JP2014072748A - 立体表示装置および立体表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】違和感を覚えることなく立体的に観察される画像を表示する。
【解決手段】立体表示装置30は、表示面30aを有し右目で観察されるべき右目画像および左目で観察されるべき左目画像を含む両眼視差画像を表示する立体表示手段40と、表示面30aの向きを検出する検出手段35と、検出手段35の検出結果に応じた両眼視差画像を立体表示手段40に供給する制御手段33と、を含む。立体表示手段40の表示面30aに表示される両眼視差画像が、表示面30aの向きに対応して変化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、立体的に観察される画像を表示する立体表示装置、並びに、画像を立体的に観察するための立体表示システムに関する。
例えば特許文献1に開示されているように、画像を立体的に観察するための立体表示システムが研究されてきた。現在普及している多くの立体表示システムは、右目で観察されるべき右目画像および左目で観察されるべき左目画像を含む両眼視差画像を表示する立体表示装置と、専用の眼鏡と、を有している。専用の眼鏡は、右目画像を選択的に透過させる右目画像透過部と、左目画像を選択的に透過させる左目画像透過部と、を有している。専用眼鏡を装着した観察者は、右目で右目画像を観察し、左目で左目画像を観察することにより、画像を立体的に感知することができる。
ところで昨今では、表示装置自体の開発が進み、表示装置の視野角が大幅に拡大されている。このため、実際の使用において、表示面への法線方向に対して大きく傾斜した方向から、表示面に表示される画像を観察することもある。典型例として、携帯端末に組み込まれた表示装置では、使用者が携帯端末の向きを変えることにより、表示面への法線方向に対して大きく傾斜した方向から観察されることがある。
特開平2−233088号公報
ところが、立体的に感知される両眼視差画像を、斜め方向から観察した場合、観察者は、確かに表示画像を立体的に観察することができる反面、違和感を覚えることがある。また違和感が生じると、立体表示された画像から十分な迫力や躍動感を受けることもない。本発明は、このような点を考慮してなされたものである。
本発明による立体表示装置は、
立体的に観察される画像を表示する立体表示装置であって、
表示面を有し、右目で観察されるべき右目画像および左目で観察されるべき左目画像を含む両眼視差画像を表示する立体表示手段と、
前記表示面の向きを検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に応じた前記両眼視差画像を前記立体表示手段に供給する制御手段と、を備え、
前記立体表示手段の前記表示面に表示される両眼視差画像が、前記表示面の向きに対応して変化する。
本発明による立体表示装置において、前記検出手段は、加速度センサおよびジャイロセンサの一以上を含むようにしてもよい。
本発明による立体表示装置において、水平方向に直交して前記表示面上を延びる軸線に沿って当該軸線に直交する面上へ投影される前記表示面の法線方向の変化に対応して、前記立体表示手段の前記表示面に表示される両眼視差画像が、変化してもよい。
本発明による立体表示装置において、前記表示面上を水平方向に延びる軸線に沿って当該軸線に直交する面上へ投影される前記表示面の法線方向の変化に対応して、前記立体表示手段の前記表示面に表示される両眼視差画像が、変化してもよい。
本発明による立体表示装置において、前記制御手段は、三以上の両眼視差画像を供給し得る画像供給部を有し、前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に応じて前記画像供給部から前記立体表示手段に供給されるべき両眼視差画像を選択してもよい。
本発明による立体表示装置において、
前記立体表示手段は、
前記右目画像を表示する画素と、前記左目画像を表示する画素と、を有する表示パネルと、
前記右目画像を表示する前記画素に対面する位置に配置された第1領域と、前記左目画像を表示する前記画素に対面する位置に配置された第2領域と、を有するパターン位相差フィルムと、を含み、
前記パターン位相差フィルムの前記第1領域および前記第2領域は、互いに異なる位相変調量を有し、前記右目画像および前記左目画像が、互いに異なる偏光成分の光によって表示されるようにしてもよい。
本発明による立体表示装置において、前記パターン位相差フィルムをその法線方向から観察した場合、前記第1領域および前記第2領域の境界はうねっていてもよい。
本発明による立体表示装置において、前記表示パネルは、画素を画成する隔壁部を有し、前記パターン位相差フィルムの法線方向から観察した場合、前記第1領域および前記第2領域の境界は、前記隔壁部に対面する位置に配置されていてもよい。
本発明による立体表示装置において、前記立体表示手段は、前記右目画像および前記左目画像を時分割的に表示してもよい。
