JP2014073101A - 鳥類衝突防止用透明板 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は鳥類の衝突を防止すると共に採光量が半減されず、且つ、窓からの景色の眺めも半減されず、且つ、鳥類が衝突しても殆ど割れずに飛散の恐れがなく、更に維持管理が容易で管理費のコストダウンが可能となる鳥類衝突防止用透明板を提供することを目的とする。
【解決手段】透明板本体1に、鳥類の恐れる動物や障害物などの図形2を点21で表示させた構造とする。また前記点21を中抜きさせたものとするのが好ましい。又、透明板本体1を合成樹脂製としても良く、また透明板本体1に紫外線を反射させる機能を具備させると良い。
【選択図】図1

Description

本発明は高速道路の防音壁や建物の窓ガラスなどに使用する鳥類衝突防止用透明板に関する。
一般に住宅地域の高速道路には、車のライトの照射光や騒音などが住宅地に入らないように遮光板や防音壁が道路沿いに設けられている。また景色が見えるように、遮光板や防音壁の一部に、透明板が取付けられた箇所もある。しかしながら、透明板(透光板とも言う)が取付けられた箇所は、鳥類には板があるという認識ができないため、透明板に衝突して鳥類が死亡する事故が多く発生しているのが現状である。
又、ビルなどの建物に用いられている一般の窓ガラスやハーフミラー機能を有した窓ガラスは、鳥類にとっては、飛翔の障害物であることが認識できないため、窓ガラスに鳥類が衝突する事故が多く発生している。
近年に於いては、特に大都市の近代的な高層ビルは、室内に日光を取入れるためにガラス窓を大きくし、壁全体をガラス張りにする傾向が多く見受けられる。このため、渡り鳥が飛翔中に窓ガラスとして認識できずに突入して死んでしまう事故が、年々増加しつつある。更に夜間に於いては、ライトアップされた高層ビルに、多くの渡り鳥が衝突し、或いは霧や低い雲が垂れ込めた夜間には、光によって方向感覚が狂わされ、ライトアップされた高層ビルの周りをぐるぐる回って、体力を使い果たして地上に落下するか、ビルに激突して死んでしまう事故が、ニューヨークの摩天楼で発生した。この鳥の数は、米国の鳥全体の5%、若しくは100万羽近くであった。このように毎年、ビルに衝突する事故で多数の渡り鳥が死んでいるという報告もある。この対策として、毎年、春の渡りシーズンである4〜5月と、秋の渡りシーズンである9〜10月とに、ニューヨークの有名な高層ビルの夜間照明を一斉に消して、鳥類の衝突防止に努めている。
このため、窓ガラスに鳥類が衝突しないために提案されたものとして、特開平7−289142号「鳥類衝突防止用ガラス」がある。この構造は、透明ガラス板の片面ほぼ主要領域にほぼ均等に分布して幾何学模様が被着されている板ガラスが用いられているものである。また幾何学模様をほぼ主要領域に印刷したシートを板ガラスの片面に接着し、或いは幾何学模様の被着される複数の手段が用いられるものであった。
しかしながら、特開平7−289142号は、透明ガラス板であるので、割れる恐れがあり、且つ、面全体にほぼ均等に分布して幾何学模様を被着するため、採光量が減少され、室内から眺める景色のすばらしさが半減され或いは殆ど見れなくなる恐れがあった。更に、透明ガラス板の片面に、幾何学模様が接着剤や接着シートで被着されているため、長期間の間には接着剤や接着シートが剥がれ、風雨や紫外線などによって色褪せる恐れがあった。
一方、鳥類が衝突しないために提案された透光性防音壁が、特開2006−63744で提案されている。この構造は、支柱に透明な防音板が取付けられて立設され、該防音板に猛禽類を平面的に模した猛禽類画が描示されたものである。また、この効果は背景色調にとらわれず、鳥が猛禽類として視認でき、設置場所を問わずに高い鳥の衝突防止効果を得るためのものである。
しかしながら、特開2006−63744は、飛翔している状態の猛禽類画が平面的に描示されたシールが、防音板に貼着されている。このため、猛禽類画が描示された部分は不透明となり、透光性が悪化するため、特許文献2の図1に示す図中の猛禽類画のような大きさ程度までであり、透光性を考慮すると、板全体に大きく描示することはできないものであった。更に長期間の間にはシールの接着剤が剥がれ、風雨や紫外線などによって色褪せる恐れがあった。
特開平7−289142号公報 特開2006−63744号公報
本発明は鳥類の衝突を防止すると共に採光量が半減されず、且つ、窓からの景色の眺めも半減されない鳥類衝突防止用透明板を提供することを目的とする。
本発明は上記現状に鑑み成されたものであり、つまり、透明板本体に、鳥類の恐れる動物や障害物などの図形を点で表示させた構造とする。また前記点を中抜きにしたものとするのが好ましい。又、透明板本体を合成樹脂製としても良く、また透明板本体に紫外線を反射させる機能を具備させたものとしても良い。
請求項1のように透明板本体(1)に、鳥類の恐れる動物や障害物などの図形(2)を点(21)で表示させることにより、鳥類の衝突を防止することが簡単に且つ確実に出来るものとなる。このため、バードストライク防止が可能なものとなる。しかも鳥類の恐れる動物や障害物などの図形(2)を大きく表示させても、窓からの採光量が余り減少されずに、鳥類へ衝突防止の警告が可能となるため、窓からの景色の眺めも半減されないものとすることが可能となる。更に本発明品を高層ビルの大きな窓ガラスに取付けると、渡り鳥が飛翔中に窓ガラスを障害物として認識できるものとなるため、渡り鳥が窓ガラスに突入する事故が激減可能となり、且つ、図形(2)として、企業のトレードマークやキャッチフレーズなどを表示することにより、企業のイメージアップに利用することが可能となり、宣伝効果も期待出来るものとなるのである。
