JP2014052664A - 操作子及び操作装置 - Google Patents

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圭司 外川
Ken Yamagishi
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Kuniaki NARITA
邦彰 成田
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健 五十嵐
Jun Nishihara
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Abstract

【課題】より多くの操作方向を検出可能な操作子及び操作装置を提供すること。
【解決手段】操作装置に用いられる操作子3であって、入力操作を受け付ける操作体31と、操作体31の周方向において等間隔に設定された少なくとも2点を検出部位として、当該操作体31の変位方向を検出する検出体32と、操作体31を囲み、当該操作体31を変位自在に支持する支持体33と、を備える。これによれば、操作体の平行移動の他、当該操作体の回動を検出できるので、操作体のより多くの操作方向を検出できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、操作子及び操作装置に関する。
従来、PC(Personal Computer)やゲーム装置等の情報処理装置に接続され、当該情報処理装置に操作信号を送信する操作装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のコントローラー(操作装置)は、使用者の左右の手で把持される左側把持部及び右側把持部と、当該コントローラーの正面に配設された方向キー及び操作ボタンとを有する。このうち、方向キーは、左側把持部が左手で把持された際の親指に対応する位置に配設され、操作ボタンは、右側把持部が右手で把持された際の親指に対応する位置に配設されている。更に、当該コントローラーは、方向キー及び操作ボタンが配設される領域の間に2つのアナログスティックが設けられている。
このようなアナログスティックは、直交2軸のジョイスティック構造を有し、当該アナログスティックは、半球状に変位自在に設けられている。そして、コントローラーは、当該アナログスティックが操作されると、その変位方向に応じた操作信号を出力する。
米国特許出願公開第2009/0131171号明細書
近年、複雑な操作が要求されるゲームソフト等のソフトウェアが多数流通している。例えば、FPS(First Person shooter)と呼ばれるゲームでは、キャラクターを移動させつつ、当該キャラクターの視線を変更する操作や、目標物に対する照準を変更する操作が行われる。一方、前述の特許文献1に記載されたコントローラーは、方向キーにより上下左右の各方向を検出し、アナログスティックによりパン及びチルトの各方向を検出するが、更なる複雑な操作が要求されるゲームソフトが流通する場合に、当該コントローラーでは対応できないおそれがある。
このような問題から、更なる操作方向を検出可能なコントローラー(操作装置)が要望されてきた。
本発明は、より多くの操作方向を検出可能な操作子及び操作装置を提供することである。
前記した目的を達成するために、本発明の操作子は、操作装置に用いられる操作子であって、入力操作を受け付ける操作体と、前記操作体の周方向において等間隔に設定された少なくとも2点を検出部位として、当該操作体の変位方向を検出する複数の検出体と、前記操作体を囲み、当該操作体を変位自在に支持する支持体と、を備えることを特徴とする。
なお、検出体としては、歪みゲージ等の力学的センサー、ホール素子等の変位センサー、及び、光学センサーを例示できる。
本発明によれば、複数の検出体が、少なくとも2つの検出部位において操作体の変位を検出することにより、少なくとも2方向の操作体の平行移動と、当該操作体のロールと、パン及びチルトの少なくともいずれかとを検出できる。
例えば、操作体が筒状を有する場合、操作体の中心軸に沿う変位、及び、当該中心軸に直交する方向への変位は、それぞれの検出体が当該操作体の同方向への変位を検出することにより検出される。また、操作体のロール(中心軸を回転軸とするロール回転)は、各検出体が操作体の周方向への変位を検出することにより検出される。更に、操作体のパン及びチルト(中心軸に直交する方向を回転軸とするヨー回転及びピッチ回転)は、一方の検出体が中心軸に沿う一方への変位を検出し、他方の検出体が当該中心軸に沿う他方への変位を検出することにより検出される。
このように、複数の検出体が操作体の変位を検出することにより、前述のアナログスティックの場合より多くの操作体の変位方向を検出できる。従って、このような操作子が操作装置に設けられた場合に、当該操作装置の利便性を向上できる。
本発明では、前記検出体は、前記検出部位に応じて前記操作体を囲んで当該操作体の周方向に沿って等間隔に配置され、当該操作体と係合して当該操作体の動きに追従する追従部を有することが好ましい。
本発明によれば、検出体が有する追従部により、操作体の変位によって生じる圧力の作用方向(圧力方向)を検出体に確実に伝達させることができる。従って、検出体が操作体の変位方向を確実に検出できる。
また、追従部がリンク機構等の伝達機構により構成されていれば、検出体を必ずしも操作体の周囲に設ける必要がない。従って、検出体の配置自由度を向上でき、これにより、操作子の設計自由度を向上できる。
本発明では、前記追従部及び前記操作体のうちの一方は、穴部を有し、他方は、当該穴部に挿入されて、前記操作体の動きを前記追従部に伝達する挿入部を有することが好ましい。
この場合、穴部又は挿入部の形成位置が、前述の検出部位となる。
本発明によれば、追従部と操作体とを簡易な構成で接続でき、当該追従部を介して、操作体の変位によって生じる圧力方向を検出体に確実に伝達できる。
本発明では、前記穴部の内面と、前記挿入部の外面との間には所定のクリアランスが形成されていることが好ましい。
このようなクリアランスは、穴部に対する挿入部の挿入方向における当該挿入部の端面と穴部の内面との間のクリアランス、及び、当該挿入方向に対する直交方向における挿入部の端面と穴部の内面との間のクリアランスが挙げられる。
本発明によれば、これらクリアランスが形成されていることにより、操作体が当該クリアランスに応じた分だけ僅かに変位した場合には、検出体は操作体の変位を検出しない。このため、検出体による操作体の変位検出が頻繁に行われることを抑制できる。
また、検出体が歪みゲージにより構成されている場合には、上記クリアランスが形成されていないと、当該歪みゲージに対して直交する方向、すなわち、穴部への挿入部の挿入方向への操作体の変位により、操作体及び検出体間で内力の干渉が生じ、検出誤差を生じる要因となる。
これに対し、上記クリアランスが形成されていることにより、穴部の内面に挿入部が当接せずに、操作体が当該挿入方向に変位できるので、操作体及び検出体間での内力の干渉を防止できる。そして、当該挿入方向への操作体の変位を、当該挿入部或いは穴部を有する検出体が検出せずに、他の検出体が検出することにより、当該操作体の変位を検出できる。従って、操作体の変位方向を適切に検出できる。
本発明では、それぞれの前記検出体は、前記支持体に取り付けられ、前記操作体は、前記穴部に前記挿入部が挿入されることでそれぞれの前記検出体に支持されていることが好ましい。
本発明によれば、支持体に支持される各検出体の挿入部により操作体が支持されるので、操作体を変位可能に支持する構成を別途設ける必要がない。従って、操作子の構成を簡略化できる。
本発明では、前記操作体は、当該操作体の変位に応じて弾性変形する弾性部を有することが好ましい。
本発明によれば、操作体を変位させた際に弾性部が弾性変形して撓むことにより、操作体に対する入力操作を使用者が実感できるので、操作子の操作性をより向上できる。
また、本発明の操作装置は、前述の操作子を備えることを特徴とする。
本発明によれば、前述の操作子と同様の効果を奏することができ、これにより、操作装置の利便性を向上できる。
本発明では、前記操作子が設けられる筐体を備え、前記操作体の両端は、前記筐体からそれぞれ露出していることが好ましい。
本発明によれば、操作体の両端が筐体から露出していることにより、当該両端を挟むなどして、操作体を操作することができる。従って、操作子ひいては操作装置の操作性をより向上できる。
本発明では、前記筐体は、使用者の左手及び右手によりそれぞれ把持される左側把持部及び右側把持部と、前記左側把持部が前記左手で把持された際の親指の位置に応じて設けられ、第1のボタンが配設される第1配設部と、前記右側把持部が前記右手で把持された際の親指の位置に応じて設けられ、第2のボタンが配設される第2配設部と、前記第1配設部及び前記第2配設部の間に設けられ、前記操作子が配設される操作子配設部と、を有することが好ましい。