本発明による立体表示システムは、
上述した本発明による立体表示装置のいずれかと、
前記右目画像を透過させる右目画像透過部と、前記左目画像を透過させる左目画像透過部と、を有する眼鏡と、を備える。
本発明による立体表示システムにおいて、
前記立体表示手段は、
前記右目画像を表示する画素と、前記左目画像を表示する画素と、を有する表示パネルと、
前記右目画像を表示する前記画素に対面する位置に配置された第1領域と、前記左目画像を表示する前記画素に対面する位置に配置された第2領域と、を有するパターン位相差フィルムと、を含み、
前記パターン位相差フィルムの前記第1領域および前記第2領域は、互いに異なる位相変調量を有し、前記右目画像および前記左目画像が、互いに異なる偏光成分の光によって表示され、
前記右目画像透過部は、前記左目画像をなす光の偏光成分の透過を規制し、前記左目画像透過部は、前記右目画像をなす光の偏光成分の透過を規制してもよい。
本発明による立体表示システムにおいて、
前記立体表示手段は、前記右目画像および前記左目画像を時分割的に表示し、
前記右目画像透過部は、前記立体表示手段が左目画像を表示している際に可視光の透過を規制し、前記左目画像透過部は、前記立体表示手段が右目画像を表示している際に可視光の透過を規制してもよい。
本発明によれば、立体表示手段の表示面に表示される両眼視差画像が、表示面の向きに対応して変化する。このため、違和感を覚えることなく、迫力があり躍動感に溢れた画像を立体的に観察することができる。
図1は、本発明の一実施の形態を説明するための図であり、立体表示システムの表示手段の概略構成を模式的に示す縦断面図である。 図2は、立体表示システムの両眼視差画像を表示するための概略構成を模式的に示す斜視図である。 図3は、立体表示手段のパターン位相差フィルムを、立体表示手段の画素配列とともに、パターン位相差フィルムのフィルム面への法線方向から示す平面図である。 図4は、立体表示システムの使用状態を説明するための斜視図である。 図5は、立体表示システムの使用状態の一例を示す上面図である。 図6は、図5の使用状態に対応させて表示対象の一例を説明するための上面図である。 図7は、立体表示システムの使用状態の他の例を示す側面図である。 図8は、図7の使用状態に対応させて表示対象の一例を説明するための上面図である。 図9は、立体表示システムの一変形例を説明するための図であって、立体表示装置を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
図1〜図8は、本発明の一実施の形態を説明するための図である。このうち、図1は、立体表示システムの立体表示装置を模式的に示す構成図であり、図2は、立体表示システムで立体画像を表示するための構成を模式的に示す図である。図3は、立体表示装置に組み込まれたパターン位相差フィルムを示す平面図である。図4〜図8は、立体表示システムの使用方法を説明するための図である。
立体表示システム10は、立体的に観察される画像、いわゆる3D像を表示するためのシステムである。立体表示システム10は、右目で観察されるべき右目画像および左目で観察されるべき左目画像を含む両眼視差画像を表示する立体表示装置30と、立体表示装置30によって表示される両眼視差画像を右目画像および左目画像に分離する眼鏡20と、を有している。
ここで、立体的に観察される画像とは、立体表示装置30の表示面30aとは異なる位置にも観察される奥行きを持った画像である。眼鏡20を装着した観察者は、右目および左目で異なる画像を観察することにより、画像を立体的に感知し得る。またここで説明する立体表示装置30では、表示面30aに表示される両眼視差画像が、表示面30aの向き、言い換えると表示面30aの姿勢に対応して変化し、観察者は、表示面30aの観察方向に応じた画像を立体的に観察することができる。すなわち、ここで説明する立体表示システム10では、両眼視差と運動視差とを利用して、迫力および躍動感に溢れた画像が観察され得る。
以下、立体表示システム10をなす各部についてさらに詳述する。以下の例では、立体表示システム10が、パッシブ方式を採用した例を説明する。パッシブ方式では、立体表示装置30に含まれる各画素55が、右目画像の形成に割り振られた右目画像用画素56と、左目画像の形成に割り振られた左目画像用画素57と、に区分けされている。そして、右目画像が、特定の偏光成分の光によって形成され、左目画像が、特定の偏光成分の光によって形成される。このような立体表示装置30の構成に対応して、眼鏡20は、右目画像をなす光の偏光成分を選択的に透過させる右目画像透過部26と、左目画像をなす光の偏光成分を選択的に透過させる左目画像透過部27と、を有している。
なお、本明細書において、「フィルム」、「シート」、「板」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「フィルム」はシートや板と呼ばれ得るような部材も含む概念であり、呼称の違いのみを理由としてシートや板と呼ばれ得るような部材から区別され得ない。
