JP2014076109A - 組立テーブル - Google Patents

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達生 細澤
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Abstract

【課題】 組立・分解が簡単に行え、テーブルとして充分な強度を有することはもちろん、効率的な材料取りが行えるようにした新規な組立テーブルの開発を課題とする。
【解決手段】 本発明の組立テーブル1Aは、天板2と一対の脚板3とを組み合わせて成り、天板2は、天板本体21と、天板本体21の下面に積層される脚受板22とを具え、この脚受板22には脚板3を嵌める脚受溝23が形成される。また各脚板3は、天板支持部3Tと支脚部3Bとが一体の板状に形成され、天板支持部3Tは、その上方に脚受溝23と嵌合する脚受板嵌合縁31を具え、天板支持部3T中央には各脚板3同士を組み合わせる噛み組みスリット32が形成され、これにより全体として四本脚の脚組立体30を成す。そして、各脚板3における一対の支脚部3B間に形成される中ぐり部35から切除されたブランク材は、天板2における脚受板22として利用されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の板状部材から成るパーツを必要な時に組み立てて使用する組み立て式のテーブルに関するものであって、特に板状パーツの組立・分解を簡単に行うことができ、しかもパーツの収納が極めてコンパクトに且つ機能的に行え、なお且つテーブルとして使用する場合には、使用に耐え得る充分な強度を有する新規な組立テーブルに係るものである。
キャンプやピクニック等に使用されるテーブルとしては、運搬や収納の便を考慮して折り畳み式のテーブルや、その都度、複数のパーツを組み合わせて形成する組立タイプのテーブルなどがある。
このうち組立式のテーブルについては、テーブルとして組み立てた際には充分な強度を確保しながらも、分解や組み立てが行い易いように工夫されたものが既に案出されている(例えば特許文献1〜3参照)。
ここで上記特許文献1〜3は、脚板を平面から視て十字状に組み、これを天板に差し込むようにした技術が主に開示されており、特に特許文献1・3は、組み立てる個々のパーツ部材として面材が想定されている。
しかし、このような従来技術においてもまだ改善の余地があり、例えば脚板の平面視形状をどのようにすれば効率的な材料取りが行えるのかといった点や、このような効率的な材料取りを行うことによって収納時での収まりを更に向上させること等が望まれていた。また、単なるテーブルとは全く異なる機能を併せ持たせること等においても改善の余地があった。
特開2002−17463号公報 特開平10−80325号公報 実開平5−48727号公報
本発明は、このような背景を認識してなされたものであって、組立・分解が簡単に行えることや、テーブルとしての使用に耐え得る充分な強度を有することを大前提としながらも、効率的な材料取りを考慮した部材形状にすることや、テーブルとは全く異なる機能を併せ持たせるようにした新規な組立テーブルの開発を技術課題とするものである。
すなわち請求項1記載の組立テーブルは、
天板と、この天板を支持する一対の脚板とを組み合わせて成る組立式のテーブルにおいて、
前記天板は、下面に積層状態に形成された脚受板を具え、この脚受板には前記脚板に嵌合する平面視十字状の脚受溝が形成されるものであり、
一方、前記各脚板は、天板支持部と、この天板支持部の下方に対設状態に形成される支脚部とが一体の板状に形成されるものであり、
前記天板支持部は、その上方に前記脚受板に形成された脚受溝に嵌め込まれる脚受板嵌合縁を具えるとともに、天板支持部中央には各脚板同士を組み合わせる噛み組みスリットを上下方向に形成し、これにより全体として平面視十字状で四本脚の脚組立体を構成するものであり、
更に、前記各脚板における一対の支脚部間に形成される中ぐり部から切除されたブランク材は、前記天板における脚受板として利用されることを特徴として成るものである。
また請求項2記載の組立テーブルは、
天板と、この天板を支持する一対の脚板と、座板とを組み合わせて成る組立式のテーブルにおいて、
前記天板は、下面に積層状態に形成された脚受板を具え、この脚受板には前記脚板に嵌合する平面視十字状の脚受溝が形成されるものであり、
また前記各脚板は、天板支持部と、この天板支持部の下方に対設状態に形成される支脚部とが一体の板状に形成されるものであり、
前記天板支持部は、その上方に前記脚受板に形成された脚受溝に嵌め込まれる脚受板嵌合縁を具えるとともに、天板支持部中央には各脚板同士を組み合わせる噛み組みスリットを上下方向に形成し、これにより全体として平面視十字状で四本脚の脚組立体を構成するものであり、
更に、前記各脚板における一対の支脚部間に形成される中ぐり部から切除されたブランク材は、前記天板における脚受板として利用され、
