JP2014059166A - 壁埋め込み型計測モジュール及びこれを備えた計測システム - Google Patents

壁埋め込み型計測モジュール及びこれを備えた計測システム Download PDF

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雄一 濱田
明 煌 ▲曾▼
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Abstract

【課題】壁面に必要な設置面積を小さくしつつ、利便性に優れた計測モジュール及びこれを備えた計測システムを提供する。
【解決手段】計測モジュール6は、電源線に接続される電源端子64と、コンセント4に接続されて該コンセント4に電力を供給する接続端子65と、電気機器に供給される電力に関する値を計測する計測部及び計測部で計測された計測データを受信モジュールに伝送する通信部が設けられた回路基板61と、回路基板61を収容する筐体41とを備える。接続端子65は、コンセント4の奥側から接続穴に挿入されるように形成される。そして、ペアリングを行うための操作スイッチ75、及び受信モジュールとの通信状態を確認するための通信ランプ76は、接続端子65がコンセント4に接続された状態で設置穴11内に形成される取付枠16とコンセント4との間の隙間Sを介して外部に臨むように設けられる。
【選択図】図5

Description

本発明は、壁埋め込み型計測モジュール及びこれを備えた計測システムに関する。
従来、コンセントに接続される電気機器(負荷)の電力等を計測する計測モジュールを備え、この計測モジュールから伝送される計測データを受信モジュールで取得してコンピュータ等の情報機器に表示させるようにした計測システムがある。こうした計測システムを用いることで電気機器の消費電力が可視化され、例えば利用者に電力の無駄遣いを把握させて節電を促進できることから、近年、環境意識の高まりに伴ってその普及が進んでいる。
この種の計測モジュールとしては、コンセントの横に並べて壁に埋め込まれる態様で設置される壁埋め込み型のもの(例えば、特許文献1)や、延長ケーブルを有するテーブルタップと一体的に設置されるテーブルタップ型のもの(例えば、特許文献2)が知られている。そして、前者のものでは、後者のものと異なり室内に設置場所を確保しなくてもよいといった利点がある。
特開2001−83193号公報 特開2012−63265号公報
ところで、上記特許文献1の構成では、計測モジュールがコンセントの横に並んで配置されているため(特許文献1、第4図参照)、コンセントのみを壁に設置する場合に比べ、壁面に大きな設置面積が必要となる。そのため、コンセントが設置された壁の形状等によっては計測モジュールを設置することができない虞がある。
また、上記のような計測システムでは、計測モジュールから受信モジュールへの計測データの伝送は無線通信を利用することが一般的になってきている。このように無線通信を利用する場合には、使用前に計測モジュールと受信モジュールとを互いに認証させる作業(ペアリング)を行う必要がある。そのため、無線通信を行う計測モジュールでは、利便性確保等の観点から、ペアリングを行うための操作手段(例えばスイッチ)、及びペアリングが完了して受信モジュールと通信可能な状態であるか否かを示す確認手段(例えばLED)を容易に外部に露出させることが可能な構成とすることが求められる。
そこで、例えばコンセントと計測モジュールとを一体化した装置を製造することにより、壁面に対する設置面積を小さくするとともに操作手段及び確認手段を容易に外部に露出させる構成とすることが考えられる。しかし、この場合には、例えば計測システムを設置する際に既存のコンセントを利用することができず、設置コストが高くなる等の問題が生じる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、壁面に必要な設置面積を小さくしつつ、利便性に優れた計測モジュール及びこれを備えた計測システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、壁に形成された設置穴に取付枠を介して埋め込まれる態様で設置されるコンセントに用いられる計測モジュールにおいて、外部から延びる電源線に接続される電源端子と、前記コンセントに接続されて該コンセントに電力を供給する接続端子と、前記コンセントに接続される電気機器に供給される電力に関する値を計測する計測部、及び前記計測部で計測された計測データを無線通信により受信モジュールに伝送する通信部が設けられた回路基板と、前記回路基板を収容する筐体と、前記受信モジュールとのペアリングを行うための操作手段と、前記受信モジュールとの通信状態を確認するための確認手段と、を備え、前記接続端子は、前記コンセントにおける差込口が開口する手前側と反対の奥側から前記コンセントに接続されるように形成され、前記操作手段及び前記確認手段は、前記接続端子が前記コンセントに接続された状態で、前記設置穴内に形成される前記取付枠と前記コンセントとの間の隙間を介して外部に臨むように設けられたことを要旨とする。
