JP2014081303A - 位置検出装置 - Google Patents

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Kazuaki Serizawa
一明 芹澤
Takeshi Yamamoto
猛 山本
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Abstract

【課題】被検出体の移動方向における位置を精密に検出できる位置検出装置を提供する。
【解決手段】第1のコンデンサ44と共に第1の共振回路52を構成する第1の共振コイル43、第1の共振コイルに隣り合って、第1の共振回路を励磁させる第1の励磁電流が流れる第1の励磁コイル45がそれぞれ巻回された第1の磁気コア40と、第2のコンデンサ47と共に第2の共振回路53を構成する第2の共振コイル46、第2の共振コイルに隣り合って、第1の励磁電流とは逆相で第2の共振回路を励磁させる第2の励磁電流が流れる第2の励磁コイル48がそれぞれ巻回された第2の磁気コア41と、を備え、第1の磁気コアと第2の磁気コアとを、磁性を有する金属からなる被検出体の移動方向に所定の距離をおいて対向配置した。
【選択図】図11

Description

この発明は、被検出体の移動方向における位置を検出する位置検出装置に関する。
例えば特許文献1には、工作機械の主軸装置に、主軸の軸方向へ移動可能となるように該主軸の内部に配置したドローバーによって、工具がクランプ又はアンクランプされたことを検出する主軸装置のクランプ・アンクランプ機構が開示されている。特許文献1の主軸装置のクランプ・アンクランプ機構では、被検出体を、ドローバーの後端部に前記軸方向における前後方向にテーパをなすように形成して、変位センサを、被検出体に対向させて配置している。このクランプ・アンクランプ機構によれば変位センサが、被検出体までの対向距離の変化に応じた電圧値を出力することで、該電圧値に基づいて工具がクランプ又はアンクランプされたことを検出できる。
特開2000−354939号公報
ところで上記のような工作機械においては、工具が主軸装置にクランプ又はアンクランプされたことを検出することはもとより、例えば切削屑が工具と主軸装置との間に挟まった状態を検出できるようにしたいとの要請がある。そのためには、ドローバーに形成した被検出体の移動方向(主軸の軸方向)における位置を精密に検出することが有効であると考えられる。
しかしながら上記のクランプ・アンクランプ機構では、工具が主軸装置にクランプされる位置に対応させて、主軸の軸方向における被検出体の中央付近に、突出部が、その中央部を変位センサに最も接近させるように該中央部から前記軸方向における左右両側へテーパを有するように形成されており、変位センサと突出部との対応距離に応じて変化する電圧値によって、被検出体の位置を検出するだけでは、被検出体の移動方向(前記軸方向)における位置の違いを精密に検出することは困難であった。
この発明は、このような状況に鑑み提案されたものであって、被検出体の移動方向における位置を精密に検出できる位置検出装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明に係る位置検出装置は、第1のコンデンサと共に第1の共振回路を構成する第1の共振コイル、該第1の共振コイルに隣り合って、前記第1の共振回路を励磁させる第1の励磁電流が流れる第1の励磁コイルがそれぞれ巻回された第1の磁気コアと、第2のコンデンサと共に第2の共振回路を構成する第2の共振コイル、該第2の共振コイルに隣り合って、前記第1の励磁電流とは逆相で前記第2の共振回路を励磁させる第2の励磁電流が流れる第2の励磁コイルがそれぞれ巻回された第2の磁気コアと、を備え、前記第1の磁気コアと前記第2の磁気コアとを、磁性を有する金属からなる被検出体の移動方向に所定の距離をおいて対向配置して、前記移動方向に、前記第1の励磁電流によって前記第1の共振コイルから発生する磁界と、前記第2の励磁電流によって前記第2の共振コイルから発生する磁界と、によって合成磁界を形成して、前記被検出体が前記合成磁界内を移動することで、前記第1の励磁コイルと前記第2の励磁コイルとの少なくとも一方に生じる電気的特性の変化に基づいて、前記移動方向における前記被検出体の位置を検出することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記第1の共振コイル及び前記第2の共振コイルの各周囲温度を検出可能な温度検出手段と、前記温度検出手段によって検出された各前記周囲温度に応じて、各前記周囲温度によって変化する前記電気的特性に対応する特性データを補正する補正手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記移動方向を、工作機械の主軸の軸方向として、前記主軸の内部に前記軸方向へ移動可能に配置されて、該軸方向への移動によって前記主軸の前端に工具をクランプ又はアンクランプするドローバーに、前記被検出体を固定して、前記ドローバーに固定された前記被検出体が、前記軸方向に形成された前記合成磁界内を移動することで生じる前記電気的特性の変化に基づいて、前記軸方向における前記被検出体の位置を検出することを特徴とする。
