JP2014073045A - スイッチング回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常な現象が検知された素子の作動を停止した場合にも、スイッチング回路の作動を可能とすることができる技術を提供する。
【解決手段】本明細書が開示するスイッチング回路は、通電経路に並列に配置された第1、第2スイッチング素子1a、1bと、第1、第2ゲート駆動配線55、56と、第1、第2ヒューズ31、32と、スイッチング素子の異常を検知可能な第1、第2異常検知手段22、23とを備えている。そのスイッチング回路では、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子のいずれかの異常が検知されると、第1、第2ヒューズ31、32のうちの、異常が検知されたスイッチング素子に対応する方のヒューズが溶断する。
【選択図】図1

Description

本明細書に開示の技術は、スイッチング回路に関する。
電気自動車やハイブリッド自動車には走行用のモータを駆動するモータ駆動装置が搭載される。モータ駆動装置は、スイッチング回路によって構成される。スイッチング回路は、パワー素子を備えており、パワー素子をオン/オフすることで、電源とモータとを結ぶ通電経路を導通状態と非導通状態との間で切り替える。これらのモータ駆動装置では、パワー素子が故障するとモータ駆動装置の機能が損なわれる。特に、パワー素子がオンの状態で破壊した場合には、モータの駆動が不可能となるだけでなく、モータに電流が流れ続け、モータの過熱等が生じる。このため、モータ駆動装置のスイッチング回路では、パワー素子の破壊を避けることが望ましい。特許文献1には、スイッチング回路に備えられるパワー素子の破壊を避けるために、パワー素子が破壊する前にパワー素子の作動を停止する技術が開示されている。特許文献1のスイッチング回路では、パワー素子の温度上昇が検知されると、そのパワー素子のゲートにゲート信号を伝達するゲート駆動配線が遮断される。これにより、それ以降のそのパワー素子の作動を防止し、そのパワー素子が継続使用されて破壊に至ることを防止している。
特開平10−145205号公報
しかしながら、特許文献1のスイッチング回路では、異常な現象が検知されたパワー素子の作動を停止した場合には、スイッチング回路の機能まで停止する。その結果、スイッチング回路による負荷装置(例えば、モータ等)の駆動ができなくなってしまう。本明細書は上記課題を解決する技術を提供する。本明細書では、異常な現象が検知された素子の作動を停止した場合にも、スイッチング回路の機能の停止を防止することができる技術を提供する。
本明細書はスイッチング回路を開示する。そのスイッチング回路は、通電経路を導通状態と非導通状態とに切り替えるスイッチング回路である。そのスイッチング回路は、通電経路に並列に配置され、ゲートにゲートオン電位が印加されていないと非導通状態となる一方で、ゲートにゲートオン電位が印加されると導通状態となる第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子を備えている。そのスイッチング回路は、第1スイッチング素子の異常を検知可能な第1異常検知手段と、第2スイッチング素子の異常を検知可能な第2異常検知手段とを備えている。そのスイッチング回路は、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子のゲートにゲートオン電位を印加するゲート駆動信号出力部を備えている。そのスイッチング回路は、ゲート駆動信号出力部と第1スイッチング素子のゲートとを結ぶ第1ゲート駆動配線と、ゲート駆動信号出力部と第2スイッチング素子のゲートとを結ぶ第2ゲート駆動配線とを備えている。そのスイッチング回路は、第1ゲート駆動配線に設けられ、第1異常検知手段で第1スイッチング素子の異常が検知されたときに溶断する第1ヒューズと、第2ゲート駆動配線に設けられ、第2異常検知手段で第2スイッチング素子の異常が検知されたときに溶断する第2ヒューズとを備えている。
