JP2014056337A - 触覚提示装置 - Google Patents

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寛康 植田
Takashi Suzuki
隆司 鈴木
Michimasa Ito
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Abstract

【課題】手探りでの操作性を向上させることができる触覚提示装置を提供する。
【解決手段】制御回路25は、変位センサ22を通じて取得されるパッド21上の指先位置がディスプレイ14上の仮想ボタンに対応する位置に至った旨判断されるとき、圧電アクチュエータ23に印可する電圧の制御を通じて、パッド21全体を急峻に持ち上げる。これにより、パッド21上の指先に段差感が与えられる。また、制御回路25は、パッド21上の指先位置がディスプレイ14上の仮想ボタンに対応する位置に維持されている旨判断されるとき、微小な振動を継続して発生させる。これにより、ユーザはパッド21上の指先位置を認識しやすくなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、触覚提示装置に関する。
従来、タッチパッドおよびタッチパネルなど、なぞり操作を通じてディスプレイに表示される仮想的なボタンの選択などを行う入力装置が知られている。タッチパッドであれタッチパネルであれ、これら入力装置の操作面は平坦面であって、仮想的なボタンに対応する凹凸が存在しない。このため、ユーザは操作面に沿って指をスライドさせたとき、触感によって仮想的なボタンの位置を認識することが困難である。
そこで、振動などによる触覚提示機能を有する入力装置が従来提案されている。たとえば特許文献1のタッチパネルでは、ディスプレイ上の仮想的なボタンに対応するボタン領域が触れられたとき、当該ボタンの存在を振動によって報知する。なぞり操作に伴い指がボタン領域から外れたときには、振動が停止される。ユーザは、振動の有無を通じて、個々の仮想的なボタンの位置、あるいはそれらの境界を認識可能である。
特開2010−9321号公報
特許文献1のタッチパネルによれば、ユーザは、振動による刺激を通じて、何らかの仮想的なボタンに触れたかどうかのフィードバックは得られる。しかし、当該タッチパネルでは、ユーザに提示する触感による操作感が不十分である。物理的なボタンであれば、手探りで操作する場合であれ、触覚によりボタンの外形形状を認識することができるため、ボタンの位置あるいは種類を認識しやすく、操作も簡単である。これに対し、当該タッチパネルでは、振動によるフィードバックがあるとはいえ、キーボードなどの物理的なボタンをなぞったときのような段差感のある触感は得られない。このため、当該タッチパネルを手探りで操作する場合には、仮想的なボタンの位置がわかりにくい。このように、当該タッチパネルには、手探りでの操作性の点で未だ改善の余地がある。タッチパッドについても同様である。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、手探りでの操作性を向上させることができる触覚提示装置を提供することにある。
<1>本発明によれば、ディスプレイに表示されるオブジェクトを指定するために指先でなぞり操作がなされる操作面を有しかつ当該操作面に交わる方向に沿って移動可能とされた板と、前記板を前記交わる方向に沿って移動させるアクチュエータと、前記操作面における指先位置を検出するセンサと、前記センサを通じて取得される指先位置に基づき前記アクチュエータを動作させる制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記指先位置がオブジェクトに対応する位置に近接または到達したとき、板全体を指に押し付ける方向へ急激に変位させるべく前記アクチュエータの動作を制御する触覚提示装置が得られる。
この構成によれば、板上の指先位置がディスプレイに表示されるオブジェクトに対応する位置に近接または到達したとき、板全体が指に押し付けられる方向へ急峻に変位する。この板の変位により、板上の指先に段差感が与えられる。物理的なボタンに近い触感が得られることによって、ユーザは板上の目標位置を認識しやすくなる。このため、手探りでの操作性が向上する。
<2>前記の触覚提示装置において、前記制御回路は、前記指先位置がオブジェクトに対応する位置から外れるタイミングで、板全体を指から離間させる方向へ急激に変位させるべく前記アクチュエータの動作を制御することが好ましい。
この構成によれば、板上の指先位置がディスプレイに表示されるオブジェクトに対応する位置から外れるタイミングで、板全体が指から離間する方向へ急峻に変位する。この板の変位により、より明確な段差感が得られる。