更にまた、前記脚板の支脚部下端には座板嵌合縁と座板支承縁とを形成して成り、
また、前記座板は、中央に落とし口を開口させるとともに放射状配置に四口の脚板嵌合孔を形成して成るものであり、
前記天板における脚受板を前記座板の落とし口に内嵌めするように、これら天板と座板とを重ね合わせ、この状態で脚受板に脚組立体を嵌め込んでテーブルとしての機能を発現させる一方、
天板をテーブル状態とは天地反転させた状態で床面等に載置し、また脚組立体もテーブル状態とは天地反転させた状態で脚受板に嵌め込み、上方を向いた支脚部の座板嵌合縁に、座板における脚板嵌合孔を嵌め合わせ、脚板の中ぐり部に受け容器を上方開口状態に収めて、非常用便座としての機能を発現させるようにしたことを特徴として成るものである。
また請求項3記載の組立テーブルは、前記請求項2記載の要件に加え、
前記座板の落とし口から切除されるブランク材も、前記天板における脚受板として利用されるものであり、
前記天板における脚受板は、脚板における中ぐり部からの切除部分と、座板における落とし口からの切除部分とを積層して形成されることを特徴として成るものである。
また請求項4記載の組立テーブルは、前記請求項1、2または3記載の要件に加え、
前記天板における脚受板の輪郭形状は、平面から視て楕円形状に形成されることを特徴として成るものである。
また請求項5記載の組立テーブルは、前記請求項2、3または4記載の要件に加え、
前記脚板における支脚部には、座板支承縁に袋留めスリットが形成され、
また前記組立テーブルに非常用便座としての機能を発現させる場合、脚板の中ぐり部に収める受け容器としては袋を適用するものであり、この袋の開口端縁を上記袋留めスリットに掛止して、脚板の中ぐり部に袋を上方開口状態で収めるようにしたことを特徴として成るものである。
また請求項6記載の組立テーブルは、前記請求項1、2、3、4または5記載の要件に加え、
前記一対の脚板と、その中ぐり部から切除される脚受板とのブランク取りや、
前記座板と、その落とし口から切除される脚受板とのブランク取りは、
天板の平面視形状とほぼ同じ大きさの板材からブランク取りされることを特徴として成るものである。
また請求項7記載の組立テーブルは、前記請求項1、2、3、4、5または6記載の要件に加え、
前記天板、脚受板、座板、脚板を構成する板状部材には、ハニカムコア板紙材が適用されることを特徴として成るものである。
ここで本明細書中の「ハニカムコア板紙材」について説明する。
「ハニカム」とは、本来、蜂の巣状つまり正六角形を隙間なく並べた状態・構造を指すため、本明細書中の「ハニカムコア板紙材」という用語も、例えば図1(a)に示すように、板状部材の一対の表層材にサンドイッチされる(挟み込まれる)コア部材として、平面から視た断面形状が正六角形を成すものが挙げられる。しかしながら、コア部材としては、平面断面形状が必ずしも正六角形である必要はなく、例えば正方形など他の形状でも構わないものである。また、コア部材としては、例えば図1(b)に示すように、波状材と板状材とを面方向(板状部材の面方向)に順次重ねるように貼り合わせた、いわゆるコルゲートペーパーコアでも構わず、本明細書中では、このような板状部材を全て総称して「ハニカムコア板紙材」と称している。すなわち、本明細書中の「ハニカムコア板紙材」とは、慣用的に用いられている「ハニカムコア」に基づいた用語である。
これら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
まず請求項1記載の発明によれば、一対の脚板における支脚部間に形成される中ぐり部から切除されたブランク材を、天板の脚受板として利用するため、一回のブランク取り(材料取り)で、一対の脚板と脚受板とを同時に得ることができ、ブランク工程の簡素化や資材となる板材の有効利用を達成することができる。
また、一対の脚板における中ぐり部と、脚受板との平面視形状がほぼ同一となるため、板状パーツとしての脚板を収納するにあたっては、積層状態に形成された脚受板の輪郭に中ぐり部を合わせるように、一対の脚板を天板上に平置きすれば、収まりの良い収納状態が得られる。
また請求項2記載の発明によれば、天板、脚板(脚組立体)、座板の組み付け方によって、テーブルとしての機能はもちろん、非常用便座としての機能を発現させることができるため、実用性はもちろん、意外性や面白さを演出できる。なお組立テーブルは、キャンプやピクニック等において多く用いられ、キャンプやピクニックには自動車で出掛けることが多い。そのため、自動車での移動中に交通渋滞に巻き込まれることもあり、その場合に急遽使用できる非常用便座の機能を併せ持たせることは極めて実用的である。
