JP2014081024A - ホース継手金具の取り付け方法および取り付け装置 - Google Patents

ホース継手金具の取り付け方法および取り付け装置 Download PDF

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Tetsuo Takano
哲郎 高野
Tomohiro Yonaha
智弘 与那覇
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Abstract

【課題】ホースの締付け率のばらつきを抑制し継手付きのホースの品質の向上を図る。
【解決手段】ホース2の端部をホース継手金具10のニップル側筒状部22の外周面とソケット側筒状部26の内周面との間の環状空間Sに挿入する。ニップル変位量検出手段34を構成する検出部46をニップル12の基部16から挿入し、ホルダ50の軸部5002の軸心がニップル12の軸心と合致するように位置決めする。加締め装置32の各加締爪38によってソケット側筒状部26が加締められ、やがてニップル側筒状部22は半径方向内側に変形する。ニップル側筒状部22の内周面22Aの変位量をニップル変位量検出手段34によって検出し、変位量が予め定められた目標値となるように加締め装置32を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明はホース継手金具の取り付け方法および取り付け装置に関する。
機器にホースを接続するためにホースの端部に連結されるホース継手金具が提供されている。
ホース継手金具は、互いに結合されたニップルとソケットとを有し、それらニップルとソケットは、同軸上で軸方向の一端が開放されたニップル側筒状部と、前記ニップル側筒状部の半径方向外側に位置するソケット側筒状部とを有している。
そして、ニップル側筒状部の外周面とソケット側筒状部の内周面との間にホースの端部が挿入される環状空間を有している。
ホース継手金具のホース端部への取り付けは、環状空間にホースの端部を挿入し、ソケット側筒状部を加締めることにより、ソケット側筒状部とホースの端部とニップル側筒状部とを一体的に取り付けることでなされる。
ところで、ホースの内径および外径、ホース継手金具のソケットの内径および外径はそれぞればらつきを有していることから、ソケット側筒状部を加締める際の加締め径を一定とすると、締付け率にばらつきが生じる。ここで、締付け率とは、加締め前後におけるホースの肉厚の差を、加締める前のホースの肉厚で割った割合を示すものである。
したがって、締付け率のばらつきを抑えることが、ホース継手金具とホースとを連結した状態の最終製品としての品質の向上を図る上で重要である。
そこで、予めホースの内径および外径、ホース継手金具のソケットの内径および外径を測定しておき、それら測定値に基づいてソケット側筒状部を加締める際の加締め径を制御することにより締付け率のばらつきを抑制することが提案されている(特許文献1参照)。
特開2010−48307号公報
しかしながら、上記従来技術では、ホース継手金具のニップルの外径のばらつきまでは考慮していないことから、締付け率のばらつきを抑制する上でさらなる改善の余地がある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、ホースの内径、外径のばらつき、ホース継手金具のソケットの内径、外径およびニップルの外径のばらつきに拘わらずホースの締付け率のばらつきを抑制でき、継手付きのホースの品質の向上を図る有利なホース継手金具の取り付け方法および取り付け装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、互いに結合されたニップルとソケットとを有するホース継手金具を用意し、それらニップルとソケットは、同軸上で軸方向の一端が開放されたニップル側筒状部と、前記ニップル側筒状部の半径方向外側に位置するソケット側筒状部とを有し、前記ニップル側筒状部の外周面と前記ソケット側筒状部の内周面との間の環状空間にホースの端部を挿入し、加締め手段で前記ソケット側筒状部をその半径方向内側に変形させ加締めることでホース継手金具をホースへ取り付ける方法であって、前記加締め時、前記ニップル側筒状部の内周面の半径方向内側への変位量を検出し、前記変位量が予め定められた目標値となるように前記加締め手段を制御することを特徴とする。