<3>前記の触覚提示装置において、前記制御回路は、前記指先位置がオブジェクトに対応する位置に維持されている間、板全体を指に押し付ける方向へ変位させた状態を維持しつつ、または板全体を指に押し付ける方向へ変位させつつ、板全体を微小振動させるべく前記アクチュエータの動作を制御することが好ましい。
この構成によれば、板上の指先位置がディスプレイに表示されるオブジェクトに対応する位置に維持されている間、板全体を指に押し付ける方向へ変位させた状態が維持されつつ、または板全体を指に押し付ける方向へ変位されつつ、板全体が微小振動する。このため、ユーザは板上の指先位置を認識しやすくなる。手探りでの操作性も向上する。
本発明によれば、触覚提示装置において、なぞり操作の際にディスプレイ上のオブジェクトに応じた段差感が得られるので、手探りでの操作性が向上する。
一実施の形態における入力装置が搭載された車両の内部を示す斜視図。 同じく入力装置の構成を示すブロック図。 同じく(a)は、指令電圧およびパッドの実測変位の時間的な変化を上下に並べたグラフ、(b)は比較例における指令電圧およびパッドの実測変位の時間的な変化を上下に並べたグラフ。 同じく物理的なボタンをなぞり操作したときの当該ボタンの変位(凹凸)を示すグラフ。 他の実施の形態における指令電圧およびパッドの実測変位の時間的な変化を上下に並べたグラフ。 他の実施の形態におけるタッチパネルの外観を示す斜視図。
以下、触覚提示装置をタッチ式の入力装置であるタッチパッドに具体化した一実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
<タッチパッドの概要>
図1に示すように、車両のセンターコンソール11にはタッチパッド12が、同じくセンタークラスター13にはディスプレイ14が設けられている。ディスプレイ14には、操作対象データであるオブジェクトとして、たとえば各種の仮想ボタン15が表示される。仮想ボタン15は、ナビゲーションシステムなどの車載機器を操作するために必要とされる機能項目を示すものである。タッチパッド12の操作面を指でなぞることによって、ディスプレイ14に表示される仮想ボタン15を指定することができる。指定された仮想ボタン15に応じて車載機器の制御が実行される。
<タッチパッドの構成>
つぎに、タッチパッドの構成を説明する。
図2に示すように、タッチパッド12は、パッド21、変位センサ22、圧電アクチュエータ23、増幅器24、および制御回路25を備えている。
圧電アクチュエータ23は、センターコンソール11の内部に設けられている。圧電アクチュエータ23の下部は、センターコンソール11の内部に設けられた支持部29に固定されている。圧電アクチュエータ23は、圧電素子の圧電効果(逆圧電効果)を利用したアクチュエータであって、電圧が印加されたときに長さが直線的に変わる。すなわち、圧電アクチュエータ23は、電気エネルギーを機械的な直線運動に変換する。本例では、圧電アクチュエータ23は、電圧印加の有無によって上下方向に伸縮する。圧電アクチュエータ23の変位量は、印加される電圧によって決まる。
パッド21は、圧電アクチュエータ23の上部に固定されている。パッド21は、センターコンソール11の開口11aを裏から覆うように設けられている。パッド21の開口11aから露出する部分は、ユーザによってなぞり操作が行われる操作面として機能する。パッド21とセンターコンソール11の開口周縁部との間には隙間26が設けられている。隙間26が存在することにより、パッド21は矢印27で示されるように、センターコンソール11の開口周辺部に対して近接する方向(図中の上方)、あるいは離間する方向(図中の下方)へ移動可能である。
変位センサ22は、センターコンソール11の開口11aの近傍に設けられる。変位センサ22は、パッド21における指先の位置を検出し、その検出される指先の位置情報を生成する。本例では、変位センサ22は、矢印28で示されるように、指先の位置をなぞり方向、すなわちパッド21に対して平行をなす方向から検出する。
制御回路25は、増幅器24を介して圧電アクチュエータ23に接続されている。また、制御回路25は、変位センサ22およびディスプレイ14にそれぞれ接続されている。
制御回路25は、変位センサ22により生成される指先の位置情報をディスプレイ14の画面上の位置情報に変換し、当該位置情報に応じて、ディスプレイ14に表示されるカーソル(図示略)を移動させたり、仮想ボタン15などのオブジェクトを指定したりする。また、制御回路25は、変位センサ22により生成される指先の位置情報に基づき、圧電アクチュエータ23に印加する電圧を制御する。詳述すると、制御回路25は、指先の位置情報に応じて、圧電アクチュエータ23に対する駆動信号を生成する。当該駆動信号は増幅器24により電力増幅され、この増幅された電力が圧電アクチュエータ23に供給される。たとえば制御回路25は、圧電アクチュエータ23に対する印加電圧の制御を通じて、パッド21を昇降あるいは微少振動させる。
