JP2014077475A - 軸受構造、および、水噴射式空気圧縮装置 - Google Patents

軸受構造、および、水噴射式空気圧縮装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014077475A
JP2014077475A JP2012224824A JP2012224824A JP2014077475A JP 2014077475 A JP2014077475 A JP 2014077475A JP 2012224824 A JP2012224824 A JP 2012224824A JP 2012224824 A JP2012224824 A JP 2012224824A JP 2014077475 A JP2014077475 A JP 2014077475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
bearing surface
bearing
screw rotor
type air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012224824A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Yamane
正明 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP2012224824A priority Critical patent/JP2014077475A/ja
Publication of JP2014077475A publication Critical patent/JP2014077475A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】容易に加工でき、かつ、耐摩耗性に優れた軸受構造を、低コストで製造することができる。
【解決手段】軸受構造120は、回転軸(メインスクリューロータ116a、サブスクリューロータ116b)に設けられ、樹脂が含浸されたカーボンで構成された回転側軸受面122aと、ステンレス鋼で構成され、回転側軸受面122aとの間に生じるすべり運動によって回転軸に作用する荷重を受ける固定側軸受面126aを有する軸受部材(スラスト軸受126)と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体で潤滑される軸受構造、および、これを用いた水噴射式空気圧縮装置に関する。
スクリュー圧縮機、水中ポンプ等には、水を潤滑液として利用した水潤滑軸受が用いられている。従来、水潤滑軸受は、例えば、セラミックや、カーボン、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂、フェノール樹脂で形成されている。
このような水潤滑軸受のうち、回転軸のスラスト荷重を受けるスラスト軸受において、すべり面に凹凸を形成することで、動圧効果を向上させる技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
また、スラスト軸受構造として、例えば、特許文献2には、回転側部材、および、固定側部材のうちいずれか一方が、すべり面に窒化チタン膜が形成された金属基材であり、他方がすべり面にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)膜が形成された金属基材である構成について記載されている。
特開平11−351242号公報 特許第3963994号公報
しかし、セラミックやカーボンで形成された水潤滑軸受に、上記特許文献1に記載された凹凸加工を施すのは困難である。また、セラミックやカーボンで形成された水潤滑軸受は、耐摩耗性が十分でなく、相手側部材とのなじみがよくない。
また、樹脂で形成された水潤滑軸受は、特許文献1に記載された凹凸加工を施すのは容易であるが、強度が低く、ヤング率も低いため、変形しやすいという問題がある。また、樹脂は、水によって膨潤し、形状が変化してしまうこともある。
さらに、特許文献2に記載された水潤滑軸受は、耐摩耗性に優れているが、CVD(化学蒸着)装置やスパッタリング装置といった大がかりな装置を用いなければ窒化チタンやDLCを成膜することができず、軸受の製造コストが増大してしまうという問題がある。
そこで本発明は、このような課題に鑑み、容易に加工でき、かつ、耐摩耗性に優れ、低コストで製造することが可能な軸受構造、および、これを用いた水噴射式空気圧縮装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の軸受構造は、回転軸に設けられ、樹脂が含浸されたカーボンで構成された回転側軸受面と、ステンレス鋼で構成され、前記回転側軸受面との間に生じるすべり運動によって前記回転軸に作用する荷重を受ける固定側軸受面を有する軸受部材と、を備えたことを特徴とする。
前記固定側軸受面は、前記回転軸に作用するスラスト荷重を受けるとしてもよい。
