JP2014059395A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】見易く視域の広い小型の表示装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、画像投影部と、光学部と、を含む表示装置が提供される。前記画像投影部は、画像情報を含むレーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光を走査する走査部と、を含む。前記光学部は、反射部を含む。前記反射部は、互いに積層された複数のハーフミラーを含む。前記走査されたレーザ光は前記複数のハーフミラーに順次入射し、前記複数のハーフミラーのそれぞれで反射して生じた複数の前記反射レーザ光のそれぞれは互いに異なる複数の点のそれぞれを通過する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、表示装置に関する。
使用者の頭部に装着して使用者にが画像を見ることができるヘッドマウントディスプレイ(HMD)が開発されている。HMDを実用化する上で、装置の小型化が重要である。
一方、HMDにおいて見易いことも重要である。このために、目の水晶体のピント調節を不要としてマクスウェル視を利用する方式がある。しかしながら、マクスウェル視においては、表示像を見ることが可能なポイント(視域)が非常に狭い。これに対して、マクスウェル視の光学系中に複数のピンホールを設け、そのピンホールにより複数の位置に光の収束点を形成する方法がある。しかしこの方法では、装置の小型化が困難である。
特開2004−157173号公報
本発明の実施形態は、見易く視域の広い小型の表示装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、画像投影部と、光学部と、を含む表示装置が提供される。前記画像投影部は、画像情報を含むレーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光を走査する走査部と、を含む。前記光学部は、反射部を含む。前記反射部は、互いに積層された複数のハーフミラーを含む。前記走査されたレーザ光は前記複数のハーフミラーに順次入射し、前記複数のハーフミラーのそれぞれで反射して生じた複数の前記反射レーザ光のそれぞれは互いに異なる複数の点のそれぞれを通過する。
第1の実施形態に係る表示装置を示す模式的平面図である。 第1の実施形態に係る表示装置を示す模式的斜視図である。 第1の実施形態に係る表示装置の動作を示す模式的平面図である。 第1の実施形態に係る表示装置を示す模式的断面図である。 第1の実施形態に係る表示装置の一部を示す模式図である。 第2の実施形態に係る表示装置の一部を示す模式的平面図である。 ハーフミラーの特性を示すグラフ図である。 第2の実施形態に係る表示装置の動作を示すグラフ図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る表示装置の構成を例示する模式的平面図である。
図2は、第1の実施形態に係る表示装置の構成を例示する模式的斜視図である。
図2に表したように、本実施形態に係る表示装置110は、画像投影部25と、光学部50と、を含む。
画像投影部25は、レーザ光源10と、走査部20と、を含む。レーザ光源10は、画像情報を含むレーザ光を出射する。走査部20は、レーザ光源10から出射されたレーザ光を走査する。走査部20においては、ラスター方式でレーザ光を走査する。画像投影部25の例については後述する。
光学部50は、反射部30を含む。この例では、光学部50は、光学素子部40をさらに含む。反射部30は、互いに積層された複数のハーフミラー30Mを含む。
画像投影部25から出射した走査されたレーザ光18は、複数のハーフミラー30Mに入射する。複数のハーフミラー30Mで反射した走査されたレーザ光18は、表示装置110の使用者85の目80(具体的には瞳81)に入射する。
使用者85は、レーザ光18に含まれる画像情報を見る。表示装置110は、例えばヘッドマウント型の表示装置である。表示装置110は、例えば、透過型単眼のHMDである。使用者85は、反射部30で反射した、走査されたレーザ光18による画像と、反射部30を通過した背景像(実景像)と、を見る。表示された画像は、背景像に重なって見える。
この例では、保持部60がさらに設けられている。保持部60は、画像投影部25と光学部50とを保持する。例えば、保持部60は、使用者85の頭部の右側部分(例えば右側の耳の近傍)に接するように設計された右側保持部材61と、使用者85の頭部の左側部分(例えば左側の耳の近傍)に接するように設計された左側保持部材62と、を有する。これにより、保持部60は、光学部50と、使用者85の目80と、の間の空間的配置を規定する。
保持部60により、複数のハーフミラー30Mで反射したレーザ光18が、目80に安定して入射し、安定した表示を可能にする。