上記構成によれば、接続端子が奥側からコンセントに接続されるように形成されているため、筐体(計測モジュール)はコンセントの奥側に配置されるようになる。これにより、コンセントの横に並べて筐体(計測モジュール)を設置する場合に比べ、壁面に必要な設置面積を小さくすることができる。そして、操作手段及び確認手段は、接続端子がコンセントに接続された状態、すなわち筐体がコンセントの奥側に配置された状態で、設置穴内に形成される取付枠とコンセントとの間の隙間を介して外部に臨むように設けられている。そのため、筐体をコンセントの奥側に配置しても、操作手段及び確認手段を容易に外部に露出させることが可能になり、利用者は、容易に操作手段の操作及び確認手段の視認を行うことができる。したがって、壁面に必要な設置面積を小さくしつつ、容易にペアリングを行うことができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の計測モジュールにおいて、前記筐体には、前記隙間内に配置されるように膨出した拡張収容部が形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、拡張収容部内に回路基板の一部等を収容することが可能になるため、筐体におけるコンセントの奥側に配置される部分の収容能力(容積)を小さくしても、該筐体全体で必要な収容能力を確保することができる。つまり、筐体におけるコンセントの奥側に配置される部分を小型化することができる。したがって、コンセントが埋め込まれる壁の内部に必要な計測モジュールの設置スペースを小さくすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2のいずれか一項に記載の計測モジュールにおいて、前記取付枠は、前記電源線が挿通される挿通孔を有する収容箱に固定されるものであって、前記電源端子は、前記挿通孔と対向するように設けられたことを要旨とする。
多くの場合、壁の設置穴内には、取付枠が固定されるとともにコンセントが収容される収容箱が予め設けられており、コンセントの設置作業の容易化等が図られている。そして、こうした収容箱には、その内側に電源線を引き込むための挿通孔が形成されている。したがって、上記構成のように電源端子を挿通孔と対向するように設けることで、容易に電源線を電源端子に対して装着することができる。一方、収容箱に取付枠を固定する構成では、この収容箱によってコンセントの奥側のスペースが制限される。そのため、収容箱に取付枠を固定する構成に対し、請求項2のように拡張収容部内を形成する構成を適用して筐体の収容能力を確保する効果は顕著ものとなる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の計測モジュールにおいて、前記収容箱には、前記取付枠を固定するための取付ネジが螺着される螺着部が内側に突出して形成されたものであって、前記筐体には、前記螺着部と嵌合する切欠き部が形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、収容箱内に無駄なスペースが形成されることを抑制して、筐体の収容能力が小さくなることを抑制できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の計測モジュールにおいて、前記コンセントには、前記接続端子を保持する保持機構が設けられるとともに、前記保持機構による前記接続端子の保持を解除する解除操作部が奥側に開口する解除操作穴内に設けられたものであって、前記筐体は、前記解除操作穴の開口を閉塞しない形状とされたことを要旨とする。
上記構成によれば、コンセントの奥側に筐体を配置しても、解除操作穴の開口が該筐体によって閉塞されないため、計測モジュールをコンセントに接続した状態で解除操作部を操作でき、容易に接続端子を着脱することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の計測モジュールにおいて、前記筐体には、前記解除操作穴と対向する位置に貫通孔が形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、貫通孔を形成することで、筐体の外形形状を小さくせずに、該筐体を解除操作穴の開口を閉塞しない形状にできるため、筐体の収容能力が小さくなることを抑制できる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の計測モジュールと、前記計測モジュールから伝送される計測データを受信する通信部を有する受信モジュールと、を備えた計測システムであることを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の計測システムにおいて、前記受信モジュールの通信部で受信された計測データを記憶する記憶部、及び前記計測データを表示する表示部を有する情報機器を備えたことを要旨とする。
