JP2014056421A - 情報端末装置、タッチ座標決定方法及びタッチ座標決定プログラム - Google Patents

情報端末装置、タッチ座標決定方法及びタッチ座標決定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】状況に応じた様々なタッチの種類を的確に判別し、さらに利便性を向上すること。
【解決手段】携帯端末装置100は、静電タッチパネル110と、抵抗膜タッチパネル130と、メモリ170と、メモリ170に接続されたプロセッサ190と、を備える。プロセッサ190は、静電タッチパネル110及び抵抗膜タッチパネル130の少なくとも一方において検出されたタッチ座標を取得し、取得されたタッチ座標に基づいて、所定圧力以上の強いタッチの有無を含むタッチの種類を判別する。そして、プロセッサ190は、強いタッチがあるタッチの種類に判別され、かつ、静電タッチパネル110及び抵抗膜タッチパネル130の双方においてタッチ座標が検出されている場合に、強いタッチがあったタッチ座標を特定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報端末装置、タッチ座標決定方法及びタッチ座標決定プログラムに関する。
近年、例えば携帯電話機などの情報端末装置には、タッチパネルが搭載されることが多くなっている。タッチパネルを搭載する情報端末装置は、情報を表示する画面においてユーザによるタッチを検出することにより、操作入力を受け付けることが可能である。このため、ユーザは直感的な操作をすることができ、情報端末装置の利便性が向上している。
タッチパネルがタッチを検出する方式には、様々なものがある。最近では、タッチによる静電容量の変化を検出する静電容量方式のタッチパネル(以下「静電タッチパネル」という)が主流となっており、多くの情報端末装置に搭載されている。この静電タッチパネルは、複数の位置が同時にタッチされる、所謂マルチタッチを検出することができる。ただし、静電タッチパネルは、静電容量の変化を検出するため、例えば指などの導体によるタッチを検出することはできるが、絶縁体によるタッチを検出することは困難である。
また、例えば銀行のATM(Automated Teller Machine)などには、空間を介して対向する2枚の膜状の電極を用いた抵抗膜方式のタッチパネル(以下「抵抗膜タッチパネル」という)が採用されることがある。抵抗膜タッチパネルは、タッチの圧力によって2枚の膜状の電極(以下「抵抗膜」という)が互いに接触して抵抗膜中に電流が流れると、その電流から抵抗の大きさを求め、タッチされた座標を特定する。したがって、タッチする物体が導体であるか絶縁体であるかに関わらず一定以上の圧力でタッチされると、抵抗膜タッチパネルは、タッチ座標を検出することができる。ただし、抵抗膜タッチパネルは、抵抗の大きさからタッチ座標を検出するため、マルチタッチされた場合に複数のタッチ座標を検出することは困難である。
このように、それぞれのタッチ検出方式には一長一短があるため、複数の方式のタッチパネルを組み合わせて利用することなども考えられている。すなわち、例えば、上述した静電タッチパネルと抵抗膜タッチパネルを重ね合わせることにより、導体によるタッチを静電タッチパネルによって検出し、絶縁体によるタッチを抵抗膜タッチパネルによって検出することなどが考えられる。
特開平7−334308号公報
ところで、近年のソフトウェア及びハードウェアの目覚しい進歩により、多くの情報端末装置では、タッチパネルによってより複雑で高度な操作を可能にすることが望まれている。具体的には、例えばタブレット型の情報端末装置において、パーソナルコンピュータなどのキーボードと同等のキーをタッチパネルに表示させ、所謂ブラインドタッチのような操作が可能になれば文字入力等の操作性が向上する。このような操作を可能にするためには、情報端末装置は、タッチパネルに複数の指が置かれた状態で、いずれかの指によって強く押圧されたキーを判定するなどの処理を行うことになる。
また、例えば、キー入力時は指によるタッチを検出し、文字などの手書き入力時はペンによるタッチを検出するなどのように、複合的なタッチ検出処理が求められることもある。そして、ペンによるタッチを検出する際には、ペンを持つ手がタッチパネル上に置かれた状態であることなども考えられ、ペンによるタッチとペンを持つ手によるタッチとを区別することが望まれる。このように、タッチパネルが利用される際には、状況に応じて様々なタッチの種類が起こり得る。このため、タッチパネルによって複雑かつ高度な操作を可能にするためには、タッチの種類を的確に判別することが求められている。
しかしながら、複数の方式のタッチパネルを組み合わせて利用する場合に、起こり得るタッチの種類を判別する技術について網羅的に検討した例はなく、状況に応じた様々なタッチの種類を的確に判別することは困難である。このため、複数の方式のタッチパネルを組み合わせても、ユーザによるタッチの意図が処理に正確に反映されず、情報端末装置の利便性の向上に一定の限界があるという問題がある。
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、状況に応じた様々なタッチの種類を的確に判別し、さらに利便性を向上することができる情報端末装置、タッチ座標決定方法及びタッチ座標決定プログラムを提供することを目的とする。
本願が開示する情報端末装置は、1つの態様において、静電容量方式によってタッチ座標を検出する第1のタッチパネルと、前記第1のタッチパネルと重ねて設けられ抵抗膜方式によってタッチ座標を検出する第2のタッチパネルと、メモリと、前記メモリに接続されたプロセッサと、を備える。そして、前記プロセッサは、前記第1のタッチパネル及び前記第2のタッチパネルの少なくとも一方において検出されたタッチ座標を取得し、取得されたタッチ座標に基づいて、所定圧力以上の強いタッチの有無を含むタッチの種類を判別し、強いタッチがあるタッチの種類に判別され、かつ、前記第1のタッチパネル及び前記第2のタッチパネルの双方においてタッチ座標が検出されている場合に、強いタッチがあったタッチ座標を特定する、処理を実行する。
本願が開示する情報端末装置、タッチ座標決定方法及びタッチ座標決定プログラムの1つの態様によれば、状況に応じた様々なタッチの種類を的確に判別し、さらに利便性を向上することができるという効果を奏する。
