JP2014061771A - Carriage - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、運搬台車に関するものである。特に、凸状の段差を有する走行面を走行する場合に用いられて好適である。 The present invention relates to a transport cart. In particular, it is suitable for use when traveling on a traveling surface having a convex step.
物品を運搬するための運搬台車として、特許文献1に開示された運搬台車が知られている。特許文献1に開示された運搬台車は、台車本体の裏面の4隅に取り付けられた4輪のキャスターを走行させることで台車本体に載置された物品を運搬する。
A transport cart disclosed in
運搬台車により物品を運搬するときの走行面は平坦面に限られず、凸状の段差や凹状の溝が存在する場合がある。上述した4輪のキャスターを備えた運搬台車が凸状の段差を走行する場合には、まず前側の2輪のキャスターが凸状の段差を乗越えた後に、更に後側の2輪のキャスターが凸状の段差を乗越える必要がある。 The traveling surface when the article is transported by the transporting carriage is not limited to a flat surface, and there may be a convex step or a concave groove. When the above-mentioned transport cart equipped with four-wheel casters travels on a convex step, the front two-wheel casters get over the convex step first, and then the rear two-wheel casters further protrude. It is necessary to get over the level difference.
このとき、進行方向に運搬台車を手押しするだけでキャスターが凸状の段差を乗越えることができない場合には、運搬者は例えば前側の2輪のキャスターを上方に持ち上げる等しながら手押ししなければならず、段差を乗越えるための手間が掛かってしまう。また、重量のある物品を運搬している場合には、そもそも運搬者が前側の2輪のキャスターを上方に持ち上げることは困難であり、重量を軽くして運搬したり、段差のない走行面を通って運搬したりしなければならず、作業効率が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、容易に段差を乗越えることができる運搬台車を提供することを目的とする。
At this time, if the caster cannot get over the convex step by simply pushing the transport cart in the traveling direction, the transporter must push the front two-wheel caster while lifting it up. Instead, it takes time and effort to get over the steps. In addition, when carrying heavy items, it is difficult for the carrier to lift the front two casters upward. There is a problem that the work efficiency is lowered because it must be transported through.
The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object thereof is to provide a transport cart that can easily get over a step.
本発明の運搬台車は、被載物を載置する台車本体と、前記台車本体の下面の少なくとも4隅に取り付けられた4つのキャスターと、該運搬台車の走行方向の移動により、前記4つのキャスターのうち走行方向の前方に配置された前側の2つのキャスターよりも先に前方の段差に当接され、該段差と当接することで前記台車本体を上昇させる力に変換する段差当接部材と、を備えることを特徴とする。 The transport cart according to the present invention includes a cart body on which an object is placed, four casters attached to at least four corners of the bottom surface of the cart body, and the four casters according to movement of the transport cart in the traveling direction. A step abutting member that is brought into contact with a step in front of the two front casters arranged in front of the traveling direction and converts the force to raise the cart body by coming into contact with the step; It is characterized by providing.
本発明の運搬台車によれば、段差を容易に乗越えることができるので、段差を乗越えるための手間が掛からず、被載物の運搬の効率を向上させることができる。 According to the transport carriage of the present invention, it is possible to easily get over the step, so that the effort for getting over the step is not required, and the efficiency of transporting the object can be improved.
以下、本実施形態に係る運搬台車について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は運搬台車1の底面図である。図2は運搬台車1の平面図である。図3は運搬台車の側面図である。図4は、図2に示すI−I線断面図である。各図では、運搬台車1の前側をFr、後側をRr、右側をR、左側をLで示している。なお、後述するように本実施形態の運搬台車1は、前側に限られず、前後左右を含め任意の方向に走行することができる。
Hereinafter, the transport cart according to the present embodiment will be described with reference to the drawings.