上記各構成によれば、壁面に必要な計測モジュールの設置面積を小さくできるため、住宅や店舗等に容易に計測システムを導入することができる。
本発明によれば、壁面に必要な設置面積を小さくしつつ、計測モジュールの利便性を確保することができる。
一実施形態の計測システムの概略構成を示す模式図。 (a)は一実施形態の収容箱が設けられた状態の壁の設置穴近傍を示す正面図、(b)は同じく収容箱にコンセントの取り付けられた取付枠が固定された状態の正面図、(c)は同じく取付枠に化粧台を固定した状態の正面図、(d)は同じく化粧台に化粧板を固定した状態の正面図。 コンセントの背面図。 一実施形態の計測モジュールの斜視図。 一実施形態の計測モジュールの側面図。 一実施形態の計測モジュールの正面図。 一実施形態の計測モジュールの背面図。 一実施形態の計測モジュールを上面図。 一実施形態の計測システムのブロック図。 別例の計測モジュールの側面図。 別例の計測モジュールの背面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示す計測システム1は、住宅や店舗の部屋等の壁2に設置された電源装置3の各コンセント4に接続される電気機器(負荷)5の消費電力等を計測するために用いられる。同図に示すように、計測システム1は、複数の電源装置3毎に設けられる複数の計測モジュール6と、受信モジュール7と、受信モジュール7が接続される情報機器としてのパソコン8とを備えている。計測モジュール6は、電気機器5で消費される電力に関する値をコンセント4毎に計測するとともに、無線通信を利用して計測した計測データを受信モジュール7に伝送する。なお、本実施形態の計測モジュール6は、電力に関する値として、電力、電流、電圧、積算電力量及び力率を計測する。そして、受信モジュール7によって受信された各計測モジュール6の計測データ(コンセント4毎の消費電力に関する値)は、パソコン8の表示部8a(例えば、ディスプレイ等)に表示されるようになっている。
詳述すると、図2(a)〜(d)に示すように、壁2には、電源装置3を設置するための設置穴11が形成されている。図2(a)に示すように、設置穴11は、壁2の上下方向(図2における上下方向)に長い長方形状に形成されており、設置穴11内には、壁2の手前側(壁面側)に開口した長方形箱状の収容箱12が固定されている。収容箱12の上壁部12a及び下壁部12bには、左右方向(図2における左右方向)中央部から内側に突出する螺着部13がそれぞれ形成されている。また、上壁部12aには、上下方向に貫通した挿通孔14が形成されており、この挿通孔14を介して図示しない分電盤から延びる電源線15が収容箱12内に引き回されている。
図2(b)に示すように、電源装置3は、直方体状に形成された複数(本実施形態では、2個)のコンセント4と、各コンセント4が取り付けられる取付枠16とを備えている。各コンセント4には、電気機器5のプラグ5aの栓刃(図示略)が嵌合する一対の差込口21が形成されており、差込口21内には、栓刃に接続される刃受部材(図示略)が設けられている。また、図3に示すように、各コンセント4には、その差込口21が開口する手前側と反対の奥側に開口する複数対(本実施形態では、2対)の接続穴22が左右方向に間隔を空けて形成されている。これら接続穴22は、コンセント4の角部にそれぞれ配置されている。そして、接続穴22には、後述する計測モジュール6の接続端子65が挿入されることで、該接続端子65が刃受部材に接続されるようになっている。さらに、各コンセント4には、接続穴22に挿入された接続端子65を保持する周知の保持機構23が設けられるとともに、保持機構23による接続端子65の保持を解除する解除操作部(解除操作スイッチ)24が奥側に開口する複数(本実施形態では、2個)の解除操作穴25内に設けられている。これら解除操作穴25は、コンセント4の長手方向に間隔を空けてそれぞれ配置されている。なお、保持機構23及び解除操作部24の詳細は、例えば特開2010−176983号公報を参照されたい。
