JP2014059474A - 保護フィルム及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スマートフォンにおける有機ELディスプレイの画面表面に容易に貼着可能であり、かつ画面表面の保護を行い、耐久性が長く有機ELディスプレイにおける色度の補整が可能な保護フィルムとその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の保護フィルムは、携帯機器の表示画面に貼着する保護フィルムであり、基材と、この基材に印刷により形成され、色補整を行う着色層と、基材を表示画面に貼着する粘着層とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話等の表示画面を保護する保護フィルム及びその製造方法に関する。
近年、携帯電話は、高機能化及び多機能化が進み、表示画面が従来の携帯電話に比較して広いスマートフォンのタイプが急速に普及している。このスマートフォンは、多くがタッチパネル方式の液晶ディスプレイの表示画面を採用している。このため、表示画面がスマートフォンの端末における本体前面のほぼ全面を占める構造を有している。
この大面積化に伴い、スマートフォンの表示画面による低消費電力化などと同時に画像を鮮明に表示する場合があり、液晶ディスプレイに加え、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイが採用されるようになってきている。
有機ELディスプレイは、画像の色再現の処理において、表示素子の特性、色調整や低消費電力などに対応した特殊な色処理が行われる。
このため、一般的な液晶ディスプレイに比較して、表示される画像の色が不自然に観察されるため、特に白色点(白色表示)に色味が目立つため、表示画像における色の補整(色補整)を行うことが望ましい。
色補整としては、白色LED(Light Emitting Diode)の白色光の色度の色補整フィルターが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−117542号公報
しかしながら、特許文献1の色補整フィルターは、液晶ディスプレイに用いられるバックライトユニットに対応した構成となっている。
このため、この色補整フィルターは、アクリルモノマーに対して着色材料を混合し、接着剤または粘着剤を兼ねた貼着層として構成されている。すなわち、この色補整フィルターは、バックライトにおける導光板に対して拡散板を貼着する貼着層として構成されている。この粘着層をバックライトの導光板に塗布し、粘着層に対して拡散板を装着した後、粘着層のアクリルモノマーを乾燥させることで硬化させ、粘着層を色補整フィルターとする。この粘着層の乾燥において、アクリルモノマーに混入されている溶剤を気化させて乾燥させるため熱風乾燥機を用い、また乾燥させたアクリルモノマーを硬化するためEB(Electron Beam;電子線)照射装置が用いられる。
上述した特許文献1の色補整フィルターを、スマートフォンの有機ELディスプレイの表示画像の色補整の画面に形成する際、上述したように、このアクリルモノマーを硬化させる必要がある。この硬化の処理において、EB照射におけるアクリル重合に伴う体積収縮により、色補整フィルターの柔軟性が低下することになる。また、この体積収縮による応力により、色補整フィルターが変形し、スマートフォン表示画面の表面に対して装着することが困難となる。
また、色補整フィルターの粘着層をフィルムに形成する際、一般的に用いられているPETフィルムを用いた場合、EB照射によりPETフィルムが劣化し、作製した補整フィルターの使用可能な期間が短くなる。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、本発明の保護フィルムは、スマートフォンにおける有機ELディスプレイの画面表面に容易に貼着させ、かつ表示画面の表面の保護を長い耐久性において行え、有機ELディスプレイに表示される画像の色補整が可能な保護フィルムとその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の保護フィルムは、携帯機器の表示画面に貼着する保護フィルムであり、基材と
