JP2014068659A - 運動補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者に膝関節を痛めさせることなく十分な筋収縮運動を脚部に生じさせて、大きな運動効果を享受させることができる運動補助装置を提供する。
【解決手段】使用者が足裏を載せる足置き部16と、足置き部16に作用する使用者の荷重を検出する荷重態様検出部27と、足置き部16に足裏を載せた使用者が膝屈伸運動した場合の膝関節への負荷に関係する数値の目標値を設定する目標設定部30と、足置き部16に足裏を載せた使用者が膝屈伸運動した場合における膝関節への負荷に関係する数値の現在値を荷重態様検出部27の検出結果に基づいて演算する演算部32と、使用者による膝屈伸運動の運動態様を現在値が目標値に近づく方向へ変化するように誘導する誘導部の一例としての表示装置15とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、膝関節への負荷低減を図った膝屈伸運動を促す運動補助装置に関する。
従来から、使用者が足裏を載せた足置き部に作用する荷重の検出結果に基づき、使用者の脚部に筋収縮運動を生じさせるための補助動作を行う運動補助装置が知られている(例えば、特許文献1)。すなわち、この運動補助装置では、足置き部に足裏を載せた使用者の臀部を足置き部の後ろ側に立設した支柱体により支持した状態において、使用者の膝関節が一定角度に保たれるようにして支柱体と足置き部を連動させることにより、使用者の脚部に荷重の変化を通じて筋収縮運動が生じるようにしている。
特開2006−34640号公報
ところで、従来の運動補助装置では、使用者の膝関節が一定角度に保たれたままであるため、その運動補助装置の使用途中に膝を曲げる膝屈伸運動が行われることはなかった。したがって、補助動作によって使用者の脚部に筋収縮運動を生じさせるとはいうものの、膝屈伸運動を伴う場合に比較すると、その運動効果は小さなものであった。その一方で、膝屈伸運動を行った場合には、大きな運動効果が期待できるものの、一般に膝屈伸運動は膝関節にせん断力を作用させるものであるため、場合によっては膝関節を痛めてしまう虞があった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものである。その目的は、使用者に膝関節を痛めさせることなく十分な筋収縮運動を脚部に生じさせて、大きな運動効果を享受させることができる運動補助装置を提供することにある。
上記課題を解決する運動補助装置は、使用者が足裏を載せる足置き部と、当該足置き部に作用する使用者の荷重態様を検出する荷重態様検出部と、前記足置き部に足裏を載せた使用者が膝屈伸運動した場合の膝関節への負荷に関係する数値の目標値を設定する目標設定部と、前記足置き部に足裏を載せた使用者が膝屈伸運動した場合における前記膝関節への負荷に関係する数値の現在値を前記荷重態様検出部の検出結果に基づいて演算する演算部と、前記使用者による膝屈伸運動の運動態様を前記現在値が前記目標値に近づく方向へ変化するように誘導する誘導部とを備える。
上記運動補助装置において、前記荷重態様検出部は、前記足置き部に足裏を載せた使用者を基準にした場合の少なくとも前後方向に作用する荷重を検出することが好ましい。
上記運動補助装置において、前記荷重態様検出部は、前記足置き部に対する前記荷重の加重中心である荷重中心位置と、当該荷重中心位置を基準として前後方向を含む少なくとも2つの座標軸方向において作用する荷重の大きさを検出することが好ましい。
上記運動補助装置においては、前記足置き部に足裏を載せた使用者の姿勢を検出する姿勢検出部を更に備え、前記演算部は、前記荷重態様検出部の検出結果と前記姿勢検出部の検出結果とに基づいて、前記膝関節への負荷に関係する数値の現在値として、膝屈伸運動した場合に前記膝関節に作用するせん断力を演算することが好ましい。
上記運動補助装置において、前記誘導部は、前記目標値に対応した表示内容と対比するように前記現在値に対応した表示内容を表示可能な表示装置であることが好ましい。
上記運動補助装置において、前記表示装置は、前記足置き部に足裏を載せた使用者が膝屈伸運動しているときの姿勢の変化態様を表示することが好ましい。
上記運動補助装置において、前記誘導部は、使用者の脚部に対して前記現在値が前記目標値に近づく方向への筋収縮運動を生じさせる力を外部から助勢する機能を有したアシスト部であることが好ましい。
上記運動補助装置において、前記アシスト部は、使用者の脚部において膝屈伸運動に関係する筋肉に対して電気的な刺激を与える機能を有することが好ましい。
上記運動補助装置において、前記アシスト部は、足置き部を使用者の重心が移動するように傾動させる機能を有することが好ましい。
上記運動補助装置において、前記足置き部は、着脱交換が可能であることが好ましい。
上記運動補助装置において、前記足置き部には、足裏の土踏まずに対応した形状の***部を有する足裏用当接部材が取着されていることが好ましい。
上記運動補助装置において、前記足置き部には、使用者の足裏の前後方向への移動を規制するように前記足裏の一部と係合可能な凸部が設けられていることが好ましい。
上記運動補助装置において、前記凸部には、前記足置き部に足裏を載せた使用者を基準にした場合の少なくとも前後方向に作用する荷重を検出可能な荷重センサが設けられていることが好ましい。
上記運動補助装置においては、前記足置き部に足裏を載せた使用者が膝屈伸運動する場合に、前方へ伸ばした手で把持可能な手摺りを備えていることが好ましい。
上記運動補助装置における前記手摺りにおいて使用者が膝屈伸運動をする際に把持する部位には、その部位を把持しつつ前記足置き部に足裏を載せた使用者を基準にした場合の少なくとも前後方向に作用する荷重を検出可能な荷重センサが設けられていることが好ましい。
上記の運動補助装置によれば、使用者に、膝関節への負荷の低減を図った膝屈伸運動をさせることが可能であるので、膝関節を痛めさせることなく、十分な筋収縮運動を脚部に生じさせて、大きな運動効果を享受させることができる。
第1実施形態の運動補助装置の使用態様を示す概略側面図。 右足置き部の一部を省略した足置き部の平面図。 図2における3−3線矢視の概略側面図。 第1実施形態の運動補助装置における電気的構成のブロック図。 目標設定用画面が表示された画面図であり、(a)は数値指定用の画面図、(b)はクリック指定用の画面図、(c)はドラッグ指定用の画面図。 使用者の脚部のリンクモデルを示す概略図。 使用者の姿勢をモデル化したスティックピクチャが表示された画面図。 第2実施形態の運動補助装置における電気的構成のブロック図。 運動時のアシスト方向を荷重中心位置の移動により示す説明図。 同じく運動時のアシスト方向を荷重中心位置の移動で示す説明図。 (a)〜(d)は運動時のアシスト方向を荷重ベクトルで示す説明図。 運動時のアシスト方向を目標せん断力と現在せん断力の差で示す説明図。 第3実施形態の運動補助装置における足置き部の概略斜視図。 第4実施形態の運動補助装置における足置き部の概略斜視図。 (a)は第5実施形態の運動補助装置における表示装置の画面図、(b)はその運動補助装置における足置き部の概略側面図。 (a)〜(c)は第6実施形態の運動補助装置の表示装置の画面図。 (a)(b)は第7実施形態の運動補助装置の表示装置の画面図。 第8実施形態の運動補助装置における足置き部の概略側面図。 第8実施形態の変形例における手すり部の概略斜視図。 第8実施形態の更なる変形例における足置き部の概略斜視図。 (a)〜(c)は第9実施形態の運動補助装置の表示装置の画面図。
(第1実施形態)
以下、運動補助装置の第1実施形態を図面に従って説明する。
なお、以下の説明において「方向」を示す場合は、特にことわらない限り図1における足置き部に足裏を載置した使用者を基準とした場合の「前後方向」「左右方向」「上下方向」をいうものとする。
図1に示すように、本実施形態の運動補助装置11は、床面F上などに設置される基台12を備えている。基台12は、平面視略矩形状をなすものであり、その前端部には左右一対の支柱13が立設されている。そして、両支柱13の上端間には運動補助装置11の使用者Mが必要に応じて手で把持可能な手摺り14が左右方向へ延びるように架設されている。また、両支柱13の上端間において手摺り14よりも前方で且つ上方側となる位置には、液晶画面等からなる表示画面15a(図7参照)を有する表示装置15が設けられている。さらに、基台12上において支柱13よりも後方側となる位置には、この運動補助装置11の使用者Mが足裏を載せるための足置き部16が設けられている。
図2に示すように、足置き部16は使用者Mの左足LFが載せられる左足置き部16Lと使用者Mの右足RFが載せられる右足置き部16Rとを備えている。なお、左足置き部16Lと右足置き部16Rとは左右対称である点を除けば同一の構成であるため、以下では左足置き部16Lについて具体的な構成を説明し、右足置き部16Rについては、その一部の図示を省略するとともに、表示した部分に対し左足置き部16Lの場合と同一符号を付すことにして、重複説明を省略する。