上記のスイッチング回路では、通電経路に第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子が並列に配置されている。このため、一方のスイッチング素子が異常により作動を停止しても、そのスイッチング素子と並列に配置されている他方のスイッチング素子によって、通電経路の導通を制御することができる。これにより、スイッチング素子の異常によりそのスイッチング素子の作動を停止しても、スイッチング回路の機能まで停止することを防止することができる。
スイッチング回路71の回路構成を示す図である。 モータ駆動装置2の回路構成を示す図である。 モータ駆動装置2および周辺の構成を示す図である。 モータ駆動装置2の、アクセル開度S1と電力量P1との関係を示す図である。
以下、本明細書で開示する実施例の技術的特徴の幾つかを記す。なお、以下に記す事項は、各々単独で技術的な有用性を有している。
(特徴1) 本明細書で開示するスイッチング回路は、ゲートオン電位と異なる基準電位が印加される第1短絡端子及び第2短絡端子を備えていてもよい。そのスイッチング回路は、一端が第1ヒューズと第1スイッチング素子の間の位置で第1ゲート駆動配線に接続されると共に、他端が第1短絡端子に接続されている第1短絡配線と、一端が第2ヒューズと第2スイッチング素子の間の位置で第2ゲート駆動配線に接続されると共に、他端が第2短絡端子に接続されている第2短絡配線とを備えていてもよい。そのスイッチング回路は、第1短絡配線に設けられ、第1異常検知手段で第1スイッチング素子の異常が検知されたときに第1短絡配線を導通状態とする第1スイッチと、第2短絡配線に設けられ、第2異常検知手段で第2スイッチング素子の異常が検知されたときに第2短絡配線を導通状態とする第2スイッチと備えていてもよい。そのスイッチング回路では、第1短絡配線が導通状態とされた状態でゲート駆動信号出力部が第1スイッチング素子のゲートにゲートオン電位を印加すると、ゲート駆動信号出力部から第1短絡端子に電流が流れて第1ヒューズが溶断してもよい。そのスイッチング回路では、第2短絡配線が導通状態とされた状態でゲート駆動信号出力部が第2スイッチング素子のゲートにゲートオン電位を印加すると、ゲート駆動信号出力部から第2短絡端子に電流が流れて第2ヒューズが溶断してもよい。
上記のスイッチング回路では、ゲート駆動配線に接続された短絡配線を設けることで、ゲート駆動出力部から出力される信号(ゲートオン電位)を利用してヒューズを溶断する。このため、簡易な回路構成によって、ゲート駆動配線に設けられたヒューズを溶断することができる。
(特徴2) 本明細書で開示するスイッチング回路では、ゲート駆動信号出力部は、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子のいずれか一方の異常が検知された後は、その異常が検知される前と比較して、通電経路から出力される電力を低減させてもよい。
上記のスイッチング回路では、作動を停止しなかったスイッチング素子の負荷が低減され、そのスイッチング素子にまで異常が生じてしまうことが抑制される。
(特徴3) 本明細書で開示するスイッチング回路では、第1異常検知手段は、第1スイッチング素子の温度を検知可能であり、第2異常検知手段は、第2スイッチング素子の温度を検知可能であってもよい。そのスイッチング回路では、第1異常検知手段で検知される温度から第1スイッチング素子が異常であると判断されるときに、第1ヒューズが溶断し、第2異常検知手段で検知される温度から第2スイッチング素子が異常であると判断されるときに、第2ヒューズが溶断してもよい。
上記の負荷駆動装置では、温度上昇に起因してスイッチング素子が故障してしまうことを防止することができる。