表示装置110において、複数のハーフミラー30Mで反射したレーザ光18の進行方向をZ軸方向とする。Z軸方向は、走査されたレーザ光18のうちの画像の中心部に対応するレーザ光18が、ハーフミラー30Mで反射して形成される光の進行方向に対応する。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向とX軸方向とに対して垂直な方向をY軸方向とする。Z軸方向は、使用者85からみて、前から後ろに向かう方向である。X軸方向は、例えば左右方向である。Y軸方向は、例えば上下方向である。
図1は、画像投影部25及び光学部50に関するX−Z平面図である。
図1に表したように、画像投影部25には、光ファイバ15と、ファイバガイド16と、光源側レンズ17と、をさらに含む。光ファイバ15は、レーザ光源10から出射したレーザ光18oを走査部20に向けて導く。光ファイバ15中を導かれたレーザ光18oは、ファイバガイド16から出射する。ファイバガイド16を通過したレーザ光18oは、光源側レンズ17に入射する。光源側レンズ17は、レーザ光18oをコリメートする。光源側レンズ17は、例えば、画像のピントの調整用に用いられる。
光源側レンズ17を出射したレーザ光18が、走査部20に入射する。走査部20には、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスが用いられる。
光学部50の光学素子部40は、例えば、レンズ部41と、反射鏡43と、筐体44と、を含む。筐体44は、レンズ部41及び反射鏡43を保持している。この例では、筐体44は、画像投影部25及び反射部30をさらに保持している。レンズ部41は、第1レンズ41aと第2レンズ41bとを含む。
画像投影部25の走査部20から出射した走査されたレーザ光18は、走査の方向に従って一定の角度の範囲を進行する。レーザ光18は、反射鏡43に斜めに入射し、反射して方向が変えられたレーザ光18は、第1レンズ41aに入射する。第1レンズ41aにより、走査されたレーザ光18のそれぞれは、互いに実質的に平行にされる。第1レンズ41aを通過したレーザ光18は、第2レンズ41bに入射する。第2レンズ41bを通過した、走査されたレーザ光18は、集まりつつ、反射部30の入射面30Iに入射する。
反射部30は、互いに積層された複数のハーフミラー30Mを含む。この例では、反射部30の複数のハーフミラー30Mは、第1〜第n(nは2以上の整数)ハーフミラーを有する。第i(iは1以上n未満の整数)ハーフミラー30Mは、第(i+1)ハーフミラー30Mi+1の入射面30Iの側に配置される。
この例では、反射部30の複数のハーフミラー30Mは、4つのハーフミラー30M(すなわち、第1〜第4ハーフミラー31〜34)を含む。入射面30Iから、第1ハーフミラー31、第2ハーフミラー32、第3ハーフミラー33及び第4ハーフミラー34の順で積層される。
実施形態において、複数のハーフミラー30Mの数(すなわち、上記のn)は、任意である。以下では、nが4である例について説明する。
走査されたレーザ光18は、複数のハーフミラー30Mに順次入射する。複数のハーフミラー30Mのそれぞれで反射して生じた複数の反射レーザ光Lrのそれぞれは、互いに異なる複数の点70を通過する。
図1においては、図を見やすくするために、第1ハーフミラー31で生じた第1反射レーザ光Lr1と、第4ハーフミラー34で生じた第4反射レーザ光Lr4と、が図示されている。第1反射レーザ光Lr1は、走査されたレーザ光18によって生じたものであり、第1反射レーザ光Lr1も走査されている。走査された第1反射レーザ光Lr1が、第1点71を通過する。第4反射レーザ光Lr4も、走査されたレーザ光18によって生じたものであり、第4反射レーザ光Lr4も走査されている。走査された第4反射レーザ光Lr4は、第1点71とは異なる第4点74を通過する。
もし、ハーフミラーが1つである場合(例えば第1ハーフミラー31だけが設けられる場合)には、走査されたレーザ光18から、第1ハーフミラー31で反射した第1反射レーザ光Lr1だけが生じる。走査された第1反射レーザ光Lr1は、第1点71を通過するため、使用者85の目80の瞳81が、第1点71を通過した光が入射する位置にあるときには、使用者85は画像を見ることができる。しかしながら、瞳81が、第1点71を通過した光が入射する位置から外れた場合には、使用者85は、画像を見ることができない。このため、使用者85が画像を見ることができる範囲(視域)は、第1点71の近傍に限られ、狭い。
これに対して、実施形態においては、複数のハーフミラー30Mが設けられるため、走査された反射レーザ光Lrは、互いに異なる複数の点70を通過する。このため、使用者は、複数の点70の近傍のそれぞれで、画像を見ることができ、実用的な視域が拡大する。実施形態においては、複数のハーフミラー30Mにより、走査されたレーザ光18が通過する(集まる)点70が増える。