(First embodiment)
FIG. 1 is a bottom view of the
運搬台車1は、台車本体10と、走行部20とを備えている。
まず、台車本体10について説明する。
台車本体10は、鉄製またはアルミニウム合金製の複数の角パイプ11により構成されるフレーム部12と、フレーム部12の上部に結合され被載物である物品を載置するためのベース13とを有している。
図1に示すように、フレーム部12は、角パイプ11を前後左右方向に付き合わせ溶接にて格子状に形成される。ここでは、前後方向に長尺な4本の角パイプ11aに対して左右方向に短尺な角パイプ11bを接合することで、前後方向に3列、左右方向に4列の複数の矩形状の空間14が形成される。
The
First, the
The carriage
As shown in FIG. 1, the
複数の空間14のうち、前側かつ左右方向両側の空間14の下部および後側かつ左右両側の空間14の下部には、後述するメインキャスター21を取り付けるための取付板15がそれぞれ結合されている。各取付板15は、矩形状の一つの角を切り欠いた形状であり、空間14を下方から閉塞するようにブラインドリベット16を介して角パイプ11aおよび角パイプ11bに固定される。
また、複数の空間14のうち、前側かつ左右方向中央の空間14内および後側かつ左右方向中央の空間14内には、前後方向に短尺な角パイプ11cがそれぞれ前後の角パイプ11bに接合されている。これら角パイプ11cの下端には、後述する乗越え用キャスター25が取り付けられる。
図2に示すように、ベース13は、取付板15および短尺な角パイプ11cが取り付けられなかった空間14全体を上方から閉塞するようにしてフレーム部12に溶接にて結合される。
A
Further, among the plurality of
As shown in FIG. 2, the
次に、走行部20について説明する。
走行部20は、ベース13に載置された物品の荷重を支持しながら走行面を走行するメインキャスター(キャスター)21と、メインキャスター21が凸状の段差を乗越えやすくするための乗越え用キャスター25とを有している。なお、段差を乗越えるとは、段差に乗り上げる意味を含むものとする。
メインキャスター21は、後述する台座24をボルトなどを介して取付板15に結合することで、台車本体10に取り付けられる。したがって、本実施形態では、メインキャスター21が少なくとも台車本体10の下面の4隅に配置されるので、運搬台車1を走行させるときに台車本体10が傾くことなく安定した状態で走行させることができる。
Next, the
The
The
図3に示すように、メインキャスター21は、車輪22、車輪支持部材23、台座24を有している。車輪支持部材23は、車輪22を水平方向に沿った回転軸Oc1を中心に回転自在に支持する。また、台座24は、車輪支持部材23を上下方向に沿った旋回軸Orを中心に旋回自在に支持する。したがって、車輪22は、台座24に対して車輪支持部材23を介し旋回軸Orを中心に自由に旋回できるために、運搬台車1は前側のみに限られず前後左右の任意の方向に走行させることができる。以下では、必要に応じて、前側のメインキャスター21を21aとし、後側のメインキャスター21を21bとして説明する。
As shown in FIG. 3, the
また、図3に示すように、本実施形態のメインキャスター21は、回転軸Ocと旋回軸Orとが水平方向に距離gだけ離れている。車輪22と走行面との間には摩擦が生じることから、車輪22は運搬台車1の進行方向とは反対側に位置するように旋回軸Orを中心に旋回する。
例えば、図3に示す矢印Frのように、運搬台車1が前側(図3の左側)に向かって走行している場合には、実線に示す車輪22のように車輪22は後側(図3の右側)に位置した状態で走行面を走行する。
一方、図3に示す矢印Rrのように、運搬台車1が後側(図3の右側)に向かって走行している場合には、二点鎖線に示す車輪22のように車輪22は前側(図3の左側)に位置した状態で走行面を走行する。
Further, as shown in FIG. 3, in the
For example, when the
On the other hand, when the
次に、乗越え用キャスター25について説明する。
乗越え用キャスター25は、凸状の段差に当接したときに台車本体10を走行面に対して上昇させる力に変換する段差当接部材として機能する。