(特徴4) 本明細書で開示するスイッチング回路では、第1異常検知手段は、第1スイッチング素子を流れる電流を検知可能であり、第2異常検知手段は、第2スイッチング素子を流れる電流を検知可能であってもよい。そのスイッチング回路では、第1異常検知手段で検知される電流から第1スイッチング素子が異常であると判断されるときに、第1ヒューズが溶断し、第2異常検知手段で検知される電流から第2スイッチング素子が異常であると判断されるときに、第2ヒューズが溶断してもよい。
上記の負荷駆動装置では、過電流に起因してスイッチング素子が故障してしまうことを防止することができる。
(特徴5) 本明細書で開示するスイッチング回路では、第1異常検知手段は、第1スイッチング素子に印加される電圧を検知可能であり、第2異常検知手段は、第2スイッチング素子に印加される電圧を検知可能であってもよい。スイッチング回路では、第1異常検知手段で検知される電圧から第1スイッチング素子が異常であると判断されるときに、第1ヒューズが溶断し、第2異常検知手段で検知される電圧から第2スイッチング素子が異常であると判断されるときに、第2ヒューズが溶断してもよい。
上記の負荷駆動装置では、過電圧に起因してスイッチング素子が故障してしまうことを防止することができる。
図3に示すように、本実施例のモータ駆動装置2は、直流電源4と三相交流モータ6(以下、モータ6という)とアクセル開度センサ62が接続されている。アクセル開度センサ62は、アクセルの開度に応じたモータ駆動信号を出力する。モータ駆動信号はモータ駆動装置2に入力される。
モータ駆動装置2は、直流電源4から電力の供給を受け、アクセル開度センサ62から入力されたモータ駆動信号に応じて、モータ6に出力電力を供給する。詳しくは、モータ駆動装置2は、モータ6の入力端子(図示しない)に三相交流電流を供給する。
モータ駆動信号から得られるアクセル開度S1と、モータ駆動装置から供給される電力量P1の関係を図4に示す。図4の破線のグラフは、標準モード特性65である。標準モード特性65は、通常の状態、すなわち、後述するスイッチング素子の異常が検知されない状態での、アクセル開度S1と電力量P1との関係である。標準モード特性65では、アクセル開度S1と電力量P1の大きさとは正比例の関係である。ただし、アクセル開度S1のレベルが一定値を超えると、電力量P1の大きさは上限値L1で一定となる。モータ駆動装置2は、PWM制御によって電力量P1を制御する。モータ駆動装置2は、電力量P1が、アクセル開度S1のレベルに応じた値となるようにデューティ比を調整する。なお、図4の実線のグラフは、保護モード特性66である。保護モード特性66については、後で詳述する。
図2に示すように、本実施例のモータ駆動装置2は、スイッチング回路71〜76から構成されている。スイッチング回路71は、スイッチング素子駆動回路11と、スイッチング素子1a,1bを備えている。スイッチング素子1a,1bによって、いわゆるアーム111が構成されている。同様に、スイッチング回路72〜76は、スイッチング素子駆動回路12〜16と、スイッチング素子2a〜6a,2b〜6bを備えている。スイッチング素子2a〜6a,2b〜6bによって、アーム112〜116が構成されている。アーム111〜116は、互いに接続されて三相のインバータ回路を形成している。すなわち、上アーム111、113、115の上端と、直流電源4の正極とが接続されている。下アーム112、114、116の下端と、直流電源4の負極とが接続されている。上アーム111の下端と下アーム112の上端との接続部、上アーム113の下端と下アーム114の上端との接続部、上アーム115の下端と下アーム116との接続部が、それぞれモータ6の入力端子と接続されている。なお、スイッチング回路72〜76の回路構成はスイッチング回路71と同様である。このため、以下の説明では、スイッチング回路71についてのみ説明する。
図1に示すように、スイッチング回路71では、分岐点51と分岐点52との間が、経路28と経路29に分かれており、並列回路となっている。経路28にはスイッチング素子1aが配置され、経路29にはスイッチング素子1bが配置されている。すなわち、スイッチング素子1aとスイッチング素子1bは、並列に配置されている。