当該軸受構造の潤滑液として親水性の溶媒が用いられており、前記樹脂は、水酸基を有する樹脂であるとしてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の水噴射式空気圧縮装置は、筐体と、前記筐体内に設けられ、互いに螺接されて一体回転することで空気を圧縮する複数のスクリューロータと、前記スクリューロータに設けられ、樹脂が含浸されたカーボンで構成された回転側軸受面を有するスラストカラーと、前記筐体に固定され、ステンレス鋼で構成され、前記回転側軸受面との間に生じるすべり運動によって前記スクリューロータに作用するスラスト荷重を受ける固定側軸受面を有するスラスト軸受と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、容易に加工でき、かつ、耐摩耗性に優れ、低コストで軸受構造を製造することが可能となる。
水噴射式空気圧縮システムを説明するための図である。 水噴射式空気圧縮装置の構成を説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(水噴射式空気圧縮システム100)
図1は、水噴射式空気圧縮システム100を説明するための図である。図1中、空気や水の流れを実線の矢印で示し、信号の流れを破線の矢印で示す。
水噴射式空気圧縮システム100を構成する水噴射式空気圧縮装置110は、ファン付きモータ130によって、2つのスクリューロータが回転駆動され、当該2つのスクリューロータを回転させることで空気を圧縮する装置であり、水を潤滑液として利用している。
まず、水噴射式空気圧縮システム100における空気の流れについて説明すると、図1に示すように、水噴射式空気圧縮装置110は、導入された空気を圧縮する。そして、圧縮された空気(以下、単に圧縮空気と称する)は、水とともに、圧縮空気ライン200aを介して、水タンク140に導入され、水タンク140において水が分離された後、圧縮空気ライン200bを介して除湿器160に導入され、除湿器160でさらに水が取り除かれて、供給先に供給されることとなる。
次に、水の流れについて説明すると、給水源から水ライン200cを介して水噴射式空気圧縮装置110に導入された水は、潤滑液として機能した後、圧縮空気とともに、圧縮空気ライン200aを介して、水タンク140に導入される。また水タンク140には、給水源から水ライン200dを介して導入された水が貯留されており、水噴射式空気圧縮装置110から導入された水は、貯留された水と合流することとなる。そして、水タンク140に貯留された水は、水ライン200eを介してクーラ170に導入された後、クーラ170において冷却され、水ライン200f、水フィルタ202aを介して水噴射式空気圧縮装置110に再度導入されることとなる。つまり、水は、水噴射式空気圧縮装置110、水タンク140、クーラ170を循環することとなる。
続いて、水噴射式空気圧縮システム100を構成するファン付きモータ130、水タンク140、制御部150、除湿器160、クーラ170、水噴射式空気圧縮装置110の具体的な構成について、この順に説明する。
ファン付きモータ130は、ファン132と、モータ側プーリ134と、モータ(駆動部)136とを含んで構成される。ファン132は、モータ136によって回転駆動され、クーラ170に対して送風を行う。モータ側プーリ134は、ファン132とともに、モータ136によって回転駆動される。モータ側プーリ134には、無端状のベルト138が張架されており、当該ベルト138は、さらに水噴射式空気圧縮装置110の圧縮側プーリ112に張架されている。
したがって、モータ136によってモータ側プーリ134が回転駆動されると、ベルト138を介して、圧縮側プーリ112が回転し、水噴射式空気圧縮装置110において空気が圧縮されることとなる。水噴射式空気圧縮装置110において圧縮された空気は、水噴射式空気圧縮装置110の潤滑液として機能する水とともに圧縮空気ライン200aを介して水タンク140の気液分離部142に導入される。
水タンク140は、水を貯留するタンクであって、上部空間には気液分離部142が設けられている。気液分離部142は、圧縮空気ライン200aを介して水噴射式空気圧縮装置110から導入された圧縮空気と水との混合物を気液分離する、すなわち圧縮空気から水を分離する。気液分離部142によって分離された水は、水タンク140内(水タンク140の下部)に貯留された水に合流される。
上述したように水タンク140には、圧縮空気(例えば、0.7MPa程度)が導入されるため、水タンク140内は常時加圧状態となっている。したがって、水タンク140に貯留された水は、水ライン200eを通じてクーラ170に圧送されることとなる。
また、水タンク140には、水タンク140内に貯留された水の水位を検知する水位センサ144が設けられている。水位センサ144が検知した水位を示す水位信号は、制御部150に送信される。
制御部150は、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路により、水噴射式空気圧縮システム100全体を管理および制御する。本実施形態において、制御部150は、給水源から導入される水の圧力を測定する圧力測定部210から送信された、測定した圧力を示す圧力信号、および、水位センサ144から送信された水位信号に基づいて、水ライン200cに設けられた電磁弁220a、220b、水ライン200dに設けられた電磁弁220c、水タンク140に接続された排水ライン200gに設けられた電磁弁220dを制御する。
