JP2014056217A - ウェアラブル携帯型表示装置、頭部装着型表示装置、表示処理システム及びプログラム - Google Patents

ウェアラブル携帯型表示装置、頭部装着型表示装置、表示処理システム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014056217A
JP2014056217A JP2012202401A JP2012202401A JP2014056217A JP 2014056217 A JP2014056217 A JP 2014056217A JP 2012202401 A JP2012202401 A JP 2012202401A JP 2012202401 A JP2012202401 A JP 2012202401A JP 2014056217 A JP2014056217 A JP 2014056217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
attribute
unit
setting information
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012202401A
Other languages
English (en)
Inventor
Arata Shinozaki
新 篠崎
Masanori Kubo
允則 久保
Akio Kosaka
明生 小坂
Hidekazu Iwaki
秀和 岩城
Takayuki Nakatomi
高之 中富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2012202401A priority Critical patent/JP2014056217A/ja
Publication of JP2014056217A publication Critical patent/JP2014056217A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

【課題】 より早いタイミングで、ユーザが表示部に表示される文章データを読むべきか否かを判断することができるウェアラブル携帯型表示装置、頭部装着型表示装置、表示処理システム及びプログラム等の提供。
【解決手段】 ウェアラブル携帯型表示装置は、文章データを表示する表示部110と、文章データの一部の文字又は単語について表示属性の変更処理を行う表示属性変更処理部190と、一部の文字又は単語の表示属性が変更された文章データを表示部110に表示する制御を行う表示制御部120と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウェアラブル携帯型表示装置、頭部装着型表示装置、表示処理システム及びプログラム等に関係する。
近年、ミニブログの利用者(ユーザ)が急速に増加している。そして、これらのミニブログのユーザは、携帯型の情報端末装置から、ミニブログに投稿された文章を読むことが多くなってきている。デスクトップPC(Personal Computer)やノートPCの表示部(ディスプレイ)と比べて、携帯型の情報端末装置の表示部は表示領域が小さい場合がほとんどであるため、ユーザが文章を読みやすいように文字を表示することが望ましい。
さらに、携帯型の情報端末装置としてHMD(Head Mounted Display:ヘッドマウントディスプレイ、頭部装着型表示装置)を用いることも考案されている。HMDに文章等を表示する場合にもユーザが読みやすいように表示制御を行うことが望ましい。例えば特許文献1では、そのような表示制御の一つとして、所定の条件を満たすMTF(Modulation Transfer Function)特性を有する表示位置を評価し、ユーザが判読しやすい文字位置と文字サイズを決定する表示制御を行う発明が開示されている。
特開2007−142542号公報
HMDに表示された文章データをユーザが確実に識別するためには、文字の視認性の高さが重要となる。また、表示領域が比較的狭いHMDにおいては、表示領域を効率的に使用する工夫が必要となる。そのため、表示装置としてHMDを用いる場合には、前述した特許文献1において開示されるような表示制御を行うことが考えられる。
しかし、外界視野と文字を重畳して表示部に表示するHMDは、例えばユーザが街中にいる場合やユーザが移動中である場合にも用いられることが多いと考えられる。そのため、ユーザは、表示される文章データだけでなく、外界にも意識を向ける必要があり、文章データにいつまでも意識を向けておくことはできない。
したがって、できるだけ早いタイミングで、表示部に表示された文章データの内容をユーザが把握できることが望ましい。また、文章データが長く、すぐに文章データ全体の内容を把握できない場合であっても、ユーザが今読むべき情報であるか否かをできるだけ早いタイミングで判別できれば良い。
本発明の幾つかの態様によれば、より早いタイミングで、ユーザが表示部に表示される文章データを読むべきか否かを判断することができるウェアラブル携帯型表示装置、頭部装着型表示装置、表示処理システム及びプログラム等を提供することができる。
本発明の一態様は、文章データを表示する表示部と、前記文章データの一部の文字又は単語について表示属性の変更処理を行う表示属性変更処理部と、前記一部の文字又は単語の前記表示属性が変更された前記文章データを前記表示部に表示する制御を行う表示制御部と、を含むウェアラブル携帯型表示装置に関係する。
本発明の一態様では、表示属性変更処理部が、文章データの一部の文字又は単語の表示属性を変更し、表示制御部が、一部の文字又は単語の表示属性が変更された文章データを表示部に表示する。
これにより、ユーザは、表示属性を変更された文章データの一部の文字又は単語を、より容易に識別することができるようになる。
また、本発明の一態様では、前記表示属性変更処理部は、前記文章データの一部の文字又は単語である前記文章データの先頭から所定数の文字又は単語について、フォントサイズの変更処理を行ってもよい。
これにより、より早いタイミングで、ユーザが表示部に表示される文章データを今読むべきか否か判別すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記表示属性変更処理部は、前記文章データのうちの第1の文字又は第1の単語を第1の表示属性に設定し、前記文章データのうちの前記第1の文字と異なる第2の文字又は前記第1の単語と異なる第2の単語を、前記第1の表示属性と異なる第2の表示属性に設定する前記表示属性の前記変更処理を行ってもよい。
これにより、文章データのうちの少なくとも二つの文字の表示属性を変えること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記表示属性変更処理部は、前記文章データのうちの一文字に対して、フォントサイズの変更処理を行ってもよい。
これにより、例えば文章データの中で、その文章データの内容を端的に表す一文字の表示属性を変更すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記表示属性変更処理部は、前記文章データのうちの第1の文字又は第1の単語を第1のフォントサイズに設定し、前記文章データのうちの前記第1の文字より後ろの第2の文字又は前記第1の単語より後ろの第2の単語を、前記第1のフォントサイズよりも小さい第2のフォントサイズに設定する前記表示属性の前記変更処理を行ってもよい。
これにより、より早いタイミングで、ユーザが文章全体の内容を推測したり、今すぐに読むべき情報か否かを判断することを、より容易にすること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記表示属性変更処理部は、前記文章データの文頭から文末に行くに従い、フォントサイズが小さくなるように前記表示属性の前記変更処理を行ってもよい。
これにより、表示部に表示される文字に対して、ユーザの注意をいつまでも向けさせないこと等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記表示属性変更処理部は、前記文章データに含まれる文字又は単語を前記表示制御部が前記表示部に表示する場合には、表示される前記文字又は前記単語について前記表示属性の前記変更処理を行い、前記文章データに含まれる特定の約物を前記表示制御部が前記表示部に表示する場合には、表示される前記特定の約物について前記表示属性の前記変更処理を行わなくてもよい。
これにより、文章全体の意味を表すことが少ない特定の約物を強調せずに表示することができ、文章全体の意味を表す文字又は単語を相対的により強調して表示すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、ウェアラブル携帯型表示装置の外部から前記文章データの文字又は単語の属性設定情報を取得する情報取得部を含み、前記表示属性変更処理部は、取得された前記属性設定情報に基づいて、前記文章データの文字又は単語について前記表示属性の前記変更処理を行ってもよい。
これにより、文章データの文字又は単語の表示属性を、使用する属性設定情報により変更すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記情報取得部により取得された前記属性設定情報を記憶する属性設定情報記憶部を含み、前記情報取得部は、前記文章データに関連付けられた前記属性設定情報の識別子を取得し、前記表示属性変更処理部は、取得された前記識別子に関連付けられた前記属性設定情報に基づいて、前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行ってもよい。
これにより、文章データを表示する度に、逐一、属性設定情報を取得する必要がなくなり、ウェアラブル携帯型表示装置と外部機器との通信量の削減を図ること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記文章データの文字又は単語の第1の属性設定情報と、前記第1の属性設定情報と異なる第2の属性設定情報とを記憶する属性設定情報記憶部を含み、前記表示属性変更処理部は、所定のタイミングまでは、前記第1の属性設定情報に基づいて前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行い、前記所定のタイミング以降は、前記第2の属性設定情報に基づいて前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行ってもよい。
これにより、時間経過に伴って、同一の文字に対する表示属性を変更すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記表示部の表示領域よりも小さい領域であって、前記文章データの文字又は単語の属性設定情報が関連付けられている部分領域を前記表示領域に設定する部分領域設定部を含み、前記表示属性変更処理部は、前記部分領域に関連付けられた前記属性設定情報に基づいて、前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行ってもよい。
これにより、例えば、文章データの文字の表示位置が、ある部分領域内の所定の位置である場合に、その部分領域に関連付けられた属性設定情報に基づいて、文字の表示属性を変更すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、ユーザの体の動きを表すモーションセンサー信号をモーションセンサーから取得するモーションセンサー信号取得部を含み、前記部分領域設定部は、取得された前記モーションセンサー信号に基づいて、前記表示領域における前記部分領域の位置及び大きさのうち、少なくとも一方を設定してもよい。
