JP2014057724A - Inhalation suppression product of harmful matter - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えばアレルゲンや病原性ウイルス等の有害物質を人間が吸入してしまうのを抑制する有害物質の吸入抑制製品に関するものである。 The present invention relates to an inhalation-suppressing product for harmful substances that inhibits humans from inhaling harmful substances such as allergens and pathogenic viruses.
例えば特許文献１には、人間の鼻孔内に空気中の汚染体が吸入されるのを抑制する局所点鼻製品が開示されている。特許文献１の記載によれば、電荷を持った物質を人間の鼻孔やその周辺に塗布することによって鼻孔の周辺に静電気領域を作り、これにより空気中の汚染体を鼻孔に寄せ付けないようにしたり、吸着して汚染体の吸入を抑制するというものである。
For example,
ところで、空気中には、ダニの死骸や糞、花粉等のアレルゲンや、病原性ウイルス等の有害物質が浮遊している。特許文献１の記載によれば、鼻孔の周辺に静電領域を作ることで有害物質も寄せ付けないようにすることができると考えられるが、特許文献１のものは局所点鼻製品であるため、鼻孔のみのように顔の狭い範囲に限定して使用することが前提となっている。このため、例えば目の周辺には静電気領域が形成されないので、アレルゲンが目に入ったりして、アレルギー症状を引き起こすことが可能性としてあり得る。
By the way, allergens such as dead mites, feces, and pollen, and harmful substances such as pathogenic viruses are suspended in the air. According to the description of
また、空気中のアレルゲンは頬やおでこ等にも容易に付着することも考えられる。この場合、特許文献１では頬やおでこに静電気領域が形成されないので、例えば人間が移動する際の気流の影響や、手で顔を触ったときに、顔に付着していたアレルゲンが顔から容易に離れ、それが口から吸入されたり、目に入る恐れがある。
In addition, allergens in the air can easily adhere to cheeks and foreheads. In this case, since a static electricity region is not formed on the cheek or forehead in
さらに、特許文献１の局所点鼻製品を使用する際には、指を使用して鼻孔に塗布する必要がある。このとき、指は様々な物に触れるので、指には、局所点鼻製品中の電荷を持った物質の電荷を失わせるように働く物質が付着していることが考えられる。この場合、指で局所点鼻製品を塗布すると電荷が失われて静電気領域における電位が低くなり、アレルゲン等を鼻孔に寄せ付けないようにする効果が低下してしまう。このことを防止するためには、局所点鼻製品を塗布する度に指を洗って清潔にしなければならないので煩雑であり、外出先等で手軽に使用するのに適さない。
Furthermore, when using the topical nasal product of
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、使用者がどこでも簡単に使用できることを前提としながら、鼻孔周辺以外でも顔の広範囲でアレルゲン等の有害物質を吸着できるようにするとともに、その吸着能力を向上させることにより、有害物質を人間が吸入してしまうのをより一層効果的に抑制できるようにすることにある。 The present invention has been made in view of such points, and its purpose is to adsorb toxic substances such as allergens over a wide range of the face other than around the nostril, assuming that the user can easily use it anywhere. In addition to improving the adsorption capacity, it is possible to more effectively suppress the inhalation of harmful substances by humans.
上記目的を達成するために、本発明では、電荷を持った物質を顔に直接付着させるようにした。 In order to achieve the above object, in the present invention, a charged substance is directly attached to the face.
第１の発明は、アレルゲンや病原性ウイルス等の有害物質を人間が吸入してしまうのを抑制する有害物質の吸入抑制製品において、
上記有害物質に対してクーロン力を与える電荷を持った電荷物質を含み、
上記電荷物質を人間の顔に直接付着させる付着手段を備えていることを特徴とするものである。
The first invention relates to an inhalation suppression product for harmful substances that suppresses human inhalation of harmful substances such as allergens and pathogenic viruses,
It contains a charged substance with a charge that gives a Coulomb force to the harmful substance,
It has an attachment means for directly attaching the charged substance to a human face.