スイッチング素子1a、1bは、IGBTである。スイッチング素子1a、1bは、ゲートにゲートオン電位が印加された場合は、コレクタとエミッタの間に電流が流れる状態となる。一方、ゲートにゲートオン電位が印加されない場合は、スイッチング素子1a、1bのコレクタとエミッタの間は電流が流れない状態となる。
図1に示すように、スイッチング素子駆動回路11は、制御装置40と、ゲート駆動回路35と、ゲート駆動配線55、56と、ヒューズ31,32と、温度センサ22,23と、短絡配線59,60と、短絡スイッチ43、44と、を備えている。
制御装置40は、スイッチング素子1a、1bの動作を制御する。すなわち、制御装置40には、上述のモータ駆動信号が入力される。各スイッチング回路71〜76の制御装置は、入力されるモータ駆動信号に応じて制御信号を各ゲート駆動回路に出力し、スイッチング素子1a、1b〜6a、6bのオン/オフを制御する。これによって、直流電源4から供給される直流電力が交流電力に変換され、変換された交流電力がモータ6に供給される。また、制御装置40は、温度センサ22,23からの信号が入力され、その信号に応じてゲート駆動回路35に制御信号を出力すると共に、短絡スイッチ43、44をオンする制御を行う。この制御については、後で詳述する。
ゲート駆動回路35は、制御装置40からの制御信号の入力に応じて、ゲート駆動信号をスイッチング素子1a、1bに出力する。すなわち、制御装置40からの制御信号はゲート駆動回路35の入力端子38に入力される。ゲート駆動回路35は、制御装置40からの制御信号が入力されると、出力端子39にゲートオン信号(電圧)を出力する。したがって、ゲート駆動回路35はゲート駆動信号出力部の一例である。
ゲート駆動配線55、56は、ゲート駆動回路35の出力端子39とスイッチング素子1a,1bとを接続する。すなわち、ゲート駆動回路35の出力端子39には分岐点37が接続されており、分岐点37にはゲート駆動配線55,56の一端が接続されている。ゲート駆動配線55の他端は、スイッチング素子1aのゲートに接続されている。ゲート駆動配線56の他端は、スイッチング素子1bのゲートに接続されている。このため、ゲート駆動回路35の出力端子39からゲートオン信号(ゲートオン電位)が出力されると、スイッチング素子1aとスイッチング素子1bがそれぞれ導通状態(オン状態)となる。ゲート駆動回路35の出力端子39からゲートオフ信号(ゲートオフ電位:具体的には接地電位)が出力されると、スイッチング素子1aとスイッチング素子1bがそれぞれ非導通状態(オフ状態)となる。
ヒューズ31,32は、通常時は導体(配線)として機能し、異常時は自らを流れる電流によって発生したジュール熱によって溶断する。ヒューズ31は、ゲート駆動配線55に配置されている。ヒューズ31が溶断すると、ゲート駆動回路35とスイッチング素子1aのゲートとが遮断される。ヒューズ32は、ゲート駆動配線56に配置されている。ヒューズ32が溶断すると、ゲート駆動回路35とスイッチング素子1bのゲートとが遮断される。
温度センサ22,23は、スイッチング素子1a,1bの温度検知するセンサである。温度センサ22とスイッチング素子1aとは別体で形成してもよいし、同一基板上に形成してもよい。同様に、温度センサ23とスイッチング素子1bとは別体で形成してもよいし、同一基板に形成してもよい。温度センサ22,23は、制御装置40に接続されている。温度センサ22、23で検知されたスイッチング素子1a,1bの温度は、制御装置40に入力される。温度センサ22,23は、異常検知手段の一例である。
短絡配線59,60は、ゲート駆動配線55,56を接地電位に接続するための配線である。具体的には、短絡配線59の一端はゲート駆動配線55の分岐点33に接続されている。分岐点33は、ヒューズ31とスイッチング素子1aとの間の位置に設けられている。短絡配線59の他端は、短絡端子47に接続されている。短絡端子47は、接地電位に接続されている。同様に、短絡配線60の一端は、ゲート駆動配線56の分岐点34に接続されている。分岐点34は、ヒューズ32とスイッチング素子1bの間の位置に設けられている。短絡配線60の他端は、接地電位に接続されている短絡端子48に接続されている。