表示装置110においては、画像を含む走査されたレーザ光18は、1つの点(例えば複数の点70のいずれか)を通過する。目80の瞳81の位置(Z軸方向における位置)が、その点に近い場合、目80の水晶体のピント調節が不要の表示が可能である。すなわち、表示装置110は、例えば、実質的にマクスウェル視による表示を提供する。
また、表示装置110においては、レーザ光源10と走査部20とを用いたレーザ走査型である。このため、装置が小型で軽量である。
このように、実施形態によれば、実質的にピント調整を不要とするため見易く、視域の広い、小型の表示装置が提供できる。
実施形態においては、保持部60は、走査された反射レーザ光Lrが通過する複数の点70と、使用者85の目80と、の間の空間的配置を規定する。これにより、目80と複数の点70との位置関係が定まり、安定した視域の広い表示が可能になる。
図3は、第1の実施形態に係る表示装置の動作を例示する模式的平面図である。
図3に表したように、走査部20は、画像の一方の端に対応する第1位置Paと、画像の他方の端に対応する第2位置Pbと、の間において、レーザ光18を走査する。第1位置Paと第2位置Pbとの間に、中央位置Pcが配置される。この例では、説明を簡単にするために、第1位置Pa、第2位置Pb及び中央位置Pcに関して、反射鏡43上の位置が示されている。ただし、第1位置Pa、第2位置Pb及び中央位置Pcは、空間上の任意の位置で良い。第1時刻においては、走査部20は、レーザ光18を走査して、第1位置Paに入射する第1走査レーザ光18aを生じさせる。第2時刻においては、走査部20は、レーザ光18を走査して、第2位置Pbに入射する第2走査レーザ光18bを生じさせる。第1時刻と第2時刻との間の第3時刻においては、走査部20は、中央位置Pcに入射する第3走査レーザ光18cを生じさせる。
走査部20から出射した時には、第1走査レーザ光18aと第2走査レーザ光18bとは,互いに非平行である。第1〜第3走査レーザ光18a〜18cは、反射鏡43で反射し、第1レンズ41aに入射して互いに平行化される。平行化された第1〜第3走査レーザ光18a〜18cが、第2レンズ41bを通過すると、第1〜第3走査レーザ光18a〜18cは、互いに非平行になる。
走査されたレーザ光18(第1〜第3走査レーザ光18a〜18c)は、複数のハーフミラー30Mに順次入射する。すなわち、レーザ光18は、第iハーフミラー30Mに入射した後に、第(i+1)ハーフミラー30Mi+1に入射する。
例えば、走査されたレーザ光18は第1ハーフミラー31に入射する。第1ハーフミラー31に入射した走査されたレーザ光18の一部は、第1ハーフミラー31で反射して第1反射レーザ光Lr1を生じる。
第1ハーフミラー31に入射した、走査されたレーザ光18の他の一部は、第1ハーフミラー31を通過して、第2ハーフミラー32に入射する。第2ハーフミラー32に入射した走査されたレーザ光18の上記の他の一部は、第2ハーフミラー32で反射して、第2反射レーザ光Lrを生じる。
このように、走査されたレーザ光18は、複数のハーフミラー30M(例えば第1〜第4ハーフミラー31〜34)のそれぞれで反射して、複数の反射レーザ光Lr(例えば第1〜第4反射レーザ光Lr1〜Lr4)が生じる。
複数の反射レーザ光Lrのそれぞれは、走査されたレーザ光18(第1〜第3走査レーザ光18a〜18c等)に基づいている。複数の反射レーザ光Lrのそれぞれにおいて、第1〜第3走査レーザ光18a〜18cが1つの点70を通過する。点70は、例えば、集光点(視点)である。この例では、複数の反射レーザ光Lrのそれぞれが、複数の点70のそれぞれ(この例では、第1〜第4点71〜74)を通過する。
これらの複数の点70(第1〜第4点71〜74)に対応する位置に、瞳81が位置するときに、使用者85は、走査されたレーザ光18により形成される画像を見ることができる。第1〜第4点71〜74、または、それらの近傍の位置で、画像を見ることができ、実用的な視域が拡大する。
目80の瞳81の位置と、点70の位置と、は互いに一致することが好ましい。すなわち、目80の瞳81と、点70と、の距離Lzは、ほぼ0mmであることが望ましい。例えば、本実施形態においては、距離Lzの絶対値が10mm以下であれば、水晶体のピント調節が不要の表示(例えば、実質的にマクスウェル視)が提供できる。瞳81と点70との距離Lzの絶対値は、例えば、0mm以上11mm以下であることが好ましい。瞳81と点70との距離Lzの絶対値は、例えば、0mm以上9mm以下であることがより好ましい。すなわち、瞳81と点70との距離Lzの絶対値は、0mm以上略10mm以下である。
このように、実施形態によれば、実質的にピント調整を不要とするため見易く、視域の広い、小型の表示装置が提供できる。