この構成によれば、付着手段を用いることで、使用者は指を使用せずに電荷物質を顔に付着させることが可能になる。これにより、例えば使用者が外出先で指を清潔にすることができない状況であっても、電荷物質の電荷が失われないようにして、顔における電荷物質が付着した部分の電位低下を抑制することが可能になる。よって、空気中の有害物質と顔の電荷物質とが異符号の場合には有害物質がクーロン力によって電荷物質に吸着される。このことで有害物質が鼻や口から吸入されてしまうのを抑制することが可能になる。尚、空気中の有害物質と顔の電荷物質とが同符号の場合には、有害物質がクーロン力によって反発して顔から離れていくことになる。 According to this configuration, by using the attaching means, the user can attach the charged substance to the face without using a finger. Thereby, for example, even in a situation where the user cannot clean his / her finger on the go, the charge of the charged substance is not lost, and the potential drop of the part to which the charged substance is attached on the face is suppressed. It becomes possible. Therefore, when the harmful substance in the air and the charged substance on the face have different signs, the harmful substance is adsorbed on the charged substance by Coulomb force. This makes it possible to prevent harmful substances from being inhaled from the nose or mouth. When the harmful substance in the air and the charged substance on the face have the same sign, the harmful substance repels away from the face due to the Coulomb force.
そして、本発明では付着手段を使用しているので、電荷物質を顔の鼻孔周辺のみでなく、頬やおでこ等の広い範囲に簡単に塗布可能である。従って、顔の広い範囲で有害物質のクーロン力による吸着が起こることになるので、気流の影響や、手で顔を触った場合であっても、頬やおでこに付着している有害物質が鼻や口から吸入されてしまうのを抑制することが可能になる。 In the present invention, since the adhering means is used, the charged substance can be easily applied not only to the periphery of the nostril of the face but also to a wide range such as a cheek or a forehead. Therefore, adsorption of harmful substances due to the Coulomb force occurs over a wide area of the face, so even if the face is touched with airflow or with your hands, harmful substances attached to your cheeks or forehead And inhalation from the mouth can be suppressed.
第２の発明は、第１の発明において、
上記電荷物質は液体に分散しており、
上記付着手段は、上記電荷物質が分散した液体を噴霧する噴霧機構であることを特徴とするものである。
According to a second invention, in the first invention,
The charged substance is dispersed in a liquid,
The adhering means is a spray mechanism for spraying a liquid in which the charged substance is dispersed.
この構成によれば、電荷物質を顔の広い範囲にムラができないように簡単に塗布することが可能になる。 According to this configuration, it becomes possible to easily apply the charged substance so as not to cause unevenness in a wide range of the face.
第３の発明は、第１または２の発明において、
吸着された有害物質を失活させる失活剤を含んでいることを特徴とするものである。
According to a third invention, in the first or second invention,
It contains a deactivator that deactivates the adsorbed harmful substances.
すなわち、例えば有害物質がクーロン力により電荷物質に一旦吸着された後、何らかの力によって離れてしまい、口等から吸入されることが考えられるが、この発明によれば、吸着された有害物質が失活剤の作用で失活するので、たとえ吸入されたとしても有害物質による症状が現れないようにすることが可能になる。 That is, for example, it is conceivable that a harmful substance is once adsorbed to a charged substance by Coulomb force and then separated by some force and inhaled from the mouth or the like. However, according to the present invention, the adsorbed harmful substance is lost. Since it is deactivated by the action of the active agent, it becomes possible to prevent symptoms caused by harmful substances even if inhaled.
第４の発明は、第３の発明において、
上記失活剤は、ルチル型の酸化チタンであることを特徴とするものである。
According to a fourth invention, in the third invention,
The deactivator is a rutile type titanium oxide.
この構成によれば、人間の顔において高い安全性を担保しながら、有害物質を失活させることが可能になる。 According to this configuration, it is possible to deactivate harmful substances while ensuring high safety in the human face.
