JP2014053390A - コンデンサモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】インダクタンスの小さいコンデンサモジュールを提供する。
【解決手段】本明細書が開示するコンデンサモジュール2は、隣接する2個のフィルムコンデンサ3a、3bと、フィルムコンデンサと外部の装置を電気的に接続するバスバ6を備える。2個のフィルムコンデンサは、両端に電極4、5を備え、側面を隣接させて配置されている。バスバ(負極バスバ6)は、その端部が夫々のフィルムコンデンサの一端側の電極(負電極5)に接続しているとともに、2個のフィルムコンデンサの間を通ってコンデンサの他端側へと延びている。このコンデンサモジュール2では、バスバ6を流れる電流の方向がコンデンサ内を流れる電流の方向と逆方向となる。それゆえ、コンデンサを流れる電流の変化に起因する誘導磁界と、バスバを流れる電流の変化に起因する誘導磁界が相互に打ち消しあってインダクタンスが低減される。
【選択図】図1
【解決手段】本明細書が開示するコンデンサモジュール2は、隣接する2個のフィルムコンデンサ3a、3bと、フィルムコンデンサと外部の装置を電気的に接続するバスバ6を備える。2個のフィルムコンデンサは、両端に電極4、5を備え、側面を隣接させて配置されている。バスバ(負極バスバ6)は、その端部が夫々のフィルムコンデンサの一端側の電極(負電極5)に接続しているとともに、2個のフィルムコンデンサの間を通ってコンデンサの他端側へと延びている。このコンデンサモジュール2では、バスバ6を流れる電流の方向がコンデンサ内を流れる電流の方向と逆方向となる。それゆえ、コンデンサを流れる電流の変化に起因する誘導磁界と、バスバを流れる電流の変化に起因する誘導磁界が相互に打ち消しあってインダクタンスが低減される。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数のフィルムコンデンサを含むコンデンサモジュールに関する。
大容量のコンデンサが必要な場合、複数のコンデンサを並列に接続して大容量を実現することがある。本明細書では、複数のコンデンサを並列に接続したユニットをコンデンサモジュールと称する。例えば、電気自動車の電力系に用いられるコンデンサには大容量が要求されるため、コンデンサモジュールが採用される。なお、コンデンサとしては、典型的には、フィルムコンデンサが用いられる。
大容量のフィルムコンデンサは発熱量が大きくなるため、熱を拡散させるための技術が求められる。例えば特許文献1には、中空四角柱の巻芯にフィルムを巻回したコンデンサを有するコンデンサモジュールであって、巻芯の端部をケースと接続し、コンデンサ内部の熱を、巻芯を通じてケースへと拡散させる技術が開示されている。
ところで、大電流を流すにはワイヤなどの柔軟な導電体の代わりに電気抵抗が小さい薄板長尺の金属部材が導電体として用いられることがある。そのような薄板長尺の金属部材は、一般に「バスバ」と呼ばれる。大容量のコンデンサモジュールにもバスバが用いられることがある。薄板長尺状の金属製のバスバは熱伝導率が高いので、バスバを熱拡散経路として利用する技術が提案されている(例えば特許文献2)。
特許文献2に開示されたコンデンサモジュールは、巻芯にフィルムが巻回されたコンデンサを有し、バスバを巻芯に熱的に接続する構造を備えている。コンデンサ内部で発生した熱は、巻芯とバスバを通じてコンデンサ外部へと拡散される。
発熱の低減とは別に、コンデンサには、インダクタンスが小さい方がよい、という課題もある。本明細書は、バスバを利用してコンデンサのインダクタンスを低減する技術を提供する。
本明細書が開示するコンデンサモジュールの一実施形態は、隣接する2個のフィルムコンデンサと、フィルムコンデンサと外部の装置を電気的に接続するバスバを備える。2個のフィルムコンデンサは、両端に電極を備え、側面を隣接させて配置されている。ここで、「側面」とは、両端の電極の間の面を意味する。バスバは、その端部が夫々のフィルムコンデンサの一端側の電極に接続しているとともに、2個のフィルムコンデンサの間を通ってコンデンサの他端側へと延びている。
以下では、説明を簡単にするため、「フィルムコンデンサ」を単純に「コンデンサ」と称する場合がある。