前記基材に印刷により形成され、色補整を行う着色層と、前記基材を前記表示画面に貼着する粘着層とを有することを特徴とする。
本発明の保護フィルムは、前記着色層が前記基材と前記粘着層との間に形成されていることを特徴とする。
本発明の保護フィルムは、前記基材の着色層が形成された面と対向する面に紫外線を吸収する紫外線吸収層が設けられていることを特徴とする。
本発明の保護フィルムは、前記着色層が、前記表示画面に表示される表示色の内、補整する色味の反対色に着色されていることを特徴とする。
本発明の保護フィルムは、前記着色層が所定の版深の厚さによるグラビア印刷で前記基材に形成されていることを特徴とする。
本発明の保護フィルムの製造方法は、携帯機器の表示画面に貼着する保護フィルムの製造方法であり、基材の一方の面に対してグラビア印刷により、着色層を形成する過程と、
前記粘着層上面に対し、前記携帯機器の表示画面に前記基材を貼着する粘着層を形成する過程とを含むことを特徴とする。
この発明によれば、基材に対して色の補整を行う着色層を印刷により形成することにより、硬化を行わないため着色層の体積収縮を抑制して基材の変形を防止し、スマートフォンにおける有機ELディスプレイの画面表面に容易に貼着可能であり、かつ基材によって画面表面の保護を行い、着色層の形成にEB照射を行わないため基材の耐久性を長くすることができ、長期にわたり表示画面に表示される画像の色補整と表示画面の保護を行うことが可能な保護フィルムとその製造方法を提供することができる。
Yxy表色系で表した白色点の色味を示す色度図である。 この発明の一実施形態による保護フィルムの断面構造の概略を示す図である。 携帯機器2の表示画面2Aに色見本のフィルムを重ねて測定した色度の結果を示すテーブルである。 色番号MG−2037の色見本フィルムを用い、色味の補整を行ったRGBの色相を示すテーブルである。 色番号MG−2037の色見本フィルムを用い、色味の補整を行ったグレー数値の色相を示すテーブルである。 図3、図4及び図5の各々における、補整目標の色相と色番号MG−2037の色見本フィルムによる補整後及び補整前の各々との色相の差をまとめたテーブルである。 本実施形態における保護フィルムの製造方法の一例を説明する図である。 保護フィルムによる補整対象とする色味の色の色相とこの色の反対色の色相との関係を示す図である。 保護フィルムによる補整対象とする色味の色の色相とこの色の反対色の色相との関係を示す図である。 保護フィルムによる補整対象とする色味の色の色相とこの色の反対色の色相との関係を示す図である。 保護フィルムによる補整対象とする色味の色の色相とこの色の反対色の色相との関係を示す図である。
本発明の実施形態は、スマートフォンなどの有機ELディスプレイの表示画面(以下、単に表示画面として説明する)に表示される画像の色味を補整する着色層を設けた、表示画面を保護する保護フィルムに関する。
図1は、Yxy表色系で表した白色点(白色表示)の色味(色の濃淡や色度ずれの具合)を示す色度図である。図1は横軸がYxy表色系における色度座標xの数値を示し、縦軸がYxy表色系における色度座標yの数値を示している。この図1において、○はカラーマネージメントモニタにより表示される白色点(R(Red)=255,G(Green)=255,B(Blue)=255;RGB各々の原色の階調度が256の場合)の色相(以下、色相○という)を示し、□は補整対象のスマートフォンの表示画面における表示画像の白色点の色相(以下、色相□という)を示し、△は他のスマートフォンの表示画面における表示画像の白色点の色相(以下、色相△という)を示している。ここで、色相□は、色相○及び色相△に対して青味のある色味を有している(本来の白色点の色相に対して青色の色相側にずれている)。本発明の本実施形態においては、補整対象の色味のある白色点の色相□を、より本来のカラーマネージメントモニタに表示される白色点の色相○(補整目標)に近づけるために用いる、上述した着色層を有する保護フィルムを提供する。