図1は、一実施の形態に係る携帯端末装置の外観を示す図である。 図2は、一実施の形態に係るタッチパネル周辺の構成を示す模式図である。 図3は、一実施の形態に係る携帯端末装置の構成を示すブロック図である。 図4は、タッチ検出状況によるタッチの種類及び使用座標を示す図である。 図5は、タッチ検出状況の具体例を示す図である。 図6は、一実施の形態に係る携帯端末装置の動作を示すフロー図である。 図7は、一実施の形態に係る使用座標決定処理を示すフロー図である。 図8は、一実施の形態に係る座標確定処理を示すフロー図である。 図9は、座標算出の具体例を示す図である。
以下、本願が開示する情報端末装置、タッチ座標決定方法及びタッチ座標決定プログラムの一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態においては、情報端末装置の一例として、例えば携帯電話機などの携帯端末装置について説明するが、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、一実施の形態に係る携帯端末装置100の外観を示す図である。図1に示す携帯端末装置100は、静電タッチパネル110及び操作キー120を有する。
静電タッチパネル110は、携帯端末装置100の表面に設けられてユーザの指などが接触したことを検出し、この接触による操作入力を受け付ける。すなわち、静電タッチパネル110は、導体である指などによってタッチされると、タッチによる静電容量の変化を検知し、タッチされた座標(以下「タッチ座標」という)を特定する。静電タッチパネル110は、静電容量の変化によってタッチ座標を特定するため、複数の位置が同時にタッチ(マルチタッチ)された場合にも、それぞれのタッチ座標を特定することができる。静電タッチパネル110の裏面側には、後述する抵抗膜タッチパネルが設けられており、抵抗膜タッチパネルは、タッチによる圧力を検知してタッチ座標を特定する。
操作キー120は、押下可能な物理キーであり、ユーザによって押下されることにより操作入力を受け付ける。すなわち、操作キー120は、例えば携帯端末装置100の電源のオン及びオフを切り替えるための物理キーなどを備える。そして、操作キー120は、ユーザによって押下された場合に、携帯端末装置100に様々な機能を実行させる。
図2は、静電タッチパネル110を含むタッチパネル周辺の構成を示す模式図である。図2においては、各構成部分を区別するために隣り合う構成部分の間に間隔を空けて示しているが、各構成部分は互いに接していても良く、例えば図示しない両面テープなどによって接着されていても良い。
図2に示すように、静電タッチパネル110の裏面側には、抵抗膜タッチパネル130が設けられている。抵抗膜タッチパネル130は、2枚の抵抗膜130a、130bが空間を介して対向する構造となっている。このため、静電タッチパネル110がタッチされると、タッチの圧力によって静電タッチパネル110に近い抵抗膜130aが変形し、抵抗膜130bと接触する。これにより、抵抗膜130a、130bの間に電流が流れ、抵抗を求めることができる。抵抗の大きさは、抵抗膜130a、130bが接触した位置に応じて変化するため、求められた抵抗からタッチ座標が特定される。ただし、複数の位置が同時にタッチ(マルチタッチ)された場合でも、求められる抵抗は1つの値であるため、マルチタッチされた領域周辺の1つのタッチ座標が特定される。
なお、以下の説明においては、抵抗膜130a、130bが接触する程度の圧力が静電タッチパネル110にかかるタッチを「強いタッチ」ということがある。同様に、抵抗膜130a、130bが接触しない程度の圧力が静電タッチパネル110にかかるタッチを「弱いタッチ」ということがある。
これらの静電タッチパネル110及び抵抗膜タッチパネル130は、アクリル又はガラスなどの透明材からなる支持板140に固定され、支持板140とともに表示部150と重なって配置される。したがって、表示部150の表示画面が静電タッチパネル110、抵抗膜タッチパネル130及び支持板140を介して視認可能となっている。結果として、ユーザは、静電タッチパネル110にタッチすることにより、あたかも表示画面に直接接触するかのような直感的な操作をすることができる。
図3は、一実施の形態に係る携帯端末装置100の構成を示すブロック図である。図3に示す携帯端末装置100は、静電タッチパネル110、タッチパネルコントローラ115、操作キー120、抵抗膜タッチパネル130、タッチパネルコントローラ135、表示部150、無線部160、メモリ170、オーディオ入出力部180及びプロセッサ190を有する。
上述したように、静電タッチパネル110は、タッチによる静電容量の変化を検知してタッチされた位置を特定する。すなわち、静電タッチパネル110は、1箇所又は複数箇所において静電容量が変化したことを検知する。そして、タッチパネルコントローラ115は、静電タッチパネル110において静電容量が変化した位置の座標を取得し、取得した座標をプロセッサ190へ出力する。換言すれば、タッチパネルコントローラ115は、静電タッチパネル110におけるタッチ座標を取得して、プロセッサ190へ出力する。さらに、タッチパネルコントローラ115は、静電タッチパネル110において静電容量の変化が検出された領域の検出面積を算出して、プロセッサ190へ出力する。このとき、タッチパネルコントローラ115は、それぞれのタッチ座標に対応付けて検出面積をプロセッサ190へ出力する。
操作キー120は、静電タッチパネル110及び抵抗膜タッチパネル130と相補的に操作入力を受け付ける。具体的には、操作キー120は、上述した電源のオン及びオフを切り替えるための物理キーや、表示部150の点灯及び消灯を切り替えるための物理キーなどを備える。
抵抗膜タッチパネル130は、タッチによる圧力を検知してタッチされた位置を特定する。すなわち、抵抗膜タッチパネル130は、図2に示した抵抗膜130a、130bがタッチの圧力によって接触したことを検知する。そして、タッチパネルコントローラ135は、抵抗膜タッチパネル130において抵抗膜130a、130bが接触した位置に応じた座標を取得し、取得した座標をプロセッサ190へ出力する。換言すれば、タッチパネルコントローラ135は、抵抗膜タッチパネル130におけるタッチ座標を取得して、プロセッサ190へ出力する。なお、タッチパネルコントローラ135は、マルチタッチがあった場合にも1つの座標を取得するため、取得される座標が実際にタッチされた座標と一致するとは限らない。