また天板、脚板(脚組立体)、座板の組み付けは、溝や孔への嵌め込みや噛み組みであり、ネジやボルトあるいはピンなどを一切使用しないため、組み立て用の工具(道具)も一切不要であり、極めて容易に組み立て(組み替え)が行える。特に非常用便座は災害時において既存のトイレが使用できなくなった場合にも使用でき、このような災害時には工具なども見つからないことも多く、緊急対応性に優れていると言える。
また請求項3記載の発明によれば、脚受板は、脚板における中ぐり部からの切除部分と、座板における落とし口からの切除部分とを積層して形成されるため、例えば分解した天板、脚板、座板等の各パーツを収納・保管する場合、天板上に積層形成された脚受板に対して、これを一対の脚板で挟み付けるように脚板を平置きし(中ぐり部を向かい合わせ状態に載置)、その上から座板(落とし口)を脚受板に嵌め込んで収納することができる。この収納状態は、一対の脚板が天板と座板との間でサンドイッチ状に挟み込まれた状態であるため、極めてコンパクトであり、且つ安定した収納状態となる。また、このようなサンドイッチ状の収納状態であれば、保管時や運搬時にパーツが散逸してしまうことも効果的に防止できる。更に、分解状態の脚板を、天板と座板とによりサンドイッチ状に挟み込む収納形態は、脚板における脚受板嵌合縁や座板嵌合縁など、組み立ての際に溝や孔に差し込む部位(嵌合部位)の損傷や破損も効果的に防止することができる。
また請求項4記載の発明によれば、脚受板の輪郭形状は、平面視楕円状に形成されるため、例えば収納時に一対の脚板で、天板上の脚受板を取り囲むように平置きする場合、脚板の位置決めが行い易く、位置合わせ後のズレも生じにくい。これは、脚受板が楕円形であるため、一旦、天板上において脚受板を取り囲むように平置きした脚板は、自由に回ってしまうことがないためである。逆に言えば、例えば脚受板の輪郭形状が平面視円形である場合には、一対の脚板を脚受板の周りに平置きしても、脚板が脚受板の周りを自由に回り易く、収納状態が維持しづらいものである。
また請求項5記載の発明によれば、脚板に袋留めスリットが形成されるため、組立テーブルを非常用便座として使用する場合、脚板の中ぐり部に受け容器としての袋を上方開放状態で安定して取り付けることができる。
また請求項6記載の発明によれば、一対の脚板と、その中ぐり部から切除される脚受板とのブランク取りや、座板と、その落とし口から切除される脚受板とのブランク取りは、天板の平面視形状とほぼ同じ大きさの板材からブランク取りされるため、資材となる板材の徹底した有効利用を達成することができる。
また、このようなブランク取り(天板の平面視形状を基準としたブランク取り)であれば、上記のように偏平状の一対の脚板を、天板と座板との間でサンドイッチ状に挟み込むように収納した場合、概ね天板の三枚分程度に重ねて収納することができ(脚板、天板、座板の板厚が、全て同じ場合に天板の板厚の三枚分となる)、コンパクトな状態で保管や運搬を行うことができる。
また請求項7記載の発明によれば、天板や脚受板等を構成する板状部材には、ハニカムコア板紙材が適用されるため、軽量化を図りながら、素材自体が優れた強度を発揮する。従って、テーブル状態や便座状態における強度や耐久性はもちろん、収納状態での運搬性も良好となり、組み立てもシンプルに行える。
本発明の組立テーブルを、テーブル状態(テーブルとしての機能を発現させた状態)で示す分解斜視図であって、天板、座板、脚板(脚組立体)の組み付け状況を示す図である。 本発明の組立テーブルをテーブル状態で示す立面図と部分的な断面図(a)、並びに一方の脚板を平面視状態(ブランク状態)で示す説明図(b)である。 組立テーブルを構成する各パーツのブランク取り状態及び収納状態を併せ示す分解斜視図(a)、並びに天板の板厚三枚分程度に収納された収納体を示す斜視図(b)である。 上記収納状態を得るにあたり、脚受板の長軸方向から一対の脚板を互いに接近させるように嵌め込む様子を示す骨格的平面図、並びに本図IV-IV 線において収納状態を示す断面図である。 本発明の組立テーブルを、便座状態(非常用便座としての機能を発現させた状態)で示す分解斜視図であって、座板、脚板(脚組立体)、天板の組み付け状況を示す図である。 本発明の組立テーブルが、天板、座板、脚板(脚組立体)の組み付け方(組み替え方)によって、テーブル状態または便座状態となることを示す立面図である。 パーツの収納状態(収納体)において、運搬時などに当該収納体を立てた場合(脚受板の長軸方向を鉛直方向に向けた場合)であっても、脚板が当該収納体から外れて落下しないようにした実施例を示す説明図(a)・(b)である。
本発明を実施するための形態は、以下の実施例に述べるものをその一つとするとともに、更にその技術思想内において改良し得る種々の手法を含むものである。