本発明によれば、第1配設部及び第2配設部の間に、操作子が配設される操作子配設部が設けられていることにより、左側把持部を把持する使用者の左手、及び、右側把持部を把持する使用者の右手のいずれかにより、操作子を操作できる。これによれば、操作装置から手を離さずに、操作子を操作できるので、操作装置の操作性を向上できる。
本発明の第1実施形態に係る操作装置を示す斜視図。 前記実施形態における操作子を示す斜視図。 前記実施形態における操作子を示す縦断面図。 前記実施形態における操作子を示す横断面図。 前記実施形態における操作子の操作体が変位した状態を示す縦断面図。 (A)前記実施形態における操作部のX方向への変位状態を示す正面図。 (B)前記実施形態における操作部のX方向への変位状態を示す側面図。 (A)前記実施形態における操作部のY方向への変位状態を示す正面図。 (B)前記実施形態における操作部のY方向への変位状態を示す側面図。 (A)前記実施形態における操作部のZ方向への変位状態を示す正面図。 (B)前記実施形態における操作部のZ方向への変位状態を示す側面図。 (A)前記実施形態における操作部のヨー回動状態を示す正面図。 (B)前記実施形態における操作部のヨー回動状態を示す側面図。 (A)前記実施形態における操作部のピッチ回動状態を示す正面図。 (B)前記実施形態における操作部のピッチ回動状態を示す側面図。 (A)前記実施形態における操作部のロール回動状態を示す正面図。 (B)前記実施形態における操作部のロール回動状態を示す側面図。 本発明の第2実施形態に係る操作装置が有する操作子を示す斜視図。 前記実施形態における操作子を示す縦断面図。 前記実施形態における操作子を示す横断面図。 (A)本発明の第3実施形態に係る操作装置を示す正面図。 (B)前記実施形態における操作装置を示す側面図。 本発明の第4実施形態に係る操作装置が有する操作子を示す縦断面図。 本発明の第5実施形態に係る操作装置が有する操作子を示す縦断面図。 本発明の第6実施形態に係る操作装置が有する操作子を示す縦断面図。 本発明の第7実施形態に係る操作装置が有する操作子を示す縦断面図。 本発明の第8実施形態に係る操作装置が有する操作子を示す縦断面図。 本発明の第9実施形態に係る操作装置が有する操作子を示す部分断面図。 前記実施形態における操作体を示す斜視図。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る操作装置1を示す斜視図である。なお、以降の図で、Z方向は、後述する操作体31の軸方向を示し、X方向及びY方向は、当該Z方向に直交する方向のうち筐体2を正面視した際の右方向及び上方向を示す。また、X1方向は、XY平面において、X方向からY方向に向かって45°傾けた方向を示し、Y1方向は、Y方向からX方向の反対方向に向かって45°傾けた方向を示す。
本実施形態に係る操作装置1は、PCやゲーム装置等の情報処理装置に接続され、入力操作に応じた操作信号を当該情報処理装置に送信するものである。この操作装置1は、図1に示すように、合成樹脂製の筐体2と、当該筐体2に設けられる一対の操作子3(図1において左側及び右側の操作子をそれぞれ3L,3Rとする)とを有する。
〔筐体の構成〕
筐体2は、使用者の左手で把持される左側把持部21Lと、使用者の右手で把持される右側把持部21Rとを有する。また、筐体2の正面2Fにおいて、左側把持部21Lが使用者の左手で把持された際の親指に対応する位置に、十字キーK1が配設される第1配設部22が設けられている。更に、当該正面2Fにおいて、右側把持部21Rが使用者の右手で把持された際の親指に対応する位置に、4つの操作キーK2が配設される第2配設部23が設けられている。
この他、正面2Fには、第1配設部22と第2配設部23との間には、操作子3L,3Rがそれぞれ設けられる操作子配設部24(左側及び右側の操作子配設部をそれぞれ24L,24Rとする)が設けられている。更に筐体2の上面2Tには、他の操作キーK3が左右に設けられており、これらの配設位置は、使用者の人差し指に対応する位置である。
このうち、操作子配設部24L,24Rは、正面2Fと背面2Rとを連通する平面視略円形状の孔部として構成されており、当該孔部内に操作子3が設けられる。そして、操作子3(3L,3R)を構成する操作体31の中心軸の両端は、正面2F及び背面2Rのそれぞれから筐体2の外部に露出する。
そして、操作装置1を使用する場合には、使用者は、例えば、左右の掌と小指及び薬指とで包むように左側把持部21L及び右側把持部21Rを把持した状態で、左右の人差し指で操作キーK3を入力するとともに、左右の親指で十字キーK1及び操作キーK2を入力する。また、当該状態で、操作子3L,3Rを操作する場合には、左右の親指で操作子3L,3Rを操作する他、必要に応じて、親指及び中指で挟むようにして、当該操作子3L,3Rを操作する。更に、後述するように、操作子3L,3Rを親指と人差し指とで摘むようにして、当該操作子3L,3Rをロール回動させることも可能である。
〔操作子の構成〕
図2は、操作子3を示す斜視図であり、図3は、操作子3を示す縦断面図(X1Z平面での断面図)である。また、図4は、操作子3を示す横断面図(操作子3の軸方向中央におけるXY平面での断面図)である。更に、図5は、操作体31が変位(X1方向とは反対方向へ回動)した際の検出体32の状態を示す操作子3の縦断面図(X1Z平面での断面図)である。
操作子3(3L,3R)は、図2〜図5に示すように、使用者により操作される円筒状の操作体31と、当該操作体31の変位方向を検出する4つの検出体32と、当該各検出体32を支持し、ひいては、操作体31を支持する支持体33とを有する。そして、操作子3は、各検出体32により、操作体31の6軸方向の変位を検出する。すなわち、操作子3は、操作体31のXY平面における平行移動及びZ方向への平行移動を検出する他、XY平面上のある仮想の直線を回動軸とする操作体31の回動(例えば、ヨー回動及びピッチ回動)、並びに、Z方向を回動軸とする操作体31の回動(ロール回動)を検出する6軸検出体である。
〔操作体の構成〕
操作体31は、円柱状の軸部311と、当該軸部311の両端に取り付けられる一対の固定部312と、当該各固定部312により挟持される一対の弾性部313及び作用部314とを有する。
このうち、固定部312は、弾性部313の直径寸法と略同じ直径寸法を有する平面視円形状に形成され、軸部311にねじ315により固定される。これら固定部312には、当該固定部312を覆うように、円筒状のキャップ316(図1参照)が取り付けられ、使用者により操作される部分となる。このような固定部312に挟まれる位置に、一対の弾性部313及び作用部314は配置される。
一対の弾性部313は、ゴム等の弾性部材により円筒状に形成され、軸部311を囲み、かつ、作用部314を挟むように設けられている。そして、当該一対の弾性部313は、軸部311及び固定部312と、作用部314とを接続して、当該軸部311及び固定部312の変位を、作用部314に仲介する。このような弾性部313は、軸部311及び固定部312が回動変位した際に弾性変形して撓むことにより、これらの回動が吸収され、当該回動変位によって生じた圧力のみが作用部314に伝達される。このため、作用部314は、軸部311及び固定部312が変位した場合でも、ほぼ変位せず、変位した場合でも、軸部311及び固定部312の変位量に比べると僅かである。
作用部314は、弾性部313より剛性が高い合成樹脂や金属により環状に形成されており、当該弾性部313と接着剤等により固定されている。この作用部314は、弾性部313より直径寸法が大きく形成されており、当該作用部314には、XY平面の周方向において等間隔となる位置に、後述する挿入部3211が挿入される孔部3141が、作用部314を貫通するようにそれぞれ形成されている。そして、当該作用部314は、弾性部313を介して伝達される操作体31の変位方向の圧力を、挿入部3211を介して、検出体32に伝達する。この挿入部3211が挿入される孔部3141は、本発明の穴部に相当し、当該孔部3141の形成位置が、本発明の検出部位に相当する。従って、本実施形態の操作体31では、4つの検出部位が設けられている。なお、作用部314における軸部311が挿通する孔の内壁と、当該軸部311の外周面との間には、所定の隙間が形成され、当該隙間により、操作体31のストローク量が確保される。
〔検出体の構成〕