これにより、ユーザは、表示属性を変更したい文字又は表示領域の一部の領域を、頭部を動かすことにより指定すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記表示属性変更処理部は、所与のタイミングまでは、前記部分領域に関連付けられた前記属性設定情報を用いて、前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行い、前記所与のタイミング以降は、前記部分領域に関連付けられた前記属性設定情報を用いて、前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行わなくてもよい。
これにより、所定のタイミング以降は文字の表示属性を変更せず、文字の強調表示を中止すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記表示属性変更処理部は、前記表示領域に表示される文字又は単語に対して判定領域を設定し、前記判定領域と前記部分領域との間に重複領域が存在するか否かを判定し、前記重複領域が存在すると判定した場合には、前記判定領域と重複すると判定された前記部分領域に関連付けられた前記属性設定情報に基づいて前記表示属性の前記変更処理を行い、前記表示制御部は、前記判定領域に対応する文字又は単語を前記表示部に表示してもよい。
これにより、処理量を削減しながら、どの文字又はどの単語に対しても、同様の方法で、どの部分領域に関連付けられた属性設定情報を用いるか判定すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記表示属性変更処理部は、前記文章データに含まれる文字又は単語を前記表示部にスクロール表示させ、スクロール表示される文字又は単語に対して設定された前記判定領域と前記部分領域との間に前記重複領域が存在すると判定した場合に、前記判定領域と重複すると判定された前記部分領域に関連付けられた前記属性設定情報に基づいて前記表示属性の前記変更処理を行ってもよい。
これにより、一度に表示領域に表示しきれない文章データに対しても、重複領域が存在するか否かを判定して、表示属性を変更すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記表示属性変更処理部は、文字又は単語の第1の属性設定情報が関連付けられた第1の部分領域と、文字又は単語の第2の属性設定情報が関連付けられた第2の部分領域とが前記表示領域に設定されている場合に、前記判定領域が、前記第1の部分領域とは重複し、前記第2の部分領域とは重複しない場合には、前記第1の属性設定情報に基づいて前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行い、前記判定領域が、前記第1の部分領域と重複し、前記第2の部分領域とも重複する場合には、前記第2の属性設定情報に基づいて前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行ってもよい。
これにより、スクロールされて、新たに部分領域と判定領域が重複するようになった場合に、新たに重複した部分領域に関連付けられた属性設定情報を用いて、表示属性を変更すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記表示属性変更処理部は、文字又は単語の第1の属性設定情報が関連付けられた第1の部分領域と、文字又は単語の第2の属性設定情報が関連付けられた第2の部分領域とが前記表示領域に設定されている場合に、前記判定領域と前記第1の部分領域とが重複する第1の重複領域が、前記判定領域と前記第2の部分領域とが重複する第2の重複領域よりも大きいと判定した場合には、前記第1の属性設定情報に基づいて前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行い、前記第2の重複領域が前記1の重複領域よりも大きいと判定した場合には、前記第2の属性設定情報に基づいて前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行ってもよい。
これにより、判定領域との間で重複領域がより大きい部分領域に関連付けられた属性設定情報を用いて、表示属性を変更すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記表示属性変更処理部は、前記属性設定情報に基づいて前記文章データに含まれる文字又は単語のフォントサイズを拡大する場合には、前記フォントサイズを拡大した文字又は単語に対応する前記判定領域を拡大し、拡大した前記判定領域と前記部分領域との間に重複領域が存在するか否かを判定してもよい。
これにより、文字又は単語の表示属性を変更するタイミングを、表示される文字の見た目から推測されるタイミングと一致させること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記表示属性変更処理部は、フォントサイズ、文字の色、文字の太さ又はフォントタイプを表す前記属性設定情報に基づいて、前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行ってもよい。
これにより、文章データの文字のフォントサイズ、文字の色、文字の太さ又はフォントタイプを変更すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記表示制御部は、所定タイミングまでは、前記文章データに含まれる文字又は単語をスクロール表示せずに前記表示部に表示し、前記所定タイミング以降に前記文章データに含まれる文字又は単語のスクロール表示を開始してもよい。
これにより、例えば、文章データの文頭部分を長く表示すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記表示部は、前記文章データを外界視野と重畳して表示してもよい。
これにより、ユーザは、文章データと外界のうち、注意して見る対象を素早く切り替えること等が可能になる。
また、本発明の一態様は、頭部装着型のウェアラブル携帯型表示装置であることを特徴とする頭部装着型表示装置に関係する。
本発明の他の態様では、ウェアラブル携帯型表示装置と、前記ウェアラブル携帯型表示装置と通信接続される端末装置と、を含み、前記ウェアラブル携帯型表示装置は、第1の文章データを表示する第1の表示部と、前記第1の文章データの一部の文字又は単語について表示属性の変更処理を行う表示属性変更処理部と、前記第1の文章データを前記第1の表示部に表示する第1の表示制御部と、を有し、前記端末装置は、第2の文章データを表示する第2の表示部と、前記第2の文章データを前記第2の表示部に表示する第2の表示制御部と、を有し、前記ウェアラブル携帯型表示装置又は前記端末装置は、ユーザにより入力される操作情報を取得するユーザ操作情報取得部を有し、前記第1の表示制御部は、前記一部の文字又は単語の前記表示属性が変更された前記第1の文章データを前記第1の表示部に表示する制御を行い、前記第2の表示制御部は、前記第1の表示部に表示された前記第1の文章データに関連付けられた前記第2の文章データの表示指示を表す前記操作情報を、前記ユーザ操作情報取得部が取得した場合に、前記第2の文章データを前記第2の表示部に表示する制御を行う表示処理システムに関係する。
これにより、例えば、第1の文章データの内容についてより詳しい情報を表す第2の文章データを端末装置の第2の表示部に表示すること等が可能になる。
また、本発明の他の態様では、上記各部としてウェアラブル携帯型表示装置を機能させるプログラムに関係する。
第1の実施形態のシステム構成例。 図2(A)〜図2(E)は、文章データの表示例。 フォントサイズを段々小さくする表示制御を行う手法の説明図。 属性設定情報に基づいて表示制御を行う手法の説明図。 第1の実施形態の処理の流れを説明するシーケンス図。 第2の実施形態のシステム構成例。 部分領域に属性設定情報を割り当てる手法の説明図。 図8(A)〜図8(D)は、部分領域に基づいてフォントサイズを変更する手法の説明図。 図9(A)、図9(B)は、頭部の動きに基づいて部分領域を設定する手法の説明図。 図10(A)〜図10(C)は、所定の期間だけ表示属性を変更する手法の説明図。 図11(A)〜図11(C)は、判定領域の説明図。 図12(A)〜図12(D)は、表示属性を変更する文字を決定する手法の説明図。 第2の実施形態の処理の流れを説明するフローチャート。 第3の実施形態のシステム構成例。
以下、第1の実施形態〜第3の実施形態について説明する。まず、各実施形態の背景と手法の概要をまとめて説明する。次に、実施形態毎にシステム構成例と手法、処理の流れを詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また各実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.概要
近年、ミニブログの利用者(ユーザ)が急速に増加している。そして、これらのミニブログのユーザは、携帯型の情報端末装置から、ミニブログに投稿された文章を読むことが多くなってきている。デスクトップPC(Personal Computer)やノートPCの表示部(ディスプレイ)と比べて、携帯型の情報端末装置の表示部は表示領域が小さい場合がほとんどであるため、ユーザが文章を読みやすいように文字を表示することが望ましい。
さらに、携帯型の情報端末装置としてHMD(Head Mounted Display:ヘッドマウントディスプレイ、頭部装着型表示装置)を用いることも考案されている。HMDに文章等を表示する場合にもユーザが読みやすいように表示制御を行うことが望ましい。例えば、文字の視認性を向上させたり、表示領域を効率的に使用したりする工夫をすれば、よりユーザが読みやすいように、文章データを表示することができる。
具体的に、前述した特許文献1において開示される発明では、そのような表示制御の一つとして、所定の条件を満たすMTF(Modulation Transfer Function)特性を有する表示位置を評価し、ユーザが判読しやすい文字位置と文字サイズを決定する表示制御を行っている。
ここで、外界視野と文字を重畳して表示部に表示するHMDは、例えばユーザが街中にいる場合やユーザが移動中である場合にも用いられることが多いと考えられる。外界視野と文字を重畳して表示部に表示するHMDは、スマートフォン等の手持ち型の情報端末装置と違い、ユーザが文章データを読む際に視線を手元に移す必要がない。そのため、文章データを読んでいる際でも、頭部の向きを変えずに視線だけを動かして、素早く前方に注意を向け直すことができるため、便利である。
しかし、文字が外界視野と同じ方向に表示されていても、ユーザが実際に文章データを読む際には、表示される文字に意識が集中してしまい、外界への注意が散漫になってしまうことが多い。つまり、外界視野と文字を重畳して表示部に表示するHMDを用いる場合であっても、文章データと外界を同時に見ることは難しく、ユーザは、表示される文章データと外界に別々に意識を向ける必要があり、文章データだけにいつまでも意識を向けておくことはできない。
したがって、安全のためには、できるだけ早いタイミングで、表示部に表示された文章データの内容をユーザが把握できることが望ましい。また、文章データが長く、すぐに文章データ全体の内容を把握できない場合であっても、ユーザが今読むべき情報であるか否かをできるだけ早いタイミングで判別できれば良い。