本発明の組立テーブル1Aは、一例として図1・2に示すように、天板2と、この天板2を支持する一対の脚板3と、天板2の下に重ね合わせ状態に設けられる座板4とを具えて成るものである。組立テーブル1Aは、通常、各パーツ(各構成部材)が、分解され(組み立てが解除され)、偏平な板状部材の状態で収納されており、テーブルとして使用したい場合に、これらを組み立ててテーブルとしての機能を発現させるものである。なお、各構成部材(各パーツ)は、ハニカムコア板紙材、木質合板、樹脂製板材、金属板材などの各種の板材からブランク取り(材料取り)され得るものであるが、本実施例では強度や軽量化において特に優れたハニカムコア板紙材を適用するものである。
ここで、上記天板2の下面に重ね合わせ状態に設けられる部材を、天板補強材などと言わず、「座板(4)」と称したのは、本組立テーブル1Aは、天板2・脚板3・座板4などの各パーツを組み替えることにより、組立テーブル1Aが非常用便座1Bとしての機能を発現し、上記座板4は、この便座状態における便座(座部)に当たるためである。また、このようなことから、組立テーブルに「1A」の符号を付し、非常用便座に「1B]の符号を付したものである。更に、本実施例では、一例として図3(b)に示すように、分解された各パーツは、一対の脚板3を天板2と座板4とによってサンドイッチ状に挟み込むように収納するものであり、これを「収納体1C」とする。
以下、組立テーブル1Aの各構成部材(各パーツ)について説明する。なお説明にあたっては、テーブル状態(テーブルとしての機能を発現した状態)を、各パーツの基本的な姿勢(状態)として説明する。つまり、各パーツの「上」・「下」などは、このテーブル状態を基本とするものである。
まず天板2について説明する。
天板2は、一例として図1・2に併せ示すように、テーブル面を構成する天板本体21と、その下面中央に積層状態に設けられる脚受板22とを具えて成り、この脚受板22の下部には脚板3(脚組立体30)を嵌め込むために平面視十字状の脚受溝23が形成される。もちろん、組立テーブル1Aという構造上、脚板3(脚組立体30)の脚受溝23への取り付けは、着脱自在に構成される。
ここで、本実施例における脚受板22は、天板本体21とほぼ同じ平面視形状の板材から上記脚板3を切除した部分(これを脚受板22Lとする)と、天板本体21とほぼ同じ平面視形状の板材から上記座板4を切除した部分(これを脚受板22Sとする)とを重ねて形成される(図2(a)参照)。このため本実施例における脚受板22の厚み寸法は、ほぼ脚板3と座板4との板厚寸法の合計値となる。また、本実施例では脚受板22の平面視形状(輪郭)は、楕円状に形成されている(図3・4参照)。
なお、脚受板22は天板本体21に接合されるものであって、これには接着剤による接合の他、ネジ留めやダボ接ぎによる接合、あるいは溶接など、適用する各構成部材(パーツ)の素材等に応じて適宜の接合手段が採り得るものである。因みに、このような構成上、パーツとしての天板2は、常に天板本体21と脚受板22とが一体となった状態で取り扱われ、組立時はもちろん、分解時においても天板本体21と脚受板22とは分離しない(させない)ものである。因みに、本実施例の天板本体21は、平面視形状が概ね一辺約45cm程度の正方形状である。
次に、脚板3について説明する。
脚板3は、上述したように天板2をほぼ一定の姿勢(高さ)に支持する一対の部材であり、各脚板3は、図1・2に併せ示すように、上部の天板支持部3Tと下部の支脚部3Bとが、一つの板材に一体的に構成されている。このうち天板支持部3Tは、テーブル状態において天板2を間接的または直接的に支える部位であり、支脚部3Bは、テーブル状態において床面等の載置面に当接する接地部であり、この支脚部3Bは一つの脚板3(一枚の板状部材)において対設状態に形成される。
以下、天板支持部3Tと支脚部3Bとについて更に説明する。
天板支持部3Tは、その上部に、前記脚受板22の脚受溝23に嵌め込まれる脚受板嵌合縁31を具えるとともに、この脚受板嵌合縁31の中央には各脚板3同士を組み合わせる噛み組みスリット32が上下方向に形成され、該噛み組みスリット32による交差状の噛み組みにより一対の脚板3は、全体として平面視十字状で四本脚の脚組立体30を構成するものである。
なお、このような構造上、噛み組みスリット32は、図1に併せ示すように、当然ながら一方の脚板3では、上方開放状態に形成されるのに対し、もう一方の脚板3では、下方開放状態に形成されるものである。
また天板支持部3Tにおける脚受板嵌合縁31の外側(脚受板嵌合縁31の両サイド)には、天板2を下方から支持する(ここでは座板4を介した間接的な支持)ための天板支承縁33が形成されており、上記脚受板嵌合縁31と天板支承縁33との間に溝が形成されている。この溝には、図2(a)の断面図に示すように、テーブル状態で二枚重ねの脚受板22L・22Sが脚受溝23の立ち壁として嵌まり込むものである。ここで図2に示すように、脚板3(脚受板嵌合縁31)が脚受板22の脚受溝23に嵌め込まれる寸法を嵌合寸法Mとするものである。
また、本実施例の場合、図2(a)に示すように、テーブル状態では座板4を天板2の下に重ね合わせることから、上記溝を挟んで両側に位置する脚受板嵌合縁31と天板支承縁33との高さが異なり、言わば段違い状に形成されている。