また本発明は、互いに結合されたニップルとソケットとを有し、それらニップルとソケットは、同軸上で軸方向の一端が開放されたニップル側筒状部と、前記ニップル側筒状部の半径方向外側に位置するソケット側筒状部とを有し、前記ニップル側筒状部の外周面と前記ソケット側筒状部の内周面との間にホースの端部が挿入される環状空間を有するホース継手金具をホースに取り付ける取り付け装置であって、前記環状空間に前記ホースの端部が挿入された状態で前記ソケット側筒状部をその半径方向内側に変形させて加締める加締め手段と、前記ニップル側筒状部の内周面の半径方向内側への変位量を検出するニップル変位量検出手段と、前記変位量が予め定められた目標値となるように前記加締め手段を制御する加締め制御手段とを備えることを特徴とする。
ソケット側筒状部を加締めるときに、ニップル側筒状部の内周面の半径方向内側への変位量を検出し、変位量が予め定められた目標値となるように加締め装置を制御するようにした。
したがって、ホースの内径、外径のばらつき、ソケット側筒状部の内径、外径のばらつき、ニップル側筒状部の外径のばらつきに拘わらず、ホースの締付け率のばらつきを抑制でき、継手付きのホースの品質の向上を図る有利となる。
ホース継手金具10の一部を破断した側面図である。 第1の実施の形態の取り付け装置30Aの制御系の構成を示すブロック図である。 (A)加締め装置32の一対のホルダ40が近接することでホース継手金具10のソケット側筒状部26が加締められている状態を示す説明図、(B)加締め装置32の一対のホルダ40が離間した状態を示す説明図である。 図3(A)をXX方向から見た図である。 第1の実施の形態においてホース2がホース継手金具10に挿入されると共に検出部46がホース継手金具10に挿入され位置決めされた状態を示す断面図である。 第1の実施の形態の取り付け装置30Aの動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の取り付け装置30Bの制御系の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態においてホース2がホース継手金具10に挿入されると共に検出部62がホース継手金具10に挿入され位置決めされた状態を示す断面図である。
(第1の実施の形態)
次に、本発明の実施の形態に係るホース継手金具の取り付け装置を取り付け方法と共に説明する。
まず、本発明のホース継手金具の取り付け装置(以下取り付け装置という)の対象となるホース継手金具10について説明する。
図1に示すように、ホース継手金具10はホース2の端部に連結され、ホース2内を流れる流体を適宜機器に供給し、あるいは、適宜機器から排出させるものである。
図1に示すように、ホース継手金具10は、互いに結合されたニップル12とソケット14とを含んで構成されている。
ニップル12は金属製で、同軸上に基部16とナット部18と鍔部20とニップル側筒状部22とが並べられて構成されている。
基部16は、適宜機器に係脱可能に着脱される箇所であり筒状を呈している。
ナット部18は、基部16の端部に六角柱状に設けられている。
鍔部20は、ナット部18に隣接して設けられ、鍔部20とナット部18との間にソケット14を取り付けるための凹溝2002が形成されている。
ニップル側筒状部22は、ホース2の内周面2Aに挿入される部分である。ニップル側筒状部22は、鍔部20から突設され、したがって、鍔部20はホース2の端部に当接可能である。
ニップル側筒状部22の外周面には、周方向に延在する複数の係止用凹凸部2202が軸方向に間隔をおいて形成されている。
ソケット14は、金属製で円筒状を呈している。
ソケット14は、同軸上に筒状の取付部24とソケット側筒状部26とが並べられて構成されている。
取付部24は、ニップル側筒状部22の凹溝2002に加締められることで取着されている。
ソケット側筒状部26の内周面には、周方向に延在する複数の係止用凸部2602が軸方向に間隔をおいて形成されている。
取付部24が凹溝2002に取着された状態で、ソケット側筒状部26は、ニップル側筒状部22と同軸上でニップル側筒状部22の半径方向外側に位置している。
ホース2の端部が挿入される環状空間Sは、ニップル側筒状部22の外周面とソケット側筒状部26の内周面との間に形成されている。
環状空間Sは、それらニップル側筒状部22とソケット側筒状部26の軸方向の一端が開口部とされ、長手方向の他端は鍔部20と取付部24により閉塞されている。