表示部150は、静電タッチパネル110及び抵抗膜タッチパネル130と重なるように配置される液晶モジュールなどを備え、プロセッサ190から出力される表示画面情報を表示する。すなわち、表示部150は、プロセッサ190がアプリケーションのプログラムを実行し、実行結果に応じた内容の表示画面情報が生成されると、生成された表示画面情報を表示する。したがって、例えばアプリケーションの処理によって表示が変化する場合には、表示部150は、アプリケーションの処理に応じて画面を切り替える。
無線部160は、アンテナを介して信号を受信し、受信信号をプロセッサ190へ出力する。また、無線部160は、プロセッサ190によって生成された信号をアンテナを介して送信する。無線部160は、例えば携帯端末装置100が通話可能な携帯電話機である場合には、ユーザの発話音声や受話音声などの信号を送受信する。
メモリ170は、例えばROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access
Memory)などを備え、プロセッサ190が実行するプログラムやデータなどを記憶する記憶部である。
オーディオ入出力部180は、例えばマイクなどのオーディオ入力デバイスやスピーカなどのオーディオ出力デバイスを備える。オーディオ入出力部180は、例えば携帯端末装置100が通話可能な携帯電話機である場合には、ユーザの発話音声の入力を受け付けたり、受話音声を出力したりする。
プロセッサ190は、タッチパネルコントローラ115、135から出力されるタッチ座標及び検出面積を取得し、これらのタッチ座標及び検出面積に基づいて、どのようなタッチがなされたかを示すタッチの種類を判別する。そして、プロセッサ190は、判別されたタッチの種類に応じて、タッチパネルコントローラ115、135から出力されたタッチ座標のうち、どちらのタッチ座標を実際にタッチされた座標として採用するか決定する。すなわち、プロセッサ190は、静電タッチパネル110及び抵抗膜タッチパネル130におけるタッチ座標から、アプリケーションの処理に使用する使用座標を決定する。
また、プロセッサ190は、必要に応じて、使用座標から最終的なタッチ位置の座標を確定する。すなわち、プロセッサ190は、例えば複数箇所のタッチ位置のうち強く押圧されたタッチ位置の座標を確定したり、使用座標を用いてタッチ位置の補正をしたりする。
ここで、図4及び図5を用いて、プロセッサ190が判別するタッチの種類とそれぞれのタッチの種類における使用座標とについて説明する。
図4は、タッチ検出状況によるタッチの種類及び使用座標の一覧を示す図である。図4に示すように、プロセッサ190は、タッチパネルコントローラ115、135から出力されるタッチ座標及び検出面積に基づいて6種類のタッチの種類を判別し、それぞれのタッチの種類に応じた使用座標を決定する。
具体的には、まず第1に、プロセッサ190は、静電タッチパネル110においてはタッチ座標が検出されず、抵抗膜タッチパネル130においてはタッチ座標が検出された場合には、絶縁体による強いタッチがあったと判別する。すなわち、例えば図5(A)に示すように、抵抗膜タッチパネル130のみにおいて点201でのタッチが検出された場合には、プロセッサ190は、導体によるタッチはなく、絶縁体によるタッチによって抵抗膜タッチパネル130が押圧されたと判別する。そして、プロセッサ190は、この場合の使用座標を抵抗膜タッチパネル130におけるタッチ座標に決定する。
第2に、プロセッサ190は、静電タッチパネル110においてタッチ座標が検出され、対応する検出面積が所定値S以上である場合には、携帯端末装置100が水中にあるか又は静電タッチパネル110上に水膜があると判別する。すなわち、例えば図5(B)に示すように、静電タッチパネル110において領域202でのタッチが検出された場合には、比較的大面積において導体によるタッチがあると考えられる。このため、プロセッサ190は、静電タッチパネル110に水が付着していると判別する。この場合、静電タッチパネル110では指などによるタッチを正しく検出できないため、プロセッサ190は、使用座標を抵抗膜タッチパネル130におけるタッチ座標に決定する。
なお、ここでは、静電タッチパネル110における検出面積が所定値S以上である場合に、静電タッチパネル110に水が付着していると判別するものとしたが、水に限らず導体の液体が付着していると判別しても良い。また、例えば金属などの導体の固体が静電タッチパネル110の全面に接触しているなどと判別しても良い。ただし、固体が静電タッチパネル110の全面に接触している場合には、通常、指などによって静電タッチパネル110がタッチされることはない。
以上の2つのタッチ検出状況では、静電タッチパネル110においてタッチ座標が検出されなかったり、静電タッチパネル110における検出面積が所定値S以上であったりした。一方、以下の4つのタッチ検出状況では、静電タッチパネル110におけるタッチの検出状況は共通であり、静電タッチパネル110においてタッチ座標が1以上検出され、かつ、各タッチ座標に対応する検出面積が所定値S未満である。このため、以下においては、静電タッチパネル110におけるタッチ検出状況に関して、記載を省略することがある。
第3に、プロセッサ190は、静電タッチパネル110においてはタッチ座標が検出され、抵抗膜タッチパネル130においてはタッチ座標が検出されなかった場合には、導体による弱いタッチがあったと判別する。すなわち、例えば図5(C)に示すように、静電タッチパネル110のみにおいて領域203などでのタッチが検出された場合には、プロセッサ190は、これらの領域において抵抗膜130a、130bが接触しない程度の弱いタッチがあったと判別する。そして、プロセッサ190は、この場合の使用座標を静電タッチパネル110におけるタッチ座標に決定する。