また、一つの脚板3の下部において対設状態に設けられる支脚部3B同士の間には、一例として図2に併せ示すように、平面視半楕円状のくり抜き部が形成され、本明細書ではこれを中ぐり部35とする。
なお支脚部3Bの下端は、テーブル状態では床等の載置面に当接する接地部であるが、当該部位は、便座状態では座板4(脚板嵌合孔42)に嵌め込まれる座板嵌合縁36となる。そして、この座板嵌合縁36に対し、一段上がったところに座板支承縁37が段違い状に形成されており、これは便座状態において座板4の下面を下方から支持する部位である(図5参照)。このため、座板支承縁37と座板嵌合縁36との高低差(段差寸法)は、ほぼ座板4の板厚寸法分となっている。
また、座板支承縁37には袋留めスリット38が形成されている。これは、組立テーブル1Aの各パーツを組み替えて非常用便座1Bとして使用する場合(図5参照)、脚板3の中ぐり部35に収める受け容器39としての袋Bを固定するためのものである。すなわち、袋留めスリット38は、***物を収容する受け容器39としての袋Bの開口端縁を掛止する部位であり、これにより袋Bが脚板3の中ぐり部35に上方開口状態で安定して取り付けられるものである。
なお、脚板3のブランク取り(材料取り)にあたっては、一枚の板材(始発板材)から一対の脚板3を同時にブランク取りするものであり、これには一例として図3に示すように一対の脚板3同士の中ぐり部35を互いに中央側に向け、この中央の切除部分から楕円形状の脚受板22(脚受板22L)を取り出すようにブランク取りを行うものである。ここで、一対の脚板3をブランク取りする上記一枚の始発板材は、天板2の平面視形状とほぼ同じであるため、材料取りが極めて有効に行え、ひいては分解した各パーツの収納も極めて収まり良く、コンパクトにまとめることができる(収納状態については後述する)。
次に座板4について説明する。
座板4は、上述したように、テーブル状態では、天板本体21の下面に重ね合わせて設けられる一方、便座状態では便座(座部)に当たる部位である。なお、テーブル状態において、座板4を天板本体21に重ね合わせることにより、テーブル面(天板本体21)としての強度が高められるものである。
座板4は、一例として図1・5に併せ示すように、中央に便座開口部となる落とし口41が形成されるとともに、その外側四箇所に脚板嵌合孔42が等角度間隔で放射状に形成される。
落とし口41は、開口形状が、天板2における脚受板22の輪郭(外郭)とほぼ同じ形状に形成されており、テーブル状態において、座板4を天板本体21に重ね合わせるにあたり、座板4の落とし口41に脚受板22を内嵌めするように、座板4を天板本体21に重ね合わせるものである。
また、このようなことから座板4をブランク取りする一枚の板材(始発板材)の中央部から脚受板22Sを取り出すことができるものである。つまり、ここでも座板4のブランク取りと同時に、脚受板22(脚受板22S)のブランク取りが一挙に行えるものである。
また、本実施例では、脚受板22の平面視形状が楕円形状であるため、座板4を天板本体21に重ねる際の位置決めが容易となり、また一旦、脚受板22に嵌め込んだ座板4は、脚受板22が楕円形状であることから回転しない(位置ズレしない)ものである。
なお、脚板嵌合孔42は、便座機能を発現させる場合において作用する部位であり、図5に示す便座状態で、この脚板嵌合孔42に脚部3の座板嵌合縁36を嵌め込み、座板4を便座状態における便座(座部)として機能させるものである。
ここで、上記脚受板22に形成される脚受溝23としての平面視十字溝や、座板4に形成される脚板嵌合孔42は、例えば図3〜5に示すように、平面視正方形状を成す天板本体21や座板4の対角線に沿うように形成されるが、脚受溝23(十字溝)や脚板嵌合孔42の形成方向は必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば図1に示すように、平面から視て天板本体21や座板4の各辺にほぼ沿うように形成されても構わない。
因みに、このようなこと(脚受溝23や脚板嵌合孔42の形成方向が図3〜5とは異なること、または種々想定されること)等を考慮して、図1では天板本体21や座板4の外形線を二点鎖線で描いたものである。
(1)テーブル状態
以下、上述した天板2、脚板3(脚組立体30)、座板4等の各パーツを組み立てて組立テーブル1Aとしての機能を発現させる場合の各パーツの組み付け方について説明する。
まず一対の脚板3については、図1に示すように、互いの噛み組みスリット32同士を嵌め合わせ、脚板3同士が交差するように、つまり平面視十字状を成す立体的な脚組立体30に形成する。なお、この脚組立体30の状態で、テーブル状態において接地部となる座板嵌合縁36が四箇所とも全て載置面に接地することが望ましい。