請求項2のように点(21)を中抜きにすることにより、請求項1よりも窓からの採光量を減少させずに、大きな図形(2)を表示させることができ、鳥類へ衝突防止の警告がより有効になると共に、窓からの景色の眺めも余り半減されないものとすることが可能となる。
請求項3に示すように透明板本体(1)を合成樹脂製とすることにより、特に本発明品を高速道路の防音壁の一部に透光板として取付ければ、鳥類の衝突防止が可能となるため、従来の如き鳥類の衝突による透明板本体(1)のダメージがなくなり、透明板本体(1)の耐用年数が従来よりも長いものとなると共に維持管理が容易なものとなる。又、鳥が透明板本体(1)に衝突しても、従来のガラスの如く割れて飛散することはなく、割れる心配が全くないものとなる。
請求項4に示すように透明板本体(1)に、紫外線を反射させる機能を具備させることにより、鳥類は目で透明板本体(1)との衝突が避けられると共に反射による紫外線の照射によっても鳥類は透明板本体(1)との衝突が避けられるものとなるため、鳥類の衝突をより一層確実に防止出来るものとなる。
本発明の実施形態に虎の図形を表示した説明図である。 本発明の実施形態に鷲の図形を表示した説明図である。 本発明の実施形態に目の図形を表示した説明図である。 本実施形態の断面を示した説明図である。
本発明の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。(1)はガラス板或いは合成樹脂板の透明板本体であり、該透明板本体(1)としては合成樹脂製とするのが好ましい。尚、前記透明板本体(1)は、後述する図形(2)を透明板本体(1)の片面に表示しても良いが、片面に表示した透明板本体(1)の上から新たな透明板本体(1)を重ねた合せ板としても良い(図4参照)。更に図形(2)を透明フィルムに表示し、該透明フィルムを2枚の透明板本体(1)の間に挟んだものとしても良い。
(2)は透明板本体(1)に点(21)で表示した図形であり、該図形(2)としては、鳥類の恐れる動物、例えば、豹や虎或いは鷲や鷹又は目などを表示すると良い。また障害物としては、飛翔中に鳥類が目に付き易い大きな壁や岩或いは建造物などを表示するものとしても良く、更に企業のトレードマークやキャッチフレーズなどを表示して障害物の図形(2)としても良い。この時の図形(2)は、企業のイメージアップに利用可能なものとなる。又、前記図形(2)を点(21)で表示する際には、所定の大きさの点(21)で表示させたものとするのが好ましい。更に前記点(21)は黒丸或いは色彩を施した丸などを使用すると良いが、点(21)を中抜きのものとするのが好ましい。尚、前記図形(2)を表示する場合は、透明板本体(1)に印刷できる耐候性や耐久性の優れているアクリルシリコン系インキなどを用いると良い。また透明シートに図形(2)を前記インキで印刷し、そのシートを透明板本体(1)の片面に接着させても良い。更に前記点(21)の形状は丸形状に限定されるものではなく、例えは四角形状や三角形状などの多角形状でも良い。
又、前記透明板本体(1)に紫外線を反射させる機能を具備させるために、透明板本体(1)の片面に、酸化チタンや酸化亜鉛などの金属酸化物を塗布して、紫外線が反射され易い状態とするのが良い。尚、紫外線を反射させるだけでなく、紫外線を吸収する紫外線吸収剤を透明板本体(1)に塗布したものとしても良い。この紫外線吸収剤を塗布することにより、鳥類に透明板本体(1)の存在を知らせる役目が果たされるものとなる。
次に本発明の作用について説明する。先ず始めに本発明品を高速道路の防音壁の一部に設置するか、或いは建物の窓ガラスなどに装着する。この時、特に室内に於いては、図形(2)が点(21)で表示されているので、透明板本体(1)に一般的な方法で図形(2)を描いた場合と比べて遥かに採光量が多いものとなる。つまり、点(21)同志の間隔から採光でき、且つ、点(21)が淡い色彩を施した丸などであれば、点(21)自体からも若干減少された状態で採光できるものとなる。この時、点(21)を中抜きにすると、より一層採光状態が良好なものとなる。
一方、室外の鳥に於いては、図形(2)が点(21)で表示されているが、飛翔中の鳥からは、図形(2)は遠く離れているため、点(21)が線で結ばれたように見えると共に、点(21)で描かれた図形(2)が鳥類の恐れる動物や障害物などであるため、透明板本体(1)に鳥類は近付くことがなくなる。この結果として、透明板本体(1)であっても鳥類の衝突を殆ど防止可能となるのである。
特に本発明品を高速道路の防音壁の一部に設置すれば、鳥の追突が殆どなくなり、従来行っていた鳥の死骸の処分,道路面及び透光板の清掃作業,透光板の修理や交換などが不要となり、高速道路の維持管理が容易で管理費が減少するものとなる。
1 透明板本体
2 図形
21 点

Claims (4)

  1. 透明板本体(1)に、鳥類の恐れる動物や障害物などの図形(2)を点(21)で表示させたことを特徴とする鳥類衝突防止用透明板。
  2. 前記点(21)が中抜きである請求項1記載の鳥類衝突防止用透明板。
  3. 前記透明板本体(1)が、合成樹脂製である請求項1記載の鳥類衝突防止用透明板。
  4. 前記透明板本体(1)に、紫外線を反射させる機能を具備させた請求項1又は3記載の鳥類衝突防止用透明板。
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