上記のコンデンサモジュールでは、バスバを流れる電流の方向がコンデンサ内を流れる電流の方向と逆方向となる。それゆえ、コンデンサを流れる電流の変化に起因する誘導磁界と、バスバを流れる電流の変化に起因する誘導磁界が相互に打ち消しあってインダクタンスが低減される。
コンデンサモジュールが有するフィルムコンデンサは2個に限定されず、3個以上を備えていてもよい。3個以上のフィルムコンデンサのうちの少なくとも2個が、上記したようなバスバとの構造を備えていればよい。3個以上のフィルムコンデンサを有するコンデンサモジュールの例は発明の詳細な説明にて説明する。
上記のコンデンサモジュールでは、2個のコンデンサの間を伝熱性の高いバスバが通っている。従って、そのバスバは、コンデンサの熱を外部に逃がす伝熱路としても機能する。それゆえ、上記の構造を有するコンデンサモジュールは、放熱性にも優れる。放熱性の観点からは、バスバが、2個のフィルムコンデンサの間で、その2個のフィルムコンデンサの夫々と接していることが望ましい。さらに、コンデンサモジュールを2個のフィルムコンデンサの積層方向から見たときに、バスバが、フィルムコンデンサの中央部分を避けて配索されていることが好ましい。そのような構造を採用することで、2個のコンデンサの間に熱がこもり難くなる。
本明細書が開示する技術によれば、インダクタンスを低減したコンデンサモジュールを提供することができる。
図面を参照して実施例のコンデンサモジュールを説明する。図1に、コンデンサモジュール2の分解斜視図を示す。コンデンサモジュール2は、2個のコンデンサ(フィルムコンデンサ)3a、3bを並列に接続したデバイスである。コンデンサモジュール2は、例えば、電気自動車のモータ駆動系の電気回路において、インバータの入力側に並列に接続され、電流を平滑化する。電気自動車の電気回路は大電流を扱うため、平滑化用のコンデンサにも大容量が求められる。コンデンサモジュール2は、複数のコンデンサ3a、3bを並列に接続し、大容量を実現している。
図2にコンデンサモジュール2の側面図を示し、図3にコンデンサモジュール2の平面図を示す。なお、図3は、コンデンサモジュール2を、2個のコンデンサ3a、3bの積層方向から見たときの平面図である(従って、図3では、コンデンサ3aの下側にコンデンサ3bが位置する)。
コンデンサ3a、3bは、金属製のフィルムを積層した積層型フィルムコンデンサである。図1において、座標系のZ軸方向に金属製のフィルムが積層されている。コンデンサ3a、3bは、概ね直方体であり、図中のX方向の両端に電極4、5が備えられている。
コンデンサモジュール2は、2個のコンデンサ3a、3bを、電極の向きを揃え、側面が隣接するように配置されている。隣接する2個のコンデンサ3a、3bの間を負極バスバ6が通っている。バスバは、コンデンサ3a、3bと外部のデバイス(例えばインバータ)を電気的に接続するための金属製の薄板長尺の導電体である。負極バスバ6は、コンデンサの一端側に位置する負電極5と接する端子板6aと、端子板6aから延びる導電部6bを備えている。コンデンサ3a、3bの正電極4には、正極バスバ7が接続している。正極バスバ7も、正電極4に接する端子板7aと、端子板7aから延びる導電部7bを備えている。
図2に示されているように、コンデンサ3a、3bの両端は、正極バスバ7の端子板7aと負極バスバ6の端子板6aで挟まれている。負極バスバ6の導電部6bが、コンデンサ3a、3bの間を、それらのコンデンサの負極端側から正極端側に向けて延びている。なお、負極バスバ6は、正電極4、及び、正極バスバ7から絶縁されている。電流は、正極バスバ7の導電部7b、端子板7aを通じて正電極4に供給され、コンデンサ3a、3bの内部を通り、負電極5から、負極バスバ6の端子板6a、導電部6bを通じて他のデバイスへと流れる。図2に示すように、コンデンサ3a、3bの内部は正電極4から負電極5へ向けて、即ち図中の左から右へと流れる。矢印Yaがコンデンサ内を流れる電流の向きを示している。他方、2個のコンデンサ3a、3bに挟まれている負極バスバ6の導電部6bでは、電流は図中の右から左へと流れる。図中の矢印Ybが、導電部6bにおいて電流の流れる向きを示している。