図2及び図3に示すように、左足置き部16Lは、その上面が足裏載置面17aとされる前後方向に長い矩形板状の足置き台17を備えている。また、足裏載置面17aにおいて足の指部分が載置される面部位の左右両側となる箇所には、複数(本実施形態では左右各4つずつ)のねじ穴18a〜18dが前後方向に一定間隔をおいて並ぶように形成されている。そして、足裏載置面17a上において、ねじ穴18a〜18dが形成された領域と前後方向で対応する位置には、左右方向に長い矩形板状の足指載置板19が取り付けられている。
足指載置板19における長手方向(この場合、左右方向)の両端部には、足置き台17の足裏載置面17aに形成された4つのねじ穴18a〜18dのうち1つおきに位置する2つのねじ穴(例えば、ねじ穴18aとねじ穴18c)と位置的に対応する複数(本実施形態では左右各2つ)のねじ挿通孔20a,20bが形成されている。そして、各ねじ挿通孔20a,20bが各々対応する各ねじ穴(例えば、ねじ穴18aとねじ穴18c)に位置合わせされた状態で、足指載置板19は、各ねじ挿通孔20a,20bに挿通されたねじ部材21が各々対応するねじ穴18a,18cに螺合することによって足置き台17上に固定されている。
図2及び図3に示すように、足指載置板19において足置き台17上に載せられた足裏の足指と前後方向で対応する位置には、少なくとも1つ(本実施形態では左右方向に並ぶ4つ)の凸部22が突設されている。凸部22は、その縦断面形状が例えば半円形状など上方に向けて凸形状となる立体形状をなし、使用者Mの足裏の一部である足指部分に対して下側から食い込むように係合可能である。
また、足置き台17の足裏載置面17a上において、使用者Mの足裏の土踏まずの部分と対応する部位には、土踏まずに対応した形状の***部23aを有する足裏用当接部材23が取着されている。なお、足裏用当接部材23は足裏載置面17aに対して剥離可能な構成とされ、足置き台17の足裏載置面17a上における取着位置を、使用者Mの足裏の大きさに合わせて適宜に変更可能である。
さらに、図2及び図3に示すように、足置き台17における下面側の四隅には、例えば歪みゲージ、ロードセル、圧力計などからなる荷重センサ24a〜24dが、足置き台17と基台12との間に介在するように配設されている。具体的には、足置き台17における左前の隅角部に荷重センサ24a、右前の隅角部に荷重センサ24b、左後の隅角部に荷重センサ24c、右後の隅角部に荷重センサ24dが配置されている。そして、これらの荷重センサ24a〜24dにより、運動補助装置11を使用するために足置き部16に足裏を載置させた使用者Mの荷重が、荷重センサ24a〜24dの配設位置ごとに検出され、各検出信号が運動補助装置11のマイクロコンピュータ等からなる制御装置25(図4参照)に向けて出力される。
次に運動補助装置11における制御装置25の電気的構成について図4を参照して説明する。
図4に示すように、運動補助装置11の制御装置25は装置全体の稼働状態を制御する制御部26を備えている。制御部26の入力側には足置き部16に足裏を載置した使用者Mにおける荷重の態様を検出する荷重態様検出部27が接続され、その荷重態様検出部27には右足用と左足用の荷重センサ24a〜24dが接続されている。そして、荷重態様検出部27は、各荷重センサ24a〜24dから入力される検出信号に基づいて使用者Mの荷重態様を検出し、その検出結果を制御部26に出力する。
なお、荷重態様検出部27では、足置き部16に足裏を載置した状態で膝屈伸運動を行う使用者Mにおける、例えば足置き部16に対する荷重の加重中心である荷重中心位置及びその変化や足置き部16側からの反力の方向及び大きさ等を荷重態様として検出する。すなわち、左側に位置する荷重センサ24a,24cから出力された検出信号に基づく荷重と右側に位置する荷重センサ24b,24dから出力された検出信号に基づく荷重との比較により、左右方向での荷重の位置変化及びその荷重の大きさなどが荷重態様として検出される。同様に、前側に位置する荷重センサ24a,24bから出力された検出信号に基づく荷重と後側に位置する荷重センサ24c,24dから出力された検出信号に基づく荷重との比較により、前後方向での荷重の位置変化及びその荷重の大きさなどが荷重態様として検出される。
また、制御部26の入力側には使用者Mの姿勢を検出する姿勢検出部28が接続され、その姿勢検出部28には、使用者Mの膝屈伸運動時の姿勢を撮影し、その画像信号を出力するカメラ29が接続されている。そして、姿勢検出部28は、周期的にカメラ29から入力される画像信号に基づいて使用者Mの膝屈伸運動時における姿勢変化状態から膝関節角度や膝関節位置を検出し、その検出結果を制御部26に出力する。
また、制御部26には、足置き部16に足裏を載置した使用者Mが膝屈伸運動した場合における膝関節への負荷に関係する数値の目標値(以下、「負荷目標値」と略称する場合もある。)を設定するための目標設定部30が接続されている。すなわち、目標設定部30は、表示装置15の表示画面15a上に表示される目標設定用画面を用い、使用者Mに負荷目標値の設定をさせる。具体的には、例えば膝屈伸運動時における足置き部16への荷重中心位置として目標となる位置(以下、「目標荷重中心位置」という。)や、足置き部16側から反力を作用させる目標方向及びその大きさ等に関する情報値を、負荷目標値として設定させる。そして、そのように設定された内容を制御部26に出力する。
図5(a)〜(c)に示すように、目標設定用画面には複数種類の画面があり、使用者Mは各画面のうちから所望の画面を選択して使用可能である。例えば図5(a)に示す画面は数値指定による目標設定用画面であり、負荷目標値が目標荷重中心位置の情報値である場合、そのX座標値入力部40とY座標値入力部41が表示される。そして、この場合、使用者Mは、運動補助装置11で膝屈伸運動を開始する前に、足置き台17の足裏載置面17aに沿うXY座標平面上において、膝屈伸運動時の目標荷重中心位置が所定のXY基準位置からX軸方向(左右方向)及びY軸方向(前後方向)に離間しているべき目標距離に対応した数値情報を各入力部40,41に入力する。
また、図5(b)に示す画面はクリック指定による目標設定用画面であり、同図に示すように表示画面15a内には足裏画像FGと共に矢印形状のポインタ42が表示される。そして、この場合、使用者Mは、運動補助装置11で膝屈伸運動を開始する前に、足裏画像FG上における膝屈伸運動時の目標荷重中心位置とするべき箇所にポインタ42を位置させた状態でクリック操作することにより、そのクリック操作した位置を目標荷重中心位置MJPとして表示画面15a上に設定する。
また、図5(c)に示す画面はドラッグ指定による目標設定用画面であり、同図に示すように表示画面15a内には脚部画像LGが足裏載置面17a及び反力の始点となる荷重中心位置JPと共に表示される。そして、この場合、使用者Mは、運動補助装置11で膝屈伸運動を開始する前に、表示画面15a上における荷重中心位置JPから脚部に対して反力を作用させる際の目標となる方向及びその大きさを表す荷重ベクトルVをドラッグ操作により負荷目標値として設定する。
図4に戻り、また制御部26には、この運動補助装置11の制御プログラムを記憶するとともに各種の演算結果を一時的に記憶可能な記憶部31が接続されている。すなわち、制御部26は、記憶部31から読み出した制御プログラムに基づいて運動補助装置11の稼働状態を制御するとともに、その制御過程において演算された各種の演算結果を記憶部31に対して書き込み及び読み出し可能とされている。
また、制御部26には、制御部26からの制御指令に基づいて各種の演算を行う演算部32が接続されている。すなわち、この演算部32では、足置き部16に足裏を載置した使用者Mが膝屈伸運動した場合における膝関節への負荷に関係する数値の現在値(以下、「負荷現在値」と略称する場合もある。)が、荷重態様検出部27の検出結果に基づいて演算される。なお、本実施形態における負荷現在値としては、膝関節に作用するせん断力の数値情報が最終的に求められる。但し、目標設定部30により設定された負荷目標値との対比の関係で、その時点での現在荷重中心位置GJP(例えば図9参照)のXY座標軸での数値情報や、荷重中心位置JPを始点とする現在荷重ベクトルGV(例えば図11参照)の大きさ等を示す数値情報が、負荷現在値として求められることもある。
また、図6に示すように、本実施形態の場合、演算部32は、使用者Mの脚部をリンクモデルRmでモデル化し、こうしたリンクモデルRmを用いることにより膝関節に作用するせん断力を求めている。なお、図6に示したリンクモデルRmは、使用者Mの脚部を足部と下腿部と大腿部との3本のリンクL1,L2,L3を用いてモデル化したものであり、このリンクモデルRmを用いることによって、下腿部(頸骨)を示すリンクL2に対する垂直方向の関節間力である膝せん断力FSが求められる。すなわち、足置き台17の足裏載置面17a(水平面と仮定する)に対するリンクL2の傾斜角度θと、膝関節に作用する関節間力の−Y方向の成分L_F3yと、膝関節に作用する関節間力の−Z方向成分L_F3zとを含む所定の演算式を用いて膝せん断力FSは算出される。
