JP2014069923A - エレベータ用照明装置 - Google Patents

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晃平 白井
Kenta Kumagai
健太 熊谷
Akira Komachi
章 小町
Junko Bando
淳子 坂東
Keisuke Ichinose
圭介 一瀬
Ryuichi Sawada
隆一 澤田
Tomoka Nakamura
友香 中村
Tsutomu Muto
努 武藤
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Abstract

【課題】エレベータの乗りかご15内における照明光の演出効果を高める。
【解決手段】第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aは、エレベータの乗りかご15に係る天井面15Aに、一対のLED光源群23c1,23c2を組として設けられる複数組の光源ユニット23a〜23jと、一対のLED光源群23c1,23c2から出る光の軸23c11G1を挟んで該光の照射方向に沿って延びる一対の仕切り板部材23b3b,23c3bをそれぞれ有する複数組の導光路23a3〜23aj3と、照明カバー部材12Aと、を備える。一対のLED光源群23c1,23c2は、該光源から出る光の軸23c11G1が乗りかご15の内部空間を指向するようにエレベータの乗りかご15に係る天井面15Aに対して傾斜して設定される。
【選択図】図2D

Description

本発明は、エレベータの乗りかご内を照明するためのエレベータ用照明装置に関する。
エレベータには、乗りかご内を照明するためのエレベータ用照明装置が設けられている。例えば、特許文献1には、照明装置を備えるエレベータの乗りかごに関する技術が開示されている。
特許文献1に係るエレベータの乗りかごに設けられる照明装置は、光源と照明板を備える。照明板は、3つの照射板からなる。複数の壁面部は、ドア面と、ドア面に対向する位置に配置された第1壁面と、左右に配置された一対の壁面とからなる。第1壁面は、3枚の側板からなる。3枚の側板の何れか1枚は、鏡板を備える。光源は、ドア面側から視て左右に分かれて配置された2つの光源からなる。2つの光源の一方は、他方よりも輝度が高い光源体からなる。乗りかごの内部空間は、2つの光源の一方から光が照射される第1領域と、他方から光が照射される第2領域とからなる。
特許文献1に係る技術によれば、光の演出効果を高めつつ視認性が良好なエレベータの乗りかごを得ることができる。
特開2010−228898号公報
ところで、例えば、高層ビルに設置されるエレベータシステムでは、乗りかご内における利用者の滞在時間が比較的長いため、ありきたりの照明装置では、利用者によっては退屈に感じてしまうおそれがある。また、乗りかご内における光の演出効果を高めたいという要望もある。
本発明は、前記の実情に鑑みてなされたものであり、エレベータの乗りかご内における照明光の演出効果を高めることが可能なエレベータ用照明装置を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するために、第1の観点に基づく発明は、エレベータの乗りかごに係る構成面に設けられ、相互に対向する一対の光源と、前記一対の光源から出る光の軸を挟んで該光の照射方向に沿って延びる一対の仕切り板部材を有する導光路と、前記一対の光源および前記導光路を外方から覆うための光透過性を有する照明カバー部材と、を備え、前記一対の光源から出る光の軸は、前記乗りかごの内部空間を指向するように前記構成面に対して傾斜して設定される、ことを最も主要な特徴とする。
また、前記の課題を解決するために、第2の観点に基づく発明は、エレベータの乗りかごに係る構成面に、相互に対向する一対の光源を組として設けられる複数組の光源ユニットと、前記一対の光源から出る光の軸を挟んで該光の照射方向に沿って延びる一対の仕切り板部材をそれぞれ有する複数組の導光路と、前記複数組の光源ユニットおよび前記複数組の導光路を外方から覆うための光透過性を有する照明カバー部材と、を備え、前記一対の光源から出る光の軸は、前記乗りかごの内部空間を指向するように前記構成面に対して傾斜して設定される、ことを特徴とする。
さらに、前記の課題を解決するために、第3の観点に基づく発明は、エレベータの乗りかごに係る構成面に、相互に対向する一対の光源を組として設けられる複数組の光源ユニットと、前記一対の光源から出る光の軸を挟んで該光の照射方向に沿って延びる一対の仕切り板部材をそれぞれ有する複数組の導光路と、前記複数組の光源ユニットおよび前記複数組の導光路を外方から覆うための光透過性を有する照明カバー部材と、を備え、前記一対の光源は、前記乗りかごの内部空間を指向するように前記構成面に対して傾斜して設定される、ことを特徴とする。
本発明によれば、エレベータの乗りかご内における照明光の演出効果を高めることができる。