矢印YaとYbが示すように、コンデンサ内部と、コンデンサと平行に延びる負極バスバ6(導電部6b)とでは電流の流れる向きが互いに逆向きとなる。コンデンサ3a、3bに流れる電流が変化すると、電流の周囲に誘導磁場が発生するが、コンデンサ内部とバスバ(導電部6b)では電流の向きが逆であるため、それぞれの誘導磁場も互いに逆向きとなり、相互に打ち消しあう。誘導磁場がインダクタンス(交流抵抗成分)の原因となるが、その誘導磁場が相殺されるため、コンデンサモジュール2ではインダクタンスが低減される。特に、コンデンサモジュール2では、2個のコンデンサ3a、3bを流れる電流の大きさと負極バスバ6(導電部6b)を流れる電流の大きさが等しいため、誘導磁場の相殺効果が大きく、インダクタンスの低減効果が大きい。
図1、図3に示されているように、負極バスバ6では、端子板6aから2本の導電部6bが延びている。2本の導電部6bは、図3の平面視においてコンデンサの中央部分(符号Cが示す領域)を避けるように配設されている。導電部6bは、コンデンサ3a、3bの夫々の側面に接しているが、導電部6bの厚みの分だけ、領域Cには隙間ができる。コンデンサは、電流を流すと発熱するが、対向するコンデンサの間の中央部分に空隙が設けられることによって、熱がこもることが抑制される。また、コンデンサの熱は、コンデンサに接している負極バスバ6を通じて、コンデンサの外部へと拡散する。2個のコンデンサ3a、3bの間でそれらコンデンサに接するように配設された負極バスバ6は、コンデンサの熱を拡散させる効果も奏する。
なお、負極バスバの代わりに正極バスバが2個のコンデンサの間を通っている構成であっても、インダクタンス抑制効果と熱拡散効果を有することに留意されたい。
図4を参照して、コンデンサモジュールの変形例を説明する。図4(A)から(C)に、変形例のコンデンサモジュール2a、2b、2cの平面図を示す。これらの変形例は、負極バスバ6の導電部6bのレイアウトに特徴がある。図4(A)に示すコンデンサモジュール2aでは、コンデンサ3b(3a)の負電極5に接する端子板6aから2本の導電部6bが延びているが、その導電部6bは、コンデンサの反対側に位置する正電極4の手前で合流する。図4(A)の平面図において、端子板6aと2本の導電部6bが三角形をなすが、コンデンサ3b(3a)の中央部分(符号Cが示す部分)が、その三角形の内側に位置する。このように、コンデンサモジュール2aでも、平面視したときにバスバの導電部6bがコンデンサ中央部分Cを避けるように配索されているので、コンデンサの中央部分Cに熱がこもり難い。
図4(B)に示すコンデンサモジュール2bの場合、端子板6aの略中央から1本の導電部6bが延びており、その導電部6bが平面視におけるコンデンサ中央部分Cの手前で2本に分岐している。2本に分岐した導電部6bは、コンデンサの反対側の端部(正電極4側の端部)からコンデンサ外部へと延びている。図4(B)に示すように、この変形例においても、平面視したときにバスバの導電部6bがコンデンサ中央部分Cを避けるように配索されているので、コンデンサの中央部分Cに熱がこもり難い。
図4(C)に示すコンデンサモジュール2cの場合、端子板6aから2本の導電部6bが、コンデンサの反対側の端部(正電極4側の端部)に向かって平行に延びている。2本の導電部6bは、平面視においてコンデンサ3b(3c)の中央部分Cを挟んで延びている。コンデンサモジュール2cでは、さらに、2本の導電部6bを連結する補強部6cを有しているが、補強部6cも、平面視においてコンデンサの中央部分Cを避けるように延びている。このコンデンサモジュール2cの場合も、平面視したときにバスバの導電部6bがコンデンサ中央部分Cを避けるように配索されているので、コンデンサの中央部分Cに熱がこもり難い。