再び図4に戻り、制御部26の出力側には手摺り14の位置に設けられた表示装置15が制御部26との間で各種の情報を通信可能に接続されている。すなわち、表示装置15は、制御部26からの制御指令に基づいて既述したように目標設定部30が負荷目標値を設定するための目標設定用画面を表示画面15a上に表示するとともに、荷重態様検出部27の検出結果や演算部32の演算結果などを表示する。したがって、表示装置15は、その表示内容を使用者Mに視認させることにより、使用者Mによる膝屈伸運動時における運動態様の変化を誘導可能である。すなわち、表示装置15は以下のような表示内容を通じて使用者Mに膝屈伸運動における運動態様の変化を促す。
図7に示すように、表示装置15の表示画面15a上には、運動補助装置11で使用者Mが膝屈伸運動をしているときに、その使用者Mの姿勢が膝関節に対する負荷に関係する数値の目標値と現在値との対比が可能な状態で表示される。すなわち、図7に示す表示例では、膝屈伸運動により膝を折曲げた使用者Mの姿勢をモデル化して示すスティックピクチャSPが膝角度の目標値を示す目標ラインMLと共に表示される。そして、膝屈伸運動時に膝に作用する膝せん断力に関して、目標設定部30により設定された負荷目標値と対応する目標せん断力MSと、荷重態様検出部27の検出結果に基づき演算部32が演算して求めた現在せん断力GSとが、両せん断力MS,GSの大きさを対比可能な矢印の並列表記態様にて示される。
なお、この表示内容において、目標せん断力MSは、足置き部16に足裏を載置した使用者Mが膝屈伸運動した場合における膝関節への負荷に関係する数値の目標値に相当する一方、現在せん断力GSは、同じく使用者Mが膝屈伸運動した場合における膝関節への負荷に関係する数値の現在値に相当する。そして、こうした目標せん断力MSと現在せん断力GSとの対比表示を見ながら膝屈伸運動を行うことで、使用者Mは現在せん断力GSが目標せん断力MSに近づく方向へ膝屈伸運動の運動態様を変化させることが可能となる。
この点で、表示装置15は、その表示内容を使用者Mに視認させることにより、使用者Mにおける膝屈伸運動の運動態様を現在せん断力GS(現在値)が目標せん断力MS(目標値)に近づくように誘導する誘導部として機能する。なお、この場合、制御部26は、表示装置15において使用者Mの膝屈伸運動しているときの姿勢の変化態様をスティックピクチャSPの動きにより表現させてもよい。
次に、上記のように構成された第1実施形態の運動補助装置11の作用を説明する。
さて、この運動補助装置11を使用する場合、使用者Mは、先ず足置き部16上に足を載せる。すなわち、左足置き部16L上に左足LFを載せるとともに、右足置き部16R上に右足RFを載せ、足置き部16に対して自重つまり荷重を作用させる。そして、図示しない電源スイッチをオン操作して運動補助装置11を稼働状態にする。
すると、制御装置25の制御により表示装置15の表示画面15a上に目標設定用画面が表示される。すなわち、図5(a)〜(c)に示す各目標設定用画面のうち何れか1つの画面が表示される。その結果、使用者Mは、この運動補助装置11を使用しての膝屈伸運動を開始するにあたり、例えば理学療法士等の専門家により当該使用者M用に予め設定された膝関節への負荷に関係する数値の目標値(負荷目標値)の入力設定が可能となる。そして、使用者M(又はそのとき付き添っているトレーナー等)により目標設定用画面から負荷目標値の入力設定がされると、その負荷目標値が記憶部31に一旦記憶される。
そして次に、使用者Mは、図1に示すように左右両手で手摺り14を把持しつつ両腕を軽く伸ばし、さらに両脚の膝が軽く曲がるようにした姿勢を維持しながら、体重を後ろにかける。すると、使用者Mは、膝屈伸運動(所謂、スクワット運動)を開始する初期姿勢状態となり、その初期姿勢状態から体重を後ろにかけつつ膝屈伸運動を行うことが可能となる。なお、このとき、使用者Mは、足置き台17上に載置した足裏が膝屈伸運動の途中に前後方向に滑るなどして移動することが規制されるように、その足指部分を足指載置板19の凸部22に係合させる。
ところで、運動補助装置11を使用する使用者Mの体格は様々であり、一般に、体格の大きい人は体格が小さい人より手足も長い場合が多い。そのため、手摺り14を把持した使用者Mの体格が大きい場合には、足置き台17(足置き部16)に対する足裏の位置も手が長い(具体的には腕が長い)分だけ、体格が小さい人の場合よりも後方に位置する。したがって、そのような場合には、足指載置板19の凸部22の位置も、同様に、後方に位置ずれしていることが望ましい。
そこで、本実施形態の運動補助装置11では、足指載置板19の取付位置に関して図2及び図3に示す状態を体格が小さい人用に調整された状態としたとき、体格が大きい人用に調整する場合は、その状態からねじ部材21をねじ穴18a,18cから螺退させて足指載置板19が足置き台17上から一旦取り外される。そして、足指載置板19の各ねじ挿通孔20a,20bが各々対応するねじ穴を後方側に1つずつ位置ずれさせるように足指載置板19を移動させた状態で、新たに対応関係となったねじ穴(この場合は、ねじ穴18bとねじ穴18d)にねじ部材21を螺合させることによって、体格が大きい人用に足指載置板19の取付位置が調整される。
なお、足裏載置面17a上において足指載置板19の後方で土踏まずと対応する位置に取着されている足裏用当接部材23についても、足指載置板19の取付位置が調整された場合には、足裏載置面17a上から一旦剥離され、足指載置板19の取付位置の調整距離に合わせて、その取着位置が変更される。そして、以上のような使用者Mの体格に応じた位置調整が終了すると、使用者Mは、改めて足置き部16上に足裏を載せ、その後、図1に示す初期姿勢状態から膝屈伸運動を開始する。
すると、足置き部16に設けられた前後左右の各荷重センサ24a〜24dにおいて、使用者Mの荷重が膝屈伸運動による姿勢変化に応じた変化を伴って検出される。そして、その検出結果である各荷重センサ24a〜24dにおける荷重検出信号が荷重態様検出部27に入力される。すると、膝屈伸運動中の使用者Mにおける前後方向及び左右方向での荷重の位置変化及びその荷重の大きさが、膝関節への負荷に関係する数値の現在値(負荷現在値)を演算するための荷重態様の情報値として、荷重態様検出部27により検出される。
また、膝屈伸運動中の使用者Mの姿勢がカメラ29により周期的に撮影され、その画像信号が姿勢検出部28に入力される。すると、膝屈伸運動中の使用者Mにおける膝関節の関節角度や関節位置の変化状態が姿勢検出部28により検出される。そして、荷重態様検出部27の検出結果と姿勢検出部28の検出結果とに基づき、使用者Mが膝屈伸運動した場合における膝関節の負荷現在値として、この場合は、膝関節に作用するせん断力の数値情報である現在せん断力GSが演算部32により求められる。
また、この場合において、記憶部31に一旦記憶させている負荷目標値が目標せん断力MSの値ではなく、目標荷重中心位置MJPの位置情報や荷重中心位置JPからの荷重ベクトルVの方向及び大きさ等を示す情報値であるときは、現在せん断力GSと対比させる目標せん断力MSの値が演算部32において演算される。例えば、荷重中心位置JPからの荷重ベクトルVの方向及び大きさ等を示す情報値と膝屈伸運動時における膝角度の目標値である目標ラインMLを示す情報値とに基づき目標せん断力MSの値が負荷目標値として演算部32において演算される。
すると次に、そのように演算された負荷現在値(現在せん断力GS)と負荷目標値(目標せん断力MS)とに基づき、制御部26が表示装置15の表示内容を制御し、その表示画面15a上に図7に示すような表示内容を表示させる。一例として、図7の表示例は、現在の使用者Mの膝屈伸運動によれば、目標せん断力MSよりも現在せん断力GSの方が大きいこと、及び、膝屈伸運動での膝角度は目標ラインMLに至っていないことを表示している。
そのため、この表示内容を視認することにより、使用者Mは、目標せん断力MSに現在せん断力GSを近づけるべく、体重をさらに後ろにかけるとともに、膝角度をさらに深く曲げる姿勢に、膝屈伸運動の運動態様を変化させようとする。つまり、表示装置15は、使用者Mに表示画面15aの表示内容を視認させることにより、現在せん断力GSが目標せん断力MSに近づく方向へ使用者Mが意識的に膝屈伸運動の運動態様を変化させるように、使用者Mを誘導する。そして、そのような誘導に従い、使用者Mは、現在せん断力GSが目標せん断力MSを上回らない範囲内で膝屈伸運動を行うことにより、膝関節への負荷の低減が図られた状態で、脚部の筋肉を十分に収縮運動させることが可能とされる。