請求項1の発明に係る位置検出装置によれば、被検出体の移動を、第1の励磁コイルと第2の励磁コイルとの少なくとも一方に生じる電気的特性の変化に置き換えることで、該電気的特性の違いから、被検出体の移動方向における位置を精密に検出することが可能になる。
請求項2の発明によれば、被検出体が合成磁界内を移動することで第1の励磁コイル及び第2の励磁コイルに生じる電気的特性に対応する特性データの変化が、各共振コイルの周囲温度の変化によって影響を受けないため、前記周囲温度の変化にかかわらず、補正された前記特性データの変化に基づいて、被検出体の移動方向における位置を正確に検出できる。
請求項3の発明によれば、検出されたドローバーにおける被検出体の固定位置から、ドローバーによって主軸の前端に工具がクランプ又はアンクランプされたことを検出できることはもとより、前記クランプ及び前記アンクランプ以外の状態(例えば、切削屑が工具と主軸との間に挟まった状態)を検出することが可能になる。
本発明の実施形態の位置検出装置を備えたマシニングセンタの正面図である。 同マシニングセンタの側面図である。 図1のA部分の拡大図である。 図3のY−Y線矢視図である。 図4のB部分の拡大図である。 図4のC部分の拡大図である。 主軸に工具がアンクランプされた状態を示した図である。 主軸に工具がアンクランプされた状態における位置検出装置のセンサ部と被検出体との配置を示した図である。 主軸に工具が取り付けられていない状態を示した図である。 主軸に工具が取り付けられていない状態における同センサ部と同被検出体との配置を示した図である。 実施形態のマシニングセンタが備える同センサ部の概略構成図である。 同センサ部及び受信信号調整部からなる位置検出装置とマシニングセンタの制御装置との概略接続図である。 同センサ部の第1の共振コイルから生じる磁界と第2の共振コイルから生じる磁界とによって形成される合成磁界の説明図である。
本発明の実施形態を図1ないし図13を参照しつつ説明する。図1ないし図10に示す横型のマシニングセンタ1は、基台2と、コラム3と、主軸装置4と、主軸5と、ドローバー6と、被検出体7と、センサ部8と、工具マガジン9と、ワーク載置テーブル10と、操作盤11と、制御盤12とを備えている。なおマシニングセンタ1は本発明を使用する工作機械の一例である。
図1及び図2に示すように基台2上にはカバー15が配置されて、このカバー15によって、基台2上の前面側及び後面側や基台2上の左右両側面が取り囲まれている。基台2の上面には、コラム3が立設されている。コラム3には、主軸装置4が前後方向(図2の左右方向)へ移動可能に設けられている。本実施形態では図3及び図4に示すように、主軸装置4の外面には前記前後方向に延びる2本のガイドレール16,16を、コラム3には、各ガイドレール16が摺動自在に嵌まるガイドブロック17を設けている。主軸装置4を前記前後方向へ送り動作して、主軸装置4の各ガイドレール16を各ガイドブロック17に沿って摺動させることで、主軸装置4が前記前後方向へ移動可能となる。さらに主軸装置4は上下方向へも移動可能となっている。
また図4に示すように主軸装置4では主軸5が、該主軸装置4の前後方向(図4の左右方向)に延びて主軸頭18内に設けた複数の軸受19に回転自在に支持されている。主軸5は、主軸装置4の後部に設けた主軸用モータMによって回転駆動される。主軸5の先端面には、工具マガジン9に保持された各種の工具20(図2及び図5参照。)等を装着可能な装着孔21(図3及び図5参照。)が開設されている。なお図3では工具20の図示を省略した。さらに図4に示すように主軸5の内部には、軸心を貫通する貫通孔22が形成されている。この貫通孔22には、ドローバー6(図4及び図5参照。)が、主軸5の軸方向である前後方向(図4の左右方向)へ移動可能に挿通されている。貫通孔22の内周面とドローバー6の外周面との間には、複数の皿バネ23(図4参照。)が積層されている。このドローバー6には、軸心を貫通する切削油供給路24(図4及び図5参照。)が形成されている。