図4に示すように、乗越え用キャスター25は、後述する取付け部材28を角パイプ11cにボルトなどを介して結合することで台車本体10に取り付けられる。したがって、本実施形態では、乗越え用キャスター25は、台車本体10の前後に配置されると共に、前側の2つのメインキャスター21aの間および後側の2つのメインキャスター21bの間に位置する(図1および図4を参照)。以下では、必要に応じて、前側の乗越え用キャスター25を25aとし、後側の乗越え用キャスター25を25bとして説明する。なお、図4では、図3と同様に、運搬台車1が前側に向かって走行しているときのメインキャスター21の車輪22を実線で示し、運搬台車1が後ろ側に向かって走行しているときのメインキャスター21の車輪22を二点鎖線で示している。
Next, the
The climbing
As shown in FIG. 4, the climbing
ここで、前側の乗越え用キャスター25aは、その車輪26が前側のメインキャスター21aの車輪22(図4に示す実線)よりも前方に位置する。具体的には、前側の乗越え用キャスター25aの車輪26の前側の踏面が、前側のメインキャスター21aの車輪22の前側の踏面よりも前方に位置する。また、後側の乗越え用キャスター25bも同様に、その車輪26が後側のメインキャスター21bの車輪22(図4に示す実線)よりも前方に位置する。具体的には、後側の乗越え用キャスター25bの車輪26の前側の踏面が、後側のメインキャスター21bの車輪22の前側の踏面よりも前方に位置する。
更に、各乗越え用キャスター25の車輪26は、走行面から上方に離れて位置する。
Here, the
Further, the
ここで、乗越え用キャスター25の具体的な構成および凸状の段差に当接したときの動作について図5(a)、図5(b)を参照して説明する。
図5(a)に示すように、乗越え用キャスター25は、車輪26、車輪支持部材27、取付け部材28、付勢部材29、緩衝部材30を有している。車輪26は、メインキャスター21の車輪22よりも小径であり、凸状の段差に当接したときでも破損しにくい材質で形成される。車輪支持部材27は、車輪26を水平方向に沿った回転軸Oc2を中心に回転自在に支持する。取付け部材28は、一体に形成された取付板28aを介して角パイプ11cに取付けられると共に、車輪支持部材27を上下移動可能に支持する。本実施形態では、車輪支持部材27から水平方向に突設されたピン状の被ガイド部32が取付け部材28に上下方向に沿って形成された長孔状のガイド部31内を移動することで、取付け部材28と車輪支持部材27との間の上下移動が円滑に案内される。乗越え用キャスター25は、メインキャスター21と異なり車輪支持部材27と取付け部材28との間で旋回不可能なため、車輪26は常に前後方向に沿って配置される。
Here, a specific configuration of the climbing
As shown in FIG. 5A, the climbing
付勢部材29および緩衝部材30は、車輪支持部材27と取付け部材28との間に配置される。ここでは、付勢部材29としてのコイルスプリングおよび緩衝部材30としてのダンパーが、それぞれ車輪支持部材27の上端27aと取付け部材28の取付板28aとの間に配置される。したがって、乗越え用キャスター25が台車本体10に取り付けられた状態では、付勢部材29は車輪支持部材27を介して車輪26を下方に向けて付勢する。一方、緩衝部材30は車輪26が凸状の段差に当接したときに車輪支持部材27が付勢部材29に抗して上昇するときの力を緩衝する。
The urging
ここで、図5(b)に示すように、乗越え用キャスター25が走行方向の前方の凸状の段差に当接したときの動作について説明する。
まず、乗越え用キャスター25は、車輪26が走行面から上方に離れた状態で走行方向の前方の凸状の段差の角部Eが当接する。このとき、車輪26は、角部Eとの接点を通る接線Lは前方に傾斜しているので、角部Eからの水平方向の力は車輪26に対して水平方向と上方向の力に変換される。したがって、変換された力のうち車輪26に対する上方向に作用する力が乗越え用キャスター25に取付けられた角パイプ11cを介して台車本体10を上方に上昇させる。したがって、台車本体10に取り付けられた前側のメインキャスター21aも同様に、上方に上昇するので、前側のメインキャスター21aは、容易に凸状の段差を乗越えることができる。
Here, as shown in FIG. 5 (b), the operation when the
First of all, the climbing
