JP2014068266A - 音響制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】音響制御装置のサイズを大きくすることなく、音圧の距離減衰を低減することが可能な音響制御装置を提供する。
【解決手段】実施形態の音響制御装置は、第1音響信号により駆動されて複数の第1音を放射し、複数の第1音の合成により第1音像を生成する第1スピーカ群と、第2音響信号により駆動されて複数の第2音を放射し、複数の第2音の合成により第2音像を生成する第2スピーカ群と、第1制御点及び第1制御点から離れた第2制御点において、第1制御点に対する第2制御点の第1音圧比及び第2音圧比を一致させるように第1音響信号及び第2音響信号を生成する生成部とを備え、第1音圧比は、仮想音源が目標音響信号により駆動され、仮想音源から放射される第3音により形成され、第2音圧比は、第1音像と第2音像が合成された第3音像により形成される。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、音響制御装置に関する。
立体音響信号(例えば、5.1チャンネル)の音響効果をフロントスピーカによって模擬する音響制御装置が知られている。このような音響制御装置では、フロントスピーカから距離が離れた遠方の聴取者の位置において、スピーカから放出された音の音圧が距離減衰する。このような音圧の距離減衰は、例えば、音圧の距離減衰の影響により、フロントスピーカに近い聴取者の位置と比較して、遠方の聴取者の位置では聴取者の両耳間での音圧のバランス(振幅比等)が大きく崩れてしまう等、音響制御装置が聴取者に対して立体音響を聴取させるためには好ましくない。一般に音圧の距離減衰は、線音源(高さに対して幅が広い音源)を用いることで低減させることができる。しかしながら、通常のスピーカに換えてこのような線音源をフロントスピーカとして用いる場合、特に立体音響を模擬するために複数のスピーカを用いる音響制御装置ではサイズが大きくなってしまう。
特許第4364326号
音響制御装置のサイズを大きくすることなく、音圧の距離減衰を低減することが可能な音響制御装置を提供する。
実施形態の音響制御装置は、第1音響信号により駆動されて複数の第1音を放射し、複数の前記第1音の合成により第1音像を生成する第1スピーカ群と、第2音響信号により駆動されて複数の第2音を放射し、複数の前記第2音の合成により第2音像を生成する第2スピーカ群と、第1制御点及び前記第1制御点から離れた第2制御点において、前記第1制御点に対する前記第2制御点の第1音圧比及び第2音圧比を一致させるように前記第1音響信号及び前記第2音響信号を生成する生成部とを備え、前記第1音圧比は、仮想音源が目標音響信号により駆動され、前記仮想音源から放射される第3音により形成され、前記第2音圧比は、前記第1音像と前記第2音像が合成された第3音像により形成される。
各実施形態に係る音響制御装置の概略図。 第一の実施形態に係る音響制御装置のブロック図。 シミュレーション結果の一例。 第二の実施形態に係る音響制御装置のブロック図。 両耳位置の一例を説明する図。 仮想音源位置の一例を説明する図。 IACF(両耳相互相関)計算結果の一例。 IACF(両耳相互相関)計算結果の一例。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための実施形態について説明する。
図1は、各実施形態に係る音響制御装置の概略を説明する図である。以下に説明する音響制御装置は、モノラル音響信号またはバイノーラル音響信号に対して制御フィルタ処理を行い、音響制御装置が備えるフロントスピーカから音を放射する。聴取者は、フロントスピーカの前方に1または複数設定される聴取位置(i)でフロントスピーカからの音、すなわち立体音響を聴取する。ここで、立体音響とは、仮想的な音源(仮想音源)位置から聞こえてくるモノラル音響信号を模擬する音、またはバイノーラル音響信号を模擬する音である。
仮想音源位置に実際に音源が存在しているとすれば、当該音源から聴取者の両耳に到来する音響信号間には、音源から聴取者の左右の耳までの距離差によって振幅比及び時間差(即ち、位相差)がつく。聴取者は、この振幅比及び時間差に応じて、音源方向を知覚できる。