短絡スイッチ43,44は、制御装置40によってオン/オフされるスイッチである。具体的には、短絡スイッチ43は、短絡配線59に配置されている。短絡スイッチ43がオフの状態では、短絡配線59の一端(すなわち、ゲート駆動配線55の分岐点33)と短絡端子47とが電気的に接続されていない状態(非導通状態)となる。短絡スイッチ43がオンされると、短絡配線59の一端(すなわち、ゲート駆動配線55の分岐点33)と短絡端子47が電気的に接続され、ゲート駆動配線55の分岐点33が接地される。同様に、短絡スイッチ44がオフの状態では、短絡配線60の一端(すなわち、ゲート駆動配線56の分岐点34)と短絡端子48とが電気的に接続されていない状態(非導通状態)となる。短絡スイッチ44は、短絡配線60に配置されている。短絡スイッチ44がオンされると、短絡配線60の一端(すなわち、ゲート駆動配線56の分岐点34)と短絡端子48が電気的に接続され、ゲート駆動配線56の分岐点34が接地される。
以下に説明するように、温度センサ22,23は、スイッチング素子1a、1bの温度を検知する。制御装置40は、検知された温度からスイッチング素子1a、1bのいずれかが異常であると判断されるときは、異常と判断されたスイッチング素子のその後の動作を停止する。以下に、図1を用いて、例えばスイッチング素子1aの温度から異常が検知された場合のスイッチング回路71の動作を説明する。なお、スイッチング素子1bに異常が生じた場合も、スイッチング回路71の動作は同様となるため、ここではその詳細な説明は省略する。
温度センサ22は、スイッチング素子1aの温度を検知する。温度センサ22からの信号(スイッチング素子1aの温度に相当する信号)は、制御装置40に入力される。制御装置40は、温度センサ22で検知された温度(スイッチング素子1aの温度)が予め設定された遮断温度より高いか否かを判断する。スイッチング素子1aの温度が遮断温度よりも高いと判断すると、制御装置40は、まず、温度上昇が検知されたスイッチング素子1aに対応する短絡スイッチ43をオンする。これによって、短絡配線59の一端(分岐点33)と短絡端子47とが電気的に接続され、分岐点33が接地電位に接続される。その結果、ゲート駆動回路35の出力端子39、ヒューズ31、分岐点33、短絡配線59、短絡端子47及び接地電位を順に結ぶ経路が導通状態となる。
次に、制御装置40は、ゲート駆動回路35に制御信号を出力する。これによって、ゲート駆動回路35は、出力端子39にゲートオン信号を出力する。上述したように、ゲート駆動回路35の出力端子39、ヒューズ31、分岐点33、短絡配線59、短絡端子47、接地電位を順に結ぶ経路が導通状態となっているため、出力端子39にゲートオン信号が出力されると、出力端子39から、ヒューズ31、分岐点33、短絡配線59、短絡端子47を通って接地電位に電流が流れる。ここで、ヒューズ31の容量は、出力端子39と短絡端子47との間を流れる電流によって溶断されるようにあらかじめ設計されている。このため、ヒューズ31に電流が流れると、ヒューズ31が溶断し、ゲート駆動配線55が遮断される。一方、短絡配線60の一端(分岐点34)と短絡端子48は非導通状態のままであるため、ゲート駆動配線56は遮断されない。このため、ゲート駆動配線55が遮断された後は、出力端子39からゲートオン信号が出力されると、スイッチング素子1aのゲートにはゲートオン電圧が印加されず、スイッチング素子1bのゲートのみにゲートオン電圧が印加される。つまり、スイッチング素子1aの温度上昇が検知された後は、スイッチング素子1aの作動が停止され、スイッチング素子1bのみが動作する。これにより、スイッチング素子1aのその後の作動による破壊が抑制される一方で、スイッチング素子1bの動作は継続される。