具体的に説明すると、制御部150は、水噴射式空気圧縮装置110の潤滑に十分な量であって、空気の圧縮の妨げにならない量の水が導入されるように、圧力信号に基づいて、電磁弁220a、220bの開度を調整する。また、制御部150は、水タンク140内の水位を予め定められた高さ(例えば、水タンク140の中間位置)に維持すべく、圧力信号および水位信号に基づいて、電磁弁220c、220dの開度を調整する。
なお、水ライン200dにおける電磁弁220cと水タンク140との間には逆止弁230aが設けられており、水タンク140から水ライン200dへの水の逆流を防止している。また、水ライン200cにおける電磁弁220aと水噴射式空気圧縮装置110との間には、逆止弁230bが設けられており、水噴射式空気圧縮装置110から水ライン200cへの水の逆流を防止している。
除湿器160は、圧縮空気ライン200bを介して、水タンク140に接続されており、水タンク140から導入された圧縮空気を水の飽和温度以下に冷却することで、圧縮空気に含まれる水(気体)を凝縮して、圧縮空気から水を分離する。そして、除湿器160によって水が除去された圧縮空気は、供給先へと供給され、分離された水は、ドレントラップ202b、水ライン200hを介して、圧縮空気とともに水噴射式空気圧縮装置110に導入される。なお、圧縮空気ライン200bには逆止弁230cが設けられており、除湿器160から水タンク140への圧縮空気の逆流を防止している。
クーラ170は、水ライン200eを介して水タンク140から供給された水を、ファン付きモータ130のファン132からの送風によって、外気温10℃程度まで冷却する。クーラ170によって冷却された水は、水ライン200fを介して、水噴射式空気圧縮装置110に導入される。
図2は、水噴射式空気圧縮装置110の構成を説明するための図である。図2に示すように、水噴射式空気圧縮装置110は、二軸スクリューコンプレッサであり、筐体114内にメインスクリューロータ116a(回転軸)と、サブスクリューロータ116b(回転軸)とを有している。メインスクリューロータ116aには、圧縮側プーリ112が連結されており、上述したように、ベルト138を介して、ファン付きモータ130のモータ136によって回転駆動される。
メインスクリューロータ116aには、サブスクリューロータ116bが螺接されており、メインスクリューロータ116aが回転することにより、サブスクリューロータ116bが一体回転することになる。なお、サブスクリューロータ116bは、メインスクリューロータ116aの回転方向とは逆に回転する。
そして、不図示の空気導入口から空気が導入されると、領域Rに空気が導入され、領域Rに導入された空気は、メインスクリューロータ116a、サブスクリューロータ116b間で圧縮され、筐体114に形成された吐出口114aから送出される。吐出口114aは、圧縮空気ライン200aに接続されており、吐出口114aから送出された圧縮空気は、水タンク140へ導入されることとなる。
また、筐体114には、水ライン220hに接続された圧縮空気導入口114bが設けられており、圧縮空気導入口114bから筐体114内に圧縮空気が導入される。これにより、外部から筐体114内への汚染物の混入(コンタミネーション)を防止することができる。
また、筐体114には、水ライン200c、200fに接続された水導入口114cが複数設けられており、水導入口114cから筐体114内に水が導入される。そして、導入された水は、後述するジャーナル軸受118とメインスクリューロータ116aとのすべり面、ジャーナル軸受118とサブスクリューロータ116bとのすべり面、後述するスラストカラー122の回転側軸受面122aとスラスト軸受126(軸受部材)の固定側軸受面126aとの隙間に流入して潤滑液として機能する。また、導入された水は、圧縮された空気を冷却する機能を担い、圧縮効率を向上させる役割を果たしている。
メインスクリューロータ116a、サブスクリューロータ116bの外周面には、それぞれ2つのジャーナル軸受118が挿通されており、ジャーナル軸受118は、その内周面がすべり面となって、メインスクリューロータ116a、サブスクリューロータ116bのラジアル荷重を受けている。
また、水噴射式空気圧縮装置110には、軸受構造120が設けられている。軸受構造120は、メインスクリューロータ116a、サブスクリューロータ116bにそれぞれ設けられたスラストカラー122と、筐体114に設けられた2つのスラスト軸受126とを含んで構成され、2つのスラスト軸受126それぞれが、メインスクリューロータ116aのスラスト荷重、サブスクリューロータ116bのスラスト荷重を受ける構成となっている。なお、メインスクリューロータ116aのスラスト荷重を受ける軸受構造120と、サブスクリューロータ116bのスラスト荷重を受ける軸受構造120とは実質的に機能が等しいので、本実施形態では、メインスクリューロータ116aのスラスト荷重を受ける軸受構造120について説明し、サブスクリューロータ116bのスラスト荷重を受ける軸受構造120についての説明を省略する。
スラストカラー122は、メインスクリューロータ116aに固定されている。