第4に、プロセッサ190は、静電タッチパネル110及び抵抗膜タッチパネル130の双方においてタッチ座標が検出され、両方式のタッチパネルにおいて検出されたタッチ座標間の距離が所定値r未満の場合には、1箇所で導体による強いタッチがあったと判別する。すなわち、例えば図5(D)に示すように、静電タッチパネル110において領域204でのタッチが検出され、抵抗膜タッチパネル130において点205でのタッチが検出された場合には、これらのタッチ座標間距離が所定値r未満である。つまり、両方式で検出されたタッチ座標がほぼ一致しているため、領域204及び点205の位置においてのみ導体による強いタッチがあったと考えられる。そこで、プロセッサ190は、領域204及び点205の位置において導体による強いタッチがあったと判別し、その他にも静電タッチパネル110におけるタッチ座標が検出された場合には、そのタッチ座標で導体による弱いタッチがあったと判別する。
この第4の場合には、プロセッサ190は、使用座標を静電タッチパネル110におけるタッチ座標に決定するが、さらに、抵抗膜タッチパネル130におけるタッチ座標を用いて、強いタッチがなされたタッチ座標を特定する。具体的には、例えば図5(D)に示すような場合には、プロセッサ190は、抵抗膜タッチパネル130において検出された点205とほぼ一致する領域204において、強いタッチがあったと判断する。したがって、プロセッサ190は、静電タッチパネル110において検出された領域204以外の領域については、弱いタッチがあったと判断する。
第5に、プロセッサ190は、静電タッチパネル110及び抵抗膜タッチパネル130の双方においてタッチ座標が検出され、両方式のタッチパネルにおいて検出されたタッチ座標間の距離が所定値r以上の場合には、タッチ座標が検出された範囲を比較する。そして、プロセッサ190は、抵抗膜タッチパネル130において検出されたタッチ座標が静電タッチパネル110によって検出されたすべてのタッチ座標を包含する範囲と重複するか否かを判定する。この結果、タッチ座標が検出された範囲が重複する場合には、プロセッサ190は、複数箇所で導体による強いタッチがあったと判別する。すなわち、例えば図5(E)に示すように、静電タッチパネル110において検出された領域206、207などをすべて包含する範囲内に、抵抗膜タッチパネル130において検出された点208が含まれる場合には、複数箇所での強いタッチがあったと判別する。これは、図5(E)において、領域206、207が導体によって強くタッチされたため、抵抗膜タッチパネル130においては、領域206、207の中間の点208が検出されたと考えられるためである。
この第5の場合には、プロセッサ190は、使用座標を静電タッチパネル110におけるタッチ座標に決定するが、さらに、抵抗膜タッチパネル130におけるタッチ座標を用いて、強いタッチがなされたタッチ座標を特定する。具体的には、例えば図5(E)に示すような場合には、プロセッサ190は、抵抗膜タッチパネル130において検出された点208を中間に有する領域206、207において、強いタッチがあったと判断する。したがって、プロセッサ190は、静電タッチパネル110において検出された領域206、207以外の領域については、弱いタッチがあったと判断する。なお、第5の場合における強いタッチがなされたタッチ座標の特定については、後に詳述する。
第6に、プロセッサ190は、上述した第5の場合と同様に、抵抗膜タッチパネル130において検出されたタッチ座標が静電タッチパネル110によって検出されたすべてのタッチ座標を包含する範囲と重複するか否かを判定する。この結果、第5の場合とは異なり、タッチ座標が検出された範囲が重複しない場合には、プロセッサ190は、タッチパネル上に手が置かれた状態で絶縁体による強いタッチがあったと判別する。すなわち、例えば図5(F)に示すように、静電タッチパネル110において検出された領域209を包含する範囲内に、抵抗膜タッチパネル130において検出された点210が含まれない場合には、手が置かれた状態で強いタッチがあったと判別する。これは、図5(F)において、静電タッチパネル110上の手に対応する領域209が検出されると同時に、この手が持つペンなどの絶縁体によって強いタッチがなされた結果、抵抗膜タッチパネル130においては、点210が検出されたと考えられるためである。
この第6の場合には、プロセッサ190は、静電タッチパネル110及び抵抗膜タッチパネル130の双方のタッチ座標を使用座標とし、使用座標から最終的なタッチ位置の座標を確定する。すなわち、プロセッサ190は、静電タッチパネル110におけるタッチ座標及び検出面積を用いて抵抗膜タッチパネル130におけるタッチ座標を補正することにより、最終的なタッチ位置を求める。したがって、図5(F)において、領域209及び点210は、いずれもそのまま最終的なタッチ位置として用いられることはない。なお、第6の場合における最終的なタッチ位置の算出については、後に詳述する。
次いで、上記のように構成された携帯端末装置100の動作について、図6に示すフロー図を参照しながら説明する。
携帯端末装置100の稼働中、タッチパネルコントローラ115及びタッチパネルコントローラ135は、それぞれ静電タッチパネル110及び抵抗膜タッチパネル130を監視し、タッチパネルに対するタッチを検出する(ステップS101)。具体的には、タッチパネルコントローラ115は、静電タッチパネル110における静電容量の変化を検知して導体によるタッチを検出し、タッチパネルコントローラ135は、抵抗膜タッチパネル130が備える抵抗膜130a、130bの接触を検知して強いタッチを検出する。
そして、少なくともいずれか一方のタッチパネルコントローラによってタッチが検出されると、タッチを検出したタッチパネルコントローラによって、タッチ座標が取得される(ステップS102)。具体的には、タッチパネルコントローラ115によって、静電タッチパネル110において静電容量が変化した領域の座標(タッチ座標)とこの領域の面積(検出面積)とが取得される。これにより、タッチパネルコントローラ115によって、導体によるタッチがあった位置のタッチ座標及び検出面積が取得される。一方、タッチパネルコントローラ135によって、抵抗膜タッチパネル130が備える抵抗膜130a、130bが接触したことによって流れる電流から抵抗が求められる。そして、求められた抵抗に基づいて、抵抗膜130a、130bを接触させるように加圧された位置の座標(タッチ座標)が取得される。これにより、タッチパネルコントローラ135によって、強いタッチがあった位置のタッチ座標が取得される。