図2(b)に示すように、取付枠16は、収容箱12よりも細長い長方形枠状に形成されており、コンセント4は、取付枠16の枠内においてその長手方向(壁2の上下方向)に間隔を空けて固定されている。また、取付枠16は、その上枠部16a及び下枠部16bにそれぞれ形成されたネジ孔31を介して取付ネジ32が螺着部13に螺着されることにより収容箱12に固定されている。これにより、各コンセント4は、収容箱12内に収容されて設置穴11内に埋め込まれる態様で設置されている。そして、設置穴11内には、取付枠16及びコンセント4が設置された状態で、取付枠16とコンセント4との間に隙間Sが形成されるようになっている。さらに、電源装置3は、図2(c)に示すように、取付枠16にそれぞれ形成されたネジ孔33にネジ34が螺着されることにより固定されるとともに設置穴11よりも大きな長方形枠状に形成された化粧台35と、図2(d)に示すように、化粧台35に装着される化粧板36とを備えている。なお、化粧板36には、各コンセント4と対向する位置に開口窓36aが形成されている。
次に、計測システムの構成について詳細に説明する。
図4に示すように、計測モジュール6は、直方体状の筐体41を備えており、コンセント4の奥側に配置されるようになっている(図2(b)参照)。筐体41は、壁2の奥行き方向に二分割されており、手前側(コンセント4側)に配置される第1ケース42と、奥側(収容箱12側)に配置される第2ケース43とを備えている。第1ケース42は、奥側の側面が開口した長方形箱状に形成され、第2ケース43は、手前側の側面が開口した長方形箱状に形成されている。
図5及び図6に示すように、第1ケース42における手前側の前壁部42aには、上下方向中央から手前側に膨出して上記隙間S内に配置される拡張収容部44が形成されている。拡張収容部44は、第1ケース42内に開口するとともに隙間Sを埋めるような四角箱状に形成されている。そして、拡張収容部44における手前側の前壁部44aには、複数(本実施形態では、3個)の透過孔45が形成されている。なお、これら透過孔45は、前壁部44aの角部にそれぞれ配置されている。また、第1ケース42の前壁部42aには、左右方向に間隔を空けて配置される複数対(本実施形態では、2対)の接続端子孔46が各コンセント4の接続穴22と対向する位置に形成されている。さらに、第1ケース42には、複数対(本実施形態では、2対)の第1貫通孔47が各コンセント4の解除操作穴25と対向する位置にそれぞれ形成されている。さらにまた、第1ケース42の上端部及び下端部には、収容箱12の螺着部13に嵌合する半円形状の第1切欠き部48がそれぞれ形成されている。
図7に示すように、第2ケース43における奥側の奥壁部43aには、電源端子孔51が左右方向の一方側(図7における右側)寄りの位置に形成されている。また、第2ケース43には、複数対(本実施形態では、2対)の第2貫通孔52が各コンセント4の解除操作穴25と対向する位置にそれぞれ形成されている。したがって、各コンセント4の解除操作穴25は、第1及び第2貫通孔47,52と対向することで、筐体41によってその開口が閉塞されないようになっている。つまり、筐体41は、解除操作穴25の開口を閉塞しない形状とされている。さらに、第2ケース43の上端部及び下端部には、収容箱12の螺着部13に嵌合する半円形状の第2切欠き部53がそれぞれ形成されている。
図5に示すように、筐体41内は、回路基板61が収容されている。回路基板61は、第1ケース42と第2ケース43との間に配置された長方形板状のベース基板62と、拡張収容部44内に配置された拡張基板63とを備えている。ベース基板62には、電源線15が接続される電源端子64が第2ケース43の電源端子孔51と対向する位置に実装されている。そして、図8に示すように、電源端子64は、その一部が電源端子孔51から筐体41の外部に突出し、収容箱12の挿通孔14と対向するようになっている。また、図5に示すように、ベース基板62には、棒状に形成された複数対(本実施形態では、2対)の接続端子65が第1ケース42の接続端子孔46と対向する位置に実装されている。なお、各接続端子65は、電源端子64に対して回路基板61上の図示しない配線を介して接続されている。そして、各接続端子65は接続端子孔46を介して筐体41の外部に突出し、各コンセント4の接続穴22に奥側から挿入されるようになっている。つまり、接続端子65は、筐体41がコンセント4の奥側に配置された状態で該コンセント4に接続されるように形成されている。そして、コンセント4に接続される電気機器5には、電源線15から計測モジュール6の電源端子64及び接続端子65を介して電力が供給されるようになっている。
