JP2014075389A - 半導体装置の製造システム及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造システム及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】人為的ミスを抑えるとともに、生産効率を向上させることが可能な半導体装置の製造システム及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】半導体装置の製造システム1では、複数のウェハの貼り合わせを行うための組み合わせ情報が予め記憶部14に記憶されている。また、この記憶部14に記憶される情報に基づき、ホストコンピュータ10は、キャリア搬送装置20へキャリアの搬送指示を出すと共に、ウェハ搬送装置40へウェハの搬送指示を出すようになっている。そして、所定の保管場所に保管されている複数のキャリアの中から少なくとも対象ウェハを収容した必要キャリアが選び出されてポート50へ搬送されると共に、ポート50へ搬送されたキャリアに収容される複数のウェハの中から対象ウェハが選び出されて貼り合わせ装置60内へ搬送されるようになっている。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体装置の製造システム及び半導体装置の製造方法に関する。
従来、例えば半導体装置などの製造工程において、複数の基板を貼り合わせることが行われている。例えば、半導体ウェハなどの基板を貼り合わせる方法としては、例えば、下記特許文献1に示すものがある。
特許文献1に開示される基板貼り合わせ方法では、第1基板及び第2基板の周縁部に複数本のピンを配置し、重ね合わせた第1基板と第2基板とに予備加圧をかけ、この予備加圧工程中に第1基板と第2基板とのずれを観察部で観察しながら第1基板と第2基板とを貼り合わせるようにしている。
特開2009−194265号公報
ところで、このような基板を貼り合わせる工程において、複数種類のウェハを、同一の貼り合わせ装置で行う場合があるが、貼り合わせの組み合わせが複数ある場合には、貼り合わせ装置へのウェハの搬入や交換を効率よく確実に行うことが望まれている。
しかしながら、このような場合、上記特許文献1では、作業者が手動で基板を貼り合わせ装置へセットするため、作業者の作業負担が大きくなり、生産能力を低下させるという問題がある。また、ウェハの選択や配置等は作業者に委ねられるため、人為的ミスが起こりやすいという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、人為的ミスを抑えるとともに、生産効率を向上させることが可能な半導体装置の製造システム及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、第1の発明は、複数のウェハを貼り合わせるための貼り合わせ装置と、前記貼り合わせ装置とネットワークを介して接続されるとともに、当該貼り合わせ装置を制御するホストコンピュータと、複数のウェハの貼り合わせを行うための組み合わせ情報を記憶する記憶手段と、1又は複数種類のウェハを収容し、所定の保管場所に保管可能な複数のキャリアと、前記キャリアを前記所定の保管場所から前記貼り合わせ装置側の所定の設置場所へ搬送するキャリア搬送手段と、前記所定の設置場所へ搬送された前記キャリアから貼り合わせ対象となる対象ウェハを選び出し前記貼り合わせ装置内に搬送するウェハ搬送手段と、を備え、前記ホストコンピュータは、前記記憶手段に記憶される前記組み合わせ情報に基づき、前記キャリア搬送手段へ前記キャリアの搬送指示を出すと共に、前記ウェハ搬送手段へ前記ウェハの搬送指示を出し、前記キャリア搬送手段は、前記ホストコンピュータからの搬送指示に基づき、前記所定の保管場所に保管されている複数のキャリアの中から少なくとも前記対象ウェハを収容した必要キャリアを選び出して前記貼り合わせ装置側の前記所定の設置場所へ搬送可能に構成され、前記ウェハ搬送手段は、前記ホストコンピュータからの搬送指示に基づき、前記所定の設置場所へ搬送された前記キャリアに収容される複数のウェハの中から前記対象ウェハを選び出して前記貼り合わせ装置内へ搬送することを特徴とする。
請求項1の半導体装置の製造システムでは、複数のウェハの貼り合わせを行うための組み合わせ情報が予め記憶手段に記憶されている。また、この記憶手段に記憶される情報に基づき、ホストコンピュータは、キャリア搬送手段へキャリアの搬送指示を出すと共に、ウェハ搬送手段へウェハの搬送指示を出すようになっている。そして、所定の保管場所に保管されている複数のキャリアの中から少なくとも対象ウェハを収容した必要キャリアが選び出されて貼り合わせ装置側の所定の設置場所へ搬送されると共に、所定の設置場所へ搬送されたキャリアに収容される複数のウェハの中から対象ウェハが選び出されて貼り合わせ装置内へ搬送されるようになっている。