各実施形態において共通して基本となる制御ポリシは、聴取者の両耳位置(左耳用の第1制御点に対する右耳用の第2制御点)における複素音圧比を、仮想音源から到来する音響信号の(到来)複素音圧比(或いは、バイノーラル音響信号の複素音圧比)に近似させる。なお、両耳位置(第1制御点と第2制御点との距離)としては、例えば一般的なひとの両耳間の距離を用いることができる。
この制御ポリシによれば、入力される音響信号がモノラル音響信号(=S)の場合には、例えば、仮想音源から到来する音響信号の再現に関して、下記の数式(1)を満足するように制御フィルタ処理の詳細が決定される。
ここで、i(=1,2,・・・)は想定される両耳位置を識別するインデックスを表す。左用スピーカ、右用スピーカの複素体積速度をそれぞれq,qで表すと、両耳位置(i)における到来音圧(=PLi,PRi)は、下記の数式(2)で導出できる。
制御ポリシは、数式(1)を満足するために、下記の数式(3)に示される音響エネルギー(=Q)の最小化を目指す。ここで、Nはインデックス(=i)の総数を表す。
下記の数式(4)に示されるように複素体積速度(=q)を実部(=q )及び虚部(=q )に分離し、下記の数式(5)に示されるようにこれら実部(=q )及び虚部(=q )によって前述の音響エネルギー(=Q)を偏微分すると、下記の数式(6)が導出される。数式(6)が満足されれば、聴取者の両耳位置における複素音圧比が所望音響信号の複素音圧比に一致する。
ここで、CLiLは、左用スピーカから両耳位置(i)の聴取者左耳(第1制御点)までの頭部伝達関数を表す。CLiRは、右用スピーカから両耳位置(i)の聴取者左耳(第1制御点)までの頭部伝達関数を表す。CRiLは、左用スピーカから両耳位置(i)の聴取者右耳(第2制御点)までの頭部伝達関数を表す。CRiRは、右用スピーカから両耳位置(i)の聴取者右耳(第2制御点)までの頭部伝達関数を表す。dLiは、仮想音源用スピーカから両耳位置(i)の聴取者左耳(第1制御点)までの頭部伝達関数を表す。dRiは、仮想音源用スピーカから両耳位置(i)の聴取者右耳(第2制御点)までの頭部伝達関数を表す。
ここで、複素体積速度(=q、q)は、制御フィルタ処理後の音響信号に相当するので、上記数式(6)を満足させる制御フィルタは下記の数式(7)及び数式(8)により導出できる。
数式(7)において、左用制御フィルタ係数(=W)及び右用制御フィルタ係数(=W)は、下記の関係式(8)を満たす。
また、入力される音響信号がバイノーラル音響信号(=S,S)の場合には、数式(6)において、dLi=dRi=1とすることで、下記の数式(9)が導出される。数式(9)が満足されれば、聴取者の両耳位置における複素音圧比が所望音響信号の複素音圧比に一致する。
したがって、左用制御フィルタ係数(=W)及び右用制御フィルタ係数(=W)は、下記の関係式(10)を満たす。
尚、上記説明において右用制御フィルタ係数(=W)を基準に左用制御フィルタ係数(=W)が導出されているが、これとは逆に左用制御フィルタ係数(=W)を基準に右用制御フィルタ係数(=W)が導出されても勿論よい。いずれにせよ、一方の制御フィルタ係数を基準に他方の制御フィルタ係数が導出される。また、基準とする制御フィルタは任意であればよく、スルー特性(すなわち、1)としてもよい。
以下に説明する各実施形態の音響制御装置では、例えば、聴取位置(聴取者の両耳位置)がフロントスピーカらからの距離が離れた位置に設定される場合や、聴取位置が複数設定される場合、或いは聴取者の頭部の向きが変わったり、聴取者の頭部が数十cm程度移動したりして聴取者の両耳位置が変動した場合であっても、音圧の距離減衰の影響を低減することで、両耳に到来する音圧の振幅比及び時間差の変動を抑制することができる。これにより、聴取者に対して意図する立体音響を聴取させることができる。
(第一の実施形態)
図2は第一の実施形態の音響制御装置を示すブロック図である。
図2の音響制御装置は、フロントスピーカとしての左用スピーカ群100及び右用スピーカ群200、CPU等の演算処理装置300、メモリ等の記憶装置400を備える。