このような脚組立体30の形成作業に伴い、天板2(天板本体21)に座板4を重ね合わせるものであり、これには座板4の落とし口41を天板2の脚受板22に嵌め込むように、座板4を天板2に重ね合わせるものである。この際、本実施例では、脚受板22の輪郭形状(平面視形状)と、座板4の落とし口41の開口形状(平面視形状)とが、ほぼ同じ楕円状に形成されているため、脚受板22の輪郭形状に落とし口41の形状を合わせれば、自然に天板本体21と座板4との平面視形状(輪郭)も揃うものであり、これは上記重ね合わせ作業において座板4の位置決めが極めて効率的に行えることを意味している。逆に言えば、脚受板22及び落とし口41の平面視形状は、ほぼ同じ円形状にすることもできるが、その場合には、脚受板22の形状に落とし口41の形状を合わせて座板4を嵌め込んでも、座板4が回転して位置ズレを起こし易いものである。もちろん、このような観点から言えば、脚受板22及び落とし口41の平面視形状は、必ずしも楕円形状である必要はなく、例えば長円形状やひし形状等、回転を防ぐ形状であればどのような形状でも構わないものである。
このようにして天板2に座板4を重ね合わせた後、この状態で脚受板22の脚受溝23に、上記立体的に組み合わせた脚組立体30の脚受板嵌合縁31を嵌め込んで、テーブルとしての機能を発現させるものである。なお、このテーブル状態で、例えば図2(a)に示すように、脚組立体30(脚板3)の天板支承縁33が座板4の下面に当接し、天板2を間接的に支持するものである。
また、座板4を天板2に重ね合わせた状態で、脚組立体30を脚受板22に嵌め込むことから、脚受板嵌合縁31と天板支承縁33とは、ほぼ座板4の厚み寸法分、段違い状に形成される。更に、脚板3のブランク取りと同時に切除された脚受板22Lと、座板4のブランク取りと同時に切除された脚受板22Sとを重ねて脚受板22を構成しているため、脚板3(脚受板嵌合縁31)を脚受溝23に嵌め込む嵌合寸法Mとしては、ほぼ脚板3と座板4との板厚寸法の合計となるものである。
(2)便座状態
次に、各パーツの組み付け方を変更して非常用便座1Bとしての機能を発現させる場合の天板2、座板4、脚組立体30の組み付け方(組み替え方)について説明する。
この場合、一例として図5・6に示すように、座板4は天板2に重ねないものである。つまり、例えばテーブル状態から便座状態に組み替える場合には、まず脚組立体30を天板2から取り外し、その後、座板4を天板2から分離させるものであり、この天板2をテーブル状態とは天地反転させた状態で床面等に載置するものである。
その後、脚組立体30もテーブル状態とは天地反転させた状態で脚受板嵌合縁31を、脚受板22の脚受溝23に嵌め込むものである。そして、上方を向いた脚組立体30の支持脚3B(座板嵌合縁36)に、座板4における脚板嵌合孔42を嵌め合わせるものである。なお、この状態で、便座開口部となる落とし口41の下方において、脚板3の中ぐり部35が上開き状態を呈するものである。そして、この中ぐり部35に袋Bなどの受け容器39を上方開口状態に収めて、非常用便座としての機能を発現させるものである。もちろん、受け容器39としてビニール袋等の袋Bを適用した場合には、例えば図5に併せ示すように、袋Bの開口端縁を袋留めスリット38に掛止して、中ぐり部35の内側空間に袋Bを安定状態で取り付けるものである。
なお、***物を収容する受け容器39としては、必ずしも袋Bに限定されるものではなく、ボール等の容器状のものでも構わない。
因みに、上記図6は、天板2、脚板3(脚組立体30)、座板4の組み立て方を変更することにより、テーブル状態と便座状態とが選択できること、換言すれば組立テーブル1Aとしての機能と、非常用便座1Bとしての機能とを発揮させ得ることを示しており、便座状態を得るにあたり、必ずしもテーブル状態を経ることを意味するものではない。従って当然ながら各パーツの分解・収納状態から、いきなり便座状態に組み立てることもあり得るものである。
(3)収納状態(収納体)
次に、組立テーブル1Aや非常用便座1Bを構成する天板2、座板4、脚組立体30(脚板3)等の各パーツを分解して、保管や運搬する際の収納状態(収納体1C)について説明する。
収納状態では、各パーツの嵌め込みや噛み組みを解除して偏平な板状とする。すなわち、立体的脚部として構成されている脚組立体30については、一対の脚板3の噛み組みを解除して、一対の平らな部材(脚板3)とする。また、テーブル状態では、天板2(天板本体21)と座板4とが重なり合った状態であるため、収納時には座板4を天板2から分離させるものである。ただし、天板2については、上述したように天板本体21と脚受板22とが一体的に接合されているので、天板2は脚受板22を積層したままの状態で収納する。
具体的な収納状態としては、一例として図3・4に示すように、互いの噛み組みを解除した脚板3を、天板2上において脚受板22を挟み付ける、もしくは取り囲むように対向配置し(つまりブランク取り時と同じように対向状態に平置きし)、この一対の脚板3を上記天板2と座板4とによってサンドイッチ状態に挟み込むものである(図3(b)及び図4の断面図参照)。