また、乗越え用キャスター25には、車輪支持部材27と取付け部材28との間に付勢部材29および緩衝部材30が配置されている。したがって、車輪支持部材27が車輪26の上昇に伴って上昇するときに付勢部材29の弾性力に抗して上昇する必要がある。更に緩衝部材30によって車輪支持部材27が上昇するときの力が緩衝される。したがって、車輪26が凸状の段差に当接したときの衝撃が付勢部材29および緩衝部材30によって取付け部材28、すなわち台車本体10に直接伝達されることがないために、凸状の段差に当接したときの衝撃が緩和される。したがって、運搬者に伝わる衝撃も低減されると共に運搬台車1の破損も防止することができる。なお、付勢部材29は車輪26が凸状の段差を乗越えた直後に車輪支持部材27を介して下方に付勢することで、乗越え用キャスター25は迅速に次の凸状の段差の乗越えに備えることができる。また、乗越え用キャスター25の車輪26は走行面から上方に離れた状態であるために、凸状の段差の角部Eが車輪26の下方と当接しやすくなるために、段差の乗越えが容易になる。一方、乗越え用キャスター25に当接しない低い凸状の段差は、メインキャスター21だけで十分に乗越えが可能である。
Further, the urging
図6(a)〜図6(c)は、運搬台車1が走行面を走行するとき、前方の乗越え用キャスター25により前側のメインキャスター21aが凸状の段差を乗越えるまでの動きを順番に示した図である。
図6(a)は、前側の乗越え用キャスター25aの車輪26が、凸状の段差に当接した状態を示している。上述したように、前側の乗越え用キャスター25aの車輪26は、前側のメインキャスター21aの車輪22よりも前方に位置するので、メインキャスター21aの車輪22よりも先に凸状の段差に当接する。このとき、前側の乗越え用キャスター25の車輪26が凸状の段差に当接したときの力が、車輪26を上昇させる力に変換されるので、台車本体10と共に前側のメインキャスター21aに上昇する力が作用する。
6 (a) to 6 (c) show, in order, the movement until the
FIG. 6A shows a state in which the
図6(b)は、前側の乗越え用キャスター25aが凸状の段差を乗越えた状態を示している。このとき、前側のメインキャスター21aは凸状の段差に当接するが、平坦な走行面に対して既に上昇した位置であるため、残りの僅かな段差を乗越えるだけでよい。
図6(c)は、前側のメインキャスター21aが凸状の段差を乗越えた状態を示している。このように、図6(a)から図6(c)に示す経過を経て、前側のメインキャスター21aが凸状の段差を容易に乗越えることができる。
FIG. 6B shows a state in which the front overriding
FIG. 6C shows a state where the
図6(c)に示す状態から、その走行方向のまま、運搬台車1を走行させることで、後側のメインキャスター21bは運搬台車1の慣性によって、容易に凸状の段差を乗越えることができる。特に、本実施形態の運搬台車1は、後側の乗越え用キャスター25bも、前側の乗越え用キャスター25aと同様に、後側のメインキャスター21bの車輪22よりも前方に位置している。したがって、図6(c)に示す状態から、そのまま走行させると、後側の乗越え用キャスター25bの車輪26は、後側のメインキャスター21bの車輪22よりも先に凸状の段差に当接する。そのため、後側のメインキャスター21bでも、前側のメインキャスター21aと同様に、後側の乗越え用キャスター25bの作用によって、凸状の段差を容易に乗越えることができる。
By causing the
なお、本実施形態では、運搬台車1を前側に走行させる場合について説明したが、運搬台車1を後側に走行させる場合についても同様に凸状の段差を容易に乗越えることができる。すなわち、運搬台車1が図4に示す後側に走行する場合には、各メインキャスター21の車輪22の位置が二点鎖線で示す位置に旋回する。この場合であっても、前側の乗越え用キャスター25aの車輪26は前側のメインキャスター21aの車輪22の走行方向の前方に位置し、後側の乗越え用キャスター25bの車輪26は後側のメインキャスター21bの車輪22の走行方向の前方に位置する。したがって、後側に走行させると、後側の乗越え用キャスター25bの車輪26は、後側のメインキャスター21bの車輪22よりも先に凸状の段差に当接すると共に、前側の乗越え用キャスター25aの車輪26は、前側のメインキャスター21aの車輪22よりも先に凸状の段差に当接する。そのため、本実施形態では、運搬台車1を前側または後側の何れに走行させても凸状の段差を容易に乗越えることができる。
In addition, although this embodiment demonstrated the case where the