図9に示すように、計測モジュール6には、回路基板61に図示しない回路素子が実装されることにより、接続端子65を介して電気機器5に供給される電力に関する値をコンセント4毎にそれぞれ計測する計測部71、計測部71で計測された計測データを受信モジュール7に伝送する通信部72、及びこれらの作動を制御する制御部73が設けられている。また、計測モジュール6には、受信モジュール7とのペアリング(認証)を行うためのペアリング信号を通信部72から伝送させる操作スイッチ75、受信モジュール7との通信状態を確認するための確認手段としての通信ランプ76、及び接続端子65からコンセント4への通電状態を表示する2つの通電ランプ77が設けられている。この通信ランプ76は、ペアリングが完了し、計測モジュール6から受信モジュール7へ計測データの伝送が可能な状態になると点灯するようになっており、各通電ランプ77は、電源端子64及び接続端子65を介して各コンセント4に電力が供給される状態になると点灯するようになっている。なお、本実施形態の操作スイッチ75には、人の指等と操作スイッチ75に設けられた電極との間の静電容量の変化に基づいてオンオフする静電容量式のタッチスイッチが用いられており、通信ランプ76及び各通電ランプ77には、LEDが用いられている。
そして、図6に示すように、操作スイッチ75は、拡張収容部44の前壁部44aにおける中央部と対向するように拡張基板63に実装されており、前壁部44aに表面における中央部に指等が接触すると、ペアリング信号が伝送されるようになっている。つまり、操作スイッチ75及び前壁部44aにより操作手段が構成されている。また、通信ランプ76及び各通電ランプ77は、前壁部44aに形成された透過孔45と対向するように拡張基板63にそれぞれ実装されている。そして、図2(b)に示すように、拡張収容部44が隙間S内に配置されることで、前壁部44a、通信ランプ76及び各通電ランプ77は、隙間Sを介して外部に臨むようになっている。
図9に示すように、受信モジュール7には、計測モジュール6の通信部72から伝送される計測データを受信する通信部81、及び通信部81の作動を制御する制御部82が設けられている。また、受信モジュール7には、計測モジュール6とのペアリングを行うためのペアリング信号を通信部81から伝送させる操作スイッチ83が設けられている。なお、受信モジュール7には、USB(Universal Serial Bus)規格に基づいたインターフェースであるUSB端子(図示略)が設けられており、このUSB端子を介してパソコン8に接続されている。そして、受信モジュール7の制御部82は、パソコン8の制御部91を介して計測データを記憶部92に記憶させるとともに、表示部8aに計測データを表示するようになっている。
なお、本実施形態の各計測モジュール6と受信モジュール7との間では、Bluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)等の各種の通信規格に基づいた方法によって近距離無線通信が行われる。そして、受信モジュール7から離れた位置に設置された計測モジュール6は、マルチホップ通信技術を利用し、受信モジュール7との間に設置された別の計測モジュール6を経由させながらその計測データを受信モジュール7に伝送するようになっている。また、ペアリングは、受信モジュール7の操作スイッチ83を操作して受信モジュール7をペアリング可能な状態としてから所定時間(例えば、10秒程度)以内に、計測モジュール6の操作スイッチ75を操作してペアリング信号を通信部72から伝送させることにより行われるようになっている。
次に、本実施形態の計測モジュール(計測システム)の作用について説明する。
上記のように接続端子65が奥側からコンセント4の接続穴22に挿入されるように形成されているため、筐体41(計測モジュール6)は各コンセント4の奥側に配置されるようになる。そして、図2(b)及び図2(c)に示すように、操作スイッチ75及び通信ランプ76は、接続端子65がコンセント4に接続された状態、すなわち計測モジュール6がコンセント4の奥側に配置された状態で、隙間Sを介して外部に臨む位置に設けられているため、化粧板36を取り外すことで容易に外部に露出するようになっている。
次に、本実施形態の効果について記載する。
(1)接続端子65を奥側からコンセント4の接続穴22に挿入されるように形成し、筐体41(計測モジュール6)がコンセント4の奥側に配置されるようにしたため、コンセント4の横に並べて筐体41(計測モジュール6)を設置する場合に比べ、壁2の壁面に必要な設置面積を小さくすることができる。これにより、住宅や店舗等に容易に計測システム1を導入することができる。そして、計測モジュール6がコンセント4の奥側に配置されていても、上記のように電源装置3の化粧板36を取り外すことで、操作スイッチ75及び通信ランプ76が外部に露出するため、利用者は、容易に操作スイッチ75の操作及び通信ランプ76の視認を行うことができる。したがって、壁面に必要な設置面積を小さくしつつ、容易にペアリングを行うことができるようになる。