さらに図4及び図6に示すようにドローバー6の後方側(図4の右側)には、両端を主軸5の外周面から外側へ突出させたピン部材25が、ドローバー6の軸心方向と直交する方向でドローバー6を貫通した状態で固定されている。そして図6に示すように主軸5の外周面には、円環状の固定部材26が嵌着されている。この固定部材26は、上下方向に貫通して前記ピン部材25の両端をそれぞれ挿入可能な貫通孔27を備えている。加えて固定部材26の外周面には、円環状で鉄製の被検出体7が、各貫通孔27から臨むピン部材25にネジ止めされた状態で固定されている。この被検出体7は、鉄製であることから磁性を帯びることができる。
図4及び図6に示すように主軸装置4には、主軸5の中心軸と同軸となるようにシリンダ28が収容されている。さらにシリンダ28には、主軸5の中心軸と同軸で主軸5の外面に摺動自在に嵌められたピストン29が収容されている。図6及び図8に示すようにピストン29は、油圧装置から押し側に作動油が供給されることにより、主軸5の外面に沿って軸方向(図6及び図8の左右方向)で前進すると、固定部材26を前方(図6及び図8の左側)へ押すことになる。これに伴って、固定部材26に固定された被検出体7や、被検出体7とピン部材25を介して接続されたドローバー6が前進する。
図4、図5及び図9に示すようにドローバー6の先端部には、工具挿着孔31が形成されている。この工具装着孔31は、ドローバー6の先端面に開口して切削油供給路24と連通し切削油供給路24よりも拡径されている。さらにドローバー6の先端部には、環状の係合突起32が、ドローバー6の外側へ向けて突設されている。図5には、主軸5の前端に工具20がドローバー6の動作によってクランプされた状態を示した。図2及び図5に示すように工具20は、主軸装置4の前後方向(図2の左右方向)に延びて前面にドリルを取り付けて後面が開放された筒状体で、この後面には、環状の係合爪部33が、工具20の内側へ向けて突設されている。加えて工具20の内部には、軸心方向に沿って延設されて前記工具装着孔31(図5及び図9参照。)に挿着可能な円筒部34を備えている。この円筒部34には、切削油の流入路36(図5参照。)が軸心方向に形成されている。図5に示す状態では、円筒部34が工具装着孔31に挿着された上で、係合突起32と係合爪部33とを係合させて、皿バネ23(図4参照。)の付勢力によって、ドローバー6が主軸5の後方側へ付勢されている。その結果、係合突起32で係合爪部33が装着孔21に引き込まれることで、工具20はドローバー6の動作によって主軸5の前端にクランプされた状態になる。
図4及び図6に示すセンサ部8は、本発明の位置検出装置を構成するものであり、被検出体7の上方で該被検出体7に近接させて配置されている。ここではセンサ部8は、略直方体形状でアルミニウム製のケース38を備えて、このケース38の下面を扁平な検出面としている。この検出面と被検出体7の表面との間の隙間は約0.5mmに設定した。ケース38には、図11に示した、第1の磁気コア40と、第2の磁気コア41と、磁性部材42と、第1の共振コイル43と、第1のコンデンサ44と、第1の励磁コイル45と、第2の共振コイル46と、第2のコンデンサ47と、第2の励磁コイル48と、サーミスタ49とが収容されている。なお図6ではケース38内に、第1の磁気コア40及び第2の磁気コア41のみを図示し、図11に示した両磁気コア40,41以外の磁性部材42等の図示を省略した。加えて図8及び図10においても、図6と同様に磁性材料42等の図示を省略した。
第1の磁気コア40は、円柱形状とされてケース38内で該ケース38の上下方向(図6及び図11の上下方向)に配置されている。また第2の磁気コア41は、第1の磁気コア40と同形状で該第1の磁気コア40と同様に配置されている。図6及び図11に示すように第2の磁気コア41は、主軸5の軸方向(図6の左右方向)に所定の間隔をおいて第1の磁気コア40と対向して配置されている。ここでは、各磁気コア40,41の外径寸法を5mmとし、前記軸方向における第1の磁気コア40の中心軸と第2の磁気コア41の中心軸との間隔を7mmとした。さらに、例えばフェライトからなる磁性部材42が、両磁気コア40,41の上端と一体に接合されている。その結果、両磁気コア40,41及び磁性部材42で閉磁路が形成される。
図11に示すように第1の磁気コア40の下端側(センサ部8の検出面側)には、第1の共振コイル43が巻回されている。この第1の共振コイル43に第1のコンデンサ44が接続されることで、第1の共振回路52が形成されている。さらに第1の磁気コア40の上端側には、該第1の磁気コア40の軸方向で第1の共振コイル43と隣り合って第1の励磁コイル45が巻回されている。ここでは、第1の共振コイル43と第1の励磁コイル45との巻数比を10:1とした。これにより、第1の励起コイル45のインピーダンスが第1の共振コイル43のインピーダンスよりも小さくなる。よって、後述の如く受信信号調整部66(図12参照。)が第1の励磁コイル45の両端電圧の振幅に応じた検出信号を受信するために、受信信号調整部66と第1の励磁コイル45との間にリード線を接続した場合でも、リード線と接地面との間に形成される浮遊容量やリード線に誘導されるノイズ(外部ノイズ)によって、前記検出信号が変動することを抑制している。