このように、1又は複数種類のウェハを収容するキャリアの搬送及び、ウェハの選択・搬送を、予め記憶されている組み合わせ情報に基づき自動で行うことができるので、作業者の作業負担を減らすことができると共に、人為的ミスを抑えることができ、生産効率を向上させることができる。特に、ウェハの種類やウェハの貼り合わせの組み合わせが多い場合であっても、生産効率を低下させることなく、所望のウェハの貼り合わせを行うことができる。
図1は、本発明に係る半導体装置の製造システムの構成を例示するブロック図である。 図2は、本発明に係る半導体装置の製造システムの構成を説明する説明図である。 図3は、本発明に係る半導体装置の製造システムにおけるキャリア搬送工程の流れを例示するフローチャートである。 図4(A)は、製品キャリア内の製品ウェハの搭載状態を示し、図4(B)は、材料キャリア内の材料ウェハの搭載状態を示し、図4(C)は、製品ウェハと材料ウェハとがそれぞれキャリアに搭載された様子を示す図である。 図5は、材料キャリア及び製品キャリアを、ポートへ搬入する様子を説明する図である。 図6は、キャリア搬送工程及びウェハ搬送工程を説明する図である。 図7は、ウェハ貼り合わせ工程を説明する図であって、図7(A)は、半導体装置の製造工程の流れの一部を説明する図であり、図7(B)は、図7(A)に示す各作業の処理条件を説明する図である。 図8(A)は、製品ロットAの作業情報を説明する図であり、図8(B)は、連続処理区間における製品ロットAの洗浄工程及び貼り合わせ設備処理のタイミングを説明する図である。 図9は、ウェハの貼り合わせ結果の判定処理を説明するフローチャートである。 図10は、材料ウェハの原石発注を説明する図であり、図10(A)は、半導体装置の製品フローを説明する図であり、図10(B)は、材料ロットフローを説明する図である。 図11は、材料ウェハの原石発注を説明する図であり、図11(A)は、製品品名と材料品名の関係を説明する図であり、図11(B)は、材料品名の原石編成から貼り合わせ工程までのリードタイムを説明する図であり、図11(C)は、製品品名の貼り合わせ工程における払出指示を説明する図であり、図11(D)は、材料品名の貼り合わせ工程における払出指示を説明する図であり、図11(E)は、材料品名の投入指示を説明する図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、詳細に説明する。なお、本第1実施形態では、半導体装置の製造工程の中で、主に、ウェハの貼り合わせ工程について説明する。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造システム1は、当該システムを制御するホストコンピュータ10と、所定の保管場所からキャリアを搬送するキャリア搬送装置20と、キャリアからウェハを選び出して貼り合わせ装置60内へ搬送するウェハ搬送装置40と、複数のウェハを貼り合わせるための貼り合わせ装置60とを備えている。そして、貼り合わせ装置60と、キャリア搬送装置20及びウェハ搬送装置40は、ホストコンピュータ10とLAN等のネットワークを介してそれぞれ接続されている。
ホストコンピュータ10は、CPUなどから構成される制御部12と、複数のウェハを貼り合わせるために必要な各種情報を記憶する記憶部14を備えている。記憶部14は、ホストコンピュータ10内に設けられるハードディスク等の記憶装置から構成されている。具体的に、記憶部14には、設備情報や作業情報、各ウェハを貼り合わせるための貼り合わせ情報、期限情報などの製造工程フローに関する情報、ロットを管理するためのロット情報、生産計画などを管理するための生産管理情報、ウェハを仕掛けるための仕掛け指示管理情報、設備の状態を管理するための設備管理情報、仕掛け優先度情報、製造履歴を管理するための履歴情報等が記憶されている。また、記憶部14には、どのキャリアにどの種類のウェハがそれぞれ何枚収容されているかといった情報が随時更新されて記憶されるようになっている。そして、ホストコンピュータ10は、この記憶部14に記憶される各種情報に基づき、貼り合わせ装置60、キャリア搬送装置20及び、ウェハ搬送装置40等を制御するようにしている。また、ホストコンピュータ10には、他のコンピュータ(例えば、ユーザが情報の入力や取得等を行うためのコンピュータなど)が接続されていてもよい。なお、制御部12は、「制御手段」の一例に相当する。また、記憶部14は、「記憶手段」の一例に相当する。
キャリア搬送装置20は、例えば、図略のコンベア等を備えており、制御部12から指示を受けると、所定の保管場所(図示略)から所定のキャリアを選び出し、コンベアによって所定の設置場所へ搬送するようになっている。ここで、所定の保管場所とは、例えば、低真空に保たれた容器等などの場所である。また、所定の設置場所とは、例えば、SMIFポートなどであり、本実施形態では、以降、この所定の設置場所を単に「ポート」と呼ぶ。また、このポート50は、図2に示すように、ウェハ搬送装置40に併設して設けられている。なお、キャリア搬送装置20は、「キャリア搬送手段」の一例に相当する。