本実施形態においては、光学素子部40に、第1レンズ41aと第2レンズ41bとを含むレンズ部41が設けられている。この様なレンズ部41により、走査の方向に従って一定の角度の範囲を進行する光の軸が、平行にされる。すなわち、走査部20は、画像の一方の端に対応する第1位置Paと、画像の他方の端に対応する第2位置Pbと、の間において、レーザ光18を走査する。レンズ部41は、第1位置Paに走査されたレーザ光18の進行方向を、第2位置Pbに走査されたレーザ光18の進行方向に対して平行にする。このように、走査されたレーザ光18の進行方向を平行化することで、第1レンズ41aと第2レンズ41bとの間の距離を変更しても、反射部30に入射するレーザ光18の特性は変化しない。このようなレンズ部41を設けることで、装置の設計が容易になる。レンズ部41は、例えば、テレセントリック光学系である。
第1レンズ41aの焦点距離は、例えば、第2レンズ41bの焦点距離と同じである。これにより、レーザ光18の平行化が可能になる。レンズの焦点距離により、画角が定まる。実施形態において、画角は、例えば、±5度以上±20度以下(例えば±10.3度)である。
図4は、第1の実施形態に係る表示装置の構成を例示する模式的断面図である。
図4は、反射部30の構成の例を示している。
図4に表したように、複数のハーフミラー30Mのそれぞれは、反射透過膜30aと、反射抑制膜30b(反射防止膜)と、を含むことができる。この例では、複数のハーフミラー30Mのそれぞれは、基板30cをさらに含む。
反射透過膜30aは、走査されたレーザ光18の一部を透過し、走査されたレーザ光18の他の一部を反射する。反射抑制膜30bは、反射透過膜30aと積層される。基板30cは、反射透過膜30aと反射抑制膜30bとの間に配置され、レーザ光18を透過する。
例えば、第1ハーフミラー31は、走査されたレーザ光18の一部を透過し、走査されたレーザ光18の他の一部を反射する第1反射透過膜31aと、第1反射透過膜31aと積層された第1反射抑制膜31bと、第1反射透過膜31aと第1反射抑制膜31bとの間に配置されレーザ光18を透過する第1基板31cと、を含む。
第2ハーフミラー32は、走査されたレーザ光18の一部を透過し、走査されたレーザ光18の他の一部を反射する第2反射透過膜32aと、第2反射透過膜32aと積層された第2反射抑制膜32bと、第2反射透過膜32aと第2反射抑制膜32bとの間に配置されレーザ光18を透過する第2基板32cと、を含む。
同様に、第3ハーフミラー33は、第3反射透過膜33aと、第3反射抑制膜33bと、第3基板33cと、を含む。第4ハーフミラー34は、第4反射透過膜34aと、第4反射抑制膜34bと、第4基板34cと、を含む。
上記の第1〜第4反射透過膜31a〜34aにより、走査されたレーザ光18が反射し、反射した走査されたレーザ光18が、第1〜第4点71〜74のそれぞれを通過する。
第1〜第4反射抑制膜31b〜34bにより、第1〜第4基板31c〜34cの裏面(第1〜第4反射透過膜31a〜34aとは反対側の面)における不要な反射が抑制できる。
基板には、例えば、ガラス基板や透明な樹脂などが用いられる。基板の1つの辺の長さは、例えば、20mm以上40mm以下(例えば30mm)である。基板の別の辺の長さは、例えば、30mm以上50mm以下(例えば40mm)である。基板の厚さは、例えば、0.2mm以上0.7mm以下(例えば0.5mm)である。
反射透過膜30aには、例えば、金属の薄膜が用いられる。金属には例えば、アルミニウム及び銀の少なくともいずれかなどが用いられる。金属の薄膜の厚さは、例えば0.01マイクロメートル(μm)以上0.2μm以下である。
反射抑制膜30bには、例えば、金属酸化物膜の積層膜、または、フッ化物膜の積層膜、金属酸化物膜及びフッ化物膜を含む積層膜などが用いられる。
複数のハーフミラー30Mは、平面である。複数のハーフミラー30Mのそれぞれの反射面は、互いに平行である。これにより、画像の歪みなどが抑制された状態で、レーザ光18が複数の点70を通過できる。
この例では、複数のハーフミラー30Mどうしの間に、それらの距離を定めるスペーサ38が設けられている。これにより、複数のハーフミラー30Mの間に、間隙部39が形成される。すなわち、反射部30は、複数のハーフミラー30Mどうしの間に設けられた間隙部39をさらに含むことができる。間隙部39の屈折率は、複数のハーフミラー30Mの屈折率よりも低い。間隙部39を設けることで、複数のハーフミラー30Mによる、互いに異なる反射光(上記の第1〜第3反射レーザ光Lr1〜Lr4など)が得られる。
間隙部39は、例えば空気層である。この他、間隙部39には、屈折率が低い樹脂層などを用いることができる。
ハーフミラー30Mに反射透過膜30a(例えば第1〜第4反射透過膜31a〜34a)が設けられる場合、ハーフミラー30Mの反射面は、実質的に反射透過膜30a(例えば第1〜第4反射透過膜31a〜34a)である。
複数のハーフミラー30Mのうちの最近接の2つのうちの一方のハーフミラーの反射面と、複数のハーフミラー30Mのうちの最近接の上記の2つのうちの他方のハーフミラー30Mの反射面と、の間の、複数のハーフミラー30Mの積層方向30sに沿った距離は、例えば、1.3mm以上4mm以下である。