また、図1における白色点の色相○は、IEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)の61966−2−1の規格におけるsRGBの定義により、カラーマネージメント液晶モニタにおいて、輝度レベル80(cd/m)、D65(色温度6500K)として表示された表示画像の色相を測定した数値である。すなわち、この白色点の色相○は、色度座標xにおいてx=0.3131であり、色度座標yにおいてy=0.3294である(Y=80.7)。なお、カラーマネージメント液晶モニタとして、株式会社ナナオのColorEdge(登録商標)を用いた(以降において用いるカラーマネージメント液晶モニタも同様である)。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図2は、この発明の一実施形態による保護フィルムの断面構造の概略を示す図である。図2(a)は、本発明の実施形態による保護フィルム1の断面構造を示す図である。図2(b)は、表示画像の色味を補整する対象の携帯機器2(例えば、スマートフォン)の表示画面2Aに対して、本発明の実施形態による保護フィルム1を貼着した図である。
この図2(a)において、保護フィルム1は、基材11、着色層12、粘着層13及びUV(ultraviolet)吸収層14を有している。
基材11は、例えば、厚さが75μmであるPET(Polyethylene terephthalate;ポリエチレンテレフタラート)フィルムである。
着色層12は、基材11に対してグラビア(凹版)印刷により形成された層であり、補整対象の表示画像の色味に対する反対色の色(単色あるいは単色を混合させた混色)に着色された裏刷り溶剤型グラビアインキ(以下、単にグラビアインキとする)で形成されている。
粘着層13は、保護フィルム1を携帯機器の表示画面に粘着させるための粘着剤の層である。この粘着剤は、複数回の装着及び脱着を繰り返して行うことができる材料が用いられている。
UV吸収層14は、紫外線を吸収して基材11の変色を抑制するものであり、例えば、紫外線を一旦吸収し、それを熱エネルギーに変える化学的な性質を有する材料で形成されている。
図2(a)に示すように、ユーザは携帯機器2の表示画面2Aの面に対して垂直な方向Qから、表示画面2Aに表示される画像を観察することになる。
このため、表示画面2Aに接する粘着層13が保護フィルム1の下面と定義すると、UV吸収層14が保護フィルム1の上面となる。すなわち、UV吸収層14は、基材11の上面方向の面(表面)に形成され、方向Qから入射する光に含まれるUVの波長の帯域の光を吸収し、基材11にUVの到達する量を低減させ、基材1の黄変を抑制させることができる。
着色層12は、基材11の下面方向の面(裏面)にグラビア印刷により形成されているため、方向Qから鑑賞した場合、裏刷りの形態となる。これにより、着色層12が基材11の裏面に形成されるため、基材11の裏面の平滑性により、方向Qに対して凹凸の無い面が対向することになる。したがって、表示画面2Aから出射される光が基材11と着色層12との界面で散乱されることが抑制される。結果として、ユーザは、方向Qから表示画面を鑑賞することにより、基材11の裏面の平坦性によって、光沢のある表示画像を観察することができる。
一方、着色層12を基材11の表面に形成した場合、表示画面2Aから出射される光が、基材11を透過した後、着色層12の表面の凹凸により散乱し、ユーザは非光沢の表示画像を鑑賞することになる。また、スマートフォンの場合、ユーザがタッチパネル感覚で表示画面2Aを指で触れて操作を行うため、ユーザが指で保護フィルム11の上面を触れた際に、着色層12の表面の凹凸を感じることで、操作に悪影響を及ぼすことになる。これに対し、基材11の裏面に着色層12を形成することにより、保護フィルム1の表面が滑らかとなり、指が保護フィルム1の表面で滑らかに滑り、操作性が向上することになる。
上述した理由から、本実施形態においては、方向Qから見て基材11の下面に、着色層12が裏刷りとしてグラビア印刷により形成している。
次に、色味の色補整を行う着色層12の色相の選定について説明する。すでに述べたように、着色層12の色相は、補整する色味の色相に対して反対色となる色相に設定される。図1に示されるように、補整する色相□が青味(青色側の色相にずれた状態の色味)がかっているため、この色味を補整するための反対色の色相として、赤色の色味を与える色相が考えられる。このため、実験としてグラビア印刷の赤色の色味を与える色見本のフィルムを、携帯機器2の表示画面2Aに貼着してYxy系による色度の測定を行った。