<タッチパッドの動作>
つぎに、タッチパッドの動作を説明する。ここでは、図1に示されるように、ディスプレイ14に3つの仮想ボタン15が左右に並んで表示されている状態で、パッド21を各仮想ボタン15の配列方向(左右方向)になぞり操作する。また、パッド21は、センターコンソール11の開口周縁部との間に隙間26が形成される基準位置に保持されている。パッド21が基準位置に保持されているときの変位を0とする。
さて、図3(a)のグラフの下段に示されるように、制御回路25は、パッド21上の指先位置がディスプレイ14上の仮想ボタン15(「A」)に対応する位置に至った旨判断されるとき(時刻t1)、パッド21を急激に上昇させるべく圧電アクチュエータ23に電圧V1を印可する。圧電アクチュエータ23は、急峻に立ち上がる電圧V1に応じて急激に上方へ伸長する。すると、図3(a)のグラフの上段に示されるように、パッド21は圧電アクチュエータ23が伸長した分だけ急激に上昇する。パッド21が急激に上方へ移動して指に押し付けられることによって、当該指先に明確な段差感が提供される。
制御回路25は、パッド21上の指先位置がディスプレイ14上の仮想ボタン15に対応する位置に存在する間(時刻t1以降、時刻t2未満)、パッド21の基準位置からの高さを維持しつつ上下に微少振動させるべく圧電アクチュエータ23に電圧を印可する。すなわち、図3(a)の下段のグラフに示されるように、制御回路25は、電圧V1と当該電圧V1よりもわずかに低い電圧V2とを極短周期で交互に印加する。パッド21を介して微少振動が指先に提供されることによって、ユーザは自身の指先位置を簡単に把握することができる。たとえばユーザは、指先に微少振動を感じれば3つの仮想ボタン15のどれかに対応する位置に指先が存在することを、また、指先に微少振動を感じなければ3つの仮想ボタン15から外れた位置に指先が存在することをそれぞれ認識することができる。
制御回路25は、パッド21上の指先位置がディスプレイ14上の仮想ボタン15に対応する位置から外れた旨判断されるとき(時刻t2)、圧電アクチュエータ23に対する電圧印加を停止する。ここで制御回路25は、パッド21を上昇させるとき(時刻t1)の単位時間当たりの電圧V1の変化に比べて、緩やかに印加電圧を低下させる。伸長していた圧電アクチュエータ23が元の長さに収縮することによって、パッド21は指先から離れて基準位置に戻る。
この後、パッド21上の指先はスライドされて、残りの2つの仮想ボタン15(「B」,「C」)に対応するパッド上の2つの領域を順次通過する。前述と同様に、制御回路25は、指先が残りの2つの仮想ボタン15に対応する2つの領域に至った旨判断されるときには、圧電アクチュエータ23を通じてパッド21を急激に上昇させるとともに、これら領域内に指先が位置している旨判断されるときにはパッド21を上昇させた位置に保ちつつ上下に微少振動させる。そして制御回路25は、指先が残りの2つの仮想ボタン15に対応する2つの領域から外れた旨判断されるときには、圧電アクチュエータ23に対する電圧印加を停止することにより、パッド21を下降させる。
このように、つぎの(a),(b),(c)の動作を組み合わせることによって物理的なボタンをなぞり操作したときの感触に近い触感が指先に与えられる。
(a)パッド21を急激に上昇させること。
(b)パッド21の上昇位置を維持しつつパッド21を微小振動させること。
(c)パッド21を下降させること。
このことは、図3(a)の上段に示されるグラフと図4のグラフとを比較することによっても明らかである。
図4のグラフは、左右に並んだ物理的な3つのボタンをなぞったときの時間(なぞり距離)と基準位置に対する各ボタンの変位(凹凸高さ)との関係を示す。図3(a)の上段のグラフに示される、時間に対するパッド21の基準位置(変位0)に対する変位変化と、図4のグラフに示される、時間に対するボタンの基準位置(変位0)に対する変位変化とは、互いに近似している。すなわち、前述したパッド21の動作、すなわち「パッド21が指に押し付けられるように急激に変位(上昇)した後、当該変位が維持される期間を経て、今度は指から離れるように変位(下降)する」というパッド21の動作を通じて、物理的なボタンと同様の凹凸感が指先に与えられる。これは、物理的なボタンを実際にタッチすることを想定した際、指先皮膚をボタンに押し付けて皮膚接触面積が増えた後、皮膚接触面積が元の面積に戻ることを考慮した変化である。また前述したように、パッド21が上昇位置に維持されている期間、パッド21を微小振動させることにより、ユーザはパッド21上の指先位置を認識しやすくなる。