検出体32(X1方向先端側及び基端側に位置する検出体を32X1,32X2とし、Y方向先端側及び基端側の検出体を32Y1,32Y2とする)は、本実施形態では、歪みゲージにより構成されており、操作体31の変位方向の圧力をそれぞれ検出する。具体的に、各検出体32は、前述の孔部3141に応じた位置に設けられ、これにより、操作体31の周方向において等間隔(本実施形態では90°おき)に、当該操作体31を囲むように配置される。これら検出体32は、それぞれ操作体31に向かって突出する追従部321と、当該追従部321に加わる圧力の方向を検出する検出部322とを有する。
このうち、検出部322は、操作体31に変位が生じた際に、追従部321を介して伝わる圧力変化を検出して、操作体31の変位方向を検出する。
追従部321は、剛性若しくは可撓性を有する部材により形成されている。この追従部321は、当該追従部321の突出方向先端に、孔部3141に挿入される挿入部3211を有する。
これら挿入部3211は、対応する孔部3141の内径より僅かに小さい外径寸法を有し、これにより、孔部3141の内表面と、挿入部3211の外表面との間には、僅かなクリアランスが形成される。より詳しくは、挿入部3211における突出方向(孔部3141への挿入方向)に対する直交方向の端面と、孔部3141の内面との間には、クリアランスC1が形成されている。また、作用部314に形成された孔部3141は、当該作用部3141を貫通するように形成されているため、当該孔部3141と、挿入部3211における突出方向の端面との間には、クリアランスC2が形成されている。
このような追従部321は、操作体31の変位に応じて変位して、検出部322により検出される圧力方向に変化を生じさせる。
例えば、図5に示す例では、操作体31は、Y1方向を回動軸として、X1方向とは反対方向(P方向)側に回動変位しているが、このような場合、X1方向先端側に位置する検出体32X1の追従部321は、Z方向への圧力を検出部322に伝達し、X1方向基端側に位置する検出体32X2の追従部321は、Z方向とは反対方向への圧力を検出部322に伝達する。そして、これら検出体32X1,32X2の検出部322は、それぞれの追従部321の圧力方向を検出する。
なお、追従部321における挿入部3211と孔部3141との間には、前述のクリアランスC1が形成されているため、Y1方向先端側及び基端側に位置する検出体32Y1,32Y2の追従部321は、図5に示す操作体31の回動変位においては圧力が伝達されない。このため、検出体32Y1,32Y2は、操作体31の変位を検出しない。
これら検出体32の検出結果に基づいて、操作体31の変位方向が検出される。
また、追従部321の突出方向先端側(挿入部3211の孔部3141への挿入方向先端側)には、当該追従部321(挿入部3211)に当接する構成は配置されておらず、前述のクリアランスC2が形成されている。このため、操作体31が当該突出方向に沿って変位した場合には、当該突出方向に突出した追従部321を有する検出体32は、操作体31の変位を検出しない。これにより、操作体31と検出体32との間に内力の干渉が生じることを防ぎ、当該操作体31の検出誤差が生じることを防いでいる。
〔支持体の構成〕
支持体33は、図2〜5に示すように、金属等により形成された正四角筒状を有し、操作体31(特に作用部314)を囲むように配置される。そして、当該支持体33における4つの平面には、追従部321を操作体31に向けるようにして、各検出体32がねじ331によりそれぞれ取り付けられる。この支持体33における操作体31の軸方向(Z方向)の寸法は、当該操作体31の同方向の寸法の1/3程度に設定されており、これにより、操作体31の軸方向の両端は、支持体33から露出する。そして、前述のように、当該操作体31の両端には、キャップ316が取り付けられ、これにより、操作体31の操作(変位)が可能となる。
〔操作体の変位検出〕
図6は、操作子3Lの操作体31をX方向に変位させた場合の操作装置1を示す図である。なお、図6(A)及び(B)は、当該操作装置1の正面図及び側面図である。
図6に示すように、操作子3Lの操作体31をX方向に変位(XY平面での平行移動)させた場合には、それぞれの追従部321に、当該操作体31の変位に倣った方向の圧力が加わる。具体的には、検出体32X1,32X2にはY1方向の反対方向への圧力が加わり、検出体32Y1,32Y2はX1方向への圧力が加わる。そして、各検出体32がそれぞれの追従部321に加わる圧力方向を検出することにより、操作子3Lは、操作体31のX方向への変位を検出する。
図7は、操作子3Lの操作体31をY方向に変位させた場合の操作装置1を示す図である。なお、図7(A)及び(B)は、当該操作装置1の正面図及び側面図である。
図7に示すように、操作子3Lの操作体31をY方向に変位(XY平面での平行移動)させた場合には、前述の場合と同様に、それぞれの追従部321に、当該操作体31の変位に倣って方向の圧力が加わる。具体的には、検出体32X1,32X2にはY1方向への圧力が加わり、検出体32Y1,32Y2にはX1方向への圧力が加わる。そして、各検出体32がそれぞれの追従部321に加わる圧力方向を検出することにより、操作子3Lは、操作体31のY方向への変位を検出する。
図8は、操作子3Lの操作体31をZ方向に変位させた場合の操作装置1を示す図である。なお、図8(A)及び(B)は、当該操作装置1の正面図及び側面図である。
図8に示すように、操作子3Lの操作体31をZ方向に変位(Z方向への平行移動)させた場合には、全ての追従部321にZ方向への圧力が加わる。そして、各検出体32がそれぞれの追従部321に加わる圧力方向を検出することにより、操作子3Lは、操作体31のZ方向への変位を検出する。
このように、各検出体32が追従部321に加わる圧力方向を検出することで、操作子3は、操作体31のX,Y,Z方向に沿う平行移動を検出する。なお、XY平面での他の方向への操作体31の平行移動も、同様に検出される。
図9は、操作子3Lの操作体31をY方向を回動軸としてX方向に向かって変位(ヨー回動)させた場合の操作装置1を示す図である。なお、図9(A)及び(B)は、当該操作装置1の正面図及び側面図である。
図9に示すように、操作子3Lの操作体31をY方向を回動軸としてX方向に変位(ヨー回動)させた場合には、図4に示した検出体32X1,32Y2の追従部321にZ方向とは反対方向への圧力が加わり、検出体32X2,32Y1の追従部321にZ方向への圧力が加わる。そして、これら追従部321に加わる圧力方向を各検出体32がそれぞれ検出することにより、操作子3Lは、操作体31のX方向へのヨー回動を検出する。
図10は、操作子3Lの操作体31をX方向を回動軸としてY方向に向かって変位(ピッチ回動)させた場合の操作装置1を示す図である。なお、図10(A)及び(B)は、当該操作装置1の正面図及び側面図である。
図10に示すように、操作子3Lの操作体31をX方向を回動軸としてY方向に変位(ピッチ回動)させた場合には、図4に示した検出体32X1,32Y1の追従部321にZ方向とは反対方向への圧力が加わり、検出体32X2,32Y2の追従部321にZ方向への圧力が加わる。そして、これら追従部321に加わる圧力方向を、各検出体32がそれぞれ検出することにより、操作子3Lは、操作体31のY方向へのピッチ回動を検出する。
なお、XY平面上の仮想の直線を回動軸とする他の方向への回動も同様に検出される。
図11は、操作子3Lの操作体31をZ方向を回動軸として変位(ロール回動)させた場合の操作装置1を示す図である。なお、図11(A)及び(B)は、当該操作装置1の正面図及び側面図である。
図11に示すように、操作子3Lの操作体31をZ方向を回動軸として変位(ロール回動)させた場合には、図4に示した全ての検出体32の追従部321に、当該各検出体32を正面視した際の同一方向(追従部321の突出方向から見て同一方向)への圧力が加わる。例えば、図11の例では、操作装置1を正面から見て操作体31を反時計回りにロール回動させているが、この状態では、追従部321と対向し、かつ、Z方向が上となるように当該追従部321を見た場合、それぞれの追従部321には全て左側への圧力が加わる。一方、操作体31を時計回りにロール回動させた場合には、それぞれの追従部321には全て右側への圧力が加わる。これら追従部321に加わる圧力方向を、各検出体32がそれぞれ検出することにより、操作子3Lは、操作体31のZ方向を回動軸とするロール回動を検出する。
なお、操作体31の平行移動と回動変位とを組合せた場合も、同様に検出される。
操作子3Rは、操作子3Lと同様の構成を有し、当該操作子3Lと同様に、操作体31の変位を検出する。
このように検出された操作体31の変位は、操作子3L,3Rから操作装置1の制御装置(図示省略)に制御信号として送信される。そして、当該制御装置が、各検出体32間の感度補正、バイアス補正、ばらつき補正及びドリフト補正等の各種補正を行うとともに、不感帯処理等を行って、当該制御信号に基づく操作信号を前述の情報処理装置に送信する。