図3は、携帯機器2の表示画面2Aに色見本のフィルムを重ねて測定した色度の結果を示すテーブルである。この図3において、表示画面2Aに表示される画像が暗くならないように、Lab色空間において、明度Lが78以上、色相aが21〜27、彩度bが7〜10である条件に基づいて色見本のフィルムの選択を行った。
色番号MG−2033は、版深が18μmであり、L=81.4、a=22.4、b=−0.7である。
色番号MG−2037は、版深が30μmであり、L=79.5、a=23.8、b=7.3である。
色番号MG−2044は、版深が30μmであり、L=79.8、a=21.0、b=16.5である。
上述した色見本のフィルムの色相は、色見本のフィルムをアート紙(鉱物性の白色顔料と接着剤などを混ぜた塗料を塗り、光沢機にかけて滑らかで緻密な紙面にした洋紙)に重ねて、X−Rite社のEye−One(登録商標)により測定(D65、2度視野、Emissionモード)した。補整目標としては、すでに説明した白色点の色相○として、x=0.3131、y=0.3294(Y=80.7)とした。
図1に示した補整対象の色相□はx=0.2900、y=0.3432、Y=119.43である。図3には表示画面2Aに対し、色番号MG−2033、色番号MG−2037及び色番号MG−2044の各々を貼着させた後に測定した色相がシフト後のxy値(色相)の項目(x,y)として示されている。また、補整目標との差の項目(Δx,Δy)は、補整目標の色相○と、色相□の各色番号の色見本のフィルムの色味によるシフト後の補整対象の色相との差(Δx、Δy)を示している。色見本のフィルムを介した表示画面の表示画像の色相の測定を行う際、色見本のフィルムを補整対象の携帯機器2の表示画面2Aに貼着し、この色見本のフィルムを介して表示画面2Aに表示される表示画像の表示色の色相を、X−Rite社のEye−One(登録商標)により測定(D65、2度視野、Emissionモード)した。
色番号MG−2033の場合のシフト後のxy値はx=0.3054、y=0.3268であり、補整目標との差はΔx=−0.008であり、Δy=−0.003である。
色番号MG−2037の場合のシフト後のxy値はx=0.3130、y=0.3320であり、補整目標との差はΔx=0.000であり、Δy=0.003である。
色番号MG−2044の場合のシフト後のxy値はx=0.3186、y=0.3321であり、補整目標との差はΔx=0.006であり、Δy=0.013である。
これにより、図3の結果から3個の色番号の中において、色番号MG−02037の色見本のフィルムの色相が、白色点における色相□の色相を、最も補整対象の色相○の色相に近づけるための補整に適していることが判る。
図4は、色番号MG−2037の色見本フィルムを用い、色味の補整を行ったRGBの色相を示すテーブルである。この図4において、R=255(G=0、B=0)、G=255(R=0、B=0)及びB=255(R=0、G=0)とし、単色の色相を測定した。ここで、色見本のフィルムを補整対象の携帯機器2の表示画面2Aに貼着して、フィルムを介して表示画面1Aに表示される表示画像の表示色の色相を、X−Rite社のEye−One(登録商標)により測定(D65、2度視野、Emissionモード)した。
補整目標のR、G、Bの色相は、IECの61966−2−1の規格におけるsRGBの定義により、カラーマネージメント液晶モニタにおいて、輝度レベル80(cd/m)、D65(色温度6500K)として表示されたものを測定した数値である。このR(R=255、G=0、B=0)の色相は、色度座標xにおいてx=0.6448であり、色度座標yにおいてy=0.3343である(Y=23.9)。G(R=0、G=255、B=0)の色相は、色度座標xにおいてx=0.2227であり、色度座標yにおいてy=0.7049である(Y=51.6)。B(R=0、G=0、B=255)の色相は、色度座標xにおいてx=0.1467であり、色度座標yにおいてy=0.0671である(Y=7.0)。