ウェハ搬送装置40は、既存のウェハ移載機などによって構成されており、ロボットアーム(図示略)を備えている。また、このウェハ搬送装置40は、貼り合わせ装置60に併設して設けられている。そして、ウェハ搬送装置40は、制御部12から指示を受けると、ロボットアームを介して、ポート50内に搬送されたキャリアから所定のウェハを選び出して、貼り合わせ装置60内へ搬送するようになっている。なお、ウェハ搬送装置40は、「ウェハ搬送手段」の一例に相当する。
貼り合わせ装置60は、プラズマチャンバ61a、61bと、アライメントユニット62と、接合機63と、赤外線ユニット64と、冷却機65と、ロボットアーム(図示略)を備えている。プラズマチャンバ61a、61bは、ウェハ表面にプラズマを立てることでウェハ表面を活性化させるためのものである。アライメントユニット62は、貼り合わせを行うウェハの傾きや位置ずれを調整しながら位置決めを行うためのものであり、このアライメントユニット62にて、貼り合わせを行うウェハが固定具(図示略)にセットされるようになっている。そして、接合機63は、固定具にセットされたウェハを、加圧しながら貼り合わせるようになっている。赤外線ユニット64は、接合機63にて、貼り合わされたウェハを加熱し、ウェハ同士の接着強度を高めるようになっている。冷却機65は、赤外線ユニット64で加熱されたウェハや固定具を冷却するようになっている。なお、図2中、実線は製品ウェハWs(後述)の流れを示し、点線は材料ウェハWz(後述)の流れを示し、2点鎖線は固定具をセットした後(製品ウェハWsと材料ウェハWzを重ね合わせた後)のウェハの流れを示している。
次に、当該半導体装置の製造システム1における各処理について説明する。なお、本実施形態では、半導体素子等が形成されたウェハ(以下「製品ウェハ」と呼ぶ)に対して、台座用のウェハ(以下「材料ウェハ」と呼ぶ)を貼り合わせる工程を主に取り挙げて説明する。また、製品ウェハが収容されたキャリアを以下「製品キャリア」とし、材料ウェハが収容されたキャリアを以下「材料キャリア」とする。
(キャリア搬送工程)
まず、キャリア搬送工程について説明する。
このキャリア搬送工程では、所定の保管場所に保管されている1又は複数種類のウェハを収容した複数のキャリアの中から、少なくとも対象ウェハを収容した必要キャリアを選び出して、ポート50へ搬送する。
図3に示すように、まず、ステップS1にて、貼り合わせ装置60が仕掛け可能な状態か否かが判定される。このステップS1にて、貼り合わせ装置60が仕掛け可能でない(例えば、電源がOFFの状態やメンテナンス時など)と判断された場合には、仕掛け可能な状態になるまで、Noとの判定が繰り返される。一方、ステップS1にて、貼り合わせ装置60が仕掛け可能と判定されると(S1でYes)、続くステップS2にて材料ウェハの決定が行われる。このステップS2では、記憶部14に記憶される貼り合わせの組み合わせ情報(以下これを「処理レシピ」という)をもとに、製品ウェハWsに貼り合わせる材料ウェハWzを決定する。例えば、図4(A)に示すように、まず処理レシピ「0001」を実施する場合、製品品目が「AAAAAAAAAAA」の製品ウェハWsに対して、材料品目が「ZAIRYOU−A」の材料ウェハWzを貼り合わせることになる。したがって、このステップS2では、貼り合わせに用いる材料ウェハWzを、材料品目が「ZAIRYOU−A」の材料ウェハWzaに決定する。なお、図4の例では、製品キャリアCs及び材料キャリアCzには、それぞれ複数種類のウェハが搭載されている(これを、「混載キャリア」という。)。
続くステップS3の処理では、処理レシピ「0001」で使用可能な材料ウェハWzaの枚数が製品ウェハWsaの枚数以上あるか否かが判定される。ここで、図4(B)は、材料キャリアCzに搭載されている各材料ウェハWzの品目と枚数を示している。すなわち、図4(B)によれば、処理レシピ「0001」で使用可能な材料ウェハWza「ZAIRYOU−A」の枚数は3枚である。そして、図4(A)より、処理レシピ「0001」で使用される製品ウェハWsa「AAAAAAAAAAA」の枚数は2枚であるので、「材料ウェハ枚数≧製品ウェハ枚数」となり、ステップS3にてYesと判定され、続くステップS4へと進む。
なお、処理レシピ「0001」を実行した後、処理レシピ「0002」、「0003」についても同様に、ステップS3にて判定される。図4の処理レシピ「0002」の例では、処理レシピ「0002」で使用可能な材料ウェハWzb「ZAIRYOU−B」の枚数は3枚であり、処理レシピ「0002」で使用される製品ウェハWsb「BBBBBBBBBBB」の枚数は2枚であるので、「材料ウェハ枚数≧製品ウェハ枚数」となり、ステップS3でYesと判定される。また、図4の処理レシピ「0003」の例では、処理レシピ「0003」で使用可能な材料ウェハWzc「ZAIRYOU−C」の枚数は1枚であり、処理レシピ「0003」で使用される製品ウェハWsc「CCCCCCCCCCC」の枚数は1枚であるので、「材料ウェハ枚数=製品ウェハ枚数」となり、ステップS3でYesと判定される。