以上説明した本実施形態に係る操作装置1によれば、以下の効果がある。
(1)X1方向に配置された2つの検出体32と、XY平面においてX1方向に直交するY1方向に配置された2つの検出体32とにより、操作体31のXY平面における平行移動、Z方向に沿う平行移動、XY平面における仮想の直線を回動軸とする回動、及び、Z方向を回動軸とする回動の全てを検出できる。
これによれば、従来のアナログスティックより多くの操作体31の変位方向を検出できる。従って、操作装置1の利便性を向上できる。
(2)それぞれの検出体32の追従部321が、操作体31の作用部314と係合することにより、当該操作体31の変位によって生じる圧力の方向を各検出体32に確実に伝達させることができる。従って、各検出体32が操作体31の変位方向を確実に検出できる。
(3)追従部321の検出体32からの突出方向先端には、作用部314に形成された孔部3141に挿入される挿入部3211が形成されており、これにより、操作体31と検出体32とを、簡易な構成で物理的に接続できる。これによれば、追従部321を介して、操作体31の変位によって生じる圧力の方向を検出体32に確実に伝達できる。従って、各検出体32が操作体31の変位方向をより確実に検出できる。
(4)孔部3141の内面と、挿入部3211の外表面との間には、クリアランスC1,C2が形成されている。このため、操作体31が当該クリアランスC1に応じた寸法だけ僅かに変位した場合には、検出体32が操作体31の変位を検出しない。これによれば、検出体32による操作体31の変位検出が頻繁に生じることを抑制できる。
また、クリアランスC2が形成されていることにより、孔部3141の内面に挿入部3211が当接しない状態で、操作体31が当該挿入部3211の突出方向(孔部3141への挿入方向)に沿って変位できる。これによれば、当該挿入部3211を有する検出体32と操作体31との間での内力の干渉が生じることを防止できる。なお、この場合には、操作体31の変位は、他の検出体32により検出されるので、操作体31の変位方向を適切に検出できる。
(5)操作体31を囲むように支持体33に支持される各検出体32の追従部321(挿入部3211)により、当該操作体31は支持される。これによれば、操作体31を前述の方向に変位自在に支持する他の構成を別途設ける必要がない。従って、操作子3の構成を簡略化できる。
(6)操作体31は、検出部位となる孔部3141が形成された作用部314を挟むように一対の弾性部313を有し、当該弾性部313は、操作体31を変位させた際に弾性変形して撓む。これによれば、操作体31に対する入力操作を使用者が実感できるので、操作子3の操作性をより向上できる。
(7)操作装置1においては、操作体31の両端が筐体2の正面2F側及び背面2R側に露出していることにより、当該両端を親指及び中指等で挟むようにして、操作体31を操作できる。従って、操作子3ひいては操作装置1の操作性をより向上できる。
(8)操作装置1においては、第1配設部22及び第2配設部23の間に、操作子3が配設される操作子配設部24L,24Rが設けられ、これら操作子配設部24L,24Rのそれぞれに操作子3が配設される。これによれば、左側把持部21Lを把持する使用者の左手、及び、右側把持部21Rを把持する使用者の右手のそれぞれで、左右の操作子3を操作できる。従って、操作装置1から手を離さずに、操作子3を操作できるので、操作装置1の操作性を向上できる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係る操作装置は、前述の操作装置1と同様の構成を有する。ここで、当該操作装置1に設けられる操作子3(3L,3R)は、4つの検出体32を備える構成であった。これに対し、本実施形態に係る操作装置に設けられる操作子は、3つの検出体を有する。この点で、本実施形態に係る操作装置と操作装置1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図12は、本実施形態に係る操作装置が備える操作子4を示す斜視図である。また、図13及び図14は、操作子4を示す縦断面図(XZ平面での断面図)及び横断面図(XY平面での断面図)である。
本実施形態に係る操作装置は、詳しい図示を省略するが、操作子3に代えて操作子4を備える他は、前述の操作装置1と同様の構成及び機能を有する。
操作子4は、図12〜図14に示すように、操作体41と、3つの検出体32(32A〜32C)と、当該各検出体32を支持し、ひいては、操作体41を支持する支持体43とを有する。
操作体41は、作用部314に代えて作用部414を有する他は、操作体31と同様の構成を有する。
作用部414は、作用部314と同様に、軸部311を囲むとともに一対の弾性部313に挟まれるように、操作体41における軸方向略中央に配置される環状体である。この作用部414の外表面には、XY平面における操作体41の周方向において等間隔に3つの孔部4141が形成され、各孔部4141の形成部位間にそれぞれ突出部4142が形成されている。
このうち、各孔部4141には、当該孔部4141の形成位置に応じて配置された検出体32の挿入部3211が挿入される。
これら孔部4141の内径は、前述の孔部3141と同様に、挿入部3211の外径より大きく形成されており、当該孔部4141の内面と、挿入部3211の外面との間には、所定のクリアランスC1が形成されている。また、孔部4141は、作用部414を貫通するように形成されており、挿入部3211の突出方向先端面と軸部311との間にも、操作体31が孔部4141の形成方向に変位しても、当該挿入部3211と軸部311とが当接しない程度のクリアランスC2が形成されている。
各突出部4142は、XY平面の断面が略半円形状に形成されている。これら突出部4142は、支持体43の内側に当該突出部4142に応じて形成された凹部431内に位置付けられる。これら突出部4142及び凹部431により、追従部321に過度な変位が生じることが抑制される。
支持体43は、金属等により形成された正三角筒状を有し、操作体41(特に作用部414)を囲むように配置される。そして、当該支持体43の3つの平面には、追従部321を操作体41に向けるようにして、検出体32がねじ331によりそれぞれ取り付けられる。また、支持体33と同様に、支持体43のZ方向の寸法は、操作体41の同方向の寸法の1/3程度に設定されており、これにより、操作体41のZ方向の両端は、支持体43から露出する。この操作体41の両端には、キャップ316(図1参照)が取り付けられる。
このような操作子4は、前述の操作子3と同様に、操作体41の変位を検出する。
すなわち、XY平面における操作体41の平行移動は、各追従部321のXY平面上での変位を検出部322が検出することで、操作子4は、操作体41の変位方向を検出する。なお、操作子3の場合と同様に、操作体41の変位方向と、追従部321の突出方向及び孔部4141の形成方向とが一致する場合には、当該追従部321は変位しないので、操作体41と検出体32との内的干渉が防がれている。
操作体41のZ方向に沿う平行移動は、各追従部321がZ方向に沿って変位するので、当該各追従部321の変位方向を検出部322が検出することにより、操作子4は、操作体41のZ方向に沿う変位を検出する。
また、XY平面上の仮想の直線を回動軸とする操作体41の回動変位は、1つ或いは2つの追従部321のZ方向とは反対方向への変位、及び、1つ或いは2つの追従部321のZ方向への変位を検出部322が検出することで、操作子4は、操作体41の変位方向を検出する。
更に、Z方向を回動軸とする操作体41の回動変位(ロール回動)は、それぞれの追従部321の同方向への変位を検出部322が検出することで、操作子4は、操作体41の変位方向を検出する。
なお、このような操作子4により検出された操作体41の変位は、操作子3の場合と同様に、操作子4から操作装置の制御装置に制御信号として送信される。そして、当該制御装置が、前述の各種補正を行うとともに、不感帯処理等を行って、当該制御信号に基づく操作信号を前述の情報処理装置に送信する。
以上説明した本実施形態に係る操作装置によれば、前述の操作装置1と同様の効果がある他、以下の効果がある。
すなわち、操作子4は、3つの検出体32により、前述の操作子3において4つの検出体32で検出可能な操作体31の変位方向と同じ方向への操作体41の変位を検出可能であるが、当該検出体32の数は、4つの検出体32を有する操作子3に比べて少ない。従って、操作子3に比べて操作子4を安価に製造でき、ひいては、操作装置を安価に製造できる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態に係る操作装置は、前述の操作装置1と同様の構成を有するが、当該操作装置1では、操作体31,41が略円筒状に形成されていたのに対し、本実施形態に係る操作装置では、操作体が略球形状に形成されている。この点で、本実施形態に係る操作装置と、操作装置1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図15は、本実施形態に係る操作装置1Aを示す図である。具体的に、図15(A)及び(B)は、当該操作装置1Aを示す正面図及び側面図である。