また、法線方向とは、対象となるシート状(フィルム状、板状、パネル状)の部材(部品、部分)のシート面(フィルム面、板面、パネル面)へ直交する方向のことである。ここで「シート面(フィルム面、板面、パネル面)」とは、対象となるシート状(フィルム状、板状、パネル状)の部材(部品、部分)を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材(フィルム状部材、板状部材、パネル状部材)の平面方向と一致する面のことを指す。図示された例では、立体表示装置30の表示面30a、立体表示装置30の後述する立体表示手段40に組み込まれた各シート状部材のシート面は互いに平行となっている。
さらに、本件明細書において用いる形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、「平行」、「直交」等の用語は、厳密な意味に縛られることなく、同様の光学的機能を期待し得る程度の誤差範囲を含めて解釈することとする。
まず、立体表示システム10のうちの立体表示装置30から説明する。立体表示装置30は、表示面30aを有し両眼視差画像を表示する立体表示手段40と、表示面30aの向きを検出する検出手段35と、検出手段35の検出結果に応じた両眼視差画像を立体表示手段40に供給する制御手段33と、を有している。
図4に示すように、一例として、立体表示装置30は、タブレット端末とも呼ばれる携帯端末として構成されている。立体表示装置30は、ケース31を含み、立体表示手段40、検出手段35および制御手段33は、ケース31内に格納されている。立体表示装置30の表示面30aは、立体表示手段40のうちの、ケース31の窓部(図示せず)を介して外部に露出した部分によって画成されている。図4に示すように、このような立体表示装置30は、典型的には、観察者の手によって把持されて使用される。観察者は、自らの頭部の位置や傾きを変化させることなく、立体表示装置30の表示面30aの向き(姿勢)を変化させ、種々の方向から表示面30aを覗くことができる。そして、この立体表示装置30では、立体表示手段40の表示面30aに表示される両眼視差画像が、表示面30aの向きに対応して変化する。
立体表示装置30の立体表示手段40は、画素55をなす多数の開口領域を画成するように構成された隔壁部53を有している。隔壁部53は、表示面30aと平行な面内に形成され、多数の画素55は、表示面30aと平行な面内に配列されている。図示された例において、隔壁部53は、マトリクス状に構成され、画素55は、正方格子状に配列されている。上述したように、多数の画素55には、右目画像を表示することを意図された右目画像用画素56と、左目画像を表示することを意図された左目画像用画素57とが、含まれている。図2に示すように、右目画像用画素56および左目画像用画素57は、それぞれ一方向(図2における横方向)に配列され、他方向(図2における縦方向)に交互に配列されている。
図1に示すように、立体表示手段40は、一例として、液晶表示ユニットとして構成され得る。この立体表示手段40は、規則的に配列された多数の画素55を画成する表示パネル50と、表示パネル50を背面側から照明するバックライト45と、を有している。また、図2に示すように、立体表示手段40は、表示パネル50から投射される光の偏光状態を制御する手段として、パターン位相差フィルム65および位相差板63を、さらに有している。バックライト45は、エッジライト型や直下型等の既知の構成を採用して形成され得る。
表示パネル50は、一対の偏光板と、一対の偏光板間に配置された液晶セルと、を有している。偏光板は、入射した光を直交する二つの偏光成分に分解し、一方の方向の偏光成分を透過させ、前記一方の方向に直交する他方の方向の偏光成分を吸収する機能を有した偏光子を有している。
液晶セルは、一対の支持基板と、一対の支持基板間に配置された液晶分子(液晶材料)と、を有している。液晶セルは、一つの画素を形成する領域毎に、電界印加がなされ得るようになっている。そして、電界印加された液晶セルの液晶の配向は変化するようになる。下偏光板を透過した直線偏光成分の光は、一例として、電界印加されていない液晶セルを通過する際にその振動方向を90°回転させ、電界印加されている液晶セルを通過する際にその偏光状態を維持する。このため、液晶セルへの電界印加の有無によって、下偏光板を透過した直線偏光成分の光が、下偏光板の出光側に配置された上偏光板61をさらに透過するか、あるいは、上偏光板61で吸収されて遮断されるか、を制御することができる。このようにして、上偏光板61を選択的に透過した各画素55からの直線偏光成分の光によって画像が形成される。
なお、図2には、表示パネル50の構成要素の一部分として、液晶セルのカラーフィルタ51と、カラーフィルタ51の観察者側に配置された偏光板61と、が示されている。カラーフィルタ51は、液晶セルの一対の基板のうちの観察者側の基板、すなわち前面基板を構成している。カラーフィルタ51は、ブラックマトリクス(遮光部)として構成された隔壁部53を有しており、隔壁部53によって、立体表示手段40の画素55が画成されている。偏光板61は、観察者側に配置された偏光板、いわゆる上偏光板を構成している。