(2)筐体41に、隙間S内に配置されるように膨出した拡張収容部44を形成したため、拡張収容部44内に回路基板61を構成する拡張基板63等を収容することが可能になる。そのため、筐体41におけるコンセント4の奥側に配置される部分の収容能力(容積)を小さくしても、該筐体41全体で必要な収容能力を確保することができる。つまり、筐体41におけるコンセント4の奥側に配置される部分を小型化することができる。したがって、コンセント4が埋め込まれる壁の内部に必要な計測モジュール6の設置スペースを小さくすることができる。
(3)取付枠16を、電源線15が挿通される挿通孔14を有する収容箱12に固定することで、コンセント4を壁2の設置穴11に設置するようにしたため、例えば壁2に取付枠16を直接固定する場合に比べ、コンセント4の設置作業が容易になる。そして、電源端子64を収容箱12における電源線15が挿通される挿通孔14と対向するように設けたため、容易に電源線15を電源端子64に対して装着することができる。一方、収容箱12に取付枠16を固定する構成では、この収容箱12によってコンセント4の奥側のスペースが制限される。そのため、収容箱12に取付枠16を固定する構成に対し、本実施形態のように拡張収容部44内を形成する構成を適用して筐体41の収容能力を確保する効果は顕著ものとなる。
(4)筐体41を構成する第1及び第2ケース42,43に、収容箱12の螺着部13と嵌合する第1及び第2切欠き部48,53をそれぞれ形成したため、収容箱12内に無駄なスペースが形成されることを抑制して、筐体41の収容能力が小さくなることを抑制できる。
(5)筐体41を解除操作穴25の開口を閉塞しない形状としたため、コンセント4の奥側に筐体41を配置しても、解除操作穴25の開口が筐体41によって閉塞されなくなる。これにより、計測モジュール6をコンセント4に接続した状態で解除操作部24を操作でき、容易に接続端子65を着脱することができる。
(6)筐体41を構成する第1及び第2ケース42,43に、コンセント4の解除操作穴25と対向する位置に第1及び第2貫通孔47,52を形成したため、筐体41の外形形状を小さくせずに筐体41を解除操作穴25の開口を閉塞しない形状にできる。これにより、筐体41の収容能力が小さくなることを抑制できる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記実施形態では、筐体41の第1ケース42に拡張収容部44を形成したが、これに限らず、例えば図10に示すように、拡張収容部44を形成せず、第1ケース42の前壁部42aを平坦な形状としてもよい。なお、同図に示す例では、操作スイッチ75は、前壁部42aにおける隙間Sに臨む部位と対向するようにベース基板62に実装されるとともに、通信ランプ76及び通電ランプ77は、前壁部42aにおける隙間Sに臨む部位に形成された透過孔101と対向するようにベース基板62に実装されている。
・上記実施形態では、第1及び第2ケース42,43にコンセント4の解除操作穴25と対向する位置に第1及び第2貫通孔47,52を形成することで筐体41が解除操作穴25の開口を閉塞しない形状となるようにした。しかし、これに限らず、例えば図11に示すように、筐体41の左右方向の寸法を解除操作穴25間の左右方向の間隔よりも小さくすることで、筐体41が解除操作穴25の開口を閉塞しない形状となるようにしてもよい。なお、筐体41を解除操作穴25の開口を閉塞する形状としてもよい。
・上記実施形態において、電源端子64が収容箱12の挿通孔14と対向しないように設けてもよい。
・上記実施形態では、操作スイッチ75として静電容量式のタッチスイッチを用いたが、これに限らず、例えば機械的な接点を有するスイッチを用いてもよい。なお、この場合には、拡張収容部44の前壁部44aにスイッチの操作部(操作手段)を露出させるための開口が形成される。また、通信ランプ76及び通電ランプ77としてLEDを用いたが、これに限らず、例えば電球等を用いてもよい。
・上記実施形態では、第1及び第2切欠き部53は、半円形状に形成したが、これに限らず、例えば矩形状としてもよい。また第1及び第2ケース42,43に第1及び第2切欠き部48,53を形成しなくてもよい。
・上記実施形態では、取付枠16を長方形枠状に形成したが、これに限らず、例えばコ字状に形成してもよい。
・上記実施形態では、計測モジュール6は電力に関する値として、電力、電流、電圧、積算電力量及び力率を計測したが、これに限らず、電力、電流、電圧及び積算電力量の少なくとも1つを計測できればよい。
・上記実施形態では、情報機器としてパソコン8を用いたが、これに限らず、例えば高機能携帯電話(スマートフォン)やタブレット端末等を用いてもよい。なお、この場合に、情報機器に受信モジュールを一体化させてもよい。
・上記実施形態では、本発明を取付枠16を設置穴11内に設けられた収容箱12に固定することにより壁2に設置されるコンセント4用の計測モジュール6に適用したが、これに限らず、例えば取付枠16が壁2に直接固定されることにより壁2に設置されるコンセント4用の計測モジュール6に適用してもよい。