第１の発明によれば、有害物質に対してクーロン力を与える電荷物質を、付着手段を使用して顔に直接付着させることができる。これにより、使用者がどこでも簡単に使用でき、しかも、顔の広範囲で有害物質を吸着できるようにするとともに、その吸着能力を向上させることができ、有害物質を人間が吸入してしまうのをより一層効果的に抑制できる。 According to the first invention, the charged substance that gives the Coulomb force to the harmful substance can be directly attached to the face using the attaching means. This makes it easy for the user to use it anywhere, and allows it to absorb harmful substances over a wide area of the face, improving its adsorption ability, and preventing humans from inhaling harmful substances. It can suppress more effectively.
第２の発明によれば、電荷物質が分散した液体を噴霧するようにしたので、電荷物質を顔の広い範囲にムラができないように簡単に塗布することができ、有害物質の吸入抑制効果をより一層高めることができる。 According to the second invention, since the liquid in which the charged substance is dispersed is sprayed, the charged substance can be easily applied so as not to cause unevenness in a wide range of the face, and the inhalation suppressing effect of harmful substances can be achieved. It can be further increased.
第３の発明によれば、有害物質を失活させることができるので、電荷物質に一旦吸着された有害物質が離れて人間が吸入しても有害物質による症状が現れないようにすることができる。 According to the third invention, since the harmful substance can be deactivated, even if the harmful substance once adsorbed to the charged substance is separated and inhaled by a human, the symptoms caused by the harmful substance can be prevented. .
第４の発明によれば、ルチル型の酸化チタンを失活剤としたので、人間の顔に対して使用する際の高い安全性を担保しながら、有害物質を失活させることができる。 According to the fourth aspect of the invention, since rutile type titanium oxide is used as the deactivator, harmful substances can be deactivated while ensuring high safety when used on a human face.
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. It should be noted that the following description of the preferred embodiment is merely illustrative in nature, and is not intended to limit the present invention, its application, or its use.
図１は、本発明の実施形態にかかる有害物質の吸入抑制製品１を示すものである。有害物質の吸入抑制製品１は、有害物質を人間が吸入してしまうのを抑制するためのものであり、主に顔に対して使用するものである。有害物質とは、空気中に浮遊するダニの死骸や糞、花粉等のアレルゲンや、病原性ウイルス等である。これら有害物質は、吸入されて体内に取り込まれると、喘息、皮膚炎、花粉症等の症状が現れることがある。本発明が対象とする有害物質は上記に限られるものではなく、その他、体内に取り込まれることによって何らかの症状が現れる物質を含んでいる。上記した有害物質は、通常、プラスかマイナスの電荷を持ったものが殆どである。
FIG. 1 shows an
有害物質の吸入抑制製品１は、容器１と、容器１に収容された液状の薬剤と、容器１内の薬剤を噴霧する噴霧機構（付着手段）３とを備えている。噴霧機構３は、使用者が指で押すことによって容器１内の薬剤を吸い上げて噴霧するように構成されたプッシュスプレータイプのものであり、薬剤を人間の顔に指を用いることなく、直接付着させることができるようになっている。噴霧機構３としては、薬剤を噴霧させることができればよく、例えばトリガータイプのものであってもよい。１度の操作で噴射される薬剤の量は、例えば０．１５ｍｌに設定し、１回当たりの使用量としては、２度の噴射操作によって０．３ｍｌとしている。１度の操作で噴射される量や、１回当たりの使用量は上記に限られるものではなく、例えば０．１ｍｌ以上０．５ｍｌ以下の範囲で設定することができる。
The harmful substance
薬剤は、上記有害物質に対してクーロン力を与える電荷を持った電荷物質と、有害物質を失活させる失活剤と、電荷物質及び失活剤が分散する水とを含んでいる。電荷物質としては、プラスの電荷を持つ電荷物質であってもよいし、マイナスの電荷を持つ電荷物質であってもよい。この実施形態では、カチオン化セルロースを、プラスの電荷を持つ電荷物質として使用している。プラスの電荷を持つ電荷物質としては、その他、例えば、カチオン化デンプン、ポリ塩化メタクリロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、第４級アンモニウム塩、その他陽イオン系界面活性剤等を挙げることができ、これらを１種だけ、又は２種以上混合して使用することができる。マイナスの電荷を持つ電荷物質としては、例えば、リン酸エステルやドデシル硫酸ナトリウムなどの陰イオン系界面活性剤等を挙げることができる。電荷物質は、顔に付着させても炎症等を起こす心配のない安全性の高い物質が好ましく、また、電荷が多い方が好ましい。また、電荷物質の混合量としては、０．０１〜１０．０重量部が好ましい。 