以上のような構成の表示パネル50では、右目画像用画素56および左目画像用画素57のいずれから投射される光も、上偏光板61の透過軸に対応した同一の方向に振動する直線偏光成分の光となる。すなわち、右目画像用画素56から投射される光および左目画像用画素57から投射される光は、同一の偏光状態となっている。表示パネル50の観察者側に配置されたパターン位相差フィルム65及び位相差板63は、表示パネル50から投射される画像光の偏光状態を制御し、右目画像用画素56からの右目画像の偏光状態と左目画像用画素57からの左目画像の偏光状態とが、異なるように変換する。
図2に示された例において、パターン位相差フィルム65は、右目画像用画素56に対面する位置に配置された第1領域66と、左目画像用画素57に対面する位置に配置された第2領域67と、を有している。したがって、第1領域66および第2領域67は、右目画像用画素56および左目画像用画素57の配列に対応して、図2に示す例ではストライプ状に配列されている。第1領域66および第2領域67は、互いに異なる位相変調量を有した位相差フィルムから構成され得る。そして、図示された例では、第1領域66は、表示パネル50から投射される直線偏光成分の光の振動方向を維持し、第2領域67は、表示パネル50から投射される直線偏光成分の光の振動方向を90°回転させる。この結果、図示された例では、第1領域66を透過した右目画像光Lrおよび第2領域67を透過した左目画像光Llは、振動方向が90°異なっている直線偏光成分となる。
また、図2に示された例において、位相差板63は、1/4・λ位相差板として構成され、パターン位相差フィルム65を透過した直線偏光成分の光を円偏光に変化させる。図2に示された例では、第1領域66を透過した右目画像光Lrは、左円偏光に変換され、第2領域67を透過した左目画像光Llは、右円偏光に変換される。
以上のようにして、右目画像用画素56からの右目画像および左目画像用画素57からの左目画像は、互いに異なる偏光成分の光によって表示される。このような立体表示手段40の構成に対応して、眼鏡20は構成されている。具体的には、観察者に装着された際に観察者の右目に対面するようになる右目画像透過部26は、円偏光板として構成され、右目画像をなす光の偏光成分(左円偏光)の光を透過し、左目画像をなす光の偏光成分(右円偏光)の光の透過を規制する。逆に、観察者に装着された際に観察者の左目に対面するようになる左目画像透過部27は、円偏光板として構成され、左目画像をなす光の偏光成分(右円偏光)の光を透過し、右目画像をなす光の偏光成分(左円偏光)の光の透過を規制する。この結果、眼鏡20を装着した観察者は、右目画像透過部26越しに右目画像を選択的に右目で観察し、左目画像透過部27越しに左目画像を選択的に左目で観察する。観察者が、右目と左目で異なる画像を観察することにより、当該観察者は、両眼視差画像を立体的な画像として感知することができる。
ところで、図3によく示されているように、パターン位相差フィルム65の法線方向から当該パターン位相差フィルム65を観察した場合、第1領域66及び第2領域67の境界68は、うねっている、言い換えると蛇行している。
一般的な問題として、規則的に配列された画素を含む表示手段に、規則的に配列された単位要素を有する光学要素(例えばレンズシート)が重ねられると、モアレと呼ばれる縞状模様が視認され得る。このようなモアレ対策として、従来、画素の配列方向に対して単位要素の配列方向を傾斜させることや、画素の配列ピッチに対して単位要素の配列ピッチを調節することが実施されてきた。しかしながら、上述したパターン位相差フィルム65における第1領域66および第2領域67は、立体表示装置30の規則的な画素配列に対応した規則的な配列にて配列する必要がある。すなわち、パターン位相差フィルム65では、第1領域66および第2領域67の配列方向を画素配列に対して傾斜させる、第1領域66および第2領域67の配列ピッチを画素の配列ピッチに対して自由に調整するといった従来の手法は、使用できない。
一方、図示された例のように、第1領域66及び第2領域67の境界68がうねっている場合、第1領域66及び第2領域67の配列の規則性を効果的に消失させることができる。これにより、第1領域66及び第2領域67の配列と画素配列とに起因したモアレを効果的に目立たなくさせることができた。
さらに、図3に示された例では、パターン位相差フィルム65の第1領域66および第2領域67の間の境界68は、隔壁部53に対面する位置に配置されている。この場合、右目画像光Lrまたは左目画像光Llの一部をなすことを意図された一つの画素55からの光のすべてが、当該画素55に対面する位置に配置された第1領域66または第2領域67に入射することが可能となる。これにより、クロストーク現象が効果的に防止され、明瞭な立体画像を表示することが可能となる。加えて、第1領域66及び第2領域67の境界68が、画像光が通過し得ない隔壁部53上に位置することにより、境界68の輪郭が表示面30a上に浮かび上がって画質を劣化させてしまうことを効果的に防止することができる。