上記第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)運動補助装置11を使用して膝屈伸運動を開始するにあたり、使用者Mは、膝屈伸運動した場合の膝関節への負荷に関係する数値に関し、目標設定部30により、膝関節を痛めない程度であって且つ運動効果が十分に得られる数値を目標値として予め設定することができる。そして、使用者Mが実際に膝屈伸運動した場合に検出された膝関節への負荷に関係する数値の現在値と予め設定された目標値との対比を示すことで、使用者Mの膝屈伸運動の運動態様を、現在値が目標値に近づく方向へ変化するように誘導できる。したがって、使用者Mは、表示装置(誘導部)15の表示(誘導)内容に従った膝屈伸運動をしている限り、膝関節への負荷低減を図った膝屈伸運動を行うことができ、膝関節を痛めることなく、大きな運動効果を享受することができる。
(2)足置き部16に足裏を載せた使用者Mが膝屈伸運動をした場合における前後方向及び左右方向での荷重の位置変化及びその荷重の大きさなどが荷重センサ24a〜24dからの検出信号に基づき荷重態様検出部27により検出される。したがって、使用者Mは膝屈伸運動中において負荷現在値を負荷目標値に近づけるために身体を動かす方向の選択幅が広がるので、所望する運動効果を容易に得ることができる。
(3)特に、膝屈伸運動をした場合に膝が実際に移動する方向、すなわち膝にせん断力が作用する前後方向での荷重が荷重センサ24a〜24dからの検出信号に基づき検出されるので、膝屈伸運動した場合における膝関節への負荷に関係する数値の現在値を膝せん断力の考慮をして適正に演算することができる。
(4)膝屈伸運動時に荷重中心位置JPから脚部に対して作用する反力の荷重ベクトルVの方向や大きさを、膝屈伸運動した場合における膝関節への負荷に関係する数値として利用することもできる。したがって、使用者Mは負荷現在値を負荷目標値に近づけるために身体を動かす方向のみならず、その動きの大きさに関してまで、運動態様を変化させる選択幅が広がるので、この点でも所望する運動効果を容易に得ることができる。
(5)目標設定部30により設定される目標値を、膝関節に作用するせん断力を用いた設定にしておけば、使用者Mによる膝屈伸運動の運動態様を膝関節に作用するせん断力の大きさ変化に着目しながら、良好な運動効果が得られる方向へ使用者Mを容易に誘導することができる。
(6)使用者Mは、膝屈伸運動を続けながら、目の前にある表示装置15の表示内容を見ながら、負荷現在値の表示内容が負荷目標値の表示内容となるように、自分の荷重中心位置や膝角度を変化させることにより、膝屈伸運動の運動態様を目標とする方向へ適正に調整することができる。
(7)表示装置15は、使用者Mが膝屈伸運動しているときの姿勢をスティックピクチャSPなどで表示画面15a上に動態表示して使用者Mにフィードバックするので、そのフィードバック内容に基づいて使用者Mは容易に膝屈伸運動の運動態様を目標値に近づく方向へ調整することができる。
(8)使用者Mは、膝屈伸運動をするときに、足裏の土踏まずの部分が足裏用当接部材23の***部23aにより上方へ押された支持状態となるので、位置がぶれない安定した姿勢で膝屈伸運動をすることができる。
(9)使用者Mは、膝屈伸運動をするときに、足裏の一部が凸部22と前後方向で係合するので、前後方向に足が滑ることを抑制され、安定した姿勢で膝屈伸運動をすることができる。
(10)使用者Mは、膝屈伸運動をするときに、手摺り14を使って体重を後ろ方向にかけた状態で前後方向への荷重変化を容易にコントロールすることができるとともに、手摺り14に荷重を分担させることができるので、この点でも膝関節への負荷の低減を図ることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の運動補助装置について図面を参照しながら説明する。なお、この第2実施形態は、アシスト部45及び低周波パッド46を更に備えた点で、第1実施形態とは構成が相違し、その他の点では第1実施形態とほぼ同じ構成である。そのため、以下では第1実施形態と相違する部分について主に説明し、同一構成部分については同一符号を付すことにして重複した説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態の運動補助装置11では、制御装置25における制御部26の出力側にアシスト部45が接続され、そのアシスト部45には低周波パッド46が接続されている。低周波パッド46は、使用者Mの脚部における脹ら脛や大腿部等の複数箇所にそれぞれ装着される複数のパッドからなり、各パッド単位で選択的に通電されることにより、各パッドが装着された箇所の筋肉に電気的刺激を与えて筋収縮運動を生じさせるものである。
アシスト部45は、制御部26からの制御指令に基づき必要に応じて低周波パッド46に対する通電状態を制御する。すなわち、制御部26は、使用者Mが膝屈伸運動した場合における膝関節への負荷に関係する数値の現在値(負荷現在値)とその目標値(負荷目標値)との対比結果に基づいて、アシスト部45による低周波パッド46に対する選択的な通電状態を制御する。
そこで次に、上記のように構成された第2実施形態の運動補助装置11の作用を説明する。
なお、上記第1実施形態の場合と同様に、使用者Mが膝屈伸運動を開始する前には、予め目標設定部30により負荷目標値(目標荷重中心位置、目標荷重ベクトル、目標せん断力など)が設定されているものとする。また、使用者Mが膝屈伸運動をした場合には、その使用者Mにおける荷重態様(荷重中心位置や荷重ベクトルなど)の変化が荷重態様検出部27により検出され、その情報値が制御部26に入力されているものとする。
さて、この運動補助装置11を使用して使用者Mが膝屈伸運動した場合において、負荷目標値が目標荷重中心位置を示す情報値として設定されている場合には、図9に示すように、その時点での使用者Mの荷重中心位置である現在荷重中心位置GJPが現在値として表示画面15a上に足裏画像FGと共に表示される。ちなみに、図9の表示例では、一例として+マークによって現在荷重中心位置GJPが足裏画像FGの中心位置に示されている。そして、この現在荷重中心位置GJPと対比可能な表示態様で目標荷重中心位置を示すマーク(図9では、一例として○印マーク)が同じく表示画面15a上に表示される。
こうした場合において、図9に示すように、その時点での使用者Mの現在荷重中心位置GJPと予め設定されている目標荷重中心位置(図9に示すA〜Dの各位置)とが前後左右の座標軸方向において位置ずれしている場合、使用者Mは、その表示内容に誘導されて、現在荷重中心位置GJPが目標荷重中心位置に近づく方向への荷重移動を意識する。そして、使用者Mは、目標荷重中心位置側となる方向への荷重移動を行うために、脚部において目標荷重中心位置側に位置する筋肉を意識的に筋収縮させる。すると、この筋収縮運動により重心が目標荷重中心位置側に変位するため、使用者Mは、その時点での荷重中心位置である現在荷重中心位置GJPが目標荷重中心位置側に移動する。
ところで、このとき使用者Mの意識的な筋収縮運動だけに依存して荷重移動を行わせる状況であると、例えば病後間もない人など非力な人にとっては、荷重移動のために筋収縮させる運動負荷が過大となり、容易に荷重移動できない場合がある。そこで、本実施形態では、アシスト部45が制御部26の制御指令に基づき、その時点で荷重移動を行おうとしている使用者Mに対して、以下のようなアシストを行う。
まず、右足の足裏画像FGを表示する図9の表示例において、目標荷重中心位置が現在荷重中心位置GJPよりも左右方向で左側となる内側のA位置にある場合は、使用者Mに左側となる内側への荷重移動を行わせることが必要になる。そして、内側への荷重移動を行わせるためには、脚部において目標荷重中心位置側である内側に位置する内転筋群(大内転筋、薄筋、内側広筋など)を筋収縮させることが必要となる。
そこで、制御部26は、脚部の複数箇所に装着された各低周波パッド46のうち内転筋群と対応する箇所に装着された低周波パッド46を通電制御するようにアシスト部45に制御指令を送る。すると、このアシスト部45の通電制御により脚部の内側の内転筋群に低周波パッド46から電気的刺激が与えられ、この内転筋群に使用者Mの意識とは無関係に筋収縮運動が生じる。
そのため、この使用者Mの意識とは無関係に生じた筋収縮運動が、使用者Mの意識的な筋収縮運動に対するアシスト力(助勢力)となる。したがって、使用者Mは、過大な運動負荷を感ずることなく、目標荷重中心位置(この場合は内側のA位置)側の筋肉に、目標荷重中心位置側への荷重移動を起させるための筋収縮運動を生じさせることが可能となる。言い換えると、使用者Mは、その脚部に対して負荷現在値が負荷目標値に近づく方向への筋収縮運動を生じさせるアシスト力(助勢力)をアシスト部45により与えられる。この点で、アシスト部45は、使用者Mによる膝屈伸運動の運動態様を負荷現在値が負荷目標値に近づく方向へ変化するように誘導する誘導部としての機能も有している。