本実施形態に係る操作装置1Aは、筐体2及び操作子3,4に代えて筐体2A及び操作子5を備える他は、前述の操作装置1と同様の構成及び機能を有する。
筐体2Aは、操作子配設部24(24L,24R)に代えて操作子配設部25(図15における左側及び右側の操作子配設部をそれぞれ25L,25Rとする)を有する他は、筐体2と同様の形状及び構成を有する。
これら操作子配設部25は、筐体2Aの正面2F、下面2B(上面2Tとは反対側の側面)及び背面2Rに開口した凹部として構成されている。このような操作子配設部25の内部に、操作子5が配設される。
操作子5(図15における左側及び右側の操作子をそれぞれ5L,5Rとする)は、操作体51と、当該操作体51のXY平面の周方向において等間隔に配置される複数(例えば3つ)の検出体32(図示省略)と、操作体51を囲むように配置されて各検出体32を支持する支持体(図示省略)とを有する。
このうち、操作体51は、球形状に形成され、各検出体32に応じた位置には、当該検出体32の挿入部3211が挿入される孔部(図示省略)を有する。
このような操作体51は、各検出体32を支持する支持体により、前述の操作体31,41が変位可能な方向と同方向への変位が可能となるように支持される。そして、当該操作体51の変位は、当該変位に応じて変位する追従部321を介して、検出体32(検出部322)により検出される。
以上説明した本実施形態に係る操作装置1Aによれば、前述の操作装置1と同様の効果を奏することができる。
〔第4実施形態〕
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
本実施形態に係る操作装置は、前述の操作装置1と同様の構成を有するが、当該操作装置1の操作子3,4では、各検出体32は、操作体31,41を囲む支持体33,43により、当該操作体31,41と対向するように配置されていた。これに対し、本実施形態に係る操作装置の操作子では、操作体が挿通する基板上に各検出体が配置され、当該検出体は、操作体と係合するリンク機構により構成された追従部を有する。この点で、本実施形態に係る操作装置と、操作装置1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図16は、本実施形態に係る操作装置が有する操作子6を示す縦断面図(XZ平面における断面図)である。
本実施形態に係る操作装置は、操作子3,4に代えて操作子6を有する他は、前述の操作装置1と同様の構成及び機能を有する。
操作子6は、前述の操作子配設部24L,24Rにそれぞれ配設される。この操作子6は、図16に示すように、操作体31と、当該操作体31が挿通される孔部641を有する平板状の支持体64と、当該支持体64上に配設される複数の検出体62とを有する。
それぞれの検出体62は、前述の追従部321及び検出部322に加えて、当該追従部321と操作体31とを連結し、操作体31の変位に追従して変位して、当該操作体31の変位を追従部321に伝達する他の追従部63を有する。
追従部63は、操作体31の孔部3141に挿入される挿入部631と、当該挿入部631の変位が伝達されるリンク部632と、支持体64上の追従部321を覆う伝達部633とを有する。
挿入部631は、挿入部3211と同様に、前述のクリアランスC1,C2を空けて孔部3141内に挿入される。
リンク部632は、互いに回動可能な複数の軸部を有し、これら軸部は、挿入部631の変位に応じて互いに回動する。
伝達部633は、リンク部632の端部に設けられる。この伝達部633は、前述のクリアランスC1,C2を空けて追従部321が挿入される孔部6331を有する円筒状に形成されている。そして、当該伝達部633は、挿入部631及びリンク部632を介して伝達された操作体31の変位を、追従部321に伝達する。
このような追従部63では、挿入部631のXZ平面或いはYZ平面での変位が、当該リンク部632により、追従部321のXY平面の変位に変換されて伝達される。そして、検出部322が、追従部321の変位方向を検出する。このような検出動作が各検出体62により行われ、操作子6は、前述の操作子3において検出可能な操作体31の変位方向と同方向への操作体31の変位を検出する。
以上説明した本実施形態に係る操作装置によれば、前述の操作装置1と同様の効果がある他、以下の効果がある。
すなわち、追従部63により操作体31の変位が伝達される各検出体62が、平板状の支持体64上に配置される。これによれば、検出体62(検出部322)の配置自由度を向上できるので、操作子6の組み立てを容易に行うことができる。従って、操作子6の組立容易性を向上できる。
なお、本実施形態では、検出体62及び追従部63を複数設ける構成としたが、これに限らず、検出体62及び追従部63はそれぞれ1つでもよく、2以上の場合には、孔部641(換言すると操作体31)の周囲に、当該孔部641の周方向に沿って等間隔に配置されることが好ましい。
〔第5実施形態〕
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
本実施形態に係る操作装置は、前述の操作装置1と同様の構成を有するが、当該操作装置1の操作子3では、歪みゲージを有する検出体32が採用されていた。これに対し、本実施形態に係る操作装置の操作子では、感圧センサーを有する検出体が採用されている。この点で、本実施形態に係る操作装置と操作装置1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図17は、本実施形態に係る操作装置が有する操作子7を模式的に示す縦断面図(X1Z平面での断面図)である。
本実施形態に係る操作装置は、操作子3に代えて操作子7を有する他は、前述の操作装置1と同様の構成及び機能を有する。
操作子7は、図17に示すように、操作体71、検出装置72及び支持体(図示省略)を有し、当該操作体71の変位方向を検出して、当該変位方向に応じた制御信号を制御装置(図示省略)に出力する。このうち、支持体は、操作体71を変位自在に支持する。
操作体71は、使用者による入力操作を受け付ける部材である。この操作体71は、軸部311及び一対の固定部312を有する他、これら固定部312に挟まれる一対の弾性部713及び作用部714を有する。
一対の弾性部713は、それぞれZ方向先端側及び基端側に位置する固定部312に接着剤等により固定される他、作用部714と接着剤等により固定されている。これら弾性部713は、略円筒状を有し、軸部311及び固定部312が変位した際に弾性変形して撓み、これらの変位によって生じる圧力を作用部714に伝達する。
作用部714は、環状を有する剛性体であり、当該作用部714には、Z方向に沿って軸部311が挿通する開口部7141が形成されている。また、作用部714内には、検出装置72が配置される空間が形成され、当該作用部714は、伝達された圧力の作用方向に応じて僅かに変位して、当該検出装置72を構成する追従部723を変位させる。
検出装置72は、操作体71の変位方向を検出するものであり、作用部714とは別に固定されている。この検出装置72は、土台となる基板721と、当該基板721の表裏面(Z方向基端側及び先端側の各面)に配設された複数の検出体722と、当該各検出体722上に設けられた追従部723とを有する。
基板721は、平面視環状を有し、当該基板721の中央には、軸部311が挿通する円形状の孔部7211が形成されている。この基板721は、信号線(図示省略)を介して、操作装置の制御装置と接続され、各検出体722により検出された操作体71の変位方向を出力する。
検出体722及び追従部723のうち、追従部723は、それぞれ楕円球状を有する。これら各追従部723は、対向する作用部714における当該検出体722に対向する面と接続され、当該作用部714の変位に応じて変位して、検出体722と接触する。なお、追従部723は、作用部714の変位方向を検出体722に伝達することが可能であれば、作用部714及び検出体722のどちらに接続されていてもよく、それぞれに接続されていてもよい。また、追従部723の形状も適宜変更可能であり、真球状でもよい。
検出体722は、感圧シートにより構成されており、基板721の表裏面に、孔部7211の周方向に沿って等間隔に複数配置されている。これら検出体722は、追従部723の変位方向を検出することで、操作体71の変位方向を検出する。