本実施形態では、段差当接部材として、車輪26が上下移動可能に構成された乗越え用キャスター25について説明したが、この場合に限られない。以下、第2〜5の実施形態では、段差当接部材として適用可能な乗越え用キャスターの一例について説明する。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態の乗越え用キャスター40を示す図である。
乗越え用キャスター40は、車輪41、車輪支持部材42、取付け部材43、付勢緩衝部材44を備えている。車輪支持部材42は、車輪41を回転自在に支持する。取付け部材43は、台車本体10に取付けられると共に、車輪支持部材42を水平方向に沿った回転軸Os1を中心に揺動自在に支持する。したがって、車輪41は回転軸Os1を中心に前後方向に揺動する。付勢緩衝部材44は、車輪支持部材42と取付け部材43との間で前後対称な位置に2つ配置される。ここでは、付勢緩衝部材44としてコイルスプリングとガスダンパーとが一体に構成されたショックアブソーバーを用いることができる。2つの付勢緩衝部材44は、前後から車輪41を前後方向の中央に位置するように付勢する。また、付勢緩衝部材44は車輪41が凸状の段差に当接したときに車輪支持部材42が上昇するときの力を緩衝する。
このような乗越え用キャスター40では、車輪41は前後何れの方向から凸状の段差が当接しても車輪41が揺動し付勢緩衝部材44により力が緩衝される。したがって、前後何れにも走行することができる運搬台車1に用いる場合に好適である。
In the present embodiment, the climbing
(Second Embodiment)
FIG. 7 is a diagram illustrating the
The get-over
In such a
(第3の実施形態)
図8は、第3の実施形態の乗越え用キャスター50を示す図である。
乗越え用キャスター50は、車輪51、車輪支持部材55を備えている。車輪支持部材55は、車輪51を回転自在に支持すると共に、台車本体10に取付けられる。一方、車輪51は、耐摩耗性に優れた材質により形成された外輪52、バネ定数が大きいゴムなどの弾性部材により形成された内輪53、シャフト54を有している。したがって、外輪52が凸状の段差に当接したときに、内輪53が変形することで力を緩衝すると共に再び外輪52が中心に位置するように付勢する。
このような乗越え用キャスター50では、車輪51は前後何れの方向から凸状の段差が当接しても内輪53が変形することにより力が緩衝される。したがって、前後何れにも走行することができる運搬台車1に用いる場合に好適である。
(Third embodiment)
FIG. 8 is a diagram showing a cast-over
The climbing
In such a
(第4の実施形態)
図9は、第4の実施形態の乗越え用キャスター60を示す図である。
乗越え用キャスター60は、車輪61、車輪支持部材62、取付け部材63を備えている。車輪支持部材62は、複数の車輪61をそれぞれ回転自在に支持する。各車輪61は車輪支持部材62の回転軸Oc3から等距離であり、互いの間隔が等間隔に位置する。取付け部材63は、台車本体10に取付けられると共に、車輪支持部材62を回転軸Oc3を中心に回転自在に支持する。したがって、複数の車輪61の何れか一つが凸状の段差に当接したときに、車輪支持部材62が回転すると同時に乗越え用キャスター60が取付けられた台車本体10を上昇させる。また、車輪支持部材62が回転するときに凸状の段差に当接したときの力を緩衝させることができる。
このような乗越え用キャスター60では、車輪61は前後何れの方向から凸状の段差が当接しても車輪支持部材62が回転することにより力が緩衝される。したがって、前後何れにも走行することができる運搬台車1に用いる場合に好適である。
(Fourth embodiment)
FIG. 9 is a diagram illustrating a cast-over
The climbing
In such a
(第5の実施形態)
図10は、第5の実施形態の乗越え用キャスター70を示す図である。
乗越え用キャスター70は、車輪71、車輪支持部材72、取付け部材73、付勢緩衝部材74を備えている。車輪支持部材72は、車輪71を回転自在に支持する。取付け部材73は、台車本体10に取付けられると共に、車輪支持部材72を水平方向に沿った揺動軸Os2を中心に揺動自在に支持する。付勢緩衝部材74は、車輪支持部材72と取付け部材73との間に配置される。ここでは、付勢緩衝部材74としてコイルスプリングとガスダンパーとが一体に構成されたショックアブソーバーを用いることができる。付勢緩衝部材74は、車輪支持部材72を図10に示す初期位置になるように付勢する。また、付勢緩衝部材74は車輪71が凸状の段差に当接したときに車輪支持部材42が矢印方向に揺動するときの力を緩衝する。