ちなみに、図3(b)のグラフに示されるように、パッド21を上昇位置に保持した状態で、パッド21上の指先位置がディスプレイ14上の仮想ボタン15に対応する位置に存在するときだけパッド21を微小振動させるようにした場合には、パッド21をなぞっても段差感は得られない。すなわち、段差感を得るためには、パッド21を急激に上昇させることが必要かつ有効である。
<実施の形態の効果>
したがって、本実施の形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)制御回路25は、変位センサ22を通じて取得されるパッド21上の指先位置が仮想ボタン15に対応する位置に至った旨判断されるとき、圧電アクチュエータ23に印可する電圧の制御を通じて、パッド21全体を急激に持ち上げる。これにより、パッド21上の指先に段差感が与えられる。物理的なボタンに近い触感が得られることにより、タッチパッド12の手探りでの操作性が向上する。
(2)制御回路25は、変位センサ22を通じて取得されるパッド21上の指先位置が仮想ボタン15に対応する位置(領域)に存在する旨判断されるとき、微小な振動を継続して発生させる。このため、ユーザはパッド21上の指先位置を認識しやすくなる。タッチパッド12の操作性も向上する。
(3)パッド21の駆動源として圧電アクチュエータ23を採用した。圧電アクチュエータ23は、微小変位が簡単に得られること、小型であること、応答性が高いこと、発生力が大きいことなどの特徴を有する。このため、触覚提示機能を有するタッチパッド12の駆動源として好適である。
<他の実施の形態>
なお、前記実施の形態は、つぎのように変更して実施してもよい。
・本例では、圧電アクチュエータ23の上部にパッド21を設けたが、何らかの連結部材を介して圧電アクチュエータ23とパッド21とを連結してもよい。
・本例では、パッド21上の指先位置を変位センサ22により検出したが、たとえばパッド21にかかる指の圧力を利用する感圧式、あるいは静電気を利用する静電式のセンサによりパッド21上の指先位置を検出してもよい。これらセンサはパッド21に設ける。
・本例では、パッド21上の指先位置がディスプレイ14上の仮想ボタン15に対応する位置に至ったとき、矩形パルス状に急峻に立ち上がる電圧を圧電アクチュエータ23に印可したが、当該印加電圧の立ち上がり時間、換言すれば当該印加電圧の立ち上がり部分の傾斜度合いは適宜変更してもよい。すなわち、当該印加電圧の立ち上がり部分の傾斜の度合いは、図3(a)の下段のグラフに示される印加電圧の立ち上がり部分の傾斜度合いに対して、若干大きくても小さくてもよい。また、当該印加電圧を直角に立ち上げるようにしてもよい。
・本例では、パッド21を圧電アクチュエータ23の変位方向と同じ方向(図2に矢印27で示される上下方向)へ直線的に昇降および振動させるようにしたが、パッド21の移動方向と圧電アクチュエータ23の変位方向とを異ならせてもよい。たとえば、圧電アクチュエータ23の変位方向がパッド21の移動方向(上下方向)に対して交わるように、圧電アクチュエータ23を設ける。この場合、圧電アクチュエータ23とパッド21との間には、圧電アクチュエータ23の変位をパッド21の移動方向(振動方向)への変位に変換する変換機構を設ける。また、圧電アクチュエータ23の変位を増幅する増幅機構を設けてもよい。
・本例では、パッド21は、図2に矢印27で示される上下方向へ移動可能としたが、パッド21の移動方向(振動方向)はつぎのようにしてもよい。たとえば、パッド21を図2中の上下方向に対して交わる方向へ斜めに移動可能としてもよい。また、パッド21を回転させることによりパッド21の操作面の傾きを変更可能としてもよい。
・本例では、パッド21上の指先位置が仮想ボタン15に対応する位置に至ったときにパッド21を上昇させるようにしたが、仮想ボタン15に対応する位置に近接したときにパッド21を上昇させるようにしてもよい。このようにすれば、パッド21上の指先位置が仮想ボタン15に対応する位置にさしかかるタイミングでパッド21が急激に上昇されることにより、好適なタイミングで指先に段差感を与えることが可能である。
・本例では、図3(a)に示されるように、なぞり操作されているとき、パッド21上の指先位置が仮想ボタン15に対応する位置に存在する間、パッド21の上昇位置を維持しつつパッド21を微小振動させるようにしたが、つぎのようにしてもよい。すなわち、図5に示されるように、なぞり操作に伴いパッド21を徐々に上昇させつつ微小振動させてもよい。