左用スピーカ群100は、隣接する第1スピーカ110及び第2スピーカ120を備える。右用スピーカ群200は、隣接する第3スピーカ210及び第4スピーカ220を備える。本実施形態において、第1スピーカ110と第2スピーカ120は、同振幅同位相の音響信号により同時に駆動され、音を放出することで、第1音像130を形成する線音源放射形態として機能する。また、第3スピーカ210と第4スピーカ220は、同振幅同位相の音響信号により同時に駆動され、音を放出することで、第2音像230を形成する線音源放射形態として機能する。第1音像130とは、第1スピーカ110と第2スピーカ120が、あたかも1つのスピーカ(例えば第1スピーカ110と第2スピーカ120の中央部)とみなせる仮想的な音源から放射される音響信号のことである。また、第2音像230とは、第3スピーカ210と第4スピーカ220が、あたかも1つのスピーカ(例えば第3スピーカ210と第4スピーカ220の中央部)とみなせる仮想的な音源から放射される音響信号のことである。
演算処理装置300は、モノラル音響信号を制御フィルタ20に供給する音響信号供給部10、モノラル信号に対して制御フィルタ処理を行う制御フィルタ(生成部)20、制御フィルタ20から受ける信号を増幅する増幅部30、増幅された信号を分岐して各スピーカに供給する分岐部40を備える。
記憶装置400は、左用スピーカ群100から両耳位置(i)の聴取者(左耳及び右耳)までの頭部伝達関数(CLiL、CRiL)、右用スピーカ群200から両耳位置(i)の聴取者(第1制御点及び第2制御点)までの頭部伝達関数(CLiR、CRiR)を記憶する。また、仮想音源位置から両耳位置(i)の聴取者(第1制御点及び第2制御点)までの頭部伝達関数(dLi、dRi)を記憶する。
本実施形態において、記憶装置400は、具体的には頭部伝達関数(CLiL、CRiL)として次式で表される頭部伝達関数を記憶する。
ここで、CLiL1は、第1スピーカ110から両耳位置(i)の聴取者左耳(第1制御点)までの頭部伝達関数を表す。CLiL2は、第2スピーカ120から両耳位置(i)の聴取者左耳(第1制御点)までの頭部伝達関数を表す。CRiL1は、第1スピーカ110から両耳位置(i)の聴取者右耳(第2制御点)までの頭部伝達関数を表す。CRiL2は、第2スピーカ120から両耳位置(i)の聴取者右耳(第2制御点)までの頭部伝達関数を表す。
また、頭部伝達関数(CLiR、CRiR)として次式で表される頭部伝達関数を記憶する。
ここで、CLiR1は、第3スピーカ210から両耳位置(i)の聴取者左耳(第1制御点)までの頭部伝達関数を表す。CLiR2は、第4スピーカ220から両耳位置(i)の聴取者左耳(第1制御点)までの頭部伝達関数を表す。CRiR1は、第3スピーカ210から両耳位置(i)の聴取者右耳(第2制御点)までの頭部伝達関数を表す。CRiR2は、第4スピーカ220から両耳位置(i)の聴取者右耳(第2制御点)までの頭部伝達関数を表す。
音響信号供給部10は、外部からモノラル音響信号(=S)(目標音響信号)を受け取り制御フィルタ20に供給する。音響信号供給部10がモノラル音響信号(=S)を取得する方法としては様々なバリエーションが考えられる。例えば、TV、オーディオ機器或いはAV機器などのような、地上放送又は衛星放送等により、音響信号を含むコンテンツ(例えば、音響信号のみを含むコンテンツ、動画像や静止画像を伴う音響信号を含むコンテンツ、それらに更に他の関連情報を含むコンテンツなど)(以下、単にコンテンツと呼ぶ)を取得してもよいし、インターネット又はイントラネット若しくはホームネット等のネットワークを介してコンテンツを取得してもよいし、CD、DVD、または内臓のディスク装置等の記録媒体に格納されたコンテンツを読み込むことで取得してもよい。また、マイクロフォンにより入力した音声を取得してもよい。音響信号供給部10は、このように取得したモノラル音響信号(=S)を制御フィルタ20に対して供給する。