図1A(a),図1A(b)は、本発明の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置の取付状態を表す説明図である。 照明カバーを開放した状態の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置を斜め下方側から視た図である。 光を照射している一状態の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置を下方側から視た図である。 本発明の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置を、照明カバーを透視して下方から仰瞰した構成図である。 図2Aに示す第1実施形態に係るエレベータ用照明装置のA−A線に沿う矢視断面図である。 図2Aに示す第1実施形態に係るエレベータ用照明装置のB−B線に沿う矢視断面図である。 図2Bに示す第1実施形態に係るエレベータ用照明装置のC部拡大図である。 図2Aに示す第1実施形態に係るエレベータ用照明装置のD−D線に沿う矢視断面の拡大図である。 図2Aに示す第1実施形態に係るエレベータ用照明装置のE−E線に沿う矢視断面の拡大図である。 照明カバーを開放した状態の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置を正面側から視た説明図である。 照明カバーを取り付けた状態の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置を正面側から透視した説明図である。 照明カバーを取り付けた状態の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置を側面側から透視した説明図である。 図2Bに対応する視点から視た第2実施形態に係るエレベータ用照明装置の断面図である。 図2Cに対応する視点から視た第2実施形態に係るエレベータ用照明装置の断面図である。 図6Bに示す第2実施形態に係るエレベータ用照明装置のF部拡大図である。 図6Cに対応する第2実施形態の変形例に係るエレベータ用照明装置の部分拡大図である。 照明カバーを開放した状態の第2実施形態に係るエレベータ用照明装置を正面側から視た説明図である。
以下、本発明の複数の実施形態に係るエレベータ用照明装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。
〔本発明の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aの構成〕
はじめに、本発明の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aの構成について、図1A(a),図1A(b)、図1B、図1C、図2A〜図2D、および、図3A,図3Bを参照して説明する。図1A(a),図1A(b)は、本発明の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aの取付状態を表す説明図である。図1A(a)は、乗りかご15内からドア19側を視た場合におけるエレベータ用照明装置11Aの取付状態を表す説明図であり、図1A(b)は、エレベータシステム13の外部からドア19側を視た場合におけるエレベータ用照明装置11Aの取付状態を表す説明図である。図1Bは、照明カバー12Aを開放した状態の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aを斜め下方側から視た図である。図1Cは、光を照射している一状態の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aを下方側から視た図である。図2Aは、第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aを、照明カバー12Aを透視して下方から仰瞰した構成図である。図2Bは、図2Aに示す第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11AのA−A線に沿う矢視断面図である。図2Cは、図2Aに示す第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11AのB−B線に沿う矢視断面図である。図2Dは、図2Bに示す第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11AのC部拡大図である。図3Aは、図2Aに示す第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11AのD−D線に沿う矢視断面の拡大図である。図3Bは、図2Aに示す第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11AのE−E線に沿う矢視断面の拡大図である。図4は、照明カバー12Aを開放した状態の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aを正面側から視た説明図である。
図1A(a),図1A(b)に示すように、本発明の第1実施形態に係るエレベータシステム13は、エレベータ用照明装置11Aと、乗りかご15と、出入り口17と、ドア19と、操作部21と、を有する。また、エレベータシステム13は建物等の中を昇降する。
本発明の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aは、図1A(a),図1A(b)に示すように、エレベータシステム13を構成する略直方体形状の乗りかご15の天井面15Aに設けられている。この天井面15Aは、本発明の“エレベータの乗りかごに係る構成面”に相当するものである。乗りかご15には、利用者が乗りかご15に出入りするための出入口17と、出入口17を開閉するためのドア19と、乗りかご15の昇降やドア19による出入口17の開閉を操作するための操作部21とが設けられている。