一方第2の磁気コア41の下端部(前記検出面側)には、第2の共振コイル46が巻回されている。この第2の共振コイル46に第2のコンデンサ47が接続されることで、第2の共振回路53が形成されている。さらに第2の磁気コア41の上端側には、該第2の磁気コア41の軸方向で第2の共振コイル46に隣り合って第2の励磁コイル48が巻回されている。第2の共振コイル46と第2の励磁コイル48との巻数比は、第1の共振コイル43と第1の励磁コイル45との巻数比と同様とした。加えて主軸5の軸方向で第1の共振コイル43と第2の共振コイル46との間には、図11に示すサーミスタ49が配置されている。
また図1及び図2に示すように工具マガジン9は、主軸装置4の上方に配置されている。工具マガジン9は、円盤状の工具保持板56と、工具保持板56を回転駆動する駆動モータ57とを備えている。図1に示すように工具保持板56の外周には、工具20を含めた各種の工具20A(図2参照。)等をそれぞれ着脱可能に保持する保持部58が複数形成されている。加えて図1及び図2に示すように、カバー15内でマシニングセンタ1の加工位置には、ワーク載置テーブル10が配置されている。ワーク載置テーブル10の上面には、例えばドローバー6の動作によって主軸5の前端にクランプされた工具20で孔加工を行う各種のワークを着脱可能に固定できる。加えて基台2には操作盤11が固定されている。
図2に示すように制御盤12は、主軸装置4の後方に立設されて基台2の後部に固定されている。制御盤12には、図12に示す制御装置60と、同図に示すプログラマブルロジックコントローラ61(以下「PLC61」という。)とが収容されている。
図12に示すように制御装置60は、発振器62と、インピーダンス整合抵抗63,64と、インバータ65と、受信信号調整部66と、マイクロコンピュータ67と、記憶部68と、受信ポート69と、送信ポート70と、状態識別信号インターフェース71とを備えている。発振器62には、マイクロコンピュータ67が接続されている。発振器62は、マイクロコンピュータ67からの動作指令信号に基づいて励磁電流を供給する。
図11及び図12に示すように発振器62は、インピーダンス整合抵抗63を介して、上述したセンサ部8の第1の励磁コイル45と接続されている。これにより発振器62は、インピーダンス整合抵抗63を介して第1の励磁コイル45に正相の励磁電流(以下「第1の励磁電流」という。)を供給可能である。第1の励磁電流が第1の励磁コイル45に流れると、第1の共振コイル43には、第1の励磁コイル45からの磁界を受けて起電力が生じる。この第1の共振コイル43は、第1のコンデンサ44と共に共振して、共振電流や前記起電力によって図13に示す磁界H1を生じさせる。なお図13では、センサ部8として図11に示した各コンデンサ44,47や、発振器62、インピーダンス整合抵抗63,64及びインバータ65の図示を省略した。
さらに図11及び図12に示すように発振器62は、インバータ65とインピーダンス整合抵抗64とを介して、センサ部8の第2の励磁コイル48に接続されている。インバータ65は、発振器62から供給された励磁電流を反転して出力するものであることから、発振器62は、インバータ65とインピーダンス整合抵抗64とを介して第2の励磁コイル48に、前記第1の励磁電流とは逆相の励磁電流(以下「第2の励磁電流」という。)を供給可能である。第2の励磁電流が第2の励磁コイル48に流れると、第2の共振コイル46には、第2の励磁コイル48からの磁界を受けて起電力が生じる。この第2の共振コイル46は、第2のコンデンサ47と共に共振して、共振電流や第2の励磁コイル48に生じる起電力によって図13に示す磁界H2を生じさせる。加えて両磁気コア40,41の下端部からは磁束がそれぞれ漏洩することで、図13に示すように磁界H1と磁界H2とを合成した磁界H3の磁路が、主軸5の軸方向(図13の左右方向)に形成される。本実施形態では、上記のように各磁気コア40,41の外径寸法を5mm、第1の磁気コア40の中心軸と第2の磁気コア41の中心軸との間隔を7mmとしたことで、前記主軸5の軸方向に強い磁界H3を発生させることができる。なお、磁界H3は本発明の合成磁界の一例である。