また、本実施例のモータ駆動装置2のスイッチング回路71では、異常が発生したスイッチング素子1aの作動を停止した後も、そのスイッチング素子と並列に配置されているスイッチング素子1bによって、通電経路の導通を制御することができる。これにより、スイッチング回路71の、通電経路の導通を制御する機能が停止することを防止でき、モータ6の駆動を継続することができる。
次に、スイッチング素子1aの温度上昇が検知された場合の、モータ駆動装置2の動作を説明する。以下に説明するように、モータ駆動装置2は、スイッチング素子1aの温度上昇が検知された場合には、それ以降のモータ6の駆動において、モータ駆動装置2からモータ6に供給される出力電力を低減する。
図4の実線のグラフは、保護モード特性66を示す。保護モード特性66は、スイッチング素子の異常が検知された状態での、アクセル開度S1と電力量P1との関係である。保護モード特性66では、標準モード特性65と同様に、アクセル開度S1と電力量P1の大きさとが正比例の関係となる。但し、保護モード特性66の上限値L2は、標準モード特性65の上限値L1と比較して低い。具体的には、上限値L2≦上限値L1/2が成立する範囲内で、上限値L2が適宜決定される。
このため、本実施例のモータ駆動装置2では、温度上昇が検知された後では、温度上昇が検知される前と比較して、アクセル開度S1に対する電力量P1の大きさが低減される。これにより、作動を停止しなかったスイッチング素子1bの負荷が低減され、スイッチング素子1bにまで異常が生じてしまうことが抑制される。
なお、上記の実施例のモータ駆動装置2では、スイッチング素子の温度によりスイッチング素子の異常を検知した。しかし、スイッチング素子の異常を検知する方法としては、スイッチング素子の電流により検知してもよい。この場合は、各スイッチング素子1a、1b〜6a、6b毎に公知の電流検知手段(センス領域)を形成し、センス領域を流れるセンス電流から、スイッチング素子1a,1bに流れる電流を検知することができる。そして、スイッチング素子1a,1bに流れる電流が予め設定された電流値を超える場合(いわゆる、過電流が流れる場合)に、スイッチング素子1a,1bに異常が生じたとして、ヒューズ31,32を溶断してもよい。また、スイッチング素子の異常を検知する方法としてスイッチング素子の電圧により実施してもよい。この場合は、各スイッチング素子1a、1b〜6a、6b毎に公知の電圧検知手段を備え、電圧検知手段から出力される電圧値に基づいてスイッチング素子に異常が生じているか否かを判断すればよい。
上記の説明では、スイッチング素子1a、1b〜6a、6bはIGBTであった。しかし、スイッチング素子1a、1b〜6a、6bは、ゲートに電圧を印加することで駆動する他の種類のスイッチング要素、例えばMOSFETであってもよい。
上記の説明では、モータ駆動装置2は、モータ6をPWM制御していた。しかし、モータ駆動装置2は、モータ6をPAM制御等の他方式で制御してもよい。上記の説明では、負荷駆動装置が駆動する負荷はモータ6であった。しかし、負荷駆動装置が駆動する負荷はヒータ、ランプ等であってもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1a、1b〜6a、6b スイッチング素子
2 モータ駆動装置
4 直流電源
6 モータ
22、23 温度センサ
31、32 ヒューズ
35 ゲート駆動回路
39 ゲート駆動回路の出力端子
40 制御装置
43、44 短絡スイッチ
47、48 短絡端子
55、56 ゲート駆動配線
59、60 短絡配線
71〜76 スイッチング回路
L1 通常モードでの上限値
L2 保護モードでの上限値
P1 電力量
S1 アクセル開度

Claims (6)

  1. 通電経路を導通状態と非導通状態とに切り替えるスイッチング回路であり、
    通電経路に並列に配置され、ゲートにゲートオン電位が印加されていないと非導通状態となる一方で、ゲートにゲートオン電位が印加されると導通状態となる第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子と、