なお、ホース継手金具10は多種のものが存在し、本発明方法および装置は、ニップル側筒状部22とソケット側筒状部26とを有するホース継手金具10の全てに適用可能である。
次に、実施の形態に係る取り付け装置30Aについて説明する。
図2に示すように、取り付け装置30Aは、加締め装置32(加締め手段)と、ニップル変位量検出手段34と、制御装置36とを含んで構成されている。
加締め装置32は、環状空間Sにホース2の端部が挿入された状態でソケット側筒状部26をその半径方向内側に変形させて加締め、ホース2の内周面2Aの全周をニップル側筒状部22の外周面の全周に密着させた状態でホース継手金具10をホース2へ取り付けるものである。
なお、ソケット側筒状部26が加締められることにより、ホース2の端部は、ニップル側筒状部22の外周面の複数の係止用凹凸部2202とソケット側筒状部26の内周面の複数の係止用凸部2602とによって挟まれることにより、ホース継手金具10がホース2により強固に取着されるように図られている。
図3、図4に示すように、加締め装置32は、複数の加締め爪(ダイス)38と、各加締め爪38を保持する一対のホルダ40とを有する。
各ホルダ40は金属材料から成り、それぞれ円弧状の凹状部42を有する。また、各ホルダ40は凹状部42が対向するように配置され、各ホルダ40のうち一方は油圧シリンダ44によって前記対向方向に移動するようになっている。
油圧シリンダ44はサーボモータを用いて駆動が制御される周知のサーボシリンダーである。
各ホルダ40の凹状部42にはそれぞれ4つずつ加締め爪38が保持され、図3(A)に示すように、油圧シリンダ44によって一方のホルダ40を他方のホルダ40に近接させると、同軸上で、8個の加締め爪38が周方向に並ぶように配置される。また、その状態で、各ホルダ40の各加締め爪38が径方向に向かって移動するようになっている。
なお、加締め装置32は、前記の構成に限定されず、従来公知の様々な構成のものが採用可能である。
ニップル変位量検出手段34は、ニップル側筒状部22の内周面22Aの半径方向内側への変位量を検出するものである。
本実施の形態では、図2、図5に示すように、ニップル変位量検出手段34は、検出部46と、演算手段36Aとを含んで構成されている。
検出部46は、ホルダ50の大径部5006を除いた箇所と、接触子52と、ひずみゲージ54と、カバー56とを備えている。
ホルダ50は、基部16からニップル側筒状部22の内周面22Aに挿入される軸部5002と、軸部5002と同軸上で軸部5002の一端に形成され軸部5002よりも小径の小径部5004と、軸部5002の他端に形成され軸部5002よりも大径の大径部5006とを有し、大径部5006は、不図示の位置決め機構に支持されている。
ホルダ50は、前記位置決め機構により、軸部5002の軸心がニップル12の軸心と合致するように位置決めされた状態で基部16からニップル12の内周面に挿入され、大径部5006がニップル12の基部16の端部に当接することでホルダ50の軸心方向の位置決めがなされる。
接触子52は、板ばねなどの弾性変形可能な材料で構成され、脚部5202と接触部5204とを有している。
脚部5202は、ニップル側筒状部22の内周面22Aからその半径方向内側に離れた箇所で軸心方向に延在しており、その延在方向の一端が小径部5004に軸心方向および径方向に移動不能に支持されている。
接触部5204は、脚部5202の延在方向の他端に設けられ、ニップル側筒状部22の内周面22Aに当接して配置される。
接触部5204は、ニップル側筒状部22の半径方向外側に突出する湾曲部となっている。
本実施の形態では、接触子52は、ニップル側筒状部22の内周面22Aの周方向に90度の間隔をおいて4個設けられているが、接触子52の数は限定されない。複数の接触子52を設けると、後述するようにニップル側筒状部22の内周面22Aの複数箇所における半径方向内側への変位量を算出でき、変位量を平均化することでより正確な変位量を得る上で有利となる。
ひずみゲージ54は、脚部5202のうち小径部5004寄りの箇所に取着され、脚部5202の歪みを抵抗値の変化として検出するものである。
カバー56は、接触子52を保護するものであり、軸部5002から接触子52の先端までを覆う筒状に形成され、カバー56には、接触子52の接触部5204を露出させるための開口5602が設けられている。
演算手段36Aは、後述する制御装置36によって実現されるものであり、ひずみゲージ54で検出された接触子52の歪みに基づいてニップル側筒状部22の内周面22Aの半径方向内側への変位量を算出するものである。