また同様に、図9の表示例において、目標荷重中心位置が現在荷重中心位置GJPよりも左右方向で右側となる外側のB位置にある場合は、脚部の外側に位置する外転筋群(中殿筋、外側広筋など)に低周波パッド46から電気的刺激が与えられる。そのため、この外転筋群に使用者Mの意識とは無関係に筋収縮運動が生じ、この使用者Mの意識とは無関係に生じた筋収縮運動が使用者Mの意識的な筋収縮運動に対するアシスト力(助勢力)となる。したかって、使用者Mは、過大な運動負荷を感ずることなく、目標荷重中心位置(この場合は外側のB位置)側の筋肉に目標荷重中心位置側への荷重移動を起させるための筋収縮運動を生じさせることが可能となる。
また同様に、図9の表示例において、目標荷重中心位置が現在荷重中心位置GJPよりも前後方向で前側となるC位置にある場合は、脚部の前側に位置する膝伸展筋群(大腿四頭筋など)や背屈筋群(前頚骨筋など)に低周波パッド46から電気的刺激が与えられる。そのため、これらの膝伸展筋群や背屈筋群に使用者Mの意識とは無関係に筋収縮運動が生じ、この使用者Mの意識とは無関係に生じた筋収縮運動が使用者Mの意識的な筋収縮運動に対するアシスト力(助勢力)となる。したがって、使用者Mは、過大な運動負荷を感ずることなく、目標荷重中心位置(この場合は前側のC位置)側の筋肉に目標荷重中心位置側への荷重移動を起させるための筋収縮運動を生じさせることが可能となる。
また同様に、図9の表示例において、目標荷重中心位置が現在荷重中心位置GJPよりも前後方向で後側となるD位置にある場合は、脚部の後側に位置する膝屈曲筋群(ハムストリングスなど)や底屈筋群(ひふく筋、ひらめ筋など)に低周波パッド46から電気的刺激が与えられる。そのため、これらの膝屈曲筋群や底屈筋群に使用者Mの意識とは無関係に筋収縮運動が生じ、この使用者Mの意識とは無関係に生じた筋収縮運動が使用者Mの意識的な筋収縮運動に対するアシスト力(助勢力)となる。したがって、使用者Mは、過大な運動負荷を感ずることなく、目標荷重中心位置(この場合は後側のD位置)側の筋肉に目標荷重中心位置側への荷重移動を起させるための筋収縮運動を生じさせることが可能となる。
なお、図10に示すように、目標荷重中心位置が現在荷重中心位置GJPよりも内側斜め前方側となるAC位置にある場合は、使用者Mに内側斜め前方側への荷重移動を行わせることが必要になる。そして、内側斜め前方側への荷重移動を行わせるためには、脚部の内側に位置する内転筋群(大内転筋、薄筋、内側広筋など)と脚部の前側に位置する膝伸展筋群(大腿四頭筋など)や背屈筋群(前頚骨筋など)との双方を筋収縮させることが必要となる。そこで、この場合は、各低周波パッド46のうち内転筋群、膝伸展筋群、及び背屈筋群と対応する各箇所に装着された低周波パッド46を通電制御するように制御部26からアシスト部45に制御指令が送られる。
すると、このアシスト部45の通電制御により脚部の内側の内転筋群及び脚部の前側の膝伸展筋群や背屈筋群に低周波パッド46から電気的刺激が与えられ、これらの内転筋群、膝伸展筋群及び背屈筋群に使用者Mの意識とは無関係に筋収縮運動が生じる。そのため、この使用者Mの意識とは無関係に生じた筋収縮運動が使用者Mの意識的な筋収縮運動に対するアシスト力(助勢力)となり、使用者Mは、過大な運動負荷を感ずることなく、目標荷重中心位置(この場合は内側斜め前側のAC位置)側の筋肉に目標荷重中心位置側への荷重移動を起させるための筋収縮運動を生じさせることが可能となる。
一方、負荷目標値が、目標荷重ベクトルMVを示す情報値として設定されている場合には、図11に示すように、その時点での使用者Mの荷重中心位置JPを始点とする現在荷重ベクトルGVが現在値として表示画面15a上に使用者画像MG又は脚部画像LGと共に表示される。そして、その表示内容において現在荷重ベクトルGVと目標荷重ベクトルMVとが一致していない場合、使用者Mは、その表示内容に誘導されて、現在荷重ベクトルGVが目標荷重ベクトルMVに近づく方向への荷重移動を意識する。また、制御部26は、現在荷重ベクトルGVが目標荷重ベクトルMVに近づく方向への荷重移動を起させるための筋収縮運動を脚部の筋肉に生じさせるアシスト制御を実行する。
例えば、図11(a)の表示例の場合は、目標荷重ベクトルMVが現在荷重ベクトルGVよりも内側にあるので、制御部26は、脚部の内側の内転筋群と対応する箇所に装着された低周波パッド46を通電制御するようにアシスト部45を制御する。すると、使用者Mの意識とは無関係に内転筋群が低周波パッド46からの電気的刺激により筋収縮運動をアシスト(助勢)され、使用者Mは、過大な運動負荷を感ずることなく、内側に荷重移動させて目標荷重ベクトルMVに現在荷重ベクトルGVを近づけることが可能となる。
また、図11(b)の表示例の場合は、目標荷重ベクトルMVが現在荷重ベクトルGVよりも外側にあるので、制御部26は、脚部の外側の外転筋群と対応する箇所に装着された低周波パッド46を通電制御するようにアシスト部45を制御する。すると、使用者Mの意識とは無関係に外転筋群が低周波パッド46からの電気的刺激により筋収縮運動をアシスト(助勢)され、使用者Mは、過大な運動負荷を感ずることなく、外側に荷重移動させて目標荷重ベクトルMVに現在荷重ベクトルGVを近づけることが可能となる。
また、図11(c)の表示例の場合は、目標荷重ベクトルMVが現在荷重ベクトルGVよりも前側にあるので、制御部26は、脚部の前側の膝伸展筋群及び背屈筋群と対応する箇所に装着された低周波パッド46を通電制御するようにアシスト部45を制御する。すると、使用者Mの意識とは無関係に膝伸展筋群及び背屈筋群が低周波パッド46からの電気的刺激により筋収縮運動をアシスト(助勢)され、使用者Mは、過大な運動負荷を感ずることなく、前側に荷重移動させて目標荷重ベクトルMVに現在荷重ベクトルGVを近づけることが可能となる。
また、図11(d)の表示例の場合は、目標荷重ベクトルMVが現在荷重ベクトルGVよりも後側にあるので、制御部26は、脚部の後側の膝屈曲筋群及び底屈筋群と対応する箇所に装着された低周波パッド46を通電制御するようにアシスト部45を制御する。すると、使用者Mの意識とは無関係に膝屈曲筋群及び底屈筋群が低周波パッド46からの電気的刺激により筋収縮運動をアシスト(助勢)され、使用者Mは、過大な運動負荷を感ずることなく、後側に荷重移動させて目標荷重ベクトルMVに現在荷重ベクトルGVを近づけることが可能となる。
さらに、負荷目標値が、目標せん断力MSを示す情報値として設定されている場合には、図12に示すように、その時点での使用者Mの膝に作用する現在せん断力GSが一例として右足RFにおける筋肉群(膝伸展筋51、膝屈曲筋52及び底屈筋53など)と共に表示される。そして、その表示内容において現在せん断力GSと目標せん断力MSとが一致していない場合、使用者Mは、その表示内容に誘導されて、現在せん断力GSが目標せん断力MSに近づく方向への荷重移動を意識する。また、制御部26は、現在せん断力GSが目標せん断力MSに近づく方向への荷重移動を起させるための筋収縮運動を生じさせるアシスト制御を実行する。
すなわち、図12の表示例の場合は、目標せん断力MSよりも現在せん断力GSが前側に向けて大きく表示されているので、制御部26は、脚部の後側の膝屈曲筋52及び底屈筋53と対応する箇所に装着された低周波パッド46を通電制御するようにアシスト部45を制御する。すると、使用者Mの意識とは無関係に膝屈曲筋52及び底屈筋53が低周波パッド46からの電気的刺激により筋収縮運動をアシスト(助勢)され、使用者Mは、過大な運動負荷を感ずることなく、後側に荷重移動させて目標せん断力MSに現在せん断力GSを近づけることが可能となる。
上記第2実施形態によれば、上記第1実施形態における(1)〜(10)に示す効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(11)使用者Mは、膝屈伸運動しているとき、意識していなくてもアシスト部45の助勢機能によって、荷重移動を起させるために筋収縮運動させることが必要となる筋肉に過大な運動負荷を感じることなく十分な筋収縮運動を生じさせることができる。したがって、より一層容易に、膝屈伸運動の運動態様をその負荷現在値が負荷目標値に近づく方向へ変化させることができる。
(12)また、低周波の電気的刺激を例えば膝のせん断力が小さくなる方向への筋収縮運動を生じる筋肉に対して付与するという簡単な構成を採用することによって、より一層容易に、膝屈伸運動の運動態様をその負荷現在値が負荷目標値に近づく方向へ変化させることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の運動補助装置について図面を参照しながら説明する。なお、この第3実施形態は、足置き部16の足置き台17が傾動可能になっている点と、アシスト部45が低周波パッド46の通電制御ではなく足置き台17の傾動調整をするという点で、第2実施形態と構成が相違し、その他の点では第2実施形態とほぼ同じ構成である。そのため、以下では第2実施形態と相違する部分について主に説明し、同一構成部分については同一符号を付すことにして重複した説明を省略する。