この図4から判るように、色番号MG−2037の色見本のフィルムで補整することにより、補整前の色相と比較して、Rにおける補整前後の明度Yの差ΔYが5.1から1.0となり、Gにおける補整前後の明度Yの差ΔYが37.8から10.3となり、Bにおける補整前後の明度の差ΔYが2.4から−0.3となり、差分が低減している。
また、色度x及び色度yに関しては、RGBが最大階調(階調度256の場合)であるため、ほとんど変化は無い。
したがって、この色番号MG−2037の色見本のフィルムの補整において、白色点の色味の補整が効果的に行われ、一方、RGBの表示に対しては影響をあまり与えないため、補整対象の色味の補整に適していることが判る。
図5は、色番号MG−2037の色見本フィルムを用い、色味の補整を行ったグレー数値の色相を示すテーブルである。この図5において、RGBの各々の階調を、R=G=B=64、R=G=B=96、R=G=B=127、R=G=B=160、R=G=B=192、R=G=B=224の6段階のグレー表示として、それぞれの段階における色相を測定した。ここで、色見本のフィルムを補整対象の携帯機器2の表示画面2Aに貼着して、フィルムを介して表示画面2Aに表示される表示画像の表示色の色相を、X−Rite社のEye−One(登録商標)により測定(D65、2度視野、Emissionモード)した。
補整目標のグレー数値の6段階の各々色相は、IECの61966−2−1の規格におけるsRGBの定義により、カラーマネージメント液晶モニタにおいて、輝度レベル80(cd/m)、D65(色温度6500K)として表示されたものを測定した数値である。このR=G=B(グレー数値)=64の色相において顕著な変化を示した色度は、色度座標xである。色度座標xは色番号MG−2037による補整前が、グレー数値が64、96、127、160、192及び224の各々において、それぞれ0.2971、0.2877、0.2864、0.2881、0.2894、0.2898である。
一方、色番号MG−2037による補整後の色度座標xは、グレー数値が64、96、127、160、192及び224の各々において、それぞれ0.3192、0.3089、0.3066、0.3089、0.3103、0.3112に変化している。
補整目標の色度座標xは、グレー数値が64、96、127、160、192及び224の各々において、それぞれ0.3167、0.3160、0.3140、0.3133、0.3136、0.3146である。
上述したように、補整前の各グレー数値による色度座標xから、色番号MG−2037の色見本のフィルムによる補整により、補整目標に近づいていることが判る。また、明度Y及び色度座標yに関してはほとんど変化は無い。
図6は、図3、図4及び図5の各々における、補整目標の色相と色番号MG−2037の色見本フィルムによる補整後及び補整前の各々との色相の差をまとめたテーブルである。
図6から判るように、白色点(R=255、G=255、B=255)、単色の最大階調(最外郭;R=255、G=0、B=0/R=0、G=255、B=0/R=0、G=0、B=255)の各々、6段階のニュートラルグレー(グレー数値)の各々における、明度Yの差ΔY、色度座標xの差Δx、色度座標yの差Δyのそれぞれが、ほぼ色味の補整前に比較して、補整目標の色相と補整後の色相との数値が小さくなっているか同一である。
これにより、補整後の色相と表示画像の色相の基本となる補整目標との色相の差の絶対値の合計が、補整前の色相と補整目標の色相の差の絶対値の合計に比較して小さくなっているため、色番号MG−2037の色見本フィルムによって、表示画像の色味の補整が効果的に行われていることが判る。
上述した携帯機器2と同様に、表示画面の特性に合わせ、携帯機器毎の表示画面に表示される表示画像の色味に合わせ、実測により表示画面の色味の補整に用いる着色層12の色相を決定する。
本実施形態によれば、表示画面の色味に合わせ、この補整する色味の色相に対して反対色となる色相の着色層12を形成することにより、効果的に表示画面の表示画像の色味の補整を行うことが可能な保護フィルムを構成することができる。
また、本実施形態は、従来のように、アクリルモノマーを熱風乾燥機を用いて乾燥させ、乾燥させたアクリルモノマーをEB照射装置により硬化させる必要がなく、製造設備を安く構成することができ、製造原価を従来に比較して低下させることができる。