取得されたタッチ座標及び検出面積は、それぞれのタッチパネルコントローラからプロセッサ190へ出力される。そして、プロセッサ190によって、タッチ座標及び検出面積から使用座標を決定する処理が実行される(ステップS103)。すなわち、静電タッチパネル110及び抵抗膜タッチパネル130のどちらによって検出されたタッチ座標をアプリケーションの処理に使用するかが決定される。この使用座標決定処理については、後に図7を参照して詳述する。
使用座標が決定されると、引き続きプロセッサ190によって、使用座標から最終的なタッチ位置の座標が確定される(ステップS104)。すなわち、タッチの検出状況によっては、強いタッチと弱いタッチが混在していたり、タッチ座標が実際のタッチ位置を示していなかったりすることがある。このため、プロセッサ190によって、強いタッチと弱いタッチの判別が行われたり、タッチ座標の補正が行われたりする。この座標確定処理については、後に図8を参照して詳述する。
こうして最終的なタッチ位置の座標が確定されると、プロセッサ190によって、タッチ位置に応じた処理が実行され、例えば表示部150における表示の制御が行われる(ステップS105)。具体的には、例えばタッチ位置に表示中のボタンなどが押下された場合の処理が実行され、表示部150における表示画面の遷移などが実行される。本実施の形態においては、強いタッチ及び弱いタッチを含むマルチタッチがあるタッチ検出状況でも、プロセッサ190によってタッチの種類が的確に判別されるため、タッチパネルによって複雑かつ高度な操作が可能である。
次に、プロセッサ190によって実行される使用座標決定処理について、図7に示すフロー図を参照しながら説明する。
まず、プロセッサ190は、静電タッチパネル110によって検出されたタッチ座標の数が1以上であるか否かを判定する(ステップS201)。すなわち、タッチパネルコントローラ115からタッチ座標及び検出面積が出力されたか否かが判定される。
この判定の結果、静電タッチパネル110によってタッチ座標が検出されていない場合には(ステップS201No)、抵抗膜タッチパネル130のみによってタッチ座標が検出されていることになる。そこで、プロセッサ190は、導体によるタッチはなく、絶縁体による強いタッチがあったと判断する(ステップS202)。この場合、プロセッサ190は、抵抗膜タッチパネル130におけるタッチ座標を使用座標に決定して(ステップS214)、使用座標決定処理を終了する。
ステップS201の判定の結果、静電タッチパネル110によって1以上のタッチ座標が検出されている場合には(ステップS201Yes)、プロセッサ190は、検出面積が所定値S以上であるか否かを判定する(ステップS203)。すなわち、静電タッチパネル110において静電容量が変化した領域の面積が所定値S以上であるか否かが判定される。
この判定の結果、検出面積が所定値S以上である場合には(ステップS203Yes)、静電タッチパネル110の表面が比較的大面積にわたって導体に接触していることになる。そこで、プロセッサ190は、携帯端末装置100が水中にあるか、静電タッチパネル110の表面に水膜が付着していると判断する(ステップS204)。この場合、静電タッチパネル110において指などの他の導体によるタッチを検出することは困難であるため、プロセッサ190は、抵抗膜タッチパネル130におけるタッチ座標を使用座標に決定して(ステップS214)、使用座標決定処理を終了する。
ステップS203の判定の結果、検出面積が所定値S未満である場合には(ステップS203No)、プロセッサ190は、抵抗膜タッチパネル130によって検出されたタッチ座標の数が1以上であるか否かを判定する(ステップS205)。すなわち、タッチパネルコントローラ135からタッチ座標が出力されたか否かが判定される。
この判定の結果、抵抗膜タッチパネル130によってタッチ座標が検出されていない場合には(ステップS205No)、静電タッチパネル110のみによってタッチ座標が検出されていることになる。そこで、プロセッサ190は、抵抗膜130a、130bが接触するほどの強いタッチはなく、導体による弱いタッチがあったと判断する(ステップS206)。この場合、プロセッサ190は、静電タッチパネル110におけるタッチ座標を使用座標に決定して(ステップS213)、使用座標決定処理を終了する。
ステップS205の判定の結果、抵抗膜タッチパネル130によって1以上のタッチ座標が検出されている場合には(ステップS205Yes)、プロセッサ190は、両タッチパネルにおけるタッチ座標間の距離を所定値rと比較する。そして、プロセッサ190は、両タッチパネルにおけるタッチ座標の組み合わせのうち座標間距離が所定値r未満の組み合わせがあるか否かを判定する(ステップS207)。すなわち、静電タッチパネル110及び抵抗膜タッチパネル130において、ほぼ同一のタッチ座標が検出されているか否かが判定される。
この判定の結果、座標間距離が所定値r未満のタッチ座標の組み合わせがある場合には(ステップS207Yes)、このタッチ座標の組み合わせの位置のみにおいて強いタッチがあることになる。換言すれば、例えば指などの導体によって1箇所が強くタッチされると、その1箇所において静電タッチパネル110の静電容量が変化するとともに、抵抗膜タッチパネル130の抵抗膜130a、130bが接触する。そして、たとえ静電タッチパネル110によってマルチタッチが検出されたとしても、抵抗膜タッチパネル130によるタッチ座標と一致しないタッチ座標では、弱いタッチがあったと考えられる。このため、2つのタッチパネルにおけるタッチ座標間の距離が所定値r未満である場合には、プロセッサ190は、1箇所において導体による強いタッチがあったと判断する(ステップS208)。この場合、プロセッサ190は、静電タッチパネル110におけるタッチ座標を使用座標に決定して(ステップS213)、使用座標決定処理を終了する。ただし、後述するように、プロセッサ190は、抵抗膜タッチパネル130によるタッチ座標に基づいて、強いタッチがあったタッチ座標を特定し、最終的なタッチ位置を確定する。