制御フィルタ20は、左用の第1制御フィルタ21及び右用の第2制御フィルタ22を備える。ここでは、第2制御フィルタ22の制御フィルタ係数(=W)は事前に任意に定められているものとする。対象となる両耳位置が1つの場合には、制御フィルタ20は、第1音像及び第2音像が合成された第3音像により形成される両耳位置における複素音圧比(第2音圧比)を、仮想音源から両耳位置に到来する音響信号の複素音圧比(第1音圧比)に一致(または近く)するように、第1スピーカ110及び第2スピーカ120が放射する音響信号と、第3スピーカ210及び第4スピーカ220が放射する音響信号を生成する。対象となる両耳位置が複数の場合には、複数の両耳位置における複素音圧比の空間平均を、仮想音源からこれら複数の両耳位置に到来する音響信号の複素音圧比の空間平均に一致(または近く)する。ここで、複素音圧比の空間平均とは、例えば下記数式(13)に示されるように、複数の両耳位置における所与の時点の複素振幅関数の2乗の総和の比を意味する。複素振幅関数とは、各スピーカから各両耳位置の左耳(第1制御点)及び右耳(第2制御点)までの頭部伝達関数(=C)と、仮想音源から各両耳位置の左耳(第1制御点)及び右耳(第2制御点)までの頭部伝達関数(=d)とを用いて表される関数を意味する。尚、総和とは重み付き総和を含み得る。モノラル音響信号(=S)に数式(13)に示される制御フィルタ係数を畳み込むことにより、複数の両耳位置における複素音圧比の空間平均化が実現される。
第1制御フィルタ21は、左用スピーカ群100から両耳位置(i=1,・・・,N)の聴取者左耳(第1制御点)までの頭部伝達関数(=CLiL)と、左用スピーカ群100から両耳位置(i=1,・・・,N)の聴取者右耳(第2制御点)までの頭部伝達関数(=CRiL)と、右用スピーカ群200から両耳位置(i=1,・・・,N)の聴取者左耳(第1制御点)までの頭部伝達関数(=CLiR)と、右用スピーカ群200から両耳位置(i=1,・・・,N)の聴取者右耳(第2制御点)までの頭部伝達関数(=CRiR)と、対象仮想音源から両耳位置(i=1,・・・,N)の聴取者左耳(第1制御点)までの頭部伝達関数(=dLi)と、対象仮想音源から両耳位置(i=1,・・・,N)の聴取者右耳(第2制御点)までの頭部伝達関数(=dRi)とを記憶装置400から読み出す。
第1制御フィルタ21は、記憶装置400から読み出した頭部伝達関数と、第2制御フィルタ22の制御フィルタ係数(=W)とに基づいて、下記の数式(13)を満たすように、制御フィルタ係数(=W)を計算する。尚、制御フィルタ係数(=W)の計算は、第1制御フィルタ21ではなく図示しない算出部によって行われてもよい。或いは、第2制御フィルタ22の制御フィルタ係数(=W)、両耳位置及び対象仮想音源の組み合わせに対応する制御フィルタ係数(=W)が予め計算されていて、第2制御フィルタ21が適切な制御フィルタ係数(=W)を読み出してもよい。
第1制御フィルタ21は、音響信号供給部10からのモノラル音響信号(S)に対して、制御フィルタ係数(=W)を用いたFIR演算を実行して左用の第2音響信号(=WS)を得る。第2音響信号を増幅部30に供給する。第2制御フィルタ22は、音響信号供給部10からのモノラル音響信号(S)に対して、制御フィルタ係数(=W)を用いたFIR演算を実行して右用の第3音響信号(=WS)を得る。第3音響信号を増幅部30に供給する。
増幅部30は、第1制御フィルタ21からの第2音響信号(=WS)及び第2制御フィルタ22からの第3音響信号(=WS)を増幅し、分岐部40に夫々供給する。
分岐部40は、増幅部30から(増幅された)第2音響信号及び第3音響信号を受け取る。第2音響信号を分岐して、左用スピーカ群100の第1スピーカ110及び第2スピーカ120の両者に供給する。また、第3音響信号を分岐して、右用スピーカ群200の第3スピーカ210及び第4スピーカ220の両者に供給する。
左用スピーカ群100の第1スピーカ110及び第2スピーカ120は、増幅された第2音響信号を分岐部40から受け取り、同振幅同位相の第2音響信号を同時に放射する。また、右用スピーカ群200の第3スピーカ210及び第4スピーカ220は、増幅された第3音響信号を分岐部40から受け取り、同振幅同位相の第3音響信号を同時に放射する。ここで、音響信号を放射するとは、音響信号に従いスピーカが駆動され、音響信号を音波として放出することを意味する。ここでの、同時とは、例えば第2音響信号が第1スピーカ110及び第2スピーカ120に入力されるタイミング、また第3音響信号が第3スピーカ210及び第4スピーカ220に入力されるタイミングが同時であることを意味する。