一方、処理レシピ「0001」で使用可能な材料ウェハWzaの枚数が製品ウェハWsaの枚数未満と判定されると(S3でNo)、ステップS7へと進み、必要な材料ウェハWzが不足している旨を外部へ報知するためのアラームを発砲する。なお、アラームは、ホストコンピュータ10などに設けられる図略のスピーカから発生されるようになっている。
ステップS3にてYesと判定されると、続くステップS4にて、材料キャリアCzの交換が必要か否かが判定される。このステップS4の処理では、ポート50に空きがなく、既にポート50にセットされている他の材料キャリアCzの搬出が必要な場合は、Yesと判定され、ステップS8にて、既にポート50にセットされている材料キャリアCzをポート50外へ搬出する。
具体的には、例えば、図5(A)に示すように、製品キャリア専用の製品ポート50a、50bと、材料キャリア専用の材料ポート50c、50dがあり、この材料キャリア専用の材料ポート50c、50dには他の材料キャリアCza、Czbがセットされている場合、キャリア搬送装置20は、制御部12から指示を受けると、図5(B)に示すように、材料ポート50cにセットされている材料キャリアCzaを所定の保管場所へ搬出し、材料ポート50cをアンセットする。なお、アンセットするポートは、材料ポート50cに限らず、材料ポート50dであってもよい。
そして、キャリア搬送装置20は、制御部12から指示を受けると、このアンセットされた材料ポート50cへ必要キャリア(貼り合わせ対象となる対象ウェハを収容したキャリアのことを「必要キャリア」という。)である材料キャリアCzcを、材料ポート50cへセットする(図5(C))(ステップS5)。続いて、製品キャリアCsを製品キャリア専用の製品ポート50aへセットする(ステップS6)。そして、このように、必要キャリアである材料キャリアCzcと製品キャリアCsが材料ポート50c及び製品ポート50aに仕掛けられると、貼り合わせ装置60内へ対象ウェハを搬送可能となる。
(材料ウェハの使用期限)
材料ウェハWzには、貼り合わせ処理の品質を維持するために、使用期限が設けられている。具体的には、例えば、ウェハ貼り合わせ前に、何らかの処理(例えば、ウェハ表面に酸化膜を形成する処理など)を行った場合、その処理の終了から貼り合わせ処理開始までの期限時間(以下「消費期限」ともいう)と、貼り合わせ装置60に搬入されてから材料ウェハWzが使用されるまでの期限時間(以下「開封期限」ともいう)が設けられている。消費期限は、ウェハ表面の酸化などの処理が終了した時点から、制御部12にてカウントダウンが開始されるようになっている。また、開封期限は、貼り合わせ処理において、材料ウェハWzを搭載した材料キャリアCzが、材料ポート50c、50dに搬入されたタイミングで、制御部12にて、カウントダウンが開始されるようになっている。なお、開封期限に関して、材料ウェハWzを搭載した材料キャリアCzが材料ポート50c、50dから一旦搬出される場合でも、カウントダウンは継続されるようになっている。
そして、各ウェハには、固有の識別番号がそれぞれ付与されており、消費期限と開封期限はこの固有の識別番号と対応づけられて、記憶部14に随時更新されて記憶されるようになっている。また、制御部12は、キャリアに収容された材料ウェハWzの使用期限が有効か否かを判断するように構成されており、使用期限が有効な材料ウェハWz(すなわち、使用期限を越えていない材料ウェハWz)を対象ウェハとして選択するようにウェハ搬送装置40へ搬送指示を出すようになっている。さらに、記憶部14には、各ウェハに対して行った処理の履歴が固有の識別番号と対応づけられて随時記憶されるようになっている。なお、制御部12は、「判断手段」の一例に相当する。
(材料ウェハの使用順序及びウェハ搬送工程)
次に、材料ウェハWzの使用順序について説明する。
例えば、製品ウェハWsと貼り合わせ対象となる材料ウェハWzが必ずしも同じ枚数、ポート50に仕掛けることができるとは限らない。そして、貼り合わせを順次行っていくと、端数の材料ウェハWzを搭載した材料キャリアCzが存在する場合がある。また、材料ウェハWzには、使用期限(消費期限及び開封期限)が設けられており、この使用期限内に材料ウェハWzの貼り合わせを行う必要があり、本実施形態では、例えば、以下の優先順位で、製品ウェハWsと貼り合わせを行う材料ロット(材料ウェハWzの集合単位)を決定して、材料ウェハWzを順次、貼り合わせ装置60内へ搬送するようにしている。
(1)既にポートに仕掛け済みの材料ウェハWz。
(2)使用可能なウェハ枚数の少ないキャリアに搭載された材料ウェハWz。
(3)消費期限、開封期限の残り時間が短い材料ウェハWz。