例えば、前述したミニブログの例では、ユーザが投稿された文章データの投稿者名だけを素早く判別することができれば、今すぐにしっかり読むべき情報か、読み飛ばしても良い情報かを早いタイミングで判断することができるようになる。同様に、メールを受信した場合には、メールの送信者だけを素早く判別できればよいし、他にも、例えばニュース記事を表示する場合には、そのニュース記事の分野だけを先に判断することができれば、今すぐにしっかり読むべき情報かどうかを早いタイミングで判断することができるようになる。そして、今すぐにしっかり読むべき情報であるとユーザが判断した場合には、立ち止まるなどして文章データを確認し、読み飛ばしても良い情報であるとユーザが判断した場合には、早いタイミングで前方に注意を向け直すことができるようになる。
以下の第1の実施形態〜第3の実施形態によれば、より早いタイミングで、ユーザが表示部に表示される文章データを読むべきか否かを判断することができるウェアラブル携帯型表示装置、頭部装着型表示装置、表示処理システム及びプログラム等を提供することができる。
また、ウェアラブル携帯型表示装置の例としては、時計型若しくはペンダント型又は眼鏡型などの各種ウエアラブルディスプレイや、表示部を有する携帯型音楽機器や音声録音機器、デジタルカメラなどが挙げられる。ウェアラブル携帯型表示装置は、その他にも表示部を有する携帯可能な機器であればどのような機器であってもよい。以下の第1の実施形態〜第3の実施形態では、特にウェアラブル携帯型表示装置のうち、特に頭部装着型表示装置を例にあげて説明する。
2.第1の実施形態
2.1 システム構成例
次に、本実施形態の頭部装着型表示装置100の構成例を図1に示す。頭部装着型表示装置100は、表示部110と、表示制御部120と、表示属性変更処理部190と、情報取得部130と、属性設定情報記憶部140と、を含む。なお、頭部装着型表示装置100は、図1の構成に限定されず、これらの一部の構成要素を省略したり、他の構成要素を追加したりするなどの種々の変形実施が可能である。
次に各部の接続について説明する。表示制御部120は、表示部110に接続されている。表示属性変更処理部190は、表示制御部120に接続されている。情報取得部130は、表示属性変更処理部190と属性設定情報記憶部140とに接続されている。属性設定情報記憶部140は、表示属性変更処理部190に接続されている。そして、端末装置200、サーバ装置300及び記憶装置400のうちのいずれかが、情報取得部130に接続されている。
次に各部で行われる処理について説明する。
まず、表示部110は、後述する表示制御部120の表示制御に従って文章データを表示する。表示部110は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ、電子ペーパーなどにより実現できる。また、表示部110は、ハーフミラー等の偏向部やユーザの目に直接、表示画像を投影する投影部であってもよい。
次に、表示制御部120は、文章データを表示部110に表示する制御を行う。
そして、表示属性変更処理部190は、文章データに含まれる文字について表示属性の変更処理等を行う。なお、表示属性変更処理部190及び表示制御部120の機能は、各種プロセッサー(CPU等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
さらに、情報取得部130は、後述する端末装置200と、サーバ装置300と、記憶装置400のうち、少なくともいずれか一つと有線又は無線通信により接続されており、属性設定情報及び属性設定情報の識別子等を取得する。なお、情報取得部130は、端末装置200と、サーバ装置300と、記憶装置400のうち、必ずしもどれか一つから属性設定情報及び識別子等を取得するとは限られず、端末装置200と、サーバ装置300と、記憶装置400のうちの二つ又は三つ全てから、属性設定情報及び識別子等をそれぞれ取得してもよい。
また、属性設定情報記憶部140は、取得した属性設定情報を記憶する。属性設定情報記憶部140の機能は、RAM等のメモリやHDDなどにより実現できる。
次に、端末装置200は、例えばスマートフォンやPDA等の携帯型の端末装置(電子機器)である。他にも、端末装置200は、PC(Personal Computer)やデジタルオーディオプレーヤー、ゲーム機、カーナビゲーションシステムなどの電子機器であってもよい。また、サーバ装置300は、情報取得部130とネットワークを介して通信接続される。記憶装置400は、外付けHDDやUSBメモリ等のことを指す。
2.2 手法
次に、本実施形態の手法について説明する。
以上の本実施形態の頭部装着型表示装置100は、文章データを表示する表示部110と、文章データの一部の文字又は単語について表示属性の変更処理を行う表示属性変更処理部190と、一部の文字又は単語の表示属性が変更された文章データを表示部110に表示する制御を行う表示制御部120と、を含む。
なお、以下では、主に文章データに含まれる文字について表示属性を変更する例を説明するが、文章データに含まれる単語(ワード)についても同様に、表示属性を変更することが可能である。また、複数の単語の表示属性を変更することにより、イディオムや文節、検索キーワード単位で表示属性を変更することも可能である。このことは、後述する第2の実施形態及び第3の実施形態においても同様である。
ここで、文章データとは、文字情報により構成されるデータのことをいう。例えば、文章データは、ミニブログに投稿された文章と投稿者名、ニュース記事、メールと送信者名などのことを指し、その他にもナビゲーション情報や道路案内情報、操作指示情報などを表す文章のデータ等のことを指す。また、文章データは、文章を表す画像データであってもよい。
また、表示属性とは、文章データに含まれる文字を表示部110に表示する際の文字の表示態様を表す情報のことをいう。例えば、フォントサイズ、文字の色、文字の太さ、フォントタイプ、文字のスクロールスピード、文字の表示位置、文字の表示時間などが、表示属性の具体例である。
これにより、ユーザは、表示属性を変更された文章データの一部の文字を、より容易に識別することができるようになる。
その結果、ユーザは、識別した文章データの一部の文字から、文章データ全体の内容を推測することが可能になる。また、文章データが長く、文章データ全体の内容を推測することが困難な場合であっても、識別した文章データの一部の文字から、文章データが今すぐに読むべき情報であるか、そうでない情報であるかを、より早いタイミングで判別することが可能になる。
また、後述する図2(B)に示すように、表示属性変更処理部190は、文章データの一部の文字又は単語である文章データの先頭から所定数の文字又は単語について、フォントサイズの変更処理を行ってもよい。
例えば、前述したミニブログの文章データをユーザが閲覧する際には、通常であれば図2(A)のように、投稿者名の後に、その投稿者により投稿された文章データが表示部DSに表示される。
一方、図2(B)の例では、投稿された文章データの一部の文字である文章データの先頭二文字に対して、表示属性の一つであるフォントサイズを変更する処理を行い、フォントサイズを変更した文字を表示部DSに表示している。
本例のようなミニブログの例では、ユーザは特に投稿者名を見て、今読むべき情報か否かを判別することが多い。そのため、本例のように投稿者名のフォントサイズを通常よりも大きくすれば、より早いタイミングで、ユーザが表示部110に表示される文章データを今読むべきか否か判別すること等が可能になる。
また、図3のようなニュース記事を表示する場合には、ユーザは、「経済」や「政治」などのニュースの分野を表す言葉から、文章データの概要を推測することが多い。そのため、ニュース記事を表示する場合には、ニュースの分野を表す言葉のフォントサイズを大きくして、文章の先頭に配置して表示してもよい。なお、図3は、表示部DSに文章データをスクロール表示する例を示している。タイミングT1及びT2では、表示部DSには「経済」という文字が表示されており、タイミングT2後にスクロールを開始して、タイミングT3には「日経」、タイミングT4には「平均」、タイミングT5には「10000円台」という文字が表示部DSに表示されている様子を示している。
また、日本語は漢字など一文字で意味が分かる言葉が多い。例えば、ニュース記事で「政」という文字を見れば、そのニュース記事が「政治」に関する記事であることが推測できる。他にも、ユーザが日頃からチェックしているミニブログ等では、投稿者名の先頭一文字の「山」という字を見れば、「山田」さんの投稿であると判別することもできる。
そこで、表示属性変更処理部190は、文章データのうちの一文字に対して、フォントサイズの変更処理を行ってもよい。
これにより、例えば文章データの中で、その文章データの内容を端的に表す一文字の表示属性を変更すること等が可能になる。
一方、例えば英語では、アルファベット一文字で文章の内容を推測することはほぼ不可能であるため、英語の文章データを表示する場合には、ワード単位で表示属性を変更することが望ましい。
また、表示属性変更処理部190は、文章データのうちの第1の文字又は第1の単語を第1の表示属性に設定し、文章データのうちの第1の文字と異なる第2の文字又は第1の単語と異なる第2の単語を、第1の表示属性と異なる第2の表示属性に設定する表示属性の変更処理を行ってもよい。
例えば、図2(C)のように、第1の文字WD1である「山」を、第1の表示属性であるフォントサイズ72ptで表示し、第1の文字WD1と異なる第2の文字WD2である「今」を、第2の表示属性であるフォントサイズ66ptで表示する。なお、図2(C)は、表示部DSに表示される文字がSC方向にスクロールする様子を示している。また、本例では、第1の表示属性と第2の表示属性は異なる表示属性であるが、第1の表示属性と第2の表示属性は同じ表示属性であってもよい。
これにより、文章データのうちの少なくとも二つの文字の表示属性を変えること等が可能になる。このように文字(文字列)毎に表示属性を変えることができれば、文字(文字列)毎に強調度合いを調整し、ユーザの文字の認識し易さを調整すること等が可能になる。
具体的には、強調したい文字のフォントサイズをより大きくすることなどができる。また、強調する文字を文章の先頭に配置した方が、より早いタイミングで文章全体の内容を推測したり、今すぐに読むべき情報か否かを判断することが容易になる。
したがって、表示属性変更処理部190は、文章データのうちの第1の文字又は第1の単語を第1のフォントサイズに設定し、文章データのうちの第1の文字より後ろの第2の文字又は第1の単語より後ろの第2の単語を、第1のフォントサイズよりも小さい第2のフォントサイに設定する表示属性の変更処理を行ってもよい。
これにより、より早いタイミングで、ユーザが文章全体の内容を推測したり、今すぐに読むべき情報か否かを判断することを、より容易にすること等が可能になる。
以上のように、大きいフォントサイズで表示されている文頭の文字に対しては、ユーザに注意を向けさせて、早いタイミングで表示中の文章データが今すぐに読むべきか否かをユーザに判断させるが、表示されている文字にいつまでも注意を向けさせてしまうと、前方への注意が疎かになってしまう可能性がある。
そこで、図2(C)や図3の例のように、表示属性変更処理部190は、文章データの文頭から文末に行くに従い、フォントサイズが小さくなるように表示属性の変更処理を行ってもよい。
このように、表示される文字のフォントサイズが小さくなれば、自然にユーザの注意は外界へ向くことが多い。逆に、フォントサイズが小さくなってからも、ユーザがその文章を読みたいと思っている場合には、立ち止まるなどして、安全を確保した上で読むことができる。
これにより、表示部110に表示される文字に対して、ユーザの注意をいつまでも向けさせないこと等が可能になる。