また、第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aは、乗りかご15内を照明すると共に、乗りかご15内における照明光の演出効果を高める機能を有する。
こうした機能を実現するために、第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aは、図2Aに示すように、複数組の光源ユニット23a〜23j、複数組の導光路23a3〜23j3(複数の仕切り板部材23a3b〜23i3bを含む)、および、矩形皿状の照明カバー12A(図1B参照)を備えて構成されている。
前記複数組の光源ユニット(図2Aに示す例では、10組)23a〜23jの構成要素である個々の光源ユニットは、それぞれ共通の構成を有している。そこで、図1Bおよび図2Aに示す光源ユニット23cの構成を代表的に説明することで、複数組の光源ユニット23a〜23jの説明に代えることとする。図1Bおよび図2Aに示す光源ユニット23cは、互いに対向するように配置された一対のLED光源群23c1,23c2により構成されている。前記一対のLED光源群23c1,23c2は、例えば、乗りかご15のドア19(図1A(a)参照)側から見て左右の両端側に配設されている。一対のLED光源群23c1,23c2の構成について、詳しくは後記する。
なお、以下の説明において、複数組の光源ユニット23a〜23jを総称する場合は、“光源ユニット23”と呼ぶ場合がある。
複数組の導光路(図2Aに示す例では、10組)23a3〜23j3の構成要素である個々の導光路は、それぞれ共通の構成を有している。そこで、図1Bおよび図2Aに示す導光路23c3の構成を代表的に説明することで、複数組の導光路23a3〜23j3の説明に代えることとする。図1Bおよび図2Aに示す導光路23c3は、一対のLED光源群23c1,23c2からの光の軸(例えば、図2Dの符号“23c11G1”参照)を挟んで光の照射方向に沿って直線的に延びる一対の仕切り板部材23b3b,23c3b(図1Bおよび図2A参照)をそれぞれ有する。
図2Aに示す導光路23c3は、一対のLED光源群23c1,23c2、および、一対の仕切り板部材23b3b,23c3bの組み合わせにより区画形成された、略直方体形状の光の通り路である。前記の略直方体形状の内部空間には、蛍光灯のような構造物は存在せず、空気層とされる。図2Aに示す導光路23c3と、同導光路23c3の一方側に隣接する導光路23b3との間は、仕切り板部材23b3bにより仕切られている。また、図2Aに示す導光路23c3と、同導光路23c3の他方側に隣接する導光路23d3との間は、仕切り板部材23c3bにより仕切られている。
前記と同様に、図2Aに示す光源ユニット23c(一対の光源23c1,23c2を含む、以下同じ。)と、同光源ユニット23cの一方側に隣接する光源ユニット23bとの間は、仕切り板部材23b3bにより仕切られている。また、図2Aに示す光源ユニット23cと、同光源ユニット23cの他方側に隣接する光源ユニット23dとの間は、仕切り板部材23c3bにより仕切られている。
なお、光源ユニット23cに係る一方の仕切り板部材23b3bは、図2Aに示すように、同光源ユニット23cの一方側に隣接する光源ユニット23bに係る一対の仕切り板部材のうち一方の仕切り板部材(光源ユニット23cの側)を兼ねる。また、光源ユニット23cに係る他方の仕切り板部材23c3bは、同光源ユニット23cの他方側に隣接する光源ユニット23dに係る一対の仕切り板部材のうち一方の仕切り板部材(光源ユニット23cの側)を兼ねる。
要するに、相互に隣り合う複数組の光源ユニット23a〜23jのそれぞれの間、および、相互に隣り合う複数組の導光路23a3〜23j3のそれぞれの間には、複数の仕切り板部材23a3b〜23i3bが、相互に隣り合う各組の導光路23a3〜23j3間を仕切るように設けられている。
前記一対の仕切り板部材23b3b,23c3bは、図2Bに示すように、導光路23c3のうち天板部材23c3cから垂直に立ち下がるように設けられる。一対の仕切り板部材23b3b,23c3bは、一対のLED光源群23c1,23c2からそれぞれ照射される光を、乗りかご15の内部空間へ導く機能を有する。本第1実施形態では、前記一対の仕切り板部材23b3b,23c3bを含む複数の仕切り板部材は、乗りかご15のドア19(図1A(a)参照)に対して平行に設けられている。
導光路23c3を構成する一対の仕切り板部材23b3b,23c3bおよび天板部材23c3cのそれぞれには、その表面につや消しの黒色塗装が施されている。この黒色塗装は、導光路23c3を含むすべての導光路23a3〜23j3に施される。これにより、第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aでは、一対のLED光源群23c1,23c2から照射された光を、一対の仕切り板部材23b3b,23c3bおよび天板部材23c3cにおいて吸収するように作用することで、LED光源群23c1,23c2からの直接光を、照明カバー12Aを通して主として放射し、これをもって、乗りかご15内における照明光の演出効果を高めるようにしている。
導光路23c3の構成要素である天板部材23c3cは、エレベータの乗りかご15に係る天井面15Aに沿って設けられる。ただし、天板部材23c3cと天井面15Aとは、密着しているか、所定の間隔を置いているのかを問わない。したがって、天板部材23c3cは、本発明の“エレベータの乗りかごに係る構成面”と同一視することができる。