次に、検出手段35について説明する。検出手段35は、立体表示手段40の表示面30aの向きを検出する。具体的な構成として、検出手段35は、例えば加速度センサやジャイロセンサ等の一以上のセンサを含んで構成され、立体表示手段40とともにケース31内に収容されている。一例として、検出手段35は、表示面30aに対して固定的な位置関係を有する方向(例えば、表示面30aへの法線方向)の、鉛直方向または予め設定した基準方向に対する相対関係を検出することにより、立体表示手段40の表示面30aの向き(傾き、姿勢)を特定する。
次に、制御手段33について説明する。上述した構成の立体表示手段40は、制御手段33から供給された両眼視差画像を表示する。そして、制御手段33は、検出手段35の検出結果に応じて、適切な両眼視差画像を選択し立体表示手段40に供給する。したがって、立体表示手段40の表示面30aに表示される両眼視差画像は、表示面30aの向きに対応して変化する。
従来技術の欄でも説明したように、昨今では表示装置自体の視野角が拡大されてきていることから、表示面への法線方向に対して大きく傾斜した方向からも、表示面上の画像が観察されることが予想される。とりわけ、図4に示されているような携帯端末に組み込まれた表示装置では、観察者が自分の頭部の位置や向きを変化させることなく、把持した携帯端末の表示面の向きを変化させて、表示画像を観察することもある。そして、立体的に感知される両眼視差画像を斜め方向から観察した場合、立体的に感知される画像が違和感を生じさせてしまうことがある。この場合、せっかく立体的に観察されるように画像が表示されているにも関わらず、表示された画像は迫力に欠けてしまう。
そもそも立体的に感知される両眼視差画像は、ある特定の方向から右目で観察される表示対象の像(右目画像)と、当該特定の方向から左目で観察される表示対象の像(左目画像)と、を重ね合わせたものである。したがって、立体的に感知される画像は、当該特定の方向から観察されることを意図されている。そして、この意図された方向とは異なる方向から、両眼視差画像を観察した場合、本来であれば見ない筈の部位が観察されるとともに、本来であれば見える筈の部位が観察され得ないといったことが生じ、この結果、観察者が違和感を覚えてしまうことになるものと、本件発明者は考えた。
一方、ここで説明する立体表示システム10では、検出手段35によって検出された表示面30aの向きに応じて、例えば図5および図7に示すように、観察者による表示面30aの観察方向が特定される。そして、制御手段33は、検出手段35での検出結果に応じて、立体表示手段40によって表示されるべき両眼視差画像を制御する。理想的には、観察者が表示面30aを観察する方向と同様の方向から表示対象を観察した際の当該表示対象の像が、立体表示装置30によって表示される。このような立体表示システム10によれば、立体表示装置30によって表示される両眼視差画像に違和感を覚えることはない。また、両眼視差のみに起因した単なる立体像では表現し得ない奥行き感、この奥行き感にともなった迫力、さらには、運動視差に起因した躍動感を、観察される画像に付与することができる。
具体的には、立体表示装置30に供給されるべき右目画像および左目画像からなる両眼視差画像の供給を、制御手段33が次のように制御するようにしてもよい。まず、水平方向に直交して表示面30a上を延びる軸線sa1に沿って当該軸線sa1に直交する仮想面vp1上へ投影される表示面30aの法線方向nd1の変化に対応して、立体表示手段40の表示面30aに表示される両眼視差画像が、変化することが好ましい。すなわち、図4に示された軸線sa1を中心とする立体表示手段40の回転に対応して、立体表示手段40の表示面30aに表示される両眼視差画像が変化することが好ましい。
軸線sa1を中心として立体表示手段40が回転するように表示面30aの向きが変化すると、図5に示すように、観察者は、横から覗き込むようにして、表示面30aを観察することになる。ここで図5は、水平方向に直交して表示面30a上を延びる軸線sa1に直交する仮想面vp1を示す上面図である。図5に示された例では、表示面30aへの法線方向ndが、表示面30aと観察者とを結ぶ方向od1から、角度θaだけ観察者の左側に傾斜している。言い換えると、表示面30aへの法線方向ndに対して角度θaだけ右側に傾いた方向から、観察者は表示面30aを観察している。運動視差を利用して迫力および躍動感がある立体画像を表示する観点からは、実物を観察する場合と同様に、観察方向に応じて表示対象の見え方が変化することが好ましい。図5の観察状態では、表示対象(観察対象)が、観察者から見た右側から、表示面30a上に表示されることが好ましい。