The drug includes a charged substance having a charge that gives a Coulomb force to the harmful substance, a deactivator that deactivates the harmful substance, and water in which the charge substance and the deactivator are dispersed. The charge substance may be a charge substance having a positive charge or a charge substance having a negative charge. In this embodiment, cationized cellulose is used as a charge substance having a positive charge. Other charged substances having a positive charge include, for example, cationized starch, polymethacryloylaminopropyltrimethylammonium chloride, ethyl lanolin fatty acid aminopropylethyldimethylammonium salt, quaternary ammonium salt, and other cationic surfactants. These may be used alone or in combination of two or more. Examples of the negatively charged substance include anionic surfactants such as phosphate esters and sodium dodecyl sulfate. The charged substance is preferably a highly safe substance that does not cause irritation even if it adheres to the face. Further, the mixing amount of the charge substance is preferably 0.01 to 10.0 parts by weight.
失活剤としては、例えば、酸化チタンやヘクトライト等を挙げることができる。酸化チタンによれば、酸化チタンの持つ光触媒機能によって有害物質を失活（不活化）できる。すなわち、酸化チタンに光エネルギーを与えることにより、酸化チタンの表面で強い酸化力が発現し、この酸化力を利用して酸化チタンに触れている有害物質を分解して失活させることが可能である。 Examples of the deactivator include titanium oxide and hectorite. According to titanium oxide, harmful substances can be deactivated (inactivated) by the photocatalytic function of titanium oxide. In other words, by applying light energy to titanium oxide, a strong oxidizing power is expressed on the surface of titanium oxide, and it is possible to decompose and deactivate harmful substances touching titanium oxide using this oxidizing power. is there.
酸化チタンの結晶型はアナタース型とルチル型とがあるが、顔に対する安全性と、失活性能との両立を考慮すると、ルチル型が好ましい。また、酸化チタンの平均粒子径は、十分な失活性能を得る観点から、１ｎｍ以上２００ｎｍ以下が好ましい。より好ましくは、１０ｎｍ以上１００ｎｍ以下である。平均粒子径が１ｎｍよりも小さいと、有害物資との接触部分が小さくなり、十分な失活性能を得ることが難しくなるという問題があり、また、平均粒子径が２００ｎｍよりも大ききと、薬剤中で沈殿が生じやすくなるため製剤化が困難になるという問題がある。平均粒子径の異なる複数種の酸化チタンを混合して失活剤として用いてもよい。また、用いる酸化チタンは、例えば、ケイ酸やアルミ、シリカなどの表面処理剤でコーティングしてあるものでもよい。 There are anatase type and rutile type as the crystal type of titanium oxide, but the rutile type is preferable in consideration of both safety on the face and deactivation ability. The average particle diameter of titanium oxide is preferably 1 nm or more and 200 nm or less from the viewpoint of obtaining sufficient deactivation ability. More preferably, it is 10 nm or more and 100 nm or less. When the average particle size is smaller than 1 nm, there is a problem that the contact portion with harmful substances becomes small, and it becomes difficult to obtain sufficient deactivation ability, and when the average particle size is larger than 200 nm, There is a problem that it is difficult to formulate because precipitation is likely to occur. A plurality of types of titanium oxide having different average particle diameters may be mixed and used as a deactivator. The titanium oxide used may be coated with a surface treatment agent such as silicic acid, aluminum, or silica.