また、本実施形態は、アクリルモノマーを使用していないため、EB照射による硬化の処理が必要なく、アクリル重合に伴う体積収縮もない。このため、フィルムの柔軟性が低下することなく、かつ体積収縮による応力による基材の変形もなく、画像表面に対して容易に装着することができる。
また、近年、携帯電話等の携帯機器の表示画面の大型化に伴い、この携帯機器の表示画面(ディスプレイまたはタッチパネル)を外からの衝撃、汚れから保護するために、保護フィルムが装着されるようになってきている。また、この保護フィルムは、携帯機器毎に表示画面の形態(表示画面の縦横比、及び面積)が異なるため、携帯機器の表示画面の種類毎に提供される。
したがって、本実施形態によれば、携帯機器の種類毎に保護フィルム作成されているため、この保護フィルムに携帯機器の画像の表示特性に対応した色味の補整機能を持たせることができ、ユーザが保護フィルムを装着することにより、自然に色味の補整が行え、ユーザの利便性を向上することができる。
図7は、本実施形態における保護フィルムの製造方法の一例を説明する図である。図7において、版銅101は、図2における基材11に対してグラビア印刷するための版深25μmの溝のパターンが形成されている。インキ102(後述する硬化剤を含む)は、基材11にグラビア印刷されるインキである(詳細は後述)。ドクター刃103は、版銅101の版深の溝以外に付着したインキを除去するために設けられている。フィルム104は、図2における基材11であり、例えば75μmのPETフィルムである。圧銅105は、所定の速度(例えば、200m/min)でフィルム104を版銅101との間に挟むようにP方向に移動させる。その後、フィルム104に対して印刷した着色層12を形成するインキを熱風乾燥させ、所定の大きさに切断することにより、保護フィルム1を作製する。
本実施形態においては、このように基材11に対してインキ102をグラビア印刷することで、着色層12を基材11に対して形成する。
上述したインキ102は、色番号MG−2037の場合、以下の様に調製されている。すでに述べたが、本実施形態で補整対象の色相□は白色点の場合、x=0.2900、y=0.3432であり、これを補整してx=0.3131、y=0.3294の補整目標○の色相とするようインキ102が調製される。インキとしては、裏刷り溶剤型グラビアインキを用い、複数の色の種類を混合し、さらに皮膜強度向上のために硬化剤を相当量添加する。
本実施形態における色相□の色相に対応したインキ102を調製するために用いたインキ及び硬化剤は、例えば、以下に示す種類(全てがDICグラフィックス株式会社製)である。以下の種類のインキを混合した調製インキに対し、URハードナーKTを3%程度添加している。
・インキ
ユニビア(登録商標)NTR634透明赤(A)K1=15.7%
ユニビア(登録商標)NTR2007金赤K1=5.9%
ユニビア(登録商標)NTR4004黄K1=2.3%
ユニビア(登録商標)NT透明メジューム=76.1%
更に、混合した調整インキをメチルエチルケトン、酢酸エチルおよびイソプロピルアルコールの混合溶剤(重量比40:40:20)にてザーンカップ#3(離合社製)で16秒(25℃)に調整し、版深25μmグラビア版を備えたグラビア印刷機又は校正機によりコロナ処理ポリエステルフィルム(PET 厚さ75μm)に印刷して40〜50℃で乾燥し、裏刷りによる着色保護フィルムを得る。
上述の調製インキを混合するインキの調製の率は、以下のように実験により調製する。色相の補整を行うインキを選択し、調製して保護フィルムを試作した後、携帯機器の表示画面に装着して、白色点の色相を測定する。そして、測定した色相がL=78〜82、a=22〜25、b=7〜10の間の色相制御範囲に入るか否かを判定する。
作製される保護フィルムの色相が、上記制御範囲に入るように、調製するインキの種類及び混合の比率を調整を繰り返して行う。
また、上述の測定は、作製した保護フィルムをアート紙に重ねて、X−Rite社のEye−One(登録商標)により測定(D65、2度視野、Emissionモード)した。
次に、調製されたインキ102で作製された着色層12を有する保護フィルム1の良品あるいは不良品化の判定は以下のように行う。