例えば、第1ハーフミラー31と第2ハーフミラー32との間の積層方向30sに沿った第1距離t1、第2ハーフミラー32と第3ハーフミラー33との間の積層方向30sに沿った第2距離t2、及び、第3ハーフミラー33と第4ハーフミラー34との間の積層方向30sに沿った第3距離t3は、例えば、1.5mm以上4.0mm以下である。
例えば、反射部30の入射面30Iに45度の入射角で、レーザ光18が入射する場合、複数の点70どうしの距離は、上記の距離の約1.4倍の距離である。上記の距離が、1.5mm以上4.0mm以下のときには、複数の点70どうしの距離は、2.1mm以上5.6mm以下となる。
目80の瞳孔(瞳81)の径(直径)は、約1.5mm以上である。一方、目80の瞳81の位置(例えば中心の位置)は、例えば、使用者85の視線の変化などに応じて、約5mmの距離で動く。上記の距離を1.5mm以上4.0mm以下にすることで、視線の変化に対応でき、かつ、実質的なマクスウェル視の光を瞳孔に適切に入射されることができる。
また、第1〜第3距離t1〜t3は、例えば、2.5mm以上3.5mm以下であることがさらに望ましい。
実施形態において、レーザ光(レーザ光18oまたはレーザ光18)の径は、小さい。例えば、反射部30に入射したときのレーザ光18のスポットの径は、100μm以上800μm以下である。小さい径のレーザ光18を用いることで、画像の解像度が上がる。
実施形態において、レーザ光(レーザ光18oまたはレーザ光18)は、実質的に平行なビームである。これにより、簡単な光学系により、実質的なマクスウェル視の表示が実現できる。画像投影部25から出射されたときの走査されたレーザ光18のビームの広がり角度は、例えば、プラスマイナス5度以下である。
第1ハーフミラー31による第1反射レーザ光Lr1は、他のハーフミラー30Mを通過しない。これに対して、第2ハーフミラー32による第2反射レーザ光Lr2は、第1ハーフミラー31を通過するため、損失が生じる。もし、第2ハーフミラー32の反射率を第1ハーフミラー31の反射率と同じにすると、第2ハーフミラー32による第2反射レーザ光Lr2による画像は、第1ハーフミラー31による第1反射レーザ光Lr1による画像よりも暗くなる。
これを補償するように、複数のハーフミラー30Mのそれぞれの反射率を調整することが好ましい。すなわち、実施形態において、反射部30における複数のハーフミラー30Mのそれぞれの反射率を異ならせることが好ましい。例えば、第1ハーフミラー31の反射率は、第2ハーフミラー32の反射率よりも低く設定する。これにより、第2ハーフミラー32による第2反射レーザ光Lr2の明るさと、第1ハーフミラー31による第1反射レーザ光Lr1の明るさと、の差が縮小できる。
例えば、複数のハーフミラー30Mが第1〜第n(nは2以上の整数)ハーフミラーを有し、第i(iは1以上n未満の整数)ハーフミラー30Mが、第(i+1)ハーフミラー30Mi+1の入射面30Iの側に配置されるとする。このとき、第iハーフミラー30Mの反射率Rは、第(i+1)ハーフミラー30Mi+1の反射率Ri+1よりも低く設定する。これにより、反射レーザ光Lrどうしの明るさの差が縮小できる。
例えば、第iハーフミラー30Mの反射率R、第iハーフミラー30Mの吸収率A、及び、第(i+1)ハーフミラー30Mi+1の反射率Ri+1は、Ri+1が、R/A (1−R)と等しくなるように設定する。反射レーザ光Lrどうしの明るさが同じになる。この条件に対して、20%の誤差を許容することができ、この場合には、

/A (1−R)×0.8 < Ri+1 < R/A (1−R)×1.2
の関係を満たすことが好ましい。
これにより、複数の点70における画像の明るさの差が小さくなり、見易い表示が可能になる。
例えば、第1ハーフミラー31の反射率Rは、0.07とする。第2ハーフミラー32の反射率Rは、0.082とする。第3ハーフミラー33の反射率Rは、0.102とする。第4ハーフミラー34の反射率Rは、0.147とする。これにより、第1〜第4ハーフミラー31〜34による第1〜第4反射レーザ光Lr1〜Lr4の強度は、互いに実質的に等しくなる。
ただし、標準的な視点として、いずれかの点70を定め、それ以外は補助的な視点とすることもでき、この場合には、上記の式とは異なる条件で、複数のハーフミラー30Mのそれぞれの反射率を設定しても良い。
実施形態において、反射透過膜30aの厚さは、100ナノメートル以上150ナノメートル以下であることが好ましい。反射透過膜30aの厚さが上記の範囲を超えると、反射透過膜30aの反射率の波長依存性(波長分散)が大きくなる。上記の厚さに設定することで、波長分散が抑制でき、より見易い表示が実現できる。
図5は、第1の実施形態に係る表示装置の一部の構成を例示する模式図である。