また図11及び図12に示すように受信信号調整部66には、センサ部8の第1の励磁コイル45の両端と第2の励磁コイル48の両端とが接続されている。センサ部8は、ドローバー6と共に移動する被検出体7に流れる渦電流に起因する渦電流損によって変化する各励磁コイル45,48の両端電圧を検出する。そして受信信号調整部66は、センサ部8によって検出された前記各励磁コイル45,48の両端電圧の振幅に応じた検出信号を受信する。本実施形態では、後述するように、前記渦電流損によって前記検出信号の振幅が変化することを利用して、ピン部材25(図6参照。)を介して被検出体7が接続されたドローバー6の動作によって工具20が主軸5の前端にクランプされた状態(クランプ状態)、ドローバー6の動作によって工具20が前記前端にアンクランプされた状態(アンクランプ状態)、クランプ状態及びアンクランプ状態以外の状態の内のいずれの状態であるかの判定を精密に行うことが可能になる。クランプ状態及びアンクランプ状態以外の状態の例としては、工具20が前記前端に取り付けられていない状態(工具未取付状態)や、クランプ状態とアンクランプ状態と工具未取付状態とのいずれとも異なる未定義状態が挙げられる。なお、各励磁コイル45,48の両端電圧は本発明の電気的特性の一例である。
加えて図11及び図12に示すように受信信号調整部66には、サーミスタ49が接続されている。サーミスタ49は、図11に示したように第1の共振コイル43と第2の共振コイル46との間に配置したことで、第1の共振コイル43の周囲温度や第2の共振コイル46の周囲温度を検出可能である。そして受信信号調整部66は、サーミスタ49によって検出された前記周囲温度に応じた温度検出信号を受信する。第1の共振回路52及び第2の共振回路53の各インピーダンス値が前記周囲温度により変化することで、各励磁コイル45,48の両端電圧(センサ部8の検出信号の振幅)は変動する。受信信号調整部66は、該周囲温度に応じた温度補正レベルをセンサ部8の検出信号の振幅に加算又は減算することで、前記周囲温度の影響を受けない適切な信号(温度補正信号)を生成する。なお、サーミスタ49は本発明の温度検出手段の一例である。また、センサ部8の検出信号の振幅は本発明の特性データの一例であり、受信信号調整部66は本発明の補正手段の一例であって本発明の位置検出装置を構成する。
さらにマイクロコンピュータ67には、上記の受信信号調整部66が接続されている。受信信号調整部66は、前記温度補正信号をマイクロコンピュータ67に送信する。このマイクロコンピュータ67には記憶部68が接続されている。記憶部68には、クランプ状態、アンクランプ状態、工具未取付状態の各状態における前記温度補正信号の振幅と同等の振幅に応じた振幅データを、基準データとして、ドローバー6の動作によって主軸5の前端にクランプ可能な複数の異なる工具にそれぞれ関連付けて記憶されている。
さらに加えてマイクロコンピュータ67には、受信ポート69、送信ポート70及び状態識別信号インターフェース71が接続されている。受信ポート69、送信ポート70及び状態識別信号インターフェース71は、PLC61と接続されている。受信ポート69及び送信ポート70は、マイクロコンピュータ67とPLC61との間で送受信する信号のレベルを整合させるために備えられている。PLC61は、マシニングセンタ1の監視及び動作制御を実行するために用いられる。マイクロコンピュータ67は、所定のタイミングでPLC61との間でI/O通信を行うことで、受信ポート69を介してPLC61から、データの送信を要求する処理要求コマンドを有する通信データを受信可能とされている。マイクロコンピュータ67は、前記I/O通信によって前記通信データの処理コマンドを受信すると、各状態(アンクランプ状態、クランプ状態、工具未取付状態)の振幅データを、送信ポート70を介してPLC61に送信可能とされている。また状態識別信号インターフェース71は、マイクロコンピュータ67から受信した前記各状態を識別する状態識別信号を、PLC61に常時出力可能とされている。
また図12に示すように、マイクロコンピュータ67には操作盤11が接続されている。操作盤11には、マシニングセンタ1の操作者が操作可能な各種のボタンやタッチパネル等が設けられている。例えば操作者は、前記ボタン等を操作することで、複数の異なる工具20,20A等の内から、ドローバー6の動作によって主軸5の前端にクランプさせる工具20の型式データを入力する。
加えてマイクロコンピュータ67には、外部入出力インターフェース72が接続されてる。外部入出力インターフェース72には、パーソナルコンピュータ73が接続されている。操作者がパーソナルコンピュータ73のキーボードを操作すると、パーソナルコンピュータ73は、該パーソナルコンピュータ73の記憶装置に記憶されているテストデータに基づいたテスト信号を、外部入出力インターフェース72を介してマイクロコンピュータ67に送信する。これによりパーソナルコンピュータ73は、マイクロコンピュータ67をテスト動作させる。