前記複数組の光源ユニット23a〜23j、および、前記複数組の導光路23a3〜23j3のそれぞれは、その外方が、矩形皿状の照明カバー12Aにより覆われている。ここで、“外方”とは、例えば、光源ユニット23c、または、導光路23c3からみて、光の照射方向を意味する。照明カバー12Aは、本発明の“照明カバー部材”に相当するものである(図1Bおよび図2B参照)。
第1実施形態に係る照明カバー12Aは、矩形状のカバー枠部材12Ac(図2B参照)における周縁および下方を、光透過性および柔軟性を有する素材で覆って構成される。この照明カバー12Aは、例えば、照明カバー12Aによって外方が覆われる複数組の光源ユニット23a〜23jに係るメンテナンスを行う際に、図2Aに示すように、複数組の光源ユニット23a〜23jを支持するための光源枠部材18に対して着脱自在に設けられている。
具体的には、照明カバー12Aの一側12Aaには、図2Aに示すように、照明カバー12Aの一側12Aaを支持するための一対のヒンジ部材14が設けられている。また、照明カバー12Aの一側12Aaに対向する位置に存する他側12Abには、照明カバー12Aの他側12Abを支持するための一対のラッチ部材16が設けられている。ヒンジ部材14およびラッチ部材16の構成について、詳しくは後記する。そして、図1Bに示すように、一側12Aaが一対のヒンジ部材14を介して光源枠部材18に固定された状態で、照明カバー12Aは開放される。
次に、前記光源ユニット23cを構成する一対のLED光源群23c1,23c2について、図2Cおよび図2Dを参照して説明する。
なお、前記一対のLED光源群23c1,23c2は、共通の構成を有する。また、前記光源ユニット23cを構成する一対のLED光源群23c1,23c2、および、その他の複数組の光源ユニットを構成する各一対のLED光源群も、前記と同様に共通の構成を有する。そこで、LED光源群23c1の構成を代表的に説明することにより、LED光源群23c2を含むその他のLED光源群の説明に代えることとする。
LED光源群23c1は、図2Cに示すように、赤色・緑色・青色のLEDの素子を1つにパッケージ化したものを、要求される明るさを考慮して必要な数(図2Cに示す例では4つ)だけ用いて構成されている。なお、制御基板27(図2D参照)は、赤色・緑色・青色の各色を、任意の組み合わせで光らせることができる。これにより、任意の色相、彩度、明度を得ることができる。
要するに、LED光源群23c1は、例えば4つのLED光源23c11R,23c11G,23c11B,23c11Wを適宜組み合わせて点灯させると共に、各LED光源23c11R,23c11G,23c11B,23c11Wにそれぞれ含まれる赤色・緑色・青色のLED素子に流す電流の大きさを適宜調整することにより、多様な色相、彩度、および、明度を表現することができる。
LED光源群23c1は、図2Dに示すように、導光路23c3の天板部材23c3cに対して、取付ブラケット25を介して取り付け支持されている。導光路23c3を構成する一対の仕切り板部材23b3b,23c3bのうち下端部23b3b1,23c3b1は、図2Dに示すように、側方から視てLED光源群23c1を全て覆い隠す位置まで延び出している。この点は、他の仕切り部材についても同様である。
例えば、金属製の取付ブラケット25は、天板部材23c3cに沿って取り付けられる取付部25aと、取付部25aに対して角度θ(図2D参照)だけ傾斜して伸びる傾斜部25bとからなる。取付部25aは、導光路23c3の天板部材23c3cに密着した状態で、例えば、ねじなどの締結部材を介して天板部材23c3cに取り付けられる。天板部材23c3cには、LED光源群23c1を駆動するための制御基板27も設けられる。
一方、取付ブラケット25のうち傾斜部25bには、LED光源群23c1の板状部材23c11が取り付けられる。これにより、後記するLED光源23c11Gから出る光の軸23c11G1を、乗りかご15の内部空間を指向するように天板部材23c3cに対して傾斜して設定することができる。この実施形態では、LED光源群23c1が取り付けられる傾斜部25bを、天板部材23c3cに沿って取り付けられる取付部25aに対して約44度傾斜させている。
このように、LED光源群23c1を傾斜させて設定することで、照明カバー12Aの周縁部が暗くなることを軽減ずることができる。
なお、本第1実施形態では、LED光源群23c1の傾き角度θを約44度としているがこれに限定されるものではない。LED光源群23c1の傾き角度θが40度≦θ≦50度の範囲であれば、同様の効果を得ることができる。
次に、LED光源による光の放射方向について説明する。4つのLED光源23c11R,23c11G,23c11B,23c11Wは、それぞれが共通の構成を有し、各自の光の放射方向についても共通である。そこで、LED光源23c11Gに係る光の放射方向を代表的に説明することにより、その他のLED光源23c11R,23c11B,23c11Wに係る光の放射方向の説明に代えることとする。
LED光源23c11Gは、図2Dに示すように、板状部材23c11上の取付位置26から鉛直に伸びる光の軸23c11G1を基準として、周回状に60度(特に限定されない)の角度の拡がり(図2Dの符号23c11G2,23c11G3を参照)をもって光が放射されるように構成されている。前記の光の軸23c11G1は、乗りかご15の内部空間を基本的に指向している。
要するに、LED光源23c11Gでは、板状部材23c11上の取付位置26を頂点とする略円錐形状の拡がりをもって、照明カバー12Aを通して乗りかご15の内部空間を指向した光が放射される。