スラスト軸受126は、挿通孔を有する環状部材であり、筐体114に固定されるとともに、挿通孔には、メインスクリューロータ116aが挿通される。また、スラスト軸受126は、スラストカラー122の回転側軸受面122aとの間に生じるすべり運動によってメインスクリューロータ116aに作用するスラスト荷重を受ける固定側軸受面126aを有する。
したがって、メインスクリューロータ116aが回転すると、スラストカラー122と、スラスト軸受126とが相対回転するとともに、固定側軸受面126aと回転側軸受面122aとの間に生じるすべり運動によって、固定側軸受面126aが、メインスクリューロータ116aに作用する図2中右方向のスラスト荷重を受ける構成となっている。
また、メインスクリューロータ116aの後端部、サブスクリューロータ116bの後端部には、板部材128がそれぞれ固定されている。板部材128の外径は、メインスクリューロータ116aの後端部の外径、サブスクリューロータ116bの後端部の外径よりも大きく、板部材128における軸受面128aがジャーナル軸受118のスラスト軸受面118aに対向配置される。そして、板部材128の軸受面128aと、ジャーナル軸受118のスラスト軸受面118aとの間に生じるすべり運動によって、板部材128の軸受面128aが、メインスクリューロータ116a、サブスクリューロータ116bに作用する図2中左方向のスラスト荷重を受ける構成となっている。
本実施形態において、スラスト軸受126における固定側軸受面126aは、ステンレス鋼、例えば、SUS630、SUS431、チタン系合金で構成される。固定側軸受面126aをステンレス鋼で構成することにより、固定側軸受面126aを容易に加工することができる。例えば、固定側軸受面126aに対して、バニシング加工を施したり、固定側軸受面126aをテーパランド形状に加工したりすることができる。こうすることで、固定側軸受面126aに水(潤滑液)を効率よく行き渡らせることが可能となる。
また、固定側軸受面126aをステンレス鋼で構成することにより、耐腐食性および耐摩耗性を向上することができる。
また、本実施形態において、スラストカラー122における回転側軸受面122aは、樹脂が含浸されたカーボンで構成される。これにより、回転側軸受面122aをカーボン単体で構成する場合と比較して、耐摩耗性を向上させることができ、相手側部材(固定側軸受面126a、すなわち、ステンレス鋼)とのなじみ性を向上させることが可能となる。また、回転側軸受面122aを樹脂単体で構成する場合と比較して、耐摩耗性を向上させることが可能となり、また、水による形状変化を殆どなくすことができる。
なお、ここでカーボンは黒鉛の焼成体である。また、樹脂は、水酸基を有する樹脂、例えば、フラン樹脂やフェノール樹脂である。このように、樹脂を、水酸基を有する樹脂、すなわち、水(潤滑液)と親和性が高い樹脂とすることで、回転側軸受面122aと水とのなじみ性を向上させることができ、回転側軸受面122aと固定側軸受面126aとの間に水を満遍なく行き渡らせることが可能となる。
また、固定側軸受面126aを構成するステンレス鋼や、回転側軸受面122aを構成するカーボンおよび樹脂は、従来の窒化チタンやDLCを成膜する場合と比較して、安価であるため、低コストで軸受構造120を製造することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態では、軸受構造の例として、回転軸(メインスクリューロータ116a、サブスクリューロータ116b)のスラスト荷重を受けるスラスト軸受126を備えた軸受構造120を例に挙げて説明したが、固定側軸受面をステンレス鋼で構成し、回転側軸受面を樹脂が含浸されたカーボンで構成していれば、ラジアル荷重を受ける軸受構造であってもよい。例えば、スリーブ形状であり、回転軸が挿通されて当該回転軸に固定された回転側軸受面と、回転側軸受面と相対回転する固定側軸受面を有する軸受部材とを備えたジャーナル軸受構造にも本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態において、潤滑液として水を例に挙げて説明したが、水に限らず、メタノール、エタノール等の低粘度の親水性の溶媒であればよい。また、潤滑液は親油性の溶媒であってもよく、この場合、親油性の官能基を有する樹脂を含浸したカーボンで構成される回転側軸受面を備えた軸受構造を用いるとよい。
また、上述した実施形態では、水噴射式空気圧縮装置110に用いられる軸受構造120について説明したが、水噴射式空気圧縮装置110に限らず、回転軸を有する他の装置の軸受構造にも本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、2つのスクリューロータ(メインスクリューロータ116a、サブスクリューロータ116b)を備えた水噴射式空気圧縮装置110について説明したが、スクリューロータの数は3以上であってもよい。
本発明は、液体で潤滑される軸受構造、および、これを用いた水噴射式空気圧縮装置に利用することができる。
110 …水噴射式空気圧縮装置
114 …筐体
116a …メインスクリューロータ(回転軸、スクリューロータ)
116b …サブスクリューロータ(回転軸、スクリューロータ)
120 …軸受構造
122 …スラストカラー
122a …回転側軸受面