次にマシニングセンタ1の動作を説明する。本実施形態では、操作者が、操作盤11を操作してワークの加工に用いる工具20の型式データを入力すると、ワークの加工を行う前にマイクロコンピュータ67は、主軸5に対する前記工具20の取り付け状態を検出する処理を実行する。マイクロコンピュータ67は、例えば2msec毎に該マイクロコンピュータ67の記憶装置に記憶されたプログラムに基づき、アンクランプ状態、工具未取付状態、クランプ状態を検出する処理を実行する。
アンクランプ状態を検出するために、PLC61は、PLC61の記憶装置に記憶された加工制御プログラムにおける所定の制御命令によって主軸装置4を上下動あるいは前後移動させることで、操作者が操作盤11で入力した型式に対応する工具20を、工具マガジン9の保持部58から離脱させて図7に示す如く主軸5の装着孔21に装着する制御を第1所定時間に亘って実行する。これと共にPLC61は、図8に示す如くピストン29で固定部材26を前方(図8の左側)へ押してドローバー6を前進させることで、図7に示す如く係合突起32と係合爪部33との係合を解除した前記アンクランプ状態にする制御を第1所定時間に亘って実行する。このとき、図8に示すようにセンサ部8の検出面を被検出体7の表面に対向させた状態で、マイクロコンピュータ67は、発振器62を動作させて温度補正信号の振幅データを受信信号調整部66(図12参照。)から受信する。本実施形態ではマイクロコンピュータ67は、該振幅データとして、第1の励磁コイル45の両端電圧に対応する振幅データと第2の励磁コイル48の両端電圧に対応する振幅データとを受信することで、仮に一方の振幅データを受信できない状態が生じた場合でも、他方の振幅データに基づいて、アンクランプ状態を検出する処理を継続できる。加えて本実施形態では、被検出体7がアンクランプ状態に対応する位置に移動すると、温度補正信号の振幅(各励磁コイル45,48の両端電圧の振幅)が一定のレベルになる。これは以下に説明する工具未取付状態やクランプ状態においても同様で、被検出体7が工具未取付状態に対応する位置に移動したときは、前記温度補正信号の振幅がアンクランプ状態やクランプ状態とは異なる一定のレベルになり、被検出体7がクランプ状態に対応する位置に移動したときは、前記温度補正信号の振幅がアンクランプ状態や工具未取付状態とは異なる一定のレベルになる。
マイクロコンピュータ67は、前記温度補正信号の振幅データを受信信号調整部66から受信した後に、記憶部68に記憶されたアンクランプ状態における基準データの内から、操作者が操作盤11で入力した工具20の型式データに関連付けられたアンクランプ状態における基準データを選択する。続いてマイクロコンピュータ67は、温度補正信号の振幅データが選択した基準データと一致すると判断すると、マシニングセンタ1がアンクランプ状態であると判定する。一方マイクロコンピュータ67は、前記振幅データが前記基準データと一致しないと判断すると、マシニングセンタ1が未定義状態であると判定する。
また、工具未取付状態を検出するためにPLC61は、所定の制御命令によって、前記第1所定時間が経過した後に主軸装置4を上下動あるいは前後移動させることで、前記装着孔21に装着された工具20を、工具マガジン9の保持部58に把持させる。これに続き前記所定の制御命令によって、主軸装置4を移動前の位置に復帰させて、図9に示す如く装着孔21に工具20を装着しない前記工具未取付状態にする制御を第2所定時間に亘って実行する。これと共にPLC61は、皿バネ23(図4参照。)の付勢力で、ドローバー6に接続された被検出体7を、磁界H3(図13参照。)内でセンサ部8の下方側を水平に主軸5の軸方向後方側(図10の右側)へ横切るように移動させると共に、図10に示す如く前記後方側へ付勢させる制御を第2所定時間に亘って実行する。このとき図10に示すように、図8に示したアンクランプ状態よりも磁界H3に対して被検出体7がオーバーラップする部分が減少した状態で、マイクロコンピュータ67は、発振器62を動作させて受信信号調整部66から温度補正信号の振幅データを受信する。図10に示すように前記オーバーラップする部分が減少することで、アンクランプ状態よりも渦電流損が減少する結果、工具未取付状態における温度補正信号の振幅は、アンクランプ状態における前記振幅よりも大きくなる。したがって、被検出体7が主軸5の軸方向で磁界3内を前記アンクランプ状態に対応する位置から前記工具未取付状態に対応する位置へ移動すると、前記温度補正信号の振幅(各励磁コイル45,48の両端電圧の振幅)が変化するため、該温度補正信号の振幅の違いから、主軸5の軸方向における被検出体7の位置を精密に検出することが可能になる。なお、主軸5の軸方向は本発明の被検出体の移動方向の一例である。