このような操作子7では、XY平面における操作体71の平行移動は、当該操作体71の移動方向に倣って変位する追従部723の変位方向を検出体722が検出することで、検出される。また、Z方向に沿う操作体71の平行移動は、基板721の表裏面のうち、移動方向に対向する面に配置された各検出体722が、追従部723を介して伝達される圧力を検出することにより、検出される。
更に、XY平面上の仮想の直線を回動軸とする操作体71の回動変位は、基板721の表裏面のうち一方の面に配置された検出体722のうちの少なくともいずれかと、他方の面に配置された複数の検出体722のうちの少なくともいずれか(一方の面において圧力を検出する検出体722とは孔部7211を挟んで反対側に位置する検出体722)とが、追従部723を介して伝達される圧力を検出することにより、検出される。
加えて、Z方向を回動軸とする操作体71の回動変位は、当該操作体71の回動方向に沿う方向の追従部723の変位を各検出体722が検出することにより、検出される。
以上説明した本実施形態に係る操作装置によれば、前述の操作装置1と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施形態では、検出体722は、基板721の各面にそれぞれ4つずつ設ける構成を想定しているが、これに限らない。すなわち、検出体722は1つでもよく、2以上の場合には、孔部7211(換言すると軸部311)の周囲に、当該孔部7211の周方向に沿って等間隔に配置されることが好ましい。
また、本実施形態では、当該基板721の両面に検出体722を設ける構成としたが、これに限らず、基板721における一方の面(例えばZ方向先端側の面)のみに設ける構成としてもよい。このような構成の場合、例えば、検出体722に常に所定の圧力が加わるように作用部714を付勢するばね等の付勢手段を設け、操作体71がZ方向及び当該Z方向とは反対方向に変位した際の圧力変化を各検出体722が検出することで、操作体71のZ方向に沿う平行移動、及び、当該操作体71のXY平面上の仮想の直線を回動軸とする回動変位を検出するように構成してもよい。
更には、本実施形態では、作用部714が、基板721の両面に配置された各検出体722上の各追従部723と接続される構成であったが、本発明はこれに限らない。すなわち、基板721の一方の面上の追従部723と、他方の面上の追従部723とを互いに接続する構成としてもよい。この場合には、作用部714内に、検出装置72が配置される空間を形成しなくて済む。
〔第6実施形態〕
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
本実施形態に係る操作装置は、前述の操作装置1と同様の構成を有するが、当該操作装置1の操作子3では、歪みゲージを有する検出体32が採用されていた。これに対し、本実施形態に係る操作装置の操作子では、角度センサーを有する検出体が採用されている。この点で、本実施形態に係る操作装置と操作装置1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図18は、本実施形態に係る操作装置が有する操作子8を模式的に示す縦断面図(X1Z平面での断面図)である。
本実施形態に係る操作装置は、操作子3に代えて操作子8を有する他は、前述の操作装置1と同様の構成及び機能を有する。
操作子8は、図18に示すように、操作体81、検出装置82及び支持体83を有し、当該操作体81の変位方向を検出して、当該変位方向に応じた制御信号を制御装置(図示省略)に出力する。
これらのうち、支持体83は、操作体81及び検出装置82を変位自在に支持するものであり、当該支持体83には、操作体81が挿通する円形状の孔部831が形成されている。そして、支持体83上には、孔部831を囲み、かつ、当該孔部831の周方向に沿って等間隔に、検出装置82が複数設けられている。
操作体81は、使用者による入力操作を受け付ける部材である。この操作体81は、作用部714に変えて作用部815を有する他は、前述の操作体71と同様の構成及び機能を有する。このうち、作用部814は、各弾性部713と接着剤等により固定される環状体であり、軸部311が挿通される孔部8141が中央に形成されている。この作用部814は、弾性部713を介して軸部311及び固定部312の変位が伝達され、これに応じて僅かに変位する。
検出装置82は、作用部814と支持体83とを接続するように設けられ、作用部814の変位方向を検出する。この検出装置82は、リンクと角度センサーとの組み合わせにより構成されている。すなわち、検出装置82は、3つの追従部821〜823と、2つの検出体824,825とを有する。
追従部821〜823は、それぞれ棒状部材により構成され、互いに回動自在に接続されている。これらのうち、追従部821の一端は、作用部814に接続され、他端は検出体824に接続されている。また、追従部822の一端は、検出体824に接続され、他端は検出体825に接続されている。更に、追従部823の一端は、検出体825に接続され、他端は支持体83に接続されている。
これら検出体824,825は、角度センサーを有し、接続された追従部821〜823の角度を検出する。そして、各検出装置82の検出体824,825が同様にして追従部821〜823の角度を検出することで、操作体81の変位方向が検出される。
以上説明した本実施形態に係る操作装置によれば、前述の操作装置1と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施形態では、支持体83上に4つの検出装置82を設ける構成を想定しているが、これに限らず、検出装置82は1つでもよく、また、2以上の場合には、孔部831(換言すると操作体81)の周囲に、当該孔部831の周方向に沿って等間隔に配置されることが好ましい。また、本実施形態では、各検出装置82は、3つの追従部821〜823及び2つの検出体824,825を有する構成としたが、これに限らず、追従部及び検出体の数は、適宜変更可能である。
〔第7実施形態〕
次に、本発明の第7実施形態について説明する。
本実施形態に係る操作装置は、前述の操作装置と同様の構成を有する。ここで、前述の操作子3〜8では、歪みゲージ、感圧シート及び角度センサーを有する検出体を備える構成であった。これに対し、本実施形態に係る操作装置の操作子は、導電性弾性体を有し、操作体の変位に応じて導通する電圧の変化を検出して、当該操作体の変位を検出する検出体を備える。この点で、本実施形態に係る操作装置と前述の操作装置とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図19は、本実施形態に係る操作装置が有する操作子9を模式的に示す縦断面図(X1Z平面での断面図)である。なお、図19では、操作体81の一部の構成の図示を省略している。
本実施形態に係る操作装置は、操作子3に代えて操作子9を有する他は、操作装置1と同様の構成及び機能を有し、操作子9は、検出装置82に代えて検出装置92を有する他は、操作子8と同様の構成及び機能を有する。
検出装置92は、操作体81を構成する作用部814の変位方向を検出することで、当該操作体81の変位方向を検出するものであり、作用部814の周方向に沿って等間隔に複数設けられている。これら検出装置92は、図19に示すように、一端が作用部814に接続される追従部921と、当該追従部921の他端に接続される検出体922とを有し、これらが一体となっている。
追従部921は、作用部814が変位した場合に、当該作用部814の変位に応じた圧力を検出体922に伝達するワイヤー等により構成されている。この追従部921は、当該圧力を検出体922に伝達するため、当該追従部921の素材としては、剛性及び導電性を有する材料が選択される。
検出体922は、作用部814とは別に固定され、操作体81の変位方向を検出する。この検出体922は、追従部921の他端に接続される導電性弾性体923(以下「弾性体923」と略す場合がある)と、基板924と、当該弾性体923及び基板924間を接続する接続部925とを有する。
このうち、接続部925は、追従部921と同様の素材により構成されたワイヤー等で構成される。
弾性体923は、当該弾性体923に加わる圧力の変化に伴って抵抗値が変化するものである。従って、操作体81が変位すると、作用部814から追従部921を介して弾性体923に加わる圧力が変化し、これにより、当該弾性体923の抵抗値が変化する。
基板924は、弾性体923の抵抗値の変化を検出する。
そして、各検出装置92が同様に弾性体923の抵抗値の変化を検出することで、全体として操作体81の変位方向が検出され、この検出結果は、制御装置に出力される。