図13に示すように、本実施形態における足置き台17は、左右方向に沿うX軸を回転中心とする回動自在に且つ前後方向に沿うY軸を回転中心とする回動自在に支持されている。すなわち、詳しい図示は省略するが、足置き台17は、そのX軸方向に沿う軸受け部及びY軸方向に沿う軸受け部が、制御装置25のアシスト部45によって駆動制御されるモータに駆動連結されている。そして、そのモータが正転方向及び逆転方向に回転方向を切替制御されることにより、足置き台17は足裏載置面17aの傾斜角度が変化するように傾動調整される。
そこで次に、上記のように構成された第3実施形態の運動補助装置11の作用を説明する。
なお、この第3実施形態の場合も、第2実施形態の場合と同様に、表示装置15の表示画面15a上には、予め設定された負荷目標値と使用者Mの膝屈伸運動に伴い検出された負荷現在値とが対比可能に表示される。いま仮に、図9に示した表示内容のように、負荷現在値として現在荷重中心位置GJPが負荷目標値である目標荷重中心位置(同図に示すA〜Dの各位置)と対比可能に表示されるものとする。
さて、このような対比表示が表示画面15a上にされる場合、制御装置25のアシスト部45は、モータの駆動制御を通じて、目標荷重中心位置側への荷重移動を行おうとしている使用者Mに対して、以下のようなアシストを行う。
まず、図9の表示例において、目標荷重中心位置が内側のA位置にある場合は、使用者Mが内側方向への荷重移動を意識するため、それをアシスト(助勢)するべく、足置き台17が図13に示すY軸回りのA矢印方向(前方を向いて時計回り方向)に傾動するように、Y軸の軸受け部に駆動連結されたモータを駆動制御する。すると、足置き台17の足裏載置面17aが内側である右側が下がった傾斜面になるため、使用者Mは、内側への荷重移動が容易になる。
また、図9の表示例において、目標荷重中心位置が外側のB位置にある場合は、使用者Mが外側方向への荷重移動を意識するため、それをアシスト(助勢)するべく、足置き台17が図13に示すY軸回りのB矢印方向(前方を向いて反時計回り方向)に傾動するように、Y軸の軸受け部に駆動連結されたモータを駆動制御する。すると、足置き台17の足裏載置面17aが外側である左側が下がった傾斜面になるため、使用者Mは、外側への荷重移動が容易になる。
また、図9の表示例において、目標荷重中心位置が前側のC位置にある場合は、使用者Mが前方への荷重移動を意識するため、それをアシスト(助勢)するべく、足置き台17が図13に示すX軸回りのC矢印方向(左方を向いて時計回り方向)に傾動するように、X軸の軸受け部に駆動連結されたモータを駆動制御する。すると、足置き台17の足裏載置面17aが前下がりの傾斜面になるため、使用者Mは、前側への荷重移動が容易になる。
また、図9の表示例において、目標荷重中心位置が後側のD位置にある場合は、使用者Mが後方への荷重移動を意識するため、それをアシスト(助勢)するべく、足置き台17が図13に示すX軸回りのD矢印方向(左方を向いて反時計回り方向)に傾動するように、X軸の軸受け部に駆動連結されたモータを駆動制御する。すると、足置き台17の足裏載置面17aが後下がりの傾斜面になるため、使用者Mは、後側への荷重移動が容易になる。
上記第3実施形態によれば、上記第1実施形態における(1)〜(10)に示す効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(13)足置き部16に足裏を載せて膝屈伸運動をしている使用者Mの重心が目標荷重中心位置(目標値)のある方向へ移動するように足置き台17を傾動させるという簡単な構成を採用することによって、容易に膝屈伸運動の運動態様を負荷現在値が負荷目標値に近づくように調整させることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態の運動補助装置について図面を参照しながら説明する。なお、この第4実施形態は、足置き部16の足置き台17を傾動調整する構成がモータの駆動制御ではなく複数の高さ可変部材の高さ調整によるという点で、第3実施形態と構成が相違し、その他の点では第3実施形態とほぼ同じ構成である。そのため、以下では第3実施形態と相違する部分について主に説明し、同一構成部分については同一符号を付すことにして重複した説明を省略する。
図14に示すように、本実施形態における足置き部16では、基台12上に配置される足置き台17の裏面17bの中央部に内面が凹球面状をなす凹球面部61を形成し、その凹球面部61と基台12との間に、上端部が凸球面状の凸球面部材62を配置している。また同じく、足置き台17の裏面17b側には、凸球面部材62の位置を原点とした場合のXY座標でY軸方向の前後両側及びX軸方向の左右両側となる各位置に、高さが可変の高さ可変部材63a〜63dが配置されている。
これらの高さ可変部材63a〜63dは、高さ方向の寸法が可変のエアバックや、高さ位置がクランク運動により可変のピストンなどで構成される。そして、高さ可変部材63a〜63dは、足置き台17の裏面17bと基台12との間に配置された状態において、各々が制御装置25のアシスト部45により高さ方向の寸法や位置が制御調節されるように構成されている。そのため、足置き部16は、その裏面17bの中央に位置する凹球面部61が凸球面部材62により支持された状態にある足置き台17を、アシスト部45のアシスト制御に基づく各高さ可変部材63a〜63dの高さ変化によって傾動調整可能である。
すなわち、この第4実施形態では、例えば表示画面15a上に目標荷重中心位置は現在荷重中心位置GJPよりも後方にあると示された場合、前方側に位置する高さ可変部材63aの高さが後方側に位置する高さ可変部材63cよりも高くなるようにアシスト部45により高さ可変部材63a〜63dの高さが可変制御される。その逆に、例えば表示画面15a上に目標荷重中心位置は現在荷重中心位置GJPよりも前方にあると示された場合、後方側に位置する高さ可変部材63cの高さが前方側に位置する高さ可変部材63aよりも高くなるようにアシスト部45により高さ可変部材63a〜63dの高さが可変制御される。
また同様に、例えば表示画面15a上に目標荷重中心位置は現在荷重中心位置GJPよりも左側にあると示された場合、右側に位置する高さ可変部材63bの高さが左側に位置する高さ可変部材63dよりも高くなるようにアシスト部45により高さ可変部材63a〜63dの高さが可変制御される。その逆に、例えば表示画面15a上に目標荷重中心位置は現在荷重中心位置GJPよりも左側にあると示された場合、左側に位置する高さ可変部材63dの高さが右側に位置する高さ可変部材63bよりも高くなるようにアシスト部45により高さ可変部材63a〜63dの高さが可変制御される。
そして、このようにアシスト部45によって高さ可変部材63a〜63dの高さが可変制御されると、足置き台17の足裏載置面17aが目標荷重中心位置側を下げた傾斜面になるため、使用者Mは、この傾斜による重心移動がアシスト力となって、目標荷重中心位置側への荷重移動が容易になる。したがって、この第4実施形態においても、第3実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態の運動補助装置について図面を参照しながら説明する。なお、この第5実施形態は、足置き部16(具体的には足置き台17)が基台12に対して着脱可能であるという点で、第3実施形態と構成が相違し、その他の点では第3実施形態とほぼ同じ構成である。そのため、以下では第3実施形態と相違する部分について主に説明し、同一構成部分については同一符号を付すことにして重複した説明を省略する。
図15(a)に示すように、本実施形態では、使用者Mが足置き部16に足裏を載せた状態で膝屈伸運動をすると、表示画面15aに現在荷重中心位置GJPと目標荷重中心位置MJPとが対比可能に足裏画像FGと共に表示される。図15(a)の表示例では現在荷重中心位置GJPよりも目標荷重中心位置MJPの方が前方側にあるため、使用者Mは、その重心を前方側に荷重移動させる必要がある。
そこで、こうした場合には、図15(b)に示すように、足裏載置面17aが前下がりの斜面となった足置き台17を、それまでの足裏載置面17aがフラットな足置き台17と着脱交換される。なお、こうした前下がりの足置き台17は、傾斜角度が様々に異なる複数種の足置き台17を用意しておけば、現在荷重中心位置GJPと目標荷重中心位置MJPとの位置の違いに応じて適切な足置き台17を選択することにより、荷重移動のアシストをさらに適正にできるようになる。したがって、この第5実施形態においても、第3実施形態の場合と同様の効果を得ることができる。
また、1台の運動補助装置11を複数の使用者Mが共同で使用する場合には、使用者Mごとに着脱交換できる足置き台17を所有していれば、衛生面でも気持ちよく、運動補助装置11を共同使用できるようになる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態の運動補助装置について図面を参照しながら説明する。なお、この第6実施形態は、表示画面15aにおける現在値と目標値との対比表示を含めた表示内容の仕方の点で第1実施形態とは相違し、その他の点では第1実施形態とほぼ同じ構成である。そのため、以下では第1実施形態と相違する部分について主に説明し、同一構成部分については同一符号を付すことにして重複した説明を省略する。