そしてマイクロコンピュータ67は、前記温度補正信号の振幅データを受信した後に、記憶部68に記憶された工具未取付状態における基準データの内から、操作者が操作盤11で入力した工具20の型式データに関連付けられた工具未取付状態における基準データを選択する。続いてマイクロコンピュータ67は、前記振幅データが該基準データと一致すると判断すると、マシニングセンタ1が工具未取付状態であると判定する。一方マイクロコンピュータ67は、前記振幅データが前記基準データと一致しないと判断すると、マシニングセンタ1が未定義状態であると判定する。
さらに、クランプ状態を検出するためにPLC61は、所定の制御命令によって、前記第2所定時間が経過した後に主軸装置4を上下動あるいは前後移動させることで、図5に示す如く再度前記型式に対応する工具20を装着孔21に装着する制御を第3所定時間に亘って実行する。これと共にPLC61は、皿バネ23の付勢力で被検出体7を磁界H3(図13参照。)内でセンサ部8の下方側を水平に主軸5の軸方向後方側(図6の右側)へ横切るように移動させると共に、図5に示す如く係合突起32で係合爪部33が装着孔21に引き込まれることで、前記クランプ状態にする制御を第3所定時間に亘って実行する。このとき図6に示すように、図10に示した工具未取付状態よりも磁界H3に対して被検出体7がオーバーラップする部分が増加した状態でかつ図8に示したアンクランプ状態よりも前記オーバーラップする部分が減少した状態で、マイクロコンピュータ67は、発振器62を動作させて受信信号調整部66から温度補正信号の振幅データを受信する。クランプ状態における温度補正信号の振幅は、工具未取付状態における前記振幅よりも小さくかつアンクランプ状態における前記振幅よりも大きくなる。マイクロコンピュータ67は、前記振幅データを受信した後に、記憶部68に記憶されたクランプ状態における基準データの内から、操作者が操作盤11で入力した工具20の型式データに関連付けられたクランプ状態における基準データを選択する。続いてマイクロコンピュータ67は、前記振幅データが該基準データと一致すると判断すると、マシニングセンタ1がクランプ状態であると判定する。一方マイクロコンピュータ67は、前記振幅データが前記基準データと一致しないと判断すると、マシニングセンタ1が未定義状態であると判定する。
マイクロコンピュータ67は、各状態(アンクランプ状態、工具未取付状態、クランプ状態)の検出処理を実行した後に、各状態における振幅データが基準データと一致すると判断した場合には状態識別信号(アンクランプ状態識別信号、工具未取付状態識別信号、クランプ状態識別信号)を、状態識別信号インターフェース71を通じてPLC61に出力する処理を実行する。一方、マイクロコンピュータ67は、前記各状態における振幅データが前記基準データと一致しないと判断した場合には状態識別信号(未定義状態識別信号)を、状態識別信号インターフェース71を通じてPLC61に出力する処理を実行する。
加えてPLC61は、未定義状態識別信号を所定の時間を超えて受信すると、処理要求コマンドを有する通信データを、I/O通信によって受信ポート69(図12参照。)を介してマイクロコンピュータ67に送信することで、マイクロコンピュータ67から、送信ポート70(図12参照。)を介しI/O通信によって各状態(アンクランプ状態、クランプ状態、工具未取付状態)の振幅データをそれぞれ受信する。操作者は、前記各状態の振幅データの数値に基づいて、未定義状態であると判定された原因を予測する。この原因の一例としては、工具20をドローバー6の動作によって主軸5の前端にクランプしたときに、ワークの切削屑が、工具20と主軸5の装着孔21との間に挟まっていることが挙げられる。その他にも前記原因の一例として、ドローバー6の前後動に伴う摩耗や温度ドリフトによる信号のレベルの変動が挙げられる。
<本実施形態の効果>
本実施形態では、主軸5の軸方向における被検出体7の移動を、両励磁コイル45,48の両端電圧の変化に置き換えることで、該両端電圧の違いから、主軸5の軸方向における被検出体7の位置を精密に検出することが可能になる。
また、受信信号調整部66は、第1の共振コイル43の周囲温度や第2の共振コイル46の周囲温度によって変化するセンサ部8の検出信号(各励磁コイル45,48の両端電圧)の振幅を、該周囲温度の影響を受けない振幅に補正して、温度補正信号を生成した。よって、温度補正信号の振幅が、各共振コイル43,46の周囲温度の変化によって影響を受けないため、該周囲温度の変化にかかわらず、前記温度補正信号の振幅の変化に基づいて、主軸5の軸方向における被検出体7の位置を正確に検出できる。