なお、上記図3(a)では、天板2における脚受板22の上方から一対の脚板3を天板本体21に載置するようにした脚板3の収め方を示す一方、上記図4では、天板2上において、平面視楕円状に形成された脚受板22の長軸方向から、一対の脚板3を互いに接近スライドさせるような収め方を示しており、種々の収め方が考えられる。いずれにしても、楕円状に形成された脚受板22を対向する中ぐり部35で挟み込む、もしくは取り囲むように一対の脚板3を収納するものである。これにより収納状態の脚板3が脚受板22の周りを回ってしまうことがないものである。もちろん、このような収まりの良い収納状態が得られるのは、上記図3(a)からも明らかなように、もともと脚受板22のブランク取り(材料取り)において、一対の脚板3(中ぐり部35)から切除されたブランク材を、天板2における脚受板22(22L)として利用したためである。因みに、このような収まりの良い収納状態が得られるという点では、脚受板22の平面視形状は必ずしも楕円状である必要はなく、楕円形以外の長円形状やひし形状であっても良く、同様の効果が得られる。
また、脚受板22を一対の脚板3によって取り囲むように収納する収納体1Cに関して更に付言すれば、上記実施例の場合、例えば図7(a)に示すように、運搬時などに上記収納体1Cを片手で持つなどして、立てた状態で運ぶような場合、脚受板22の長軸方向が鉛直方向を向くと(一対の脚板3が上下方向に位置すると)、下方に位置した脚板3が収納体1Cから外れ、落下するおそれがある。このような落下を防止するには、例えば図7(b)に示すように、脚板3における支脚部3Bの下端、すなわち座板支承縁37の一部を脚受板22に食い込むように形成することが可能である(ここを係止部37hとする)。もちろん、このような係止部37hは、対設状態に設けられる支脚部3Bの両方に形成することが好ましい。なお、このような係止部37hを形成した場合には、この係止部37hによって収納状態の脚板3の落下が防止できることはもちろん、脚板3が脚受板22周りを回転してしまうことも防止できるため、脚受板22の平面視形状が円形状であっても何ら構わない。
また上記図3(b)や図4の断面図では、天板2上において脚受板22を一対の脚板3(中ぐり部35)で挟み付けるようにした後、その上方から落とし口41を脚受板22に外嵌めするように座板4を被せた収納状態を示している。
このように、パーツの収納状態としては、天板2(天板本体21)の概ね三枚分程度に重ねて収納することができ(実際には天板本体21、脚板3、座板4の板厚が全て同じ場合に天板本体21の三枚分となる)、自動車等に搭載しておくにも極めて便利である。
また、このように分解した脚板3を、天板2(天板本体21)と座板4とでサンドイッチ状に挟み込んで収納するため、保管時や運搬時に各パーツが散逸してしまうことが効果的に防止できるものである。更に、このようなサンドイッチ状の収納状態であれば、脚板3における脚受板嵌合縁31や座板嵌合縁36など、組み立ての際に溝や孔に差し込む部位(嵌合部位)の損傷や破損も防止できるものである。もちろん、本実施例では、上述したように天板2(天板本体21)の平面視サイズは、一例として一辺が約45cmの正方形状であるため、極めてコンパクトに収納でき、また素材としてもハニカムコア板紙材であるので極めて軽量であり、人による運搬にも全く支障がないものである。
なお、上述した実施例は、基本的に座板4を具え、テーブルとしての機能に加え、便座としての機能を発現できるようにしたものについて説明した。しかしながら、脚板3のブランク取り、特に平面視半楕円形状の中ぐり部35を有する脚板3を、互いに向かい合わせ状態に配置し、その中ぐり部35の切除部分から脚受板22(脚受板22L)を取り出すようにした脚板3の材料取りについては、資材となる板材の有効利用や効率的なブランク取りが行えるというだけでなく、上述したように収まりの良い収納状態が得られるという点で、これ自体、極めて斬新な着想と言える。従って、便座としての機能は発現させずに、上記のようなブランク取りだけでも、技術的に評価できるものであり、このため請求項1では座板4を限定していないものである。
因みに、上記のようなブランク取りのみを採用した場合(つまり座板4が存在しない場合)には、脚受板22は脚板3一枚分の板厚寸法となり、脚受板22Lのみで形成される。また、嵌合寸法Mも脚板3一枚分の板厚寸法となる(小さくなる)。更にまた座板4が存在しない場合、テーブル状態では、天板支承縁33が、直接、天板本体21に当接し、これを支持するものである。また、座板4が存在しない場合の収納状態としては、天板2(天板本体21)の概ね二枚分程度にまとめて収納することができる(実際には天板本体21の板厚寸法と、脚板3の板厚寸法との合計の板厚であり、これらの板厚が同じ場合に天板本体21の二枚分の厚みにまとめられる)。