図16(a)〜(c)に示すように、本実施形態における表示装置15は、その表示画面15a上に、現在値と目標値との対比表示に関して、以下のような3種類の表示の仕方を選択して表示可能とされている。
まず、図16(a)に示す表示例では、バランス表示欄71に左右の荷重バランスが対比表示されるとともに、せん断力表示欄72に左右の膝せん断力が対比表示され、荷重態様表示欄73に現在荷重中心位置GJPと目標荷重中心位置MJPとが対比表示される。なお、左右の各荷重バランスは、左足置き部16Lと右足置き部16Rとで各々検出した両荷重の和で片方の荷重を除した値である。この場合は、現在荷重中心位置GJPと目標荷重中心位置MJPとの対比表示に加え、左右の荷重バランスと左右の膝せん断力が一緒に表示されるので、使用者Mに対して膝関節への負荷低減を図った膝屈伸運動をするために役立つ情報を豊富に提供することができる。
また、図16(b)に示す表示例では、膝屈伸運動をしている使用者Mにおける頚骨の延びる方向を示す頚骨ベクトルKVを現在荷重ベクトルGVと目標荷重ベクトルMVとの対比表示と共に表示される。したがって、この場合も、使用者Mは膝屈伸運動時における自分の頚骨の傾き具合に関する情報をも知ることができるので、この点で、使用者Mに対して膝関節への負荷低減を図った膝屈伸運動をするために役立つ情報を豊富に提供することができる。
また、図16(c)に示す表示例では、現在荷重ベクトルGVと目標荷重ベクトルMVとの対比表示に加えて、現在せん断力GSと目標せん断力MSとの対比表示が一緒に提供される。したがって、この場合も、使用者Mに対して膝関節への負荷低減を図った膝屈伸運動をするために役立つ情報を豊富に提供することができる。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態の運動補助装置について図面を参照しながら説明する。なお、この第7実施形態は、制御装置25がアシスト部45を反アシスト的に機能させる制御を行う点で第2実施形態〜第4実施形態とは相違し、その他の点では、これらの第2実施形態〜第4実施形態とほぼ同じ構成である。そのため、以下では第2実施形態〜第4実施形態と相違する部分について主に説明し、同一構成部分については同一符号を付すことにして重複した説明を省略する。
図17(a)(b)に示すように、本実施形態では、使用者Mが足置き部16に足裏を載せた状態で膝屈伸運動をすると、表示画面15aに負荷現在値と負荷目標値が対比可能に表示される。図17(a)の表示例では、現在荷重中心位置GJPと目標荷重中心位置MJPが対比可能に足裏画像FGと共に表示される。また、図17(b)の表示例では、現在荷重ベクトルGVと目標荷重ベクトルMVが対比可能に使用者画像MGと共に表示される。
図17(a)の表示例では現在荷重中心位置GJPよりも目標荷重中心位置MJPの方が内側にあるとともに、図17(b)の表示例では現在荷重ベクトルGVよりも目標荷重ベクトルMVの方が内側にある。そのため、こうした場合、使用者Mは内側に荷重を移動させることが必要になるが、その場合に、使用者Mが意識して荷重を移動させようとする内側とは反対の外側に向けて荷重移動に抗する力(負荷)を与えれば、リハビリ訓練等の進行度合に応じて難易度を設けることが可能となる。そこで、本実施形態の場合は、表示画面15a上の負荷現在値と負荷目標値との対比表示内容に誘導された使用者Mが意識して荷重移動をしようとする方向とは逆方向に向けた力を使用者Mに与えるようにしている。
具体的には、第2実施形態で開示した低周波パッド46を用いる場合は、表示画面15a上の現在値(現在荷重中心位置GJP、現在荷重ベクトルGV)から見て目標値(目標荷重中心位置MJP、目標荷重ベクトルMV)とは反対側に位置する筋肉に対して電気的刺激を与えるようにする。例えば、図17(a)(b)の表示例の場合は、使用者Mが意識的に内側へ荷重移動させようとするのに対して、外側の外転筋群に低周波の電気的刺激を与えることで、使用者Mの意識とは無関係に外側に向けて荷重移動させる筋収縮運動を生じさせる。
そのため、使用者Mは、こうしたアシスト部45による低周波パッド46に対する非アシスト的な通電制御で生じた目標値から離れる方向への負荷に抗して自ら荷重移動を行うことになるので、リハビリ訓練等においては難易度を高めて運動することができ、良好な運動効果を得ることができる。
その一方、第3実施形態及び第4実施形態で開示した足置き部16の足置き台17を傾動調整する場合は、足裏載置面17aが表示画面15a上の現在値(現在荷重中心位置GJP、現在荷重ベクトルGV)から見て目標値(目標荷重中心位置MJP、目標荷重ベクトルMV)とは反対側を下げた斜面となるようにする。例えば、図17(a)(b)の表示例の場合は、使用者Mが意識的に内側へ荷重移動させようとするのに対して、足置き台17は足裏載置面17aが外側の方を下げた斜面となるように傾動するので、使用者Mの意識とは無関係に外側に向けて荷重移動させる筋収縮運動を生じさせる。
そのため、使用者Mは、こうしたアシスト部45による足置き部16の足置き台17を荷重移動させる方向とは逆方向に傾斜させる傾動制御で生じた負荷に抗して自ら荷重移動を行うことになるので、リハビリ訓練等においては難易度を高めて運動することができ、良好な運動効果を得ることができる。
(第8実施形態)
次に、第8実施形態の運動補助装置について図面を参照しながら説明する。なお、この第8実施形態は、荷重態様検出部27による荷重の検出方向が前後方向だけであるという点で第1実施形態とは相違し、その他の点では第1実施形態とほぼ同じ構成である。そのため、以下では第1実施形態と相違する部分について主に説明し、同一構成部分については同一符号を付すことにして重複した説明を省略する。
図18に示すように、本実施形態における運動補助装置11の足置き部116では、膝屈伸運動をするときに足裏の一部と前後方向で係合する凸部122が足置き台117の足裏載置面117a上に***するように一体形成されている。そして、この凸部122において使用者Mの膝屈伸運動時に前後方向の荷重がかかる位置に歪みゲージ等の荷重センサ124が設置され、その荷重センサ124の検出信号が荷重態様検出部27に入力されるようになっている。なお、図18に二点鎖線で示すように、土踏まずに対応した***部123aも同様に足裏載置面117a上に一体形成してもよい。
この第8実施形態の場合は、凸部122の部分に設けられた荷重センサ124により、使用者Mが膝屈伸運動をした際の前後方向の荷重変化が検出され、その検出結果に基づき膝関節の負荷に関係する膝へのせん断力の変化が求められる。そして、表示装置15には前後方向の荷重変化に関連させて、目標前後荷重(目標値)と現在前後荷重(現在値)が対比表示される。そのため、こうした前後方向の荷重変化だけに着目することで、膝屈伸運動における膝関節に対する負荷を簡単に且つ安価に提示できるという効果がある。
また、第8実施形態においては、足置き部16の凸部122に荷重センサ124を設置する代わりに、図19に示すように、手摺り14において膝屈伸運動するときに使用者Mが把持する部位に左右一対の荷重センサ224a,224bを設けてもよい。このようにした場合も、使用者Mに把持された荷重センサ224a,224bにより、使用者Mが膝屈伸運動をした際の前後方向の荷重変化が検出されるので、その検出結果に基づき膝屈伸運動における膝関節に対する負荷を簡単に且つ安価に提示できるという効果がある。
さらに、第8実施形態においては、足置き部16の凸部122に荷重センサ124を設置する代わりに、図20に示すように、足置き台17の前後方向の端部、この場合は前端に前後方向の荷重を検出可能な荷重センサ324を設けてもよい。この場合も、その前端の荷重センサ324により、使用者Mが膝屈伸運動をした際の前後方向の荷重変化が検出されるので、その検出結果に基づき膝屈伸運動における膝関節に対する負荷を簡単に且つ安価に提示できるという効果がある。
(第9実施形態)
次に、第9実施形態の運動補助装置について図面を参照しながら説明する。なお、この第9実施形態は、表示画面15aにおける現在値と目標値との対比表示を含めた表示内容の仕方の点で第1実施形態とは相違し、その他の点では第1実施形態とほぼ同じ構成である。そのため、以下では第1実施形態と相違する部分について主に説明し、同一構成部分については同一符号を付すことにして重複した説明を省略する。
図21(a)〜(c)に示すように、本実施形態における表示装置15は、その表示画面15a上に、現在値と目標値との対比表示に関して、以下のような3種類の表示の仕方を選択して表示可能とされている。
まず、図21(a)に示す表示例では、使用者Mの膝屈伸運動開始前の初期姿勢状態をモデル化して示すスティックピクチャSPが、その初期姿勢状態からの膝角度の目標値を示す目標ラインMLと共に表示される。そして、膝屈伸運動時に膝に作用する膝せん断力に関して、目標設定部30により設定された負荷目標値と対応する目標せん断力MSと、荷重態様検出部27の検出結果に基づき演算部32が演算して求めた現在せん断力GSとが、両せん断力MS,GSの大きさを対比可能な矢印の並列表記態様にて示される。