このような乗越え用キャスター70では、車輪71は前側から凸状の段差が当接してときに車輪71が揺動し付勢緩衝部材74により力が緩衝される。したがって、進行方向が決められた運搬台車1に用いる場合に好適である。
(Fifth embodiment)
FIG. 10 is a diagram illustrating a cast-over
The climbing
In such a
上述した実施形態では、4つのメインキャスター21と、2つの乗越え用キャスターとを備える運搬台車1について説明したが、この場合に限られない。各キャスターの数は、運搬台車の用途などに応じて自由に変更することができる。以下、第6から第7の実施形態では、キャスターの数を変更した実施形態について説明する。
(第6の実施形態)
図11は、第6の実施形態の運搬台車2を示す底面図である。なお、第1の実施形態と同様の構成は同一符号を付してその説明を省略する。
運搬台車2は、凹状の溝を乗越えるためのキャスター35を備えている。キャスター35は、4つのメインキャスター21の旋回軸をそれぞれ繋いだ線(図11に示す二点鎖線)の内側であって、運搬台車2の進行方向と同方向に並列して2つ配置されている。具体的には、キャスター35は、乗越え用キャスター25aの後方および乗越え用キャスター25bの前方の位置に、それぞれ取付板15を介して台車本体10に取付けられる。以下では、必要に応じて、前側のキャスター35を35aとし、後側のキャスター35を35bとして説明する。また、各キャスター35は、メインキャスター21と同様の構成である。すなわち、キャスター35は、旋回軸に対して旋回自在であり、車輪36は走行面に接地する。
In the above-described embodiment, the
(Sixth embodiment)
FIG. 11 is a bottom view showing the
The
キャスター35を備えることで、運搬台車2のうち前側の2つのメインキャスター21aが凹状の溝に差し掛かったとしても、キャスター35a、35bおよび後側のメインキャスター21が接地していることから、前側の2つのメインキャスター21aが凹状の溝内に嵌ることがない。続いて、キャスター35aが凹状の溝に差し掛かったとしても、前側のメインキャスター21a、キャスター35bおよび後側のメインキャスター21bが接地していることから、キャスター35aが凹状の溝に嵌ることなく走行できる。このように運搬台車2では、各メインキャスター21a、21bおよびキャスター35a、35bが順次、溝を通過できることから、凸状の段差および凹状の溝が散在した走行面を容易に走行することができる。
Since the
また、本実施形態の運搬台車2では、複数の空間14のうち、前側の空間14の下部および後側の空間14の下部には、空間14を下方から閉塞するように各一枚の取付板37が結合されている。取付板37のうち、前側の取付板37には前側の2つのメインキャスター21aおよび前側の乗越え用キャスター25aが取り付けられ、後側の取付板37には後側の2つのメインキャスター21bおよび後側の乗越え用キャスター25bが取り付けられる。したがって、第1の実施形態のように角パイプ11cや多数の取付板15を必要としないために、運搬台車2の部品点数を削減することができる。なお、取付板37の形状はこの場合に限られず、例えば取付板37とキャスター35を取付ける取付板15とを一体で構成してもよく、この場合には更に運搬台車2の部品点数を削減することができる。
Further, in the
(第7の実施形態)
図12は、第7の実施形態の運搬台車3を示す側面図である。なお、第1の実施形態と同様の構成は同一符号を付してその説明を省略する。
運搬台車3は、第1の実施形態と同様にメインキャスター21が少なくとも台車本体10の下面の4隅に配置され、前側のメインキャスター21aが凸状の段差を乗越えるために前側の乗越え用キャスター25a1、25a2が前後に並列して2つ配置されている。同様に、後側のメインキャスター21bが凸状の段差を乗越えるための乗越え用キャスター25b1、25b2が前後に並列して2つ配置されている。
(Seventh embodiment)
FIG. 12 is a side view showing the transport carriage 3 of the seventh embodiment. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the structure similar to 1st Embodiment, and the description is abbreviate | omitted.