図5に表したように、画像投影部25のレーザ光源10として、例えば、赤色の波長のレーザ光を出射する第1レーザ素子11と、緑色の波長のレーザ光を出射する第2レーザ素子12と、青色の波長のレーザ光を出射する第3レーザ素子13と、を用いることができる。
画像投影部25は、光ファイバ15、ファイバガイド16及び光源側レンズ17に加えて、コンバイナ14をさらに含むことができる。コンバイナ14に、第1〜第3レーザ素子11〜13から出射したレーザ光が入射し、それらのレーザ光が混合される。
実施形態において、光ファイバ15には、レーザ光源10から出射したレーザ光の偏光状態を維持してレーザ光を走査部20に入射させる光ファイバを用いることが好ましい。このような光ファイバとして、例えば、偏波保持ファイバ(PMF:Polarization Maintaining Fiber)、または、PANDA(Polarization-maintaining AND Absorption-reducing)ファイバを用いることができる。このようなファイバを用いることで、光ファイバ15のファイバの曲がりが光学特性に与える影響を抑制でき、より見易い表示を提供できる。
(第2の実施形態)
本実施形態に係る表示装置も、画像投影部25と、光学部50と、を含む。これらの構成には、表示装置110に関して説明した構成を適用できる。本実施形態においては、画像投影部25の動作が、表示装置110における画像投影部25の動作とは異なる。
図6は、第2の実施形態に係る表示装置の一部の構成を例示する模式的平面図である。 図6に表したように、本実施形態に係る表示装置111においても、第2レンズ41bと反射部30とが設けられる。
表示装置111において、例えば、画像の一方の端の第1位置Paに対応する第1走査レーザ光18aと、画像の他方の端の第2位置Pbに対応する第2走査レーザ光18bと、それらの間の中間位置に対応する中央位置Pcに対応する第3走査レーザ光18cと、が、反射部30に入射する。
反射部30に入射する時において、第1〜第3走査レーザ光18a〜18cは、互いに非平行である。このため、第1〜第3走査レーザ光18a〜18cの、反射部30に入射するときのそれぞれの角度(入射角)は、互いに異なる。ここで、入射角は、反射部30の入射面30Iの法線を基準とした時の角度である。
すなわち、第1〜第3走査レーザ光18a〜18cは、それぞれ異なる第1〜第3入射角θ1〜θ3で、入射面30Iに入射する。例えば、θ2<θ3<θ1である。
ここで、複数のハーフミラー30Mの反射面(例えば、第1〜第4反射透過膜31a〜34aの主面)は、互いに平行であり、入射面30Iに対して平行である。入射面30Iは、第1反射透過膜31aの主面に対応する。
複数のハーフミラー30Mの反射面(例えば、第1〜第4反射透過膜31a〜34aの主面)における反射率は、入射角に依存する。
図7は、ハーフミラーの特性を例示するグラフ図である。
図7は、ハーフミラー30Mへの光の入射角θと、ハーフミラー30Mの反射率Rと、の関係の例を示す。この例では、ハーフミラー30Mの反射透過膜30a(第1〜第4反射透過膜31a〜34a)として、金属(この例ではアルミニウム)の薄膜が用いられている。図7には、光の波長が、450ナノメートル(nm)、531nmまたは648nmの時の特性が示されている。
図7に表したように、波長がいずれの場合も、入射角θが大きいと反射率Rが高い例えば、入射角θが35度のときは反射率Rは4%であり、入射角θが45度のときは反射率Rは4.5%であり、入射角θが55度のときは反射率Rは6%である。
もし、走査されたレーザ光18の反射部30への入射角θによらず、レーザ光18の強度を一定にすると、入射角θによって、得られる反射光の強度が変化する。例えば、入射角θが大きい、画像の一方の部分では画像が明るく、入射角θが小さい、画像の他方の端では画像が暗くなることが生じる。
本実施形態に係る表示装置においては、入射角θと反射率Rとの関係を補償するように、走査されたレーザ光18の強度を制御する。
図8は、第2の実施形態に係る表示装置の動作を例示するグラフ図である。
図8の横軸は、走査されたレーザ光18が、反射部30に入射するときの入射角θであり、縦軸は、走査されたレーザ光18の強度Int(相対値)である。
図8に表したように、本実施形態においては、入射角θが大きいときには、レーザ光18の強度を低くし、入射角θが小さいときには、レーザ光18の強度を高くする。すなわち、走査されたレーザ光18が反射部30に第1入射角θ1で入射するときの、走査されたレーザ光の第1強度I1は、走査されたレーザ光18が反射部30に第1入射角θ1よりも小さい第2入射角θ2で入射するときの走査されたレーザ光18の第2強度I2よりも低い。例えば、図7に例示した特性を近似補正した式を用いて、レーザ光18の強度(輝度)補正を行う。
このように、本実施形態においては、走査されたレーザ光18の強度は、走査されたレーザ光18の進行方向に応じて、変更される。これにより、入射角θによる反射率Rの変化を補償し、画面内でより均一化された表示を提供できる。