なお、図2Dでは、前記の略円錐形状の広がりを持つ範囲は、照明カバー12Aの周縁部を含まない。しかし、光の回折や散乱によって、放射された光は、照明カバー12Aの周縁部に到達する。従って、前記の略円錐形状の拡がりをもつ光の放射範囲は、照明カバー12Aの周縁部に至るまで光が到達することを考慮して適宜設定すればよい。
次に、ヒンジ部材14およびラッチ部材16の構成について説明する。ヒンジ部材14は、図3Aに示すように、取付側部材14aと、可動側部材14bとの間を、一対のアーム部材14c1,14c2をそれぞれ介して連結して構成される。ヒンジ部材14の取付側部材14aは、光源枠部材18にねじなどの締結部材を介して固定される。一方、ヒンジ部材14の可動側部材14bは、照明カバー12Aの一側12Aaにねじなどの締結部材を介して固定される。
ラッチ部材16は、図3Bに示すように、ピン部材16cが突出形成される取付側部材16aと、ピン部材16cの受け部16dを有する可動側部材16bとの間を、ピン部材16cおよび受け部16dを介して着脱自在に連結して構成される。ラッチ部材16の取付側部材16aは、光源枠部材18にねじなどの締結部材を介して固定される。一方、ラッチ部材16の可動側部材16bは、照明カバー12Aの一側12Abにねじなどの締結部材を介して固定される。
次に、照明カバー12Aの開閉動作について説明する。取付側部材16aが有するピン部材16cを、可動側部材16bが有する受け部16dによる係止状態から解放することで、照明カバー12Aは、図4に示すように、ヒンジ部材14に係合支持された状態で仕切り板部材に対して平行な方向に移動して開く。こうして、図1Bに示すように、通常時には照明カバー12Aによって覆われている複数組の光源ユニット23a〜23jが、覆われなくなることによって、例えば、光源ユニット23a〜23jに係るメンテナンスを行うことができる。一方、メンテナンスが終了したら、取付側部材16aと可動側部材16bとを係止状態とすることで、照明カバー12Aが仕切り板部材に対して平行な方向に移動して閉じられ、複数組の光源ユニット23a〜23jが照明カバー12Aによって覆われた状態となる。
なお、ヒンジ部材14およびラッチ部材16は、例えば、図2Aに示すように、複数組の導光路23a3〜23j3に沿って延びるように取り付けるのが好ましい。エレベータ用照明装置11Aにおけるヒンジ部材14およびラッチ部材16のレイアウトを最適化して、スペース効率を向上することができるからである。
また、ヒンジ部材14およびラッチ部材16について、前記の構成のものに限定されることなく、照明カバー12Aの着脱が可能になりさえすれば、いかなるものを採用してもよい。
次に、照明カバー12Aについて、図5Aおよび図5Bを参照して説明する。図5Aは、照明カバー12Aを取り付けた状態の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aを正面側から透視した説明図である。図5Bは、照明カバー12Aを取り付けた状態の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aを側面側から透視した説明図である。
第1実施形態に係る照明カバー12Aは、前記したように、光透過性に加えて柔軟性を有する素材で形成されている。そのため、第1実施形態に係る照明カバー12Aでは、図5Aおよび図5Bに示すように、照明カバー12Aの周端部12Ax,12Ayに対して中央部12Azが下方へ僅かに垂れ下がるようになっている。なお、図5Aおよび図5Bに示す第1実施形態に係る照明カバー12Aの垂れ下がり形状は、実際には僅かであるが、理解を容易にする目的で誇張して表現されている。この場合において、複数組の光源ユニット23a〜23jから放射される照明光を乗りかご15の内部空間から照明カバー12Aを通して視ると、複数組の導光路23a3〜23j3のうち相互に隣接する導光路間における光の境界線(相互に隣接する導光路間で異なる色相を採用した場合)がぼけてみえるため、利用者によっては違和感を抱く可能性がある。
そこで、第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aでは、図5Aに示すように、例えば導光路23c3を構成する一対の仕切り板部材23b3b,23c3bのうち下端部23b3b1,23c3b1に係る形状は、照明カバー12Aの中央部12Azに係る垂れ下がり形状と略同等の軌跡を描くように形成されている。
また、第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aでは、図5Bに示すように、相互に隣り合う複数組の導光路23a3〜23j3間をそれぞれ仕切る複数の仕切り板部材23a3b〜23i3bに係る高さ寸法は、照明カバー12Aの中央部12Azに係る垂れ下がり形状と略同等の軌跡を描くように設定されている。
〔本発明の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aの作用効果〕
本発明の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aは、エレベータの乗りかご15に係る構成面(天井面15A、または、導光路23c3を構成する天板部材23c3c)に、一対のLED光源群23c1,23c2(光源)を組として設けられる複数組の光源ユニット23a〜23jと、一対のLED光源群23c1,23c2(光源)から出る光の軸23c11G1を挟んで該光の照射方向に沿って延びる一対の仕切り板部材23b3b,23c3bをそれぞれ有する複数組の導光路23a3〜23aj3と、複数組の光源ユニット23a〜23jおよび複数組の導光路23a3〜23aj3を外方から覆うための光透過性を有する照明カバー部材12Aと、を備える。