(4)製造ロット番号の若い材料ウェハWz(製造時期がより前のロット番号の材料ウェハWz)。
ここで、各ウェハには、ロット毎に製造ロット番号が付与されている。また、各ウェハには、上述したように固有の識別番号が付与されており、各ウェハの固有の識別番号と製造ロット番号は、それぞれ対応づけられて記憶部14に記憶されている。なお、ロットとは、ウェハの集合単位(例えば、10枚)のことをいう。例えば、製造ロット番号は、ウェハが製造された順に若い番号から付与されている。
図6に示すように、製品キャリアCs1に搭載されている製品ウェハWsaを5枚、材料ウェハWzaと貼り合わせたい場合、既にポート50には、対象ウェハ(材料ウェハWza)を2枚搭載した材料キャリアCza1が仕掛けられている。このため、まず、このポート50に仕掛け済みの材料キャリアCza1に搭載された材料ウェハWzaから先に使用する。
次に、所定の保管場所には、対象ウェハ(材料ウェハWza)を10枚搭載した材料キャリアCza2、Cza3がある。そして、消費期限及び開封期限は、ともに材料キャリアCza2に搭載されている対象ウェハの方が短いのでCza2を材料ポート50dへ搬入する(図6(A))。なお、消費期限及び開封期限は、どちらか一方のみを材料ウェハの使用順序に用いるようにしてもよい。
次に、製品キャリアCsaを製品ポート50aへ搬入する(図6(B))。なお、貼り合わせ装置60内には、ウェハを仮置きするための中間バッファ(図示略)が設けられており、各キャリア内の各ウェハは、一旦中間バッファへ引き込まれる(図6(C))。また、空になったキャリアは、ポート50の外へ搬出されるようになっている。具体的に、キャリア内のウェハ枚数は、ホストコンピュータ10にて、随時把握されるようになっており、ホストコンピュータ10にて、キャリアが空になったと判断されると、の空になったキャリアの搬出が自動的に行われるようになっている。そして、貼り合わせ処理が実施される(図6(D))。
(ウェハ貼り合わせ工程)
この貼り合わせ工程では、ホストコンピュータ10の制御部12は、記憶部14に記憶される処理レシピに基づき、製品キャリアCsaに搭載されている1枚目の製品ウェハWsa1と材料キャリアCza1に搭載されている1枚目の材料ウェハWza1、製品キャリアCsaに搭載されている2枚目の製品ウェハWsa2と材料キャリアCza1に搭載されている2枚目の材料ウェハWza2、製品キャリアCsaに搭載されている3枚目の製品ウェハWsa3と材料キャリアCza2に搭載されている1枚目の材料ウェハWza1、製品キャリアCsaに搭載されている4枚目の製品ウェハWsa4と材料キャリアCza1に搭載されている2枚目の材料ウェハWza2、製品キャリアCsaに搭載されている5枚目の製品ウェハWsa5と材料キャリアCza1に搭載されている3枚目の材料ウェハWza3の貼り合わせの指示を、貼り合わせ装置60に対して行う。そして、製品ウェハWsaと材料ウェハWzaとがこの指示に基づいて順次貼り合わされることになる。なお、この貼り合わせ工程は、例えば、図7(A)に示すように、一連の半導体装置の製造工程の中で、図7(B)に示すように「貼合せ作業10」と「貼合せ作業20」にて、異なる処理レシピ(「STICK−A」、「STICK−B」)を設定する事で、1品名(1種類の製品ウェハWsa)で複数種類の材料ウェハWzaを貼り合わせることが可能となる。
なお、貼り合わせを行う前に製品ウェハWsの洗浄を行い、その後連続して材料ウェハWzと貼り合わせを行う場合には、貼り合わせを行う予定時間に合わせて、製品ウェハWsの洗浄を行うとよい。例えば、図8(A)に示すように、製品ロットA(製品ウェハWsaの製品単位)の洗浄処理時間が120分、貼り合わせ設備(装置)における処理時間が120分かかる場合、貼り合わせ処理を行う120分前から製品ロットAの洗浄を行うようにするとよい。例えば、図8(B)に示すように、12:00から14:00まで製品ロットAの洗浄処理を行い、14:00から16:00まで貼り合わせ設備(装置)における処理を行うようにするとよい。そして、12:00から14:00まで製品ロットAの洗浄処理を行っている間、貼り合わせ設備(装置)において、他の製品ロットの貼り合わせ処理を行うようにすれば、当該製造システム1を効率良く稼働させることができ、生産効率を向上させることができる。
(貼り合わせ結果の判定)
本実施形態では、ウェハを貼り合わせた後、この貼り合わせ結果が正常か否かをロット毎に判定する。図9に示すように、まず、ステップS10で、各ウェハに対して行った処理の履歴を参照し、処理データが正常か否かを判定する。例えば、この処理では、貼り合わせ条件(貼り合わせ温度など)が所定の管理値の範囲内であるか否かを判定する(ステップS10)。このとき、所定の管理値の範囲外であると判定されると(S10でNo)、ステップS13にて、ロットの流動(搬出)を停止すると共に、アラームを発砲して作業者等に報知する。なお、貼り合わせ未実施のウェハがあった場合も、S10でNoと判定される。