HMDにおいて、水晶体のピント調節を不要とするマクスウェル視を利用する方式がある。マクスウェル視は見えるポイントが非常に限られ、実用的には、見難い。視域を拡大するために、表示部に液晶パネルを使用し、ピンホールを複数設ける方式があるが、この場合は、パネルの面積分の光路を必要とするため、装置が大きくなる。
一方、レーザ光をMEMSミラーなどでラスタースキャンさせる網膜直描方式の表示祖装置は、小型化に有効である。しかしながら、この場合は、各画素に相当する光は、直進性を持つので、視域を拡大するために複数ピンホールを設ける手法は適用できない。
実施形態に係る表示装置の画像投影部25には、例えば、RGBのレーザ光源10と、レーザ光源10から出射されたレーザ光をラスタースキャンし、画像を形成するためのX軸方向及びY軸方向のMEMSミラー(走査部20)と、が設けられる。光学部50には、例えば、MEMSミラーにより走査されたレーザ光18の画像を折り返すミラー(反射鏡43)と、ミラーで反射された光を平行光としてリレーするためのテレセントリック光学系(レンズ部41)を含む光学素子部40と、その画像を目80に向けて折り返すための反射部30(複数のハーフミラー30M)と、が設けられる。
実施形態に係る表示装置は、例えば、マクスウェル視光学系であり、レーザ光源10から出射され走査されたレーザ光18が直進光であるため、目80の直前の集光点(点70)の近傍において、画像を観察する。
表示装置110においては、複数のハーフミラー30Mが設けられるため、それらに対応して、複数の集光点(点70)が形成できる。これにより、複数の集光点(点70)の近傍において、画像を観察することができる。
実施形態によれば、見易く視域の広い小型の表示装置が提供できる。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれは良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、表示装置に含まれる画像投影部、レーザ光源、走査部、光学部、反射部、反射透過膜、反射抑制膜、基板、スペーサ、光学素子部、反射鏡、レンズ部、第1レンズ及び第2レンズなどの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した表示装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての表示装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…レーザ光源、 11〜13…第1〜第3レーザ素子、 14…コンバイナ、 15…光ファイバ、 16…ファイバガイド、 17…光源側レンズ、 18…レーザ光、 18a〜18c…第1〜第3走査レーザ光、 18o…レーザ光、 20…走査部、 25…画像投影部、 30…反射部、 30I…入射面、 30M…ハーフミラー、 30a…反射透過膜、 30b…反射抑制膜、 30c…基板、 30s…積層方向、 31…第1ハーフミラー、 31a…第1反射透過膜、 31b…第1反射抑制膜、 31c…第1基板、 32…第2ハーフミラー、 32a…第2反射透過膜、 32b…第2反射抑制膜、 32c…第2基板、 33…第3ハーフミラー、 33a…第3反射透過膜、 33b…第3反射抑制膜、 33c…第3基板、 34…第4ハーフミラー、 34a…第4反射透過膜、 34b…第4反射抑制膜、 34c…第4基板、 38…スペーサ、 39…間隙部、 40…光学素子部、 41…レンズ部、 41a…第1レンズ、 41b…第2レンズ、 43…反射鏡、 44…筐体、 50…光学部、 60…保持部、 61…右側保持部材、 62…左側保持部材、 70…点、 71〜74…第1〜第4点、 80…目、 81…瞳、 85…使用者、 θ…入射角、 θ1〜θ3…第1〜第3入射角、 110、111…表示装置、 I1、I2…第1、第2強度、 Int…強度、 Lr…反射レーザ光、 Lr1〜Lr4…第1〜第4反射レーザ光、 Lz…距離、 Pa…第1位置、 Pb…第2位置、 Pc…中央位置、 t1〜t3…第1〜第3距離

Claims (20)

  1. 画像情報を含むレーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光を走査する走査部と、を含む画像投影部と、
    互いに積層された複数のハーフミラーを含む反射部を含む光学部であって、前記走査されたレーザ光は前記複数のハーフミラーに順次入射し、前記複数のハーフミラーのそれぞれで反射して生じた複数の前記反射レーザ光のそれぞれは互いに異なる複数の点のそれぞれを通過する光学部と、
    を備えた表示装置。
  2. 前記画像投影部と前記光学部とを保持し、前記点と、使用者の目と、の間の空間的配置を規定する保持部をさらに備えた請求項1記載の表示装置。