失活剤がヘクトライトの場合には、ヘクトライトの持つ層状構造の内部に有害物質が取り込まれ、その結果、有害物質が失活する。失活剤としては、酸化チタンとヘクトライトの両方を用いてもよい。また、失活の混合量としては、０．０１〜１０．０重量部重量部が好ましい。 When the deactivator is hectorite, a harmful substance is taken into the layered structure of hectorite, and as a result, the harmful substance is deactivated. As a quencher, both titanium oxide and hectorite may be used. Further, the mixing amount of deactivation is preferably 0.01 to 10.0 parts by weight.
薬剤には、電荷物質及び失活剤の他に、香料等の添加剤を加えてもよい。添加剤の種類としては、例えば、パウダー、保湿剤、防腐剤等を挙げることができる。また、添加剤の添加量は、その種類等に応じて異なるので一概には決定できないが、その種類などに応じて、本発明の目的が阻害されない範囲内で決定することが好ましい。 In addition to the charge substance and the quenching agent, additives such as a fragrance may be added to the drug. Examples of the type of additive include powder, moisturizer, preservative and the like. Further, the amount of the additive added differs depending on the type and the like and cannot be determined unconditionally. However, it is preferable to determine the amount of the additive within a range in which the object of the present invention is not hindered.
また、薬剤には、日焼け止めとしての成分、抗炎症成分等を添加してもよい。これらの添加量も任意に設定することができる。 Moreover, you may add the component as a sunscreen, an anti-inflammatory component, etc. to a chemical | medical agent. These addition amounts can also be set arbitrarily.
上記噴霧機構３は、噴霧する薬剤の平均粒子径が５０μｍ以上２００μｍ以下となるように構成されている。薬剤の平均粒子径は、噴霧機構３が有する噴射口の形状や大きさ等で任意に設定することができる。平均粒子径が５０μｍよりも小さいと、薬剤噴霧時に飛散しやすくなり、目的の場所への付着量が減ってしまうという問題があり、また、平均粒子径が２００μｍよりも大ききと、薬剤が液滴で肌に付着するため、均一な塗布が難しくなり、使用感も著しく悪くなるという問題がある。
The
薬剤の平均粒子径の測定方法は次のとおりである。薬剤を、噴射機構３から水平方向に噴射し、噴射口から噴射方向（水平方向）に直線距離で２０ｃｍ離れた箇所における平均粒子径を測定した。雰囲気温度は２５℃である。平均粒子径の測定装置として、粒度分布測定装置（レーザー光散乱方式、東日コンピューターアプリケーションズ株式会社製 ＬＤＳＡ−１４００Ａ）を用いた。平均粒子径は、上記粒度分布測定装置で測定して処理装置によって自動的に演算されて解析されたＤ５０を意味するものである。Ｄ５０とは、体積積算値が５０％を占める時の粒子径のことである。尚、上記直線距離の起算点は、噴射口の中心点である。
The method for measuring the average particle size of the drug is as follows. The medicine was jetted from the
尚、この実施形態では、使用者の押圧操作によるポンプ作用を利用して薬剤を噴霧するようにしているが、これに限らず、いわゆるエアゾール缶に噴射剤と共に薬剤を収容しておき、ボタン操作によって薬剤を噴射剤と一緒に噴射するようにしてもよい。噴射剤としては、窒素や二酸化炭素等の圧縮気体、ＬＰＧ、ＤＭＥなどの液化ガス等を挙げることができるが、これらに限られるものではない。 In this embodiment, the medicine is sprayed by utilizing the pump action by the pressing operation of the user. However, the invention is not limited to this, and the medicine is stored together with the propellant in a so-called aerosol can, and the button is operated. The medicine may be jetted together with the propellant. Examples of the propellant include, but are not limited to, a compressed gas such as nitrogen and carbon dioxide, and a liquefied gas such as LPG and DME.