1A 組立テーブル
1B 非常用便座
1C 収納体
2 天板
3 脚板
4 座板

2 天板
21 天板本体
22 脚受板
22L 脚受板(脚板からの切除部分)
22S 脚受板(座板からの切除部分)
23 脚受溝

3 脚板
30 脚組立体
3T 天板支持部
3B 支脚部

3T 天板支持部
31 脚受板嵌合縁
32 噛み組みスリット
33 天板支承縁

3B 支脚部
35 中ぐり部
36 座板嵌合縁
37 座板支承縁
37h 係止部
38 袋留めスリット
39 受け容器

4 座板
41 落とし口
42 脚板嵌合孔

B 袋
M 嵌合寸法

Claims (7)

  1. 天板と、この天板を支持する一対の脚板とを組み合わせて成る組立式のテーブルにおいて、
    前記天板は、下面に積層状態に形成された脚受板を具え、この脚受板には前記脚板に嵌合する平面視十字状の脚受溝が形成されるものであり、
    一方、前記各脚板は、天板支持部と、この天板支持部の下方に対設状態に形成される支脚部とが一体の板状に形成されるものであり、
    前記天板支持部は、その上方に前記脚受板に形成された脚受溝に嵌め込まれる脚受板嵌合縁を具えるとともに、天板支持部中央には各脚板同士を組み合わせる噛み組みスリットを上下方向に形成し、これにより全体として平面視十字状で四本脚の脚組立体を構成するものであり、
    更に、前記各脚板における一対の支脚部間に形成される中ぐり部から切除されたブランク材は、前記天板における脚受板として利用されることを特徴とする組立テーブル。
  2. 天板と、この天板を支持する一対の脚板と、座板とを組み合わせて成る組立式のテーブルにおいて、
    前記天板は、下面に積層状態に形成された脚受板を具え、この脚受板には前記脚板に嵌合する平面視十字状の脚受溝が形成されるものであり、
    また前記各脚板は、天板支持部と、この天板支持部の下方に対設状態に形成される支脚部とが一体の板状に形成されるものであり、
    前記天板支持部は、その上方に前記脚受板に形成された脚受溝に嵌め込まれる脚受板嵌合縁を具えるとともに、天板支持部中央には各脚板同士を組み合わせる噛み組みスリットを上下方向に形成し、これにより全体として平面視十字状で四本脚の脚組立体を構成するものであり、
    更に、前記各脚板における一対の支脚部間に形成される中ぐり部から切除されたブランク材は、前記天板における脚受板として利用され、
    更にまた、前記脚板の支脚部下端には座板嵌合縁と座板支承縁とを形成して成り、
    また、前記座板は、中央に落とし口を開口させるとともに放射状配置に四口の脚板嵌合孔を形成して成るものであり、
    前記天板における脚受板を前記座板の落とし口に内嵌めするように、これら天板と座板とを重ね合わせ、この状態で脚受板に脚組立体を嵌め込んでテーブルとしての機能を発現させる一方、
    天板をテーブル状態とは天地反転させた状態で床面等に載置し、また脚組立体もテーブル状態とは天地反転させた状態で脚受板に嵌め込み、上方を向いた支脚部の座板嵌合縁に、座板における脚板嵌合孔を嵌め合わせ、脚板の中ぐり部に受け容器を上方開口状態に収めて、非常用便座としての機能を発現させるようにしたことを特徴とする組立テーブル。
  3. 前記座板の落とし口から切除されるブランク材も、前記天板における脚受板として利用されるものであり、
    前記天板における脚受板は、脚板における中ぐり部からの切除部分と、座板における落とし口からの切除部分とを積層して形成されることを特徴とする請求項2記載の組立テーブル。
  4. 前記天板における脚受板の輪郭形状は、平面から視て楕円形状に形成されることを特徴とする請求項1、2または3記載の組立テーブル。
  5. 前記脚板における支脚部には、座板支承縁に袋留めスリットが形成され、
    また前記組立テーブルに非常用便座としての機能を発現させる場合、脚板の中ぐり部に収める受け容器としては袋を適用するものであり、この袋の開口端縁を上記袋留めスリットに掛止して、脚板の中ぐり部に袋を上方開口状態で収めるようにしたことを特徴とする請求項2、3または4記載の組立テーブル。
  6. 前記一対の脚板と、その中ぐり部から切除される脚受板とのブランク取りや、
    前記座板と、その落とし口から切除される脚受板とのブランク取りは、
    天板の平面視形状とほぼ同じ大きさの板材からブランク取りされることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の組立テーブル。
  7. 前記天板、脚受板、座板、脚板を構成する板状部材には、ハニカムコア板紙材が適用されることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の組立テーブル。
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