As in the first embodiment, the transport cart 3 has
本実施形態では、前側の乗越え用キャスター25a1、26a2のうち、乗越え用キャスター25a1は前側のメインキャスター21aが旋回軸回りに旋回したときの最前縁(図12に示すF1)よりも前方に配置され、乗越え用キャスター25a2は前側のメインキャスター21aが旋回軸回りに旋回したときの最前縁(図12に示すF2)よりも後方に配置される。同様に、後側の乗越え用キャスター25b1、25b2のうち、乗越え用キャスター25b1は後側のメインキャスター21bが旋回軸回りに旋回したときの最後縁(図12に示すR1)よりも前方に配置され、乗越え用キャスター25b2は後側のメインキャスター21bが旋回軸回りに旋回したときの最後縁(図12に示R2)よりも後方に配置される。
In the present embodiment, of the front overpass casters 25a1 and 26a2, the overpass caster 25a1 is disposed in front of the foremost edge (F1 shown in FIG. 12) when the front
このように、前側のメインキャスター21aおよび後側のメインキャスター21bのそれぞれに対して前方および後方に乗越え用キャスター25を備えることで、乗越え用キャスター25の車輪26の径を小さくして設計することができ、設計の自由度が向上する。また、万が一メインキャスター21が走行方向と反対側に旋回しない場合があったとしても、乗越え用キャスター25は確実に各メインキャスター21よりも先に凸状の段差に当接させることができる。
In this way, by designating the front and rear
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能であり、上述した実施形態を組み合わせてもよい。例えば、第6の実施形態と第7の実施形態とを組み合わせてもよい。
また、本実施形態では、段差当接部材として第1から第5の実施形態で示した乗越え用キャスターを用いる場合について説明したが、この場合に限られない。例えば車輪26の代わりに図5(b)に示す接線Lのような傾斜部が形成された部材を段差当接部材としてもよい。このような傾斜部が段差と当接することにより上昇する力に変換され台車本体10を上昇させることができる。
As mentioned above, although this invention was demonstrated with various embodiment, this invention is not limited only to these embodiment, A change etc. are possible within the scope of the present invention, and it combines the above-mentioned embodiment. Also good. For example, the sixth embodiment and the seventh embodiment may be combined.
Moreover, although this embodiment demonstrated the case where the caster for riding over shown in 1st to 5th embodiment was used as a level | step difference contact member, it is not restricted to this case. For example, instead of the
また、第1の実施形態では、左右の2つのメインキャスター21の間に一つの乗越え用キャスター25を配置する場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、左右の2つのメインキャスター21の間に、左右に並列させて乗越え用キャスター25を複数配置してもよく、左右の2つのメインキャスター21の間ではなく外側に乗越え用キャスター25を複数配置してもよい。すなわち、乗越え用キャスター25がメインキャスター21よりも先に凸状の段差に当接するのであれば、上述した乗越え用キャスター25の数量や配置に限られない。また、乗越え用キャスター25の車輪26の径は、メインキャスター21の車輪22の径よりも小径である場合に限られず、同一径または大径であってもよい。
Further, in the first embodiment, the case where one ride-over
1、2、3:運搬台車 10:台車本体 21(21a、21b):メインキャスター(キャスター) 25(25a、25b):乗越え用キャスター(段差当接部材) 車輪:26 40、50、60、70:乗越え用キャスター(段差当接部材) 41、51、61、71:車輪 1, 2, 3: Carriage truck 10: Carriage body 21 (21a, 21b): Main caster (caster) 25 (25a, 25b): Caster for getting over (step contact member) Wheels: 26 40, 50, 60, 70 : Caster for getting over (step contact member) 41, 51, 61, 71: Wheel
Claims (3)
前記台車本体の下面の少なくとも4隅に取り付けられた4つのキャスターと、
該運搬台車の走行方向の移動により、前記4つのキャスターのうち走行方向の前方に配置された前側の2つのキャスターよりも先に前方の段差に当接され、該段差と当接することで前記台車本体を上昇させる力に変換する段差当接部材と、を備えることを特徴とする運搬台車。 A trolley body on which the work is placed;
Four casters attached to at least four corners of the bottom surface of the cart body;
Due to the movement of the transport cart in the traveling direction, the cart is brought into contact with the step in front of the two casters arranged in front of the traveling direction, and the cart is brought into contact with the step. And a step contact member that converts the force into a force that raises the main body.
前記車輪は、走行面から上方に離れて配置され、上下および前後の少なくとも何れかに移動可能であることを特徴とする請求項2に記載の運搬台車。 The climbing caster has wheels,
3. The transport cart according to claim 2, wherein the wheels are arranged away from the traveling surface and are movable in at least one of up and down and front and rear.
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