作製した保護フィルム1を携帯機器の表示画面(有機ELディスプレイ)に重ね合わせる。この段階においては、保護フィルム1に対して粘着層13が形成されておらず、表示画面と保護フィルム1との間に空気が混入しないように水を挟み、水の表面張力により、表示画面に対して保護フィルム1を装着する。
そして、携帯機器に対して表示画面に白色(R=255、G=255、B=255)を表示させ、X−Rite社のEye−One(登録商標)により、分光放射強度を測定(D65、2度視野、Emissionモード)して、この分光放射強度として測定データを得る。すなわち、図3のテーブルの表示画像における白色点の色相を求めるための測定データを得る。
次に、携帯機器に対して、RGBの各々を単色として、すなわち、R=255、G=0、B=0として赤色を表示画面に表示させ、上述した白色点の測定と同様に、測定した分光放射強度を測定データとして得る。また、R=0、G=255、B=0として緑色を表示画面に表示させ、分光放射強度を測定する。同様に、R=0、G=0、B=255として青色を表示画面に表示させ、分光放射強度を測定する。これにより、上述した白色点の測定と同様に、測定した赤色、緑色及び青色各々の分光放射強度を測定データとして得る。すなわち、図4のテーブルのRGB単色の表示画像の色相を求めるための測定データを得る。
次に、携帯機器に対して、グレー数値として、R=G=B=64、R=G=B=96、R=G=B=127、R=G=B=160、R=G=B=192、R=G=B=244としてグレー数値(グレースケール)各々の表示画像を、表示画面に表示させる。そして、表示した各々のグレー数値の表示画像の分光放射強度を測定する。これにより、上述した白色点の測定と同様に、測定したグレー数値各々の分光放射強度を測定データとして得る。すなわち、図5のテーブルのグレー数値の各々の表示画像の色相を求めるための測定データを得る。
次に、上述したように求めた白色点、RGBの各々の単色、及び複数(本実施形態においては例えば6種類)のグレー数値の表示色の各々の測定データを、XYZ表色系を介して、図3、図4及び図5の各々のテーブルにおけるYxy表色系の色相に変換する。
そして、評価対象の白色点、RGBの各々の単色、及び6種類のグレー数値の各々の色相と、補整目標の色相との差を求める。
この求めた差の合計と予め設定した判定閾値との比較を行い、差の合計が判定閾値以下となった場合、評価対象の保護フィルムを良品とし、一方、差の合計が判定閾値を超えた場合、評価対象の保護フィルムを不良品と判定する。ここで用いる判定閾値は、複数の人間が補整対象の携帯機器の表示画面に表示される白色点の表示画像を鑑賞した際、色味が視認できないとする差を実験により求め、この数値を判定閾値として設定する。したがって、携帯機器ごとに補整する色味が異なり、携帯機器ごとに個々の色味に対応する保護フィルムを作製するため、携帯機器毎に上述した判定閾値を求める実験を行い、携帯機器毎の判定閾値を求める。
図8は、保護フィルムによる補整対象とする色味の色の色相とこの色の反対色の色相との関係を示す図である。図8は、sRGB(D65、2度視野)に対応して作製されたLab表色系のグラフであり、縦軸が色度bを示し、横軸が色度aを示している。
この図8は、すでに説明した色相□と、この色相□を補整目標の色相○に補整する反対色との対応を示している。この図8において、補整対象の色相□の色相をYxy表色系からLab表色系に変換して、補整対象の色相□とし、この色相□に対する反対色の色相を◇で示している。色相□は色味として青味寄りであるため、反対色の色相◇としては色味として赤味寄りの色相となり、この色相◇の保護フィルムを色相□の白色点の表示画像に重ねた場合、色相△となり、図1における補整目標の色相○(a=0.01、b=0.19)に近づく。
図9は、保護フィルムによる補整対象とする色味の色の色相とこの色の反対色の色相との関係を示す図である。図9は、図8と同様に、sRGB(D65、2度視野)に対応して作製されたLab表色系のグラフであり、縦軸が色度bを示し、横軸が色度aを示している。