次に、図5を参照して第2実施例のコンデンサモジュール2dを説明する。このコンデンサモジュール2dは、4個のコンデンサ3a、3b、3c、3dを有する。4個のコンデンサ3a、3b、3c、3dは、1本の負極バスバ6と1本の正極バスバ7によって並列に接続される。コンデンサ3aと3bは互いに隣接するように配置され、それらコンデンサの負電極5には端子板6a1が接続される。端子板6a1の中央から導電部6b1が延びており、その導電部6b1は、隣接する2個のコンデンサ3a、3bの間を、負電極5とは反対側に位置する正電極4へ向けて延びている。また、コンデンサ3cと3dは互いに隣接するように配置され、それらコンデンサの負電極5には端子板6a2が接続される。端子板6a2の中央から導電部6b2が延びており、その導電部6b2は、隣接する2個のコンデンサ3c、3dの間を、負電極5とは反対側に位置する正電極4へ向けて延びている。導電部6b1と6b2は、最終的に1本に合流する。端子板6a1、6a2、導電部6b1、6b2が負極バスバ6を構成する。なお、負極バスバ6の導電部6b1、6b2は、正電極4とは絶縁されている。
4個のコンデンサ3a、3b、3c、3dの正電極4には、端子板7aが接続され、その端子板7aから導電部7bが延びている。導電部7bと端子板7aが正極バスバ7を構成する。正極バスバ7を通じて供給される電流は4個のコンデンサ3a−3dの正電極4に供給され、それぞれのコンデンサの内部を図中の左から右へ流れる。電流は、負電極5から出て負極バスバ6へと流れる。負極バスバ6の導電部6b1、6b2では、電流は図中の右から左へと流れる。2個のコンデンサ3a、3bを流れる電流に起因する誘導磁場は、それらのコンデンサの間を通る導電部6b1を流れる電流に起因する誘導磁場と相殺される。同様に、2個のコンデンサ3c、3dを流れる電流に起因する誘導磁場は、それらのコンデンサの間を通る導電部6b2を流れる電流に起因する誘導磁場と相殺される。それゆえ、第2実施例のコンデンサモジュール2dにおいても、誘導磁場が相殺され、インダクタンスが抑制される。
また、負極バスバ6の導電部6b1はコンデンサ3a、3bの側面に接しており、導電部6b2はコンデンサ3c、3dの側面に接している(負極バスバ6とコンデンサ3a、3bの側面、及び、コンデンサ3c、3dの側面は絶縁されている)。コンデンサ3a、3bが発する熱は、導電部6b1を通して外部に拡散する。また、コンデンサ3c、3dが発する熱は、導電部6b2を通して外部に拡散する。第2実施例のコンデンサモジュール2dも、コンデンサが発する熱が拡散し易く、コンデンサの温度上昇が抑制される。
実施例で説明したコンデンサモジュールの留意点を述べる。実施例では、負極バスバが、コンデンサの一端の電極に接続されているとともに、隣接するコンデンサの間を通って他端側へと延びている。負極バスバに代えて、正極バスバがコンデンサの一端の電極に接続されているとともに、隣接するコンデンサの間を通って他端側へと延びていてもよい。そのような構成であっても、インダクタンス抑制効果と熱拡散効果を発揮する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2、2a、2b、2c、2d:コンデンサモジュール
3a、3b、3c、3d:コンデンサ
4:正電極
5:負電極
6:負極バスバ
6a、6a1、6a2:端子板
6b、6b1、6b2:導電部
6c:補強部
7:正極バスバ
7a:端子板
7b:導電部
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7a:端子板
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Claims (3)
- 両端に電極を有する2個のフィルムコンデンサが側面を隣接させて配置されており、
フィルムコンデンサと外部の装置を電気的に接続するバスバが、夫々のフィルムコンデンサの一端側の電極に接続しているとともに、2個のフィルムコンデンサの間を通って他端側へと延びていることを特徴とするコンデンサモジュール。 - 前記バスバは、2個のフィルムコンデンサの間で、当該2個のフィルムコンデンサの夫々と接していることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサモジュール。
- コンデンサモジュールを2個のフィルムコンデンサの積層方向から見たときに、前記バスバは、フィルムコンデンサの中央部分を避けて配索されていることを特徴とする請求項2に記載のコンデンサモジュール。
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