本発明の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aでは、光源ユニット23を構成する一対のLED光源群(一対の光源)から出る光の軸23c11G1が、乗りかご15の内部空間を指向するように、前記構成面(天井面15A)に対して傾斜して設定される。
本発明の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aによれば、例えば、導光路23c3では、一対のLED光源群23c1,23c2(光源)から出る光の軸23c11G1に係る指向性を、一対の仕切り板部材23b3b,23c3bが有する光の仕切り作用によって、乗りかご15の内部空間を指向するように整えることができる。また、一対のLED光源群23c1,23c2(光源)を用いて多様な色相を表現する場合において、RGB三原色の飽和による白色化を防ぐことができる。その結果、エレベータの乗りかご15内における照明光の演出効果を高めることができる。
また、本発明の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aでは、導光路23c3を構成する一対の仕切り板部材23b3b,23c3bのうち下端部23b3b1,23c3b1に係る形状、および、相互に隣り合う複数組の導光路23a3〜23j3間をそれぞれ仕切る複数の仕切り板部材23a3b〜23i3bに係る高さ寸法が、照明カバー12Aの中央部12Azに係る垂れ下がり形状と略同等の軌跡を描くように設定されている。そのため、複数組の光源ユニット23a〜23jから放射される照明光を乗りかご15の内部空間から照明カバー12Aを通して視たとき、複数組の導光路23a3〜23j3のうち相互に隣接する導光路間における光の境界線がぼけてみえることはない。
図1Cに示す本実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aが光を照射している状態の一例では、赤、青、黄などの異なった色の直線状の光の軌跡を明確に視認することができる。この図1Cでは、両端が明るくなっているが、これは、明るい部分にLEDが配置されていることによるものである。中央部が暗いのは、LEDが斜め下方を照らすように(乗りかご15の内部空間を指向するように)配置されていることによるものである。
したがって、本発明の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aによれば、エレベータの乗りかご15内における照明光の演出効果をいっそう高めることができる。
〔本発明の第2実施形態に係るエレベータ用照明装置11Bの構成〕
次に、本発明の第2実施形態に係るエレベータ用照明装置11Bの構成について、図6A〜図6D、および、図7を参照して説明する。図6Aは、図2Bに対応する視点から視た第2実施形態に係るエレベータ用照明装置11Bの断面図である。図6Bは、図2Cに対応する視点から視た第2実施形態に係るエレベータ用照明装置11Bの断面図である。図6Cは、図6Bに示す第2実施形態に係るエレベータ用照明装置11BのF部拡大図である。図6Dは、図6Cに対応する第2実施形態の変形例に係るエレベータ用照明装置11Bの部分拡大図である。図7は、照明カバー12Bを開放した状態の第2実施形態に係るエレベータ用照明装置11Bを正面側から視た説明図である。
本発明の第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aと、本発明の第2実施形態に係るエレベータ用照明装置11Bとの相違点は、照明カバー12Bの素材およびその周辺構造である。その他の構成は、第1実施形態および第2実施形態間で共通である。そこで、第1実施形態および第2実施形態間で共通の構成部分には共通の符号を付して、その重複する説明を省略する。
前述した第1実施形態に係る照明カバー12Aは、光透過性および柔軟性を有する素材で形成しているのに対し、この第2実施形態に係る照明カバー12Bは、光透過性を有する素材、例えば、アクリル樹脂で形成されている。アクリル樹脂は、光透過性および柔軟性を有する素材と比べて、十分な剛性を有する。そのため、第2実施形態に係る照明カバー12Bを、乗りかご15の天井面15Aから吊り下げ支持させた場合でも、照明カバー12Bの周端部12Bx,12Byに対して中央部12Bzが下方に垂れ下がることはない。
第2実施形態に係る照明カバー12Bの内方側(複数組の光源ユニット23a〜23jの側)には、図6B,図6Cに示すように、複数の仕切り板部材23a3b〜23i3bに対応する位置に、複数のリブ部材12Ba〜12Biが設けられている。複数のリブ部材12Ba〜12Biは、例えば、乳白色の素材よりなる。
詳しく述べると、第2実施形態に係る照明カバー12Bでは、照明カバー12Bが取り付けられている状態で、複数の仕切り板部材23a3b〜23i3bと、複数のリブ部材12Ba〜12Biとは、各自の先端部分が重なり合って当接する構成を採用している(例えば、図6Cの当接部31d,31e参照)。仕切り板部材23a3b〜23i3bおよび天板部材23c3cのそれぞれには、その表面につや消しの黒色塗装が施されている。この黒色塗装は、すべての導光路23a3〜23j3に施される。