さらに、温度補正信号の振幅データに基づいて、主軸5の軸方向で各状態(アンクランプ状態、工具未取付状態、クランプ状態)に対応する被検出体7の位置を検出することで、前記各状態を検出できることはもとより、前記振幅データが前記各状態の基準データと一致しない場合には、前記各状態以外の状態(未定義状態)を検出することが可能になる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨を逸脱しない範囲内において構成の一部を適宜変更して実施できる。例えば上述した実施形態とは異なり、各磁気コア40,41の外径寸法や、第1の磁気コア40の中心軸と第2の磁気コア41の中心軸との間隔は、主軸5の軸方向に強い磁界H3を発生させることができる適宜の値に変更してもよい。また上述した実施形態では、センサ部8の検出面を被検出体7の上方で該被検出体7に近接させて配置したが、これに限らず、センサ部8の検出面を被検出体7の下方で該被検出体7に近接させて配置してもよい。さらに上述した実施形態では、各状態(アンクランプ状態、工具未取付状態、クランプ状態)を検出するために、マイクロコンピュータ67は、第1の励磁コイル45の両端電圧に対応する振幅データと第2の励磁コイル48の両端電圧に対応する振幅データとの双方を受信しているが、これに限らない。例えばマイクロコンピュータ67は、一方の前記振幅データのみを受信して、この振幅データに基づいて前記各状態を検出してもよい。
加えて上述した実施形態では、第1の共振コイル43と第2の共振コイル46との間に配置した1つのサーミスタ49で、両共振コイル43,46の周囲温度を検出したが、これに限らず、主軸5の軸方向で両共振コイル43,46の間に2つのサーミスタを配置して、第1の共振コイル43側のサーミスタで第1の共振コイル43の周囲温度を、第2の共振コイル46側のサーミスタで第2の共振コイル46の周囲温度を、それぞれ検出可能としてもよい。さらに加えて、サーミスタ49に代えて両共振コイル43,46の周囲温度を検出可能なダイオードを、主軸5の軸方向で両共振コイル43,46の間に1つ又は2つ配置してもよい。
1・・マシニングセンタ、5・・主軸、6・・ドローバー、7・・被検出体、8・・センサ部、40・・第1の磁気コア、41・・第2の磁気コア、43・・第1の共振コイル、44・・第1のコンデンサ、45・・第1の励磁コイル、46・・第2の共振コイル、47・・第2のコンデンサ、48・・第2の励磁コイル、49・・サーミスタ、52・・第1の共振回路、53・・第2の共振回路、66・・受信信号調整部、H1・・第1の共振コイルが生じさせる磁界、H2・・第2の共振コイルが生じさせる磁界、H3・・第1の共振コイルが生じさせる磁界と第2の共振コイルが生じさせる磁界とを合成した磁界。

Claims (3)

  1. 第1のコンデンサと共に第1の共振回路を構成する第1の共振コイル、該第1の共振コイルに隣り合って、前記第1の共振回路を励磁させる第1の励磁電流が流れる第1の励磁コイルがそれぞれ巻回された第1の磁気コアと、
    第2のコンデンサと共に第2の共振回路を構成する第2の共振コイル、該第2の共振コイルに隣り合って、前記第1の励磁電流とは逆相で前記第2の共振回路を励磁させる第2の励磁電流が流れる第2の励磁コイルがそれぞれ巻回された第2の磁気コアと、を備え、
    前記第1の磁気コアと前記第2の磁気コアとを、磁性を有する金属からなる被検出体の移動方向に所定の距離をおいて対向配置して、
    前記移動方向に、前記第1の励磁電流によって前記第1の共振コイルから発生する磁界と、前記第2の励磁電流によって前記第2の共振コイルから発生する磁界と、によって合成磁界を形成して、
    前記被検出体が前記合成磁界内を移動することで、前記第1の励磁コイルと前記第2の励磁コイルとの少なくとも一方に生じる電気的特性の変化に基づいて、前記移動方向における前記被検出体の位置を検出することを特徴とする位置検出装置。
  2. 前記第1の共振コイル及び前記第2の共振コイルの各周囲温度を検出可能な温度検出手段と、
    前記温度検出手段によって検出された各前記周囲温度に応じて、各前記周囲温度によって変化する前記電気的特性に対応する特性データを補正する補正手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
  3. 前記移動方向を、工作機械の主軸の軸方向として、
    前記主軸の内部に前記軸方向へ移動可能に配置されて、該軸方向への移動によって前記主軸の前端に工具をクランプ又はアンクランプするドローバーに、前記被検出体を固定して、
    前記ドローバーに固定された前記被検出体が、前記軸方向に形成された前記合成磁界内を移動することで生じる前記電気的特性の変化に基づいて、前記軸方向における前記被検出体の位置を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の位置検出装置。
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