ここで図6を参照して、正四面体obが、表示対象として、立体表示装置30に表示される場合を例に挙げて説明する。この例において、正四面体obは、一つの面が水平面と平行に配置され且つ当該一つの面に対面する頂点が鉛直方向上方に突出する配置にて、表示される。図6に示すように、表示面30aの法線方向ndが、観察者の方を向くよう(上述した方向od1と平行となるよう)に立体表示装置30が支持され、観察者が表示面30aへの法線方向ndから表示面30aを観察する場合、正四面体obの一辺が最前方に配置され、当該一辺を中心として左右対称に正四面体obが観察されるとする。このとき、表示面30aの向きが変更されて、図5に示すように、観察者が、表示面30aへの法線方向ndに対して角度θaだけ右側に傾いた方向から表示面30aを観察する場合、表示面30aに、図6における方向ad1から観察され得る正四面体像が表示されていることが好ましい。図6における方向ad1は、表示面30aの法線方向ndが観察者の方を向くように立体表示装置30が配置された状態で表示面30aに表示されて観察されるようになる正四面体obの方向sd1に対し、水平面上において角度θaをなす方向である。
制御手段33が、以上のように水平方向に直交して表示面30a上を延びる軸線sa1を中心として表示面30aが回転した場合に、当該回転に対応して、表示面30aに表示される表示対象の表示方向が変化することが好ましい。このような形態によれば、表示面30aを傾けて表示面30aを横方向から覗き込んだ場合に、覗き込む方向に対応した方向から表示対象を観察することができる。したがって、観察者は、実物を見ている場合と同様の感覚にて、違和感を覚えることなく表示画像を立体的に観察することができる。また、両眼視差と運動視差との組み合わせにより、迫力があり躍動感に溢れた画像を観察することができる。
また制御手段33による別の制御方法として、表示面30a上を水平方向に延びる軸線sa2に沿って当該軸線sa2に直交する面vp2上へ投影される表示面30aの法線方向ndの変化に対応して、立体表示手段40の表示面30aに表示される両眼視差画像が、変化することも好ましい。すなわち、図4に示された軸線sa2を中心とする立体表示手段40の回転に対応して、立体表示手段40の表示面30aに表示される両眼視差画像が変化することが好ましい。
軸線sa2を中心として立体表示手段40が回転するように表示面30aの向きが変化すると、図7に示すように、観察者は、上または下から覗き込むようにして、表示面30aを観察することになる。ここで図7は、表示面30a上を水平方向に延びる軸線sa2に直交する仮想面vp2を示す側面図である。図7に示された例では、表示面30aへの法線方向ndが、表示面30aと観察者とを結ぶ方向od2から、角度θbだけ下方に傾斜している。言い換えると、表示面30aへの法線方向ndに対して角度θbだけ上側に傾いた方向から、観察者は表示面30aを観察している。運動視差を利用して迫力および躍動感がある立体画像を表示する観点からは、実物を観察する場合と同様に、観察方向に応じて観察対象の見え方が変化することが好ましい。図7の観察状態では、表示対象(観察対象)が、上側から、表示面30a上に表示されることが好ましい。
ここで図8を参照して、図6の場合と同様に正四面体obが、表示対象として、立体表示装置30に表示される場合を例に挙げて説明する。図8に示す例では、表示面30aの法線方向ndが、観察者の方を向くよう(上述した方向od1と平行となるよう)に立体表示装置30が支持され、観察者が表示面30aへの法線方向ndから観察する場合、正四面体obが図6の例と同様に観察されるようになる。すなわち、表示面30aへの法線方向ndから観察した場合、正四面体obの一つの面が水平面と平行に配置され且つ当該一つの面に対面する頂点が鉛直方向上方に突出し、さらに、正四面体obの一辺が最前方に配置され、当該一辺を中心として左右対称となるよう、正四面体obが観察される。このとき、表示面30aの向きが変更されて、表示面30aへの法線方向ndに対して角度θbだけ上側に傾いた方向から表示面30aを観察した場合、表示面30aに、図8における方向ad2から観察され得る正四面体像が表示されていることが好ましい。図8における方向ad2は、表示面30aの法線方向ndが観察者の方を向くように立体表示装置30が配置された状態で表示面30aに表示されて観察されるようになる正四面体obの方向sd2に対し、鉛直面上において角度θbをなす方向である。
制御手段33が、以上のように水平方向と平行に表示面30a上を延びる軸線sa2を中心として表示面30aが回転した場合に、当該回転に対応して、表示面30aに表示される表示対象の表示方向が変化することが好ましい。このような形態によれば、表示面30aを傾けて表示面30aを上方向や下方向から覗き込んだ場合に、覗き込む方向に対応した方向から表示対象を観察することができる。したがって、観察者は、実物を見ている場合と同様の感覚にて、違和感を覚えることなく表示画像を立体的に観察することができる。また、両眼視差と運動視差との組み合わせにより、迫力があり躍動感に溢れた画像を観察することができる。