・本例では、パッド21を昇降あるいは振動させる手段として圧電アクチュエータ23を採用したが、他の手段を採用してもよい。たとえば、ボイスコイルモータが採用可能である。ボイスコイルモータは、永久磁石および当該永久磁石の磁界中に設けられるボイスコイルを有するリニアモータである。ボイスコイルは自身に印加される電流に応じて直進運動を行う。また、ボイルコイルモータと圧電アクチュエータ23とを併用してもよい。この場合、たとえばパッド21の昇降はボイスコイルモータを使用して、振動は圧電アクチュエータ23を使用して発生させる。また、電動モータを利用した振動発生装置なども採用可能である。
・本例では、図3(a)の下段のグラフに示されるように、圧電アクチュエータ23に対する電圧印加を停止するとき、緩やかに印加電圧を低下させるようにしたが、つぎのようにしてもよい。すなわち、図5の下段のグラフに示されるように、パッド21上の指先位置がディスプレイ14上の仮想ボタン15に対応する位置から外れた旨判断される場合に(時刻t2)、圧電アクチュエータ23に対する電圧の印加を停止するとき、当該電圧を急峻に立ち下げる。このようにすれば、図5の上段のグラフに示されるように、パッド21は急激に下降する。すなわち、いままで指先に押し付けられていたパッド21が瞬間的に指から離れることによって、より明確な段差感(実物感)が得られる。
・本例では、振動提示装置をタッチパッド12に具体化したが、タッチパネルに具体化してもよい。すなわち、図6に示すように、タッチパネル30は、ディスプレイ31およびディスプレイ31の画面を覆うようにして取り付けられる透明なシートパネル32を有している。シートパネル32には、電気的なボタン(2層透明電極からなるマトリックススイッチなど)としての機能が持たせられている。そして、タッチパネル30に触覚提示機能を持たせるために、先の図2に示される構成をタッチパネル30に適用する。この場合、パッド21をシートパネル32に置換する。また、シートパネル32は、ディスプレイ31の画面に対して昇降、すなわち画面に対して接離する方向へ変位可能に設ける。このようにすれば、前記実施の形態と同様に、シートパネル32に対してなぞり操作を行うとき、圧電アクチュエータ23に対する印加電圧の制御を通じて段差感が得られる。
・本例では、制御回路25は、パッド21上の指先位置が仮想ボタン15に対応する位置に維持されている間、微小振動を発生させるようにしたが、当該微小振動を発生させないようにしてもよい。このようにした場合であれ、パッド21に対するなぞり操作に際して、パッド21全体が急激に上昇することにより段差感が得られる。
<他の技術的思想>
次に、前記実施の形態から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記アクチュエータは圧電アクチュエータであること。
(ロ)前記触覚提示装置は、ディスプレイと板とが分離して設けられるタッチパッドとして構成されること。前記触覚提示装置はタッチパッドに好適である。
(ハ)前記板は電気的なボタンとしての機能を有する透明のシートパネルであって、前記触覚提示装置は、ディスプレイとシートパネルとが一体に設けられるタッチパネルとして構成されること。前記触覚提示装置はタッチパネルに好適である。
12…タッチパッド(触覚提示装置)、14…ディスプレイ、15…仮想ボタン(オブジェクト)、21…パッド(板)、22…変位センサ、23…圧電アクチュエータ、25…制御回路。

Claims (3)

  1. ディスプレイに表示されるオブジェクトを指定するために指先でなぞり操作がなされる操作面を有しかつ当該操作面に交わる方向に沿って移動可能とされた板と、
    前記板を前記交わる方向に沿って移動させるアクチュエータと、
    前記操作面における指先位置を検出するセンサと、
    前記センサを通じて取得される指先位置に基づき前記アクチュエータを動作させる制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、前記指先位置がオブジェクトに対応する位置に近接または到達したとき、板全体を指に押し付ける方向へ急激に変位させるべく前記アクチュエータの動作を制御する触覚提示装置。
  2. 請求項1に記載の触覚提示装置において、
    前記制御回路は、前記指先位置がオブジェクトに対応する位置から外れるタイミングで、板全体を指から離間させる方向へ急激に変位させるべく前記アクチュエータの動作を制御する触覚提示装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の触覚提示装置において、
    前記制御回路は、前記指先位置がオブジェクトに対応する位置に維持されている間、板全体を指に押し付ける方向へ変位させた状態を維持しつつ、または板全体を指に押し付ける方向へ変位させつつ、板全体を微小振動させるべく前記アクチュエータの動作を制御する触覚提示装置。
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