・上記実施形態では、本発明を2個のコンセント4を有する電源装置3に用いられる計測モジュール6に適用したが、これに限らず、1個又は3個以上のコンセント4を有する電源装置3や、コンセント4とアース端子等を有する電源装置3に用いられる計測モジュール6に適用してもよい。なお、この場合、計測モジュール6には、接続端子孔46、第1貫通孔47、第2貫通孔52及び接続端子65の各対は、電源装置3に設けられたコンセント4の数と同数設けられることになる。さらに、上記実施形態ではコンセント4の電圧については特に言及しなかったが、例えば100V用や200V用等でもよいことは言うまでもない。
1…計測システム、2…壁、3…電源装置、4…コンセント、5…電気機器、6…計測モジュール、7…受信モジュール、8…パソコン、8a…表示部、11…設置穴、12…収容箱、13…螺着部、14…挿通孔、15…電源線、16…取付枠、21…差込口、22…接続穴、23…保持機構、24…解除操作部、25…解除操作穴、32…取付ネジ、36…化粧板、41…筐体、42…第1ケース、43…第2ケース、44…拡張収容部、47…第1貫通孔、48…第1切欠き部、52…第2貫通孔、53…第2切欠き部、61…回路基板、64…電源端子、65…接続端子、71…計測部、72,81…通信部、73,82,91…制御部、75,83…操作スイッチ、76…通信ランプ、77…通電ランプ、92…記憶部、S…隙間。

Claims (8)

  1. 壁に形成された設置穴に取付枠を介して埋め込まれる態様で設置されるコンセントに用いられる計測モジュールにおいて、
    外部から延びる電源線に接続される電源端子と、
    前記コンセントに接続されて該コンセントに電力を供給する接続端子と、
    前記コンセントに接続される電気機器に供給される電力に関する値を計測する計測部、及び前記計測部で計測された計測データを無線通信により受信モジュールに伝送する通信部が設けられた回路基板と、
    前記回路基板を収容する筐体と、
    前記受信モジュールとのペアリングを行うための操作手段と、
    前記受信モジュールとの通信状態を確認するための確認手段と、を備え、
    前記接続端子は、前記コンセントにおける差込口が開口する手前側と反対の奥側から前記コンセントに接続されるように形成され、
    前記操作手段及び前記確認手段は、前記接続端子が前記コンセントに接続された状態で、前記設置穴内に形成される前記取付枠と前記コンセントとの間の隙間を介して外部に臨むように設けられたことを特徴とする計測モジュール。
  2. 請求項1に記載の計測モジュールにおいて、
    前記筐体には、前記隙間内に配置されるように膨出した拡張収容部が形成されたことを特徴とする計測モジュール。
  3. 請求項1又は2のいずれか一項に記載の計測モジュールにおいて、
    前記取付枠は、前記電源線が挿通される挿通孔を有する収容箱に固定されるものであって、
    前記電源端子は、前記挿通孔と対向するように設けられたことを特徴とする計測モジュール。
  4. 請求項3に記載の計測モジュールにおいて、
    前記収容箱には、前記取付枠を固定するための取付ネジが螺着される螺着部が内側に突出して形成されたものであって、
    前記筐体には、前記螺着部と嵌合する切欠き部が形成されたことを特徴とする計測モジュール。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の計測モジュールにおいて、
    前記コンセントには、前記接続端子を保持する保持機構が設けられるとともに、前記保持機構による前記接続端子の保持を解除する解除操作部が奥側に開口する解除操作穴内に設けられたものであって、
    前記筐体は、前記解除操作穴の開口を閉塞しない形状とされたことを特徴とする計測モジュール。
  6. 請求項5に記載の計測モジュールにおいて、
    前記筐体には、前記解除操作穴と対向する位置に貫通孔が形成されたことを特徴とする計測モジュール。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の計測モジュールと、
    前記計測モジュールから伝送される計測データを受信する通信部を有する受信モジュールと、を備えたことを特徴とする計測システム。
  8. 請求項7に記載の計測システムにおいて、
    前記受信モジュールの通信部で受信された計測データを記憶する記憶部、及び前記計測データを表示する表示部を有する情報機器を備えたことを特徴とする計測システム。
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