以上説明した本実施形態に係る操作装置によれば、前述の操作装置と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施形態では、作用部814の周方向に沿って等間隔に4つの検出装置92を配置する構成を想定しているが、これに限らず、検出装置92は1つでもよく、また、2以上の場合には、作用部814(換言すると操作体81)の周囲に、当該作用部814の周方向に沿って等間隔に配置されることが好ましい。
〔第8実施形態〕
次に、本発明の第8実施形態について説明する。
本実施形態に係る操作装置は、前述の操作装置と同様の構成を有するが、本実施形態に係る操作装置の操作子が、ホール素子を有する検出体を備える点で、前述の操作装置とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図20は、本実施形態に係る操作装置が備える操作子10を模式的に示す縦断面図(X1Z平面での断面図)である。なお、図20では、操作体101の一部の構成の図示を省略している。
本実施形態に係る操作装置は、操作子3に代えて操作子10を有する他は、操作装置1と同様の構成及び機能を有し、操作子10は、操作体81及び検出装置82に代えて操作体101及び検出装置102を有する他は、操作子8と同様の構成及び機能を有する。
操作体101は、使用者による入力操作を受け付ける部材である。この操作体101は、作用部814に変えて作用部1014を有する他は、前述の操作体81と同様の構成及び機能を有する。このうち、作用部1014は、各弾性部713と接着剤等により固定される環状体であり、軸部311が挿通される孔部10141が中央に形成されている。この作用部1014は、弾性部713を介して軸部311及び固定部312の変位が伝達され、これに応じて僅かに変位する。また、当該作用部1014は、磁石等の磁界発生部位が設けられている。
検出装置102は、操作体101を構成する作用部814の変位方向を検出することで、当該操作体101の変位方向を検出するものであり、作用部1014の周方向に沿って等間隔に複数設けられている。これら検出装置102は、図20に示すように、一端が作用部814に接続される追従部1021と、当該追従部1021の他端に接続される基板1022と、当該基板1022上に設けられる検出体1023とを有する。
追従部1021は、コイルばねを備えて構成され、作用部1014の変位に追従する。なお、追従部1021は、コイルばねに限らず、リンクやゴム等の弾性部材を有する構成としてもよい。
基板1022は、追従部1021及び検出体1023を作用部1014とは別に支持する他、当該検出体1023による検出結果を、前述の制御装置に出力する。
検出体1023は、磁界を検出するホール素子を備えて構成され、磁界発生部位を有する作用部1014の変位により生じる磁界の変化を検出する。
そして、各検出体1023が磁界の変化を検出することで、全体として操作体101の変位方向が検出される。
以上説明した本実施形態に係る操作装置によれば、前述の操作装置と同様の効果を奏することができる。なお、本実施形態では、検出装置102は、作用部1014の周方向に沿って等間隔に4つの設ける構成を想定しているが、これに限らず、検出装置102は1つでもよく、2以上の場合には、作用部1014の周囲に、当該作用部1014の周方向に沿って等間隔に配置されることが好ましい。
〔第9実施形態〕
次に、本発明の第9実施形態について説明する。
本実施形態に係る操作装置は、前述の操作装置1と同様の構成を備えるが、採用される操作子の構成が操作子3とは異なる点で、当該操作装置1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図21は、本実施形態に係る操作装置が有する操作子11を示す部分断面図(XZ平面での断面図)である。
本実施形態に係る操作装置は、操作子3に代えて操作子11を有する他は、操作装置1と同様の構成及び機能を有する。
操作子11は、図21に示すように、使用者による入力操作を受け付ける操作体111と、当該操作体111の変位に追従する追従部112と、当該追従部112を覆うケース113とを有する。
図22は、操作体111を示す斜視図である。
操作体111は、図22に示すように、ボールジョイントを備えて構成されている。具体的に、操作体111は、Z方向基端側及び先端側に位置する円筒部1111,1114と、これらから互いに近接する方向に延出する軸部1112,1115と、軸部1112の先端に設けられた球状の第1作用部1113と、軸部1115の先端に設けられた第2作用部1116とを有する。そして、円筒部1114、軸部1115及び第2作用部1116により第1操作部111Aが構成され、円筒部1111、軸部1112及び第1作用部1113により第2操作部111Bが構成されている。
これらのうち、第2作用部1116は、XY平面に沿う側壁PXYと、YZ平面に沿う側壁PYZと、XZ平面に沿う側壁PXZとを有する。そして、これらの側壁PXY,PYZ,PXZをXYZ座標系に置き換えた場合の原点側に、第1作用部1113の球形状に応じた切欠1117が、第2作用部1116には形成されている。このため、第2作用部1116は、第1作用部1113の表面に沿って摺動自在に設けられており、これにより、第1操作部111Aと第2操作部111Bとは互いに回動自在に接触している。
なお、側壁PXY,PYZのY方向の寸法は、側壁PXZのX方向の寸法より大きく形成されている。また、各側壁PXY,PYZにおける前述の原点から離れた位置には、後述する検出体S1XY,S2XY,S1YZ,S1YZを押圧する棒状の押圧部1119(図21参照)が挿通する孔部1118が形成されている。同様に、側壁PXZにも孔部1118が形成されているが、当該孔部1118には、押圧部1119は設けられていない。しかしながら、押圧部1119を設ける構成としてもよい。
図21に戻り、追従部112は、操作体111の変位に対して追従する。この追従部112は、全体四角柱状を有し、内部に第1作用部1113及び第2作用部1116を収納する空間Sが形成されている他、軸部1112,1115が挿通する孔部(図示省略)が、Z方向基端側及び先端側の端面に形成されている。
このような追従部112には、側壁PXY,PYZの端部が露出する略L字状の開口部1121が形成されている。この開口部1121の端縁には、側壁PXYの押圧部1119を挟むように、感圧シートを備えて構成された検出体S1XY,S2XYが配置され、側壁PYZの押圧部1119を挟むように、同様の検出体S1YZ,S1YZが配置されている。
このため、第1操作部111AがX方向を回動軸として一方に回動した場合には、押圧部1119により、検出体S1XY及び検出体S2XYのいずれかが押圧され、これにより、当該第1操作部111Aの変位方向が検出される。
また、第1操作部111AがY方向を回動軸として一方に回動した場合には、押圧部1119により、検出体S1XY,S1YZ及び検出体S2XY,S2YZのいずれかが押圧され、これにより当該第1操作部111Aの変位方向が検出される。
更に、第1操作部111AがZ方向を回動軸として一方に回動した場合には、検出体S1YZ及び検出体S2YZのいずれかが押圧され、これにより、当該第1操作部111Aの変位方向が検出される。
なお、側壁PXZの押圧部1119を挟むように、同様の検出体を配置してもよい。
ケース113は、追従部112を内部に収納する四角柱状に形成され、当該ケース113のZ方向基端側及び先端側の端面には、軸部1112,1115が挿通する孔部1131が形成されている。このため、第1操作部111Aにおける円筒部1114及び軸部1115の一部と、第2操作部111Bにおける円筒部1111及び軸部1112の一部とは、ケース113から露出する。なお、当該孔部1131の内面と、軸部1112,1115の外表面とは、所定のクリアランスが形成されている。
このようなケース113の内面におけるZ方向先端側及び基端側の位置には、追従部112の外面により押圧される感圧シートを備える検出体S1Z,S2Zが配置され、また、当該内面におけるX方向先端側及び基端側の位置には、同様の検出体S1X,S2Xが配置されている。更に、図示を省略するが、当該内面におけるY方向先端側及び基端側の位置にも、同様の検出体が設けられている。
そして、例えば、操作体111がX方向に沿って変位する場合、当該操作体111とともに追従部112も同方向に変位する。このため、X方向先端側及び基端側の検出体S1X,S2Xのいずれかが追従部112により押圧される。これにより、操作体111の変位方向が検出される。
また、操作体111がZ方向に沿って変位する場合も同様に、Z方向先端側及び基端側の検出体S1Z,S2Zのいずれかが追従部112により押圧され、これにより、操作体111の変位方向が検出される。
なお、操作体111がY方向に沿って変位する場合も同様である。
従って、操作子11は、操作体111の変位方向(6軸方向の変位)を検出できる。