また、表示属性変更処理部190は、文章データに含まれる文字又は単語を表示制御部120が表示部110に表示する場合には、表示される文字又は単語について表示属性の変更処理を行って、文章データに含まれる特定の約物を表示制御部120が表示部110に表示する場合には、表示される特定の約物について表示属性の変更処理を行わずに、特定の約物を表示部110に表示してもよい。
ここで、約物とは、言語の記述に使用する記述記号類の総称のことを指す。また、特定の約物とは、表示属性の変更処理の対象外の約物として、あらかじめ指定された約物であり、例えば、句読点や疑問符、括弧、アクセントなどのことを指す。一方で、約物のうち、「々」などの踊り字は、文字と同様に表示属性の変更処理の対象としてもよい。
これにより、文章全体の意味を表すことが少ない特定の約物を強調せずに表示することができ、文章全体の意味を表す文字を相対的により強調して表示すること等が可能になる。
また、その他の例として、図2(D)に示すように、ミニブログの投稿者名「山田」をローマ字表記の「YAMADA」に変更したり、図2(E)に示すように、ミニブログに関する文章データを表示している際に、投稿者を表すアイコン画像を背景画像PIMとして表示するなどしてもよい。なお、日本語表記からローマ字表記に変更したり、背景画像を表示したりすることは、ミニブログの例だけではなく、他の例において行ってもよい。
また、本実施形態では、具体的には以下の手法により、前述してきた表示制御を実現する。
すなわち、本実施形態の頭部装着型表示装置100は、頭部装着型表示装置100の外部から文章データの文字又は単語の属性設定情報を取得する情報取得部130を含んでもよい。そして、表示属性変更処理部190は、取得された属性設定情報に基づいて、文章データの文字又は単語について表示属性の変更処理を行ってもよい。
ここで、属性設定情報とは、文字又は単語の表示属性を表す情報のことをいう。
具体的に図4の例では、PF―1〜PF―nの属性設定情報を用いる例を示している。例えば、図4の属性設定情報PF―1は、1文字目から5文字目までの文字に対して、フォントタイプをゴシックB(Bはボールド体の略)に、フォントサイズを40ptに設定して、毎秒画面の30パーセント分を進む速度で、右から左へ自動でスクロール表示し、6文字目以降の文字に対しては、フォントタイプを明朝に、フォントサイズを20ptに設定して、毎秒画面の50パーセント分を進む速度で、右から左へ自動でスクロール表示することを示している。
また、属性設定情報は、頭部装着型表示装置100の外部の装置、例えば端末装置200やサーバ装置300、記憶装置400などから、あらかじめ用意されていたものを取得するものであってもよいし、ユーザインタフェース部などを介してユーザにより入力され、設定されたものであってもよい。
これにより、文章データの文字の表示属性を、使用する属性設定情報により変更すること等が可能になる。属性設定情報は、例えば、図4に示すPF―1のような形式で容易に作成できるため、表示属性の変更も容易である。
また、本実施形態の頭部装着型表示装置100は、情報取得部130により取得された属性設定情報を記憶する属性設定情報記憶部140を含んでもよい。そして、情報取得部130は、文章データに関連付けられた属性設定情報の識別子を取得してもよい。さらに、表示属性変更処理部190は、取得された識別子に関連付けられた属性設定情報に基づいて、文章データについて表示属性の変更処理を行ってもよい。
例えば図4の例では、属性設定情報PF―1〜PF―nを、属性設定情報記憶部DBに記憶しておく。そして、文章データTDを取得する際に、属性設定情報の識別子も取得する。
ここで、属性設定情報の識別子とは、属性設定情報のうちのいずれかを指し示す情報のことをいう。例えば、属性設定情報の識別子は、各属性設定情報に割り振られた番号や、属性設定情報が記憶されている場所へのリンク情報等のことを指す。
次に、属性設定情報記憶部DBに記憶された属性設定情報PF―1〜PF―nの中から、取得した識別子DIFが示す属性設定情報を取得する。本例では、識別子DIFとして「3」を取得しているため、識別子「3」に対応する属性設定情報PF―3を取得する。
そして、取得した属性設定情報PF―3に基づいて、表示部DSに文章データTDを表示する。
これにより、文章データを表示する度に、逐一、属性設定情報を取得する必要がなくなり、頭部装着型表示装置100と外部機器との通信量の削減を図ること等が可能になる。
また、本実施形態の頭部装着型表示装置100は、文章データの文字又は単語の第1の属性設定情報と、第1の属性設定情報と異なる第2の属性設定情報とを記憶する属性設定情報記憶部140を含んでもよい。そして、表示属性変更処理部190は、所定のタイミングまでは、第1の属性設定情報に基づいて文章データについて表示属性の変更処理を行い、所定のタイミング以降は、第2の属性設定情報に基づいて文章データについて表示属性の変更処理を行ってもよい。
これにより、時間経過に伴って、同一の文字に対する表示属性を変更すること等が可能になる。
また、表示属性変更処理部190は、フォントサイズ、文字の色、文字の太さ又はフォントタイプを表す属性設定情報に基づいて、文章データについて表示属性の変更処理を行ってもよい。
これにより、文章データの文字のフォントサイズ、文字の色、文字の太さ又はフォントタイプを変更すること等が可能になる。
また、表示制御部120は、所定タイミングまでは、文章データに含まれる文字又は単語をスクロール表示せずに表示部110に表示し、所定タイミング以降に文章データに含まれる文字又は単語のスクロール表示を開始してもよい。
これにより、例えば、文章データの文頭部分を長く表示すること等が可能になる。その結果、例えばユーザが表示部110から一時的に視線を逸らしていた場合であっても、ユーザが文章データの内容を推測し損なったり、今すぐに読むべきか否かを判断し損なったりする可能性を低くすること等が可能になる。
また、表示部110は、文章データを外界視野と重畳して表示してもよい。
これにより、ユーザは、文章データと外界のうち、注意して見る対象を素早く切り替えること等が可能になる。
2.3 処理の流れ
次に、図5のシーケンス図を用いて、本実施形態の処理の流れを説明する。
まず、情報取得部130が属性設定情報を取得する(T101)。この時、情報取得部130は、複数の属性設定情報を取得してもよい。
次に、属性設定情報記憶部140は、属性設定情報を情報取得部130から取得し(T102)、取得した属性設定情報を記憶する(T103)。
そして、情報取得部130は、文章データと識別子を取得する(T104)。この時、情報取得部130は、一つの文章データにつき一つの識別子を取得してもよいし、一つの文章データにつき複数の識別子を取得してもよい。
次に、表示属性変更処理部190は、情報取得部130から識別子を取得し(T105)、取得した識別子に対応する属性設定情報を属性設定情報記憶部140から読み出す(T106、T107)。なお、タイミングT104において、一つの文章データにつき複数の識別子を取得した場合には、例えば、第1の期間には第1の識別子が示す属性設定情報を読み出し、第2の期間には第2の識別子が示す属性設定情報を読み出す。
さらに、表示属性変更処理部190は、情報取得部130から文章データを取得し(T108)、タイミングT107において取得した属性設定情報を用いて、取得した文章データの表示属性を変更する(T109)。
そして、表示制御部120は、表示属性を変更した文章データを表示部110に表示する(T110、T111)。
3.第2の実施形態
3.1 システム構成例
次に、第2の実施形態の頭部装着型表示装置100の構成例を図6に示す。頭部装着型表示装置100は、表示部110と、表示制御部120と、表示属性変更処理部190と、部分領域設定部150と、モーションセンサー信号取得部160と、を含む。なお、頭部装着型表示装置100は、図6の構成に限定されず、これらの一部の構成要素を省略したり、他の構成要素を追加したりするなどの種々の変形実施が可能である。
次に各部の接続について説明する。表示制御部120は、表示部110に接続されている。表示属性変更処理部190は、表示制御部120に接続されている。部分領域設定部150は、表示属性変更処理部190に接続されている。モーションセンサー信号取得部160は、部分領域設定部150に接続されている。そして、モーションセンサー500は、モーションセンサー信号取得部160に接続されている。
次に各部で行われる処理について説明する。表示部110、表示制御部120、表示属性変更処理部190の機能は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
まず部分領域設定部150は、後述する部分領域を表示領域に設定する。なお、部分領域設定部150の機能は、各種プロセッサー(CPU等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
次に、モーションセンサー信号取得部160は、モーションセンサー500からモーションセンサー信号を取得する。モーションセンサー信号取得部160は、モーションセンサー500と通信を行う通信部であってもよい。
そして、モーションセンサー500は、モーションセンサー信号を検出し、モーションセンサー信号取得部160とモーションセンサー信号の送受信処理を行う。モーションセンサー500は、例えば加速度センサーである。その場合には、モーションセンサー信号として加速度センサー信号を検出する。加速度センサーは、例えば外力によって抵抗値が増減する素子等で構成され、三軸の加速度情報を検知する。また他にも、加速度センサーは、三軸の力に加えて、三軸の周りのモーメントを検出する六軸の加速度センサーであってもよい。さらに、モーションセンサーは、加速度センサーに限定されず、地磁気センサー等の方位センサーやジャイロセンサー等であってもよい。方位センサーは、センサーの向いている方位を角度(0°〜360°)で計測する。地磁気センサーは、例えば磁場の強さによって抵抗値やインピーダンス値が増減する素子等で構成され、三軸の地磁気情報を検知する。また、地磁気センサーや加速度センサー、ジャイロセンサーの機能を併せ持つセンサーを用いてもよい。
3.2 手法
次に、本実施形態の手法について説明する。
以上の本実施形態の頭部装着型表示装置100は、表示部110の表示領域よりも小さい領域であって、文章データの文字又は単語の属性設定情報が関連付けられている部分領域を表示領域に設定する部分領域設定部150を含んでもよい。そして、表示属性変更処理部190は、部分領域に関連付けられた属性設定情報に基づいて、文章データについて表示属性の変更処理を行ってもよい。
例えば、部分領域の一例を図7に示す。図7では、表示部の表示領域DSに複数の部分領域RP1〜RP5を設定している。また、各部分領域には、第1の実施形態において述べた属性設定情報が関連付けられている。さらに具体的には、部分領域RP1には、属性設定情報AT1が関連付けられており、属性設定情報AT1には、フォントタイプがゴシックBで、フォントサイズが18ptの表示属性が定められている。他の部分領域についても同様に、図7に示す通りである。
これにより、例えば、文章データの文字の表示位置が、ある部分領域内の所定の位置である場合に、その部分領域に関連付けられた属性設定情報に基づいて、文字の表示属性を変更すること等が可能になる。
具体例を図8(A)〜図8(D)に示す。図8(A)〜図8(D)では、文章データがスクロール表示される例を示しており、表示領域DSには、図7を用いて説明した部分領域RP1〜RP5が設定されているものとする。また、これらの部分領域RP1〜RP5には、図7の属性設定情報AT1〜AT5が関連付けられている。