なお、音響信号供給部10がバイノーラル信号(=S,S)(第1目標音響信号,第2目標音響信号)を受け取り、制御フィルタ20に供給する場合には、制御フィルタ20は、対象となる両耳位置が1つの場合には、両耳位置における複素音圧比を、バイノーラル音響信号の複素音圧比、すなわちSに対するSの音圧比に一致(または近く)する。対象となる両耳位置が複数の場合には、複数の両耳位置における複素音圧比の空間平均を、バイノーラル音響信号の複素音圧比に(一致または近く)する。
すなわち、第1制御フィルタ21は記憶装置400から読み出した頭部伝達関数と、第2制御フィルタ22の制御フィルタ係数(=W)とに基づいて、下記の数式(14)を満たすように、制御フィルタ係数(=W)を計算すればよい。
また、以上の説明では、簡単化のために1個の仮想音源を用いることを前提とした。しかしながら、複数個の仮想音源を用いることも可能である。この場合には、制御フィルタ20は、各仮想音源jに対応する制御フィルタ(WLj、WRj)を計算する。この制御フィルタ(WLj、WRj)、各仮想音源jに対応する音響信号(S)を用いて、第2音響信号(=ΣLj)、第3音響信号(=ΣRj)を計算する。
図3は、2つのスピーカを同時駆動した場合の音圧の距離減衰と、1つのスピーカを駆動した場合の音圧の距離減衰とを比較したシミュレーション結果である。なお、いずれもスピーカからの距離は2mとする。これにより、スピーカが1つの場合に比べて、本実施形態に係るスピーカが2つの場合のほうが音圧の距離減衰が低減していることがわかる。
以上の音響制御装置によれば、左用スピーカ群100及び右用スピーカ200が線音源放射形態により音響信号を放射するために、音圧の距離減衰を低減することが可能となる。これにより、聴取者の両耳間での音圧のバランスを大きく崩すことなく、聴取者に対して意図する立体音響を聴取させることができる。また、このとき、左用スピーカ群100に含まれる第1スピーカ110及び第2スピーカ120、右用スピーカ200に含まれる第3スピーカ210及び第4スピーカ220として、通常のスピーカ(高さ及び幅がほぼ等しいスピーカ)を用いるために、線音源(例えば、ラインアレイスピーカ)を用いる場合に比べて、音響制御装置のサイズをより小さくすることができる。
(第二の実施形態)
図4は第二の実施形態の音響制御装置を示すブロック図である。なお、ここでは図2の音響制御装置と同様のブロックについては、同一の符号を付すことで、その詳細な説明を省略する。
本実施形態において、第1スピーカ110と第2スピーカ120は、同振幅同位相の音響信号を同時に放出することで線音源放射形態として機能し、かつ第1スピーカ110と第2スピーカ120は夫々個々に音響信号を放射する点音源放射形態として機能する。また、第3スピーカ210と第4スピーカ220は、同振幅同位相の音響信号を同時に放出することで線音源放射形態として機能し、かつ第3スピーカ210と第4スピーカ220は夫々個々に音響信号を放射する点音源放射形態として機能する。すなわち、左用スピーカ群100及び右用スピーカ群200は、線音源放射形態及び点音源放射形態の重ね合わせで音響信号を放射する。
図4の音響制御装置の制御フィルタ20は、さらに第3制御フィルタ23、第4制御フィルタ24、第5制御フィルタ25、第6制御フィルタ26を備える。
以下に、第3制御フィルタ23、第4制御フィルタ24、第5制御フィルタ25、第6制御フィルタ26の各制御フィルタ係数セット(=W´,W,W,W´)の計算手法について述べられる。ここで、第6制御フィルタ26の制御フィルタ係数(=W)はスルー特性であってよく、以下の説明では原則的にW=1が仮定される。まず、上記数式(2)は下記数式(15)に読み替える必要がある。
数式(15)において、q,q,q,qは、各スピーカ110,120,220,210の複素体積速度を夫々表す。数式(15)及び前述の説明を参考にすれば、下記数式(16)−(20)を導出できる。