ステップS207の判定の結果、座標間距離が所定値r未満のタッチ座標の組み合わせがない場合には(ステップS207No)、プロセッサ190は、両タッチパネルにおけるタッチ座標の検出範囲が重複している否かを判定する(ステップS209)。すなわち、静電タッチパネル110によるタッチ座標をすべて包含する範囲内に、抵抗膜タッチパネル130によるタッチ座標が含まれるか否かが判定される。
この判定の結果、両タッチパネルにおけるタッチ座標の検出範囲が重複している場合には(ステップS209Yes)、複数の位置が強くタッチされた結果、抵抗膜タッチパネル130においては、それらの位置の中間がタッチ座標として検出されたと考えられる。換言すれば、例えば指などの導体によって複数箇所が強くタッチされると、静電タッチパネル110においては、これらの複数箇所に対応する複数のタッチ座標が検出される。一方、抵抗膜タッチパネル130においては、強くタッチされた複数箇所の中間の1点がタッチ座標として検出される。このため、両タッチパネルにおけるタッチ座標の検出範囲が重複している場合には、プロセッサ190は、複数箇所において導体による強いタッチがあったと判断する(ステップS210)。この場合、プロセッサ190は、静電タッチパネル110におけるタッチ座標を使用座標に決定して(ステップS213)、使用座標決定処理を終了する。ただし、後述するように、プロセッサ190は、抵抗膜タッチパネル130によるタッチ座標に基づいて、強いタッチがあったタッチ座標を特定し、最終的なタッチ位置を確定する。
ステップS209の判定の結果、両タッチパネルにおけるタッチ座標の検出範囲が重複していない場合には(ステップS209No)、プロセッサ190は、タッチパネル上に手が置かれた状態で絶縁体による強いタッチがあったと判断する(ステップS211)。すなわち、絶縁体のペンなどを持った手が静電タッチパネル110上に置かれ、このペンなどによって強いタッチがなされたと判断される。
このように判断される理由は、以下の通りである。すなわち、ユーザが絶縁体のペンなどを手に持ってタッチパネルにタッチする場合には、導体である手が置かれた位置で静電タッチパネル110によってタッチ座標が検出されると考えられる。同時に、静電タッチパネル110によるタッチ座標の検出範囲とは離れた位置で、ペン及び手による圧力に起因するタッチ座標が抵抗膜タッチパネル130によって検出されると考えられる。したがって、両タッチパネルにおけるタッチ座標の検出範囲が重複していない場合には、プロセッサ190は、タッチパネル上に手が置かれた状態で絶縁体による強いタッチがあったと判断する。この場合、プロセッサ190は、静電タッチパネル110におけるタッチ座標及び検出面積に基づいて、抵抗膜タッチパネル130におけるタッチ座標を補正することを決定し(ステップS212)、使用座標決定処理を終了する。
本実施の形態においては、上述したようにタッチの種類がきめ細かく判別され、それぞれの場合において適切な使用座標が決定される。このため、静電タッチパネル110及び抵抗膜タッチパネル130を備えた携帯端末装置100において、様々なタッチ検出状況が起こり得る場合でも、どのようなタッチがなされたかを的確に判別することができる。
次に、プロセッサ190によって実行される座標確定処理について、図8に示すフロー図を参照しながら説明する。
プロセッサ190は、上述した使用座標決定処理によってタッチの種類を判別し、それぞれのタッチの種類に応じた使用座標を決定すると、タッチの種類が「1箇所で導体による強いタッチ」であったか否かを判断する(ステップS301)。そして、タッチの種類が「1箇所で導体による強いタッチ」であった場合には(ステップS301Yes)、静電タッチパネル110におけるタッチ座標のうち、抵抗膜タッチパネル130におけるタッチ座標に最も近いタッチ座標を特定する(ステップS302)。こうして特定されたタッチ座標は、抵抗膜タッチパネル130におけるタッチ座標との距離が所定値r未満のタッチ座標であり、このタッチ座標において強いタッチがあったことになる。したがって、プロセッサ190は、静電タッチパネル110におけるタッチ座標を使用座標とするが、そのうちの1つのタッチ座標において強いタッチがあり、残りのタッチ座標において弱いタッチがあったと確定する。
タッチの種類が「1箇所で導体による強いタッチ」ではない場合には(ステップS301No)、プロセッサ190は、タッチの種類が「複数箇所で導体による強いタッチ」であったか否かを判断する(ステップS303)。そして、タッチの種類が「複数箇所で導体による強いタッチ」であった場合には(ステップS303Yes)、静電タッチパネル110における複数のタッチ座標から重み付け重心を算出する(ステップS304)。
ここで、重み付け重心とは、それぞれのタッチ座標を対応する検出面積で重み付けした上で求められる重心である。具体的には、例えばタッチ座標(xa,ya)に対応する検出面積がaであり、タッチ座標(xb,yb)に対応する検出面積がbである場合、これらのタッチ座標の組み合わせの重み付け重心(Xab,Yab)は、以下の式によって求められる。
ab=(a×xa+b×xb)/(a+b)
ab=(a×ya+b×yb)/(a+b)
さらに、上記の2つのタッチ座標に加え、検出面積cに対応するタッチ座標(xc,yc)を含めた3つのタッチ座標の重み付け重心(Xabc,Yabc)は、以下の式によって求められる。
abc=(a×xa+b×xb+c×xc)/(a+b+c)
abc=(a×ya+b×yb+c×yc)/(a+b+c)
以下同様に、4つ以上のタッチ座標の組み合わせに関しても、タッチ座標と検出面積から重み付け重心を求めることができる。
プロセッサ190は、静電タッチパネル110によるタッチ座標のすべての組み合わせについて、重み付け重心を算出する。そして、プロセッサ190は、算出した重み付け重心のうち、抵抗膜タッチパネル130によるタッチ座標に最も近い重み付け重心を特定する(ステップS305)。タッチの種類が「複数箇所で導体による強いタッチ」である場合には、複数箇所において強いタッチがあった結果、強いタッチがあったタッチ座標の重み付け重心付近で抵抗膜タッチパネル130においてタッチ座標が検出されたと考えられる。