まず、図8(A)では、右から文章データがスクロールされ、部分領域RP5内に位置している文字が、部分領域RP5に関連付けられた属性設定情報AT5に基づいて、表示属性を変更されて、表示部に表示される。具体的には、フォントタイプがゴシックBで、フォントサイズ18ptで表示される。
そして、図8(B)では、スクロールされて、部分領域RP4内に侵入した文字である「八」のフォントサイズが32ptに変更されて、表示部に表示される。
さらに、図8(C)では、さらにスクロールされて、部分領域RP3内に侵入した文字である「八」のフォントサイズが48ptに、部分領域RP4内に侵入した文字である「王」と「子」のフォントサイズが32ptに変更されて、表示部に表示される。
このように、本例では、表示領域DSの中央にいくほどフォントサイズが大きくなるように、部分領域と属性設定情報の関連付けが行われているため、ユーザの正面の位置に表示される文字が最も大きく表示されることになる。よって、このように部分領域と属性設定情報を設定した場合には、ユーザの正面である画面中央に表示される文字を読みやすくすること等が可能になる。
また、本実施形態の頭部装着型表示装置100は、ユーザの体の動きを表すモーションセンサー信号をモーションセンサー500から取得するモーションセンサー信号取得部160を含んでもよい。そして、部分領域設定部150は、取得されたモーションセンサー信号に基づいて、表示領域における部分領域の位置及び大きさのうち、少なくとも一方を設定してもよい。
例えば、図9(A)及び図9(B)にユーザの頭部の動きに基づいて、部分領域を設定する一例を示す。
まず、本例では、モーションセンサーSEを頭部装着型表示装置100に設け、取得されるモーションセンサー信号に基づいて、ユーザの頭部の動きHMを検出する。
そして、検出した頭部HMの動きに基づいて、部分領域の位置及び大きさの少なくとも一方を設定する。
例えば、図9(B)の初期状態では、P1の位置に部分領域RPが設定されていたものとする。この時に、ユーザの頭部が図9(A)のHMのように右に動かされたことを検出した場合に、部分領域RPの位置を位置P1から位置P2へ変更し、この後、ユーザの頭部がさらに右方向に動かされた場合には、部分領域RPの位置を位置P2から位置P3へと変更する。
また、図示していないが、部分領域の位置を変更するだけでなく、部分領域の大きさ、例えば部分領域の幅や高さなどを変更してもよい。
なお、必ずしも、図7のように表示領域DSの全ての領域がいずれかの部分領域に含まれるように、部分領域を設定しなければならないわけではなく、図9(B)のように、表示領域DSの一部の領域に対してのみ部分領域を設定してもよい。
これにより、ユーザは、表示属性を変更したい文字又は表示領域の一部の領域を、頭部を動かすことにより指定すること等が可能になる。
また、変形例として、ユーザの頭部と体の両方に方位センサーを装着して、頭部方向と体方向をそれぞれ検出し、頭部方向と体方向の差分に基づいて、頭部の位置を特定し、特定した頭部の位置に基づいて、部分領域を設定してもよい。
また、表示属性変更処理部190は、所与のタイミングまでは、部分領域に関連付けられた属性設定情報を用いて、文章データについて表示属性の変更処理を行い、所与のタイミング以降は、部分領域に関連付けられた属性設定情報を用いて、文章データについて表示属性の変更処理を行わなくてもよい。
例えば、図10(A)に示すように、表示領域DSに部分領域RPが設定されており、文章データをスクロール表示する場合について説明する。
この場合、所定のタイミングまでは、図10(A)や図10(B)に示すように、部分領域RPに関連付けられた属性設定情報に基づいて、部分領域RP内の文字の表示属性を変更して、表示部に表示する。所定のタイミングとは、例えば、文章データのスクロール表示を開始してから5秒後のタイミングなどである。ただし、これに限定されない。
そして、所定のタイミング以降には、図10(C)に示すように、図10(A)及び図10(B)における部分領域RPの位置に表示される文字であっても、表示属性を変更せずに、表示部に表示する。
この際に、図10(C)のように、所定のタイミング以降に部分領域RPを消去又は設定解除して、表示属性を変更しないようにしてもよいし、部分領域RPを設定したままであるが、部分領域RPに関連付けられた属性設定情報を用いずに、表示部に文字を表示してもよい。
これにより、所定のタイミング以降は文字の表示属性を変更せず、文字の強調表示を中止すること等が可能になる。よって、所定のタイミング以降、ユーザの注意を外界に戻すこと等が可能になる。
具体的に、文章データの各文字に対して、どの部分領域に関連付けられた属性設定情報を用いるかは、以下のようにして判定する。
例えば、部分領域と重複する文字を、その部分領域に関連付けられた属性設定情報を用いて表示属性を変更すればよいが、文字は文字毎に形や大きさが異なるため、実際に各文字と部分領域が重複しているか否かを判定する処理は、処理量が大きく、現実的ではない。
そこで、表示属性変更処理部190は、表示領域に表示される文字又は単語に対して判定領域を設定し、判定領域と部分領域との間に重複領域が存在するか否かを判定し、重複領域が存在すると判定した場合には、判定領域と重複すると判定された部分領域に関連付けられた属性設定情報に基づいて表示属性の変更処理を行ってもよい。そして、表示制御部120は、判定領域に対応する文字又は単語を表示部110に表示してもよい。
具体例を図11(A)〜図11(C)を用いて説明する。まず、図11(A)に示すように、表示部の表示領域DSに表示する文章データの各文字に対して、判定領域DR1〜DR16を設定する。
ここで、判定領域とは、文章データの文字に使用する属性設定情報を特定する場合に、判定領域が設定された文字と、任意の部分領域とが対応付けられるか否かを判定するために設定される領域のことをいう。また、判定領域は、バウンディングボックスとも呼ばれ、例えば文字全体を内部に含む矩形領域である。ただし、必ずしも判定領域が文字全体を内部に含む矩形領域であるとは限られず、他の形をした領域であってもよい。また、判定領域は、文字毎ではなく文字列毎に設定されてもよい。例えば、英語の文章データを表示する場合などには、ワード単位で判定領域を設定した方が良い。
次に、図11(A)のように設定した判定領域DR1〜DR16を用いて、図11(B)のように左から順に、部分領域RPと各判定領域との間に重複領域が存在するかを判定する。図11(B)の例では、部分領域RPは、判定領域DR9と判定領域DR10の両方の判定領域との間に重複領域が存在するため、どちらか一文字だけの表示属性を変更する場合には、どちらの判定領域に対応する文字の表示属性を変更するかを決定する必要がある。この決定方法は、後に詳述する。
そして、図11(B)において、例えば判定領域DR9に対応する文字である「会」の表示属性を変更すると決定した場合には、部分領域RPに関連付けられた属性設定情報を用いて、「会」の表示属性を変更して、図11(C)のように文章データを表示する。なお、部分領域RPに関連付けられている属性設定情報には、他の領域のフォントサイズよりも大きいフォントサイズが設定されているものとする。
これにより、処理量を削減しながら、どの文字に対しても、同様の方法で、どの部分領域に関連付けられた属性設定情報を用いるか判定すること等が可能になる。
また、表示属性変更処理部190は、文章データに含まれる文字又は単語を表示部110にスクロール表示させ、スクロール表示される文字又は単語に対して設定された判定領域と部分領域との間に重複領域が存在すると判定した場合に、判定領域と重複すると判定された部分領域に関連付けられた属性設定情報に基づいて表示属性の変更処理を行ってもよい。
これにより、一度に表示領域に表示しきれない文章データに対しても、重複領域が存在するか否かを判定して、表示属性を変更すること等が可能になる。
また、前述した図11(B)のように、一つの部分領域に対して、二つの判定領域との間に重複領域が存在し、どちらか一文字だけの表示属性を変更する場合には、例えば以下のようにして、どちらの判定領域に対応する文字の表示属性を変更するかを決定する。
すなわち、表示属性変更処理部190は、文字又は単語の第1の属性設定情報が関連付けられた第1の部分領域と、文字又は単語の第2の属性設定情報が関連付けられた第2の部分領域とが表示領域に設定されている場合に、判定領域が、第1の部分領域とは重複し、第2の部分領域とは重複しない場合には、第1の属性設定情報に基づいて文章データについて表示属性の変更処理を行い、判定領域が、第1の部分領域と重複し、第2の部分領域とも重複する場合には、第2の属性設定情報に基づいて文章データについて表示属性の変更処理を行ってもよい。
ここで、第1の部分領域とは、表示領域内において、任意の位置・大きさ・形に設定できる部分領域の一つである。また、第2の部分領域とは、表示領域内において、第1の部分領域とは異なる位置に設定され、任意の大きさ・形に設定できる部分領域である。さらに、後述する第3の部分領域は、表示領域内において、第1の部分領域及び第2の部分領域とは異なる位置に配置され、任意の大きさ・形に設定できる部分領域である。なお、表示領域に設定する部分領域の数は、2つ又は3つに限定されない。また、本例では、部分領域同士は重複しないものとする。
具体例を図12(A)及び図12(B)を用いて説明する。まず、図12(A)の例では、3つの部分領域RP1〜RP3と、各文字を囲む16個の判定領域DR1〜DR16が設定されているものとする。
例えば判定領域DR11は、部分領域RP1(前述した第1の部分領域に相当)との間に重複領域AR1(重複領域AR1は判定領域DR11全体と等しい)を有し、部分領域RP2及び部分領域RP3(前述した第2の部分領域に相当)との間に重複領域を有さない。よって、図12(B)のように、判定領域DR11に対応する文字「T」は、部分領域RP1に関連付けられた属性設定情報(前述した第1の属性設定情報に相当)に基づいて表示属性を変更する。
一方、判定領域DR10は、部分領域RP1(前述した第1の部分領域に相当)との間に重複領域AR2を有し、部分領域RP2(前述した第2の部分領域に相当)との間に重複領域AR3を有している。よって本例では、判定領域DR10に対応する文字「議」に対して、図12(B)のように、部分領域RP2に関連付けられた属性設定情報(前述した第2の属性設定情報に相当)に基づいて表示属性を変更して表示する。
同様に、判定領域DR9は、部分領域RP2(前述した第1の部分領域に相当)との間に重複領域AR4を有し、部分領域RP3(前述した第2の部分領域に相当)との間に重複領域AR5を有している。よって本例では、判定領域DR9に対応する文字「会」に対して、図12(B)のように、部分領域RP3に関連付けられた属性設定情報(前述した第2の属性設定情報に相当)に基づいて表示属性を変更して表示する。
これにより、スクロールされて、新たに部分領域と判定領域が重複するようになった場合に、新たに重複した部分領域に関連付けられた属性設定情報を用いて、表示属性を変更すること等が可能になる。
また他にも、表示属性変更処理部190は、文字又は単語の第1の属性設定情報が関連付けられた第1の部分領域と、文字又は単語の第2の属性設定情報が関連付けられた第2の部分領域とが表示領域に設定されている場合に、判定領域と第1の部分領域とが重複する第1の重複領域が、判定領域と第2の部分領域とが重複する第2の重複領域よりも大きいと判定した場合には、第1の属性設定情報に基づいて文章データについて表示属性の変更処理を行い、第2の重複領域が1の重複領域よりも大きいと判定した場合には、第2の属性設定情報に基づいて文章データについて表示属性の変更処理を行ってもよい。