ステップS10にて、処理データが正常と判定されると(S10でYes)、続くステップS11にて、各ウェハについて検査を行い(例えば電気特性など)、検査した値が所定の規定値の範囲内であるか否かを判定する(ステップS11)。このとき、所定の規定値の範囲外であると判定され、貼り合わせ結果が異常と判定されると(S11でNo)、ステップS13にて、ロットの流動(搬出)を停止すると共に、アラームを発砲して作業者等に報知する。一方、所定の規定値の範囲内であると判定され、貼り合わせ結果が正常と判定されると(S11でYes)、ロットの搬出を行うようにしている。
(材料ウェハの原石発注)
通常、半導体装置の母体となる製品ウェハWsには、生産計画(いつまでに何枚製造するかなどの計画)を基に各処理が行われるが、台座となる材料ウェハWzには、製品ウェハWsと貼り合わされることで消滅するため、材料ウェハWzの生産計画を立てることができず、材料ウェハの発注を自動で行うことは難しい。そこで本実施形態では、製品品名の貼合せ工程の生産計画(払出指示と払出進度)を基に材料品名の生産計画(投入指示と投入進度)を作成し、材料ウェハの原石発注を自動で行うようにする。
ここで、図10(A)は、半導体装置の製品フローであり、図10(B)は、材料ロット(材料ウェハWzの集合単位)のフローである。まず、(1)製品フローの貼合せ工程の「払出指示」と「払出進度」を材料ロットの「払出指示」と「払出進度」とする。そして、(2)材料ロットの「払出指示」と「払出進度」から材料ロットの作成リードタイム分遡る。(3)材料ロットの「投入指示」と「投入進度」を作成する。そして、(4)材料ロットの原石発注をホストコンピュータ10を介して外部へ行うようにする。
例えば、図11(A)は、製品品名と材料ウェハWzの品名との関係であり、品名Aの製品には材料Aの材料ウェハWzを用意する。そして、図11(B)に示すように、例えば、品名A、品名B、品名C、品名Dの製品のリードタイムを1日とし、また、製品品名の払い出し指示を図11(C)とする。例えば、品名Aの製品が、7月1日に10枚払い出されることとなる。そして、製品フローの貼合せ工程の「払出指示」と「払出進度」を材料ロットの「払出指示」と「払出進度」とするので、材料品名の払い出し指示は、図11(D)となる。そして、図11(D)の材料ロットの「払出指示」と「払出進度」から材料ロットの作成リードタイム分(すなわち1日)遡ったものが図11(E)となり、これが材料品名の投入指示となり、投入指示を基に原石発注を行う。このように、本実施形態では、製品ウェハWsの生産計画を基に、材料ウェハWzの原石発注のタイミングが自動的に定まることにより、半導体装置をより効率的に生産することができる。
(材料ウェハの在庫管理)
本実施形態では、所定の保管場所に保管されている材料ウェハの枚数を、固有の識別番号及び製造ロット番号を基に制御部12によって監視し、設定した在庫枚数未満(例えば、50枚未満)に達した場合には、アラームを発砲し、作業者等へ報知し、在庫の確保を促すようにしている。なお、アラームは、「報知手段」の一例に相当する。
以上説明したように、本第1実施形態に係る半導体装置の製造システム1では、複数のウェハの貼り合わせを行うための組み合わせ情報が予め記憶部14に記憶されている。また、この記憶部14に記憶される情報に基づき、ホストコンピュータ10は、キャリア搬送装置20へキャリアの搬送指示を出すと共に、ウェハ搬送装置40へウェハの搬送指示を出すようになっている。そして、所定の保管場所に保管されている複数のキャリアの中から少なくとも対象ウェハを収容した必要キャリアが選び出されてポート50へ搬送されると共に、ポート50へ搬送されたキャリアに収容される複数のウェハの中から対象ウェハが選び出されて貼り合わせ装置60内へ搬送されるようになっている。
このように、1又は複数種類のウェハを収容するキャリアの搬送及び、ウェハの選択・搬送を、予め記憶されている組み合わせ情報に基づき自動で行うことができるので、作業者の作業負担を減らすことができると共に、人為的ミスを抑えることができ、生産効率を向上させることができる。特に、ウェハの種類やウェハの貼り合わせの組み合わせが多い場合であっても、生産効率を低下させることなく、所望のウェハの貼り合わせを行うことができる。
また、ウェハ搬送装置40は、ポート50に貼り合わせ対象となる対象ウェハを収容したキャリアが複数設置されている場合に、対象ウェハの残り枚数の少ないキャリアに収容された対象ウェハから順次搬送するようにしている。このように、対象ウェハの残り枚数の少ないキャリアに収容された対象ウェハから順次搬送することで、キャリア数を不必要に増やすことなく、効率的に対象ウェハを使用することができる。
また、ウェハ搬送装置40は、ポート50に貼り合わせ対象となる対象ウェハを収容したキャリアが複数設置されている場合に、使用期限が近い対象ウェハから順次搬送するようにしている。このように、使用期限が近い対象ウェハから順次搬送することで、期限切れとなるウェハが生じることが極力抑えられ、効率的にウェハを使用することができる。