    第1スイッチング素子の異常を検知可能な第1異常検知手段と、
    第2スイッチング素子の異常を検知可能な第2異常検知手段と、
    第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子のゲートにゲートオン電位を印加するゲート駆動信号出力部と、
    ゲート駆動信号出力部と第1スイッチング素子のゲートとを結ぶ第1ゲート駆動配線と、
    ゲート駆動信号出力部と第2スイッチング素子のゲートとを結ぶ第2ゲート駆動配線と、
    第1ゲート駆動配線に設けられ、第1異常検知手段で第1スイッチング素子の異常が検知されたときに溶断する第1ヒューズと、
    第2ゲート駆動配線に設けられ、第2異常検知手段で第2スイッチング素子の異常が検知されたときに溶断する第2ヒューズと、を備えるスイッチング回路。
  2. ゲートオン電位と異なる基準電位が印加される第1短絡端子及び第2短絡端子と、
    一端が第1ヒューズと第1スイッチング素子の間の位置で第1ゲート駆動配線に接続されると共に、他端が第1短絡端子に接続されている第1短絡配線と、
    一端が第2ヒューズと第2スイッチング素子の間の位置で第2ゲート駆動配線に接続されると共に、他端が第2短絡端子に接続されている第2短絡配線と、
    第1短絡配線に設けられ、第1異常検知手段で第1スイッチング素子の異常が検知されたときに第1短絡配線を導通状態とする第1スイッチと、
    第2短絡配線に設けられ、第2異常検知手段で第2スイッチング素子の異常が検知されたときに第2短絡配線を導通状態とする第2スイッチと、をさらに備えており、
    第1短絡配線が導通状態とされた状態でゲート駆動信号出力部が第1スイッチング素子のゲートにゲートオン電位を印加すると、ゲート駆動信号出力部から第1短絡端子に電流が流れて第1ヒューズが溶断し、
    第2短絡配線が導通状態とされた状態でゲート駆動信号出力部が第2スイッチング素子のゲートにゲートオン電位を印加すると、ゲート駆動信号出力部から第2短絡端子に電流が流れて第2ヒューズが溶断する、請求項1のスイッチング回路。
  3. ゲート駆動信号出力部は、第1スイッチング素子と第2スイッチング素子のいずれか一方の異常が検知された後は、その異常が検知される前と比較して、通電経路から出力される電力を低減させる、請求項1又は2のスイッチング回路。
  4. 第1異常検知手段は、第1スイッチング素子の温度を検知可能であり、
    第2異常検知手段は、第2スイッチング素子の温度を検知可能であり、
    第1異常検知手段で検知される温度から第1スイッチング素子が異常であると判断されるときに、第1ヒューズが溶断し、
    第2異常検知手段で検知される温度から第2スイッチング素子が異常であると判断されるときに、第2ヒューズが溶断する、請求項1〜3のいずれかのスイッチング回路。
  5. 第1異常検知手段は、第1スイッチング素子を流れる電流を検知可能であり、
    第2異常検知手段は、第2スイッチング素子を流れる電流を検知可能であり、
    第1異常検知手段で検知される電流から第1スイッチング素子が異常であると判断されるときに、第1ヒューズが溶断し、
    第2異常検知手段で検知される電流から第2スイッチング素子が異常であると判断されるときに、第2ヒューズが溶断する、請求項1〜3のいずれかのスイッチング回路。
  6. 第1異常検知手段は、第1スイッチング素子に印加される電圧を検知可能であり、
    第2異常検知手段は、第2スイッチング素子に印加される電圧を検知可能であり、
    第1異常検知手段で検知される電圧から第1スイッチング素子が異常であると判断されるときに、第1ヒューズが溶断し、
    第2異常検知手段で検知される電圧から第2スイッチング素子が異常であると判断されるときに、第2ヒューズが溶断する、請求項1〜3のいずれかのスイッチング回路。
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