なお、照明カバー12B側に位置するリブ部材12Ba〜12Biには、黒色塗装が施されていてもよいし、施されていなくてもよい。これにより、第2実施形態に係るエレベータ用照明装置11Bでは、光源ユニット23a〜23jから照射された光を、仕切り板部材23a3b〜23i3bおよび天板部材23c3cにおいて吸収するように作用することで、光源ユニット23a〜23jからの直接光を、照明カバー12Aを通して主として放射し、これをもって、乗りかご15内における照明光の演出効果を高めるようにしている。
また、第2実施形態の変形例に係る照明カバー12Bでは、照明カバー12Bが取り付けられている状態で、複数の仕切り板部材23a3b〜23i3bと、複数のリブ部材12Ba〜12Biとは、各自の先端部分がわずかに離間して位置している。そして、例えばスポンジやゴムなどのシール部材33da,33eaを、前記の離間部を埋めるように、仕切り板部材側およびリブ部材側の少なくともいずれかに設ける構成(仕切り板部材側およびリブ部材側の両者に設ける態様を含む)を採用してもよい(例えば、図6Cの離間部33d,33e参照)。仕切り板部材23a3b〜23i3bおよび天板部材23c3cのそれぞれには、その表面につや消しの黒色塗装が施されている。この黒色塗装は、すべての導光路23a3〜23j3に施される。
なお、照明カバー12B側に位置するリブ部材12Ba〜12Biには、黒色塗装が施されていてもよいし、施されていなくてもよい。これにより、第2実施形態の変形例に係るエレベータ用照明装置11Bでは、光源ユニット23a〜23jから照射された光を、仕切り板部材23a3b〜23i3bおよび天板部材23c3cにおいて吸収するように作用することで、光源ユニット23a〜23jからの直接光を、照明カバー12Aを通して主として放射し、これをもって、乗りかご15内における照明光の演出効果を高めるようにしている。
第2実施形態に係る照明カバー12Bの支持構造は、第1実施形態に係るエレベータ用照明装置11Aと同じである。すなわち、取付側部材16aが有するピン部材16cを、可動側部材16bが有する受け部16dによる係止状態から解放することで、照明カバー12Bは、図7に示すように、ヒンジ部材14に係合支持された状態で開く。こうして、通常時には照明カバー12Bによって覆われている複数組の光源ユニット23a〜23jに係るメンテナンスを行うことができる。
〔本発明の第2実施形態に係るエレベータ用照明装置11Bの作用効果〕
本発明の第2実施形態に係るエレベータ用照明装置11Bでは、アクリル樹脂製の照明カバー12Bを採用し、照明カバー12Bの内方側であって複数の仕切り板部材23a3b〜23i3bが対応する位置に、複数のリブ部材12Ba〜12Biを設けている。そして、照明カバー12Bが取り付けられている状態で、複数の仕切り板部材23a3b〜23i3bと、複数のリブ部材12Ba〜12Biとは、各自の先端部分が重なり合って当接する構成を採用している。
本発明の第2実施形態に係るエレベータ用照明装置11Bによれば、複数の仕切り板部材23a3b〜23i3b、および、複数のリブ部材12Ba〜12Biが協働して、複数組の導光路23a3〜23aj3毎に光を仕切る作用を発揮することによって、複数組の光源ユニット23a〜23jから出る光の指向性を、乗りかご15の内部空間を指向するように整えることができる。また、光源ユニット23a〜23jを用いて多様な色相を表現する場合において、RGB三原色の飽和による白色化を防ぐことができる。そして、複数組の光源ユニット23a〜23jから放射される照明光を乗りかご15の内部空間から照明カバー12Aを通して視たとき、複数組の導光路23a3〜23j3のうち相互に隣接する導光路間における光の境界線がぼけてみえることはない。そのため、異なった色の直線状の光の軌跡を明確に視認することもできる。その結果、第1実施形態と同様に、エレベータの乗りかご15内における照明光の演出効果をいっそう高めることができる。
〔第2実施形態の変形例に係るエレベータ用照明装置11Bの作用効果〕
第2実施形態の変形例に係るエレベータ用照明装置11Bでは、アクリル樹脂製の照明カバー12Bを採用し、照明カバー12Bの内方側であって複数の仕切り板部材23a3b〜23i3bが対応する位置に、複数のリブ部材12Ba〜12Biを設けている。照明カバー12Bが取り付けられている状態で、複数の仕切り板部材23a3b〜23i3bと、複数のリブ部材12Ba〜12Biとは、各自の先端部分がわずかに離間して位置している。そして、例えばスポンジやゴムなどのシール部材33da,33eaを、前記の離間部を埋めるように、仕切り板部材側およびリブ部材側の少なくともいずれかに設ける構成(仕切り板部材側およびリブ部材側の両者に設ける態様を含む)を採用している。
第2実施形態の変形例に係るエレベータ用照明装置11Bによれば、複数の仕切り板部材23a3b〜23i3b、および、複数のリブ部材12Ba〜12Biが協働して光を仕切る作用を発揮することによって、複数組の光源ユニット23a〜23jから出る光の指向性を、乗りかご15の内部空間を指向するように整えることができる。また、光源ユニット23a〜23jを用いて多様な色相を表現する場合において、RGB三原色の飽和による白色化を防ぐことができる。そして、複数組の光源ユニット23a〜23jから放射される照明光を乗りかご15の内部空間から照明カバー12Aを通して視たとき、複数組の導光路23a3〜23j3のうち相互に隣接する導光路間における光の境界線がぼけてみえることはない。そのため、異なった色の直線状の光の軌跡を明確に視認することもできる。その結果、第2実施形態と同様に、エレベータの乗りかご15内における照明光の演出効果をいっそう高めることができる。