また、ウェハには、製造ロット番号が付与されており、ウェハ搬送装置40は、ポート50に貼り合わせ対象となる対象ウェハを収容したキャリアが複数設置されている場合に、製造ロット番号の若い対象ウェハから順次搬送するようにしている。通常、製造ロット番号は、ウェハが製造された順に若い番号から付与されており、このように製造ロット番号の若い対象ウェハから順次搬送することで、期限切れとなるウェハが生じることが極力抑えられ、効率的にウェハを使用することができる。
また、ウェハには、それぞれ固有の識別番号が付与されており、記憶部14は、ウェハの識別番号と対応づけてウェハの各処理の履歴を記憶するようにしている。このように、記憶部14には、ウェハの識別番号と対応づけてウェハの各処理の履歴が記憶されるので、例えば、不良品が発生した場合などに各処理の履歴を参照することでより対応がし易くなる。
また、所定の保管場所に保管されるいずれかの種類のウェハが、所定枚数未満に達した場合にアラームを発砲して報知を行うようにしているので、ウェハの補充を効率的に行うことができる。
また、記憶部14には、ウェハの使用期限が記憶されており、制御部12は、キャリアに収容されたウェハの使用期限が有効か否かを判断するようにしている。そして、ウェハ搬送装置40は、ホストコンピュータ10の搬送指示に応じて対象ウェハを選ぶ場合に、対象ウェハが制御部12(判断手段)にて使用期限が有効と判断されることを条件として対象ウェハをキャリアから貼り合わせ装置60内へ搬送するようにしている。これにより、使用期限切れのウェハが誤って使用されることを防止できるので、不良品の発生を抑えることができる。
また、本第1実施形態に係る半導体装置の製造方法では、複数のウェハを貼り合わせるための貼り合わせ装置60とネットワークを介して接続されるホストコンピュータ10により、貼り合わせ装置60を制御する制御部12と、複数のウェハの貼り合わせを行うための組み合わせ情報を記憶する記憶部14とを用いるようにしている。そして、ホストコンピュータ10からの搬送指示に基づき、所定の保管場所に保管されている1又は複数種類のウェハを収容した複数のキャリアの中から、少なくとも対象ウェハを収容した必要キャリアを選び出してポート50へ搬送する工程と、ホストコンピュータ10からの搬送指示に基づき、ポート50へ搬送された必要キャリアに収容される複数のウェハの中から対象ウェハを選び出して貼り合わせ装置60内へ搬送する工程と、貼り合わせ装置60内へ搬送された対象ウェハを貼り合わせる工程とを有している。
このように、本製造方法によれば、1又は複数種類のウェハを収容するキャリアの搬送及び、ウェハの選択・搬送を、予め記憶されている組み合わせ情報に基づき自動で行うことができるので、作業者の作業負担を減らすことができると共に、人為的ミスを抑えることができ、生産効率を向上させることができる。特に、ウェハの種類やウェハの貼り合わせの組み合わせが多い場合であっても、生産効率を低下させることなく、所望のウェハの貼り合わせを行うことができる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記第1実施形態では、ホストコンピュータ10内に記憶部14を備える構成としたが、記憶部14は、ホストコンピュータ10の外部に設けられる外部記憶装置などから構成されていてもよい。
上記第1実施形態では、製品ポート50a、50b及び材料ポート50c、50dが各2つずつ設けられている構成を例示したが、これに限らず、各1つずつ設けられていてもよく、また各3つ以上設けられていてもよい。
1…製造システム
10…ホストコンピュータ
12…制御部(判断手段)
14…記憶部(記憶手段)
20…キャリア搬送装置(キャリア搬送手段)
40…ウェハ搬送装置(ウェハ搬送手段)
50…ポート(所定の設置場所)
50a、50b…製品ポート(所定の設置場所)
50c、50d…材料ポート(所定の設置場所)
60…貼り合わせ装置
61a、61b…プラズマチャンバ
62…アライメントユニット
63…接合機
64…赤外線ユニット
65…冷却機
Ws、Wsa、Wsb、Wsc…製品ウェハ
Wz、Wza、Wzb、Wzc…材料ウェハ
Cs、Csa…製品キャリア
Cz、Cza、Czb、Czc、Cza1、Cza2、Cza3…材料キャリア

Claims (8)

  1. 複数のウェハを貼り合わせるための貼り合わせ装置(60)と、
    前記貼り合わせ装置(60)とネットワークを介して接続されるとともに、当該貼り合わせ装置(60)を制御するホストコンピュータ(10)と、
    複数のウェハの貼り合わせを行うための組み合わせ情報を記憶する記憶手段(14)と、
    1又は複数種類のウェハを収容し、所定の保管場所に保管可能な複数のキャリアと、