以上説明した本実施形態に係る操作装置によれば、前述の操作装置と同様の効果を奏することができる。
〔実施形態の変形〕
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
前記第1実施形態では、操作子3は、操作体31の変位を検出する4つの検出体32を有し、前記第2及び第3実施形態では、操作子4〜6は、操作体31,41,51の変位を検出する3つの検出体32を有するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、操作子に設けられる検出体の数は、1又は2でも、5以上でもよい。このうち、操作子が2つの検出体を備える場合には、前述の検出体32X1,32X2と、検出体32Y1,32Y2とのうち、いずれかに応じた位置に配置すればよい。他の操作子においても同様である。更に、上記した検出体又は検出装置を組み合わせて操作子を構成してもよい。
また、検出体は、歪みゲージ、感圧シート、角度センサー、ホール素子を有する構成としたが、本発明はこれに限らず、他の力学センサー、変位センサー、及び、光学センサーを採用することも可能である。例えば、操作子3において、歪みゲージを有する検出体32に変えて、当該検出体32と同様の追従部と、ホール素子を有する検出部とを備えた検出体を採用してもよい。この場合、先端に挿入部が形成された追従部を作用部側に設け、当該挿入部が挿入される穴部を検出部に形成する構成としてもよい。更に、当該検出体32に変えて、作用部314と接続される追従部723と、当該追従部723の変位方向を検出する感圧シートを有する検出部とを備えた検出体を採用することも可能である。
更に、前記各実施形態では、操作子自体にセンサー構成は含まれていなかったが、本発明はこれに限らない。例えば、操作子が2軸センサー等の多軸センサーを備える構成としてもよい。
前記第1〜第4実施形態では、操作体に、挿入部が挿入されて、検出体32による変位検出における検出部位となる孔部を形成したが、本発明はこれに限らない。すなわち、操作体に挿入部を形成し、検出体に操作体の変位を伝達する追従部に孔部を形成してもよい。この場合には、挿入部が形成された位置が検出部位となる。なお、当該孔部と挿入部との間に、前述のクリアランスC1,C2が形成されていれば、操作体と検出体との間の内的干渉を防止できる。
前記第1、第2及び第4〜第8実施形態では、一対の弾性部313は、それぞれ円筒状に形成されているとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、弾性部を設けずに、操作体全体を合成樹脂等の剛性を有する部材により形成してもよい。また、弾性部を設ける場合であっても、形状や材質等を変化させて、所定方向への操作体の変位に抵抗が生じるように構成するなどして、所定方向への操作体の操作感を変更させてもよい。
前記各実施形態では、操作体の両端は、筐体2,2Aにおける正面2F側及び背面2R側に露出するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、操作体の一部が筐体から露出していればよい。
前記各実施形態では、操作子は、操作装置にそれぞれ2つずつ設けられているとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、操作装置に設けられる操作子の数は、適宜変更できる。また、操作子配設部の位置も適宜設定可能である。
前記各実施形態では、操作体が支持体から突出し、更に、筐体2,2Aから露出する構成としたが、本発明はこれに限らない。例えば、操作体を環状に形成して支持体内に配置し、当該支持体の開口を介して操作体の開口内に使用者が指を挿入することで、当該操作体を操作する構成としてもよい。また、操作体の一方の端部のみが筐体から露出するように、操作子を配置してもよい。
前記第1、第2及び第4〜8実施形態では、操作体は、円筒状に形成されていたが、本発明はこれに限らない。すなわち、操作体は、角柱状に形成されていてもよい。
前記各実施形態では、操作子は、操作体の変位方向を検出するものとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、操作体の端部に突没するボタンを設け、当該ボタンの入力状態も合わせて検出する操作子として構成してもよい。この場合、当該ボタンは、操作体の両端に設けられてもよく、また、一方の端部にのみ設けられる構成としてもよい。
前記第1実施形態では、操作子3は、XY平面においてX方向及びY方向に対して45°傾けたX1方向及びY1方向に、それぞれ2つの検出体32が位置するように筐体2に配置したが、本発明はこれに限らない。すなわち、操作子の配置は、検出体の検出感度や、使用者の使い勝手等を考慮して適宜設定可能である。他の実施形態で示した操作子も同様である。
前記各実施形態では、本発明の操作装置を情報処理装置に接続される操作装置として挙げたが、本発明はこれに限らない。例えば、操作装置を携帯可能な情報端末(携帯端末)に設ける構成としてもよい。
本発明は、PCやゲーム装置等の情報処理装置に接続される操作装置(コントローラー)に適用できる。
1,1A…操作装置、2,2A…筐体、3〜11…操作子、22…第1配設部、23…第2配設部、24(24L,24R),25(25L,25R)…操作子配設部、31,41,51,71,81,101,111…操作体、32(32X1,32X2,32Y1,32Y2,32A,32B,32C),62,722,824,825,922,1023…検出体、33,43,64,83…支持体、313,713…弾性部、321,63,112,723,821〜823,921,1021…追従部、3141,4141…孔部(検出部位)、3211,631…挿入部、C1,C2…クリアランス、K1…十字キー(第1のボタン)、K2…操作キー(第2のボタン)、S1X,S1Z,S1XY,S2XY,S1YZ,S1YZ…検出体。

Claims (9)

  1. 操作装置に用いられる操作子であって、
    入力操作を受け付ける操作体と、
    前記操作体の周方向において等間隔に設定された少なくとも2点を検出部位として、当該操作体の変位方向を検出する複数の検出体と、
    前記操作体を囲み、当該操作体を変位自在に支持する支持体と、を備える
    ことを特徴とする操作子。
  2. 請求項1に記載の操作子において、
    前記検出体は、前記検出部位に応じて前記操作体を囲んで当該操作体の周方向に沿って等間隔に配置され、当該操作体と係合して当該操作体の動きに追従する追従部を有する
    ことを特徴とする操作子。
  3. 請求項2に記載の操作子において、
    前記追従部及び前記操作体のうちの一方は、穴部を有し、他方は、当該穴部に挿入されて、前記操作体の動きを前記追従部に伝達する挿入部を有する
    ことを特徴とする操作子。
  4. 請求項3に記載の操作子において、
    前記穴部の内面と、前記挿入部の外面との間には所定のクリアランスが形成されている
    ことを特徴とする操作子。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の操作子において、
    それぞれの前記検出体は、前記支持体に取り付けられ、
    前記操作体は、前記穴部に前記挿入部が挿入されることでそれぞれの前記検出体に支持されている
    ことを特徴とする操作子。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の操作子において、
    前記操作体は、当該操作体の変位に応じて弾性変形する弾性部を有する
    ことを特徴とする操作子。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の操作子を備えることを特徴とする操作装置。
  8. 請求項7に記載の操作装置において、
    前記操作子が設けられる筐体を備え、
    前記操作体の両端は、前記筐体からそれぞれ露出している
    ことを特徴とする操作装置。
  9. 請求項8に記載の操作装置において、
    前記筐体は、
    使用者の左手及び右手によりそれぞれ把持される左側把持部及び右側把持部と、
    前記左側把持部が前記左手で把持された際の親指の位置に応じて設けられ、第1のボタンが配設される第1配設部と、
    前記右側把持部が前記右手で把持された際の親指の位置に応じて設けられ、第2のボタンが配設される第2配設部と、
    前記第1配設部及び前記第2配設部の間に設けられ、前記操作子が配設される操作子配設部と、を有する
    ことを特徴とする操作装置。
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