そこで、プロセッサ190は、抵抗膜タッチパネル130によるタッチ座標に最も近い重み付け重心に対応するタッチ座標の組み合わせを特定する(ステップS306)。すなわち、例えば上述した重み付け重心(Xab,Yab)が抵抗膜タッチパネル130によるタッチ座標に最も近い場合は、タッチ座標(xa,ya)及びタッチ座標(xb,yb)の組み合わせを特定する。こうして特定された組み合わせのタッチ座標は、静電タッチパネル110によって検出された複数のタッチ座標のうち、強いタッチがあったタッチ座標であると考えられる。したがって、プロセッサ190は、静電タッチパネル110におけるタッチ座標を使用座標とするが、そのうちの上記のように特定された組み合わせのタッチ座標において強いタッチがあり、残りのタッチ座標において弱いタッチがあったと確定する。
なお、上述した重み付け重心を用いた座標確定処理は、強いタッチがあったタッチ座標を特定するための処理の一例であり、他の方法によって強いタッチがあったタッチ座標を特定しても良い。すなわち、例えば静電タッチパネル110による複数のタッチ座標の組み合わせについて、それぞれの組み合わせのタッチ座標から重み付け重心とは異なる代表点を求めても良い。この場合には、代表点が抵抗膜タッチパネル130によるタッチ座標に最も近い組み合わせのタッチ座標で強いタッチがあったと特定しても良い。
タッチの種類が「複数箇所で導体による強いタッチ」ではない場合には(ステップS303No)、プロセッサ190は、タッチの種類が「手を置いて絶縁体による強いタッチ」であったか否かを判断する(ステップS307)。タッチの種類が「手を置いて絶縁体による強いタッチ」ではない場合には(ステップS307No)、既に使用座標決定処理で決定された使用座標が最終的なタッチ位置であるため、プロセッサ190は、座標確定処理を終了する。
一方、タッチの種類が「手を置いて絶縁体による強いタッチ」であった場合には(ステップS307Yes)、静電タッチパネル110における検出面積に基づいて、抵抗膜タッチパネル130によるタッチ座標を補正するための補正係数aを算出する(ステップS308)。この補正係数aは、検出面積が大きければ大きくなり、検出面積が小さければ小さくなる値である。
これは、タッチパネル上に置かれた手による圧力が大きければ、検出面積が大きくなる傾向にあり、同時に、抵抗膜タッチパネル130によるタッチ座標が手の位置に近づくためである。すなわち、手による圧力が大きい場合には、抵抗膜タッチパネル130によるタッチ座標は、実際に絶縁体によるタッチがあった位置よりも大幅に手の位置に近い座標となっている可能性がある。このため、手による圧力が大きい場合には、補正係数aが大きくなるようにして、抵抗膜タッチパネル130によるタッチ座標が大幅に補正されるようにする。
補正係数aを算出した後、プロセッサ190は、静電タッチパネル110及び抵抗膜タッチパネル130によるタッチ座標を結ぶ直線を導出する(ステップS309)。実際に絶縁体によるタッチがあった位置は、この直線上にあると考えられる。そこで、プロセッサ190は、静電タッチパネル110及び抵抗膜タッチパネル130によるタッチ座標間の距離dに補正係数aを乗算し、得られた補正距離(a×d)だけ抵抗膜タッチパネル130によるタッチ座標から離れた直線上の座標を算出する(ステップS310)。
ここで、上記の座標算出について、図9に具体例を示す。図9においては、静電タッチパネル110によってタッチ座標(x0,y0)が検出され、抵抗膜タッチパネル130によってタッチ座標(x1,y1)が検出されている。プロセッサ190は、静電タッチパネル110によって検出された領域301の検出面積に基づいて、補正係数aを算出する。そして、プロセッサ190は、タッチ座標(x0,y0)及びタッチ座標(x1,y1)を結ぶ直線を導出する。
さらに、プロセッサ190は、導出した直線上の座標であって、タッチ座標(x0,y0)及びタッチ座標(x1,y1)の間の距離dに補正係数aを乗算して得られた補正距離(a×d)だけタッチ座標(x1,y1)から離れた座標(x2,y2)を算出する。このとき、算出される座標(x2,y2)は、タッチ座標(x1,y1)に関してタッチ座標(x0,y0)とは反対側に位置する。プロセッサ190は、算出した座標(x2,y2)が実際に絶縁体によるタッチがあった位置の座標であると確定する。
なお、上述した検出面積に基づく補正係数を用いた座標確定処理は、実際に絶縁体によるタッチがあった位置を特定するための処理の一例であり、他の方法によって実際に絶縁体によるタッチがあった位置を特定しても良い。
このように、本実施の形態においては、強いタッチと弱いタッチが混在している場合や、タッチ座標が実際のタッチ位置を示していない場合でも、プロセッサ190がタッチ座標及び検出面積に基づいて最終的なタッチ位置を確定する。このため、タッチパネルによって複雑かつ高度な操作が可能となる。具体的には、例えばマルチタッチが検出された場合にも、それぞれのタッチ座標におけるタッチが強いタッチなのか弱いタッチなのかが判別されるため、タッチパネルに複数の指を置いたままそれぞれの指のタッチの強度を変化させて操作することなども可能となる。この結果、パーソナルコンピュータなどのキーボードと同等のキーを表示部150に表示させ、所謂ブラインドタッチのような操作を受け付けることもできる。
以上のように、本実施の形態によれば、プロセッサは、静電タッチパネル及び抵抗膜タッチパネルによって検出されたタッチ座標及び検出面積から、タッチの種類を判別してアプリケーションの処理に使用する使用座標を決定する。さらに、プロセッサは、必要に応じて、使用座標を用いてタッチの強弱や実際のタッチ位置の座標を確定する。このため、状況に応じた様々なタッチの種類を的確に判別し、携帯端末装置の利便性をさらに向上することができる。
なお、上記一実施の形態においては、2つのタッチパネルにおけるタッチ座標の検出範囲が重複するか否かによって、複数箇所での導体による強いタッチとタッチパネルに手が置かれた状態での絶縁体による強いタッチとを判別するものとした。しかしながら、これらの2種類のタッチは、他の方法によって判別することも可能である。具体的には、例えば、静電タッチパネル110によって検出された領域の検出面積が所定値S1以上である場合には、この領域に手が置かれていると判断するようにしても良い。すなわち、図7に示したステップS209において、プロセッサ190は、検出面積が所定値S1以上であるか否かを判定するようにしても良い。そして、検出面積が所定値S1以上である場合には、タッチパネルに手が置かれた状態での絶縁体による強いタッチがあったと判断される。反対に、検出面積が所定値S1未満である場合には、複数箇所での導体による強いタッチがあったと判断される。なお、所定値S1は、図7に示したステップS203で用いられる所定値Sよりも小さい値である。