また、図21(b)に示す表示例では、数値表示部74に目標せん断力と現在せん断力の各数値及び目標膝角度と現在膝角度の各数値が対比表示されるとともに、グラフ表示部75に現在せん断力及び現在膝角度の大きさを表す棒グラフと目標せん断力及び目標膝角度を示す目標ラインMLが重畳表示される。この場合は、数値が表示されるので、現在値と目標値との差が分かり易いという効果がある。
また、図21(c)に示す表示例では、使用者Mの膝屈伸運動開始前の初期姿勢状態をモデル化して示すスティックピクチャSPが、膝折曲げの目標値姿勢をモデル化して示す目標スティックピクチャMSPと共に表示される。そして、この場合は初期姿勢状態から目標値姿勢に姿勢変化させるために腰位置が上方から下方へ移動するときに越える目安となる目標ラインMLが合わせて表示される。したがって、使用者Mは、この目標ラインMLを自分の腰位置が下方へ越えるように自分の膝の曲げ具合を調整しながら、運動態様を現在値が目標値に近づく方向へ良好に変化させることができる。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・手摺り14は、足置き部16の前方側に限らず、左右両側など他の位置に設けられていてもよい。また、手摺り14は省略してもよい。
・手摺り14は、その高さや幅方向の長さが調整可能であってもよい。
・膝屈伸運動をするときに足裏の一部(足指など)を前後方向で係合させる凸部22,122は、その大きさ、高さ、及び形状を実施形態のものとは別形態に任意に変更可能である。また、凸部22が設けられた足指載置板19は、ねじ止め以外にフック係止や両面テープなど他の固定手段で足置き台17上に固定してもよい。
・土踏まずと対応した***部23aを有する足裏用当接部材23は、貼着以外にフック係止やねじ止めなど他の固定手段で足置き台17に固定しても良い。
・アシスト部45は、足置き部16の足置き台17をアシスト制御のために傾動させる角度、時間、速度などについて複数種の傾動態様を予め有し、それらのうち何れかの態様を選択してアシスト制御してもよい。また、そのようなアシスト制御を行うに際しては、負荷目標値と負荷現在値との差に応じて、又は使用者Mの症状などに応じて、傾動させる角度、時間、速度などを調整するようにしてもよい。
・アシスト部45は、低周波パッド46をアシスト制御のために通電する場合の印加電圧、通電時間などについて複数種の通電態様を予め有し、それらのうち何れかの態様を選択してアシスト制御してもよい。また、そのようなアシスト制御を行うに際しては、負荷目標値と負荷現在値との差に応じて、又は使用者Mの症状などに応じて、通電する場合の印加電圧、通電時間などを調整するようにしてもよい。
・表示装置15の表示画面15a上には、使用者Mの姿勢をモデル化したスティックピクチャSP以外に人形や3Dモデルなどを動画態様で目標値と現在値との対比表示と共に表示するようにしてもよい。
・姿勢検出のために関節角度を検出する場合、カメラ29以外に例えばゴニオメータ、ジャイロセンサ、加速度センサなどを利用してもよい。また、同じく関節位置を検出する場合、カメラ29以外に例えば光学式や磁気式の三次元計測装置などを利用してもよい。
・足置き部16において使用者Mの前後方向と左右方向での荷重の位置変化を検出するためには少なくとも3つの荷重センサが荷重態様検出部27に接続されていればよい。
・目標設定部30での目標設定に際しては、健常者の荷重ベクトルの値をデータベース化しておき、その中から選択した値を目標値に設定するようにしてもよい。また、例えばOA(変形性膝関節症)患者などにおいて膝を曲げると痛みが出る荷重ベクトルの向きと大きさやせん断力に関する情報値を事前計測し、それよりも小さな値を目標値に設定するようにしてもよい。さらに、関節への負担を小さくするために、荷重ベクトルの方向が頚骨と同じ方向かそれよりも後方となるように設定してもよい。
11…運動補助装置、14…手摺り、15…誘導部の一例としての表示装置、16,116…足置き部、22,122…凸部、23…足裏用当接部材、23a,123a…***部、24a〜24d,124,224a,224b,324…荷重センサ、27…荷重態様検出部、28…姿勢検出部、30…目標設定部、32…演算部、45…誘導部としても機能するアシスト部、M…使用者、FS…膝せん断力、GS…現在値の一例としての現在せん断力、MS…目標値の一例としての目標せん断力、JP…荷重中心位置。

Claims (15)

  1. 使用者が足裏を載せる足置き部と、
    当該足置き部に作用する使用者の荷重態様を検出する荷重態様検出部と、
    前記足置き部に足裏を載せた使用者が膝屈伸運動した場合の膝関節への負荷に関係する数値の目標値を設定する目標設定部と、
    前記足置き部に足裏を載せた使用者が膝屈伸運動した場合における前記膝関節への負荷に関係する数値の現在値を前記荷重態様検出部の検出結果に基づいて演算する演算部と、
    前記使用者による膝屈伸運動の運動態様を前記現在値が前記目標値に近づく方向へ変化するように誘導する誘導部と
    を備えることを特徴とする運動補助装置。
  2. 前記荷重態様検出部は、前記足置き部に足裏を載せた使用者を基準にした場合の少なくとも前後方向に作用する荷重を検出することを特徴とする請求項1に記載の運動補助装置。
  3. 前記荷重態様検出部は、前記足置き部に対する前記荷重の加重中心である荷重中心位置と、当該荷重中心位置を基準として前後方向を含む少なくとも2つの座標軸方向において作用する荷重の大きさを検出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の運動補助装置。
  4. 前記足置き部に足裏を載せた使用者の姿勢を検出する姿勢検出部を更に備え、
    前記演算部は、前記荷重態様検出部の検出結果と前記姿勢検出部の検出結果とに基づいて、前記膝関節への負荷に関係する数値の現在値として、膝屈伸運動した場合に前記膝関節に作用するせん断力を演算することを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の運動補助装置。
  5. 前記誘導部は、前記目標値に対応した表示内容と対比するように前記現在値に対応した表示内容を表示可能な表示装置であることを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の運動補助装置。
  6. 前記表示装置は、前記足置き部に足裏を載せた使用者が膝屈伸運動しているときの姿勢の変化態様を表示することを特徴とする請求項5に記載の運動補助装置。
  7. 前記誘導部は、使用者の脚部に対して前記現在値が前記目標値に近づく方向への筋収縮運動を生じさせる力を外部から助勢する機能を有したアシスト部であることを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の運動補助装置。
  8. 前記アシスト部は、使用者の脚部において膝屈伸運動に関係する筋肉に対して電気的な刺激を与える機能を有することを特徴とする請求項7に記載の運動補助装置。
  9. 前記アシスト部は、足置き部を使用者の重心が移動するように傾動させる機能を有することを特徴とする請求項7に記載の運動補助装置。
  10. 前記足置き部は、着脱交換が可能であることを特徴とする請求項1〜請求項9のうち何れか一項に記載の運動補助装置。
  11. 前記足置き部には、足裏の土踏まずに対応した形状の***部を有する足裏用当接部材が取着されていることを特徴とする請求項1〜請求項10のうち何れか一項に記載の運動補助装置。
  12. 前記足置き部には、使用者の足裏の前後方向への移動を規制するように前記足裏の一部と係合可能な凸部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項11のうち何れか一項に記載の運動補助装置。
  13. 前記凸部には、前記足置き部に足裏を載せた使用者を基準にした場合の少なくとも前後方向に作用する荷重を検出可能な荷重センサが設けられていることを特徴とする請求項12に記載の運動補助装置。
  14. 前記足置き部に足裏を載せた使用者が膝屈伸運動する場合に、前方へ伸ばした手で把持可能な手摺りを備えていることを特徴とする請求項1〜請求項13のうち何れか一項に記載の運動補助装置。
  15. 前記手摺りにおいて使用者が膝屈伸運動をする際に把持する部位には、その部位を把持しつつ前記足置き部に足裏を載せた使用者を基準にした場合の少なくとも前後方向に作用する荷重を検出可能な荷重センサが設けられていることを特徴とする請求項14に記載の運動補助装置。
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