具体例を図12(A)及び図12(C)を用いて説明する。前述したように図12(A)においては、判定領域DR10は、部分領域RP1との重複領域AR2(前述した第1の重複領域に相当)と、部分領域RP2との重複領域AR3(前述した第2の重複領域に相当)を有している。この時、重複領域AR2と重複領域AR3を比較すると、重複領域AR2の方が重複領域AR3よりも大きい。そのため本例では、図12(C)に示すように、判定領域DR10に対応する文字「議」を、部分領域RP1に関連付けられた属性設定情報(前述した第1の属性設定情報に相当)に基づく表示属性で表示する。
同様に、判定領域DR9は、部分領域RP2との重複領域AR4(前述した第1の重複領域に相当)と、部分領域RP3との重複領域AR5(前述した第2の重複領域に相当)を有している。この時、重複領域AR4と重複領域AR5を比較すると、重複領域AR4の方が重複領域AR5よりも大きい。そのため本例では、図12(C)に示すように、判定領域DR9に対応する文字「会」を、部分領域RP2に関連付けられた属性設定情報(前述した第1の属性設定情報に相当)に基づく表示属性で表示する。
これにより、判定領域との間で重複領域がより大きい部分領域に関連付けられた属性設定情報を用いて、表示属性を変更すること等が可能になる。
また、表示属性変更処理部190は、属性設定情報に基づいて文章データに含まれる文字又は単語のフォントサイズを拡大する場合には、フォントサイズを拡大した文字又は単語に対応する判定領域を拡大し、拡大した判定領域と部分領域との間に重複領域が存在するか否かを判定してもよい。
例えば、図12(D)に示すように、判定領域DR9に対応する文字のフォントサイズを大きくした場合には、拡大した文字に合わせて判定領域DR9自体も大きくする。
これにより、文字の表示属性を変更するタイミングを、表示される文字の見た目から推測されるタイミングと一致させること等が可能になる。
3.3 処理の流れ
次に、図13のフローチャートを用いて、本実施形態の処理の流れを説明する。
まず、表示制御部120が文章データを取得し(S101)、部分領域設定部150が部分領域を設定する(T102)。部分領域は、前述したようにモーションセンサー信号に基づいて設定してもよいし、あらかじめ設定された配置位置に設定してもよい。
そして、表示属性変更処理部190は、文章データの文字(文字列)に対して判定領域を設定し(S103)、設定された部分領域と、任意に選択した判定領域との間に重複領域(第1の重複領域)が存在するか否かを判定する(S104)。そして、表示属性変更処理部190は、重複領域が存在すると判定した場合には、さらに他の重複領域(第2の重複領域)が存在するか否かを判定する(S105)。
ステップS105において第2の重複領域が存在すると判定した場合には、表示属性変更処理部190は、第1の重複領域と第2の重複領域のうち、面積が大きい方の重複領域に対応する部分領域を選択し(S106)、選択された部分領域に関連付けられた属性設定情報を特定する(S107)。なお、本例では、説明の簡略化のため、1つの判定領域が3つ以上の部分領域と同時に重複しないものとする。
一方、ステップS105において第2の重複領域が存在しないと判定した場合には、表示属性変更処理部190は、第1の重複領域に対応する部分領域に関連付けられた属性設定情報を特定する(S107)。
さらに、ステップS104において重複領域が存在しないと判定された場合には、表示属性変更処理部190は、その判定領域に対応する文字については、表示属性の変更処理を行わないため、属性設定情報の特定処理も行わない。
そして、表示属性変更処理部190は、文章データのうち、現在、表示領域内に表示されている全ての文字について、ステップS104〜ステップS107の処理を実行済みであるか否かを判定し(S108)、文章データのうち、現在、表示領域内に表示されている全ての文字について、ステップS104〜ステップS107の処理を実行していないと判定した場合には、ステップS104〜ステップS107の処理を実行していない文字について、ステップS104〜ステップS107の処理を行う。
一方、ステップS108において、文章データのうち、現在、表示領域内に表示されている全ての文字について、ステップS104〜ステップS107の処理を実行済みであると判定した場合には、表示属性変更処理部190が、特定された属性設定情報に基づいて文字(文字列)毎に表示属性を変更して、表示制御部120が文章データを表示部110に表示する(S109)。なお、表示属性変更処理部190は、属性設定情報が特定されなかった文字については、表示属性の変更処理を行わず、表示制御部120が表示部110にその文字を表示する。
その後、表示制御部120は、文章データの全てをスクロール表示済みか否かを判定し(S110)、文章データの全てをスクロール表示済みであると判定した場合には、処理を終了する。
一方、文章データの全てをスクロール表示済みでないと判定した場合には、文章データの文字のスクロール処理を行い(S111)、ステップS104の処理に戻る。
4.第3の実施形態
4.1 システム構成例
次に、第3の実施形態の表示処理システムの構成例を図14に示す。本実施形態の表示処理システムは、頭部装着型表示装置100と端末装置200とを含む。そして、頭部装着型表示装置100は、第1の表示部110と、第1の表示制御部120と、表示属性変更処理部190と、ユーザ操作情報取得部170と、第1の通信部180と、を含む。一方、端末装置200は、第2の表示部210と、第2の表示制御部220と、第2の通信部250と、を含む。なお、表示処理システム、頭部装着型表示装置100及び端末装置200は、図14の構成に限定されず、これらの一部の構成要素を省略したり、他の構成要素を追加したりするなどの種々の変形実施が可能である。
次に各部の接続について説明する。第1の表示制御部120は、第1の表示部110に接続されている。表示属性変更処理部190は、表示制御部120に接続されている。第1の通信部180は、表示属性変更処理部190に接続されている。ユーザ操作情報取得部170は、第1の通信部180に接続されている。第2の表示制御部220は、第2の表示部210に接続されている。第2の通信部250は、第2の表示制御部220に接続されている。そして、第1の通信部180及び第2の通信部250は、無線又は有線により互いに通信接続されている。
次に各部で行われる処理について説明する。第1の表示部110の機能は、第1の実施形態の表示部110(図1)の機能と同様であり、第1の表示制御部120の機能は、第1の実施形態の表示制御部120(図1)の機能と同様であるため、説明を省略する。また、表示属性変更処理部190も図1のものと同様であるため、説明を省略する。
まず、ユーザ操作情報取得部170は、ユーザの操作情報を取得する。また、ユーザ操作情報取得部170は、操作部であってもよく、この場合には、例えばボタンやキーボード、マウス、タッチパネル等により構成されていてもよい。また、ユーザ操作情報取得部170は、例えば加速度センサーから加速度センサー信号を受信するものであってもよい。この場合には、ユーザ操作情報取得部170は、加速度センサー信号に基づいて、ユーザの体の傾き等を検出し、ユーザのジェスチャーを検出する等してもよい。なお、ユーザ操作情報取得部170は、図14のように頭部装着型表示装置100に含まれても良いし、端末装置200に含まれても良い。
そして、第1の通信部180と第2の通信部250は、例えば、Wifi(登録商標)やBluetooth(登録商標)などの通信規格で互いに情報を送受信する。なお、第1の通信部180と第2の通信部250は、有線により通信を行うものであってもよく、無線により通信を行うものであってもよい。また、ユーザ操作情報取得部170と第1の通信部180は、同一の機能部であってもよいし、図14のようにそれぞれ別の機能部であってもよい。
次に、第2の表示部210は、後述する第2の表示制御部220の表示制御に従って第2の文章データ等を表示する。第2の表示部210は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ、電子ペーパーなどにより実現できる。
また、第2の表示制御部220は、第2の文章データを表示部210に表示する制御を行う。なお、第2の表示制御部220の機能は、各種プロセッサー(CPU等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
4.2 手法
以上の本実施形態の表示処理システムは、頭部装着型表示装置100と、頭部装着型表示装置100と通信接続される端末装置200と、を含む。
頭部装着型表示装置100は、第1の文章データを表示する第1の表示部110と、第1の文章データの一部の文字又は単語について表示属性の変更処理を行う表示属性変更処理部190と、第1の文章データを第1の表示部110に表示する第1の表示制御部120と、を有する。一方、端末装置200は、第2の文章データを表示する第2の表示部210と、第2の文章データを第2の表示部210に表示する第2の表示制御部220と、を有する。さらに、頭部装着型表示装置100又は端末装置200は、ユーザにより入力される操作情報を取得するユーザ操作情報取得部170を有する。
そして、第1の表示制御部120は、一部の文字又は単語の表示属性が変更された第1の文章データを第1の表示部110に表示する制御を行う。
これに対して、第2の表示制御部220は、第1の表示部110に表示された第1の文章データに関連付けられた第2の文章データの表示指示を表す操作情報を、ユーザ操作情報取得部170が取得した場合に、第2の文章データを第2の表示部210に表示する制御を行う。
例えば、第2の文章データは、第1の文章データの内容について、より詳細な情報を表す文章データである。そして、ユーザが街中で頭部装着型表示装置100の第1の表示部110に表示される第1の文章データを読んでおり、今読んでいる第1の文章データについて、さらに詳しい情報が知りたいと思ったとする。
本例では、この時にユーザが、端末装置200に第2の文章データを表示する指示を出す操作を行って、第2の文章データを読むことができる。なお、この際には、ユーザは、頭部装着型表示装置100に設けられたユーザインタフェース部を操作して、端末装置200の第2の表示部210に第2の文章データを表示する指示を出しても良いし、端末装置200を直接操作して、第2の表示部210に第2の文章データを表示してもよい。また、第1の表示部110に第1の文章データを表示している間に、第2の表示部210が第2の文章データをすぐに表示できるように、第2の文章データをレディー状態にする(例えば、第2の文章データをRAM上に展開しておく)などしてもよい。
これにより、頭部装着型表示装置100の第1の表示部110に表示された第1の文章データをユーザが今すぐに読みたいと思った場合に、第1の文章データの内容についてより詳しい情報を表す第2の文章データを端末装置200の第2の表示部210に表示すること等が可能になる。
なお、本実施形態の頭部装着型表示装置100及び表示処理システム等は、その処理の一部または大部分をプログラムにより実現してもよい。この場合には、CPU等のプロセッサーがプログラムを実行することで、本実施形態の頭部装着型表示装置100及び表示処理システム等が実現される。具体的には、情報記憶媒体に記憶されたプログラムが読み出され、読み出されたプログラムをCPU等のプロセッサーが実行する。ここで、情報記憶媒体(コンピューターにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、光ディスク(DVD、CD等)、HDD(ハードディスクドライブ)、或いはメモリー(カード型メモリー、ROM等)などにより実現できる。そして、CPU等のプロセッサーは、情報記憶媒体に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施形態の種々の処理を行う。即ち、情報記憶媒体には、本実施形態の各部としてコンピューター(操作部、処理部、記憶部、出力部を備える装置)を機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピューターに実行させるためのプログラム)が記憶される。