次に、上記のように構成された有害物質の吸入抑制製品１を使用する場合について説明する。有害物質の吸入抑制製品１は上述のように噴霧機構３を備えているので、使用者が噴霧機構３を操作することで薬剤を霧状にして顔に噴射することができる（図２参照）。つまり、本実施形態では、薬剤を顔に直接塗布することができる。このことの利点について図３に基づいて説明する。
Next, the case where the
図３は、薬剤を人間の皮膚に指で塗布した場合と、上記噴霧機構３で塗布した場合とで、電位の経時的変化量にどのくらい差が現れるかを示すグラフである。横軸は経過時間（分）を示し、縦軸は皮膚表面の電位の変化量を示している。電位の変化量は、何も塗布しない皮膚表面の電位との相対比較をした指数で示している。
FIG. 3 is a graph showing how much the potential changes with time when the drug is applied to the human skin with a finger and when the drug is applied by the
塗布直後において、指で塗布した場合には１．５であるのに対し、噴霧機構３を使用した場合には２．５であり、大きな電位差が生じている。そして、指で塗布した場合には時間の経過とともに、電位が急激に低下しているのに対し、噴霧機構３を使用した場合には低下度合いが緩やかで、塗布後１０分経過時点では、指で塗布した場合の７倍程度の電位が保たれている。
Immediately after application, it is 1.5 when applied with a finger, whereas it is 2.5 when the
指で塗布する場合には、指に付着している物質が電荷物質に触れた際、電荷物質の持つ電荷を少なくする方向に作用することがあり、そのため、指で塗布した場合の電位が低くなる。 When applying with a finger, when the substance adhering to the finger touches the charged substance, it may act in a direction that reduces the charge of the charged substance, so the potential when applied with the finger is low. Become.
本実施形態では、指で塗布しないので、例えば外出先のように手を洗うことができない状況で、電荷物質の持つ電荷を少なくする物質が指に付着していても、図３に示すように高い電位を長時間に亘って維持することができる。 In this embodiment, since it is not applied with a finger, even if a substance that reduces the charge possessed by the charged substance is attached to the finger in a situation where the hand cannot be washed like when going out, as shown in FIG. A high potential can be maintained for a long time.
また、噴霧機構３を用いたことで、薬剤を顔の頬やおでこ等、広範囲にムラ無く塗布することができる。
Further, by using the
顔の皮膚上では、図４に模式的に示すように、電荷物質Ａ及び酸化チタンＢが広範囲に存在することになる。空気中にマイナスの電荷を持った花粉Ｃが浮遊している場合には、電荷物質Ａが持っている電荷が、花粉Ｃに対してクーロン力を与える。電荷物質Ａと花粉Ｃとが異符号であるため、花粉Ｃは電荷物質Ａに吸着される。電荷物質Ａに吸着された花粉Ｃは、光が当たる環境下では酸化チタンＢの酸化力によって分解されて失活する。このように花粉Ｃを吸着するだけでなく、失活することにより、例えば電荷物質Ａに一旦吸着された花粉Ｃが何らかの原因によって電荷物質Ａから離れて口等から体内に吸入された場合に、その花粉Ｃは既に失活しているのでアレルギー症状が現れない。 On the facial skin, as shown schematically in FIG. 4, the charged substance A and titanium oxide B are present in a wide range. When pollen C having a negative charge is floating in the air, the charge of charged substance A gives Coulomb force to pollen C. Since the charged substance A and the pollen C have different signs, the pollen C is adsorbed by the charged substance A. Pollen C adsorbed on the charged substance A is decomposed and deactivated by the oxidizing power of titanium oxide B under an environment where light is applied. In addition to adsorbing pollen C in this way, when deactivated, for example, when pollen C once adsorbed on charged substance A is separated from charged substance A for some reason and is inhaled into the body from the mouth, Since the pollen C has already been inactivated, no allergic symptoms appear.