演算手段36Aは、ひずみゲージ54の抵抗値を検出すると共に、抵抗値から変位量を算出するものであり、検出された抵抗値の非直線性の補償および抵抗値の温度補償を行なうことで変位量を正確に算出するように図られている。
また、本実施の形態では、演算手段36Aは、4つのひずみゲージ54で検出された4つの抵抗値に基づいて算出された変位量を平均化することで変位量の算出をより正確に行なうように図られている。
制御装置36は、CPU、制御プログラム等を格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、各種データを書き換え可能に保持するEEPROM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成される。
そして、CPUが前記の制御プログラムを実行することにより、前記の演算手段36Aと、加締め制御手段36Bとして機能する。
加締め制御手段36Bは、演算手段36Aによって得られたニップル側筒状部22の内周面22Aの半径方向内側への変位量が予め定められた目標値となるように加締め装置32を制御するものである。
具体的には、加締め装置32のサーボモータを介して油圧シリンダ44を制御する。
この目標値とは、ソケット側筒状部26が加締められたときのホース2の加締め率が目標値(最適な範囲)となる値である。ホース2の加締め率の目標値は、以下に説明する不都合が生じない範囲でホース継手金具10をホース2に確実に取着するに足る値である。
このようなホース2の加締め率の目標値は、ホース2の厚さや材料の特性などによって異なるため、実験的に求められる。
すなわち、ホース2の加締め率が最適な範囲を上回ると、ホース2が過剰に締付けられてホース2のバルジ(膨れ)、ホース2のワイヤの破損を生じたり、あるいは、ホース継手金具10のニップル12の潰れを生じる。
また、ホース2の加締め率が最適な範囲を下回ると、ホース2がホース継手金具10から外れたり、ホース2とソケット14との間から流体が流出するといった不都合が生じる。
次に、取り付け装置30Aの動作について図6のフローチャートを参照して説明する。
まず、ホース2の端部をホース継手金具10のニップル側筒状部22の外周面とソケット側筒状部26の内周面との間の環状空間Sに挿入し、ホース2の端部の先端を鍔部20に付き当てる(ステップS10)。
次に、不図示の位置決め機構により図5に示すように、検出部46をニップル12の基部16から挿入し、ホルダ50の軸部5002の軸心がニップル12の軸心と合致するように位置決めし、かつ、ホルダ50の軸心方向の位置決めを行なう(ステップS12)。
次に、加締め制御手段36Bは、図3(B)に示すように、油圧シリンダ44を制御して一対のホルダ40の間に間隔を空ける(ステップS14)。この状態で、ホース2の端部と検出部46が挿入されたホース継手金具10のソケット14を一対のホルダ40の間に配置する(ステップS16)。
次いで、加締め制御手段36Bは、図3(A)に示すように、油圧シリンダ44を制御して一方のホルダ40を他方のホルダ40に近接させる(ステップS18)。
これにより、周方向に並設された各加締爪38の半径方向内側にホース継手金具10のソケット側筒状部26が配置された状態となる。
さらなる、一方のホルダ40の他方のホルダ40側への近接により、各加締爪38がそれぞれ半径方向内側に向かって移動し、各加締爪38によってソケット側筒状部26が加締められる(ステップS20)。
ソケット側筒状部26が加締められることによりやがてニップル側筒状部22は半径方向内側に変形する。
すると、ニップル側筒状部22の内周面22Aによって接触子52が半径方向内側に変形することで、ニップル側筒状部22の内周面22Aの変位量がニップル変位量検出手段34によって検出される。
加締め制御手段36Bは、検出された変位量が目標値に到達したか否かを判定する(ステップS22)。
ステップS22の判定結果が否定ならば、ステップS20に戻り各加締爪38によるソケット側筒状部26の加締めを引き続いて行なう。
ステップS22の判定結果が肯定ならば、加締め制御手段36Bは、油圧シリンダ44により一方のホルダ40を他方のホルダ40から離間させる(ステップS24)。
一対のホルダ40が離間したならば、検出部46をホース継手金具10から取り外すと共に、ホース2が取り付けられたホース継手金具10をホルダ40から取り外す(ステップS26)。