以上のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、頭部装着型表示装置及び表示処理システムの構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
100 頭部装着型表示装置、110 表示部(第1の表示部)、
120 表示制御部(第1の表示制御部)、130 情報取得部、
140 属性設定情報記憶部、150 部分領域設定部、
160 モーションセンサー信号取得部、170 ユーザ操作情報取得部、
180 第1の通信部、190 表示属性変更処理部、200 端末装置、
210 第2の表示部、220 第2の表示制御部、250 第2の通信部、
300 サーバ装置、400 記憶装置、500 モーションセンサー

Claims (24)

  1. 文章データを表示する表示部と、
    前記文章データの一部の文字又は単語について表示属性の変更処理を行う表示属性変更処理部と、
    前記一部の文字又は単語の前記表示属性が変更された前記文章データを前記表示部に表示する制御を行う表示制御部と、
    を含むことを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  2. 請求項1において、
    前記表示属性変更処理部は、
    前記文章データの一部の文字又は単語である前記文章データの先頭から所定数の文字又は単語について、フォントサイズの変更処理を行うことを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記表示属性変更処理部は、
    前記文章データのうちの第1の文字又は第1の単語を第1の表示属性に設定し、前記文章データのうちの前記第1の文字と異なる第2の文字又は前記第1の単語と異なる第2の単語を、前記第1の表示属性と異なる第2の表示属性に設定する前記表示属性の前記変更処理を行うことを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記表示属性変更処理部は、
    前記文章データのうちの一文字に対して、フォントサイズの変更処理を行うことを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記表示属性変更処理部は、
    前記文章データのうちの第1の文字又は第1の単語を第1のフォントサイズに設定し、前記文章データのうちの前記第1の文字より後ろの第2の文字又は前記第1の単語より後ろの第2の単語を、前記第1のフォントサイズよりも小さい第2のフォントサイズに設定する前記表示属性の前記変更処理を行うことを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記表示属性変更処理部は、
    前記文章データの文頭から文末に行くに従い、フォントサイズが小さくなるように前記表示属性の前記変更処理を行うことを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記表示属性変更処理部は、
    前記文章データに含まれる文字又は単語を前記表示制御部が前記表示部に表示する場合には、表示される前記文字又は前記単語について前記表示属性の前記変更処理を行い、
    前記文章データに含まれる特定の約物を前記表示制御部が前記表示部に表示する場合には、表示される前記特定の約物について前記表示属性の前記変更処理を行わないことを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    ウェアラブル携帯型表示装置の外部から前記文章データの文字又は単語の属性設定情報を取得する情報取得部を含み、
    前記表示属性変更処理部は、
    取得された前記属性設定情報に基づいて、前記文章データの文字又は単語について前記表示属性の前記変更処理を行うことを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  9. 請求項8において、
    前記情報取得部により取得された前記属性設定情報を記憶する属性設定情報記憶部を含み、
    前記情報取得部は、
    前記文章データに関連付けられた前記属性設定情報の識別子を取得し、
    前記表示属性変更処理部は、
    取得された前記識別子に関連付けられた前記属性設定情報に基づいて、前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行うことを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  10. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    前記文章データの文字又は単語の第1の属性設定情報と、前記第1の属性設定情報と異なる第2の属性設定情報とを記憶する属性設定情報記憶部を含み、
    前記表示属性変更処理部は、
    所定のタイミングまでは、前記第1の属性設定情報に基づいて前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行い、前記所定のタイミング以降は、前記第2の属性設定情報に基づいて前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行うことを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  11. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    前記表示部の表示領域よりも小さい領域であって、前記文章データの文字又は単語の属性設定情報が関連付けられている部分領域を前記表示領域に設定する部分領域設定部を含み、
    前記表示属性変更処理部は、
    前記部分領域に関連付けられた前記属性設定情報に基づいて、前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行うことを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  12. 請求項11において、
    ユーザの体の動きを表すモーションセンサー信号をモーションセンサーから取得するモーションセンサー信号取得部を含み、
    前記部分領域設定部は、
    取得された前記モーションセンサー信号に基づいて、前記表示領域における前記部分領域の位置及び大きさのうち、少なくとも一方を設定することを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  13. 請求項11又は12において、
    前記表示属性変更処理部は、
    所与のタイミングまでは、前記部分領域に関連付けられた前記属性設定情報を用いて、前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行い、前記所与のタイミング以降は、前記部分領域に関連付けられた前記属性設定情報を用いて、前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行わないことを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  14. 請求項11乃至13のいずれかにおいて、
    前記表示属性変更処理部は、
    前記表示領域に表示される文字又は単語に対して判定領域を設定し、前記判定領域と前記部分領域との間に重複領域が存在するか否かを判定し、前記重複領域が存在すると判定した場合には、前記判定領域と重複すると判定された前記部分領域に関連付けられた前記属性設定情報に基づいて前記表示属性の前記変更処理を行い、
    前記表示制御部は、
    前記判定領域に対応する文字又は単語を前記表示部に表示することを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  15. 請求項14において、
    前記表示属性変更処理部は、
    前記文章データに含まれる文字又は単語を前記表示部にスクロール表示させ、スクロール表示される文字又は単語に対して設定された前記判定領域と前記部分領域との間に前記重複領域が存在すると判定した場合に、前記判定領域と重複すると判定された前記部分領域に関連付けられた前記属性設定情報に基づいて前記表示属性の前記変更処理を行うことを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  16. 請求項15において、
    前記表示属性変更処理部は、
    文字又は単語の第1の属性設定情報が関連付けられた第1の部分領域と、文字又は単語の第2の属性設定情報が関連付けられた第2の部分領域とが前記表示領域に設定されている場合に、
    前記判定領域が、前記第1の部分領域とは重複し、前記第2の部分領域とは重複しない場合には、前記第1の属性設定情報に基づいて前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行い、
    前記判定領域が、前記第1の部分領域と重複し、前記第2の部分領域とも重複する場合には、前記第2の属性設定情報に基づいて前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行うことを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  17. 請求項14において、
    前記表示属性変更処理部は、
    文字又は単語の第1の属性設定情報が関連付けられた第1の部分領域と、文字又は単語の第2の属性設定情報が関連付けられた第2の部分領域とが前記表示領域に設定されている場合に、
    前記判定領域と前記第1の部分領域とが重複する第1の重複領域が、前記判定領域と前記第2の部分領域とが重複する第2の重複領域よりも大きいと判定した場合には、前記第1の属性設定情報に基づいて前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行い、
    前記第2の重複領域が前記1の重複領域よりも大きいと判定した場合には、前記第2の属性設定情報に基づいて前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行うことを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  18. 請求項14乃至17のいずれかにおいて、
    前記表示属性変更処理部は、
    前記属性設定情報に基づいて前記文章データに含まれる文字又は単語のフォントサイズを拡大する場合には、前記フォントサイズを拡大した文字又は単語に対応する前記判定領域を拡大し、拡大した前記判定領域と前記部分領域との間に重複領域が存在するか否かを判定することを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  19. 請求項8乃至18のいずれかにおいて、
    前記表示属性変更処理部は、
    フォントサイズ、文字の色、文字の太さ又はフォントタイプを表す前記属性設定情報に基づいて、前記文章データについて前記表示属性の前記変更処理を行うことを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  20. 請求項1乃至19のいずれかにおいて、