一方、空気中にプラスの電荷を持った花粉Ｄが浮遊している場合にも、電荷物質Ａが持っている電荷が、花粉Ｄに対してクーロン力を与える。このときのクーロン力は、電荷物質Ａと花粉Ｄとが同符号であるため反発力となる。従って、花粉Ｄは電荷物質Ａ（顔の表面）から離れていくので、体内に吸入されない。図３に示すように顔の表面で高い電位を維持しているので、花粉Ｃの吸着力及び花粉Ｄの反発力は大きなものとなり、上記した作用は十分に得られる。尚、病原性ウイルス等も同様に吸着されて失活するか、顔の表面から離れていく。 On the other hand, even when pollen D having a positive charge is floating in the air, the charge of charged substance A gives Coulomb force to pollen D. The Coulomb force at this time is a repulsive force because the charged substance A and the pollen D have the same sign. Therefore, pollen D leaves the charged substance A (the face surface) and is not inhaled into the body. As shown in FIG. 3, since a high potential is maintained on the surface of the face, the adsorptive power of pollen C and the repulsive power of pollen D become large, and the above-described action can be sufficiently obtained. In addition, pathogenic virus etc. are similarly adsorbed and deactivated, or move away from the face surface.
花粉やウイルス等が皮膚の表面で失活するので、花粉やウイルス等による肌への攻撃が少なくなる。よって、有害物質の吸入抑制製品１は肌に対しても効果がある。
Since pollen, virus, and the like are inactivated on the surface of the skin, attacks on the skin by pollen, virus, etc. are reduced. Therefore, the harmful substance
本実施形態の効果について図５及び図６に基づいて説明する。図５は、花粉アレルギーの目の症状と鼻の症状のそれぞれについて、薬剤を塗布しない場合と塗布した場合とで症状にどれだけ変化が現れるかを示すものである。被験者は１２人であり、試験方法は、７日間の無処理期間（薬剤を塗布しない期間）、７日間の薬剤処理期間（薬剤を塗布する期間）を設け、その間、花粉症日誌を被験者に毎日記入してもらう方法である。症状スコアは、鼻の症状（くしゃみ、鼻水、鼻づまり、鼻のかゆみ）、目の症状（目のかゆみ、涙目）いずれも５段階（０を症状がない、１を軽い、２を軽いとひどいの間、３をひどい、４をとてもひどい）で評価した。 The effect of this embodiment is demonstrated based on FIG.5 and FIG.6. FIG. 5 shows how much the symptom changes depending on whether or not the medicine is applied for each of the pollen allergy eye symptom and nasal symptom. There are 12 test subjects, and the test method has a 7-day non-treatment period (period in which no drug is applied) and a 7-day drug treatment period (period in which the drug is applied). It is a method to have you fill out. The symptom score is 5 levels (0 is no symptom, 1 is mild, 2 is light, and nasal symptoms (sneezing, runny nose, nasal congestion, nasal itch) 3 was bad and 4 was very bad).
同図から明らかなように、薬剤を塗布することによって目の症状及び鼻の症状の両方が緩和される。これは、花粉が電荷物質に吸着されるだけでなく、吸着後に失活しているので、吸い込まれたとしても症状に現れにくいことを示している。 As is apparent from the figure, application of the drug alleviates both eye symptoms and nasal symptoms. This indicates that pollen is not only adsorbed by the charged substance, but also deactivated after adsorption, so that even if it is inhaled, it is difficult to show symptoms.
図６は、薬剤を塗布しない場合と塗布した場合とで花粉の吸入量を比較したグラフである。試験方法は、シリコンゴム製の人間の鼻の模型を用意し、花粉が浮遊する空気中にその模型を置き、模型の鼻部分から空気を吸い込んで捕捉された花粉量をカウントした。花粉量は指数で示している。薬剤は模型の鼻部分の周囲に塗布している。この図から明らかなように、薬剤による花粉の吸着性能は十分に高く、塗布しないものに比べて花粉吸入量が３割以上も低減している。 FIG. 6 is a graph comparing pollen inhalation amounts when the drug is not applied and when the drug is applied. In the test method, a model of a human nose made of silicon rubber was prepared, the model was placed in the air in which pollen floated, and the amount of pollen captured by inhaling air from the nose of the model was counted. Pollen amount is shown as an index. The drug is applied around the nose of the model. As is clear from this figure, the ability of adsorbing pollen by the drug is sufficiently high, and the amount of pollen inhalation is reduced by 30% or more compared to the case where the drug is not applied.