これにより、ホース2へのホース継手金具10の取り付けが終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ソケット側筒状部26を加締めるときに、ニップル側筒状部22の内周面22Aの半径方向内側への変位量を検出し、変位量が予め定められた目標値となるように加締め装置32を制御するようにした。
したがって、ホース2の内径、外径のばらつき、ソケット側筒状部26の内径、外径のばらつき、ニップル側筒状部22の外径のばらつきに拘わらず、ホース2の締付け率のばらつきを抑制できる。
そのため、ホース2の締付け率が高過ぎることによるホース2の損傷、あるいは、ホース2の締付け率が低過ぎることによるホース継手金具10の抜け等を防止することができ、継手付きホース2の品質向上を図る上で極めて有利である。
また、本実施の形態では、ニップル側筒状部22の内周面22Aの半径方向に弾性変形可能な接触子52と、接触子52の歪みを検出するひずみゲージ54といった単純な構成を用いて、ニップル側筒状部22の内周面22Aの半径方向内側への変位量を算出するため、取り付け装置30Aの簡素化、コストダウンを図る上で有利となる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、ニップル変位量検出手段60の構成が第1の実施の形態と異なっている。
図7は第2の実施の形態の取り付け装置30Bの制御系の構成を示すブロック図、図8は第2の実施の形態においてホース2がホース継手金具10に挿入されると共に検出部62がホース継手金具10に挿入され位置決めされた状態を示す断面図である。なお、以下の実施の形態において第1の実施の形態と同様または同一の部分、部材には同一の符号を付して説明する。
図7に示すように、ニップル変位量検出手段60は、検出部62と、演算手段36Aとを含んで構成され、
図8に示すように、検出部62は、ホルダ64の大径部6406を除いた箇所と、静電容量型センサ66とを備えている。
ホルダ64は、ニップル側筒状部22の内周面22Aに挿入される軸部6402と、軸部6402の一方の端面に形成されたセンサ取付面6404と、軸部6402の他端に形成され不図示の位置決め機構に支持される大径部6406とを有している。
静電容量型センサ66は、円柱状を呈し外周面6602を有している。
静電容量型センサ66は、その中心軸を軸部6402の軸心と合致させた状態で一方の端面をセンサ取付面6404に合わせて取着されている。
静電容量型センサ66は、その外周面6602とニップル側筒状部22の内周面22Aとの間の環状空間の半径方向の寸法を外周面6602の周方向全周にわたって検出するものである。言い換えると、外周面6602に沿って360度の範囲にドーナツ状の検出領域を有するものである。
このような静電容量型センサ66として測定対象物との間に生じる静電容量の変化を検出する従来公知の様々な静電容量型センサ66が使用可能である。
ホルダ64は、第1の実施の形態と同様に、前記位置決め機構により、軸部6402の軸心がニップル12の軸心と一致するように位置決めされた状態でニップル12の内周面に挿入される。また、大径部6406がニップル12の基部16の端部に当接することでホルダ64の軸心方向の位置決めがなされる。
演算手段36Aは、制御装置36によって実現されるものであり、静電容量型センサ66で検出された静電容量型センサ66の外周面6602とニップル側筒状部22の内周面22Aとの間の環状空間の半径方向の寸法に基づいてニップル側筒状部22の内周面22Aの半径方向内側への変位量を算出するものである。
制御装置36は、第1の実施の形態と同様に、演算手段36Aと、加締め制御手段36Bとして機能する。したがって、加締め制御手段36Bは、演算手段36Aによって得られたニップル側筒状部22の内周面22Aの半径方向内側への変位量が予め定められた目標値となるように加締め装置32を制御する。
取り付け装置30Bの動作は、検出部62の構成が異なる他は、第1の実施の形態と同様である。
すなわち、検出部62が、前記位置決め機構により、ニップル12の基部からニップル12の内周面に挿入されると共に、ホルダ64の軸部6402の軸心がニップル12の軸心と一致するように位置決めされ、また、大径部6406がニップル12の基部16の端部に当接することでホルダ64の軸心方向の位置決めがなされる。
この状態で、静電容量型センサ66は、その外周面6602がニップル側筒状部22の内周面22Aに対向して配置される。