126 …スラスト軸受(軸受部材)
126a …固定側軸受面

Claims (4)

  1. 回転軸に設けられ、樹脂が含浸されたカーボンで構成された回転側軸受面と、
    ステンレス鋼で構成され、前記回転側軸受面との間に生じるすべり運動によって前記回転軸に作用する荷重を受ける固定側軸受面を有する軸受部材と、
    を備えたことを特徴とする軸受構造。
  2. 前記固定側軸受面は、前記回転軸に作用するスラスト荷重を受けることを特徴とする請求項1に記載の軸受構造。
  3. 当該軸受構造の潤滑液として親水性の溶媒が用いられており、
    前記樹脂は、水酸基を有する樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の軸受構造。
  4. 筐体と、
    前記筐体内に設けられ、互いに螺接されて一体回転することで空気を圧縮する複数のスクリューロータと、
    前記スクリューロータに設けられ、樹脂が含浸されたカーボンで構成された回転側軸受面を有するスラストカラーと、
    前記筐体に固定され、ステンレス鋼で構成され、前記回転側軸受面との間に生じるすべり運動によって前記スクリューロータに作用するスラスト荷重を受ける固定側軸受面を有するスラスト軸受と、
    を備えたことを特徴とする水噴射式空気圧縮装置。
JP2012224824A 2012-10-10 2012-10-10 軸受構造、および、水噴射式空気圧縮装置 Pending JP2014077475A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012224824A JP2014077475A (ja) 2012-10-10 2012-10-10 軸受構造、および、水噴射式空気圧縮装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012224824A JP2014077475A (ja) 2012-10-10 2012-10-10 軸受構造、および、水噴射式空気圧縮装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014077475A true JP2014077475A (ja) 2014-05-01

Family

ID=50782941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012224824A Pending JP2014077475A (ja) 2012-10-10 2012-10-10 軸受構造、および、水噴射式空気圧縮装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014077475A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106949059A (zh) * 2017-04-07 2017-07-14 苏州艾柏特精密机械有限公司 一种水润滑螺杆压缩机轴承结构
CN107100841A (zh) * 2017-06-29 2017-08-29 德耐尔节能科技(上海)股份有限公司 一种干式无油压缩机
CN108006065A (zh) * 2017-12-12 2018-05-08 苏州艾柏特精密机械有限公司 水润滑轴承和具有水润滑轴承的压缩机
CN109707627A (zh) * 2019-02-01 2019-05-03 宁波鲍斯能源装备股份有限公司 一种水润滑螺杆压缩机

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52150420A (en) * 1976-06-09 1977-12-14 Hitachi Chemical Co Ltd Manufacture of carbon slider
JP2000149395A (ja) * 1998-11-10 2000-05-30 Hitachi Ltd 磁気ディスク装置
JP2000356223A (ja) * 1999-06-16 2000-12-26 Hitachi Ltd 油潤滑軸受構造及びこれを備えるポンプ、変速機、回転駆動機、並びにポンプ設備
JP2001515992A (ja) * 1997-08-25 2001-09-25 スベンスカ・ロツタア・マスキナア・アクチボラグ 無潤滑ねじロータ装置
JP2003130054A (ja) * 2001-10-30 2003-05-08 Sumitomo Bakelite Co Ltd モーター用スラスト軸受け
JP2008249129A (ja) * 2007-03-06 2008-10-16 Hitachi Chem Co Ltd カーボン摺動材
JP2009144836A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Ntn Corp 摺動部材および滑り軸受
JP2012031979A (ja) * 2010-08-03 2012-02-16 Ihi Corp スラスト軸受

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52150420A (en) * 1976-06-09 1977-12-14 Hitachi Chemical Co Ltd Manufacture of carbon slider