    前記キャリアを前記所定の保管場所から前記貼り合わせ装置(60)側の所定の設置場所へ搬送するキャリア搬送手段(20)と、
    前記所定の設置場所へ搬送された前記キャリアから貼り合わせ対象となる対象ウェハを選び出し前記貼り合わせ装置(60)内に搬送するウェハ搬送手段(40)と、を備え、
    前記ホストコンピュータ(10)は、前記記憶手段(14)に記憶される前記組み合わせ情報に基づき、前記キャリア搬送手段(20)へ前記キャリアの搬送指示を出すと共に、前記ウェハ搬送手段(40)へ前記ウェハの搬送指示を出し、
    前記キャリア搬送手段(20)は、前記ホストコンピュータ(10)からの搬送指示に基づき、前記所定の保管場所に保管されている複数のキャリアの中から少なくとも前記対象ウェハを収容した必要キャリアを選び出して前記貼り合わせ装置(60)側の前記所定の設置場所へ搬送可能に構成され、
    前記ウェハ搬送手段(40)は、前記ホストコンピュータ(10)からの搬送指示に基づき、前記所定の設置場所へ搬送された前記キャリアに収容される複数のウェハの中から前記対象ウェハを選び出して前記貼り合わせ装置(60)内へ搬送することを特徴とする半導体装置の製造システム(1)。
  2. 前記ウェハ搬送手段(40)は、前記所定の設置場所に貼り合わせ対象となる前記対象ウェハを収容した前記キャリアが複数設置されている場合に、前記対象ウェハの残り枚数の少ない前記キャリアに収容された前記対象ウェハから順次搬送することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造システム(1)。
  3. 前記ウェハ搬送手段(40)は、前記所定の設置場所に貼り合わせ対象となる前記対象ウェハを収容した前記キャリアが複数設置されている場合に、前記使用期限が近い前記対象ウェハから順次搬送することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造システム(1)。
  4. 前記ウェハには、製造ロット番号が付与されており、
    前記ウェハ搬送手段(40)は、前記所定の設置場所に貼り合わせ対象となる前記対象ウェハを収容した前記キャリアが複数設置されている場合に、前記製造ロット番号の若い前記対象ウェハから順次搬送することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造システム(1)。
  5. 前記ウェハには、それぞれ固有の識別番号が付与されており、
    前記記憶手段(14)は、前記ウェハの前記識別番号と対応づけて前記ウェハの各処理の履歴を記憶することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の半導体装置の製造システム(1)。
  6. 前記所定の保管場所に保管されるいずれかの種類のウェハが、所定枚数未満に達した場合に報知を行う報知手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の半導体装置の製造システム(1)。
  7. 前記記憶手段(14)には、前記ウェハの使用期限が記憶されており、
    前記キャリアに収容された前記ウェハの前記使用期限が有効か否かを判断する判断手段(12)を備え、
    前記ウェハ搬送手段(40)は、前記ホストコンピュータ(10)の搬送指示に応じて前記対象ウェハを選ぶ場合に、前記対象ウェハが前記判断手段(12)にて前記使用期限が有効と判断されることを条件として前記対象ウェハを前記キャリアから前記貼り合わせ装置(60)内へ搬送することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の半導体装置の製造システム(1)。
  8. 複数のウェハを貼り合わせるための貼り合わせ装置(60)とネットワークを介して接続されるホストコンピュータ(10)により、前記貼り合わせ装置(60)を制御する制御手段と、
    複数のウェハの貼り合わせを行うための組み合わせ情報を記憶する記憶手段(14)と、を用い、
    前記ホストコンピュータ(10)からの搬送指示に基づき、所定の保管場所に保管されている1又は複数種類のウェハを収容した複数のキャリアの中から、少なくとも対象ウェハを収容した必要キャリアを選び出して前記貼り合わせ装置(60)側の前記所定の設置場所へ搬送する工程と、
    前記ホストコンピュータ(10)からの搬送指示に基づき、前記所定の設置場所へ搬送された前記必要キャリアに収容される複数のウェハの中から前記対象ウェハを選び出して前記貼り合わせ装置(60)内へ搬送する工程と、
    前記貼り合わせ装置(60)内へ搬送された前記対象ウェハを貼り合わせる工程と、を有していることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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