図4の記憶装置400は、数式(11)で表される頭部伝達関数(CLiL、CRiL)及び数式(12)で表される頭部伝達関数(CLiR、CRiR)に加え、第1スピーカ110から両耳位置(i)の聴取者左耳(第1制御点)までの頭部伝達関数CLiL1、第2スピーカ120から両耳位置(i)の聴取者左耳(第1制御点)までの頭部伝達関数CLiL2、第1スピーカ110から両耳位置(i)の聴取者右耳(第2制御点)までの頭部伝達関数CRiL1、第2スピーカ120から両耳位置(i)の聴取者右耳(第2制御点)までの頭部伝達関数CRiL2、第3スピーカ210から両耳位置(i)の聴取者左耳(第1制御点)までの頭部伝達関数CLiR1、第4スピーカ220から両耳位置(i)の聴取者左耳(第1制御点)までの頭部伝達関数CLiR2、第3スピーカ210から両耳位置(i)の聴取者右耳(第2制御点)までの頭部伝達関数CRiR1、第4スピーカ220から両耳位置(i)の聴取者右耳(第2制御点)までの頭部伝達関数CRiR2を記憶する。
第3制御フィルタ23、第4制御フィルタ24、第5制御フィルタ25は、記憶装置400から読み出した頭部伝達関数と、第6制御フィルタ26の制御フィルタ係数(=W´)とに基づいて、上記の数式(16)−(20)を満たすように、制御フィルタ係数(=W´,W,W)を計算する。
第3制御フィルタ23は、音響信号供給部10からのモノラル音響信号(S)に対して、制御フィルタ係数(=W´)を用いたFIR演算を実行して第1スピーカ110用の第4音響信号(=W´S)を得る。第4音響信号を増幅部30に供給する。第4制御フィルタ24は、音響信号供給部10からのモノラル音響信号(S)に対して、制御フィルタ係数(=W)を用いたFIR演算を実行して第2スピーカ120用の第5音響信号(=WS)を得る。第5音響信号を増幅部30に供給する。第5制御フィルタ25は、音響信号供給部10からのモノラル音響信号(S)に対して、制御フィルタ係数(=W)を用いたFIR演算を実行して第3スピーカ220用の第6音響信号(=WS)を得る。第6音響信号を増幅部30に供給する。第6制御フィルタ26は、音響信号供給部10からのモノラル音響信号(S)に対して、制御フィルタ係数(=W´)を用いたFIR演算を実行して第4スピーカ220用の第7音響信号(=W´S)を得る。第7音響信号を増幅部30に供給する。
増幅部30は、第1制御フィルタ21からの第2音響信号(=WS)及び第2制御フィルタ22からの第3音響信号(=WS)に加え、第3制御フィルタ23からの第4音響信号(=W´S)、第4制御フィルタ24から第5音響信号(=WS)、第5制御フィルタ25からの第6音響信号(=WS)、第6制御フィルタ26からの第7音響信号(=W´S)を増幅し、加算部50に夫々供給する。
加算部50は、(増幅された)第2音響信号及び第4音響信号を加算し、第8音響信号(=WS+W´S)を得る。第8音響信号を第1スピーカ110に供給する。また、(増幅された)第2音響信号及び第5音響信号を加算し、第9音響信号(=WS+WS)を得る。第9音響信号を第2スピーカ120に供給する。(増幅された)第3音響信号及び第6音響信号を加算し、第10音響信号(=WS+WS)を得る。第10音響信号を第3スピーカ210に供給する。(増幅された)第3音響信号及び第7音響信号を加算し、第11音響信号(=WS+W´S)を得る。第11音響信号を第4スピーカ220に供給する。
左用スピーカ群100の第1スピーカ110及び第2スピーカ120は、第8音響信号及び第9音響信号を加算部50から夫々受け取り、第8音響信号及び第9音響信号を夫々放射する。また、右用スピーカ群200の第3スピーカ210及び第4スピーカ220は、第10音響信号及び第11音響信号を加算部50から夫々受け取り、第10音響信号及び第11音響信号を夫々放射する。
なお、増幅部30は、加算部50から第8音響信号、第9音響信号、第10音響信号、第11音響信号を受け取り、増幅した後に各スピーカに供給してもよい。
実施形態に係る制御ポリシによれば、スピーカの個数−1個の両耳位置において複素音圧比を目標に一致させることができる。更に、実施形態に係る制御ポリシによれば、スピーカの個数−1個の両耳位置に加えてこれらの形成する隙間においても目標に近い複素音圧比を期待できる。
したがって、以上の音響制御装置によれば、左用スピーカ群100及び右用スピーカ群200が2パターンの放射形態の重ね合わせで音響信号を放射するために、実際にスピーカの個数を増加させなくとも、複素音圧比を目標に一致させることができる両耳位置の個数を増加させることができる。さらに、左用スピーカ群100及び右用スピーカ200が線音源放射形態により音響信号を放射するために、音圧の距離減衰の影響を低減することが可能となる。これにより、聴取者に対して意図する立体音響を聴取させることができる。