また、上記一実施の形態において説明した携帯端末装置100の動作をコンピュータが実行可能なプログラムとして記述することも可能である。この場合、このプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納し、コンピュータに導入することも可能である。コンピュータが読み取り可能な記録媒体としては、例えばCD−ROM、DVDディスク、USBメモリなどの可搬型記録媒体や、例えばフラッシュメモリなどの半導体メモリが挙げられる。
110 静電タッチパネル
115、135 タッチパネルコントローラ
120 操作キー
130 抵抗膜タッチパネル
140 支持板
150 表示部
160 無線部
170 メモリ
180 オーディオ入出力部
190 プロセッサ

Claims (11)

  1. 静電容量方式によってタッチ座標を検出する第1のタッチパネルと、
    前記第1のタッチパネルと重ねて設けられ抵抗膜方式によってタッチ座標を検出する第2のタッチパネルと、
    メモリと、
    前記メモリに接続されたプロセッサと、を備え、
    前記プロセッサは、
    前記第1のタッチパネル及び前記第2のタッチパネルの少なくとも一方において検出されたタッチ座標を取得し、
    取得されたタッチ座標に基づいて、所定圧力以上の強いタッチの有無を含むタッチの種類を判別し、
    強いタッチがあるタッチの種類に判別され、かつ、前記第1のタッチパネル及び前記第2のタッチパネルの双方においてタッチ座標が検出されている場合に、強いタッチがあったタッチ座標を特定する、
    処理を実行することを特徴とする情報端末装置。
  2. 前記判別する処理は、
    前記第1のタッチパネルにおいて検出されたタッチ座標と、前記第2のタッチパネルにおいて検出されたタッチ座標との間の距離が所定値以上であるか否かを判定し、
    判定結果に基づいて、1箇所のみで強いタッチがあるか否かを判別する、
    処理を含むことを特徴とする請求項1記載の情報端末装置。
  3. 前記判別する処理は、
    前記第1のタッチパネルにおいて検出されたタッチ座標と、前記第2のタッチパネルにおいて検出されたタッチ座標との間の距離が所定値未満である場合に、1箇所のみで導体による強いタッチがあると判別することを特徴とする請求項2記載の情報端末装置。
  4. 前記特定する処理は、
    前記第1のタッチパネルにおいて検出されたタッチ座標であって、前記第2のタッチパネルにおいて検出されたタッチ座標との距離が所定値未満であるタッチ座標のみで強いタッチがあると特定することを特徴とする請求項3記載の情報端末装置。
  5. 前記判別する処理は、
    前記第1のタッチパネルにおいて検出されるタッチ座標の検出範囲と、前記第2のタッチパネルにおいて検出されたタッチ座標とが重複するか否かを判定し、
    判定結果に基づいて、複数箇所で強いタッチがあるか否かを判別する、
    処理を含むことを特徴とする請求項1記載の情報端末装置。
  6. 前記判別する処理は、
    前記第1のタッチパネルにおいて検出されるタッチ座標の検出範囲と、前記第2のタッチパネルにおいて検出されたタッチ座標とが重複する場合に、複数箇所で導体による強いタッチがあると判別することを特徴とする請求項5記載の情報端末装置。
  7. 前記特定する処理は、
    前記第1のタッチパネルにおいて検出される複数のタッチ座標の組み合わせのうち、各組み合わせのタッチ座標から求められる代表点が前記第2のタッチパネルにおいて検出されたタッチ座標に最も近い組み合わせのタッチ座標で強いタッチがあると特定することを特徴とする請求項6記載の情報端末装置。
  8. 前記判別する処理は、
    前記第1のタッチパネルにおいて検出されるタッチ座標の検出範囲と、前記第2のタッチパネルにおいて検出されたタッチ座標とが重複しない場合に、前記第1のタッチパネルに手が接した状態で絶縁体による強いタッチがあると判別することを特徴とする請求項5記載の情報端末装置。
  9. 前記特定する処理は、
    前記第1のタッチパネルによって検出されたタッチ座標に対応する検出領域の面積に基づいて補正係数を算出し、
    前記第2のタッチパネルにおいて検出されたタッチ座標を前記補正係数を用いて補正することにより得られる座標で強いタッチがあると特定する
    処理を含むことを特徴とする請求項8記載の情報端末装置。
  10. 静電容量方式によってタッチ座標を検出する第1のタッチパネル、及び前記第1のタッチパネルと重ねて設けられ抵抗膜方式によってタッチ座標を検出する第2のタッチパネルの少なくとも一方において検出されたタッチ座標を取得し、
    取得されたタッチ座標に基づいて、所定圧力以上の強いタッチの有無を含むタッチの種類を判別し、
    強いタッチがあるタッチの種類に判別され、かつ、前記第1のタッチパネル及び前記第2のタッチパネルの双方においてタッチ座標が検出されている場合に、強いタッチがあったタッチ座標を特定する、
    処理を有することを特徴とするタッチ座標決定方法。
  11. コンピュータに、
    静電容量方式によってタッチ座標を検出する第1のタッチパネル、及び前記第1のタッチパネルと重ねて設けられ抵抗膜方式によってタッチ座標を検出する第2のタッチパネルの少なくとも一方において検出されたタッチ座標を取得し、
    取得されたタッチ座標に基づいて、所定圧力以上の強いタッチの有無を含むタッチの種類を判別し、
    強いタッチがあるタッチの種類に判別され、かつ、前記第1のタッチパネル及び前記第2のタッチパネルの双方においてタッチ座標が検出されている場合に、強いタッチがあったタッチ座標を特定する、
    処理を実行させることを特徴とするタッチ座標決定プログラム。
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