以上のように、制御手段33は、検出手段35の検出結果に応じた両眼視差画像を立体表示手段40に供給する。この制御手段33は、図1に示すように、両眼視差画像を供給する画像供給部34を有している。画像供給部34は、複数の両眼視差画像、言い換えると複数対の右目画像および左目画像の組み合わせを供給することができる。制御手段33は、検出手段35の検出結果に応じて、例えば図5〜図8を参照した方法によって立体表示手段40によって表示されるべき両眼視差画像を選択し、選択された両眼視差画像を立体表示手段40に供給する。
なお、同一の表示対象に関して画像供給部34が供給し得る両眼視差画像の数、すなわち、表示面30aの向きに対応して変化し得る両眼視差画像の数は、三以上であることが好ましい。この場合、少なくとも、表示面30aの法線方向が、表示面30aと観察者とを結ぶ方向の近傍にある基準状態と、表示面30aの法線方向が基準状態から或る方向(例えば、水平方向)に沿って一方の側に傾斜した第1傾斜状態と、表示面30aの法線方向が基準状態から前記或る方向に沿って他方の側に傾斜した第2傾斜状態と、の三つの状態の間で、立体表示手段40によって表示される両眼視差画像を変化させることができる。
例えば立体表示装置30が携帯端末である場合等、立体表示手段40の通常の多くの使用において、立体表示手段40の表示面30aが、水平方向に直交して表示面30a上を延びる軸線sa1を中心として両側に回転されることが予想される。したがって、図5および図6を参照して説明したように、制御手段33が、水平方向に直交して表示面30a上を延びる軸線sa1に沿って当該軸線sa1に直交する面vp1上へ投影される表示面30aの法線方向nd1の変化に対応して、立体表示手段40の表示面30aに表示される両眼視差画像を変化させる場合には、同一の表示対象に関して画像供給部34が供給し得る両眼視差画像の数が三以上であることが有用である。
以上のように本実施の形態によれば、立体表示装置30の表示面30aに表示される両眼視差画像が、表示面30aの向きに対応して変化する。このため、立体表示装置30の表示面30aの向きを大きく変化させたとしても、観察者は、違和感を覚えることなく、表示面30aに表示される画像を立体的に観察することができる。また、表示面30aの向きに対応して、観察される画像が変化するため、両眼視差だけでなく運動視差によって、観察方向に適合した画像をより立体的に感知することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、適宜図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いており、重複する説明を省略する。
上述した実施の形態において、立体表示装置30の立体表示手段40が、パッシブ方式の表示手段として両眼視差画像を表示する例について説明したが、この例に限られない。例えば、立体表示装置30の立体表示手段40が、アクティブ方式の表示手段として両眼視差画像を表示するようにしてもよい。アクティブ方式の立体表示手段は、両眼視差画像をなす右目画像および左目画像を時分割的に表示する。また、立体表示手段40との組み合わせで立体表示システム10をなす眼鏡20の右目画像透過部26は、立体表示手段40が左目画像を表示している際に可視光の透過を規制し、左目画像透過部27は、立体表示手段40が右目画像を表示している際に可視光の透過を規制する。この結果、眼鏡20を装着した観察者は、右目画像透過部26越しに右目画像を選択的に右目で観察し、左目画像透過部27越しに左目画像を選択的に左目で観察する。観察者が、右目と左目で異なる画像を観察することにより、当該観察者は、両眼視差画像を立体的な画像として感知することができる。
アクティブ方式の立体表示手段は、以上に説明した点以外において、パッシブ方式の立体表示手段と同様に構成され得る。そして、アクティブ方式を採用した本変形例においても、パッシブ方式を採用した上述の実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。すなわち、アクティブ方式を採用した本変形例においても、立体表示手段40の表示面30aに表示される両眼視差画像が、表示面30aの向きに対応して変化する。このため、違和感を覚えることなく、迫力があり躍動感に溢れた画像を立体的に観察することができる。
また、上述した実施の形態において、画像供給部34に、予め複数の両眼視差画像が記録される例を示したが、これに限られない。画像供給部34が、リアルタイムで表示対象を撮影する手段として構成され、撮影された像が、立体表示手段40に供給されるようにしてもよい。具体的には、画像供給部34が、表示対象を互いに異なる複数の方向から撮像する複数の撮像手段(カメラ)を有するようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態において、立体表示装置30が、携帯端末として構成されている例を示したが、これに限られない。立体表示装置30のケース31が、図9に示すように、本体部31aと、本体部31aを支持する支持部31bと、を有するように構成されてもよい。この例では、本体部31aが、支持部31bに対して一以上の軸線を中心として揺動可能に支持されている。そして、本体部31aが支持部31bに対して揺動することにより、表示面30aの向きが変化する。