なお、以上の実施形態に係る音響制御装置においては、左用スピーカ群100及び右用スピーカ群200は、夫々3個以上のスピーカを備えてもよい。各スピーカ群が備えるスピーカの個数をXとすると、2つのスピーカの組み合わせについて、X(X−1)/2通りの全ての組み合わせごとに制御フィルタ係数を算出することで、各スピーカは、これら制御フィルタ係数に基づいて算出される複数の音響信号の重ね合わせとして音響信号を放射する。
図5乃至図8を参照して、実施形態の音響制御装置を用いて制御フィルタ処理された音響信号の評価を行う。
図5は、音響信号の評価条件を説明する図である。図5に示すように、この例では、聴取位置(両耳位置)を8個(i=1、2、3、4、5、6、7、8、9)に設定し、スピーカ6chとする。また、両耳間の距離は20cm、両耳位置間距離、すなわち頭部中央間の距離は10cmとする。
図6は、聴取位置(両耳位置)において所定の仮想音像位置(目標位置)から放射される到来音圧(A)及びこの到来音圧に基づいて計算されるIACF(両耳間相互相関関数)(B)を示す。この例では、聴取位置(両耳位置)の右真横に仮想音源を設置し、この仮想音源から音が放射される。
図7は、比較例の音響制御装置を用いて制御フィルタ処理された音響信号のIACFを示す。すなわち、図6に示す仮想音源からの到来音圧を対象として、6つのスピーカが夫々個々に音響信号を放射する点音源放射形態としてのみ機能する場合の例である。
また、図8は、実施形態の音響制御装置を用いて制御フィルタ処理された音響信号のIACFを示す。すなわち、図6に示す仮想音源からの到来音圧を対象として、6つのスピーカが夫々個々に音響信号を放射する点音源放射形態として機能し、かつ2つの組のスピーカが同振幅同位相の音響信号を同時に放出する線音源放射形態として機能する場合の例である。
図7に示す結果では、複数の聴取位置(両耳位置)においてIACFの最大ピークの発生タイミングが、到来音圧のピークの発生タイミングにほぼ一致している。したがって、少なくとも各実施形態に共通する制御ポリシを用いることで、聴取位置(両耳位置)の変動に対するロバスト性が向上し、聴取エリアを拡大することができる。しかしながら、IACFの最大ピークは縦軸方向にばらつきをもっていることがわかる。
一方で、図8に示す結果では、複数の聴取位置(両耳位置)においてIACFの最大ピークの発生タイミングが、到来音圧のピークの発生タイミングにほぼ一致しているのに加え、図7の結果と比較して縦軸方向のばらつきが収束していることがわかる。スピーカから聴取位置(両耳位置)までの頭部伝達関数は、距離減衰の影響により距離の増加とともに減少していく。したがって、複素振幅比の空間平均化に取り込む頭部伝達関数にスピーカからの距離が遠い聴取位置までの頭部伝達関数が含まれると、制御フィルタ係数にばらつきが生じ、結果として図7に示すようにIACFの最大ピークに縦軸方向のばらつきが生じることになる。
そこで、この例のようにスピーカが線音源放射形態として機能することで、遠方の聴取位置(両耳位置)における頭部伝達関数の低下を軽減することができるので、結果IACFの最大ピークは縦軸方向にばらつきが収束する。このIACFの最大ピークの縦軸方向のばらつきは、立体音響の定位感に影響する。すなわち、実施形態の音響制御装置では、IACFの最大ピークの縦軸方向のばらつきを収束させることができるので、立体音響の定位感を向上させることができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態に係る音響制御装置によれば、サイズを大きくすることなく、音圧の距離減衰を低減することが可能となる。
これら実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10・・・音響信号供給部
20・・・制御フィルタ
30・・・増幅部
40・・・分岐部
50・・・加算部
100・・・左用スピーカ群
200・・・右用スピーカ群
300・・・演算処理装置
400・・・記憶装置

Claims (8)

  1. 第1音響信号により駆動されて複数の第1音を放射し、複数の前記第1音の合成により第1音像を生成する第1スピーカ群と、
    第2音響信号により駆動されて複数の第2音を放射し、複数の前記第2音の合成により第2音像を生成する第2スピーカ群と、