JP2001515992A (ja) * 1997-08-25 2001-09-25 スベンスカ・ロツタア・マスキナア・アクチボラグ 無潤滑ねじロータ装置
JP2000149395A (ja) * 1998-11-10 2000-05-30 Hitachi Ltd 磁気ディスク装置
JP2000356223A (ja) * 1999-06-16 2000-12-26 Hitachi Ltd 油潤滑軸受構造及びこれを備えるポンプ、変速機、回転駆動機、並びにポンプ設備
JP2003130054A (ja) * 2001-10-30 2003-05-08 Sumitomo Bakelite Co Ltd モーター用スラスト軸受け
JP2008249129A (ja) * 2007-03-06 2008-10-16 Hitachi Chem Co Ltd カーボン摺動材
JP2009144836A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Ntn Corp 摺動部材および滑り軸受
JP2012031979A (ja) * 2010-08-03 2012-02-16 Ihi Corp スラスト軸受

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106949059A (zh) * 2017-04-07 2017-07-14 苏州艾柏特精密机械有限公司 一种水润滑螺杆压缩机轴承结构
CN106949059B (zh) * 2017-04-07 2019-09-20 苏州艾柏特精密机械有限公司 一种水润滑螺杆压缩机轴承结构
CN107100841A (zh) * 2017-06-29 2017-08-29 德耐尔节能科技(上海)股份有限公司 一种干式无油压缩机
CN108006065A (zh) * 2017-12-12 2018-05-08 苏州艾柏特精密机械有限公司 水润滑轴承和具有水润滑轴承的压缩机
CN108006065B (zh) * 2017-12-12 2024-05-10 苏州艾柏特精密机械有限公司 水润滑轴承和具有水润滑轴承的压缩机
CN109707627A (zh) * 2019-02-01 2019-05-03 宁波鲍斯能源装备股份有限公司 一种水润滑螺杆压缩机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7959423B2 (en) Vacuum pump with a lubricant pump
US9909450B1 (en) Turbine assembly including at least one superhard bearing
AU756718B2 (en) Combined radial-axial slide bearing
JP2014077475A (ja) 軸受構造、および、水噴射式空気圧縮装置
US20040086409A1 (en) Screw compressor
JP2009531623A (ja) 流体動圧式スラスト滑り軸受けおよびその作動方法
US6629829B1 (en) Vane type rotary machine
JP6694895B2 (ja) エアコンプレッサーないし液体ポンプを備える機械
TW201124645A (en) Combined bearing and rotary machine
CN204082560U (zh) 原油管道输送用输油管线泵
JP4423803B2 (ja) 横軸型ポンプ
JP6734296B2 (ja) エアコンプレッサーないし液体ポンプ
JP4089209B2 (ja) 両吸込み渦巻きポンプ
EP3303776B1 (en) Combined bearing and turbomachine including said bearing
JP2023552328A (ja) ドライ真空ポンプ
US20110073412A1 (en) Axial fan compact bearing viscous pump
US7314353B2 (en) Pump assembly for transporting a cooling fluid
US10669850B2 (en) Impeller-type liquid ring compressor
US10634152B2 (en) Multi-bearing design for shaft stabilization
WO2017022517A1 (ja) 軸受装置および回転機械
JP5351818B2 (ja) 横軸ポンプ
RU65585U1 (ru) Центробежный насос
JP2020094557A (ja) 流体機械
CN216278630U (zh) 一种滑动轴承支承的双吸泵
CN209800276U (zh) 用于低温泵送介质的离心泵

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160428

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160705