  3. 前記目の瞳と前記点との距離は、0ミリメートル以上、略10ミリメートル以下である請求項2記載の表示装置。
  4. 前記反射部は、前記走査されたレーザ光が入射する入射面を有し、
    前記複数のハーフミラーは、第1ハーフミラーと、第2ハーフミラーと、を含み、前記第1ハーフミラーは、前記第2ハーフミラーの前記入射面の側に配置され、
    前記第1ハーフミラーの反射率は、前記第2ハーフミラーの反射率よりも低い請求項1〜3のいずれか1つに記載の表示装置。
  5. 前記反射部は、前記走査されたレーザ光が入射する入射面を有し、
    前記複数のハーフミラーは、第1〜第n(nは2以上の整数)ハーフミラーを有し、
    第i(iは1以上n未満の整数)ハーフミラーは、第(i+1)ハーフミラーの前記入射面の側に配置され、
    前記第iハーフミラーの反射率Rは、前記第(i+1)ハーフミラーの反射率Ri+1よりも低い請求項1〜3のいずれか1つに記載の表示装置。
  6. 前記反射部は、前記レーザ光が入射する入射面を有し、
    前記複数のハーフミラーは、第1〜第n(nは2以上の整数)ハーフミラーを有し、
    第i(iは1以上n未満の整数)ハーフミラーは、第(i+1)ハーフミラーの前記入射面の側に配置され、
    前記第iハーフミラーの反射率R、前記第iハーフミラーの吸収率A、及び、前記第(i+1)ハーフミラーの反射率Ri+1は、
    /A (1−R×0.8 < Ri+1 < R/A (1−R×1.2
    の関係を満たす請求項1〜3のいずれか1つに記載の表示装置。
  7. 前記複数のハーフミラーのうちの最近接の2つのうちの一方のハーフミラーの反射面と、前記複数のハーフミラーのうちの最近接の前記2つのうちの他方のハーフミラーの反射面と、の間の、前記複数のハーフミラーの積層方向に沿った距離は、1.5mm以上4.0mm以下である請求項1〜6のいずれか1つに記載の表示装置。
  8. 前記複数のハーフミラーのうちの最近接の2つのうちの一方のハーフミラーの反射面と、前記複数のハーフミラーのうちの最近接の前記2つのうちの他方のハーフミラーの反射面と、の間の、前記複数のハーフミラーの積層方向に沿った距離は、2.5mm以上3.5mm以下である請求項1〜6のいずれか1つに記載の表示装置。
  9. 前記複数のハーフミラーは、平面である請求項1〜8のいずれか1つに記載の表示装置。
  10. 前記複数のハーフミラーのそれぞれは、
    前記走査されたレーザ光の一部を透過し、前記走査されたレーザ光の他の一部を反射する反射透過膜と、
    前記反射透過膜と積層された反射抑制膜と、
    を含む請求項1〜9のいずれか1つに記載の表示装置。
  11. 前記複数のハーフミラーのそれぞれは、前記レーザ光を透過する基板をさらに含み、
    前記基板は、前記反射透過膜と前記反射抑制膜との間に配置される請求項10記載の表示装置。
  12. 前記反射透過膜の厚さは、10ナノメートル以上200ナノメートル以下である請求項10または11記載の表示装置。
  13. 前記走査されたレーザ光の強度は、前記走査されたレーザ光の進行方向に応じて、変更される請求項1〜12のいずれか1つに記載の表示装置。
  14. 前記走査されたレーザ光が前記反射部に第1入射角で入射するときの前記走査されたレーザ光の第1強度は、前記走査されたレーザ光が前記反射部に前記第1入射角よりも小さい第2入射角で入射するときの前記走査されたレーザ光の第2強度よりも低い請求項1〜12のいずれか1つに記載の表示装置。
  15. 前記画像投影部は、前記レーザ光源から出射した前記レーザ光の偏光状態を維持して前記レーザ光を前記走査部に入射させる光ファイバをさらに含む請求項1〜14のいずれか1に記載の表示装置。
  16. 前記画像投影部から出射されたときの前記走査されたレーザ光のビームの広がり角度は、プラスマイナス5度以下である請求項1〜15のいずれか1つに記載の表示装置。
  17. 前記反射部に入射したときの前記レーザ光のスポットの径は、100マイクロメートル以上800マイクロメートル以下である請求項1〜16のいずれか1つに記載の表示装置。
  18. 前記走査部は、画像の一方の端に対応する第1位置と、前記画像の他方の端に対応する第2位置と、の間において、前記レーザ光を走査し、
    前記光学部は、前記第1位置に走査された前記レーザ光の進行方向を、前記第2位置に走査された前記レーザ光の進行方向に対して平行にするレンズ部をさらに含む請求項1〜17のいずれか1つに記載の表示装置。
  19. 前記反射部は、前記複数のハーフミラーどうしの間に設けられ前記ハーフミラーの屈折率よりも低い屈折率を有する間隙部をさらに含む請求項1〜18のいずれか1つに記載の表示装置。
  20. 前記間隙部は、空気層である請求項19記載の表示装置。
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