した反力呈示による操作感覚を可能にすることができる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 操作装置
2 タッチパネル
3 押下機構部
4 ボディ
5 プッシュスイッチ
7 駆動機構部
8 制御基板
9 車両
20 シート
21 プレート
22 パネル
23 タッチパネル基板
24 ベース
24a 上面
24b 下面
30 プッシュロッド
31 スプリング
50 反力生成部
70 ギアシャフト部
71、72 ギア
73 シャフト
75 モータ
76 ピニオンギア
77a、78a エンコーダディスク
77b、78b エンコーダ
80 制御部
200 操作面
210 凹部
230 検出面
240−243 脚
245、246 リンク
245a、246a リンク凹部
711 リンクピン
721 リンクピン

Claims (4)

  1. 昇降動作可能な操作機構部と、
    前記操作機構部を介して振動により操作感覚を呈示する駆動機構部と、
    前記駆動機構部を駆動する駆動部と、
    前記駆動部が駆動される際の電気的状態を監視し、この監視結果に基づいて前記駆動部を所定の駆動時間で駆動する制御を行なう制御部と、
    を有することを特徴とする操作装置。
  2. 前記制御部は、前記駆動部に供給される電源電圧の電圧値を検出し、この検出値に基づいて前記駆動部を所定の駆動時間で駆動する制御を行なうことを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記制御部は、前記駆動部に流れる電流の立ち上がり時間の検出値に基づいて、前記駆動部を所定の駆動時間で駆動する制御を行なうことを特徴とする請求項1又は2に記載の操作装置。
  4. 前記制御部は、前記駆動部に流れる電流の立ち上がり時間の検出値が大である程、前記駆動部の駆動時間を大とすることを特徴とする請求項3に記載の操作装置。
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