    第1制御点及び前記第1制御点から離れた第2制御点において、前記第1制御点に対する前記第2制御点の第1音圧比及び第2音圧比を一致させるように前記第1音響信号及び前記第2音響信号を生成する生成部と、
    を備え、
    前記第1音圧比は、仮想音源が目標音響信号により駆動され、前記仮想音源から放射される第3音により形成され、
    前記第2音圧比は、前記第1音像と前記第2音像が合成された第3音像により形成される、
    音響制御装置。
  2. 前記第1制御点及び前記第2制御点の組の総数は2以上であり、
    前記生成部は、前記第1音圧比の空間平均に、前記第2音圧比の空間平均を一致させるように前記第1音響信号及び前記第2音響信号を生成する、請求項1に記載の音響制御装置。
  3. 前記第1スピーカ群は、第1スピーカ及び第2スピーカを有し、
    前記第2スピーカ群は、第3スピーカ及び第4スピーカを有し、
    前記生成部は、前記第1スピーカから前記第1制御点及び前記第2制御点までの第1頭部伝達関数と前記第2スピーカから前記第1制御点及び前記第2制御点までの第2頭部伝達関数との和、及び前記第3スピーカから前記第1制御点及び前記第2制御点までの第3頭部伝達関数と前記第4スピーカから前記第1制御点及び前記第2制御点までの第4頭部伝達関数との和に基づいて、第1制御フィルタ係数及び第2制御フィルタ係数を算出し、
    前記目標音響信号に対して、前記第1制御フィルタ係数を用いたFIR演算を実行することで前記第1音響信号を生成する第1制御フィルタと、
    前記第目標音響信号に対して、前記第2制御フィルタ係数を用いたFIR演算を実行することで前記第2音響信号を生成する第2制御フィルタと、
    を備える請求項1に記載の音響制御装置。
  4. 前記第1制御フィルタ係数または前記第2制御フィルタ係数のいずれか一方がスルー特性フィルタである、請求項3に記載の音響制御装置。
  5. 第1音響信号により駆動されて複数の第1音を放射し、複数の前記第1音の合成により第1音像を生成する第1スピーカ群と、
    第2音響信号により駆動されて複数の第2音を放射し、複数の前記第2音の合成により第2音像を生成する第2スピーカ群と、
    第1目標音響信号、及び前記第1目標音響信号に対して振幅比及び位相差のついた第2目標音響信号において前記第1目標音響信号に対する前記第2目標音響信号の第1音圧比に、第1制御点及び前記第1制御点から離れた第2制御点において前記第1制御点に対する前記第2制御点の第1音圧比及び第2音圧比を一致させるように前記第1音響信号及び前記第2音響信号を生成する生成部と、
    を備える音響制御装置。
  6. 前記第1制御点及び前記第2制御点の組の総数は2以上であり、
    前記生成部は、前記第1音圧比の空間平均に、前記第2音圧比の空間平均を一致させるように前記第1音響信号及び前記第2音響信号を制御する、請求項5に記載の音響制御装置。
  7. 前記第1スピーカ群は、第1スピーカ及び第2スピーカを有し、
    前記第2スピーカ群は、第3スピーカ及び第4スピーカを有し、
    前記生成部は、前記第1スピーカから前記第1制御点及び前記第2制御点までの第1頭部伝達関数と前記第2スピーカから前記第1制御点及び前記第2制御点までの第2頭部伝達関数との和、及び前記第3スピーカから前記第1制御点及び前記第2制御点までの第3頭部伝達関数と前記第4スピーカから前記第1制御点及び前記第2制御点までの第4頭部伝達関数との和に基づいて、第1制御フィルタ係数及び第2制御フィルタ係数を算出し、
    前記第3音響信号に対して、前記第1制御フィルタ係数を用いたFIR演算を実行することで前記第1音響信号を生成する第1制御フィルタと、
    前記第4音響信号に対して、前記第2制御フィルタ係数を用いたFIR演算を実行することで前記第2音響信号を生成する第2制御フィルタと、
    を備える請求項5に記載の音響制御装置。
  8. 前記第1制御フィルタ係数または前記第2制御フィルタ係数のいずれか一方がスルー特性フィルタである、請求項7に記載の音響制御装置。
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