そして、第1の実施の形態と同様に、ソケット側筒状部26を加締めるときに、ニップル側筒状部22の内周面22Aの半径方向内側への変位量を、静電容量型センサ66を含むニップル変位量検出手段60で検出し、変位量が予め定められた目標値となるように加締め装置32を制御する。
このような第2の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が奏される。
また、第2の実施の形態では、1つの静電容量型センサ66を用いて、ニップル側筒状部22の内周面22Aの半径方向内側への変位量を算出するため、取り付け装置30Bの簡素化、コストダウンを図る上でより一層有利となる。
2……ホース、2A……内周面、10……ホース継手金具、12……ニップル、14……ソケット、22……ニップル側筒状部、22A……内周面、26……ソケット側筒状部、30A、30B……取り付け装置、32……加締め装置(加締め手段)、34……ニップル変位量検出手段、36……制御装置、36A……演算手段、36B……加締め制御手段、46……検出部、52……接触子、5202……脚部、5204……接触部、54……ひずみゲージ、60……ニップル変位量検出手段、62……検出部、66……静電容量型センサ、S……環状空間。

Claims (4)

  1. 互いに結合されたニップルとソケットとを有するホース継手金具を用意し、それらニップルとソケットは、同軸上で軸方向の一端が開放されたニップル側筒状部と、前記ニップル側筒状部の半径方向外側に位置するソケット側筒状部とを有し、前記ニップル側筒状部の外周面と前記ソケット側筒状部の内周面との間の環状空間にホースの端部を挿入し、
    加締め手段で前記ソケット側筒状部をその半径方向内側に変形させ加締めることでホース継手金具をホースへ取り付ける方法であって、
    前記加締め時、前記ニップル側筒状部の内周面の半径方向内側への変位量を検出し、
    前記変位量が予め定められた目標値となるように前記加締め手段を制御する、
    ことを特徴とするホース継手金具のホースへの取り付け方法。
  2. 互いに結合されたニップルとソケットとを有し、それらニップルとソケットは、同軸上で軸方向の一端が開放されたニップル側筒状部と、前記ニップル側筒状部の半径方向外側に位置するソケット側筒状部とを有し、前記ニップル側筒状部の外周面と前記ソケット側筒状部の内周面との間にホースの端部が挿入される環状空間を有するホース継手金具をホースに取り付ける取り付け装置であって、
    前記環状空間に前記ホースの端部が挿入された状態で前記ソケット側筒状部をその半径方向内側に変形させて加締める加締め手段と、
    前記ニップル側筒状部の内周面の半径方向内側への変位量を検出するニップル変位量検出手段と、
    前記変位量が予め定められた目標値となるように前記加締め手段を制御する加締め制御手段と、
    を備えることを特徴とするホース継手金具の取り付け装置。
  3. 前記ニップル変位量検出手段は、
    前記ニップル側筒状部の内周面から離れた箇所で軸心方向に延在しその延在方向の一端が前記軸心方向および径方向に移動不能に支持された脚部と、前記脚部の延在方向の他端に設けられ前記ニップル側筒状部の内周面に当接して配置される接触部とを有する接触子と、
    前記接触子に設けられ前記脚部の歪みを検出するひずみゲージと、
    前記ひずみゲージで検出された前記脚部の歪みに基づいて前記ニップル側筒状部の内周面の半径方向内側への変位量を算出する演算手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2記載のホース継手金具の取り付け装置。
  4. 前記ニップル変位量検出手段は、
    前記ニップル側筒状部から該ニップル側筒状部の軸心方向に離れた前記ニップルの箇所で前記軸心に対して位置決めされた位置決め箇所に配置され前記ニップル側筒状部の内周面に対向する外周面を有する静電容量型センサと、
    前記静電容量型センサで検出された前記外周面と前記ニップル側筒状部の内周面との間の半径方向の寸法に基づいて前記ニップル側筒状部の内周面の半径方向内側への変位量を算出する演算手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2記載のホース継手金具の取り付け装置。
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