〔その他の実施形態〕
以上説明した本発明の実施形態は、本発明の具現化例を示したものである。したがって、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならない。本発明はその要旨またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形態で実施することができるからである。
例えば、本発明の第1および第2実施形態に係る説明において、複数組の導光路23a3〜23j3の内部空間を空気層とする例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されない。本発明の第1および第2実施形態に係る複数組の導光路23a3〜23j3の内部空間を、透明な樹脂層により形成してもよい。
また、本発明の第1および第2実施形態に係る説明において、取付ブラケット25のうち傾斜部25bに、LED光源群23c1の円板部材23c11を取り付けることにより、LED光源23c11Gから出る光の軸23c11G1を、乗りかご15の内部空間を指向するように天板部材23c3c(乗りかご15の天井面15A)に対して傾斜して設定する例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されない。
本発明の第1および第2実施形態において、LED光源群23c1(その他のLED光源群も同様)の外方に、光の進行方向を偏向させるレンズなどの光学素子を設けることにより、LED光源23c11Gから出る光の軸23c11G1を、乗りかご15の内部空間を指向するように天板部材23c3cに対して傾斜して設定する構成を採用してもよい。
最後に、本発明の第1および第2実施形態では、仕切り板部材を乗りかご15のドア19に対して平行に配置した構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、エレベータの乗りかご15内の奥行が浅い場合には、仕切り板部材をドア19に対して垂直に配置してもよい。
11A 第1実施形態に係るエレベータ用照明装置
11B 第2実施形態に係るエレベータ用照明装置
12A 第1実施形態に係る照明カバー(照明カバー部材)
12B 第2実施形態に係る照明カバー(照明カバー部材)
15 乗りかご
15A 乗りかごの天井面(エレベータの乗りかご15に係る構成面)
23a〜23j 光源ユニット
23c1,23c2 一対のLED光源群(光源)
23a3〜23j3 導光路
23a3c〜23jc 天板部材(エレベータの乗りかご15に係る構成面)
23c11G LED光源
23c11G1 LED光源から出る光の軸

Claims (7)

  1. エレベータの乗りかごに係る構成面に設けられ、相互に対向する一対の光源と、
    前記一対の光源から出る光の軸を挟んで該光の照射方向に沿って延びる一対の仕切り板部材を有する導光路と、
    前記一対の光源および前記導光路を外方から覆うための光透過性を有する照明カバー部材と、
    を備え、
    前記一対の光源から出る光の軸は、前記乗りかごの内部空間を指向するように前記構成面に対して傾斜して設定される、
    ことを特徴とするエレベータ用照明装置。
  2. エレベータの乗りかごに係る構成面に、相互に対向する一対の光源を組として設けられる複数組の光源ユニットと、
    前記一対の光源から出る光の軸を挟んで該光の照射方向に沿って延びる一対の仕切り板部材をそれぞれ有する複数組の導光路と、
    前記複数組の光源ユニットおよび前記複数組の導光路を外方から覆うための光透過性を有する照明カバー部材と、
    を備え、
    前記一対の光源から出る光の軸は、前記乗りかごの内部空間を指向するように前記構成面に対して傾斜して設定される、
    ことを特徴とするエレベータ用照明装置。
  3. エレベータの乗りかごに係る構成面に、相互に対向する一対の光源を組として設けられる複数組の光源ユニットと、
    前記一対の光源から出る光の軸を挟んで該光の照射方向に沿って延びる一対の仕切り板部材をそれぞれ有する複数組の導光路と、
    前記複数組の光源ユニットおよび前記複数組の導光路を外方から覆うための光透過性を有する照明カバー部材と、
    を備え、
    前記一対の光源は、前記乗りかごの内部空間を指向するように前記構成面に対して傾斜して設定される、
    ことを特徴とするエレベータ用照明装置。
  4. 前記光の軸は、前記一対の光源を傾斜させることにより、前記内部空間を指向するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ用照明装置。
  5. 前記光の軸は、前記一対の光源の外方に光学素子を設けることにより、前記内部空間を指向するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータ用照明装置。
  6. 前記仕切り板部材は、前記乗りかごのドアに対して平行に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のエレベータ用照明装置。
  7. 前記照明カバー部材は、前記仕切り板部材に対して平行な方向に移動して開閉することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のエレベータ用照明装置。
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