以上説明したように、この実施形態にかかる有害物質の吸入抑制製品１によれば、有害物質に対してクーロン力を与える電荷物質を、噴霧機構３を使用して顔に直接付着させることができる。これにより、使用者がどこでも簡単に使用でき、しかも、顔の広範囲で有害物質を吸着できるようにするとともに、その吸着能力を向上させることができ、有害物質を人間が吸入してしまうのをより一層効果的に抑制できる。
As described above, according to the harmful substance
また、電荷物質が分散した液体を噴霧するようにしたので、電荷物質を顔の広い範囲にムラができないように簡単に塗布することができ、有害物質の吸入抑制効果をより一層高めることができる。 Further, since the liquid in which the charged substance is dispersed is sprayed, the charged substance can be easily applied so as not to cause unevenness in a wide range of the face, and the effect of suppressing the inhalation of harmful substances can be further enhanced. .
また、電荷物質に吸着された有害物質を失活させることができるので、電荷物質に一旦吸着された有害物質が離れて人間が吸入しても有害物質による症状が現れないようにすることができる。 In addition, since harmful substances adsorbed on the charge substance can be deactivated, even if the harmful substance once adsorbed on the charge substance is separated and inhaled by humans, symptoms caused by the harmful substance can be prevented. .
また、ルチル型の酸化チタンを失活剤としたので、人間の顔に対して使用する際の高い安全性を担保しながら、有害物質を失活させることができる。 Further, since rutile type titanium oxide is used as the quenching agent, harmful substances can be deactivated while ensuring high safety when used on a human face.
尚、有害物質の吸入抑制製品１は、例えば髪に対して使用することもできるし、耳や首等に対して使用することもできる。
In addition, the
また、薬剤中、失活剤は含まれなくてもよい。 Moreover, the quenching agent does not need to be contained in a chemical | medical agent.
以上説明したように、本発明にかかる有害物質の吸入抑制製品は、例えばアレルゲンや、病原性ウイルス等の有害物質の吸入を抑制するのに使用できる。 As described above, the harmful substance inhalation suppression product according to the present invention can be used to suppress inhalation of harmful substances such as allergens and pathogenic viruses.
１ 有害物質の吸入抑制製品
２ 容器
３ 噴霧機構
Ａ 電荷物質
Ｂ 酸化チタン（失活剤）
Ｃ 花粉
Ｄ 花粉
1 Inhalation suppression product for
C Pollen D Pollen
Claims (4)
上記有害物質に対してクーロン力を与える電荷を持った電荷物質を含み、
上記電荷物質を人間の顔に直接付着させる付着手段を備えていることを特徴とする有害物質の吸入抑制製品。 Inhalation control products for harmful substances that prevent humans from inhaling harmful substances such as allergens and pathogenic viruses,
It contains a charged substance with a charge that gives a Coulomb force to the harmful substance,
An inhalation-suppressing product for harmful substances, characterized by comprising attachment means for directly attaching the charged substance to a human face.
上記電荷物質は液体に分散しており、
上記付着手段は、上記電荷物質が分散した液体を噴霧する噴霧機構であることを特徴とする有害物質の吸入抑制製品。 The inhalation-suppressing product for harmful substances according to claim 1,
The charged substance is dispersed in a liquid,
A product for suppressing inhalation of harmful substances, wherein the adhering means is a spray mechanism for spraying a liquid in which the charged substance is dispersed.
吸着された有害物質を失活させる失活剤を含んでいることを特徴とする有害物質の吸入抑制製品。 The inhalation-suppressing product for hazardous substances according to claim 1 or 2,
An inhalation suppression product for harmful substances characterized by containing a deactivator that deactivates the adsorbed harmful substances.
上記失活剤は、ルチル型の酸化チタンであることを特徴とする有害物質の吸入抑制製品。 The inhalation suppression product of harmful substances according to claim 3,
A product for suppressing inhalation of harmful substances, wherein the deactivator is rutile titanium oxide.
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