10 立体表示システム
20 眼鏡
26 右目画像透過部
27 左目画像透過部
30 立体表示装置
30a 表示面
31 ケース
33 制御手段、制御装置
34 画像供給部
35 検出手段
40 立体表示手段
45 バックライト
50 表示パネル
51 前面基板、カラーフィルタ
53 隔壁部
55 画素
56 右目画像用画素
57 左目画像用画素
61 偏光板、上偏光板
63 位相差板
65 パターン位相差フィルム
66 第1領域
67 第2領域
68 境界

Claims (11)

  1. 立体的に観察される画像を表示する立体表示装置であって、
    表示面を有し、右目で観察されるべき右目画像および左目で観察されるべき左目画像を含む両眼視差画像を表示する立体表示手段と、
    前記表示面の向きを検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に応じた前記両眼視差画像を前記立体表示手段に供給する制御手段と、を備え、
    前記立体表示手段の前記表示面に表示される両眼視差画像が、前記表示面の向きに対応して変化する、立体表示装置。
  2. 水平方向に直交して前記表示面上を延びる軸線に沿って当該軸線に直交する面上へ投影される前記表示面の法線方向の変化に対応して、前記立体表示手段の前記表示面に表示される両眼視差画像が、変化する、請求項1に記載の立体表示装置。
  3. 前記表示面上を水平方向に延びる軸線に沿って当該軸線に直交する面上へ投影される前記表示面の法線方向の変化に対応して、前記立体表示手段の前記表示面に表示される両眼視差画像が、変化する、請求項1または2に記載の立体表示装置。
  4. 前記制御手段は、三以上の両眼視差画像を供給し得る画像供給部を有し、
    前記制御手段は、前記検出手段の検出結果に応じて前記画像供給部から前記立体表示手段に供給されるべき両眼視差画像を選択する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の立体表示装置。
  5. 前記立体表示手段は、
    前記右目画像を表示する画素と、前記左目画像を表示する画素と、を有する表示パネルと、
    前記右目画像を表示する前記画素に対面する位置に配置された第1領域と、前記左目画像を表示する前記画素に対面する位置に配置された第2領域と、を有するパターン位相差フィルムと、を含み、
    前記パターン位相差フィルムの前記第1領域および前記第2領域は、互いに異なる位相変調量を有し、前記右目画像および前記左目画像が、互いに異なる偏光成分の光によって表示される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の立体表示装置。
  6. 前記パターン位相差フィルムをその法線方向から観察した場合、前記第1領域および前記第2領域の境界はうねっている、請求項5に記載の立体表示装置。
  7. 前記表示パネルは、画素を画成する隔壁部を有し、
    前記パターン位相差フィルムの法線方向から観察した場合、前記第1領域および前記第2領域の境界は、前記隔壁部に対面する位置に配置されている、請求項5または6に記載の表示装置。
  8. 前記立体表示手段は、前記右目画像および前記左目画像を時分割的に表示する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の立体表示装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の立体表示装置と、
    前記右目画像を透過させる右目画像透過部と、前記左目画像を透過させる左目画像透過部と、を有する眼鏡と、を備える立体表示システム。
  10. 請求項5〜7のいずれか一項に記載の立体表示装置と、
    前記右目画像を透過させる右目画像透過部と、前記左目画像を透過させる左目画像透過部と、を有する眼鏡と、を備え、
    前記右目画像透過部は、前記左目画像をなす光の偏光成分の透過を規制し、前記左目画像透過部は、前記右目画像をなす光の偏光成分の透過を規制する、立体表示システム。
  11. 請求項8に記載の立体表示装置と、
    前記右目画像を透過させる右目画像透過部と、前記左目画像を透過させる左目画像透過部と、を有する眼鏡と、を備え、
    前記右目画像透過部は、前記立体表示手段が左目画像を表示している際に可視光の透過を規制し、前記左目画像透過部は、前記立体表示手段が右目画像を表示している際に可視光の透過を規制する、立体表示システム。
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