    前記表示制御部は、
    所定タイミングまでは、前記文章データに含まれる文字又は単語をスクロールせずに前記表示部に表示し、前記所定タイミング以降に前記文章データに含まれる文字又は単語のスクロール表示を開始することを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  21. 請求項1乃至20のいずれかにおいて、
    前記表示部は、
    前記文章データを外界視野と重畳して表示することを特徴とするウェアラブル携帯型表示装置。
  22. 請求項1乃至21のいずれかにおいて、
    頭部装着型のウェアラブル携帯型表示装置であることを特徴とする頭部装着型表示装置。
  23. ウェアラブル携帯型表示装置と、
    前記ウェアラブル携帯型表示装置と通信接続される端末装置と、
    を含み、
    前記ウェアラブル携帯型表示装置は、
    第1の文章データを表示する第1の表示部と、
    前記第1の文章データの一部の文字又は単語について表示属性の変更処理を行う表示属性変更処理部と、
    前記第1の文章データを前記第1の表示部に表示する第1の表示制御部と、
    を有し、
    前記端末装置は、
    第2の文章データを表示する第2の表示部と、
    前記第2の文章データを前記第2の表示部に表示する第2の表示制御部と、
    を有し、
    前記ウェアラブル携帯型表示装置又は前記端末装置は、
    ユーザにより入力される操作情報を取得するユーザ操作情報取得部を有し、
    前記第1の表示制御部は、
    前記一部の文字又は単語の前記表示属性が変更された前記第1の文章データを前記第1の表示部に表示する制御を行い、
    前記第2の表示制御部は、
    前記第1の表示部に表示された前記第1の文章データに関連付けられた前記第2の文章データの表示指示を表す前記操作情報を、前記ユーザ操作情報取得部が取得した場合に、前記第2の文章データを前記第2の表示部に表示する制御を行うことを特徴とする表示処理システム。
  24. 文章データを表示する表示部と、
    前記文章データの一部の文字又は単語について表示属性の変更処理を行う表示属性変更処理部と、
    前記一部の文字又は単語の前記表示属性が変更された前記文章データを前記表示部に表示する制御を行う表示制御部として、
    ウェアラブル携帯型表示装置を機能させることを特徴とするプログラム。
JP2012202401A 2012-09-14 2012-09-14 ウェアラブル携帯型表示装置、頭部装着型表示装置、表示処理システム及びプログラム Pending JP2014056217A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012202401A JP2014056217A (ja) 2012-09-14 2012-09-14 ウェアラブル携帯型表示装置、頭部装着型表示装置、表示処理システム及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012202401A JP2014056217A (ja) 2012-09-14 2012-09-14 ウェアラブル携帯型表示装置、頭部装着型表示装置、表示処理システム及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014056217A true JP2014056217A (ja) 2014-03-27

Family

ID=50613542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012202401A Pending JP2014056217A (ja) 2012-09-14 2012-09-14 ウェアラブル携帯型表示装置、頭部装着型表示装置、表示処理システム及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014056217A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170030632A (ko) 2014-07-31 2017-03-17 세이코 엡슨 가부시키가이샤 표시 장치, 표시 장치의 제어 방법 및, 프로그램을 갖는 컴퓨터 판독 가능 기록 매체
US9684486B2 (en) 2014-07-31 2017-06-20 Seiko Epson Corporation Display device, method of controlling display device, and program
US9959591B2 (en) 2014-07-31 2018-05-01 Seiko Epson Corporation Display apparatus, method for controlling display apparatus, and program
US9972319B2 (en) 2014-07-31 2018-05-15 Seiko Epson Corporation Display device, method of controlling display device, and program having display of voice and other data
JP2019061298A (ja) * 2017-09-22 2019-04-18 大日本印刷株式会社 情報処理装置、コンピュータプログラム及び文章表示方法
US11009706B2 (en) 2018-01-24 2021-05-18 Seiko Epson Corporation Head-mounted display apparatus and method for controlling head-mounted display apparatus for determining position of image to be displayed
US11448004B2 (en) 2017-02-27 2022-09-20 Beat Guhl Floor guide
WO2023074875A1 (ja) * 2021-10-29 2023-05-04 株式会社Nttドコモ 仮想コンテンツ提供装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170030632A (ko) 2014-07-31 2017-03-17 세이코 엡슨 가부시키가이샤 표시 장치, 표시 장치의 제어 방법 및, 프로그램을 갖는 컴퓨터 판독 가능 기록 매체
US9684486B2 (en) 2014-07-31 2017-06-20 Seiko Epson Corporation Display device, method of controlling display device, and program
US9959591B2 (en) 2014-07-31 2018-05-01 Seiko Epson Corporation Display apparatus, method for controlling display apparatus, and program
US9972319B2 (en) 2014-07-31 2018-05-15 Seiko Epson Corporation Display device, method of controlling display device, and program having display of voice and other data
US10114610B2 (en) 2014-07-31 2018-10-30 Seiko Epson Corporation Display device, method of controlling display device, and program
US11448004B2 (en) 2017-02-27 2022-09-20 Beat Guhl Floor guide
JP2019061298A (ja) * 2017-09-22 2019-04-18 大日本印刷株式会社 情報処理装置、コンピュータプログラム及び文章表示方法
US11009706B2 (en) 2018-01-24 2021-05-18 Seiko Epson Corporation Head-mounted display apparatus and method for controlling head-mounted display apparatus for determining position of image to be displayed
WO2023074875A1 (ja) * 2021-10-29 2023-05-04 株式会社Nttドコモ 仮想コンテンツ提供装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11681866B2 (en) Device, method, and graphical user interface for editing screenshot images
JP2014056217A (ja) ウェアラブル携帯型表示装置、頭部装着型表示装置、表示処理システム及びプログラム
JP6126255B2 (ja) ソフトキーボードを操作するためのデバイス、方法及びグラフィカルユーザインタフェース
US9671825B2 (en) Device, method, and graphical user interface for navigating through an electronic document
US8914743B2 (en) Device, method, and graphical user interface for navigating a list of identifiers
CN108629033B (zh) 电子文本的操纵和显示
US11947791B2 (en) Devices, methods, and systems for manipulating user interfaces
US11182940B2 (en) Information processing device, information processing method, and program
US20200326841A1 (en) Devices, methods, and systems for performing content manipulation operations
EP2608008A2 (en) Method of presenting digital data on an electronic device operating under different environmental conditions
US20120284671A1 (en) Systems and methods for interface mangement
US11223765B2 (en) Dynamic flex circuit for camera with moveable image sensor
US20150106714A1 (en) Electronic device and method for providing information thereof
KR102232583B1 (ko) 전자장치 및 전자장치의 웹 재현 방법
JP6286897B2 (ja) 文書表示装置、文書表示方法及び文書表示プログラム
KR102508833B1 (ko) 전자 장치, 전자 장치의 문자 입력 방법