この図9は、白色点の色相(a=0.01、b=0.19)に対して色味を有する色相□と、この色相□を補整目標の色相に補整する反対色との対応を示している。この図9において、補整対象の色相□の色相をYxy表色系からLab表色系に変換して、補整対象の色相□とし、この色相□に対する反対色の色相を◇で示している。色相□は色味として赤味寄りであるため、反対色の色相◇としては色味として薄水色の色味寄りの色相となり、この色相◇の保護フィルムを色相□の白色点の表示画像に重ねた場合、色相△となり、補整目標の色相(a=0.01、b=0.19)に近づく。
図10は、保護フィルムによる補整対象とする色味の色の色相とこの色の反対色の色相との関係を示す図である。図10は、図8と同様に、sRGB(D65、2度視野)に対応して作製されたLab表色系のグラフであり、縦軸が色度bを示し、横軸が色度aを示している。
この図10は、白色点の色相(a=0.01、b=0.19)に対して色味を有する色相□と、この色相□を補整目標の色相に補整する反対色との対応を示している。この図10において、補整対象の色相□の色相をYxy表色系からLab表色系に変換して、補整対象の色相□とし、この色相□に対する反対色の色相を◇で示している。色相□は色味として緑色の色味寄りであるため、反対色の色相◇としては色味として薄紅色の色味寄りの色相となり、この色相◇の保護フィルムを色相□の白色点の表示画像に重ねた場合、色相△となり、補整目標の色相(a=b=0)に近づく。
図11は、保護フィルムによる補整対象とする色味の色の色相とこの色の反対色の色相との関係を示す図である。図11は、図8と同様に、sRGB(D65、2度視野)に対応して作製されたLab表色系のグラフであり、縦軸が色度bを示し、横軸が色度aを示している。
この図11は、白色点の色相(a=0.01、b=0.19)に対して色味を有する色相□と、この色相□を補整目標の色相に補整する反対色との対応を示している。この図11において、補整対象の色相□の色相をYxy表色系からLab表色系に変換して、補整対象の色相□とし、この色相□に対する反対色の色相を◇で示している。色相□は色味として青味寄りであるため、反対色の色相◇としては色味として薄黄色の色味寄りの色相となり、この色相◇の保護フィルムを色相□の白色点の表示画像に重ねた場合、色相△となり、補整目標の色相(a=0.01、b=0.19)に近づく。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…保護フィルム
2…携帯機器
2A…表示画面
11…基材
12…着色層
13…粘着層
14…UV吸収層
101…版銅
102…インキ
103…ドクター刃
104…フィルム
105…圧銅

Claims (6)

  1. 携帯機器の表示画面に貼着する保護フィルムであり、
    基材と
    前記基材に印刷により形成され、色補整を行う着色層と、
    前記基材を前記表示画面に貼着する粘着層と
    を有することを特徴とする保護フィルム。
  2. 前記着色層が前記基材と前記粘着層との間に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の保護フィルム。
  3. 前記基材の着色層が形成された面と対向する面に紫外線を吸収する紫外線吸収層が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の保護フィルム。
  4. 前記着色層が、
    前記表示画面に表示される表示色の内、補整する色味の反対色に着色されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の保護フィルム。
  5. 前記着色層が所定の版深の厚さによるグラビア印刷で前記基材に形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の保護フィルム。
  6. 携帯機器の表示画面に貼着する保護フィルムの製造方法であり、
    基材の一方の面に対してグラビア印刷により、着色層を形成する過程と、
    前記粘着層上面に対し、前記携帯機器の表示画面に前記基材を貼着する粘着層を形成する過程と
    を含むことを特徴とする保護フィルムの製造方法。
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